肌がザラザラする原因と対策│なめらか肌づくりの方法も紹介

ふと自分の肌を触ってみると、ザラザラとしていることに気付く人も多いことでしょう。

この記事では、肌の基礎知識やザラザラの原因、対策法について、部位別に紹介します。
つるすべ肌を手に入れたい方はぜひ参考にしてくださいね。


1.肌がザラザラする原因と対策

顔だけでなく首や腕、お尻など全身に現れる肌のザラザラ。
その大きな原因は「角質層の乱れ」と「バリア機能の低下」です

そして、角質層の乱れとバリア機能の低下は、紫外線や肌質、乾燥、ストレス、年齢などがきっかけで起こります

この章では、肌がザラザラする原因と対策について詳しく解説します。

1-1.紫外線によるザラザラ

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至るところにできる「肌のザラザラ」は、多くの人は二の腕の内側や内ももにはあまり発生しません。
なぜならこれらの部位は、「紫外線によるダメージを受けにくい」からです。

紫外線には、ビタミンDの生成や体内時計の調整といった、体にとって大切な役割があります。
しかしその一方で、DNAを破損させ炎症反応やメラニン色素の過剰生成を引き起こすことが広く知られています。
※参考:環境省「紫外線環境保健マニュアル2020

DNAには修復機能があるため、一過性であればそれほど問題になりません。
しかし、継続的に大量の紫外線を浴びると修復が追いつかなくなり、角層の乱れやバリア機能の低下につながってしまいます

紫外線によるダメージを防ぐには、日傘や帽子、サングラスなどを使って物理的に紫外線を避けましょう。
また、顔をはじめ、肌が出ているところはこまめに日焼け止めを塗り、日焼け後は化粧水や乳液で保湿することをおすすめします。

1-2.肌状態によるザラザラ

肌がザラザラするのは、外的な要因だけではなく、そのときの肌状態によるところもあります。

肌状態によってザラザラの傾向も異なるため、それぞれに合った対処法を実践しましょう。

乾燥肌・インナードライの状態

「乾燥肌」は、肌の水分も皮脂も不足してうるおいがなくなった状態です。
入浴後に洗顔後に肌がつっぱる、カサカサして粉っぽくなるといった特徴があります。

一方で、肌表面はべたつきがあるにもかかわらず、角質内部は水分が不足している状態を「インナードライ」と呼びます。
一見うるおっているように見えて、すぐにかさついたりメイクが崩れたりする場合はこのタイプと言えます。

肌表面や内部が乾燥状態になると、バリア機能が低下しあらゆる刺激を受けやすくなるため、肌のざらつきにつながります。

原因は季節や刺激などまざまなですが、いずれの場合もまずはしっかりと「保湿」をすることが大切です

クレンジングや洗顔をするときは、洗いすぎや力の入れすぎに注意し、化粧水や乳液、クリームをやさしく塗るようにしましょう。
「ゴシゴシこする」ことや、「しっかり塗りこむ」ことは避けましょう

脂性肌・オイリー肌の状態

水分量と皮脂量が多い「脂性肌」が、さらに皮脂量が過剰に分泌されている状態を「オイリー肌」と言います。
皮脂量が多いため、毛穴に角栓が詰まりやすいという傾向があります。

Tゾーンや頬の毛穴の開き、黒ずみ、ニキビなどが目立ちやすく、脂っぽくべたついている場合はこのタイプかと思います。

毛穴の詰まりやニキビなどは肌の凹凸となるため、触ったときにざらつきとして現れます。

脂性肌は、適切な頻度で肌を洗い清潔に保つこと、毛穴や角栓が気になっても無理に取りすぎないことが大切です
その上で、食事や睡眠などの生活習慣も見直しましょう。

脂性肌はとくに洗顔をしすぎる傾向にありますので、こちらの記事「オイリー肌は改善できる!4つの対策でサラサラ肌を取り戻す」で、スキンケアで気を付けておきたいポイントなどをご紹介しています。
脂性肌・オイリー肌はぜひチェックしておいてください。

1-3.ターンオーバーの乱れによるザラザラ

ターンオーバーとは肌細胞の生まれ変わりのこと。
通常、表皮の基底層で生まれた細胞は、約4週間かけて成長し、役目を終えると垢や古い角質として剥がれ落ちます。

このターンオーバーは、健やかな肌をキープするために欠かせない仕組みであり、早すぎても遅すぎてもいけません。

しかし、ターンオーバーは乾燥やストレス、年齢などの原因で乱れやすく、ざらつきをはじめとするさまざまな肌トラブルを招きます

乾燥による影響

ターンオーバーの乱れを引き起こす大きな原因は、「乾燥」です。

肌が乾燥状態になると、肌内部を守ろうとターンオーバーのスピードが速くなることがあります。
生まれ変わりのサイクルが速まるため、細胞は十分に成長できず未熟なまま肌表面に並ぶことになるのです。

機能が不十分で大きさも不揃いな細胞が並ぶため、バリア機能が低下しさらに乾燥が進んだり毛穴が目立ったりとさまざまなトラブルが起きやすくなります

前述した通り、肌質も関係していますが、季節やエアコン、お風呂あがりなど環境やスキンケアも大いに影響を与えます。
特に季節の変わり目は乾燥しやすいため、スキンケアや生活習慣には十分注意しましょう。

ストレスによる影響

人は肉体的・精神的にストレスを受けると、自律神経のバランスが乱れ血行が悪くなる傾向があります。
これはどなたも体感されていらっしゃるのではないでしょうか。
つまり、ストレスによって体が生命の危機を感じると、脳に血流が集中し、肌づくりは後回しにされるということ

すると、肌細胞は十分な栄養補給や老廃物の排出ができなくなるため、ターンオーバーの乱れにつながります。
一度肌が荒れてしまうと、その様子を見てさらにストレスを感じる・・・という悪循環にもなりかねません

そのため、健やかな肌をキープするためにはストレスを溜めないことも大切です。
簡単なことではありませんが、自分なりにストレスを発散する方法を見つけたいです。

年齢による影響

ターンオーバーの乱れは、外的な要因だけでなく年齢も関係しています。
一般的には、年齢を重ねるごとにターンオーバーのサイクルは長くなる傾向があります。

サイクルが長くなるということは、余分な角質がたまってしまうことを意味するため、

  • メラニン排出の遅れ→シミ・くすみ
  • キメの乱れ→小ジワ
  • 汚れや角栓の詰まり→毛穴の目立ち

などのトラブルを招きます。

年齢とともに肌のザラザラが気になってきた場合は、今の肌状態と化粧品の保湿力のバランスが崩れているかもしれません。

化粧品ジプシーになる前に

肌状態が良くないと「化粧品を変える」という人が多くおられますが、それよりも大切なことがあります

それは、使っている化粧品の使い方が正しいか、肌状態にあった保湿方法を取り入れているか、という視点。

肌状態がいいときの使い方は、悪い意味で自己流になったり、使用量が少なくなりがりがちです。
それをそのままスキンケア方法として定着させてしまうと、せっかくの化粧品の効果が発揮されずに終わることがあります。

使っている化粧品メーカーが信頼できるようであれば、ぜひアドバイザーにご自身の使い方や使っているアイテムを相談してみてください
そうして、今ご自身に合う使い方をしているかチェックしてみてくださいね。

1-4.マスクによるザラザラ

2020年以降マスクをする機会が増え、マスクによる肌荒れに悩む人も増えてきました。
マスクで肌荒れやニキビができる原因には次のようなものがあります。

  • マスクの繊維と肌がこすれ合うことによる摩擦
  • 温度変化
  • 汗や呼気によるムレ
  • 皮脂の分泌

マスクを付けていると、多かれ少なかれ肌とこすれ合うもの。
そのちょっとした摩擦による悪影響が刺激となってしまうため、肌荒れの原因となります

また、マスク内は高温・高湿と雑菌が繁殖しやすい状態。
汗や皮脂量の増加も合わさって、ニキビもできやすくなります。

さらに、マスクを外すと湿度が急激に低下するため、この瞬間に肌の水分も奪われてしまいます

マスクによる肌荒れを防ぐには、以下の工夫をしておきましょうね。

  • こまめに汗を拭く
  • 摩擦が気になる部分にクリームを塗る
  • 刺激の少ない化粧品を使う

1-5.皮膚の疾患によるザラザラ

肌のザラザラは、上記以外に、次のような皮膚の病気が原因になっている場合もあります。
たとえば以下の病状が考えられます。

  • 皮脂欠乏性湿疹・乾皮症:かさつき、かゆみ
  • 先天性魚鱗癬様紅皮症:全身の皮膚が赤くなる、魚のうろこ状やさめ肌状になる
  • 毛孔性苔癬:腕の毛穴が詰まって盛り上がる、ブツブツができる

疾患がある場合、スキンケアや生活習慣の見直しによる改善が難しいだけでなく、悪化する可能性もあるため、早めに皮膚科を受診しましょう


2.肌がザラザラする部位別の原因

ここまで、肌のザラザラの原因を紹介しましたが、部位によっても原因が異なる傾向があります。
肌のざらつきを改善するためには、それぞれの部位に合った方法を実践しましょう。

2-1.顔のザラザラ

顔は年中肌を露出しているため、紫外線や温度変化などの影響を受けやすい部位です。
また、メイクやクレンジング、洗顔など誤った方法でのケアもザラザラの原因になる可能性があります。

顔の中でも特にザラザラが気になりやすい、顎やフェイスライン、額の原因は次の通りです。

顎のザラザラ

顎にできるザラザラは、多くの場合は「毛穴の皮脂詰まり」と「角栓」が原因です。

顎は顔の中でも皮脂量が少ない部位ですが、くぼみになっているため洗顔時に見落としがち。
角栓が詰まった部分が突起状になるため、それがたくさんできるとザラザラとした感触になるのです。

角栓が詰まる原因には以下があげられます。

  • ターンオーバーの乱れ
  • 皮脂の過剰分泌
  • メイクの洗い残し・洗いすぎ

顎のザラザラは、放っておくとニキビやくすみ、メイクのりの悪化などにつながるため、早めに対処をしましょう。

フェイスラインのザラザラ

もみあげから顎にかけてのフェイスラインにできるザラザラは、洗顔のすすぎ残しや頬杖、頭髪などによるニキビが原因だと考えらえます。

フェイスラインは、頬杖をついたり電話するときにスマホに触れたりと、雑菌が付きやすい部位です。
また、クレンジングや洗顔の洗い残しがニキビにつながることもあります。

本来皮脂量が多い部位ではありませんが、汚れや雑菌が原因でニキビができやすい傾向があるのです。

また、マスクの淵や紐が直接当たる部分でもあるため、それが刺激になって肌荒れになるケースもあります。

額のザラザラ

額のザラザラは、多くの場合は「毛穴の皮脂詰まり」と「角栓」、ニキビやニキビ前の「コメド」が原因になっていることが多いです。
というのも、額は皮脂量が多く前髪が触れる部位であるため、ニキビができやすいからです。

また、髪の生え際はシャンプーやリンス、洗顔などを洗い残してしまうことが多いため、それがニキビの原因になることもあります。

混合肌とは

額のザラザラが気になる人は、洗顔やクレンジングのやり方を見直すとともに、シャンプーやリンスをしっかりと洗い流すように心がけましょう。
また、前髪を長くしすぎないことも大切です。

2-2.首〜デコルテのザラザラ

首~デコルテは、女性らしさを表すとともに、年齢が出やすい部位。
顔と同様に紫外線の影響を受けやすいため、加齢とともにザラザラやブツブツができることも少なくありません。

首~デコルテにできるザラザラの正体は、ニキビやイボが多いです。
髪の毛や服による摩擦、紫外線ダメージ、汗やムレなどが原因で、雑菌が繁殖したり炎症が進んだりすることがあるのです。

また、生活習慣の乱れや外レス、血行不良などにより肌トラブルに発展することもあります。

2-3.胸のザラザラ

胸にできるザラザラは、ニキビや湿疹、角栓の詰まり、あせもなどが原因です。
顔やデコルテのように日常的に紫外線にさらされることはありませんが、胸だからこそ起きるトラブルもあるのです。

まず、胸の谷間は皮脂腺が多いため、汗がこもって蒸れやすい部位です。
そのため、ニキビや湿疹、マラセチア毛包炎といったトラブルに発展することがあります。

また、胸が大きい人は谷間の汗が蒸発せずに残ってしまうため、かゆくなったりあせもになったりすることがあります。
ザラザラやかゆみが気になって掻きむしってしまうと、さらに肌荒れして悪循環となるでしょう。

2-4.腕〜足(ひじ・ひざ)のザラザラ

二の腕にできるザラザラは、一般的には「さめ肌」と呼ばれますが、医学的には「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」「毛孔性角化症」とされています。

これは、ターンオーバーが乱れることにより角質が毛穴に詰まることで生じるもの。

毛穴の周りが炎症を起こすため、赤みを伴うこともあります。
肌の乾燥により悪化するため、しっかりと保湿をすることが大切です。

一方で、ひじやひざのザラザラは、摩擦や圧迫などの物理的刺激により肌内部で炎症が起き、角質層が厚くなることが原因です。
ひじやひざは、机や床、地面に当たることが多いため、特に角質がたまりやすいのです。

また、ザラザラとした感触になるだけでなく、メラニン色素が黒ずみになることも少なくありません。

2-5.お尻(ヒップ〜太もも)のザラザラ

お尻や太もものザラザラは、下着の擦れや座ったときの圧力、汗の蒸れなどが原因です。
このようなお尻周り特有の原因によって、ニキビや湿疹など炎症を起こしてしまい、ザラザラとして現れるのです。

また、不規則な生活やストレスなどによってターンオーバーが乱れることもニキビや肌荒れにつながります。

2-6.足裏・かかとのザラザラ

足は体の全体重を支える場所なので、継続的に強い圧力や衝撃が加わります。
そのため、外部刺激から体を守るために角質層が厚くなっていき、硬い感触になります。

また、白癬菌をはじめとする雑菌の繁殖が原因で、足裏がザラザラして硬くなることもあります。

さらに、足の裏は汗腺はあるものの皮脂腺はないため、他の部位と比べて乾燥しやすい傾向があります。
角質の硬化に乾燥が加わるため、放っておくとどんどんザラザラになっていくのです。


3.肌のザラザラを解消するポイント

肌のザラザラを何とかしたいと思っても、具体的に何をすればいいのか分からないという人も多いでしょう。
部位にかかわらず共通して大切なのは、水分と油分、保湿成分を与えること。

ここではさらに、顔、体、足の裏のザラザラを解消するためのポイントをそれぞれ紹介します。

3-1.顔のザラザラを解消

顔のザラザラを解消するためには、クレンジングや洗顔、化粧水などの基本的なスキンケアをしっかりと行い、「保湿効果」を肌に与えましょう。
「乾燥」や「皮脂詰まり」「角栓」なども、保湿ケアが大切です。

拭き取り洗顔や酵素洗顔は、通常のクレンジングや洗顔では落としきれない古い角質や汚れを落とすためのアイテムです。
これらを使用することで、ザラつきに効果があるとされています。
しかし、「乾燥」を促進させることがあるため、必ずしも肌のザラザラに効果があるわけではありません

まずは、「保湿」を重視したケアを行うことをおすすめします。

3-2.体のザラザラを解消

体のザラザラを解消するためには、規則正しい生活やバランスの良い食事をとり、体を清潔に保つことが大切です。
そして、保湿をすることも大切です。

顔はしっかり保湿をしていても、ボディはおろそかになっていませんか。

繰り返しますが、保湿とはクリームを塗ることではありません
保湿とは、水分と油分、保湿成分を肌に与えること。

ボディークリームだけでは不十分です。
顔用の化粧水などをたっぷりと塗って、乾燥しないように注意しましょう

3-3.足の裏のザラザラを解消

足の裏やかかとは、体の中でも特に肌が硬いため、通常のスキンケアだけではなかなか改善できません。

まずは、ザラザラを悪化させないために、以下のことも心がけましょう。

  • 素足で革靴を履かない
  • サンダルやミュールを長時間履かない
  • 健康サンダルを長時間履かない
  • なるべく靴下を履いて過ごす

また、余分な角質を取り除きたい場合は、スクラブややすり、軽石などの足裏グッズを活用しましょう。
ただし、角質が厚いとはいえやりすぎると肌を傷つけてしまうため、使用頻度や力加減には十分注意してください

そして、ケアした後は保湿も忘れずにしましょう。


まとめ

肌のザラザラは、紫外線や乾燥、ストレス、年齢、肌質などによって引き起こされます。
また、マスクの着用や疾患が原因となるケースもあります。

体の部位によっても原因は異なりますが、部位にかかわらず共通して大切なのは、水分と油分、保湿成分を与えること。

また繰り返しになりますが、肌のザラザラが改善しないからと言って、「化粧品を変えよう」とする前に、ぜひ今の使い方を見直してください。

  • 今使っている化粧品が正しく使えているか?
  • 使うタイミングや使用量は正しいか?
  • メーカーが推奨する使用方法と自分の方法に違いはないか?

まずはこの3つをチェックしてください。

つい自己流の使い方をしてしまい、「化粧品の効果が十分に発揮されていない」ことが本当によくあります。
すると、「化粧品を変えよう」となり、いつまでも効果を得られずに化粧品ジプシーになってしまう…これは避けたいことです。

きちんと保湿効果が得られる化粧品を正しく使い、肌のザラつきを解消してくださいね。