オイリー肌は改善できる!4つの対策でサラサラ肌を取り戻す

オイリー肌を改善する4つの対策

オイリー肌は改善できます。
多くの場合、後天的な理由や一時的な理由によりオイリー肌になってしまったからです。

オイリー肌とは、異常に肌がテカったり、常時べたつく肌状態のことです。
異常にテカるオイリー肌になってしまうのは、『肌のバリア機能が低下』していることが大半の要因になっています。

テカったり、ベタつきの元となる『皮脂』は、私たちの肌を守るために存在し、たくさん分泌することで活躍してくれています。
守る必要がない肌であれば、こんなに皮脂は活躍しません。

守る必要のある肌になってしまったこと
これが、オイリー肌の原因です。

ですから、皮脂が活躍しなくても済むように、肌のバリア機能を高めるケアを行えば、オイリー肌改善のゴールにたどり着けます

このイメージを持って、オイリー肌の改善に取り組んでみてください。
そうやって私は、思春期から悩んでいたオイリー肌やニキビ、18歳から気になりだした化粧崩れや毛穴などの肌悩みを、23歳の時に解消しました。

この記事では私自身が悩んだ経験を元に、オイリー肌を改善する方法をレクチャーします。

「私のオイリー肌は何が原因?」
「オイリー肌を改善するのはどんな方法?」
「オイリー肌って改善できるの?」

などの疑問を持つ方への答えが、この記事にあります。

オイリー肌の悩みから抜け出すために、ぜひあなたの毎日のケアに役立てくださいね。


1.オイリー肌になる6つの原因

オイリー肌は、もともと皮脂の分泌が多い『脂性肌』が悪化し、さらに皮脂分泌が過剰になってしまった肌状態のことです。
「異常にオイリー」であること以外にも、ニキビや毛穴の目立ち、角栓などの肌悩みも関係してきます。

皮脂は、毛穴の中にある『皮脂線』から分泌されます。
オイリー肌にとっては天敵のように思えますが、皮脂は肌表面に薄い膜をつくり、「バリア機能」として肌を守っています。

オイリー肌に関わる情報「皮脂膜は、肌のバリア機能として肌を守っている」

<バリア機能としての、皮脂の働き>

  • 皮膚や毛髪をなめらかにし、光沢を与える
  • 角質層や毛髪中に含まれている水分の蒸発を防ぐ
  • 肌を弱酸性に保ち、酸に弱い細菌やカビが肌に侵入するのを防ぐ
  • 外力による摩擦を軽減し、外傷を防ぐ
  • 水や毒性物質の体内への侵入を防ぐ

参照:美容皮膚科学事典より

潤いがあって刺激に強い「健康的な肌」にとって、皮脂は欠かせないものです。

そればかりか体にとっても大切な機能であって、私たちの意思で止めたり、戻したりできないレベルの働きをしていることがわかります。

ですから、「皮脂が過剰に分泌されている」ということは、あなたの肌は、「肌を守る必要がある状態」であるわけです。
「皮脂を取ることが、オイリー肌対策だ」と言われがちですが、実はそんな単純なことではありません

皮脂を取るケアを選択してしまうと、オイリー肌の悪循環に陥ってしまい、改善へのゴールが遠ざかってしまいます。

そこで、オイリー肌を解消してもらうために、正しい理解と原因について解説します。
オイリー肌には6つの種類があります。

  1. 皮脂を取りすぎてしまった「悪循環オイリー肌」
  2. ホルモンバランスによる「一時的なオイリー肌」
  3. 季節の影響による「季節性のオイリー肌」
  4. 間違ったスキンケアによる「作られたオイリー肌」
  5. 乾燥肌が原因のインナードライ「乾燥性のオイリー肌」
  6. オイリー肌だと思い込んだ「思い込みオイリー肌」

あなたはどのオイリー肌なのかチェックをし、改善のヒントを探しましょう

1-1.皮脂を取りすぎてしまった「悪循環オイリー肌」

オイリー肌対策として知られるケアは、「皮脂を取る」方法です。
油とり紙で吸ったり、顔を何度も洗ったり、ふき取り化粧水でふき取ったり。

こうした皮脂を取るケアは、肌の防御反応を働かせ、さらに皮脂分泌を活発化させる悪循環を招くことがあります
だから、皮脂を取るケアをすると、オイリー肌を悪化させてしまう方が多いのです。

私たちの体は、肌表面の皮脂が薄まると、皮脂分泌を活発化させる働きを持っています。
取れば取るほど、分泌されます
だから、「皮脂を取るケア」は、皮脂を止めることにはつながりません。

皮脂の分泌は絶え間なく一定に行われているわけではない。
皮脂の分泌がある一定量まで達すると、皮脂腺に圧力を加えて、排泄を抑制するようになる。これを飽和皮脂量という
実験的に皮膚表面の皮脂をアルコールでぬぐいさると、皮脂は2~3時間以内に急速に分泌される。しかし、皮脂量がもとに回復すると、それ以降の分泌は緩慢になる。

引用元:美容皮膚化学事典 第7版 (中央書院発行)

洗顔をしたり、皮脂を取ったりしても、2時間程度で肌表面の皮脂量は元に戻ります
そしてこの行為を頻繁に行うことで、皮脂分泌を活発化させ、分泌量を増やしてしまうというわけです。

ですから、皮脂を取るケアは、オイリーをさらに加速させる「悪循環オイリー肌」になってしまいます

オイリー肌の悪循環を止めるためには、まず、洗顔料の見直しから行いましょう。
無料のeBook【皮脂を取りすぎない洗顔料の選び方】を参考にしてください

1-2.ホルモンバランスによる「一時的なオイリー肌」

オイリー肌に関わる情報「月経と肌」の因果関係

女性の場合は、月経周期に併せて、皮脂分泌量が変化します。
黄体ホルモンの増える時期である「月経前2週間~月経まで」は、皮脂分泌量が増え、肌はオイリーに傾きます

こんな一時的な原因により、多くの女性は約2週間、オイリーな肌状態になるのです。

これは「一時的なオイリー肌」です。
とくにケアを変える必要はありません。
いつも通りの化粧品で、いつも通りにケアを行い、肌状態を安定させておきましょう

このオイリーに傾いた時、「ちょっと脂っぽい」ぐらいの認識で、これまで通りのケアを続けていれば大きな問題にはなりません。
しかし、「自分はオイリー肌だ」と思い、オイリー肌ケアを始めてしまうケースがあります。

適切なオイリー肌ケアなら問題はないのですが、一時的なオイリーなのにずっと皮脂を取るケアをしてしまうことで、1-1でお話した「悪循環オイリー肌」にはまっていくケースが生まれます。

一時的なはずだったオイリー肌が、こうして、「ずっとオイリー肌」へと悪化させてしまうことがあるのです。

こうなる事態を避けるために、時期によっては「一時的なオイリー肌」になることを知っておきましょう。

例えば、卵胞期 では、エストロゲンは多く分泌され、皮膚角質層水 分量が保持され、皮膚の潤いが保たれる。しかし、 黄体期では、プロゲステロンが多く分泌されるため、 体温の上昇、皮脂分泌量の増加、不安・攻撃傾向等 の全身性変化がみられる(山本他、1998;茅島他、 1995)。

引用:アトピー性皮膚炎女性の月経周期におけるスキンケアとメイクアップの 現状とニーズ
大阪医科大学看護研究雑誌 第2巻(2012 年3月)より

この時期に新しい化粧品の使用は避けること
図を見てもわかるように生理前後は、肌状態は不安定です。
この時期に新しい化粧品を使い始めたり、パッチテスト(アレルギーテスト)を行うことは止めておきましょう。
新しい化粧品を試す場合には、生理後1週間以内がおすすめです。

1-3.季節の影響による「季節性のオイリー肌」

オイリー肌に関わる情報「月別の皮脂量の変化」

春から夏にかけて皮脂分泌量は増え、秋から冬にかけて減少します。
そして、体温調整にかく汗が、分泌量の増えた皮脂と混ざりあい、べたつきを生みます

多くの人は当たり前に「夏にオイリー肌」になるのです。

ですから、とくにケアを変える必要はありません。
こんな時季は、少しさっぱりする化粧品に変えるのも一つの手段ですが、いつも通りの化粧品で、いつも通りにケアを行い、肌状態を安定させておくほうがおすすめです。

なぜなら、気温も湿度も毎年違いますし、日焼けの度合いや生活環境などにより、肌状態もちょっとずつ違います。
ですから「夏が終わるから、ケアを戻しましょう」というタイミングもよくわかりませんよね。

それに、「乾燥してきたな」と思ったときには、もう時すでに遅しで、乾燥常態を改善するのには、肌が生まれ変わるだけの時間(おおよそ1か月)がかかります。

また、肌をさっぱりさせる仕上がりに慣れると、保湿のベタつきが気持ち悪く感じ、保湿不足になることがよくあります。
そうして皮膚の感覚を麻痺させてしまった結果、1-1でお話した「悪循環オイリー肌」になってしまうことに。

ですから、夏にオイリーだからと言って、基本のケアは変えずにいるほうがおすすめです。

われわれは皮脂の分泌量および組成と肌状態評価値について, 個人レベルでの季節的な変動幅 (冬, 春) について検討を実施したところ, 以下に示す興味深い結果が得られた。 (1) 総皮脂量と組成は冬, 春で大きく変動し, その傾向は個人により異なっていた。 (2) 肌状態評価値も季節変動があり, 傾向は個人により異なっていた。

引用:ポーラ化成工業株式会社安全性・分析センター 見城 勝氏ほか皮脂組成の季節変動と肌状態・肌質の関係

1-4.間違ったケアによる「作られたオイリー肌」

皮脂は取れば取るほど働きを活発化させ、分泌量を増やします。
また、刺激を受けることでも同様に、皮脂分泌を活発化させて、肌へのダメージを軽減しようとします。

たとえば、こんな行為で、肌をオイリーにさせてしまうことがあります。

いかがですか。
思い当たることはりますか?

思い当たることがあり、おさまらないオイリー肌にお悩みであれば、それはきっとあなた自身が作ってしまったオイリー肌です

作ってしまったオイリー肌ならば改善は可能です。
まずは、例にあげた間違ったケアは止めましょう。

1-5.乾燥肌が原因のインナードライ「乾燥性のオイリー肌」

「オイリー肌なのに、乾燥肌が関係しているの?」と驚かれるかもしれません。
実は、極度の乾燥肌は、皮脂分泌量を増やすことがあります

乾燥した肌は、水分量も皮脂量も少ない状態です。
そうすると肌は、肌内部の少ない水分を少しでも守ろうと、必死で皮脂分泌を活発化させます。
いわゆる、「インナードライ」です。

もともとの乾燥肌だと、皮脂分泌の機能が低いのでオイリー肌にはなるのは稀です。
でも普通肌や脂性肌だと、分泌機能はよく働きますので、皮脂分泌量は増えていきます。
常に皮脂分泌が過剰な状態になると、水分の量は増えないまま、皮脂の量だけが増えてしまうのです。

そうして肌表面の水分・油分バランスを崩してしまい、インナードライ肌に傾かせていきます。

ここで、よくある皮脂を取るケアを行ってしまうと、さらに肌内部の乾燥は増し、「悪循環オイリー肌」なり、オイリー肌がどんどんと悪化してしまう可能性があります。

見分ける目安は、

  • 目元や口元など、部分的に乾燥する
  • ベタついているのに、肌はゴワゴワする
  • 肌全体のキメが粗い

などです。

思い当たる肌状態であれば、見た目と違い実はうるおいが不足している「乾燥性のオイリー肌」かもしれません

1-6.オイリー肌だと思い込んだ「思い込みオイリー肌」

「皮脂がテカテカしているから、私はオイリー肌だ」という方がおられます。
実は「オイリー肌」だとは限りません。

オイリー肌とは、もともと皮脂の分泌が多い『脂性肌』が悪化し、さらに皮脂分泌が過剰な肌状態のことです。

  • 異常にテカり、人からもオイリー肌を指摘される
  • 洗顔後、5分もすれば皮脂が浮いてくる
  • サラサラした状態にはならない

このような状態は、オイリー肌です。
皮脂の分泌が、異常に活発化してしまった状態です。

でも、

  • 洗顔後、2~3時間で皮脂が浮いてくる
  • 洗顔後はさらさらしている
  • 朝のメイクが、昼には崩れてくる
  • 夕方に、鼻の頭に皮脂が浮いている
  • 顔を触ると、べたつきがある

これは、「ただの脂性肌」もしくは、「ちょっと皮脂が多くなっている状態」という程度です。
その原因は、上述したホルモンバランスや季節、ケアの方法などが関わっている可能性があります。

けして異常な皮脂分泌しているオイリー肌ではありません

それなのに、オイリー肌用化粧品を使い始めたり、皮脂を取るケアばかりに目を向けてしまうと、「悪循環オイリー肌」という皮脂分泌の悪循環にはまってしまいます。

「自分はオイリー肌だ」という思いはいったんリセットし、今の肌状態に適したスキンケアに取り組んでいきましょう。


2.オイリー肌を改善するために、バリア機能を高める4つの対策

オイリー肌を改善するために、バリア機能を高める4つの対策

オイリー肌を改善するためには、過剰になってしまった皮脂分泌を止める必要があります。
活発化した皮脂分泌を止める方法は、以下の4つです。

活発化した皮脂分泌を止める4つの方法

  • 皮脂を取るケアから、取らないケアへ変える
  • 肌の内部の水分を保持する「正しい保湿」で乾燥を改善する
  • 万全の紫外線対策で、皮脂の過剰分泌を抑える
  • 肌への刺激・摩擦を避けて、バリア機能を保持する

「どんなケアをしたらいいのかわからない」「いつも通りのケアが、もうわからなくなってきた」という方は、ぜひ参考にしてください。

では、具体的なケア方法をご紹介します。
毎日やっているケアをちょっと変えるだけなので、カンタンです。
ただし、続けること

バリア機能を高め、オイリー肌そのものを変えていく根本的な方法なので、続ける必要があります。
続ける目安は、1年

「1年なんて長い!」「今すぐ皮脂を止めたいのに~」と思いますよね。
私も鏡を見るたびにそう思っていました。
でも、即効性のある対策では、残念ながら皮脂分泌を止めるられません

皮脂分泌は1か月の間でも、季節によっても変わるので、1年を通じてケアが必要です。
時間はかかりますが、肌の水分と油分バランスを整えて、根本的にオイリー肌を改善していきましょう

2-1.皮脂を取るケアから、取らないケアへ変える

「皮脂を取りすぎない洗顔料」を使えば、過剰になっている皮脂分泌がおさまる可能性があります

オイリー肌にとっては天敵のように思えますが、皮脂は私たちが生きて活動する上で欠かせない、『バリア機能』として働いています。
そのバリア機能となる皮脂を取りすぎてしまうことは、肌の乾燥を招きます

ですから、取りすぎない洗顔料を使いましょう。

そして、一つ覚えておいてください。
「洗顔後、2~3時間で皮脂が浮いてくるからオイリー肌」とお思いの方が多くおられます。

でも、これは肌の機能として、当たり前のことです。
この状態は、洗顔で皮脂を取りすぎるケアを続けると、肌の乾燥を招いてオイリー肌が悪化します。

ですから、皮脂を取りすぎない洗顔をぜひ実践してみてください。

あなたの肌に合った、オイリー肌に適した洗顔料の選び方をeBook【皮脂を取りすぎない洗顔料の選び方】にまとめました。無料でお読みいただけますので、ぜひ参考にしてください。

2-2.肌の内部の水分を保持する「正しい保湿」で乾燥を改善する

水分を補給して肌内部の水分量をあげる。
油分や保湿成分で、肌内部の水分の蒸発を防ぐ。
このような「適切な保湿」がされた肌は、過剰な皮脂分泌を止めます。

オイリーになるのは低いバリア機能を補うために、皮脂膜を少しでも多く作って肌を守ろうと、体が機能している証拠です。

適度な皮脂分泌がされる肌は、水分が維持でき、『バリア機能』として、外界の刺激から肌を守ったり、水分を保つ働きをしてくれます。

オイリー肌に知って欲しい「正しい保湿の方法」

  1. 化粧水で水分を補給する
  2. 乳液やクリームで水分が蒸発しないようフタをする

べたつくからと言って、化粧水や美容液のケアでは不十分です。
水分・油分・保湿成分の3つをしっかりと肌に与えて、肌をうるおしましょう

最近は「オールインワン」タイプの化粧品もあります。
化粧水・乳液・美容液・クリームが一つになったタイプの物だと、1本で水分・油分・保湿成分を与えることができて、便利です。

ちなみに私は、自分が就職した会社のオールインワンジェルを使っていました。
それを使ってオイリー肌が改善しましたので、保湿ができる化粧品がないという方にはおすすめです。

さっぱりタイプの化粧品を使う際の注意点
オイリー肌だと、「オイリー肌用」や「さっぱりタイプ」という化粧品のほうが、気持ちよく使える場合があります。
でも、アルコール(エタノール)濃度が高い化粧品は、肌の脂質を溶かすため、角質細胞同士の結束を壊してしまいます。
これは、皮脂の過剰分泌に繋がってしまいますので、気持ちよく使いたい場合でも、アルコール濃度の低い化粧品を選びましょう

2-3.万全の紫外線対策で、皮脂の過剰分泌を抑える

万全の紫外線対策で、皮脂の過剰分泌を抑え、オイリー肌を改善する

意外と知られていませんが、紫外線を浴びると肌は酸化ダメージを受けるため、皮脂分泌量が増えることがあります
ですから、皮脂分泌を止めるためには、必ず紫外線対策を行いましょう。

紫外線といえば、シミやシワの原因となるため、対策を行う人は多いです。

でも、オイリー肌だと肌が丈夫なので、なぜか、紫外線対策をおろそかにする傾向があります
紫外線には皮脂の分泌を促進させる以外にも、こんな特徴があります。

  • 肌表面だけではなく、肌の奥「真皮層」まで侵入し、DNAにダメージを与える
  • 太陽が出ている間は必ず存在していて、紫外線量が弱くても、短時間でも、肌は損傷を受けている
  • 曇った日の紫外線は、当たっていてもダメージを認識しにくい

積み重なると、確実に肌の老化・劣化を招きます。

ですから、日焼けによる影響を感じていなくても、1年中、紫外線対策は万全にして過ごしましょう

<基本的な紫外線対策>

  • 日焼け止めを塗る
  • 帽子や日傘、サングラスで紫外線を防御する

※日焼け止めの選び方はこちらを参考にしてください。「敏感肌の日焼け止め選びに知るべき5つの条件と正しいUVケアの方法
この記事では、敏感肌でも使える日焼け止めの選び方を紹介しています。皮脂過剰になったオイリー肌にも適していますので、おすすめです。

2-4.肌への摩擦を避けて、バリア機能を保持する

肌は、「バリア機能」があるといっても、摩擦にはもろくできています。
摩擦を受けた肌は、角質層を作っている細胞同士の結束を壊してしまったり、刺激に対する防御反応をします

そっと肌に触れるようにし、摩擦を与えないようにしましょう。

たとえば、顔を洗うとき、タオルで顔を拭くときにも、刺激や摩擦は起こります。
角質層は、ラップ1枚程度の薄~いものです。
ですから、力はいれる必要は一切ありません。
顔をこすったり、かいたりするのも、摩擦になります。

ほかにも、こんな摩擦が刺激になります。

  • メイクをする時のチップやパフ、ペン先やブラシ
  • メイクを落とすときに使う拭き取りクレンジング
  • こ洗顔をするときに、ゴシゴシこすること
  • 花粉やアレルギーなど、目元がかゆいときに、指や手で掻くこと
  • 化粧水を塗るときのコットンやパッティング

    「できるだけ肌に触れない」という意識で触るくらいでちょうどいいです。

    また、触れるものの素材にも気を付けましょう。この際、使い古したタオルや化粧スポンジ、ブラシなどは新しいもの・素材のやわらかいものに交換しましょう。

    日常の中で『肌に触れる機会』を意識し、摩擦を与えない工夫をしてみてくださいね。

    お湯の温度にはご注意を
    入浴時のシャワーや湯舟の湯温が40℃超えは厳禁です。
    肌の細胞である「角質細胞」同士を繋ぐセラミド等の脂質が溶けてしまい、お互いの繋がりをゆるめてしまいます。
    そうすると、角質細胞が剥がれやすく(もろく)なってしまいます。

    3.オイリー肌を改善する生活習慣

    オイリー肌を改善する生活習慣

    何気なく行なっている生活習慣によって、べたつきを増したり、皮脂分泌が活発化させたり、思わぬ結果を招いていることがあります。

    ここではスキンケア以外のオイリー肌の改善になるポイントを抑えておきましょう。

    3-1.汗の取扱い方でオイリーを抑える

    「汗かく季節にオイリーで、テカりだす」のは、『汗』が原因です。

    毛穴の中にある『皮脂腺』で作られ、分泌される皮脂は、肌表面を覆うことにより、肌の水分が失われにくくなって、乾燥から守ってくれます。
    そして、『汗』は天然の化粧水で、肌にうるおいを与えてくれる大事な存在です。

    ですが、夏にかく汗は、『体温調節』のため、かなりの量が出てきます。
    本来はすぐ乾く体温調節の汗が、『皮脂』と混じりあうことで、蒸発しにくくなります。

    だから、流れ出る汗が皮脂と混じりあう前に、拭いてしまえばいいのです。
    それだけで、テカり予防ができます。

    オイリー肌におすすめの汗の拭き方

    オイリー肌におすすめの汗の拭き方・ポイントは、そっと汗を押さえること

    ゴシゴシこする必要はありません。
    吸水性のいいタオルで、汗をそっと押さえましょう

    3-2.食事によるオイリー改善

    オイリー肌に効果があるとされている栄養素は、いろいろあります。
    日常の食事から脂性肌に効果のある栄養素を摂取するのが一番近道ですので、いくつかご紹介します。

    オイリー肌の改善に役立つ栄養素は、主に以下の5種類です。

    • ビタミンB1:皮脂の分泌をコントロールする
    • ビタミンB2:皮脂の分泌を抑える
    • ビタミンC:脂質の酸化を防ぐ
    • パントテン酸:脂質を分解する

    など。

    日常の食事から摂取する場合には、このような食材を選びましょう。

    • ビタミンB1:豚肉、たらこ、うなぎ、ベーコンなど
    • ビタミンB2:レバー、キャビア、いかなご、うずらの卵、粒ウニ
    • ビタミンC:赤ピーマン、黄ピーマン、バセリ、レモン、オレンジ
    • パントテン酸:レバー、たまごの卵黄、ひきわり納豆、たらこ、鶏ささみ

    オイリー肌の改善に役立つ栄養素は、簡単に手に入る食品に含まれています。
    少し意識するだけで容易に摂取できますので、ぜひ、日常の食事に取り入れましょう。

    たとえばコンビニで買えるものからでも選べます。

    • 毎日飲むものは、100%ジュースなどビタミンCが豊富なもの
    • 食べるものは、牛丼よりも豚丼。おにぎりの具は、たらこやうなぎ
    • おやつには、ゆで卵
    • 夜食には、納豆

    というように。

    手軽に手に入るのでおすすめです。

    3-3.喫煙している・日常的にタバコの煙を浴びる環境を改善する

    喫煙の「煙」を浴びると、皮脂の分泌量が増えます。
    皮脂の過剰分泌を抑えたいなら、喫煙は止めて、煙を浴びる環境にもいないようにしましょう

     喫煙者は 非喫煙者と比較して皮脂が多く、ニキビができや すい傾向が見られた。久島らは、喫煙習慣が脂質 代謝に影響を及ぼす可能性があることを報告して いる 26)。喫煙が皮脂の生成や分泌に影響を及ぼし た結果、過剰な皮脂によって毛穴が詰まりやすく なり、ニキビができやすくなった可能性が考えら れる。毛穴が大きく目立つようになるのは、過剰 な皮脂による毛穴の詰まりや老化による表皮の形 態変化などが起因していると考えられている 27, 28)。 喫煙と毛穴との関係は明確ではないが、喫煙によ る皮脂の過剰や皮膚の老化促進が毛穴に影響した 可能性が考えられる。

    引用:ポーラ化成工業(株)健康科学研究所 宮崎博隆氏「喫煙と皮脂やニキビ、毛穴との関係

    タバコは、加熱することで、『煙』を発生させます。
    そのため、吸うと必ず『煙』が発生します。
    口から出た『煙』は、顔全体に広がり、肌表面付着します。
    このとき、肌は、この『煙』の害を刺激に感じ、肌の守りを固めるために、『皮脂』を分泌させます。
    肌に刺激を与える物質から肌を守ろうとするわけです。

    ほかにも、タバコの『煙』には200種類以上の有害物質が、そして、50種類以上の発がん性物質が含まれていると言われています。

    • ビタミンCの大量消費
    • 毛細血管や細胞、組織の損傷

      という体への影響以外にも、こんな肌への直接的なダメージもあります。

      • ビタミンC不足による、シワの増加
      • メラニン色素への影響から、くすみの発生
      • 血流低下による、新陳代謝の衰え・肌の老化

        オイリー肌を悪化させる以外にも、こんなにも肌への悪影響があります。

        肌の老化を予防するためにも、タバコの煙は避けましょう。

        3-4.加湿の習慣で乾燥を防ぐ

        冷房や暖房の行き届いた室内、これはどちらも肌の水分を奪います。
        密閉型の設備・器具は、水分補給がされないままに温度が上がるため、とても乾燥した空間になってしまうからです。

        そこで使っておきたいのが、加湿器です。
        加湿器で湿度を調整するというのは、肌の潤いを保ち、バリア機能を高めるのに効果的です。

        化粧品メーカーである私どものオフィスには、なんと加湿器が4台もあります。
        私のデスクの上にもしっかりと小型の加湿器を常備しています。

        お家やもちろんのこと、お仕事環境でも加湿をぜひ行ってみてください。


        さいごに

        オイリー肌は改善できます。
        ただし、洗顔や化粧品を変えるだけでは改善しません。
        肌そのもののバリア機能を高めること、そして、スキンケアや生活習慣、改善すべきポイントはいくつかあります

        過剰になってしまった皮脂分泌は、低下してしまった肌のバリア機能を補完するために起こっていることです。
        だから、肌のバリア機能そのものを高めるためには、肌細胞そのものを生まれ変わらせ、正しく働くところまで導く必要があります。
        1年、2年とかかることもあります。

        その間、今回ご紹介する改善方法だけを信じ、続けていただければいいのですが、そうもいきません。
        世の中には「すぐにオイリー肌が改善できる」「オイリー肌に効く」といった誘惑があちこちにあります。

        魅惑的なキャッチコピーの化粧品、毛穴レスでさらさらした肌のモデルさんのポスター、「こんな方法でオイリーが止まりました」と体験談がのった口コミページなど、興味をそそられるものが世の中にはたくさんあります。

        残念ながらそういった即効性を謳う誘惑の大半は、オイリー肌を悪化させることがあります
        私は「毛穴を隠す化粧品」や「毛穴レス下地」、「オイリー肌用の洗顔料」など数々の化粧品を使ってきて、でも効果は得られず、いつもがっかり気落ちしていました
        これまでいくつものオイリー肌対策をしてきた方は、同じ思いをされてきたのではないでしょうか。

        オイリー肌改善のゴールまでたどり着ける人は、まれです。
        だからこそ、ぜひオイリー肌でお悩みならば改善していただきたいです。

        過剰なオイリーになってしまった肌からサラサラ素肌を取り戻すために、この記事を参考にし、あなたのスキンケアをぜひ見直してみてください。

        もし思い当たるスキンケアがない場合は、当社の「アクシリオ」をご紹介します。
        私自身も20年近く使い続けており、肌に合うかどうか試しやすいよう550円のお試しセットも用意していますので、お試しいただきやすいと思います。
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