
時にしつこく繰り返したり、痛みを伴う「かかとのひび割れ」。
そんなひび割れを「治したい」「予防したい」と思いませんか。
この記事を書いている私の母親もかかとがひび割れており、「パンストをはいてもやぶれる」「歩くと痛い」「でも、ケアをしても治らない」という姿を見てきました。
ひび割れまでが起こってしますと「ケアをしてるのになかなか治らない」という人は多いのではないでしょうか。
そこで、かかとのひび割れの原因、予防方法、おすすめの商品などについて解説していきます。
この記事を読むと、滑らかなかかとを目指すためのケアがわかります。
ひび割れに悩んでいる人や、かかとのカサカサが気になるという人は、ぜひ参考にしてください。
目次
1.かかとのひび割れとは?
かかとのひび割れとは、かかと部分の皮膚に亀裂が入った状態のことを指します。
その特徴には、改善しづらい、繰り返しがち、時に痛みや出血を伴うことが挙げられます。
ここではそんなひび割れについて「肌の状態・原因・なぜ対処すべきなのか」などを解説していきます。
1-1.肌状態
正常なかかとは、適度に肌がうるおっており、触り心地が滑らかです。
しかし、「ひび割れたかかと・ひび割れしがちなかかと」は、乾いていて白っぽく、触ると硬くてガサガサしています。
また、実際にひび割れが生じた場合、ストッキングを履く際に引っかかるささくれ割れ、痛みが生じやすいパックリ割れなど、ひびの程度は様々です。
1-2.ひび割れの原因
かかとがひび割れる原因には、主に「乾燥」「刺激」「血行不良」の3つが挙げられます。ここでは、この3つについて詳しく説明していきます。
乾燥によるもの
ひび割れの原因の1つには、乾燥が挙げられます。
乾燥することによって皮膚の弾力性が低下し、亀裂が生じやすくなるのです。
特にかかとは、体の中でも乾燥しやすい部位となっています。
他の部位と異なり、足の裏には皮脂腺がなく、皮脂を分泌することができないためです。
通常であれば、皮脂と汗でできる皮脂膜というものが、肌の水分蒸発を防いだり、ウイルスなどの侵入を防いだりするバリア機能を果たしています。
しかし、足の裏ではこの皮脂膜をつくることができません。
そのため、肌のうるおいを逃してしまいやすく、思っている以上に乾燥しがちなのです。
刺激によるもの
擦や重みといった刺激も、かかとのひび割れに繋がります。
刺激でかかとの皮膚が硬くなり、そこへ体重による圧が加わることで、皮膚が裂けてしまうためです。
人は立っているときや歩いているとき、自身の体重を足で支えています。
その中でも特に、全体重を支える重要な役割を果たしているのが、かかとです。
そしてかかとは、体重以外にも、地面、靴などとの摩擦による刺激も受けています。
こういった外部的な刺激や負荷を受けると、次第にかかとは厚さ、硬さを増していきます。
そこへ体重による圧がかかることで、ひびが入ってしまうのです。
血行不良によるもの
血行不良もひび割れを招きかねません。
血流が滞ることにより、ターンオーバーが乱れてしまう可能性があるからです。
ターンオーバーとは肌の細胞の生まれ変わりの過程を指しますが、通常であればこの過程で、古い角質や垢が剥がれ落ちるようになっています。
しかし、ターンオーバーが乱れると、本来剥がれるはずだった角質や垢がそのまま留まってしまいます。
次第にそれが蓄積され、厚さや硬さを帯びると、乾燥や刺激などによってひび割れを招きやすくなるのです。
1-3.対処するべき理由
かかとのひび割れは、気になったら早めに対処することがおすすめです。
その理由には、次のようなものが挙げられます。
かかとが目立ってしまう
裸足になったとき、サンダルを履いたときなどに、ひびが目立ってしまいます。
白っぽくなっていたり、ひびから出血のあとがあったりすると、決して健康的な見た目とは言えません。
ストッキングなどが引っかかる
ストッキングや靴下をはく際、かかとが引っかかりやすくなります。
そのため、伝線したり破れたりすることも増えがちです。
また、引っかかることにより、傷口がめくれたり、裂けたりすることにも繋がります。
痛みが生じる可能性がある
そのままにしておくと、ひび割れが酷くなり、痛みが生じる可能性があります。
そうすると、無意識に足をかばって歩いてしまうことも多く、姿勢の悪化や転倒を招く可能性があります。
また、傷口から汚れなどが入ってしまうと、思わぬ肌トラブルを招くケースもあります。
顔などに比べると、かかとの対処は後回しにしてしまいがちです。
しかし、かかとは体全体を支える大切な部位なので、ひびに気付いた場合は、早めに対処しましょう。
2.かかとのひび割れのケア方法
ひび割れのケアには、薬を用いたり、保湿を重視したりする方法があります。
また、必要に応じて皮膚科へ相談することも健康的なかかとを手に入れるための近道です。
ここで紹介する方法を参考に、自分にとって最適なケアを行ないましょう。
2-1.痛いひび割れは専用の薬を使って治すことが大切
痛みを伴うひび割れには、医薬品によるケアがおすすめです。
医薬品は厚生労働省から有効成分の効果が認められている、治療を目的としている商品です。
そのため、かかと用の一般的なクリームにはない、修復効果などの期待ができます。
ドラッグストアなどでも購入でき、商品に記載されている「医薬品(第一類医薬品、第二類医薬品、第三類医薬品)」の表記が目印となっています。
なお、かかとのひび割れ専用の医薬品に含まれている有効成分には、下記のようなものがあります。
- ビタミンA油:ターンオーバーを促して、かかとを滑らかにする
- トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE誘導体):血行を促進する
- アラントイン、パンテノール:割れた皮膚の修復を助ける
医薬品も一般のクリームも自分に合った商品を見つけることが重要です。
購入の際には、成分や期待できる効果を確認するようにしましょう。
2-2.クリームで保湿をする
かかとのひび割れには、クリームを用いた保湿も重要です。
乾燥が進むと小さなひび割れも、深く大きいものになる可能性があります。
下記のような手順で保湿すれば、かかとだけでなく、足の甲までケアすることができるので、試してみてください。
<かかとの保湿方法>
- コットンを2枚に裂き、ボディミストや化粧水などを含ませる
- 左右のかかとを包むようにしてコットンを貼り、10分ほど保湿する
- コットンを剥がし、ボディオイルやクリームを足の甲やかかとに優しく塗り伸ばす
- 次に両手で足の甲を包み、円を描くようにして揉みほぐす
- 足の指のつけ根から指先を前後にゆっくりとさする
- 最後に足の指の間をそれぞれ揉みほぐせば完了です
2-3.水虫の場合は皮膚科で相談する
かかとのひび割れが治らない、何度も繰り返すという場合、「かかと水虫」の可能性があります。
水虫は白癬菌(はくせんきん)というカビの一種に感染することで起こり、足指などでの発症が多くなっています。
しかし、足指の水虫をそのままにしておくと、白癬菌が皮膚の角層に浸透し、かかとでも発症することがあるのです。
かかと水虫はかゆみがないことも多く、「乾燥によるひび割れ」「歩きすぎてかかとが硬くなった」と勘違いしてしまう人も少なくありません。
水虫はバスマットやスリッパなどを通してうつる可能性があるほか、そのままにしておくと、より治りにくい爪水虫になることもあります。
もし下記に当てはまるものがある場合は、皮膚科への相談を検討しましょう。
- かかとのひび割れやガサガサが治らない
- 治ったと思ってもすぐに繰り返す
- かかとの皮に捲れ上がっている部分がある
- 足裏が粉をふいたように白い
- 足の指などに水虫がある
- 家族に水虫の人がいる
3.かかとのひび割れを事前に予防する方法
日頃からのケアや心がけで、かかとのひび割れは予防しやすくなります。
そこでここでは、「角質ケアや保湿」「靴下などによる足の保温」「適切なサイズの靴」「血流を促すマッサージ」といった予防方法について紹介します。
3-1.角質ケアや保湿を徹底する
かかとのひび割れを予防するためには、角質ケアと保湿が重要です。
角質ケアには、「専用のやすりで削る」「かかとの角質用パックを使用する」といった方法があります。
下記の注意点を意識し、定期的なケアを行なうようにしましょう。
専用のやすりで削る場合の注意点
かかとはお湯や蒸しタオルで温め、柔らかくしてから削りましょう。
頻繁に削りすぎると、その刺激でかかとが硬くなる可能性があります。
そのため、毎日ではなく一定期間ごとに行なうのが適切です。
持田ヘルスケア株式会社の「ひび割れにくくなる!痛みとさようならできる踵のケア」によると、ターンオーバーの周期に合わせて2週間に1回程度のケアが好ましいとのことです。
かかとの角質用パックを使用する場合の注意点
使用する際には、頻度だけでなく、肌に合うかどうかも事前のチェックが必要です。
合わない商品はもちろん、「かかとをやわらかくする成分」など配合された商品を使用すると、かぶれたり、必要以上に角質が剥がれてしまったりすることがあります。
必ず使用前にパッケージの使用方法や注意事項を読むようにしましょう。
なお、角質ケア後はもちろん、日頃からかかとの保湿をすることが大切です。
角質ケア後や入浴後に用いて保湿しましょう。
3-2.靴下などで足を温める
靴下などで足を温めることも、かかとのひび割れ予防に繋がります。
足が冷えると血行が滞やすくなり、ターンオーバーが乱れ、ひび割れを招いてしまいます。
また、裸足で過ごしていると、空気の乾燥や、歩くときの摩擦、衝撃の影響をかかとが直接受けてしまいます。
かかとを血行不良だけでなく、外部の刺激から守るためにも、靴下を着用することをおすすめします。
なお、靴下はコットンやシルク素材のものを選ぶと、蒸れにくく快適に過ごしやすいかもしれません。
靴下を履いても冷えが気になるようであれば、レッグウォーマーなどを活用して、膝下全体を温めることもおすすめです。
3-3.足に合うサイズの靴を履く
かかとのひび割れを防ぐには、サイズの合った靴を履くようにしましょう。
サイズの合わない靴を履いていると、歩く度にかかとが靴の内側と擦れてしまいます。
そういった摩擦による刺激は、かかとの硬さや、ひび割れの原因になります。
特に仕事で外回りをしている人や、ランニング・ウォーキングをしている人など、足を動かす頻度が高い人は、摩擦の影響を受けてしまいがちです。
ひび割れ以外にも、靴擦れやウオノメ、タコなどに発展してしまうこともあるため、適切なサイズの靴で健康的な足を目指しましょう。
3-4.入浴やマッサージで血行を促す
血行促進に繋がる入浴やマッサージも、ひび割れ対策の1つです。
お伝えしたように、血行不良はターンオーバーの乱れを招いてしまいます。
ターンオーバーが乱れると、かかとの角質が厚さ、硬さを帯び、体の重みなどで、ひびが生じやすくなるのです。
血行を促せば、その分ターンオーバーを正常に保ちやすくなります。
普段シャワーですませがちな人も、入浴や足湯などで体を温めるようにしましょう。
その際には40度前後のお湯を使用するのがポイントです。
また、血行を良くするマッサージとして、次のようなものがあります。
足の冷えを実感している人は、入浴中や就寝前などに試してみてください。
- 足の指をゆっくりと丸める
- 一番凹んでいる箇所(湧泉というツボ)を両手の親指で強めに数秒押す
- そのあと、押し込んでいた指を数秒緩める
- これを3回ほど繰り返して完了
押した際の痛みが強い場合や、かかとのひびが引っ張られる感じがした場合などは、無理をせず中断してください。
4.市販でも買える人気商品!かかとのひび割れにおすすめの軟膏4選
かかとのひび割れにおすすめの軟膏を4つ、紹介します。
いずれも市販の商品となっているため、ドラッグストアやネット上での購入が可能です。
ひび割れが痛む場合には、修復を促す作用があるものを。
ひび割れが小さい場合には、保湿力や一般的な傷にも効果があるものを使用してみましょう。
なお、ここで紹介する軟膏は全て医薬品です。
必ず説明書を読んだ上で使用しましょう。
4-1.池田模範堂 ヒビケアFT 軟膏
商品の特徴 |
第三類医薬品です。 ひびの修復促進成分であるアラントイン、パンテノールや、皮膚のターンオーバーを改善してくれるビタミンA油も配合されています。 「しみない・べたつかない・皮膚なじみがよい」という特徴もあるので、靴下やストッキングを履く前でも気軽に使用できます。 |
容量・価格 |
20g 1,760円(税込) |
配合成分 |
有効成分(100g中):ビタミンA油(0.5g/ビタミンAとして500000国際単位)、アラントイン(0.2g)、パンテノール(プロビタミンB5)(1.0g)、トコフェロール酢酸エステル(2.0g)、グリセリン(40.0g)、ジフェンヒドラミン(0.5g)/添加物としてエデト酸Na、BHT、ステアリルアルコール、トリイソオクタン酸グリセリン、パルミチン酸セチル、ベヘニルアルコール、マイクロクリスタリンワックス、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、クエン酸を含有します。 |
4-2.ロート製薬 メンソレータム ヒビプロLP
商品の特徴 |
第三類医薬品です。 皮膚の修復を促進するアラントイン、パンテノールや、ターンオーバーを促進して皮膚をなめらかにするビタミンA油が配合されています。 その他にも血行促進を促すビタミンE誘導体や、ひび割れ患部を殺菌して清潔にする成分なども含まれています。 また、患部に密着して落ちにくいため、有効成分がじっくりと浸透してくれます。 かかと以外にも、ひじ・ひざなどの治療効果を追求した処方となっているため、必要に応じて複数部位への使用が可能です。 |
容量・価格 |
24g 1,760円(税込) |
配合成分 |
有効成分(100g中):●ビタミンA油 0.5g(ビタミンAとして500000国際単位) ●トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE誘導体) 2.0g ●アラントイン 0.2g ●パンテノール(プロビタミンB5) 1.0g ●グリチルレチン酸 0.3g ●イソプロピルメチルフェノール 0.1g ※添加物として、ワセリン、流動パラフィン、サラシミツロウ、パラフィン、パルミチン酸イソプロピル、グリセリン、ポリエチレン、マイクロクリスタリンワックス、ショ糖脂肪酸エステル、パルミチン酸デキストリン、パラベン、BHTを含有する。 |
4-3.大塚製薬 オロナインH軟膏
商品の特徴 |
第二類医薬品です。 チューブタイプとジャータイプがあり、サイズは計5種類です。 一番小さい容量のもので11g、最も大きいもので250gとなっているため、「持ち歩きたい、自宅に常備しておきたい」など、用途に合わせてサイズを選べる商品です。 |
容量・価格 |
容量・販売者によって異なります。 |
配合成分 |
◎ 有効成分(1g中) クロルヘキシジングルコン酸塩液(20%):10mg/◎ 添加物 ラウロマクロゴールポリソルベート80硫酸Al/Kマクロゴールグリセリンオリブ油ステアリルアルコールサラシミツロウワセリン自己乳化型ステアリン酸グリセリル香料精製水 |
4-4.小林製薬 間宮アロエ軟膏
商品の特徴 |
第三類医薬品です。 肌にうるおいを与えるオリーブ油、水分の蒸発を防ぐラノリン、表面をコーティングしてくれるワセリンが含まれています。 チューブタイプとジャータイプがあり、サイズは計3種類です。 公式サイトによると、日本で唯一認められているアロエの皮膚用薬で、「外部刺激から肌を包みながら肌の再生を促してくれる特徴的な処方」とのこと。 使用感は肌に密着する分、こってりとしています。 |
容量・価格 |
容量によって異なります。 |
配合成分 |
100g中:アロエ末0.5g、アロエ葉末2g/添加物として、オリブ油、ラノリン、ワセリン、トウモロコシデンプン、香料を含有する。 |
5.潤いたっぷり!かかとのひび割れにおすすめのクリーム2選
ここではかかとを保湿してくれるクリームで、ドラッグストアなどに置いてあるので購入しやすいものを2つ紹介します。
クリームはかかとの状態を意識すると自分に合ったものが選びやすくなります。
乾燥が進んでいる場合はワセリンやシアバターといった保湿に心強い成分が含まれているものを。
カチカチに硬くなっているようなら、柔らかくする効果が期待できる尿素が含まれている商品を検討してみましょう。
また、「ひび割れを治したい場合には医薬品」「予防したい場合には医薬部外品」「保湿を心掛けたい場合には化粧品」から商品を選ぶと良いでしょう。
5-1.ニベアクリームc
商品の特徴 |
健康でしっとりとした素肌を保つクリームです。 チューブタイプと缶タイプがあり、サイズは計3種類です。 顔をはじめとする全身に使用することができるため、かかと以外にも乾燥が気になる部位があるのであれば、持っておいて損はしない商品です。 |
容量・価格 |
容量により異なります。 |
配合成分 |
水、ミネラルオイル、ワセリン、グリセリン、水添ポリイソブテン、シクロメチコン、マイクロクリスタリンワックス、ラノリンアルコール、パラフィン、スクワラン、ホホバ油、オレイン酸デシル、オクチルドデカノール、ジステアリン酸Al、ステアリン酸Mg、硫酸Mg、クエン酸、安息香酸Na、香料 |
5-2.ユースキンAa
商品の特徴 |
指定医薬部外品です。 優れた保湿効果により、就寝前に使用すると朝までうるおい効果が持続するとのこと。 チューブ、ボトル、ポンプタイプがあるため、生活シーンに合わせたものを購入することができます。 また、肌に合うようであれば、こちらも全身に使用できる商品です。 |
容量・価格 |
容量により異なります。 |
配合成分 |
有効成分(1g中):トコフェロール酢酸エステル 2mg、グリチルレチン酸 2mg、dl-カンフル 8mg、グリセリン 0.4g/添加物として:ビタミンB2、ポリソルベート80、自己乳化型ステアリン酸グリセリン、ステアリン酸、ハードファット、トリエタノールアミン、エデト酸Na、ミリスチン酸イソプロピル、パラベン、ステアリルアルコール、ヒアルロン酸Na、ビタミンC* 本剤にステロイドは配合していません。 |
まとめ
かかとのひび割れは、かかと部分の皮膚に亀裂が入った状態のことです。
繰り返したり、痛みや出血を伴ったりすることから、悩んでいる人も少なくありません。
そんなひび割れの原因には下記3つが挙げられます。
- 乾燥:乾燥により皮膚の弾力性が低下し、亀裂が生じやすくなる
- 刺激:刺激によりかかとが硬くなり、衝撃で裂けやすくなる
- 血行不良:ターンオーバーが乱れ、かかとの角質が厚くなり割れやすくなる
ひび割れをケアするためには、医薬品の使用や、保湿を重視することが大切です。
特に痛みや出血があるひびには医薬品の使用を、小さなひびや乾燥が気になる場合には保湿を意識しましょう。
もし、「医薬品などを使用しても治らない、保湿してもひびが酷くなっていく」という場合は、かかと水虫の可能性があります。
水虫は人にうつったり、治りづらい爪水虫に発展したりすることもある感染症です。
ひび割れの対処をする中で違和感を抱いたときは、皮膚科を受診しましょう。
また、日頃から下記を意識することでひび割れを防ぎやすくなります。
完全に防ぐことは難しいかもしれませんが、適切なケアを続けることが大事です。
- 角質ケアと保湿
- 靴下などによる足の保温
- サイズの合った靴の使用
- 入浴やマッサージによる血行促進
かかとのひび割れは、酷くなってしまうと痛みで歩行が難しくなることもあります。
顔などに比べ意識することが少ないかかとですが、乾燥や小さなひびが気になったら、早めにケアを行なうようにしましょう。