「美容師の仕事をしていて手荒れが治らない…」
「手荒れによる辛いかゆみを解消したい…」とお悩みではありませんか?
こちらの記事では、美容師の手荒れ原因3つを解説します。
効果的な対策・改善法をご紹介するので、長く悩まされてきた手荒れ解消に役立ちます。
美容師の仕事をしていても手荒れに悩まされずに、滑らかでツルツルした手元を手に入れましょう。
“この記事でわかること”
- 治らない美容師の手荒れの原因
- 美容師の手荒れを治す対策・改善法
- 美容師の手荒れに効果的なおすすめのハンドクリーム
1. 美容師の手荒れはなぜ治らない?原因4つ
美容師で、過去に手の荒れたことがある方は53.0%と、半数以上の方が手荒れを経験しています。
理美容界全体で見ると、仕事を始めてから1年未満の発症が67.4%といった結果が出ており、中でも3ヵ月未満の発症が35.7%で一番多い状況です。
仕事を始めた頃は洗髪業務を多くするためですが、10年以上のベテラン美容師でも11.4%の方が手荒れを発症しているのが現状です。
美容師の仕事を続けていくためには、手荒れに気をつけておく必要があります。
手荒れの原因を知って、予防するケアは続けていくことが重要でしょう。
美容師の手荒れ原因は、以下の4つが考えられます。
ここからは、それぞれの原因を詳しく解説します。
日々の美容師業務の中で、心当たりがないか確認してみましょう。
1-1. アレルギー|シャンプーや染毛剤の刺激の強い製品によるもの
手荒れを起こしているのは、自分では認識していないアレルギー反応の可能性があります。
実際に理美容従事者のパッチテストでは、86%の方にアレルギーがあったという結果が出ています。
最も多かったアレルゲン(アレルギーの原因物質)は、酸化染毛剤です。
そして、パーマ第1剤、シャンプーも多くの方から反応がありました。
アレルギーが起こる具体的な物質(成分)は以下の通りです。
カラー剤 | ジアミン(酸化染毛剤) |
パーマ剤 | チオグリコール酸アンモニウム(還元剤) |
シャンプー | コカミドプロピルベタイン(界面活性剤) |
ゴム手袋 | ラテックス |
ハサミ | ニッケル/コバルト(金属) |
シャンプーやパーマ剤・染毛剤などに含まれる成分、ハサミなどの金属によるかぶれが考えられます。
参考:水沢みなみ皮フ科
1-2. 乾燥|繰り返す熱湯やドライヤーの接触により水分が奪われる
美容師の手荒れにおいて、最も気を付けたい「乾燥」。
なぜなら、手肌の乾燥を引き起こす原因が非常に多いからです。
熱湯の使用やドライヤーによる手の乾燥
まず1つ目は、熱湯の使用やドライヤーによる手の乾燥です。
温かい水を使うことで皮脂が落ちてしまい、乾燥を防ぐための肌のバリア機能が低下することや、ドライヤーの使用による、直接的な乾燥などがあります。
先ほど紹介したパーマ剤や染毛剤などによって、手がダメージを受けれいれば、なおさら乾燥しやすくなります。
手の水分を十分に拭かないことによる手の乾燥
手肌の水分を十分に吹かないまま作業をすると、手が乾燥することがあります。
これはスキンケアでも起きる現象で「過乾燥」と呼ばれます。
肌の表面に水分が付着したままだと、いずれその水分は蒸発します。
その際に、肌の内部にある水分も一緒にもっていってしまうのです。
美容師の仕事をしていると、忙しくて時間がない場合は、手の水分を十分に拭き取れないまま、次の作業をするタイミングがあると思います。
こういったタイミングで、気付かぬうちに手の水分が無くなっているのです。
そもそも手は皮脂が少ない部位
手は、皮脂を分泌する皮脂腺が少ない部位です。
皮脂が少ない分、乾燥しやすいです。
さらに、温かい水・熱湯を使用すると皮脂が落ちやすくなります。
そこにドライヤーの熱風が当たることで乾燥が助長され、手荒れに繋がりやすいのです。
参考:あいおいクリニック
1-3. 手肌の皮脂不足|手の皮脂が洗い流されてしまう
肌の乾燥が進むのは、「水分」が不足する場合だけではありません。
肌の「油分」が不足する場合も同様です。
特に美容師の仕事の中で、一番使う頻度が高いのはシャンプーでしょう。
シャンプーはもともと、頭皮の皮脂を落とすためのもの。1日に何度も使っていれば、手の皮脂は当然落ちてしまいます。
皮脂は私達が生きて活動する上で、欠かせない「バリア機能」として働いています。
そのバリア機能となる皮脂を取りすぎてしまうことは、肌の乾燥を招きます。
ただでさえ皮脂量が少ない手ですから、手の乾燥が余計に進んでしまうのです。
1-4. ストレス|精神的な負担で掻いてしまって症状を悪化させる
美容師の手荒れには、ストレスが影響を与えている可能性があります。
手がかさついたり荒れたりしていると、どうしても手元が気になってしまいます。
また、かゆみを伴う場合があります。
ストレスが溜まると手を掻いてしまう回数が増え、手荒れを悪化させる原因に繋がるのです。
参考:新宿駅前クリニック
2. 【気付きづらい原因】その手荒れ、実はゴムアレルギー(ラテックスアレルギー)かも?
美容師の手荒れで気付きづらい原因として、ゴムアレルギー(ラテックスアレルギー)があります。
染毛剤を使用する際に手荒れ防止のため、手袋を履いているという方が多くいます。
しかし、この手袋に対するアレルギーで手荒れが起こる場合があるのです。
ゴム素材の手袋であれば、手袋の成分である「ラテックス蛋白」「ゴムの硬化剤」「ゴムの老化防止剤」といった添加物にかぶれを起こしている可能性があります。
手袋をしているのに手荒れが起こる場合は、手袋へのアレルギーを疑ってみましょう。
参考:水沢みなみ皮フ科
3.美容師の手荒れ放置は絶対厳禁!その理由とは?
美容師の手荒れを放置することは好ましくありません。理由は以下の通りです。
- 衛生上の問題
- 仕事への支障
手荒れが深刻化し、放置していると細菌が皮下に入り込み感染症などのリスクがあり、ドクターストップがかかってしまうケースがあります。
また、手荒れが進むと手の動きが制限され、痛みや違和感が出てしまい、仕事に支障が出る可能性もあります。
手荒れは早期発見と対処が何より大切です。
深刻化し仕事に影響が出る前に、正しい手荒れケアを学び、手荒れを防ぐケアをはじめましょう。
3. 美容師の手荒れを治す対策・改善法8選
美容師の手荒れの対策や改善方法を8つご紹介します。
早速実践できる方法が多いので、できることからはじめてみましょう!
3-1. 保湿ケア|高保湿なハンドクリームをこまめに塗り直し
美容師の手荒れには、高保湿なハンドクリームを使用した保湿ケアがおすすめです。
保湿を行うことで、皮膚を保護して外的な刺激から守ることができます。
保湿といっても、一般的な油分を補えるだけのハンドクリームはおすすめしません。
水分と油分の両方を補える高保湿なハンドクリームを使用しましょう。
ハンドクリームの使用方法は、手を洗った後すぐにこまめに塗りなおすようにしてください。
目安として、1日に4回程度は塗るように心がけましょう。
これまでハンドクリームを使っても手荒れが治らなかったという方は、「10年悩んで分かった!手荒れがハンドクリームで治らない理由」を併せてご覧ください。
参考:巣鴨さくらなみき皮膚科
3-2. 手袋・グローブを着用|アレルギー物質に触れない
美容師で手荒れしている方は、手袋やグローブを着用しましょう。
カラーやシャンプー時など、できるだけ全ての作業で手袋を使用するのがおすすめです。
また、何度も同じ手袋を使うのではなく、使い捨て使用が良いとされています。
長い時間手が濡れた状態だと、蒸れが生じて手がふやけてしまいます。
手がふやけた状態は皮膚を守るバリア機能を低下させ、手の乾燥を招いてしまうのです。
ただし、手袋に対するアレルギーが起こる場合もあります。
手袋へのアレルギーがある場合は、代替品を利用しましょう。
参考:水沢みなみ皮フ科
参考:日本ヘアカラー工業会
3-3. 薬剤や道具を変更|アレルギー物質を利用しない
アレルギーで手荒れが起こっている場合は、原因となっている薬剤や道具を変更しましょう。
アレルギー物質を利用しないことで、手荒れの改善に繋がります。
金属アレルギーの場合は、金属に触れないよう表面にコーティングが施されたシザーなどがあります。
ここからは、手袋と染毛剤の代替品について具体的に解説しますので、参考にしてください。
手袋(ラテックスアレルギー)
ニトリル製の手袋は、合成ゴム素材でラテックスアレルギーの原因となる物質を含んでいません。
アレルギーの心配が少なく、手荒れやかぶれを引き起こしにくいと言われています。
ニトリル製の手袋の中でも、加硫促進剤やパウダー不使用のものを選ぶのがおすすめです。
ゴム手袋の頻繁な使用で、加硫促進剤やパウダーによる接触皮膚炎を起こす可能性があるからです。
また、万が一ニトリル手袋にアレルギーがある場合は、ゴムの硬化剤不使用の手袋を使用しましょう。
染毛剤(ジアミンアレルギー)
酸化染毛剤のジアミンにアレルギーがある場合は、ジアミンフリーの染毛剤を選びましょう。
ジアミン類の中でもパラフェニレンジアミンは、酸化染毛剤に最も多く配合されている主成分です。
染毛剤の主成分として優れた物質ですが、多くの美容師のアレルギー性接触皮膚炎の原因となっています。
また、お客様の中にもジアミンアレルギーの方もいることが考えられます。
ジアミンフリーの染毛剤の他に、ヘアマニキュアやトリートメントカラーを代替品として検討してください。
参考:労災疾病等研究普及サイト
3-4. 市販薬・漢方|かゆみ止めやステロイドなどを使用
美容師の手荒れでかゆみや炎症がある場合には、市販薬を利用しましょう。
かゆみがある場合は、かゆみ止めを配合した軟膏。
炎症がある場合は、抗炎症作用のあるステロイドなどが効果が見込めます。
また、漢方は季節や皮膚症状の変化に合わせ、処方が可能です。
漢方薬の処方は、漢方薬局や漢方外来がある病院に相談しましょう。
参考:マツモトキヨシ
参考:髙木漢方
参考:水戸部クリニック
3-5. 皮膚科を受診|病院で治療・薬の処方を受ける
手荒れの症状が重い場合や長期間治らない場合は、皮膚科を受診しましょう。
皮膚科では、パッチテストを行いアレルギーの原因物質を確かめることが可能です。
また、保湿剤やステロイド外用剤など、症状に合わせた薬の処方を行ってもらえます。
参考:皮膚科ちえこクリニック
3-6. 保護|痛いあかぎれにはキズパワーパッド・絆創膏
あかぎれやひび割れがある場合は、キズパワーパッドや絆創膏で保護も効果的です。
亀裂部分にテープを貼るだけでも、痛みの緩和に繋がります。
キズパワーパッドには、あかぎれ用の水仕事用に完全防水仕様のものがあります。
関節を避けながら貼れる形状で、指先にピッタリ密着してくれるので、美容師の作業にも向いています。
参考:皮膚科ちえこクリニック
参考:ジョンソン・エンド・ジョンソン
3-7. 食べ物・サプリ|ビタミン類を積極的に摂取する
手荒れ予防のために、バリア機能を高める食べ物やサプリの摂取がおすすめです。
バリア機能を高めることで、肌の水分蒸発を防いだり、新陳代謝を高めたりする効果が期待できます。
積極的に摂取してほしい栄養素は、以下の通りです。
栄養素 | 役割 |
タンパク質(魚介類・肉類) | 皮膚の材料となる栄養素 |
ビタミン類(緑黄色野菜) | 肌荒れに良いとされている |
亜鉛(魚介類・肉類) | 新陳代謝に必要 |
α₋リノレン酸(エゴマ・アマニ油) | バリア機能の維持に役立つ |
手荒れは外側からのケアだけではなく、体内からのケアも大切です。
上記の栄養素を中心に、1日3食バランスの良い食生活を心がけましょう。
3-8. 美容師を辞める|退職・転職・休職を選択する
手荒れが重症の場合は、美容師の仕事を中断することを検討しましょう。
手荒れを治すには、原因となっている作業を行わないことが一番です。
しかし、退職や休職という選択は、現実的ではありません。
まずは、ここまでご紹介した手荒れの改善方法を実践してください。
改善方法を試しても治らない場合は、病院を受診し、医師や職場と相談しながら休職などの選択をしましょう。
4. 美容師の手荒れ改善におすすめ│高保湿のハンドクリーム
手荒れの予防・改善には、こまめな保湿が必要です。
保湿には、水分と油分両方を補える高保湿なハンドクリーム「アクアテクトゲル」を使用するのがおすすめです。
“おすすめポイント”
- 治らない手荒れを根本からケア
- 楽天保湿ジェル部門NO1
- 水と油(8:2)の保湿黄金比で処方
- 第三者機関へのアレルギー/パッチテスト済み
- 香料・アルコール・着色料不使用
- 初回330円送料無料でお試し可能
アクアテクトゲルは、肌の弱い開発者が自分自身のために開発した商品です。
低刺激で安全性が高く、累計販売本数148万本以上の人気商品となっています。
アクアテクトゲルは、油分と水分のバランスに着目し、赤ちゃんの体に含まれる水分と同じ割合で処方されています。
油分と同時に水分をたっぷり与え、手荒れの根本原因にアプローチを行えます。
さらに、与えた水分を保持するために16種類の保湿成分を配合しているのが特徴です。
浸透力が高いジェルタイプなので、ベタつく心配が少なく仕事中も使いやすくなっています。
今なら、初回限定で20g 330円(送料無料)でお試しできるキャンペーンが行われています。
お得なキャンペーンを利用し、早速アクアテクトゲルでなめらかな手元を目指しましょう。
また、敏感肌や元々肌が弱く乾燥による手荒れがひどい方は、「10年悩んで分かった!手荒れがハンドクリームで治らない理由」を併せてご覧ください。
\初回330円!送料無料/
5. 手荒れの症状レベル別対処法
手荒れの症状レベル別に、適切な対処法をご紹介します。
症状レベル別の手荒れの状態などを詳しく解説します。
自分がどのレベルに該当するのかを確認し、適切な対処を行いましょう。
5-1. 【軽度】指先や爪の周りがかさつく場合は保湿を重視
手荒れ症状が軽度の場合は、ハンドクリームでの保湿を行いましょう。
軽度の手荒れ症状の特徴は、指先や爪の周りにかさつき・乾燥を感じる状態です。
かさつきを感じた時や寒い時期だけではなく、年間を通し保湿を行ってください。
参考:新宿駅前クリニック
参考:うえだ皮膚科内科八田院
5-2. 【中度】手全体が乾燥しひび割れが生じる場合は保湿と保護
手荒れの症状が中度の段階であれは、ハンドクリームでの保湿に加え、保護を行いましょう。
中度の手荒れ症状の特徴は、手全体の乾燥を感じる状態です。
軽いひび割れや皮むけが起こることがあります。
手を洗った後には、洗うたびにこまめな保湿を心がけてください。
また、炎症を抑えるステロイドを使用したり、ひび割れが痛い場合はキズパワーパッドなどで保護しましょう。
参考:新宿駅前クリニック
参考:うえだ皮膚科内科八田院
参考:町野皮ふ科
5-3. 【重度】出血や痛みを伴うひどい症状は病院を受診
手荒れの症状が重度になると、皮膚科を受診する必要があります。
重度の手荒れ症状の特徴は、出血や強い痛み・腫れがある状態です。
さらに進行すると、かゆみが出たり、水泡・水ぶくれができる場合もあります。
上記のような症状がみられる場合は、早急に皮膚科を受診し処置を行ってもらいましょう。
参考:新宿駅前クリニック
参考:うえだ皮膚科内科八田院
6. 美容師の手荒れに関してよくある質問
美容師の手荒れに関して、以下のよくある質問にお答えします。
Q. 美容師の手荒れに労災保険は下りますか?
A.美容師の手荒れで、労災保険が下りることはあります。
ただし、勤務中に使用しているシャンプーやパーマ剤などが原因で、手荒れが起きたことを証明する必要があります。
手荒れは勤務中に限らず、日常生活の行為が原因となっている場合もあるためです。
まずは医師に相談して、手荒れの原因を特定しましょう。
原因が、仕事で使用しているシャンプーやパーマ剤に含まれている成分であれば、医師の証明が証拠として採用されます。
Q. 水泡(水ぶくれ)や膿が溜まった部分を潰していいですか?
A.水泡(水ぶくれ)や膿が溜まった部分を潰す行為は控えましょう。
手荒れ症状が重度になると水泡が生じることがあります。
また、水泡や膿が溜まっている場合は、手荒れと間違いやすい病気の可能性もあります。
水泡や膿の溜まった部位がある場合は、潰さずに皮膚科を受診してください。
参考:神保町駅前皮膚科
Q. 手にできたブツブツは蕁麻疹でしょうか?
A.手にできたブツブツは、蕁麻疹の他にも、手荒れと間違いやすい病気の可能性があります。
蕁麻疹は、赤くぽっくりした腫れが突然現れて、数時間で消えるのが特徴です。
また、ガサガサした白っぽいブツブツは、疥癬という病気の症状の一つでもあります。
手荒れの症状かどうか迷う場合は、皮膚科を受診し明確に診断してもらいましょう。
参考:神保町駅前皮膚科
参考:はつ花皮ふ科クリニック
Q. 男性美容師におすすめのハンドクリームはありますか?
A.男性美容師におすすめのハンドクリームは、美容師の手荒れ改善におすすめのハンドクリームでご紹介した「アクアテクトゲル」です。
男性が手荒れする原因は、女性同様です。
水分・油分を補える高保湿なハンドクリームで、こまめな保湿を行ってください。
\初回330円!送料無料/
参考:吉祥寺まいにちクリニック
まとめ
美容師の手荒れは、アレルギーや乾燥が主な原因です。
まずは、アレルギー物質に触れないように気をつけ、保湿をこまめに行いましょう。
保湿には、油分だけでなく水分もたっぷり補える「アクアテクトゲル」がおすすめです。
高保湿なハンドクリームで、うるおいのある滑らかな手を目指してください。
\初回330円!送料無料/