日中に気になり始める鼻、おでこ、頬などの油っぽさ。
気になる部位には個人差があり、顔全体が気になる人もいれば、部分的に気になる人もいます。
調査の結果、74.1%の方がテカリが気になったことがあり、その中でも鼻のテカリが気になる方が最も多いことが明らかになりました。
ベタつき、テカリに悩んでいる人は年齢問わず多く、その状態やベタつく原因も人それぞれです。
脂っぽいうえにニキビができてしまったり、部位によってベタつかずむしろカサついている気がしたり……。
最近はマスクによるベタつき、テカリが気になる人も増えています。
こまめに洗顔したり、あぶらとり紙で拭き取ったり、さっぱりタイプの化粧水を使っていても、なかなか解消しない顔の油っぽさ。
油を取り続けるだけではなく、できれば根本から油っぽさがなくなることが理想ですよね。
この記事では、年代・男女それぞれに考えられる原因と対策、おすすめアイテムなどを紹介しますので、ぜひケアを実践してくださいね。
1. 顔が油っぽくなる原因とは?
本来、皮脂は肌にとって必要なものです。
とはいえ、過剰な皮脂分泌は肌トラブルを招くだけでなく、テカリやベタつきなどが「不衛生に見える」「だらしないイメージ」など見た目の印象を左右してしまうことがあります。
「では皮脂をこまめに拭き取ろう」「さっぱりタイプの化粧水を使おう」と早まるのはNG。
この章では、油っぽくなる原因について説明します。
1-1. 原因①:誤った洗顔やスキンケアで皮脂を取りすぎているケース
性別や年代を問わず、顔が油っぽくなる原因としてよく挙げられるのが、「皮脂を取りすぎているスキンケア」です。
顔の油っぽさが気になるあまり、一日に何度も洗顔したり、洗浄力の強い洗顔料を使ったりしていませんか?
こうしたケアは、肌の防御反応を働かせ、さらに皮脂の分泌を活発化させる悪循環を招くことがあります。
皮脂の分泌は絶え間なく一定に行われているわけではない。
皮脂の分泌がある一定量まで達すると、皮脂腺に圧力を加えて、排泄を抑制するようになる。これを飽和皮脂量という
実験的に皮膚表面の皮脂をアルコールでぬぐいさると、皮脂は2~3時間以内に急速に分泌される。しかし、皮脂量がもとに回復すると、それ以降の分泌は緩慢になる。引用元:美容皮膚化学事典 第7版 (中央書院発行)
洗顔の回数は多くても1日に2回。朝晩に1回ずつと決めておくのが良いでしょう。
また、乾燥や肌荒れを防ぐために、肌への負担が少ないジェルタイプを使ったり、ゴシゴシとこする必要がない泡洗顔などを使って洗顔し、ぬるま湯で洗い落とすことをおすすめします。
最後に、意外かもしれませんが、「顔が油っぽいから」と保湿を怠るのはNGです。
- 水分を補給して肌内部の水分量をあげる。
- 油分や保湿成分で、肌内部の水分の蒸発を防ぐ。
このような「適切な保湿」がされた肌は、過剰な皮脂分泌を止めます。
洗顔後すぐに保湿をして、水分・保湿成分・油分をきちんと補いましょう。
1-2. 原因②:自分の肌タイプの認識が間違っているケース
顔が油っぽいことから、自分の肌タイプを、いわゆる「オイリー肌」だと決めつけている人も多いと思います。
ただ「顔の表面のベタつきがいつも気になる」けれど、「洗顔後に肌のつっぱりを感じる」という場合は、実はオイリー肌ではなく、乾燥によって皮脂分泌量が増えてしまうインナードライ肌なのかもしれません。
他にも、皮脂が多い部分とカサついている部分が混在している混合肌のケースもあり、前提となる肌タイプの認識が間違っていると、毎日行っているスキンケアの内容も効果が薄れてしまいます。
まずは自分の肌タイプを正しく認識して、自分に合うスキンケアをすることが重要です。
肌タイプの種類と見分け方
肌タイプについて、簡単にお伝えします。
まず、肌タイプには、普通肌・乾燥肌・脂性肌(オイリー肌)・インナードライ肌・混合肌の5種類あり、それぞれ特徴があります。
それぞれの肌タイプの特徴は、以下のようになります。
普通肌 |
水分や保湿成分・油分のバランスが取れていて、健やかな状態の肌。しかし、他の肌タイプに変化する可能性があるので要注意 |
乾燥肌 |
水分や油分が不足している状態。触るとカサカサしていて、肌荒れしやすい |
脂性肌 |
水分も油分も多く、触るとベタベタしている状態。テカリや毛穴の開きが目立つ |
インナードライ肌 |
混合肌と似ているが、基本的に肌が乾燥していて水分が少ない。うるおいが逃げないように過剰に皮脂が分泌されている |
混合肌 |
皮脂が多い部位とカサついている部位が混在している状態。油分は多いが水分が少ない |
インナードライ肌の場合、朝は洗顔料は使わず、ぬるま湯で汚れを洗い流すくらいにしておきましょう。
混合肌の場合は、ベタつくTゾーンのみ洗顔料を使うことをおすすめします。
ベタつく部位と乾燥する部位の差が気になるようであれば、水分や油分を一度に補えるオールインワンアイテムがおすすめです。
1-3. 原因③:ホルモンバランスの変化によって肌質が変わっているケース
ホルモンバランスによって、顔が油っぽくなるのは、中高生や生理前の女性が多いです。
中高生の時期(いわゆる思春期)になると、男性ホルモンの分泌が増えていきます。
男性ホルモンは男女とも分泌されるもので、男子は精巣や副腎、女子は卵巣や副腎で産生され、ひげや声変わりといった第二次性徴に影響を与えるだけでなく、筋肉や骨づくり、気力向上などに作用するほか、皮脂の分泌量を増やす働きがあります。
そのため思春期に皮脂分泌が活発化してしまうのは当然なこと。
テカリやベタつきを必要以上に気にして過剰なケアに走ってしまわないように気をつけてください。
また、女性の場合、ホルモンバランスの変化によって肌コンディションは変化します。
排卵前までの約2週間は卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌量が黄体ホルモン(プロゲステロン)より多く、肌は安定しています。
しかし、排卵後~生理が始まるまでの約2週間は黄体ホルモンの分泌量が増え、その影響で皮脂の分泌量も増える傾向に。
つまり、1ヵ月の中でも、肌が乾燥に傾いたり、オイリーに傾いたりする日があるのです。
ホルモンの影響だけでなく、気温や湿度によっても皮脂の分泌量に変化が生じます。
「いつも肌がカサついているから乾燥肌に違いない」
「ベタつきが気になったからきっとオイリー肌だろう」
と決めつけず、その日の肌の状態を見極めてスキンケアをおこなうことをおすすめします。
1-4. 原因④:スキンケア商品に含まれる刺激で皮脂分泌が活発化するケース
特に男性の方が使うメンズケア商品。
その多くには「エタノール」が含まれます。
さっぱりとした使用感や軽やかな使い心地をもたらすものですが、人によってはエタノールが刺激となって肌荒れを起こしたり、肌の乾燥を悪化させて皮脂の過剰分泌につながってしまったりすることがあります。
「メンズケア商品を使い続けているけれど、肌のベタつきがいつも気になる」という場合は使用をやめ、刺激の少ないアルコールフリーのものや、保湿成分がしっかり配合されているものを選ぶことをおすすめします。
1-5. 原因⑤:ファンデ―ションによってベタつきやテカリが生まれるケース
カバー力の高さでクリームファンデーションやリキッドファンデーションを選ぶ人もいることでしょう。
しかし、それらのファンデーションは油分が多いため、ベタつきやテカリが気になる場合があります。
日中メイクの崩れが気になる人は、油分が少なくさらっとした使い心地のパウダータイプに切り替えてみるといいでしょう。
また、朝メイクしてから時間が経つと崩れてしまうのは、肌が乾燥して皮脂をたくさん出そうとしているからかもしれません。
オイリー肌だと思いこんでいても実はインナードライ肌の可能性があるため、化粧下地を保湿成分配合のものやしっとりしたテクスチャーのものに変えてみるのも選択肢のひとつです。
メイクの際は、保湿ケアとベースメイクを丁寧におこない、仕上げにフェイスパウダーをはたくことをおすすめします。
1-6. 原因⑥:季節の影響を受けているケース
春から夏にかけて皮脂分泌量は増え、秋から冬にかけて減少します。
そして、体温調整にかく汗が、分泌量の増えた皮脂と混ざりあい、べたつきを生みます。
多くの人は当たり前に「夏にオイリー肌」になるのです。
こんな時季は、少しさっぱりする化粧品に変えるのも一つの手段ですが、いつも通りの化粧品で、いつも通りにケアを行い、肌状態を安定させておくほうがおすすめです。
なぜなら、気温も湿度も毎年違いますし、日焼けの度合いや生活環境などにより、肌状態もちょっとずつ違います。
また、肌をさっぱりさせる仕上がりに慣れると、保湿のベタつきが気持ち悪く感じ、保湿不足になることがよくあります。
そうして皮膚の感覚を麻痺させてしまった結果、皮脂を取りすぎるスキンケアに慣れてしまい、最初にお話した悪循環に陥ってしまいます。
夏にオイリーだからと言って、基本のケアは変えずにいるほうがおすすめです。
1-7. 原因⑦:生活習慣の影響を受けているケース
最後に生活習慣です。
健やかな肌に欠かせないのは、生活習慣の見直し。
どんなに正しいスキンケアをしていても、栄養が偏っていたりストレスをため込んでいたりしていては、肌コンディションを整えることはできません。
油っこいものを食べ過ぎると皮脂が過剰分泌されてしまうので注意してください。
そして睡眠不足やストレスの蓄積なども、ホルモンバランスの乱れを招いて皮脂分泌に影響を及ぼします。
十分な休息や気分転換、適度な運動などを取り入れ、規則正しい生活を心がけましょう。
昨今のコロナ禍による生活の変化で、睡眠時間や食事の時間などリズムが乱れがちな人は特に気をつけてくださいね。
2. 顔が油っぽい時の対処法4選
「なんか顔が油っぽいな…」と感じる方は、まず過剰になってしまった皮脂分泌を止める必要があります。
活発化した皮脂分泌を止めるには、以下の4つの方法がおすすめです。
自分の顔が油っぽくなる原因を特定し、自分に合う対処法を実践していきましょう。
活発化した皮脂分泌を止める4つの方法
- 皮脂を取るケアから、取らないケアへ変える
- 肌内部の水分を保持する「正しい保湿」で乾燥を改善する
- 万全の紫外線対策で、皮脂の過剰分泌を抑える
- 肌への刺激・摩擦を避けて、バリア機能を保持する
2-1.皮脂を取るケアから、取らないケアへ変える
顔の油っぽさが気になる場合は「皮脂を取りすぎるケア」によって、肌の防御反応が働き、皮脂が過剰分泌している可能性があります。
洗顔は1日2回とルールを決めて、刺激が少ない洗顔料を使うようにしましょう。
おすすめは「皮脂を取りすぎない洗顔料」。
皮脂を取りすぎない洗顔料を使えば、過剰になっている皮脂分泌がおさまる可能性があります。
オイリー肌にとっては天敵のように思えますが、皮脂は私たちが生きて活動する上で欠かせない、『バリア機能』として働いています。
皮脂は汗と混ざりあって薄い膜となり、肌表面を覆って外部の刺激から肌を守ったり、肌から水分が蒸発するのを防いでいるからです。
そのバリア機能となる皮脂を取りすぎてしまうことは、肌の乾燥や皮脂の過剰分泌を招きます。
ですから、洗浄力のマイルドな、皮脂を取りすぎない洗顔料を使いましょう。
2-2.肌内部の水分を保持する「正しい保湿」で乾燥を改善する
- 水分を補給して肌内部の水分量をあげる
- 油分や保湿成分で、肌内部の水分の蒸発を防ぐ
このような「適切な保湿」がされた肌は、過剰な皮脂分泌を止めます。
顔が油っぽくなっているのは、低いバリア機能を補うために、皮脂膜を少しでも多く作って肌を守ろうと、体が機能している証拠です。
この皮脂膜には肌を紫外線、ダメージなどの多くの刺激から守る役割があります。
肌の水分を蓄える天然保湿因子(NMF)、角質層の水分を守る細胞間脂質とともに「バリア機能」と呼ばれ、なくてはならないものです。
最近は「オールインワン」タイプの化粧品もあります。
化粧水・乳液・美容液・クリームが一つになったタイプの物だと、1本で水分・油分・保湿成分を与えることができて、便利です。
2-3.万全の紫外線対策で、皮脂の過剰分泌を抑える
意外と知られていませんが、紫外線を浴びると肌は酸化ダメージを受けるため、皮脂分泌量が増えることがあります。
ですから、皮脂分泌を止めるためには、必ず紫外線対策を行いましょう。
紫外線といえば、シミやシワの原因となるため、対策を行う人は多いです。
でも、オイリー肌だと肌が丈夫なので、なぜか、紫外線対策をおろそかにする傾向があります。
紫外線には皮脂の分泌を促進させる以外にも、こんな特徴があります。
- 肌表面だけではなく、肌の奥「真皮層」まで侵入し、DNAにダメージを与える
- 太陽が出ている間は必ず存在していて、紫外線量が弱くても、短時間でも、肌は損傷を受けている
- 曇った日の紫外線は、当たっていてもダメージを認識しにくい
積み重なると、確実に肌の老化・劣化を招きます。
ですから、日焼けによる影響を感じていなくても、1年中、紫外線対策は万全にして過ごしましょう。
2-4.肌への摩擦を避けて、バリア機能を保持する
肌は、「バリア機能」があるといっても、摩擦に対しては、もろくできています。
摩擦を受けた肌は、角質層を作っている細胞同士の結束を壊してしまったり、刺激に対する防御反応をします。
そっと肌に触れるようにし、摩擦を与えないようにしましょう。
たとえば、顔を洗うとき、タオルで顔を拭く行為も、刺激や摩擦は起こります。
角質層は、ラップ1枚程度の薄~いものです。
ですから、力をいれる必要は一切ありません。
顔をこすったり、かいたりするのも、摩擦になります。
ほかにも、こんな摩擦が刺激になります。
- メイクをする時のチップやパフ、ペン先やブラシ
- メイクを落とすときに使う拭き取りクレンジング
- 洗顔をするときに、ゴシゴシこすること
- 花粉やアレルギーなど、目元がかゆいときに、指や手で掻くこと
- 化粧水を塗るときのコットンやパッティング
「できるだけ肌に触れない」という意識で触るくらいでちょうどいいです。
また、触れるものの素材にも気を付けましょう。この際、使い古したタオルや化粧スポンジ、ブラシなどは新しいもの・素材のやわらかいものに交換しましょう。
日常の中で『肌に触れる機会』を意識し、摩擦を与えない工夫をしてみてくださいね。
3. 顔の油っぽさを改善し「サラサラ肌」になるためのオススメ商品
肌の「バリア機能」が正しく働いていれば、皮脂の分泌量も正常です。
顔が油っぽくなっている場合は、皮脂の分泌量が過剰になっている、つまり肌の「バリア機能」が損なわれている可能性があります。
肌への余計な刺激を避けたり、正しい保湿で「バリア機能」を維持できるようになれば、過剰になる皮脂分泌が止まり、油っぽさを改善できるということです。
だから、スキンケア選びが「油っぽい顔」には大切
今回は顔の油っぽさに悩んでいる人におすすめのスキンケア商品を、以下の2つのポイントからお伝えします。
- 「皮脂を取りすぎない」洗顔料を選ぶ
- 「バリア機能を維持する」高保湿商品をを選ぶ
3-1. 皮脂を取りすぎない「ダブル洗顔不要」の洗顔料
私がおすすめするのは「ダブル洗顔不要のクレンジングゲル」。
これ1本でメイク落としと洗顔料の効果を持つので、肌に余計な負担をかけずに洗顔(クレンジング)ができます。
今回紹介する「ダブルクレンジングゲル」は
- メイクや汚れはきちんと落とせる
- 必要な皮脂は残して、潤いを守る
この2つを両立できるように、洗浄力を調整しています。「肌にちょうどいい洗いあがり」をぜひ体感してください。
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3-2. バリア機能を維持する「高保湿商品」
アクアテクトゲル おすすめポイント
- 「超高保湿」を実現する16種類の保湿成分
- 「低刺激」を保証する3つの肌テスト実施済
- 「これ1本」で保湿完了のオールインワンタイプ
顔の油っぽさを引き起こす「皮脂の過剰分泌」を止めるには、「水分と油分」をバランスよく補給する保湿剤が必要です。
そんな条件をかなえてくれる化粧品が【アクアテクトゲル】。
実際にアクアテクトゲルを使用した結果、「4週間後に肌の潤いがアップしたことが実証」されており、肌のバリア機能を維持するためのサポートをしてくれるでしょう。
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4. 洗顔とスキンケアのポイント
最後に、油っぽさが気になる肌に向けて、洗顔方法とスキンケアのポイントについてご紹介します。
毎日のことなので、ネットや口コミ、自己流のケアに頼らず、ポイントを押さえて丁寧におこなってくださいね。
4-1. 正しい洗顔
洗顔のポイントを紹介します。
意外と全てを守れている人は少ないので気をつけてみてください。
<洗顔のポイント>
-
洗顔前にあらかじめ手を洗い、汚れや雑菌などを落としておく
-
お湯の温度はぬるく感じる程度にしておく。熱いお湯は皮脂を落とし過ぎてしまい、乾燥やインナードライを招くので注意
-
洗顔料はたっぷり泡立て、ゴシゴシこすらずやさしくマッサージするように洗う
-
ベタつきやテカリが気になる部位から洗う。乾燥や刺激が気になる部位には泡を長時間のせない
-
洗い終えたらすすぎ残しのないよう丁寧にすすぐ
-
水気を拭く際、タオルでゴシゴシこすらない
赤ちゃんの肌を扱うような感覚で、やさしく丁寧に洗いましょう。
4-2. 正しいスキンケア
「顔が油っぽいのにこれ以上の保湿は必要ない」
「保湿=ベタつく、というイメージがある」
という人は、この機会にスキンケアを見直してみてください。
肌の油分が足りないと、水分が蒸発し、どんどん乾燥してしまいます。
ベタつきやテカリが気になるなら、まず肌の水分・保湿成分・油分の3つをバランスよく補い、コンディションを整えてあげることが大切です。
スキンケアのポイントを簡単に説明します。
<スキンケアで大切なポイント>
-
洗顔直後の肌は、必要なうるおいも洗い流されて乾燥している状態。なるべく間をおかず、化粧水をなじませる
-
スキンケアは、肌にみずみずしさを補う水分→しっとり整える保湿成分→水分の蒸発を防ぐ油分、の順におこなう(アイテムでいえば、化粧水→美容液→乳液もしくはクリーム、の順)
-
特にカサつきが気になる箇所には多めになじませる
-
スキンケアアイテムをなじませる際は、力強くパッティングしたり、コットンで摩擦が生じたりしないよう注意する
前述のとおり、肌の状態はその日によって異なります。
ベタつきがひどくニキビができやすくなっているときは、油分は少量にとどめましょう。
コンディションによってバランスを調整するのが大変、という場合は、オールインワンアイテムを使い、量を調整するのもおすすめです。
化粧品の説明書通りの容量を守るのも大切ですが、その日の自分の肌をよく観察し、工夫しながらお手入れしましょう。
5. 顔の油っぽさに関してよくある質問
5-1. 顔が油っぽい場合はどうすれば良いですか?
顔が油っぽくなる原因はいくつかありますが、「皮脂を過剰に除去するケアをやめること」「保湿を徹底して、肌のバリア機能を維持すること」を行うと、改善が見られる可能性が高いです。
肌の「バリア機能」が正しく働いていれば、皮脂の分泌も正常になり、顔が脂っぽくなる事も防ぐことができます。
ただ、皮脂を必要以上に取ったり、肌の乾燥状態が続いていると、「バリア機能」の低下を感じた体が、皮脂を出すことで肌のバリア機能を維持しようとします。
結果として、顔が脂っぽくなってしまうのです。
- 皮脂を取りすぎない低刺激なスキンケア
- バリア機能を維持する高保湿
このキーワードを念頭に、スキンケアを見直してみましょう。
5-2. 過剰な皮脂を抑える方法はありますか?
スキンケアの場合は、以下の方法が有効です。
- 皮脂を取りすぎない低刺激性
- バリア機能を維持する高保湿
また、スキンケアだけでなく、生活習慣にも注目すれば、多くの選択肢があります。
- 食事に気を付ける
- 加湿の習慣で乾燥を防ぐ
顔の油っぽさを改善するのに役立つ栄養素は以下の4種類。
- ビタミンB1:皮脂の分泌をコントロールする
- ビタミンB2:皮脂の分泌を抑える
- ビタミンC:脂質の酸化を防ぐ
- パントテン酸:脂質を分解する
ぜひ日常の食事に取り入れて、顔の油っぽさを改善のためにコツコツ積み重ねて行きましょう。
まとめ
「顔が油っぽい」とひと口に言っても、皮脂が過剰に分泌されてしまう原因は人それぞれ。
「皮脂は肌にとって悪いものだから、こまめに拭き取らなきゃ」
「ベタつきたくないから油分は補わない」
などと誤ったケアを続けてしまうと、ベタつきやテカリ、ニキビなどのトラブルがよりひどくなってしまうことがあります。
この記事を読んで自分の肌タイプがどれなのか、そしてその原因と対策を知って、正しい洗顔やスキンケアを心がけてくださいね。