【症状別に紹介】顔の赤いブツブツの治し方|肌荒れや頬の赤み対処法

赤いぶつぶつのある肌荒れ

私は、時々肌が荒れます。
肌が荒れると、赤みが出て、ブツブツができるので憂鬱な気分に。
しかも、一度肌が荒れて赤みやブツブツができると、すぐには治りません。

「赤み」「ブツブツ」のどちらか一つあっても肌が汚く見えていやなのに、2つあると最悪です。
赤み+ブツブツの状態は肌の汚さが目立つし、老けて見えるので、自分の肌に自信が持てません。
人に会うのも、出歩くのも嫌になり、赤みやブツブツがなくなるまで辛い日々を過ごします。

あなたも私のように、肌にできた赤みやブツブツで気分が落ち込んだ毎日を過ごしていませんか?

実は私、今は以前のように赤みやブツブツで悩むことはなくなりました。
なぜなら、肌荒れによる赤みやブツブツを早く治す方法を見つけたからです。

そこで、今回、私がうまくいった方法をご紹介します。
誰でも簡単にできる方法です。

赤み+ブツブツができたときに、必ずすること

  • 赤み、ブツブツ肌への刺激を減らす
  • 清潔にする
  • 保湿する
  • 紫外線対策をする
  • 体調を整える

    この5つはとても基本的なことですが、大切なので実践してください。

    次に、症状別の対処を行ってください。

    赤みやブツブツには、代表的な症状が5つあります。
    ・ニキビ
    ・湿疹
    ・あせも
    稗粒腫
    水いぼ
    ・毛包虫性ざ瘡(にきびダニ)

    この5つの症状は、「赤み」と「ブツブツ」という見た目は似ていますが、対処方法が異なります。
    それぞれの症状にあった対処を行い、肌荒れして赤みやブツブツした状態を改善していきましょう。

    ■ ニキビ(毛嚢炎)

    頬にできたニキビ

    ニキビの周りの皮膚が腫れたり、赤みを帯びたり、痛みを伴います

    3章で詳しく説明します

    湿疹(蕁麻疹など)

    湿疹の症状

    かゆみを伴い、皮膚が赤くなったり、皮がむけたり、水疱になり膿がたまったりします

    4章で詳しく説明します

    ■あせも

    あせも

    汗のかく時期にできて、かゆみがあります

    5章で詳しく説明します

    ■稗粒腫

    稗粒腫

    白〜黄白色のブツブツで、目の周りや頬に見られることが多いです。

    6章で詳しく説明します

    画像出典:『皮膚科Q&A:アテローム(粉瘤)』公益社団法人日本皮膚科学会

    ■水いぼ

    水いぼ

    1〜5mm程度の白〜淡紅色のしこりで、中心が凹んでいるのが特徴です。

    7章で詳しく説明します

    画像出典:もりはら皮ふ科クリニック


    目次

    1.頬の赤み・顔のブツブツ肌荒れでやるべき5つのこと

    肌荒れを伴う赤みやブツブツができたら、次の5つを心がけましょう。

    • 赤み・ブツブツ肌への刺激を減らす
    • 清潔にしましょう
    • 保湿ケアを行いましょう
    • 紫外線対策をしましょう
    • 体調を整えて規則正しい生活を心がけましょう

      1-1.赤み・ブツブツ肌への刺激を減らしましょう

      赤みブツブツができたら、その場所への刺激を減らしましょう。
      なぜなら刺激を与えると、赤みやブツブツの治りが遅くなるばかりか、赤みはさらに増し、ブツブツも増える恐れがあるためです。

      このような悪影響があるので、刺激はできるだけ避けましょう。

      刺激とは、次のような行為をすることです。

      避けるべき刺激

      • 触る
      • 肌に合わない化粧品を使う
      • スクラブ洗顔
      • ナイロン製タオルでこする
      • 濃いメイクをする
      • 汚いメイク道具を使う
      • 膿を出す 

        このように、赤みやブツブツに触れるという行為がそもそも刺激になるのです。
        赤みやブツブツがある時は、肌に触れないようにしましょう。
        ブツブツがあると触りたくなるお気持ちもわかりますが、衝動はグッとこらえてください。

        どうしても触れないといけない時、例えばメイクや洗顔時は、清潔な手やメイク道具でやさしくふれるようにしましょう。

        パフやチップ、ブラシは意外と汚れています。
        以下のようにして、清潔にして、肌への刺激を減らしましょう。

        メイク道具を清潔に保つ方法

        パフの使い方

        パフの使い方

        毎日、使用する箇所を変えましょう。
        パフを半分にして、裏表を両方使うと、1枚で4回使えます。

        パフの洗い方

        パフの洗い方

        石けんを直接パフにつけてもみ洗いしましょう。
        毎日使用する箇所をかえる場合、石けんでもメイク汚れはきれいに落ちます。
        洗った後はしっかりと乾かしましょう。

        ブラシの使い方

        メイクブラシの使い方

        使用後は毎回、ティッシュで汚れを拭き取りましょう。

        ブラシの洗い方

        メイクブラシの洗い方

        ブラシの汚れが目だったり、粉ふくみが悪い、メイクの仕上がりが良くないと感じたら、洗い時。
        石けんを溶かしたぬるま湯で洗いましょう。
        毛流れを整えて乾かしましょう。

        1-2.赤みブツブツ肌を清潔にしましょう

        赤みやブツブツがある部分は、清潔に保ちましょう。

        汚れがある不潔な状態で放置すると雑菌が繁殖して、赤みやブツブツが広がる恐れがあります。

        刺激をあたえないように、やさしく洗ってください。

        とはいえ、洗いすぎもよくありません。

        1日2回をめどに、洗顔料やせっけんなどを使って、やさしく洗いましょう。

        洗った後は、水分をふき取り、水分と油分をあたえて保湿を行いましょう。

        また、赤みやブツブツがある場所に、髪の毛がかからないようにしましょう。

        ピンでとめたり、くくったりして、髪型も清潔を心がけましょう。

        洗顔

        洗顔をする手も清潔にしましょう。洗顔前は、必ず手を洗いましょう。

        泡立つ洗顔料を使うとき

        手と肌の間にクッションが入るように、しっかりと泡立てたたっぷり泡でやさしく洗いましょう。

        泡立てない洗顔料を使うとき

        洗顔料自体がクッションの代わりになるものは、規定量を必ず使い、やさしく洗いましょう。

        体を洗う

        用意するもの
        • 肌当たりの良いタオル(ナイロン製は避けて、綿やガーゼ生地がおすすめです)
        • 石けんやボディーソープ

        体は、肌あたりの良いタオル、もしくは手で洗いましょう。
        タオルなど使わずに手で洗っても、汚れは十分に落ちます。

        肌あたりの良いタオルを使う場合もゴシゴシこするのではなく、肌をなでるようにタオルを滑らせるようにしましょう。

        体の洗い方

        1.まず体をぬらして(流して)、さっと汚れを落とします。

        2.石けんやボディーソープをそのまま体にすべらせ、首や鎖骨などは、手でやさしく洗います。

        他の部位は、ボディータオルをぬらして軽くしぼり、タオルで石けんやボディーソープを拭き取るような感覚で洗います。
        デコルテや背中は皮脂腺が多いので、しっかり洗いましょう。

        3.洗い終えたら、すすぎ残しのないように、しっかりと流しましょう。

        顔も体も、洗った後はきれいな肌あたりの良いタオルで、やさしく水分をふき取りましょう。

        1-3.低刺激・高保湿のスキンケアを行いましょう

        赤み・ブツブツが起こっているときは、

        • 肌に刺激を与えない
        • しっかりと保湿ができる

        この2つを満たしたスキンケアを行いましょう。

        敏感になった肌をうるおし、バリア機能を回復させることで、赤み・ブツブツの解消に近づけるからです。

        正常な肌と、乾燥してバリア機能が弱った肌の違い
        左)図1:正常な肌 右)図2:バリア機能が低下した肌

        私たちの肌は、表皮・真皮・皮下組織という3つの層で構成されています。

        私たちが普段、化粧水などでケアしているのは、表皮の一番外側にある「角質層」です。

        この角質層は、次の2つの役割を果たしています。

        • 外的刺激(紫外線、化学物質、微生物など)から体を守る
        • 肌の水分が外に放出されないようにしている

        これを「肌のバリア機能」といいます。
        分泌される汗や皮脂は、その角質層の上に膜を作り、バリア機能をより強固にしています。

          肌が乾燥状態にあると、この肌のバリア機能が働きにくくなります。

          その結果、普段は刺激にならない色々なもの(紫外線・ホコリ・花粉・黄砂・PM2.5など)を刺激に感じる敏感肌になります。

          赤みやブツブツが起こる理由のひとつは、このような「バリア機能が低下した肌状態」にあるためです。

          この状態が続く限り、赤みやブツブツは治りにくいままです。

          ですから、赤み・ブツブツが起こっている場合には、「低刺激」かつ「高保湿」ができるスキンケアを行い、肌のバリア機能を回復させることが必要です。

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          1-4.紫外線対策をしましょう

          赤み・ブツブツがある箇所には、日焼け止め等を使って紫外線を当てないようにしましょう。

          紫外線の肌へのダメージは、とても大きいです。

          赤みやブツブツを悪化させ、長引かせる原因になります。

          肌に合う日焼け止めがない場合は、サングラスやマスク、帽子、日傘で赤みやブツブツがある部分に紫外線が当たらないようにガードしましょう。

          紫外線カット効果のあるストールは、首回りから顔にかけて広範囲を紫外線から守れます。

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          ※マスクやサングラス、帽子や日傘、ストールなどは紫外線カット効果のあるものを選びましょう。

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          UPFとはUltraViolet Protection Factor(紫外線保護指数)の略称で、UVカットの世界的基準値です。
          南極のオゾンホールの影響を最も受けているオーストラリア/ニュージーランドで定められたUVカットの世界的基準値です。

          紫外線(UV)の人体影響度(=肌に紅班が現れる)基準評価で、数値が大きいほど紫外線の影響を防ぎます。最高値は50+で、夏の太陽光の下で、皮膚が赤くなりはじめる時間を約50倍以上遅らせてくれるという数値です。

          1-5.体調を整えて規則正しい生活を心がけましょう

          肌は臓器の一つです。
          体調が悪くなると臓器の働きは悪くなります。
          つまり、体調不良やホルモンバランスが崩れると、肌の調子も悪化するのです。
          体調やホルモンバランスが崩れないよう、規則正しい生活を心がけましょう。

          肌の働きが悪くなるということは、ターンオーバーが乱れたり、肌のバリア機能が正常に働かなくなったりします。

          こうなると、肌はなかなか回復しません。
          なぜなら、目に見えている肌(角質層)の一つ一つの細胞は、約1ヶ月かけて作られるからです。

          角質層は、肌の奥で作られた細胞が約1ヶ月の時間をかけて肌表面に押し上がって、できています。
          この1ヶ月の間で十分に育った細胞が角質層となり肌表面を覆い、汗や皮脂が十分にあると、バリア機能はとても高くなります。
          また十分に育った肌細胞が並ぶと、いわゆるキメが整った状態になります。

          一方、体調不良などで十分に育たなかった未熟な肌細胞が肌表面に押しあがってきた場合は、バリア機能として十分に働くことができません。
          なぜなら、未熟な肌細胞は形がいびつで、細胞同士の間に隙間ができるためです。(「図2バリア機能が低下した皮膚」をご覧ください)

          また、未熟な細胞は細胞同士の結びつきも弱いため、簡単に剥がれていきます。
          細胞同士の隙間や、細胞が剥がれたところから外的刺激が侵入し、肌は炎症を起こし赤くなったり、ブツブツができます。

          また、炎症を起こした肌では、十分な肌細胞は作られません。
          引き続き未熟な肌細胞が作られるため、外的刺激にとても弱くなります。

          そして、肌があれて赤みを帯びたり、ブツブツができるようになるのです。

          スキンケアを一生懸命していても、体調が思わしくなければ、赤みやブツブツがある状態は、なかなか改善していきません。
          スキンケアとともに、体調を整えるために規則正しい生活を心がけましょう。

          なお、体調不良、ホルモンバランスの乱れ、と言われてもピンとこない方や、今までと変わったことは何もしていないのに、急に赤みやブツブツができる肌荒れがおこったという方は、これまでの生活を振り返りましょう。

          今、思い当たることがなくても、以前からあった疲れやストレスが積み重なって、肌に現れることがあります。季節の変わり目や気温の変化が激しい時は、体に疲れが溜まりやすいです。
          これまで溜まっていたものにプラスされて、症状が出てくるということもあります。

          また、睡眠不足も影響しやすいです。
          平日寝不足だから、週末寝溜めする、といった不規則な生活は、ホルモンバランスに影響します。
          体内時計が不規則になると、ホルモンバランスの歯車が狂うためです。
          肌荒れが内的要因の場合は、規則正しい生活を心がけましょう。

          参考:生活が不規則な人にこそオススメ!本当に効果的だった肌荒れケア9選


          2.症状別の対処を行いましょう

          1章の5つを心がけながら、赤みブツブツの症状別の対処を行いましょう。

          赤みブツブツの代表的な3つの見た目や症状を次の表で確認してください。
          そして、あなたの赤みブツブツに必要な対処を行ってください。

          ニキビ

          ニキビの周りの皮膚が腫れたり、赤みを帯びたり、痛みを伴います

          3章で詳しく説明します

          湿疹

          かゆみを伴い、皮膚が赤くなったり、皮がむけたり、水疱になり膿がたまったりします
          4章で詳しく説明します

          あせも

          汗のかく時期にできて、かゆみがあります
          5章で詳しく説明します

          見た目 症状
          ニキビ

          頬にできたニキビ

          ニキビの周りの皮膚が腫れたり、赤みを帯びたり、痛みを伴います

          3章で詳しく説明します

           

          湿疹 湿疹の症状

          かゆみを伴い、皮膚が赤くなったり、皮がむけたり、水疱になり膿がたまったりします

          4章で詳しく説明します

          あせも あせも

          汗のかく時期にできて、かゆみがあります

          5章で詳しく説明します


          3.ニキビ(毛嚢炎)

          今あなたの赤くてブツブツしている肌荒れは、ニキビかもしれません。
          ニキビは、症状が進むにつれ、白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビと見た目や色が変わります。
          今あなたの赤くてブツブツしている肌荒れがニキビなら、症状が進んでいる状態です。
          赤ニキビの対処方法や予防法を知って、肌荒れの改善に役立ててください。

          3-1.ブツブツが赤くてはっきりと見えるか、中心に膿があるかを確認してください

          皮脂が毛穴に過剰に溜まり、毛穴にもともと住んでいる細菌(アクネ菌など)が繁殖して、ニキビができます。
          赤みがある場合、アクネ菌が増殖して肌の炎症がすすんでいる状態で、はっきり見えるようになっています。
          さらに、白血球の一種が増えすぎたアクネ菌を攻撃し毛穴の中で攻防が起こると炎症は酷くなり、ニキビの周りの皮膚が腫れたり、赤みを帯びたり、痛みを伴います。

          詰まった皮脂をエサに毛穴の内部でアクネ菌が繁殖し、炎症を起こしている状態です。
          炎症が進むと、ニキビ全体は赤く、中心に白または黄色の膿が透けて見える状態になります。膿は白血球や細菌の死骸です。

          体にできるニキビ=毛嚢炎(もうのうえん)
          毛穴が膿んだり炎症を起こした状態です。
          ニキビとほぼ同じ状態ですが、体にできるものを毛嚢炎といいます。
          毛を抜くと起こりやすいです。
          なぜなら、毛を抜くという行為は、皮膚の一部をちぎることになるからです。毛穴の奥にある毛母細胞は、血管から酸素や栄養素が送られて、細胞分裂を繰り返しています。
          成長期の毛を抜くということは、この生きた細胞を引き抜くということになります。ですから、当然痛いし、血が出ることもあります。毛穴の中には菌が充満しているので、裂かれた部分から菌が侵入し、毛嚢炎のような皮膚トラブルが発生します。
          まず、毛の処理は、剃るにしても抜くにしても、肌の負担になることを理解しましょう。そして、ご自身の肌に合う方法を選びましょう。

          3-2.ニキビの対処法

          赤ニキビができても、ほおっておけば自然に治るものです。
          赤み・ブツブツの肌荒れでやるべき5つのことでお伝えしたように、紫外線を避けて、洗顔をして汚れを落とし、保湿をしていれば、炎症や赤みは自然とひいていきます。

          間違っても、潰して膿を出すのはやめましょう。
          間違ったケアをすることでひどい跡になってしまう可能性が高くなります。
          赤ニキビの状態になったら、触らないようにしましょう。

          なお、大切な仕事やイベントがあって早く治したい場合、膿が小さいうちに抗生物質や殺菌剤の塗布が効果的です。皮膚科に行って、適切な処置を施してもらいましょう。

          また何を塗っても、または何も塗らなくても、いつもニキビができているという状態であれば、皮膚科できちんと治療を受けましょう。

          3-3.ニキビの予防法

          ニキビの予防は、ニキビができにくい肌や体に変えていくことです。

          そのために、特にしていただきたいことは1章でご案内した

          • 保湿する
          • 紫外線対策をする
          • 体調を整えて規則正しい生活をする

          の3つです。

          3-3-1.ニキビができにくい肌作りをしましょう

          ニキビができにくい肌は、分泌された皮脂が毛穴からにじみ出て肌表面に排出されます。
          体調やホルモンバランスの影響で、皮脂の分泌量が増えたとしても、皮脂はスムーズに排出されます。
          ニキビになることはありません。

          一方、ニキビができやすい肌は、乾燥、ストレスや体調不良、ホルモンバランスの乱れ、紫外線によるダメージなどによって、本来はがれ落ちていくはずの古い角質が肌表面にどんどん溜まっています。
          角質が厚くなり(角質肥厚)、毛穴がふさがれます。
          すると、皮脂が外に出られなくなり、毛穴の中にたまります。

          そして、毛穴に棲んでいる細菌が溜まっている皮脂を栄養源として繁殖し、炎症が起こります。
          これが赤ニキビです。

          ニキビができにくい肌・体 ニキビができやすい肌・体
          ターンオーバー 順調 乱れている
          分泌された皮脂 順調に排出される 排出されにくい
          体調 ストレスが少ない
          体調やホルモンバランスは乱れにくい
          ストレスや季節の変化で崩れやすい
          ホルモンバランスが乱れがち

          このようなニキビができにくい肌にするために、しっかりと保湿しましょう。

          保湿とは、化粧水などで水分を与えて、その水分が蒸発しないように乳液や油分で覆うことです。

          しかし、ニキビができやすい方の中には皮脂が気になり、以下のような化粧水を好んで選ぶ傾向があります。

          ニキビができやすい人が、選びがちな化粧水

          • 皮脂を取り除く化粧水
          • 殺菌系の化粧水
          • オイルフリーの化粧水

          これらの化粧水は、刺激があり、水分を与えてもすぐに蒸発し、十分にうるおいを与えられません。

          『ニキビ用』ではなく『しっとりタイプ』等の化粧水を選びましょう。

          また、乳液やクリームなど、油分を全て避けられる方もいらっしゃいます。

          肌に水分を与えた場合、上から乳液やクリームなどで油分を与えないと、与えた水分だけでなく肌に合った水分も一緒に蒸発していきます(過乾燥)。

          この過乾燥が起きないように、化粧水等で水分を与えた後は、乳液やクリームなどで油分を与えましょう。

          化粧水で水分を与え、その水分が蒸発しないように乳液やクリームで油分を与えて、保湿のお手入れをしてください。

          3-3-2.ノンコメドジェニックテスト済みと表記されている化粧品を選びましょう

          ニキビができやすい方で、保湿や紫外線対策(日焼け止め)でどのような化粧品を使ったらよいかわからない場合は、『ノンコメドジェニックテスト済み』と表記されている化粧品を選びましょう。

          「ノンコメドジェニックテスト済み」とは、開発段階でニキビのもとになりにくいことを確認するがテスト行われており、さらに、ニキビ肌の方が実際に使用して肌トラブルが起きないかどうかを確認する使用テストがおこなわれている化粧品ということになります。

          このテストがされている商品には、ノンコメドジェニックテスト済みという表記があります。
          化粧品を選ぶ際は、この表記を確認しましょう。

          さらに、そのテスト結果を公開しているものがあれば、より信頼がおけます。
          テスト結果がどのようなものかも、確認しましょう。

          なお、ノンコメドジェニックテスト済みであっても、必ずしもニキビができないといったものではありません。

          3-4.ニキビに悩んでいる方におすすめのアイテム3選

          乾燥や紫外線のダメージによって、本来剥がれ落ちるはずの古い角質が肌の表面にどんどん溜まっていき、毛穴が塞がれると、皮脂が外に出られなくなります。

          そして「皮脂が毛穴に詰まった」状態で、アクネ菌が増殖し、炎症を起こすことで「ニキビ」が生じます。

          したがって、ニキビができにくい肌にするためには、保湿や紫外線対策を通して肌へのダメージを最小化し、正常なターンオーバー周期を保つことが大切です

          そこで今回は「保湿」という機能に絞って、3つのおすすめ商品を紹介します。

          「保湿」に絞ったのは、間違ったアイテム選びをしている方が多いためです。

          ニキビに悩んでいるからといって、必要以上に油分を避けたり、多くのアイテムを使って肌への刺激を生み出している人はいませんか?

          保湿に油分は必須ですし、多くの化粧品を使うと、肌への負担が増大します。
          ニキビが更に悪化しかねません。

          実はニキビに最も効果的なのは、「オールインワンタイプ」の化粧品です。

          調査の結果、57.8%の方が「オールインワンアイテムのみでスキンケアを完了するのは不安」と考えていることが明らかになりました。

          しかし、それは間違い。

          化粧水や乳液などの役割をオールインワンアイテム1つにまとめることは、手軽なだけでなく、肌への刺激(負担)を軽減できるというメリットがあるのです

          「水分」と「油分」を適切に肌に届け、正しい「保湿」が期待できます。

          正常なターンオーバーができる肌へ導いてくれる必須アイテムです。

          これから紹介する3つのオールインワンジェルは、全てノンコメドジェニックテスト済みです。
          必ずしもニキビができないといったテストではありませんが、未表記に比べれば信頼がおけます。

          3-4-1.アースケア『アクシリオ アクアテクトゲル』

          アクアテクトゲル

          商品の特徴

          • 化粧水や乳液、美容液など7種類の基礎化粧品の役割
          • 高保湿、低刺激で乾燥肌にピッタリ
          • パッチテスト済(アレルギーを起こしにくい)
          • スティンギングテスト済(皮膚刺激が起きにくい)
          • ノンコメドジェニックテスト済(ニキビができにくい)
            ※すべての方に皮膚刺激や皮膚トラブルが起こらない、ニキビの元となるコメドができないということではありません。

          容量・価格

          100g 3,200円(税込)
          20g 800円(税込)

          今ならお試しセット1,600円➡550円!(送料無料)
          ※本商品20gと洗顔料20g付

          配合成分

          オリーブ果実油・マカデミア種子油・アボカド油・ヒアルロン酸Na・アルギニンなど

          ■ニキビやブツブツの改善を実感!

          口コミ

          \初回550円で手に入る!/

          3-4-2.アクセーヌ『モイストバランス ジェル』

          アクセーヌ『モイストバランス ジェル』

          商品の特徴

          • ジェルが肌に触れると水のように変化、溶け込むように浸透
          • セラミドとともに働く整肌成分セラミファクター配合
          • 角層に水分を送り続ける持続型アクアフィーダーを採用
          • 低刺激性、無香料、無着色、アルコールフリー

          容量・価格

          50g / 6,050円(税込)
          95g / 9,900円(税込)

          配合成分

          水、グリセリン、BG、ジメチコン、ミリスチン酸オクチルドデシル、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、トコフェリルリン酸Na、ラウロイルグルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー、PEG-12ジメチコン、水酸化Na、カルボマー、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)、トコフェロール、メチルパラベン

          3-4-3.アベンヌ『ミルキージェルエンリッチ』

          3-4-3.アベンヌ『ミルキージェルエンリッチ』

          商品の特徴

          • うるおい残して皮脂コントロール
          • サラッとしてベタつかない
          • 化粧水と乳液がワンステップなので、忙しい日々でも時短ケア
          • 自然由来成分(P-レフィニル)配合
          • 整肌成分(ラウリン酸グリセリル)配合

          容量・価格

          50ml / 3,300円(税込)

          配合成分

          温泉水,プロパンジオール,ペンチレングリコール,グリセリン,水,トリエチルヘキサノイン,ナイアシンアミド,ラウリン酸グリセリル,ヒラマメ種子エキス,トコフェリルグルコシド,(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー,トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル,カプリリルグリコール,オリーブ油脂肪酸セテアリル,ジグリセリン,(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー, ヒドロキシプロピルデンプンリン酸,ポリグリセリン-3,ポリソルベート60,水酸化K,安息香酸Na,イソステアリン酸ソルビタン,オリーブ油脂肪酸ソルビタン,香料,青1


          4.湿疹(皮膚炎)

          「湿疹」は「皮膚がかぶれた」という場合の代表的な症状です。

          敏感肌でなくても、体調が悪かったり、ホルモンバランスの変化で、ある日突然、湿疹ができることがあります。

          4-1.刺激物に触れたり体調の変化に心当たりがあるか確認してください

          湿疹は、皮膚の表面に炎症が起きる皮膚の病気の一つです。
          多くの場合、かゆみを伴い、皮膚が赤くなったり、皮がむけたり、水疱になり膿がたまったりします。
          そして、長引いてなかなか治らない場合、次のような湿疹の種類が考えられます。

          蕁麻疹

           

          アレルギー性皮膚炎の代表的な症状が蕁麻疹です。
          蚊に刺されたように皮膚の一部が腫れた状態のような「膨疹」が沢山現れるのが蕁麻疹です。
          時には、数がよりあつまることもあって、非常に大きくなることもあリます。
          かゆみを伴う特徴があり、皮膚が薄く、柔らかいまぶたや口唇周囲にできると腫れることもあります。
          かくと症状がひどくなったり、皮膚を掻き壊してしまうので、なるべくかかないようにしましょう。
          数時間で消えるものもあれば、長く続く場合もあります。

          出典元:美容皮膚科学事典 中央書院 朝田康夫監修

          酒さ様皮膚炎

          毛細血管の部分的拡張により、鼻の頭から両頬にかけて赤くなる症状です。
          中年期以降の方に多く見られる症状です。
          気温の上昇などに伴い、顔がほてるような感じがあって紅斑があるものを紅斑性酒さと言います。
          ニキビ状のブツブツを伴うものを酒さ性ざ瘡と言います。
          さらにそれが進み、鼻の頭が高く盛り上がり、塊となったものを鼻瘤(びりゅう)と言います。

          毛細血管が拡張してしまう原因としては、

          • 体質的なもの
          • 胃腸障害
          • 脂漏
          • コーヒーなどの刺激物

          などが考えられていますが、明確ではありません。
          ステロイド剤の長期連用によって同様の症状をきたすステロイド酒さ様皮膚炎を起こすこともあります。

          出典元:美容皮膚科学事典 中央書院 朝田康夫監修

          脂漏性皮膚炎(湿疹)

          皮脂分泌量の多い脂漏部位に発赤、発疹が見られるのが脂漏性皮膚炎(湿疹)です。
          毛穴付近に丘疹が発現し、やがて境界がはっきりした紅斑が見られるようになり、油脂性のかさぶたができます。
          体調の影響を受けやすく、生理前、寝不足、洗顔不足がきっかけでできることがあります。
          出典元:美容皮膚科学事典 中央書院 朝田康夫監修

          毛包性ざ瘡(にきびダニ)

          ニキビとは異なる皮膚の疾患で、ニキビと似ている見た目です。

          誰の顔にもいる「顔ダニ(ニキビダニとも言われる)」が繁殖し、肌状態が悪化することで発症する症状です。

          通常はニキビダニがいても異常が起きませんが、肌の皮脂バランスが崩れることで、顔ダニの繁殖に繋がることがあります。

          肌を不衛生な状態で放っておいたり、肌を必要以上にゴシゴシと傷つけたりすると、肌の皮脂バランスが崩れることがあります。

          必要以上に皮脂をとり過ぎることなく、正しい洗顔で肌を清潔に保つことで、ニキビダニの影響を少なくすることができると言われています。

          参考:篠原皮ふ科クリニック

          4-2.湿疹の対処法

          皮膚科を受診して、治療を行いましょう。

          また、皮膚科等専門医と相談してパッチテスト等で湿疹の原因になるものが何なのかを、突き止めましょう。

          湿疹の原因になるもの

          • 動物

          • 昆虫

          • 植物

          • 微生物(細菌・カビ・ハウスダストなど)

          • 化学薬品など(化粧品、洗剤、パーマ液など)

          • 金属

          • 食品

          • その他

            そして、原因になるものを取り除くことで、治っていきます。

            脂漏性皮膚炎(湿疹)や酒さ様皮膚炎は、ご自身の皮脂や気温の変化が刺激になっている可能性があります。
            この場合、それを避けるのは大変難しいです。
            まずは治療に専念して、その後に湿疹が出ないような肌作りを行いましょう。

            湿疹

            刺激性接触皮膚炎による湿疹や、アレルギー性接触皮膚炎の場合の対処法の原則はまず、原因物質の除去になります。

            原因の除去ができれば、短い期間で治っていきます。

            刺激性接触皮膚炎

            肌が何かしらに触れた刺激によるもの

            • 刺激の強いものに触れると誰でも起こる可能性があります
            • 体調や季節の影響で、肌のバリア機能が低下していると敏感になることがあります
            症状例

            アルコールが触れると肌がピリピリ、赤くなる。いつもの化粧水が突然ひりついた。など

            対象法

            刺激性接触であれば、流水で洗い流したり、中和させたりしましょう。
            中和が難しい場合は、流水洗浄ののち専門医の診断・治療を受けましょう

            アレルギー性接触皮膚炎

            体質からくる、アレルギーによるもの

            • 肌の状態に関係なく、特定の成分に反応が起きてしまうもの
            • 体のどの部分でも反応が起こります
            • 小麦、乳、そば、卵、落花生などの食物アレルギー、花粉、大気汚染、化学物質、金属、ハウスダストなど人により様々な原因物質が考えられます
            症状例

            2009年、加水分解コムギ末を配合している石けんで、小麦アレルギーを引き起こす危険があると事件になりました。

            対処法

            アレルギー性接触皮膚炎の場合は、アレルギーを起こす物質を特定することが難しいため、思い当たるものやアレルギー物質になる可能性があるもの(食べ物、化粧品やアクセサリー、衣服など)は遠ざけて、原因が何かを検査する必要があります。

            いずれにしても症状が重かったり、原因がわからない場合や、治癒を早めたい場合は、皮膚科等専門医で見てもらいましょう。

            4-3.湿疹の予防法

            まずご自身の肌は湿疹ができやすい肌だと知ることが大切です。

            次に普段使うもの(洋服や洗剤、化粧品など)は、低刺激のものを選びましょう。

            また、湿疹が治った後、スキンケアを再開する場合は、パッチテストから始めましょう。

            4-3-1.低刺激の化粧品を選びましょう

            基礎化粧品は、低刺激性、アルコールフリーのものを選びましょう。

            • パッチテスト済み
            • アレルギーテスト済み
            • スティンギングテスト済み
            • アルコールフリー

            などの表記があるものを参考にすると、低刺激性やアルコールフリーの化粧品を選ぶことができます。

            アレルギーテスト済み・スティンギングテスト済みの表記

            アレルギーテスト済み

            メーカーや販売会社が何らかの方法(例えばパッチテストなど)で試験などを行い、皮膚に反応がないことを確認した場合に記載できるものです。
            この表示は製品を選ぶ際のひとつの目安になります。
            しかし、すべての方にアレルギーがおこらないというわけではありません。
            商品にも必ず、「全ての方にアレルギーがおこらないというわけではありません。」と、注意書きされています。

            スティンギングテスト済み

            化粧品や洗浄料を使用した際に生じるひりつき、かゆみ、ほてりといった感覚刺激を評価する方法で、感覚刺激試験とも言います。

            従来のパッチテストや動物試験で、第三者が客観的な評価を行うことが難しい「ひりつき」「かゆみ」「ほてり」などの感覚を調べるために開発されたテスト方法です。

            温度・湿度が管理された室内で、被験者を洗顔させた後、テストする商品などを頬や鼻唇部に塗布し、一定時間後に感覚的な刺激の強さを自己申告してもらうというものです。

            ただし被験者の感覚刺激感受性、塗布部位、塗布方法などにより結果が異なる場合があるので注意が必要です。

            4-3-2.パッチテストから始めましょう

            肌がデリケートで、初めて使用するスキンケア商品に不安を感じる方は、4-3-1でご案内した低刺激の化粧品を使用する場合も、いきなり顔に塗らず、二の腕で行う「パッチテスト」を必ず行いましょう。

            サンプルやお試しセットがある化粧品だと、事前にパッチテストができるのでおすすめです。

            また、これまで使っていた化粧品でお手入れを再開する場合も、

            • パッチテスト
            • アレルギー原因となった特定物質が配合されていないか確認

            を行いましょう。

            「ある化粧品でかぶれてしまい、症状が治まったのち、これまで大丈夫だった化粧品に戻したのに、かぶれが起こってしまった」ということもあります。

            アレルギー反応は一度起きてしまうと、原因となった成分に対するアレルギーは基本的に一生続きます。

            アレルギー症状と思われる赤みブツブツが出来た場合、これまで使っていて大丈夫だった化粧品でも、念のため、パッチテストや成分を確認しましょう。

            4-4.湿疹に悩んでいる方におすすめのアイテム

            湿疹は軽傷であっても、皮膚科に一度診察してもらうことをおすすめします。

            保湿をすることで症状が改善することがあるかもしれませんが、一時的なものだと思っておいた方が良いでしょう。

            4-4-1.  ベトネベートN軟膏

            引用:Amazon

            こちらのベトネベートN軟膏は、皮膚科でも多く処方されているステロイド軟膏薬です。

            「かゆくて耐えられない」という場合は使用してみてください。

            ベトネベートN軟膏おすすめポイント

            • 湿疹に効果ありと記載
            • 病院でも処方されるステロイド軟膏薬
            • ドラッグストアでも手に入る
            • とにかくかゆみを抑えたい
            • 手湿疹を手早く改善したい

            という方におすすめの薬です。

            ただ、原因を改善する薬ではないので使用と同時に保湿をしたり、病院に行ったりしないとまたぶり返してしまいます。

            上記の点に気をつけて、同時に原因も改善しつつ使用してください。


            5.あせも

            「あせも=子ども」の印象がありますが、大人にもあせもはできます。
            特に、肘の内側やお腹にもできやすいです。

            あせもは暑い環境で汗をよくかく場合にできます。
            かゆみを伴いかいてしまうとかゆみが悪化したり、傷ができてそこから別の皮膚疾患になる可能性があります。

            5-1.汗をかいて出来た赤いブツブツでかゆみがあるかを確認してください

            • 汗をかき続けること
            • 皮膚が水分で蒸れ、肌にいる菌(常在菌)が必要以上に繁殖し、炎症を起こす
            • ターンオーバーの乱れなどで角質が厚くなる
            • 汗や水分で汗の出口周りの皮膚がふやける

            等で汗の出口が詰まって、分泌された汗の行き場がなくてブツブツしてしまうのが『あせも』です。
            そして、ブツブツが破れて表皮内に汗がにじみ出てると、赤みやブツブツやかゆみ、痛みがでます。(紅色汗疹)

            また、乾燥した角層が汗の出口を閉じてしまい、その時に急に汗をかくと、汗が肌の中に漏れ出て、チクチクする小さなブツブツを作ることもあります。(コリン性蕁麻疹)

            出典元:美容皮膚科学事典 中央書院 朝田康夫監修

            5-2.あせもの対処法

            皮膚を清潔にし、涼しい環境で過ごすことであせもは自然に消えていきます。

            かゆみや炎症を起こしている場合、外用薬でかゆみや炎症を抑えることができます。

            あせもができた場合、痒くてかいてしまうと症状が悪化します。
            薬剤師がいるドラッグストアなどで症状を伝えてかゆみ止めを購入し、赤みやブツブツがある部分に上手に使いましょう。

            それでもかゆみがおさまらなかったり炎症が悪化する場合、なかなか治らない場合は、皮膚科など専門医に行きましょう。

            5-3.あせもの予防法

            あせもも、できる前の『予防』が大切です。

            あせもの原因は汗です。

            肌を清潔に保ち、涼しい環境で過ごすことが、あせもの予防につながります。

            汗をかく季節は、綿のシャツや下着など、風通しの良い服装を心がけましょう。

            そして汗を大量にかいたときは、肌あたりの優しいハンカチやタオルでこまめに拭き取りましょう。

            「1-2.赤みブツブツ肌を清潔にしましょう」を参考に、就寝前は入浴して石けんやボディーソープなどで肌を洗い、清潔に保ちましょう。

            また、肌のバリア機能が弱っていると、汗でふやけた肌に常在菌が繁殖しやすくなります。

            あせもができた部分も、まだできていない部分も紫外線対策や保湿を行なって、肌のバリア機能を正常に保ちましょう。

            5-4.あせもに悩んでいる方におすすめのアイテム

            繰り返しになりますが、あせもは肌と衣類が擦れやすい部分や、汗が乾きにくい部位で起こりやすくなります。

            また、汗腺の数に比べて体の表面積が小さい子供にも起こりやすい症状です。

            特別な治療を行わなくても「肌を清潔に保つ」、「吸湿性のよい服装を心掛ける」などの対処で、改善できる可能性が高いですが、肌のバリア機能が弱っていると、汗でふやけた肌に常在菌が繁殖しやすくなります。

            あせもができた部分も、まだできていない部分も紫外線対策や保湿を行なって、肌のバリア機能を正常に保ちましょう。

            今回は「紫外線対策」に焦点をあてて、アイテムを2つ紹介します。

            >>保湿ケアにおすすめの商品は「3-4-1〜」で紹介していますので、こちらをご覧ください。

            あせもができるような肌の場合、日焼け止めによる刺激はなるべく避けた方が賢明です。

            刺激性の強い日焼け止めを使うと、その使用が原因となって、更なる肌の赤み(炎症)に繋がるおそれがあります。

            今回は、独自の調査をもとに分かった「敏感肌に合う日焼け止め」をご紹介します。

            5つの条件を基準に選び、人気の日焼け止め62商品のSPF数値や成分・形状などを徹底的に調査したところ、条件をすべてクリアした日焼け止めは、以下の2商品しかありませんでした。

            商品名 やさしいUVカットミルク ちふれ・UVサンベール クリーム
            商品画像 UVカットミルク ちふれ UVサンベールクリーム
            SPF / PA SPF25・PA++ SPF30・PA++
            紫外線カット成分の種類 紫外線散乱剤100% 紫外線散乱剤100%
            ウォータープルーフ機能
            使用感 クリームに近いミルクタイプ クリーム
            お試し使用
            550円(6回分)のお試しセットあり
            ×
            容量・価格

            税込2,800円(25g)

            税込605円(50g)

            記事の情報を参考にして、あなたの肌にあう日焼け止めを見つけてください。

            より詳しく知りたい方はこちら
            >>日焼け止めで赤くなる敏感肌向け・肌荒れやかぶれる理由 | 5つの条件・選び方


            6.  稗粒腫(はいりゅうしゅ)

            6-1.  白~黄白色のブツブツがあるか確認してください

            稗粒腫(はいりゅうしゅ)は、1〜2mmほどの白っぽいブツブツで、かゆみや痛みなどの自覚症状がない場合が多いです。

            赤みがないブツブツで、かつ痒みなどの症状がない場合は、稗粒腫がブツブツの正体の可能性があります。

            特に目の周りや頬などに見られることが多いようです。

            水疱症(水ぶくれ)、熱傷瘢痕(やけど痕)などに引き続いて生じることがあり、皮膚の細胞などが破壊されて表皮の下で嚢腫を作ると言われています。

            参考:明治通りクリニック

            6-2.稗粒腫の対処法

            稗粒腫は炎症を起こしているわけではなく、良性の腫瘍といえるので放置していても問題はありません。

            ただ、乳児にできたものは自然と消える可能性がありますが、成人の場合はなかなか消えないケースも。

            注射針や圧出機器で内容物を取り除いたり、レーザー治療などを行うことで、除去する方もいらっしゃるようです。

            6-3.  稗粒腫の予防法

            稗粒腫が生じる原因は様々ですが、最も多いのは肌への刺激によるものだと考えられています。

            先ほど、水ぶくれや火傷に続いて生じることが多いと言及しましたが、肌への強い刺激によって皮膚の組織が壊れ、稗粒腫を引き起こしている可能性が高いです。

            直接的な害がないとはいえ、化粧で隠すことも難しい場合があるので、なるべく肌への刺激を避け、稗粒腫ができないように予防しておくことが大切です。


            7.  水いぼ

            水いぼも稗粒腫と同じで、赤みを帯びているわけではありませんが、肌のブツブツの原因として考えられる1つの症状です。

            7-1.  透明な、もしくは光沢のある凹みがあるか確認してください

            水いぼは1~5mm程度のブツブツが多数出現しており、中に水が入っているような光沢のある”いぼ”です。

            中心部が凹んでいるのも特徴で、かゆみや痛みは無いケースが多いです。

            7-2.  水いぼの対処法

            水いぼは基本的に自然治癒することが多いですが、人によっては1年以上かかる場合もあり、長期的に悩む症状でもあります。

            7-2.  水いぼの予防法

            そもそも、「水いぼ」は伝染性軟属腫ウィルスを原因とする皮膚疾患の1つであり、皮膚感染症です。

            皮膚の小さな傷から入り込み、皮膚の細胞に感染します。

            細胞の中で伝染性軟属腫ウイルスが増えていき、いぼとなって皮膚にあらわれます。

            予防法としては、皮膚に傷がある時は、清潔な道具を使うようにしたり、共用のアイテムなどの使用を避けることが考えられます。


            8.  頬の赤みやブツブツに関してよくある質問

            8-1.  肌荒れの際、顔にできるブツブツの正体は何ですか?

            顔のブツブツは様々なケースがあります。

            よくあるケースでいえば「毛嚢炎(ニキビ)」ですが、それ以外にも「あせも」「湿疹」や「蕁麻疹」など様々です。

            かゆみを伴うケースもありますから、まずはブツブツの正体を見極め、適切な処置を施すことが大切です。

            肌荒れの一番の原因は何ですか?

            肌荒れは様々な理由で引き起こされます。

            主な原因は以下です。

            1. ストレスや不規則な生活
            2. 空気の乾燥
            3. 誤ったスキンケア
            4. 紫外線対策の不足
            5. マスクによる肌への影響

            そして、肌荒れに対するケア方法として、1つに「保湿」があります。

            本記事でもおすすめの保湿ケア商品を紹介していますが、肌のターンオーバーを正常にしたり、乾燥を防いだりと様々なメリットがあります。


            まとめ

            肌荒れして、赤みとブツブツがある場合は、まず

            • 赤み・ブツブツ肌への刺激を減らしましょう
            • 清潔にする
            • 保湿ケアを行う
            • 紫外線対策を行う
            • 体調を整えて規則正しい生活を送る

            5つのことを心がけましょう。
            基本的なことですが、赤みやブツブツをよくするには大切なことです。

            その次に「ニキビ」「湿疹」「あせも」のどれに当てはまるかを確認して、症状別の対処方法を行ってください。
            なお、ご自身の症状が分からない場合には、皮膚科等専門医を受診してください。

            赤くてブツブツがある肌荒れ状態は、適切な対処を早めに行うことで、長引くことなく、良い状態に戻すことができます。

            そして、肌荒れして赤みブツブツがある状態が治ったら、再び同じ症状にならないように、予防しましょう。
            予防することで、今後、肌荒れして赤みやブツブツで悩まなくなります。

            毎日のヒリヒリを
            「刺激ゼロ」にする方法

            • 化粧品を使ったら肌がヒリヒリする
            • 今まで使っていた化粧品が合わなくなってきた
            • 季節の変わり目に肌荒れする

            このような症状は、敏感肌が悪化してきた証拠です。
            だから、今まで以上に、肌に刺激を与えないスキンケアを行いましょう。

            というと、多くの化粧品は「刺激の少ない成分」に注目します。
            でも、肌への刺激は成分だけではありません。
            成分を含めたあらゆる刺激を抑えるために、生まれたのがアクシリオです。

            <肌にやさしいアクシリオを使うと>

            • なめらかなゲル状だから摩擦を与えない
            • 3つの安全性テストで敏感になった肌にもやさしい
            • 刺激を与えないから、敏感肌でもエイジングケアができる
            • たった2ステップだから刺激をカット!コスパも ◎
            • うるおい効果がキメを整え、乾燥による小シワを目立たなくする※効能評価試験済み
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