自分の顔やフェイスラインを触ってみると、ザラザラが気になっていませんか。
顔がザラザラしていると、どうしても清潔感に欠けた印象を持たれてしまいます。
できることなら、顔のザラザラな肌を改善して、つるつるのたまご肌になりたいですよね。
この記事では、顔やフェイスラインがザラザラする原因や改善方法についてご紹介します。
本記事は、顔のザラザラを症状別に紹介しています。
すでにザラザラの原因の目途がついている方は、こちらから対策をご覧ください。
1. 顔のザラザラ・ブツブツの原因は?
顔やフェイスラインに現れるザラザラの主な原因は、以下の2つです。
- 角質層の乱れ
- バリア機能の低下
角質層の乱れとバリア機能の低下は、マスクや紫外線、肌質、乾燥、ストレス、年齢などがきっかけで起こります。
それでは、顔やフェイスラインがザラザラする原因について詳しく見ていきましょう。
1-1.マスクによる顔のザラザラ|かゆみやヒリヒリを伴う
2020年以降マスクをする機会が増え、マスクによる顔のザラザラに悩む人が増えてきました。
マスクで肌荒れやニキビができる原因には、以下の4つがあります。
- マスクの繊維と肌がこすれ合うことによる摩擦
- 温度変化
- 汗や呼気によるムレ
- 皮脂の分泌
マスクを付けていると、多かれ少なかれ肌とこすれ合うもの。
ちょっとした摩擦が肌への刺激となってしまうため、肌荒れの原因になります。
また、マスク内は高温・高湿と雑菌が繁殖しやすい状態です。
汗や皮脂量の増加も合わさって、ニキビもできやすくなります。
さらに、マスクを外すと湿度が急激に低下するため、外した瞬間に肌の水分も奪われて乾燥してしまいます。
マスクによる顔のざらつきを防ぐには、以下3つの工夫をしておきましょうね。
- こまめに汗を拭く
- 摩擦が気になる部分にクリームを塗る
- 刺激の少ない化粧品を使う
1-2.紫外線による顔のザラザラ|赤みや肌荒れを伴う
顔やフェイスラインは洋服などで隠れないため、紫外線の影響を受けやすい場所です。
そのため、紫外線が原因で顔のザラザラを引き起こしている可能性もあります。
紫外線には、ビタミンDの生成という、体にとって大切な役割があります。
その一方で、DNAを破損させ、炎症反応やメラニン色素の過剰生成を引き起こすことも広く知られています。
※参考:環境省「紫外線環境保健マニュアル2020」
DNAには修復機能があるため、一過性であればそれほど問題になりません。
しかし、継続的に大量の紫外線を浴びると修復が追いつかなくなり、角層の乱れやバリア機能の低下につながってしまいます。
紫外線によるダメージを防ぐには、日傘や帽子、サングラスなどを使って物理的に紫外線を避けましょう。
また、顔やフェイスラインをはじめ、肌が露出しているところはこまめに日焼け止めを塗り、日焼け後は化粧水や乳液で保湿することをおすすめします。
1-3.乾燥による顔のザラザラ|乾燥肌・インナードライ肌
顔やフェイスラインがザラザラするのは、外的な要因だけではなく、肌状態が原因の可能性もあります。
肌状態によってザラザラの傾向も異なるため、それぞれに合った対処が必要です。
乾燥肌は、肌の水分も皮脂も不足してうるおいがなくなった状態です。
入浴後や洗顔後に肌がつっぱる、カサカサして粉っぽくなる、といった特徴があります。
一方でインナードライは、肌表面はべたつきがあるにもかかわらず、角質内部は水分が不足している状態です。
一見うるおっているように見えて、すぐにかさついたりメイクが崩れたりする場合は、インナードライに当てはまります。
肌表面や肌内部が乾燥状態になると、バリア機能が低下してあらゆる刺激を受けやすくなるため、肌のざらつきにつながります。
原因は季節や刺激などさまざまですが、いずれの場合もまずはしっかりと保湿をすることが大切です。
関連記事:何を塗っても乾燥するのはなぜ?4つの原因とおすすめのスキンケア
関連記事:超インナードライでも改善する方法とは?顔のテカリや皮脂を抑えるスキンケアを紹介
関連記事:乾燥による肌のかゆみやブツブツの原因や対策方法は?5つの根本解決の方法とは
1-4.毛穴の詰まり|脂性肌・オイリー肌
脂性肌・オイリー肌は、皮脂量が多い肌状態です。
Tゾーンや頬の毛穴の開き、黒ずみ、ニキビなどが目立ちやすく、脂っぽくべたついている場合は脂性肌やオイリー肌です。
脂性肌・オイリー肌は皮脂量が多いため、毛穴に角栓が詰まりやすい傾向があります。
皮脂の過剰分泌による毛穴の詰まりやニキビなどは肌を凹凸させるため、触ったときにざらつきとして現れます。
脂性肌は、適切な頻度で肌を洗い清潔に保つこと、毛穴や角栓が気になっても無理に取りすぎないことが大切です。
その上で、食事や睡眠などの生活習慣も見直しましょう。
関連記事:顔の油がすごい時の対処法とおすすめ商品|顔が脂っぽい原因やケア方法紹介
関連記事:ひどい脂性肌(オイリー肌)は6種類|正しいスキンケアを各原因と治し方から解説
1-5.ターンオーバーの乱れによる顔のザラザラ|様々な皮膚トラブルを伴う
ターンオーバーとは、肌細胞の生まれ変わりのことです。
顔やフェイスラインのザラザラは、ターンオーバーの乱れが原因の可能性もあります。
表皮の基底層で生まれた細胞は、通常は約4週間かけて成長し、役目を終えると垢や古い角質として剥がれ落ちます。
ターンオーバーは、健やかな肌をキープするために欠かせない仕組みであり、早すぎても遅すぎてもいけません。
しかし、ターンオーバーは乾燥やストレス、年齢などの原因で乱れやすく、ざらつきをはじめとするさまざまな肌トラブルを招きます。
1-6.皮膚の疾患による顔のザラザラ
顔やフェイスラインのザラザラは、次のような皮膚疾患の場合もあります。
毛孔性角化症(毛孔性苔癬)
毛孔性角化症・毛孔性苔癬とは、毛穴の中にある毛包の角化が過度に進むことで起きる症状で、「チキンスキン」と呼ばれることもあります。
腕や太ももによく見られ、皮膚の毛穴にブツブツとした発疹ができます。鼻や顎など皮脂・汚れが溜まりやすい部位にもできることが多いです。
発疹は触るとザラザラとした感触ですが、多くの場合、痛みやかゆみはありません。
皮脂欠乏性湿疹(乾皮症)
皮脂欠乏性湿疹・乾皮症とは、皮膚の皮脂が不足し、皮膚バリア機能が低下しているところに、なんらかの刺激が加わることで湿疹がでてしまう状態です。
膝から下によくみられ、皮膚がカサカサしてはがれ落ちたり、ひび割れたりします。
また、かゆみを伴い、掻くと悪化して湿疹になったりします。
魚鱗癬(尋常性魚鱗癬)
魚鱗癬は全身の皮膚が乾燥して、皮膚がうろこ状になったりフケが剥がれ落ちたりする状態で、「サメ肌」と呼ばれることもあります。
すねや肘、お腹などに見られることが多く、乾燥してかゆみを感じることがあります。
尋常性魚鱗癬は様々な種類がある魚鱗癬の中で一番多く、症状も軽いです。
アトピー性皮膚炎
皮膚のバリア機能が弱いことで、強いかゆみや湿疹をともなう皮膚の病気です。
赤みのある湿疹、水分の多いジクジクとした湿疹、しこりのような湿疹など、症状はさまざまです。
かゆみや湿疹は顔や首、ヒジ裏、ヒザ裏などにあらわれやすく、体の左右どちらにも症状がでる場合が多くみられます。
皮膚科医の指示に従い、処方された薬を使用して、肌状態を改善しましょう。
関連記事:【症状別に紹介】顔の赤いブツブツの治し方|ニキビじゃない頬の赤みはなに?
関連記事:アトピー肌に効果的な保湿方法4選|ひどいかゆみやガサガサ肌を解消する方法とは?
2.ザラザラ肌が行うべきスキンケア
顔のザラザラを改善するには、体の外側と内側からケアが必要です。
まずは、ザラザラ肌におすすめのスキンケアのポイントを紹介します。
2-1. 低刺激のスキンケアを行う
顔のザラザラを改善するためには、スキンケアを低刺激の商品に変えるのが効果的です。
ザラザラ肌は、すでにダメージが蓄積されて非常に敏感な肌状態になっている可能性が高いです。
化粧品成分の配合量や効果、使い方によって肌への刺激を見極めましょう。
肌にやさしい化粧品の見分け方は以下の2つ。
低刺激の化粧品の選び方
- 洗浄力の高いクレンジング、洗顔料を避ける
- 使用する化粧品を減らす
①:洗浄力の強いクレンジングや洗顔料は避ける
洗浄力の強い洗顔料は、肌に刺激を与えます。
皮脂や汗に強いメイクを落とすための専用クレンジングなども同様です。
マスクによる摩擦などでダメージを受けた肌は非常に敏感な状態なので、マイルドな洗浄力のクレンジングや洗顔料を使いましょう。
②:使用する化粧品数を減らす
自社調査の結果、44.2%の方が洗顔後に3つ以上の化粧品を使用していることがわかりました。
マスクによるダメージが蓄積している肌の場合、使用する化粧品を減らしましょう。
ここで言う化粧品を減らすということは、使用量を減らすことではありません。
化粧品の数を減らすということです。
化粧品を使う際、『塗る』という行為が少なからず肌への刺激となります。
また、化粧品は日に何度も使うために、慢性的に肌へ刺激を与えることになります。
保湿力が高く、1本で十分うるおう化粧品がおすすめです。
肌に使う化粧品の数が減りますから、肌に対する物理的な摩擦を減らすことができます。
2-2. 保湿ケアを行う
肌状態により肌が乾燥してターンオーバーが乱れ、顔のザラザラを引き起こしている場合は、保湿が重要です。
ターンオーバーの周期は、通常28日。基底層で生まれた角質細胞は、28日をかけて肌の表面へと移動します。
乾燥や肌への刺激で、肌を健やかに保つ機能が正常に働かなくなると、肌の生まれ変わる機能も衰えるためにターンオーバーの周期が遅れます。
ターンオーバーの周期が遅くなると、本来は、体外に排出されるべき角質細胞がそのまま残ってしまいます。
残った角質細胞は、本来の役割を終えているため、みずみずしさはなく乾燥して硬くなっています。
ターンオーバーの乱れとなる原因はいくつか考えられますが、一番多いのが「乾燥」。
しっかりと保湿をすることが大切です。
低刺激×高保湿ゲルがおすすめ
敏感なザラザラ肌にはアクシリオシリーズがおすすめです。
アクシリオシリーズのアクアテクトゲルは、保湿に最適な水分と油分のバランスである、「水分:油分=8:2」を実現した高保湿ゲルクリームです。
化粧水と美容液、乳液、クリームをアクアテクトゲル1本で同時に与えられるので、肌への摩擦刺激も軽減します。
2-3. 日焼けケアを行う
継続的に大量の紫外線を浴びると、角層の乱れやバリア機能の低下につながり、肌のザラザラに繋がることがあります。
そんな方におすすめなのは、もちろん日焼け止め。
「もう十分日焼け止めを塗っているよ!」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、自分の肌状態やいくつかの機能をふまえて商品を選ばなければ、日焼け止めの効果はすぐに薄れてしまいます。
例えば次のような日焼け止め。
敏感肌に合わない敏感肌用日焼け止め
- SPF30以上の日焼け止め
- 紫外線吸収剤を配合している日焼け止め
- ウォータープルーフ機能がない日焼け止め
- ジェルやローションタイプの日焼け止め
- お試し商品がない日焼け止め
顔がザラザラしているような状態の場合、すでに肌のダメージが蓄積していると考えられるため、敏感肌といっても差し支えないと言えます。
あなたがこれまで選んでいた日焼け止めも当てはまりませんか?
特に忘れがちなのは「ウォータープルーフ機能」。顔には大量の汗が流れるため、ウォータープルーフ機能がなければ、日焼け止めはあっという間に流れ落ちてしまいます。
これでは、日焼け止めを塗った意味がありません。
SPF値の高さだけを見て判断するのではなく、自分の肌状態や、日焼け止めを塗る場所の特性を考えて、商品を選ぶ必要があるのです。
日焼け止めにおすすめのアイテム
今回は、独自調査をもとに分かった「敏感肌に合う日焼け止め」を2つご紹介します。
人気の日焼け止め62商品のSPF数値や成分・形状などを徹底的に調査したところ、先ほど紹介した5つの条件をすべてクリアした日焼け止めは、以下の2商品しかありませんでした。
商品名 |
やさしいUVカットミルク |
ちふれ・UVサンベール クリーム |
商品画像 |
||
SPF / PA |
SPF25・PA++ |
SPF30・PA++ |
紫外線カット成分の種類 |
紫外線散乱剤100% |
紫外線散乱剤100% |
ウォータープルーフ機能 |
〇 |
〇 |
使用感 |
クリームに近いミルクタイプ |
クリーム |
お試し使用 |
〇 550円(6回分)のお試しセットあり |
× |
容量・価格 |
税込2,800円(25g) |
税込605円(50g) |
上記の情報を参考にして、あなたの肌にあう日焼け止めを見つけてください。
そして、しっかりと紫外線対策を行いましょう。
関連記事:日焼け止めで赤くなる敏感肌向け・肌荒れやかぶれる理由 | 5つの条件・選び方
2-4.酵素洗顔をする(脂性肌・オイリー肌)
肌表面の角質層のメラニンを含む古い角質が原因で肌がざらつく場合は、酵素洗顔が効果的です。
酵素洗顔は、酵素の働きによって古い角質(タンパク質)を分解し、洗い流します。
皮脂分泌が盛んで、毛穴づまりが起こりやすい、脂性肌・オイリー肌の方におすすめです。 ▶「1-4.毛穴の詰まり(脂性肌・オイリー肌)」
一方で、乾燥肌・敏感肌の方には、商品によっては、酵素洗顔の洗浄力が強すぎて、乾燥が悪化する可能性もあります。
肌状態に注意して取り入れるようにしましょう。
3.ザラザラ肌の注意点
ザラザラ肌を改善するためには、スキンケア以外にも注意するべきことがあります。
3-1.かゆくても掻くのはNG!
肌のザラザラがひどくなるとかゆくて、どうしてもかきたくなりますよね。
しかし、かゆみを治す方法は、とにかくかかないことです。
どうしても我慢できない場合は、冷やすとかゆみが落ち着くので試してみてくださいね。
空気が乾燥すると肌も乾燥してカサカサになり、バリア機能が低下します。
すると、かゆみを引き起こしやすくなります。
紫外線や汗などのちょっとした刺激もかゆみの原因に。
肌のざらつきがかゆくなったときは、かかないことを守り、スキンケアはシンプルにしましょう。
関連記事:顔がかゆくなるのはなぜ?│顔がかゆい原因と対策を解説
関連記事:目の周りがヒリヒリして痛いときの対処法3選|赤みやかゆい症状は乾燥が原因?
3-2.生活習慣の見直しが必須!
肌のザラザラ・ブツブツが気になる方は、生活習慣の見直しを行いましょう。
生活習慣を改善することで肌のターンオーバーの正常化が期待でき、健やかな肌に近づくことができます。
以下を参考にして、生活習慣の改善に取り組みましょう。
睡眠 |
質の良い睡眠と充分な睡眠(1日7時間以上) |
食事 |
1日3食栄養バランスの良い食事(特にビタミン類やたんぱく質・鉄分) |
運動 |
ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動、又はストレッチや手足・体のマッサージ |
4.その他の部位別に肌がザラザラするときの対処法
顔以外の部分、肌のザラザラを何とかしたいと思っても、具体的に何をすればいいのか分からないという人も多いでしょう。
部位にかかわらず共通して大切なのは、水分と油分、保湿成分を与えること。
ここではさらに、顔、体、足の裏のザラザラを解消するためのポイントをそれぞれ紹介します。
4-1.デコルテのザラザラを改善する方法
デコルテのザラザラやブツブツを防ぐには、清潔に保つことが大事です。
汗をかきやすい時期は、タオルやボディシートで体をこまめにぬぐって清潔を保ちましょう。
紫外線もデコルテのザラザラに影響しやすいため、外出時はデコルテにも日焼け止めを塗るなどして対策してくださいね。
デコルテにできるザラザラの正体の多くは、ニキビやイボです。
髪の毛や服による摩擦、紫外線ダメージ、汗やムレなどが原因で、雑菌が繁殖したり炎症が進んだりしてざらつきが現れます。
また、生活習慣の乱れやストレス、血行不良などにより肌トラブルに発展することもあります。
デコルテは清潔を保って、ニキビやイボができないようなスキンケアを心がけましょう。
4-2.Tゾーンのザラザラを改善する方法
Tゾーンのザラザラが気になる人は、洗顔やクレンジングのやり方を見直すとともに、シャンプーやリンスをしっかりと洗い流すように心がけましょう。
Tゾーンのザラザラの多くは、毛穴の皮脂詰まりと角栓、ニキビ、ニキビ前のコメドが原因になっています。
というのも、Tゾーンは皮脂量が多くて前髪が触れる部位であるため、ニキビができやすいからです。
Tゾーンのざらつきを改善するには、毛穴の皮脂詰まりや角栓、ニキビを意識したスキンケアをしましょう。
また、髪の生え際はシャンプーやリンス、洗顔などの洗い残しが原因でニキビになることもあります。
したがって、前髪を長くしすぎないことも大切です。
4-3.体のザラザラを改善する方法
体のザラザラを解消するためには、規則正しい生活やバランスの良い食事をとり、体を清潔に保つことが大切です。
そして、保湿をすることも大切です。
顔はしっかり保湿をしていても、ボディはおろそかになっていませんか。
繰り返しますが、保湿とはクリームを塗ることではありません。
保湿とは、水分と油分、保湿成分を肌に与えること。
ボディークリームだけでは不十分です。
顔用の化粧水などをたっぷりと塗って、乾燥しないように注意しましょう。
関連記事:全身を「簡単に」保湿する方法|ボディケアのやり方や順番・おすすめ商品を紹介
4-4.足の裏のザラザラを改善する方法
足の裏やかかとは、体の中でも特に肌が硬いため、通常のスキンケアだけではなかなか改善できません。
まずは、ザラザラを悪化させないために、以下のことも心がけましょう。
- 素足で革靴を履かない
- サンダルやミュールを長時間履かない
- 健康サンダルを長時間履かない
- なるべく靴下を履いて過ごす
また、余分な角質を取り除きたい場合は、スクラブややすり、軽石などの足裏グッズを活用しましょう。
ただし、角質が厚いとはいえやりすぎると肌を傷つけてしまうため、使用頻度や力加減には十分注意してください。
そして、ケアした後は保湿も忘れずにしましょう。
関連記事:足の乾燥徹底対策!すね・太もも・かかと・足の裏、部位別ケアを解説
関連記事:痛いかかとのひび割れ(ぱっくり割れ)の治し方3選!今日から痛みを和らげるケア方法とは
よくある質問
Q.ザラザラ肌を改善するための食べ物はありますか?
A.何かを食べるというより、バランスよく栄養素を摂ることが大切です。
「3-2.生活習慣の見直しが必須」で紹介したように、生活習慣を改善することで肌のターンオーバーの正常化が期待でき、健やかな肌に近づくことができます。
タンパク質やビタミンなどの栄養素は不足しやすいため、注意が必要です。
具体的には下記のような食材です。
- タンパク質:肉、魚、大豆など
- ビタミンA:レバー、うなぎ、にんじん、ほうれん草、卵など
- ビタミンE:アーモンド、アボカド、イワシ、ツナ缶など
- 亜鉛:牡蠣、牛肉、レバー、チーズ、卵黄など
Q.ザラザラしたサメ肌になりやすいのはどのような人ですか?
A.ご両親がサメ肌の方は、サメ肌になりやすいと言われています。
サメ肌は尋常性魚鱗癬(▶「1-6.皮膚の疾患」)のことを指すことが一般的で、この症状は遺伝が原因で起こることが多いとされています。
まとめ
顔のザラザラは、紫外線や乾燥、ストレス、年齢、肌質などによって引き起こされます。
また、マスクの着用や疾患が原因となるケースもあります。
体の部位によっても原因は異なりますが、部位にかかわらず共通して大切なのは、水分と油分、保湿成分を与えること。
また繰り返しになりますが、肌のザラザラが改善しないからといって、「化粧品を変えよう」とする前に、ぜひ今の使い方を見直してください。
- 今使っている化粧品が正しく使えているか?
- 使うタイミングや使用量は正しいか?
- メーカーが推奨する使用方法と自分の方法に違いはないか?
まずはこの3つをチェックしてください。
つい自己流の使い方をしてしまい、「化粧品の効果が十分に発揮されていない」ことが本当によくあります。
すると、「化粧品を変えよう」となり、いつまでも効果を得られずに化粧品ジプシーになってしまう…これは避けたいことです。
きちんと保湿効果が得られる化粧品を正しく使い、肌のザラつきを解消してくださいね。