ひざのひどい黒ずみを消すことはできる?原因や黒ずみケアを紹介

ひざを保湿する

お手入れを頑張っていても、なかなかキレイにならないひざの黒ずみ。

立ちひざの姿勢をとることが多い子育て中のママや保育士さん、掃除や家事仕事をよくされる方に多いお悩みのようです。
また、制服のスカートでひざを出すことが多い学生さんも、黒ずみを気にしている人が多いといいます。

ひざの黒ずみを放置していると、「ケアが行き届いていない」「せっかくお化粧して顔はキレイにしていても台無し」という気持ちになってしまうことも。

「それならじゃあどういうケアをしたらいいの?」とケア方法をさがしている方のために以下をまとめました。

  • ひざの黒ずみがなぜ起きてしまうのか
  • どうしたらキレイなひざになるのか
  • 日常生活の中で気をつけておくべきポイント

ひざの黒ずみが気になる方は、ぜひこの記事を参考にして、ケアを初めてくださいね。


1. ひざの黒ずみの原因​​

なかなかキレイにならないひざの黒ずみは、なぜ生じてしまうのでしょうか?
おすすめアイテムやケア方法を紹介する前に、この章では黒ずみの原因について説明しますので確認してみてください。

1-1. 色素沈着​​

表皮の最下層にある『基底層』で生成されたメラニン色素は、紫外線を吸収し、細胞の核であるDNAを守るという大切な役割を持っています。

しかし、刺激を受けてメラニン色素が過剰に分泌されてしまったり、適切に排出されないまま肌に残ってしまったりすることで、肌が黒ずんで見えることがあります
これを「色素沈着」といいます。

肌の色素沈着を生じさせる刺激には、摩擦や乾燥が挙げられます。
ひとつずつ説明していきましょう。

摩擦​

肌には、外部から何らかの刺激を受けると、肌を守ろうとして角質層を硬化させたりメラニン色素の生成を促したりする特徴があります。

脚を組んだり、正座したり、立ちひざの姿勢で床に着いたり、ジーンズのようなすれやすい生地の服を着用したりと、何かと摩擦による刺激を受けやすいひざ。
他の部位と比べてゴワゴワ・黒ずみが目立ちやすいのはそのためです。

そのうえ、軽石ややすりなどで削る、ナイロンタオルでごしごし洗う、という誤ったケアを続けると、摩擦でかえって色素沈着がひどくなってしまうことがあります。

1-2. ターンオーバーの乱れ​​​

肌細胞は、表皮の最下層にある基底層で作られて徐々に表面へと押し上げられていきます。
古い肌細胞はやがて角質となり、皮脂や汚れなどと混ざって垢として剥がれ落ちていきます。
この肌細胞の生まれ変わるサイクルのことを「ターンオーバー」といいます。

通常、垢が落ちるのと同時にメラニン色素も排出されていきます。
でもストレスやそれにともなうホルモンバランスの乱れ、寝不足や食生活の乱れなどによってターンオーバーが正常に機能しなくなると、メラニン色素が剥がれることなく肌に残ってしまい、黒ずんで見えることがあります。

乾燥​

ひざは他の部位と比べて汗腺・皮脂腺とも少ないため、水分や油分が少なく乾燥してしまいがち
保湿をおろそかにしているとひざの乾燥が進み、前述のターンオーバーの乱れにつながって肌が硬化し、黒ずんでしまうことがあります。

さらに、軽石ややすりで削ったり、ナイロンタオルでごしごし洗ったりして摩擦を加えると、さらに黒ずみがひどくなる悪循環に陥ることも。
キレイなひざに整えるには、丁寧な保湿を心がける、摩擦を極力抑える、などケア方法の見直しが大切です。

カサカサしたひざのケア


2. ひざの黒ずみに効果的なアイテム

この章では、ひざの黒ずみケアに効果的なアイテムをいくつかご紹介します。
目立つ黒ずみに悩んでいる人、アイテムを見直したい人は、ぜひ参考にしてください。

2-1. スクラブ​​

ケアに使用する保湿アイテムの浸透を高め、キレイなひざに整えるため、まず古い角質を取り除きましょう。

「角質ケアアイテムといえば、真っ先にボディスクラブを思い浮かべる」という人も多いと思います。
ボディスクラブとは、ジェルやクリームなどのベースに細かな粒子状の研磨剤を配合した、古い角質を取り除くアイテムです。

スクラブには、大きく分けてシュガー(砂糖)タイプとソルト(塩)タイプの2種類あります。

シュガースクラブは、ソルトと比べて粒子が細かく柔らかいため、マイルドに角質を取り除くという特徴があります。
また、砂糖のスクロース(ショ糖)には保湿作用もあるため、「ソルトだと肌にしみる」という敏感肌の人や乾燥が気になる人におすすめです。

一方、ソルトスクラブは粒子が大きくシュガーと比べて溶けにくいため、古い角質をしっかり取り除くというメリットがあります。
「頑固な黒ずみに悩んでいる」「なめらかでキレイなひざに整えたい」という人におすすめです。

それぞれの特徴を踏まえて、以下に挙げるアイテムの中から自分に合うボディスクラブを探してみてはいかがでしょうか。

SABON「ボディスクラブ S パチュリ・ラベンダー・バニラ」

SAVON ボディスクラブ S パチュリ・ラベンダー・バニラ

320g 3,740円(税込)
死海の塩由来のスクラブを配合。
古い角質をしっかり落としながら死海の塩のミネラルで肌を整える、雑誌のベストコスメ特集でも常連の人気のボディスクラブです。

サボンの中身

アーモンドやホホバなどの天然オイルも配合し、スクラブ後の肌がしっとりなめらかに。
エキゾチックなパチュリ、心落ち着くラベンダー、甘いバニラをメインにしたパウダリーな香りが浴室に広がり、ボディケアタイムが楽しくなります。

「パチュリ・ラベンダー・バニラ」のほかにもグリーン・ローズやムスク、ジンジャー・オレンジなど香りのラインアップが豊富。
約1.5ヶ月分のお試しサイズなので、さまざまな香りを使い比べてみるのもおすすめです。

ポイントは、週に最大2回を目安に使うこと。
体を洗ったあと、濡れたままの肌になじませ、力をかけずにマッサージしたら洗い流してください。

ハウスオブローゼ「Oh! Baby ボディ スムーザー N」​

ハウスオブローゼ

570g 2,200円(税込)
天然温泉水(角質柔軟成分)を含むスクラブを配合したボディスクラブ。
1988年の発売から長年愛され続け、口コミサイトのベストコスメアワードに殿堂入りも果たしたロングセラーアイテムです。

温泉に含まれる硫酸ナトリウム・炭酸ナトリウム・炭酸水素ナトリウムを配合したスクラブが、古くなった角質を優しくオフ。
大きさの異なるスクラブが、つるつる・すべすべのなめらかな肌に整えます。

入浴中、適量を水かぬるま湯と混ぜて練り、気になる部分に軽くなじませてマッサージし、洗い流すという簡単ステップ。
肌当たりが良いため、ザラつきやゴワゴワが気になるひじやひざ、かかとはもちろん、二の腕やヒップのような柔らかい部位のケアにも使えます。

2-2. 重曹​​​​

重曹のスクラブパック

重曹は炭酸水素ナトリウム、重炭酸ソーダとも呼ばれ、食用・掃除用・薬用の3種類あります。

食用のものはパンを膨らませるベーキングパウダーに配合され、掃除用のものは研磨剤や中和剤、消臭剤などに用いられています。
薬用だと、炭酸水素ナトリウムとして胸やけや胃痛の薬に用いられているほか、歯磨き粉にも配合されています。

肌に対しては、古い角質や汚れを落とすピーリング作用があるので、自宅ケアにも。
粒子が細かく値段も手ごろな食用の重曹を選ぶといいでしょう。

使い方も簡単で、小さじ1程度の重曹を少量の水と混ぜ、ペースト状に。
あるいはボディソープと混ぜ、マッサージするように軽くなじませます。
なじませてから5分ほど置くと、古い角質をより効果的に落とせるのでおすすめ。

ラップを巻いて置いておくと、重曹がよりパワフルに角質に作用します。
しっとりとした洗い上がりが好きな人は、水ではなくボディオイルを混ぜるのもいいとされています。

このようにボディケアに便利な重曹ですが、敏感肌の人にとっては刺激になりやすいので要注意
重曹ケアをしたい場合は、あらかじめパッチテストを行ない、肌への刺激があるかどうか確かめてからにしましょう。
また、重曹は目に入ると角膜を傷つけてしまうので、目に入らないよう気をつけてください。


3. ひざの黒ずみを消すために​

最後に、実際ひざのケアをどのように行なえばいいのかご説明します。
誤ったケアは、キレイにならないだけでなく、黒ずみを悪化させてしまう可能性もあります。

ひざの黒ずみがなかなか取れず困っている人は、ケア方法を見直し、正しいケアでキレイなひざを目指してくださいね。

3-1. 毎日のケア​

一朝一夕にはなかなかキレイにならないひざ。
削っても削っても、すぐ黒ずんでしまう……という人は、まず毎日の保湿ケアを積み重ねて、乾燥やターンオーバーの乱れによる黒ずみを防ぐことが大切です

お風呂上がりに化粧水とクリームを塗り、しっかり保湿しておきましょう。
「いつもボディクリーム塗っている」という人も多いのですが、肌の乾燥を防ぐためには水分、保湿成分、油分をバランスよく補うケアが重要です。

保湿のポイントは3つ。

  • 角質層に水分を補給する(化粧水)
  • 柔軟化させる親水性成分(保湿成分が配合された乳液やジェル)
  • 皮膚からの水分蒸散を防ぐ親油性成分(エモリエント成分が配合されたクリームやオイル)

この3つを意識して、保湿成分をたくさん含む化粧水や乳液、ボディオイルを「水分の多いもの→油分の多いもの」の順になじませ、うるおいを与えましょう。

ケアの際はひざをしっかり曲げ、シワを伸ばした状態でひざの周りをまんべんなく塗るのがおすすめです。

3-2. スペシャルケア​

保湿ケアを毎日行なってもひざがゴワゴワ黒ずんできたら、先ほどご紹介したスクラブや重曹などを用いたケアを週1〜2回行ない、古い角質を優しく取り除きましょう。

ポイントは、角質ケアをしたらそのままにしておかないこと。
角質ケア後の肌は、乾燥や摩擦などの刺激に弱くなっています。

肌に必要な皮脂も取り除かれた状態なので、乾燥がひどくなってしまうことがあります。
「角質除去したら、保湿はいつも以上に念入りに」を心がけましょう

クリームや乳液、オイルなどをなじませたあと、ひざにラップを巻き、10分程度置いておくのもいいでしょう。
ラップすることで保湿アイテムがより効果的に浸透し、肌がしっとりなめらかに整います。

角質除去+丁寧な保湿ケアの組み合わせで、キレイなひざを目指してくださいね。

3-3. 習慣や癖を見直す​

「毎日の習慣や癖がひざの黒ずみを悪化させてしまう」ということがあります。
ひざを床につける姿勢をなるべく控える、仕事上どうしても難しい場合は作業用サポーターを着用するなど、ひざへの摩擦がなるべく起こらないようにしましょう

厚手のスキニーなジーンズをやめ、ワイドパンツやスカートなどのゆったりとしたボトムスを選ぶのも手です。
また、ひざを洗う際は、ナイロンタオルや織り目の粗いタオル、毛の硬いボディブラシを避け、柔らかいタオルに変えるといいでしょう。
軽石ややすりなどで角質をゴシゴシ削るのもNG

自分の習慣や癖がどれだけひざに摩擦を加えているか、見直してみることをおすすめします。

3-4. 皮膚科へ行く

「何をやってもキレイにならない」「セルフケアでかえって悪化してしまわないか心配」という場合は、皮膚科を受診してみるといいかもしれません。

保険適用の皮膚科を受診する場合は、ひざの黒ずみ(色素沈着)を診てもらえるか事前に電話で確認するのがいいでしょう。

自費診療で対応している美容皮膚科もあります。
美容皮膚科での治療には、専用の薬剤を塗布して古い角質を剥がすケミカルピーリング、レーザー照射による角質除去、美白剤の塗布などさまざまな選択肢があります。​

古く黒ずんだ角質を丁寧に剥がし、美白剤や保湿剤の働きを高めてくれるので、色素沈着への効果が見込めるようです。

塗り薬​

主に美容皮膚科では、美白作用のある成分を配合した塗り薬が処方されます。

例えばトレチノインはメラニン排出を助けるとされ、ハイドロキノンやルミキシル、コウジ酸はメラニン色素生成を促すチロシナーゼの働きを阻害するといわれています。

ニキビ肌や赤ら顔の治療に用いられているアゼライン酸も美白作用があるといわれ、色素沈着のケアにも使われています。

これらの成分を配合した塗り薬の使用により、キレイなひざに整えることができます。

皮膚科では、角質層が厚くゴワゴワしてしまう角化症の治療のため、角質を柔らかくしながら肌のうるおいを保つ尿素配合のアセチロールクリームなどが処方されることがあります。
また、乾燥肌をケアするため、ヒルドイドのような保湿剤を出されることもあります。​

飲み薬​

シミの一種である肝斑(かんぱん)やソバカスの治療などに使われる、ビタミンCやトラネキサム酸。

ビタミンCもトラネキサム酸もメラニン色素の生成を阻害して色素沈着を抑える作用があるため、これらを配合した内服薬がひざやひじの黒ずみ対策の一環として処方されることがあります。

またビタミンCにはメラニンそのものを淡色化する作用があり、色素沈着に効果があるとされています。
処方された飲み薬を正しく服用し、ひざをキレイに保つといいでしょう。

ただし、塗り薬も飲み薬も、医師や医院の方針によって処方されるかどうか、どの薬を処方されるかは異なります。
医師によく相談したうえで、ひざの状況に合うケアを行なうようにしましょう。


まとめ

ひざの黒ずみを取り除き、キレイに整えるには、正しいお手入れを継続することが欠かせません。

「洗ったまま何も塗らずに放置する」「古い角質は削って落とせばOK」という間違ったケアでは、乾燥や摩擦でひざの黒ずみを悪化させてしまいます。

  • 毎日の丁寧な保湿ケア
  • スクラブや重曹などを使った週1~2回のスペシャルケア
  • 生活習慣や癖、使用するアイテムの見直し

の3つのポイントをよく守り、キレイなひざを維持しましょうね。