最近、肌がゴワゴワして硬くなってきた。
化粧ノリも悪くなって、肌が赤くなったり、ニキビや吹き出物など肌荒れが増えてきた。
今まで肌荒れが起きても数日で治っていたのに、この3ヶ月なくならない。
もし、あなたの肌がこんな状況なら注意が必要です。
今までと同じように放置していても肌のゴワゴワは治りません。
それどころか、ゴワゴワ肌を放置すると……
- ニキビや肌の赤み
- かゆみ
- 痛み
- 皮膚の剥がれ
など、肌荒れがひどくなって取り返しのつかない状況になります。
私自身、20代のころ、ゴワゴワ肌を放置して苦しんだ経験があります。
当時は、スキンケアの知識が乏しく、何も手を打たずにそのままにしていました。
最初は「ちょっと肌がザラザラしてきたかな?」程度の違和感でしたが、しばらくすると少しでも肌に触れると皮膚がポロポロと剥がれてきました。
このころから、かゆみや痛みも出てきました。
皮膚の剥がれる量は、どんどん増えてきて、最後は触れなくても剥がれるようになりました。
仕事は、営業職のためスーツを着ていました。
そのためスーツには剥がれた皮膚がビッシリ。
まるで大量のフケが落ちているようでした。
特にスーツは色が濃いので目立ちます。
そのせいで、もともと人に会うのが好きで選んだ営業の仕事なのに、人に会うのが苦痛になりはじめました。
肌荒れって、その症状やかゆみ、痛みよりも精神的に感じるストレスの方が辛いんですよね。
しかも、ストレスを感じることで、さらに、肌荒れが悪化します。
こうなると悪循環で、どんどん肌荒れがひどくなると共に、ストレスも大きくなります。
一度、悪循環に陥ると抜け出すのが困難になり、状況がどんどん悪化していきます。
その結果、人と会うことに苦痛を感じたり、外に出ることが億劫になります。
さらに、ひどくなると日常生活に影響を及ぼしてしまいます。
だから、「肌がちょっとゴワゴワしてきたかな」という違和感を感じた段階で、ひどくなる前にすぐ手を打ってください。
そうすれば、改善する可能性も高くなりますし、改善にかかる時間も短くなります。
また、肌荒れになることもなく、余計なストレスを抱えずに済みます。
ぜひ、私と同じ苦しみを味わう前に、ゴワゴワ肌の原因を突き止めて、あなたの原因にあった対策を実践してください。
肌のゴワゴワを解消することで、やわらかく、みずみずしい肌を取り戻すことができます。
私も、ここに書いたゴワゴワ肌対策を実践して、皮膚の剥がれ、かゆみ、痛みといった肌荒れを改善できました。
おかげでこの20年間、一度も皮膚がポロポロと剥がれたことはありません。
今では、人と会う際のストレスもスッキリと無くなったので、人と会うことを存分に楽しんでいます。
ゴワゴワだった肌もずいぶんとキレイになりました。
もしあなたが少しでも「肌がゴワゴワしてる」という違和感を感じているなら、今すぐ、この記事を読んであなたの美肌づくりの参考にしてください。
1.顔や肌が急にゴワゴワしだす3つの原因
何事も原因を把握することが正しい対策につながります。
あなたのゴワゴワ肌をこれ以上悪化させないために、まずは、あなたのゴワゴワ肌の原因をしっかりと理解してください。
肌がゴワゴワになる原因は、主に3つあります。
- 肌の乾燥
- 紫外線
- 肌への刺激
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1-1.肌の乾燥が肌のゴワゴワを招く
肌が乾燥することで、ゴワゴワする原因は以下のとおりです。
①乾燥肌によるターンオーバーの乱れ
②肌の水分不足
③肌の皮脂不足
それぞれを詳しく見ていきましょう。
①乾燥肌によるターンオーバーの乱れ
肌が乾燥すると、私たちを守る肌の機能が衰えます。
肌の重要な機能のひとつに、『肌を生まれ変わらせるはたらき』があります。
私たちの肌は、古い肌を排出して、新しい肌に生まれ変わることで、みずみずしくキレイな状態を保っています。
この肌の生まれ変わりをターンオーバーと言います。
通常、ターンオーバーの周期は、28日です。
基底層で生まれた角質細胞は、28日をかけて肌の表面へと移動します。
乾燥すると肌を健やかに保つ機能が正常に働かなくなります。
肌の生まれ変わる機能も衰えるためにターンオーバーの周期が遅れます。
ターンオーバーの周期が遅くなると、本来は、体外に排出されるべき角質細胞がそのまま残ってしまいます。
残った角質細胞は、本来の役割を終えているため、みずみずしさはなく乾燥して硬くなっています。
このように肌に残って硬くなった角質細胞がゴワゴワ肌の原因になります。
②乾燥による肌の水分不足
乾燥した肌は、水分が不足しています。
水分が不足し、乾燥することでゴワゴワ肌の原因になります。
干からびた植物をイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。
表面はカサカサになって硬くなります。
肌にも同じような現象が起きて、肌の水分が不足すると表面が硬くなってゴワゴワ肌になります。
東北大学名誉教授田上八郎著(南山堂)「スキンケアの科学」によると……
手のひらや足底の正常な角層を削り取って、放置しておくと乾燥してザラザラして硬くなるので折り曲げたり、力を加えるともろくて簡単に割れる。しかし、これをしばらく水につけておくと水を吸って膨れだし表面のザラザラ・ガサガサも消え、やわらかく曲げることもできるようになる。
(中略)
年齢がいき表皮の増殖活動が低下し、角層の剥け落ちる時間が延長してくる中高年の人たちでは空気が乾燥する時期になると、かかとのひび割れをはじめ、手荒れが起きやすくなる。その人たちは、入浴するなり、手や足を湯につけていたりすると滑らかさや柔らかさを取り戻す。つまり、皮膚の表面の角層を柔らかで滑らかであるようにと保つ働きは、角層の水分保持によるものである。
このように角層の水分が不足することで、肌表面はザラザラして硬くなり、少しの刺激で簡単に割れます。
乾燥した角層に水分を与えると、ザラザラは消え、やわらかく刺激にも強くなることが分かります。
このことから、肌の乾燥がゴワゴワの原因であることが分かります。
③肌の皮脂不足
肌の乾燥というと、一般的に水分不足のイメージがあります。
でも、水分だけではなく、油分が不足している場合もあります。
この油分とは、私たちが分泌する皮脂です。
皮脂を嫌う人が多いのですが、実は、肌をキレイに保つために重要な役割をしています。
その役割の一つに、肌を柔軟に保つ働きがあります。
薬学博士の福田氏が書かれた「皮膚科学と化粧品」にも「皮脂の役割は、角質に適度な湿り気と柔軟性を与えること」と記載されています。
オイルによって肌がやわらかくなる現象は、天然皮革を思い浮かべていただくとイメージしやすいです。
天然皮革のカバンや靴を放置しておくと、表面が硬くなりひび割れてきます。
だから、定期的にオイルを塗って手入れをします。
天然皮革にオイルを塗ると、柔軟さを取り戻し、しっとりとした上質な手触りを維持することができます。
私たちの肌も同じです。
皮脂によって、私たちの肌は柔らかく、しっとりとした状態をキープします。
逆に、皮脂が不足すると、肌の表面が硬くなって、ゴワゴワ肌になります。
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1-2.紫外線が肌のゴワゴワを招く
紫外線は、多くの肌荒れを引き起こす原因です。
そのひとつが、ゴワゴワ肌です。
紫外線を浴びることで、肌がゴワゴワします。
前項で例に挙げた天然皮革をイメージしていただけると分かりやすいです。
天然革張りのソファーをリビングに置いた場合、直射日光が当たる部分だけ傷みがひどくなります。
変色したり、皮が硬くなって、ひどい場合はひび割れを引き起こします。
このように紫外線は、私たちから肌の柔軟性を奪います。
「美容皮膚科学辞典」によると……
紫外線の浴びすぎは、真皮のコラーゲン線維の変性(コラーゲンの減少、コラーゲン同士の結びつきの増加)やエラスチン線維の余分な増加を促進させる。
コラーゲン線維やエラスチン線維は、肌の弾力に深くかかわっています。
そのため、「コラーゲン同士の結びつきやエラスチン線維が増加する」と言われると、あたかも肌の弾力が増すように思います。
でも、真逆です。
コラーゲン線維やエラスチン線維が増え過ぎると、逆に肌は硬くなります。
お肉を連想してもらえばイメージしやすいです。
線維が多いお肉は、硬くてかみ切りにくいですよね。
これと同じです。
そのため、紫外線を浴びることで、コラーゲン線維やエラスチン線維が増えて、肌がゴワゴワになります。
さらに……
紫外線にさらされると、シミ・そばかすなどの色素沈着を助長し、皮膚細胞を傷つけ老化を促す因子になる。さらに、皮膚がんへと発展することにもなりかねないのである。
引用:朝田 康夫 「美容皮膚科学辞典」(中央書院)
このように、紫外線は肌をゴワゴワさせるだけでなく、皮膚がんに発展するほど、私たちの肌にダメージを与えます。
1-3.肌への刺激(角質層が分厚くなる)が肌のゴワゴワを招く
肌への刺激が繰り返されることで、角質層が分厚くなり、肌がゴワゴワになります。
私たちの肌は、繰り返し刺激を受けると、その部分の角質層が分厚くなります。
角質層を厚くすることで、肌の耐久性を上げたり、外部からの刺激をやわらげる効果があります。
一般的には、足の裏や手のひらやお尻などは、刺激から身を守るために角質層が分厚くなっている部分です。
また、特有の理由で皮膚が硬くなる場合もあります。
例えば、ペンの持ち方によってできるペンダコ。
私は、趣味でボクシングをやっており、左右の人差し指と中指の第三関節部分が硬くなっています。
どれも他の部位と比べると硬くてゴワゴワしています。
このように肌は、繰り返し刺激を受ける部分は皮膚が分厚くなって、ゴワゴワ肌になります。
2.ゴワゴワ肌の放置は、深刻な肌荒れに繋がる!?
肌がゴワゴワして違和感を感じるけど、特に痛みやかゆみがない。
これがゴワゴワ肌の初期症状です。
そのため、多くの人は、「そのうち治るだろう」と放置してしまいます。
もちろん、放置して治れば、何の問題もありません。
ただし、今後、引き起こされる肌荒れのサインの場合もあります。
その場合、ゴワゴワ肌を放置していると、以下の肌荒れを引き起こしてしまいます。
- ニキビ、湿疹
- 肌の赤み
- 皮膚の剥がれ
- 毛穴が目立つ
- 肌の痛みとかゆみ
それでは、ゴワゴワ肌を放置した結果、引き起こされる肌荒れを詳しく見ていきましょう。
2-1.ニキビ、湿疹
肌は、約28日のサイクルで古い肌を排出して新しい肌を生み出すターンオーバーを繰り返しています。
でも、ターンオーバーがうまくいかない場合、毛穴の角質が厚くなり、毛穴の出口がふさがれてしまいます。
毛穴がふさがれることで、皮脂が詰まります。
皮脂で毛穴が詰まると、皮脂を栄養源にしている「アクネ菌」が過剰に繁殖し、炎症を起こして発疹ができます。
この発疹が、ニキビや湿疹です。
ニキビだけでも辛い思いをしますが、跡が残ると、もっと悲惨です。
ニキビ跡は、自然に治ることが難しく、ずっと肌に残り続けます。
肌が凸凹してファンデーションなどで隠しにくく、深刻な悩みになるので、ゴワゴワ肌放置は危険です。
2-2.肌の赤み・炎症
肌がゴワゴワしている場合、肌は乾燥状態にあります。
乾燥肌になると、肌のバリア機能が衰えて、常に敏感な状態になります。
そのため、通常なら問題のない軽度な刺激であっても、すぐに炎症を起こしてしまいます。
非常に敏感になるため炎症の起きやすい状況と言えます。
炎症がおきるため、肌が赤くなり、場合によっては、痛みやかゆみが生じます。
痛みやかゆみが生じると、刺激に弱くなり、さらに、赤みが増します。
赤みが増すことで、通常の部位との違いが強調されて、まだらのように見えることもあります。
痛みやかゆみと赤みの悪化という悪循環に陥ると、改善にも時間がかかってしまいます。
だから、ゴワゴワ肌を放置することは止めましょう。
2-3.皮膚の剥がれ・フケ
ゴワゴワする肌はターンオーバーが乱れています。
そのため、ゴワゴワ肌には、本来は排出されるべき皮膚がそのまま残っています。
この残っている皮膚が何かの拍子で一気に剥がれることがあります。
例えば、極度の乾燥状態、物理的な刺激、過度なストレスなどです。
冒頭にも書いたとおり、私も20代前半のころから皮膚の剥がれに悩まされました。
何もしなくても顔の皮膚がポロポロと剥がれます。
ちょうど就職したばかりで、営業職だったので黒色や紺色のスーツで仕事をしていました。
そのため、剥がれた皮膚がスーツに大量に付着します。
まるでフケのように見えて、非常に嫌でした。
一応、訪問先の会社に入る前、スーツについた皮膚を払い落とすのですが、打ち合わせ中も皮膚が剥がれてしまいます。
ちょっとかゆくなって、不用意に肌に触れようものなら、ごっそりと皮膚が落ちます。
一般的に、スーツにフケがいっぱいついていれば、「こいつ風呂入ってるのかな?頭洗えよ」と不潔な人間と思われます。
もちろん、毎日、お風呂にも入ってますし、洗顔もしています。
でも、そんなこと相手は分からないですよね。
実際に、直接的に「汚い」と言われたこともありました。
営業職は人と会うのが仕事なのに、私にとっては不潔な人間だと思われることに非常にストレスを感じていました。
ちなみに、当時、私の皮膚がポロポロと剥がれる原因は、肌の極度な乾燥状態と外出時の風による刺激でした。
また、就職したばかりだったので、慣れない仕事と人間関係というストレスも大きかったと思います。
今、思い返しても、本当に辛かったです。
2-4.目立つ毛穴
ゴワゴワした肌は、乾燥しているため肌のバリア機能が衰えています。
バリア機能が衰えた肌は、非常に敏感になり、外界の刺激に弱くなっています。
そのためゴワゴワ肌は、炎症が起きやすい状態になります。
特に、毛穴周りに炎症が起きると、毛穴が広がったように見えて、目立ちます。
実際には、毛穴の大きさは変わっていないのですが、毛穴の周りが炎症によって盛り上がっているので、その結果、通常より毛穴が目立ちます。
場合によっては、炎症がひどくなって赤黒くなり、一層、毛穴が目立ちます。
ここまでくると、毛穴というより、赤黒い点々が顔に無数にできている状態になります。
さらに、凹凸が目立つため、隠すことが困難になります。
だから、ゴワゴワ肌を放置することはやめましょう。
2-5.肌の痛みとかゆみ
ゴワゴワ肌は、肌のバリア機能が衰えて、非常に外界の刺激に弱くなっています。
そのため少しの刺激が原因で、炎症が起きてしまいます。
肌がゴワゴワする初期のころは、痛みやかゆみを感じないこともあります。「なんとなく肌が硬くなってきているのかな?」とちょっとした違和感しか感じない場合もあります。
特に、かゆみを感じると、どうしても無意識(睡眠時など)に掻いてしまいます。
また、お風呂上がりなど、体温が上昇するとかゆみが増します。
そもそもかゆみは痛みよりも我慢することが困難です。
かゆみに負けて掻いてしまうと、肌を刺激してしまって、さらに症状を悪化させます。
悪化するとかゆみがひどくなって、さらに、我慢できずに掻くことで肌に刺激を与えます。
そして、さらにかゆみがひどくなる……
まさに、悪循環です。
こうなると、症状はどんどんひどくなって、治りにくくなります。
長期間、痛みやかゆみに苦しむことになります。
このような辛い思いを避けるためにも、ゴワゴワ肌の放置はやめましょう。
3.ゴワゴワ肌から、やわらか肌を取り戻す方法
最初は、ほんの違和感がある程度のゴワゴワ肌。
でも、放置しておくと、ニキビ、肌の赤み、毛穴の目立ちなど、肌荒れの原因になります。
だからこそ、少しでも肌に違和感があったら、すぐに肌荒れ対策を施しましょう。
ゴワゴワ肌による肌荒れ対策は以下の3点です。
ゴワゴワ肌による肌荒れ対策
- 肌の保湿
- 肌に刺激を与えないスキンケア
- 肌にやさしい紫外線対策
ゴワゴワ肌の肌荒れ対策を詳しく見ていきましょう。
3-1.効果的な肌の保湿
ゴワゴワ肌は、乾燥状態になっています。
乾燥した肌には、保湿が効果的です。
保湿と言うと、あまりにも当たり前すぎて、「私は毎日、保湿しているよ」と言われる方がほとんどです。
でも、保湿がしっかりできていれば、ゴワゴワ肌にはなりません。
ゴワゴワ肌になるということは、保湿ができていないということです。
ゴワゴワ肌に必要な保湿には、重要なポイントが3つあります。
ゴワゴワ肌に必要な「保湿」3つのポイント
- 肌に水分と油分、保湿成分を補給する
- 補給する水分と油分のバランス
- 水分と油分を同時に補給する
①水分と油分を同時に補給する
保湿というと……
- 化粧水やローションなど水分だけを肌に補給すること
- 乳液や保湿クリームなどで油分だけを肌に補給すること
- 保湿成分が配合されている化粧品を使うこと
これは、すべて間違いです。
水分だけ、油分だけ、保湿成分だけを肌に補給することが保湿ではありません。
正しくは、水分と油分、保湿成分を肌に補給することが保湿です。
②水分と油分のバランスが大切です
水分と油分、両方補給したとしても、バランスが適切でなければ保湿とは言えません。
水分が多すぎる、油分が多すぎる、このどちらも保湿できている状態ではありません。
肌に適切な水分と油分、バランスの取れた量を補給することで、はじめて保湿できていると言えます。
③水分と油分を同時に補給しましょう
水分と油分を補給する際に、多くの方は、バラバラに補給しています。
水分補給で化粧水やローションなど。
油分補給で乳液や保湿クリームなど。
確かに、水分と油分を補給しているように見えます。
でも、このような方法は、顔の上で水分と油分を混ぜる行為です。
いくら私たちの指が高性能でも、顔の上で水分と油分を均一に混ぜることができるでしょうか?
残念ながら、顔の上で水分と油分をバランスよく混ぜることは不可能です。
その結果、ある部分は水分が多く、別の部分は油分が多いというバランスの崩れた肌状態になります。
このように顔の上で水分と油分を均一に混ぜて塗布することは非常に困難なため、別々の化粧品で補給する行為は保湿効果のさまたげになります。
効果的に保湿するなら、最初から水分と油分がバランスよく配合されているケアを行うことをオススメします。
④注意!ピーリングを行う際には保湿が必須
分厚くなった角質層がゴワゴワ肌をまねくと知り、ピーリングでケアしようと思った方も多いのではないでしょうか?
ピーリングとは、肌表面にある古い角質を柔らかくし、取り除く美容法です。
角栓除去はもちろん、ニキビ跡やシミ、色素沈着などさまざまな肌トラブルへのスペシャルケアとして用いられています。
ホームケア用のピーリングにはジェルやクリーム、石けんなどさまざまなタイプがあり、中にはクレンジングを兼ねた時短アイテムもあります。
ただ、ピーリングには注意が必要。
商品によっては非常に刺激が強いものがあるため、角質を落とし過ぎてしまうリスクがあるからです。
角質を落とし過ぎることで、肌への刺激が更に強くなってしまい、角質層が余計に分厚くなってしまうことも考えられます。
ゴワゴワ肌を改善するためにピーリングをしたのに、逆にゴワゴワ肌を進行させてしまうかもしれません。
ピーリング自体を否定するわけではありませんが、もしピーリングを行うのであれば、以下の2点に注意してください。
- ピーリングを行うのは週1~2回程度にする
- ピーリング後は必ず保湿と紫外線対策を行う
- 作用のおだやかなピーリング剤を使う
ピーリング後は肌が敏感な状態になるため、いつもより入念に保湿ケアや紫外線対策をするように心がけましょう。
3-2.低刺激なスキンケア
ゴワゴワ肌は、非常に敏感な肌状態になっています。
そのため、可能な限り、低刺激なスキンケアを行う必要があります。
「低刺激スキンケア」と聞くと、化粧品の成分を重要視する方が多いです。
そもそも化粧品の成分は、厚生労働省が化粧品基準によって定めています。
そのため、基本的に肌に危険を及ぼす成分は、化粧品に配合できません。
化粧品に使われている成分は、一定の安全基準をクリアしたものばかりです。
もちろん、肌に刺激を感じる場合はありますが、それは化粧品成分特有のものというより、使う人の肌質によるものが大きいです。
例えば、アレルギー反応を引き起こす場合は、使う人の肌特有の問題です。
そのため、「特定の成分がすべての肌に刺激を与える」のではなく、「すべての成分が特定の人に刺激を与える可能性がある」が正しい解釈です。
この理由から、化粧品成分だけで肌への刺激を識別することは意味がありません。
それよりも化粧品成分の配合量や効果、使い方によって、肌への刺激を見極める方が大切です。
ゴワゴワ肌にやさしい化粧品の見分け方は以下の2つです。
ゴワゴワ肌にやさしい化粧品の見つけ方
- 洗浄力の高いクレンジング、洗顔料を避ける
- 使用する化粧品を減らす
それでは、ゴワゴワ肌にオススメな低刺激スキンケアを詳しく見ていきましょう。
①洗浄力の強いクレンジングや洗顔料は避けましょう
洗浄力の強い洗顔料は、肌に刺激を与えます。
皮脂や汗に強いメイクを落とすための専用クレンジングなども同様です。
ゴワゴワ肌は、非常に敏感な状態なので、マイルドな洗浄力のクレンジングや洗顔料を使いましょう。
洗顔せっけんは、洗浄力(脱脂力)が強いので、ゴワゴワ肌に使うのはオススメできません。
私は、仕事柄、多くの化粧品を日々試しています。
その中で、洗浄力の強さを判断する目安があります。
それは、洗顔後、肌が突っ張った感触が5分以上残ると洗浄力が強すぎると判断しています。
もし、あなたも敏感肌なら、5分後の肌状態で判断してみてください。
②使用する化粧品を減らしましょう
ゴワゴワ肌には、使用する化粧品を減らしましょう。
ここで言う化粧品を減らすということは、使用量を減らすことではありません。
化粧品の数を減らすということです。
化粧品を使う際、『塗る』という行為が少なからず肌への刺激となります。
健康な肌の時には、それほど気づかないのですが、ゴワゴワ肌には刺激となります。
また、化粧品は日に何度も使うために、慢性的に肌へ刺激を与えることになります。
過去に、私はゴワゴワ肌が悪化して、肌が非常に敏感になった経験があります。
後日、帯状疱疹だったことが判明したのですが、ひどいときは風が当たっても、瞬きしてもチクチクと結構な痛みを感じました。
日常生活でも、水で顔を洗うだけでもダメでした。
タオルで顔を拭くときにも痛みを感じました。
この経験から、普段は、気にしていない行為でも、肌に刺激を与えているということを改めて実感しました。
化粧品を使う際も同様です。
いつもは気にならなくても、化粧品を肌に塗る行為は肌への刺激になります。
低刺激だけを重要視するなら、化粧品を塗る行為を止める、つまり、何も化粧品を使わないほうが良いのですが、ゴワゴワ肌を乾燥や紫外線から守るためには使わざるを得ません。
刺激を与えないからといって、一切のスキンケアを止めてしまうとゴワゴワ肌が悪化してしまいます。
そこで、少しでも刺激を軽減するために、使う化粧品の数を減らしましょう。
これを機に、あなたの肌にとって本当に必要な化粧品を見直す機会にしてください。
スキンケアに必要な化粧品の役割は2つです。
肌を清潔に保つ『洗浄』と、うるおいを与える『保湿』です。
この『洗浄』と『保湿』がしっかりとできる最小限の化粧品がオススメです。
理想は、洗顔がひとつ、保湿がひとつの合計2つでスキンケアが完了する化粧品です。
これが化粧品を使用するうえで最少のアイテム数です。
つまり、2つだけの化粧品を使用することは、もっとも肌に負担をかけないスキンケアと言えます。
③おすすめは「ダブル洗顔不要」のクレンジング
「ダブル洗顔不要クレンジング」を使えば、1つでメイク落としと洗顔が終わります。
クレンジングの後に行う、洗顔料を使った洗顔は不要です。
1つで済むためにコスパもよく、時間を節約できます。
洗う回数も減るので、肌への負担も半分になります。
一般的なダブル洗顔 |
ダブル洗顔不要クレンジング |
クレンジング+洗顔 |
クレンジングだけ |
ダブル洗顔不要クレンジングであれば、非常に敏感な肌状態になっている「ゴワゴワ肌」に、「洗いすぎない」というやさしい効果をもたらします。
洗いすぎると肌のバリア機能となる皮脂を落としすぎてしまうため、肌は刺激に対しても過敏に反応するようになり、敏感肌や乾燥肌になるなど肌状態にも変化をもたらしてしまいます。
それがやがて、ニキビや湿疹、シミなどの肌トラブルに。
だから、ダブル洗顔不要クレンジングを使い、肌への負担を軽減することはおすすめです。
単純に回数を見ると、1日2回の洗顔で、1か月60回も洗っています。
これが半分の30回になるのですから、肌への負担も半分になります。
3-3.徹底した紫外線対策
紫外線は、ゴワゴワ肌にとって百害あって一利なしです。
紫外線は体に有用な一面もあって、ビタミンDを生成するために、日光を浴びる必要があります。
でも、1日、15分程度でOKです。
この程度の紫外線量は、日本で生活していれば、どんなに紫外線対策をしていても浴びる紫外線量です。
そのため、ゴワゴワ肌の場合は、徹底して紫外線対策を行ってください。
①紫外線散乱剤配合の日焼け止めを使ってください
紫外線対策といえば、日焼け止めです。
ただ、ゴワゴワ肌は非常に敏感になっているので、日焼け止めの使用を躊躇する場合もあるでしょう。
その際は、日傘やアームカバー、帽子などを使って、物理的に紫外線をカットしてください。
特に日傘を使われる女性は多いと思いますが、「完全遮光」という商品を買っても、完全に紫外線を遮光できていないことがあります。
当メディアを運営する株式会社アースケアが、「日傘の「完全遮光」をかしこく選んで、紫外線から肌を守る方法」をご紹介しています。
「日傘をさしているのに日焼けしてしまった!」ということがないよう、ぜひチェックしておきましょう。
また、日焼け止めを使う場合は、紫外線吸収剤ではなく、紫外線散乱剤の配合されたものを使ってください。
詳しくは、以下を参考にしてください。
紫外線吸収剤
- メトキシケイヒ酸オクチル
- ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸オクチル
- ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル
t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン - オクチルトリアゾン
- パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシルなど
紫外線散乱剤
- 酸化チタン
- 酸化亜鉛など
さらに、肌への刺激が気になるなら、上記の紫外線散乱剤をコーティングしてある日焼け止めを選んでください。
コーティングすることで、肌への接触を防ぐことができるので、肌への負担を軽減します。
②SPF25の日焼け止めを使ってください
SPFは、25程度のものを選んでください。
SPFの数値を上げるためには、紫外線吸収剤の量を増やす必要があります。
ゴワゴワ肌への刺激にこだわるのなら、少しでも紫外線吸収剤の量を減らしたいところです。
SPFは、25程度から効果はほとんど変わらないので、SPF値の高いものは避けましょう。
このように、肌への刺激が気になるなら、紫外線散乱剤をコーティングしてある日焼け止めで、SPF25程度の日焼け止めがオススメです。
4.ゴワゴワする顔や肌を改善するための、おすすめスキンケア商品
4-1.「やわらか肌」を取り戻す保湿スキンケア
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5.急にゴワゴワしだした顔や肌に関して、よくある質問
5-1. ゴワゴワ肌の治し方は?硬い肌を柔らかくするにはどうすれば良い?
ゴワゴワ肌を改善し、柔らかい肌を取り戻すには、以下の3つの方法が有効です。
- 保湿
- 低刺激なスキンケア
- 紫外線対策
顔や肌が硬くなってしまう原因はいくつか存在しますが、乾燥肌によるターンオーバーの乱れによって、硬くなった角質細胞が肌表面に残ったり、肌が水分不足で硬くなり、ゴワゴワ肌になることなどが主に挙げられます。
したがって顔や肌の「乾燥状態」を改善できれば、ゴワゴワ肌が良くなる可能性があります。肌の「乾燥状態」には保湿が効果的。
もしゴワゴワ肌に悩んでいるのであれば、まずは「保湿」から見直してみましょう。
5-2. 急に肌がゴワゴワ・ザラザラしだすのはなぜ?
急に顔や肌がゴワゴワしだすのは、肌の乾燥やターンオーバーの乱れなど、何かしらの肌トラブルが起きているサインです。
肌の水分や油分が不足し、乾燥状態になると、角質層が肌の表面に残ってしまったり、肌そのものが硬くなってしまい、ゴワゴワ肌につながります。
そして放っておくと、深刻な肌荒れに繋がる恐れがあります。
- ニキビや湿疹
- 肌の赤み
- 皮膚が剥がれる
- 毛穴が目立つ
- 肌の痛みやかゆみ等
「肌が急にゴワゴワ・ガサガサしてきた…」と感じたら、まずは肌の保湿を徹底し、乾燥状態を改善する事から始めましょう。
5-3. 肌がポロポロむける時の対処法はなんですか?
肌がポロポロむける時は、油分と水分をバランスよく与えながら保湿をすることがおすすめです。
水分と油分どちらかだけが多い状況では、十分な保湿効果は得にくいです。
とは言え水分と油分をバランスよくというのが難しい」という人にはアクアテクトゲルのような水分と油分をバランス良く補える保湿ジェルを使用することがおすすめです!
5-4. 肌がゴワゴワして痒いのはどうしてですか?
肌がゴワゴワして痒い原因は、乾燥である可能性があります。
乾燥により肌のバリア機能が低下することで肌がゴワゴワして痒くなることがあるため、水分と油分のバランスを整えバリア機能をサポートすることがおすすめです。
5-5. 肌のボコボコの原因はなんですか?
“肌のボコボコの原因”
- 乾燥による毛穴ひらき
- ニキビ跡
- 脂性肌
- 炎症
- たるみ
まとめ
肌にゴワゴワの違和感を感じたら、それは、その後に肌荒れが起きるサインです。
ゴワゴワ肌を放置すると……
- ニキビ
- 肌の赤み
- 皮膚の剥がれ
- 毛穴が目立つ
- 肌の痛みとかゆみ
など、深刻な肌荒れにつながります。
肌荒れになると悩みが深くなり、改善するまでに時間がかかります。
だからこそ、肌荒れが起きる前に、肌にゴワゴワした違和感を感じたら、すぐに対策をしましょう。
ゴワゴワ肌対策のオススメは、『洗浄』と『保湿』をできるだけ少ない化粧品でケアすることです。
もし、3つ以上の化粧品をお使いなら、これを機に見直してください。
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