赤ちゃんにおすすめのボディクリーム8選!舐めても大丈夫な商品をワセリンも含めて紹介

サラサラ、すべすべで、つい触りたくなってしまう赤ちゃんの肌。
しかし、赤ちゃんの肌は厚みが少ないうえに、生後数カ月になると皮脂の分泌量が減少するため、そのままにしておくと乾燥したりトラブルを起こしたりしがちです

近年では赤ちゃんの保湿ケアが推奨されていますので、
「どんなクリームを選べばいいの?」
「赤ちゃんが誤って食べてしまったらどうしよう?」
「何歳から使えばいいの?」など、迷いが尽きない方もいると思います。

この記事では、赤ちゃんのボディクリームの選び方や塗り方などをじっくり解説します。

私が3児の子育ての中で実践していたことも書きますので、ぜひ参考にしてくださいね。

また、本記事で紹介している商品は、保湿力に優れたものばかりなので、お母さんが使うこともできます。

自分用のボディクリームを使ったあとに「赤ちゃんがなめたらどうしよう?」と思ったことはありませんか?

赤ちゃんがある程度の年齢になるまで、同じボディクリームを使うのも1つの手ですから、ぜひお母さんの保湿用としても参考にしてください。


目次

1.  赤ちゃんに使う安全なボディクリームの選び方

この章では、赤ちゃんの保湿ケアを始めるにあたりどのような基準でボディクリームを選べばいいのかご紹介します。

保湿アイテムに関する基礎知識もご説明しますので、チェックしておいてください。

1-1.  防腐剤がしっかりと入っているものを選ぶ

赤ちゃんに使うボディクリームを選ぶ際には、防腐剤が配合された商品の方が安全性が高いので、安心です。

きちんと防腐剤が配合された保湿クリームを選びましょう。

「赤ちゃんには防腐剤フリーの商品を使いたい」というお声を聞くこともありますが、それは危険なことです。

なぜなら、腐ったり微生物汚染されたクリームを使ってしまったら、赤ちゃんの肌にどんな支障がでてしまうのか、まったくわからないからです。

化粧品の法律である「薬機法」でも、「その全部又は一部が不潔な物質又は変質 又は汚染されている恐れがあるものなどに該当し、製造、販売することが禁止」と決められています。

このように、安全な保湿クリームに防腐剤は必要不可欠で、有用な成分です。
きちんと防腐剤が配合された保湿クリームを選びましょう。

1-2.  お試しセットが付いているものを選ぶ

赤ちゃんの肌といっても、生後すぐの肌と数カ月経ってからの肌とでは、分泌される水分量や皮脂量が少し異なります。

また、アレルギーの有無や、乾燥肌や敏感肌などのタイプに分けられるなど、赤ちゃんの肌には個人差があります。
赤ちゃん用のボディクリームをいろいろ試してみて、赤ちゃんの肌に合うものを使っていくのがいいでしょう。

そこでおすすめなのが「お試しセット」が付いているボディクリームを選ぶこと。

少量で低価格の場合が多いため、小さな負担でアレルギー反応の確認ができます。

まずはパッチテストで親御さんのアレルギー反応を確認し、それから赤ちゃんにパッチテストをしてあげましょう。

特にアレルギー反応は、親兄弟で同じであるケースが多いです。赤ちゃんの肌で試す前に、ご両親が一度試してあげた方が無難です。

肌に合うかどうか調べる「パッチテスト」のやり方は後述します。

※保湿クリームの成分に関しても、アレルギー反応がでるかどうかは、個人の体質によります。赤ちゃんの肌を守るために、ぜひ事前に行いましょう。

1-3. 容器の形で選ぶ​

容器の形状で選ぶというのも手です。
使いたい分だけ取り出せるチューブタイプ、空気や手に触れずに取り出せるポンプタイプなどは、容器から直接指ですくって取り出すジャータイプのものと比べて衛生面でおすすめ。
ポンプタイプは忙しい時に片手で取り出せるのも人気です。

また、チューブタイプなら外出時に持ち歩きができるというメリットがあります。
使用シーンに合う容器のものを選ぶのもいいかもしれません。

ただし、あくまでクリームそのものが赤ちゃんの肌に合うかどうかを考慮して選びましょう。

​​


2.  赤ちゃんのボディクリームとして「ワセリン」は使える?

「ワセリンって、赤ちゃんのボディクリームに使えるの?」という声をよく耳にします。

結論から申し上げますと、「ボディクリームとして使ってもOKだが、最初からオールインワンタイプの保湿クリームを使った方がおすすめ」です。

ここでは、ワセリンをボディクリームとして使うことのメリットやデメリットを紹介します。

2-1.  ワセリンも使えるが「油分」しか補給できない

ワセリンは、数ある保湿剤の中でも、とりわけ閉塞性(水分を閉じ込めるはたらき)が高いです。そのため、肌の水分蒸発を強力に防ぎます。

しかし、水分を与える作用はありません。

これが、基礎化粧品を使った保湿との大きな違いです。

赤ちゃんの肌を保湿しようとする時、肌のバリア機能を維持するためには「水分」と「油分」、そして「保湿成分」を同時に与えることが必要です。

オイリー肌に知って欲しい「正しい保湿の方法」

大人の場合はローションで水分を補い、乳液やクリーム、オイルで油分を与えてうるおいを肌に閉じ込める、という2段階のケアが基本です。

「水分を守る(蒸発を防ぐ)」保湿剤の中でも、ワセリンは特にその効果が高いです。

一方で、肌に水分を与える作用はありません。つまり、ワセリンだけでは効果的な保湿を実現することができません。

その点は忘れないようにご注意ください。

2-2.  ボディクリームとして使うなら、保湿クリームの方がおすすめ​​

性別や年齢を問わず、ワセリンは顔を含む全身に使えます。

先ほど紹介したように、ワセリン単体では保湿ができませんが、安全性の高いものも多く、「守る」ケアにはとてもおすすめです。

例えば赤ちゃんの肌が荒れていたり、敏感肌の場合には力強い味方になってくれます。

ですが、普通に赤ちゃんの肌を保湿しようとしているなら、保湿クリームを使った方がおすすめです。

保湿ケアの順番は、水分と油分と潤い成分をバランスよく肌に補うこと。

大人に比べて赤ちゃんの肌は水分が多い状態ではありますが、ある程度水分が含まれているベビークリ―ムの方が、効果的な保湿ができる可能性が高いです。


3.  【安心安全】おすすめのベビークリームを紹介

編集部おすすめのベビー用ボディクリームをご紹介します。

赤ちゃんの保湿はもちろん、ママやパパの保湿としても使える商品です。

「これから赤ちゃんにボディクリームを買ってあげたい」
「自分用として安心して使える商品が知りたい」

というパパやママは、以下に挙げた商品をチェックし、ベビークリーム選びの参考にしてくださいね。

3-1.  舐めても大丈夫な保湿クリーム「アクシリオ アクアテクトゲル」​​

アクアテクトゲル

 

アクアテクトゲル おすすめポイント

  1. 「超高保湿」を実現する16種類の保湿成分
  2. 「低刺激」を保証する3つの肌テスト実施済
  3. 「安全性」に繋がる3つの無添加(少量なら舐めても大丈夫)
  4. 「これ1本」で保湿完了のオールインワンタイプ

新生児や赤ちゃんの保湿に必要な「低刺激・高保湿」を備えており、安全性も高い「アースケア アクアテクトゲル」。

商品は全て日本国内の工場で、徹底した品質管理のもと製造しています。
香料・着色料・アルコールが無添加なので、赤ちゃんでも安心。

防腐剤配合

お試しセットあり

また、低刺激を保証する3つのテストを実施済み

  1. パッチテスト
  2. アレルギーテスト
  3. スティンギングテスト

炎症やかぶれ、ヒリつき・かゆみの症状が出ないことを確認しているため(※)、安心して使うことができます。
※スティンギングテストとは、化粧品を塗布時のピリピリといった刺激感の有無を確認するテストです。
※全ての人にアレルギーや皮膚刺激が起こらないわけではありません。

■赤ちゃん肌がつるつるに♪

口コミ

初回限定で550円(税込)でお試しができます。

  • 安全な保湿クリームを使いたい
  • 赤ちゃんには乾燥で苦しんでほしくない

上記のような方は、ぜひアクアテクトゲルを手に入れてみてくださいね。

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3-2. 太陽油脂 パックスベビー ボディークリーム

180g 2,090円(税込)

デリケートな赤ちゃんの肌だけでなく、トラブルに敏感な大人の肌にも使える「パックスベビーシリーズ」のボディクリーム。
ベタつかず、肌になめらかに伸びるテクスチャーが特徴です。
配合されているマカダミアナッツオイルが肌になじみ、しっとりとした肌に整えます。

他にもホホバ種子油やスクワランなどの成分を配合。
乾燥しがちな肌にうるおいを与え、健やかな肌へと導きます。

便利なワンタッチキャップのチューブタイプのほか、片手でプッシュして取り出せる180gポンプタイプのクリームもあります。
使用シーンや使う人数などに合わせて選ぶのもいいかもしれません。

また、外出中のアレルゲンから赤ちゃんの肌を守りつつ保湿する「パックスベビー おでかケア クリーム」もあるので、組み合わせて使ってみてはいかがでしょうか。

3-3. ママバター ベビークリーム – オレンジ&カモミールの香り –

130g 2,200円(税込)

肌にするするとなじむ浸透力、肌をしっとり整える保湿力にすぐれた高品質の天然保湿成分シアバターを配合。
赤ちゃんだけでなく家族全員の肌を守る「ママバター」シリーズのベビークリームです。

シアバター15%配合した、こっくりとしたテクスチャーが特徴。
体温で肌に溶けるシアバターが肌に伸び、特にカサつきが気になる頬や口まわりの部位も健やかに整えます。
オレンジとカモミールのナチュラルな香りで、赤ちゃんだけでなくパパやママがリラックスできるのもいいですね。

130g入りの本品のほか、ちょっとしたお出かけや旅行などに使えるミニサイズのソープ・ローション・クリーム・オイルがセットになったスターターセットもあります。

3-4.和光堂『ミルふわ 高保水ベビークリーム』

和光堂『ミルふわ 高保水ベビークリーム』引用:公式HP

商品の特徴

  • 水溶性保湿成分、うるおい脂質成分配合
  • のびがよく、ベタつかないので、気になる部分のポイントケアや全身使いに
  • 低刺激、弱酸性、無香料、無着色

容量・価格

70g / 990円

配合成分

水、パルミチン酸エチルヘキシル、BG、グリセリン、スクワラン、ステアリン酸グリセリル(SE)、ステアリン酸ポリグリセリル-2、ステアリン酸グリセリル、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、コメヌカロウ、ラフィノース、水添レシチン、イノシトール、セラミド1、セラミド2、セラミド3、セラミド5、セラミド6Ⅱ、フィトステロールズ、グリチルリチン酸2K、トコフェロール、クエン酸、クエン酸Na、エチルヘキシルグリセリン、フェノキシエタノール
※2022年9月5日現在の製造品情報です。配合成分は変更になることがあります。ご購入の際は、お手元の商品の表示をご確認ください。

3-5.ピジョン『ベビークリーム(ベーシック)』

ピジョン『ベビークリーム(ベーシック)』

商品の特徴

  • 未熟な赤ちゃんの肌に不足しがちな、お肌本来のうるおい類似成分「ピジョンナチュラルモイスチャー」配合
  • 保湿成分(グリセリン)1.5倍(当社従来品比)
  • 赤ちゃんのお肌に近い弱酸性
  • 皮フ科医による皮膚刺激性テスト済(※)
  • 肌にやさしい無添加シンプル処方
    ※(すべての方に肌トラブルが起きないというわけではありません。

容量・価格

50g / 526円(税込)

配合成分

水、グリセリン、サフラワー油、ベヘニルアルコール、ステアリン酸ソルビタン、ステアリン酸、トリステアリン酸ポリグリセリル−10、PPG−20メチルグルコース、セラミドNP、イソステアリン酸フィトステリル、トコフェロール、ラウリン酸ポリグリセリル−10、クエン酸、クエン酸Na、ヒアルロン酸Na、フェノキシエタノール、グリチルリチン酸2K、エチルヘキシルグリセリン、アルギニン、カルボマー

3-6.ミキハウス『ベビースキンケア ベビークリーム

ミキハウス『ベビースキンケア ベビークリーム』※出典:公式HP

商品の特徴

  • 何層にも重なるうるおいヴェールがしっかり保湿
  • ベタつかず、すっと伸びてやわらかい使用感が特長
  • 大きくなったらお子さまが自分でスキンケアできるサイズ感(開け閉めの簡単なジャータイプ)
  • キッズデザイン賞受賞
  • 石油系界面活性剤、紫外線吸収剤、動物由来成分、パラベン、合成香料、合成色素、アルコール、鉱物油フリー

容量・価格

47g / 4,180円(税込)

配合成分

水、グリセリン、スクワラン、ペンチレングリコール、ミリスチン酸オクチルドデシル、BG、ミリスチン酸ポリグリセリル-10、フェニルトリメチコン、ミツロウ、ステアリン酸グリセリル、カルボマー、ベヘニルアルコール、フェノキシエタノール、ステアロイルグルタミン酸Na、水酸化Na、グリチルリチン酸2K、トコフェロール、ペンテト酸5Na

3-7. アトピタ『保湿しっとりクリーム』

アトピタ『保湿しっとりクリーム』

商品の特徴

  • うるおい補給成分と天然成分がお肌を保湿
  • 紫外線反射微粒子パウダーを配合。毎日の日差しから赤ちゃんのお肌を守ります。(紫外線吸収剤を含みません)
  • 無香料、無着色、ノンアルコール、パラベンフリー
  • アレルギーテスト済
    (全ての方に、アレルギーが起こらないというわけではありません)

容量・価格

60g / 715円

配合成分

水、酸化亜鉛、ミネラルオイル、ワセリン、ベヘニルアルコール、ジグリセリン、水添パーム油、ペンチレングリコール、オレフィンオリゴマー、ソルビトール、ベヘネス―20、イソノナン酸イソノニル、ジメチコン、ステアリン酸バチル、ステアリン酸ポリグリセリル―2、ラノリン脂肪酸コレステリル、ヨモギ葉エキス、グリチルリチン酸2K、アラントイン、BG、ステアリン酸グリセリル(SE)、フェノキシエタノール、キサンタンガム、メタリン酸Na

4-8. ユニリーバ ヴァセリン アドバンスドリペア ローション

4-8. ユニリーバ ヴァセリン アドバンスドリペア ローション

400ml / 732円(2023/9/3時点でのAmazon価格)

ボディ&ハンドケア市場で、世界21カ国トータル販売数No.1ブランドのVaseline(ヴァセリン)。

150年間守り続けてきたうるおい成分(ワセリン)が肌の奥の角質層まで浸透し、うるおった肌を保ってくれます。

敏感肌でも使える低刺激性。


4.赤ちゃんとボディクリームにまつわるQ&A​​​

赤ちゃんの保湿ケアやボディクリーム選びに対して、パパやママが知りたいことをまとめてご紹介します。

Q1.そもそも赤ちゃんにクリームを使った方が良いの?

赤ちゃんの肌は、肌細胞が生まれ変わる周期、いわゆるターンオーバーの周期が早いため、サラサラ、すべすべのキレイな肌に見えます。

しかし実際は、皮膚が薄く、しかも生後しばらくして水分量や皮脂量が減少してしまうため、バリア機能は大人の肌と比べて未熟です。
早い時期に保湿ケアを始め、赤ちゃんの肌のうるおいとバリア機能の維持につとめることをおすすめします。

近年では、新生児のうちから保湿ケアをしてあげることが推奨されています。

「新生児期からの保湿剤塗布によりアトピー性皮膚炎の発症リスクが3割以上低下することが分かりました。そして、アトピー性皮膚炎発症が卵アレルギーの発症と関連することも確認されました。」

引用:国立成育医療研究センター発表のプレスリリース
世界初・アレルギー疾患の発症予防法を発見

また、同プレスリリースには「一度アトピー性皮膚炎になると保湿剤を塗るだけではIgE抗体の産生を防ぐことはできませんでした。」ともあるため、できるだけ早いうちに保湿ケアを開始し、肌トラブルやアレルギーの発症を防いであげるといいでしょう。

Q2.ボディクリームはお風呂上がりだけで良いの?​

A:肌のカサつきが気になる赤ちゃんや、空気が乾燥する冬場などの場合では1日2回、なるべく3回塗ってあげるといいでしょう
一度に大量、というよりは1日に数回こまめに塗ってあげ、肌の水分や油分が保たれている状態をできるだけ長く維持するのがコツです。

「いつもはボディクリームを塗ってあげているけれど、冬はそれでも不十分かも……」という場合は、あらかじめボディローションをなじませて水分を補い、その後ボディクリームを塗ってあげるのもおすすめです。

Q3.無添加やオーガニックなら安心?​

A:「無添加」「オーガニック」と聞くと「赤ちゃんの肌に使っても安心」というイメージがあるかと思います。
しかし、それは思い込みかもしれません。

オーガニック化粧品とは、化学成分を使用せず、天然由来の美容成分を配合している化粧品のことをさします。

しかし、実は日本には明確なオーガニック化粧品の基準がなく、「海外の認定機関でオーガニック化粧品と認められたもの」のほかに「メーカーの判断でオーガニックとうたっているもの」があります。
オーガニックだから安心、とは一概に言えないのが現状なのです。

無添加化粧品についても同様のことがいえます。
「無添加だから肌に優しそう」「オーガニックだから安心」と思い込まず、赤ちゃんの肌に合うかどうかで選ぶといいでしょう。

無添加やオーガニックに関して詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。

参考記事:オーガニック化粧品や自然派化粧品と、普通の化粧品を比べてみました

Q4.赤ちゃんがベビークリームをなめてしまった……どうしよう?​

A:少量を舐めたり飲み込んだりしても特に異常は生じないと思われますが、取り急ぎ濡らしたガーゼで口の中を拭き取り、クリームを取り除いてください。
嘔吐や下痢などの症状がみられた場合などには、速やかに小児科医に相談します。

今後は、赤ちゃんの手の届かない場所に置く、高温多湿の場所を避けるなど、商品の説明書に書かれている保管方法をよく守りましょう。

Q5.赤ちゃんにボディクリームはいつからいつまで使えばいいの?​

A:年齢関係なく、ずっと使い続けることをおすすめします。
特に生後3ヶ月からは皮脂量がぐっと減るため、念入りに保湿ケアを行なうことで、将来的な乾燥状態の改善が見込めます。

ママやパパがベビー用のボディクリームを使っても問題ないので、家族で共有してもいいでしょう。

ただ「赤ちゃんのうちは香料の強いものなどは避ける」などのように、肌がデリケートな赤ちゃんに合わせてボディクリームを選びましょう。

子どもがある程度大きくなって「好きな香りで選びたい」「こういうテクスチャーのボディクリームがいい」というような好みがでてきたら、それに合わせることで、自分自身の意思で保湿が習慣化しやすくなります。
そういう場合には、それぞれの好みの香りや使用感に合わせて別々に使うのもいいですね。

Q6.赤ちゃんにワセリンは使っても良いの?​

A:赤ちゃんの肌のお手入れにワセリンを使っても問題はありません。
肌から水分が蒸発して乾燥してしまうのを防ぎ、肌のうるおいをしっかり守ってくれるすぐれものです。

しかし、ワセリンには水分が含まれていないため、ワセリンひとつでケアを済ませるのは保湿ケアとして十分とはいえません。

保湿ケアの基本は、水分と油分と潤い成分をバランスよく肌に与えること。
ワセリンを使って赤ちゃんの肌を整えたい場合、先にローションや乳液、クリームをなじませ、水分を与えてからにしましょう。

ワセリンによる肌のお手入れについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

​​参考記事:ワセリンの保湿効果と肌質別の使用方法・注意点│化粧品との使い分け


5. ボディクリームの塗り方​​​

それでは実際に、ボディクリームをどのように塗ってあげればいいのでしょうか。
この章では、塗り方の手順のほか、塗ってあげる際の注意点も細かくご紹介します。

5-1. 塗り方の手順​

塗りたい箇所にボディクリームを点々と置き、手のひらを優しく滑らせるようにしてなじませます。

背中の場合は肩からお尻へ、手や足の場合は付け根から先へと、一方向に手を動かして塗り広げてください。
たっぷりと塗り、肌がしっとりしてきたら服を着せてあげましょう。

ひじやひざなどの関節部分、首、耳の付け根、脇の下は、シワが寄ったりくびれたりしているため塗り残してしまいがちな部位。
塗ったつもりでもきちんと塗れていないことが多く、乾燥による肌トラブルが生じてしまいやすい部位なので、特に気をつけて塗るようにしてください。
関節部分は、シワが寄らないように肌をピンと伸ばしてから塗ってあげるのがコツです。

5-2. ボディクリームを塗るときの注意点​

ボディクリームを赤ちゃんに塗ってあげるときに注意すべきポイントを、以下の通りご説明します。
意外とおろそかにしてしまいがちなポイントにも触れていますので、チェックしてみてくださいね。

まずは、手をしっかり洗う​

赤ちゃんをお風呂に入れ、体を清潔にしてあげていても、ボディクリームを塗るパパやママの手が汚れているのはNG。
手に付着している細菌や汚れなどが赤ちゃんの肌にも付着してしまい、肌トラブルの原因になりかねないためです。

前述の通り、赤ちゃんの肌はとてもデリケート。
まず手をしっかり洗い、細菌や汚れを落としてから赤ちゃんの保湿ケアを行ないましょう。

入浴後は、すぐに保湿​

赤ちゃんをお風呂に入れたら、すぐに保湿ケアを行ないましょう。
入浴後はバタバタしてしまいがちですが、大変でもタオルで全身の水分を拭き取ってあげたらすぐにボディクリームをなじませてください。

お風呂上がりの肌は、ふやけてしっとりしているようで、実際は肌に必要なうるおいも洗い流されている状態。
乾燥や刺激に弱くなっています。
肌にうるおいを与え、水分の蒸発を防ぐために、入浴後はすぐに保湿ケアをしてあげましょう

大人の肌も同様ですので、入浴後できればすぐにママパパも保湿ケアを行なってください。赤ちゃんと同じクリームを使うと便利ですよ。

保湿ケアそのものにかける時間も、赤ちゃんが湯冷めしてしまわないようスピーディーに行なうのがコツ。
「乾燥が気になるから、ローションやクリームなど複数のアイテムを使いたいけど時間がかかって湯冷めしてしまう」という場合は、オールインワンアイテムを使うのもおすすめです。

事前に、パッチテストを行なう

ボディクリームを使う前に必ずパッチテストをして、赤ちゃんの肌に合うか確認しましょう。

お風呂に入って赤ちゃんの肌を清潔に整えたら、手洗い後のキレイな指にボディクリームを少量取り、二の腕の内側の柔らかい部分に塗ります。
しばらくして赤みやかゆみなどの症状が出なければ、そのまま1~2日おきます。
長時間塗布したままでも問題がなければ、そのボディクリームを使っても大丈夫です。

ただ、パッチテストして問題がなかったボディクリームも、肌質の変化によって合わなくなることがあります。
使用中に問題が見られたら、ただちに使用を中止しましょう。

マッサージするなら​

ベビーマッサージをするなら、摩擦が起きにくい形状のボディクリームが必要です。

固い形状のクリームであれば、液状で肌になめらかに伸びるオイルやオールインワンジェルをおすすめします。
オイルやオールインワンジェルが赤ちゃんの肌に合うか事前にチェックしたうえで、優しくマッサージしてあげましょう。
適量取り、なじみがさらに良くなるように両手をこすりあわせて温めたら、赤ちゃんの肌に滑らせます

ゴシゴシこするようになじませると、摩擦が肌に刺激となり、赤みが生じたりカサカサしたりする場合があります。
マッサージする際は、摩擦にも注意しながら丁寧にしてあげてくださいね。

​​


まとめ

一見キレイな赤ちゃんの肌は、水分・油分とも不足しがちで、実はデリケート。
早い段階から赤ちゃんの保湿ケアを開始することで、乾燥や肌荒れなどのトラブルを防げるだけでなく、アトピー性皮膚炎の発症リスクもおさえられるといわれています

水分と油分をバランスよく含むボディクリームで、丁寧にお手入れしてあげてくださいね。

本記事でボディクリームの正しい選び方・塗り方のポイントをおさえ、家族全員の肌を健やかに整えましょう。