お肌のお悩みのなかでも特に多い黒ずみ。
夏場は特に目立ちやすいですが、目立たない冬場も油断は禁物です。
小鼻や頬など顔だけでなく、ひじ、ひざ、脇、おしり、デリケートゾーンにいたるまで、様々な部位に黒ずみは発生します。
今回は、ひじの黒ずみにフォーカスし、お手入れの方法をまとめました。
黒ずみの原因から、予防法、自宅でのお手入れ、気になる美容医療まで紹介します。
なめらかで美しいひじを手に入れるために、今日からお手入れをはじめてみませんか。
1.ひじ・ひざの黒ずみの原因
ひじの黒ずみの正体は、肌の表面の角質が厚くなり、メラニンの生成が進んだ状態になった皮膚です。
また、過剰に生成されたメラニンが肌に残った場合にも、黒ずみになります。
このように、刺激を受けてメラニン色素が過剰に分泌されてしまったり、適切に排出されないまま肌に残ってしまったりすることで、肌が黒ずんで見えることがあります。
これを「色素沈着」と言います。
肌は本来、やわらかくうるおいがある状態ですし、古くなった肌細胞もやがて角質となり、皮脂や汚れなどと混ざって、垢として剥がれ落ちていきます。(このサイクルのことを「ターンオーバー」と言います。)
しかし、肌のターンオーバーが乱れると、古くなった角質が肌に残り、肌がゴワついたり、黒ずみになってしまうんです。
では、ターンオーバーの乱れは、どうして起こるのでしょうか?
主な原因は以下の2つです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
- 摩擦や圧迫
- 乾燥
1-1.摩擦や圧迫
ひじを机に付けるなど、日常の何気ない動作で摩擦や圧迫を感じると、皮膚は肌の内部を守るため2つの現象を起こします。
1つ目は、皮膚を分厚くして守ろうとする防御反応です。
これにより、角質層が厚みをおびて、ゴワついてきます。
2つ目は、メラニンを生成する細胞(メラノサイト)によるメラニンの過剰生成。
メラニンの生成と排泄のバランスが崩れると、皮膚にメラニン色素が蓄積されて黒くなります。
通常は、ターンオーバーによって古い角質は剥がれ落ち、メラニン色素も排泄されていきますが、蓄積されたままになると黒ずみとなって目立ちます。
はじめのうちは、肌の表面上にあらわれますが、何度も摩擦を繰り返すと、皮膚の奥(真皮)にまで沈着します。
こうなると、改善は難しくなります。
ですから、ひじには摩擦や圧迫をなるべく与えないことが重要です。
知らず知らずのうちに、摩擦や圧迫などでひじに負担をかけているかもしれません。
気を付けたい生活習慣は以下の通り。
- 身体を洗うさいにナイロンタオルやブラシで擦る
- 入浴後タオルで擦って身体をふく
- ひじを机に付く
- 頬杖
1-2.乾燥
ひじは他の部位と比べると、皮脂や汗の分泌が少なく乾燥しやすいパーツです。
その上、ひじをつくなどのクセにより皮膚が擦れ、さらに負担がかかっています。
健康な肌は、油分と水分のバランスがとれていて、角層のバリア機能も正常に働いています。
角質層は外的刺激から肌を守れているため、肌内部の水分や脂質も保たれ、うるおいのある状態を保つことができています。
一方で、乾燥している肌は油分や水分が不足しており、角層が乱れ、バリア機能が低下しています。
すると皮膚は、バリア機能を補うために角質を厚くして守ろうとし、メラノサイトも活性化します。
バリア機能は、肌のうるおいバランスが保たれてはじめて機能します。
肌のうるおいは、角質細胞内で水分を保つ天然保湿因子「NMF」、角質層の細胞をつないでいる「細胞間脂質」、肌の外側を覆っている「皮脂膜」の3つによって保たれています。
このなかでも「細胞間脂質」は、水分を抱え込んで蒸発させないよう守る力をもっており、バリア機能において重要な役割を担っています。
バリア機能が低下した乾燥肌は健康な肌と比べると、外部からの刺激を受けやすく、小さな刺激にもすぐ反応します。
そのため、摩擦や圧迫をより感じやすく、炎症も起こりやすいです。
乾燥させないためには、肌のバリア機能を守ることが大切。
摩擦や圧迫に注意するとともに、肌のうるおいを保っている成分に似た成分が含まれた保湿クリームなどで、うるおいを補うお手入れをしましょう。
1-3.紫外線の刺激
紫外線は肌に刺激を与え、メラニン色素の生成を促進させます。
メラニン色素が過剰に作られると、ひざやひじの部分が黒ずんで見えるようになります。
また、紫外線によりターンオーバーが乱れ古い角質細胞が溜まりやすくなるため、黒ずみの原因にもなります。
このように、ひざやひじに黒ずみができる1つの原因は、ターンオーバー崩れと紫外線による刺激です。
黒ずみの予防や改善には、適切なスキンケアと日焼け対策も重要です。
1-4.ターンオーバー周期の崩れ
肌は古くなった角質細胞を常に新しい細胞に入れ替えることで健康を保っています。
しかし、この入れ替わりの過程であるターンオーバーが崩れると古い角質細胞が溜まり黒ずみの原因となります。
ひざやひじの部分は皮膚が厚く、加齢とともにターンオーバーが遅くなりがちです。
ターンオーバー周期の崩れによる黒ずみの予防には、水分と油分のバランスを意識した保湿が重要です。
2.ひじ・ひざの黒ずみは消せる?今すぐ試してみたいケア方法
では、乾燥や摩擦、圧迫によってゴワついたひじの黒ずみはどのようにお手入れするとよいのでしょうか。
ポイントは、角質ケアと保湿ケアの二つです。
分厚くなった古い角質を落としたら、皮膚にうるおいを与えます。
角質を剥がした肌は乾燥しやすい状態のため、角質ケアのあとは、肌を乾燥から守るお手入れを行いましょう。
具体的なお手入れ方法は次の2つです。
それぞれ詳しく紹介します。
- スクラブなどで角質をケアする
- クリームなどで保湿する
2-1.スクラブなどで古い角質を取る
角質ケアにはスクラブ、ピーリング剤、クリームなどいくつか種類があり、それぞれ特徴が異なります。
保湿アイテムの浸透性を高め、綺麗な肘を整えるために、まずは古い角質などを取り除きましょう。
これから紹介するボディーケア商品は、敏感肌の人にとっては刺激になりやすいので注意。
あらかじめパッチテストを行い、肌への刺激を確かめるようにしましょう。
スクラブ
スクラブとは、ジェルやクリームなどのベースに、細かな粒子状の研磨剤を配合したアイテム。古い角質を取り除いてくれます。
塩スクラブやシュガースクラブ、植物の果実や殻を使ったスクラブなどがあります。
粒の大きさがそれぞれ異なり、塩スクラブは粒が大きめ。
シュガースクラブは塩と比べると小さめです。
ひじの黒ずみなどボディのごわつきをお手入れするなら、塩スクラブのように粒がしっかりしているものもあります。
敏感肌など刺激を感じやすい場合は、シュガースクラブなど肌当たりがやわらかいものを選びましょう。
SABON「ボディスクラブ S パチュリ・ラベンダー・バニラ」
320g 3,740円(税込)
死海の塩由来のスクラブを配合。
古い角質をしっかり落としながら死海の塩のミネラルで肌を整える、雑誌のベストコスメ特集でも常連の人気のボディスクラブです。
「パチュリ・ラベンダー・バニラ」のほかにもグリーン・ローズやムスク、ジンジャー・オレンジなど香りのラインアップが豊富。
約1.5ヶ月分のお試しサイズなので、さまざまな香りを使い比べてみるのも良いかもしれません。
ポイントは、週に最大2回を目安に使うこと。
体を洗ったあと、濡れたままの肌になじませ、力をかけずにマッサージしたら洗い流します。
ピーリング剤
フルーツ酸や乳酸などで角質をやわらかくし、除去するお手入れです。
美容クリニックでも活用されている方法ですが、家庭用に市販されているピーリング剤は美容クリニックで使われているものとは濃度などが異なるため、作用もおだやかです。
酵素パウダー
酵素のタンパク質や脂肪を分解する働きを利用して、古い角質をお手入れするアイテムです。
パウダー状になっているものが多いです。
尿素クリーム
タンパク質を分解する尿素の働きを利用して古い角質を溶かすアイテムです。
尿素にはうるおいを与える働きもあるため、肌の乾燥を防ぎながら、古い角質のお手入れができます。
手やかかと、ひじ、ひざなど角質層が乾き、硬くなっている部分のお手入れに適しています。
重曹
入浴剤や石鹸に含まれています。
重曹の力で角質をやわらかくして、汚れを浮かせて落とします。
古い角質を適度に取り除くことは大切ですが、過度なお手入れは、角質を厚くすることにつながるので逆効果です。
それぞれの商品の使い方を見て、使用頻度の目安を確認しましょう。
そして、必ず角質ケアのあとは保湿しましょう。
2-2.クリームなどで保湿する
ひじ・ひざは乾燥しやすい部位のため、角質ケア後はもちろん、日頃から保湿をこころがけることが重要です。
皮膚の乾燥が進むと、ターンオーバーが乱れメラニンも肌に残るため、黒ずみが解消されません。
さて、正しい保湿の方法ですが、肌に水分を与えるだけでは不十分です。
水分を与えただけでは、時間とともに蒸発してしまいます。
水分を補い、肌をやわらかくし、油分で蓋をしましょう。
角層のうるおいバランスを整え、バリア機能を正常に保てるようにサポートできるお手入れが必要です。
セラミドやスクワラン、ワセリンなどは、肌のうるおいを守っている成分と同じ働きをする成分です。
これらの保湿成分が多く含まれているボディクリームや、ひじ・ひざ向けに作られている保湿アイテムを活用してみると良いかもしれません。。
また、クリームを塗る際には皮膚への摩擦にも気をつけましょう。
クリームを多めにとり、ひじに直接手が触れないように気を付けながら、やさしくなじませます。
保湿クリームの手順は次の通りです。
- 清潔な手でクリームを取る(目安は第一関節の長さ程度)
- 手のひらでクリームをあたため、何点かわけて、ひじにのせる
- 手のひら全体でひじを包み込むようになじませる
2-3.なかなか治らない黒ずみは皮膚科で相談
ひじに摩擦や圧迫などの刺激を与えないように注意し、こまめにお手入れをしても、なかなか変化が見られないことがあります。
そのような頑固な黒ずみは、皮膚科で適切に治療をすることで改善に繋がる可能性があります。
皮膚科の治療方法は、ケミカルピーリングや医療美白剤、ダイオードの光治療、レーザーピール(美白レーザー)などです。
ケミカルピーリング
グリコール酸(AHA)や乳酸、サリチル酸マクロゴールなどの酸の力で古い角質を剥がし、皮膚の再生をサポートする治療法です。
医療用の美白剤
漂白作用のあるハイドロキノン配合の医療用クリームを使った治療法です。
ハイドロキノンは化粧品にも含まれている成分ですが、医療用は濃度が異なります。
ダイオードの光治療
LEDによる治療法です。
適した波長を肌に浸透させ、ターンオーバーを促進します。
レーザーピール
ケミカルピーリングと組み合わせて行われることもある治療法です。
毛穴に直接レーザーを当てることで、毛穴の奥の細胞が刺激され、皮膚の再生を高めます。
AHAやハイドロキノンは市販品でおなじみの成分ですが、医療用は濃度などが異なり、皮膚に与える作用も強めです。
市販の黒ずみのお手入れ用アイテムでは物足りないときは、検討してみるとよいかもしれません。
また、エステサロンでも黒ずみのお手入れが可能です。
エステサロンでは、医療用より効果が緩和なピーリング剤が使われています。
エステサロンならではの美容機器を活用した洗浄とピーリングにより、肌になるべく負担をかけずに、効率よく落とすことができます。
どうしても強く擦りすぎてしまう人や力が入ってしまう人や、結婚式などの予定がありひじの黒ずみが気になっている人は、エステサロンで相談してみてもよいでしょう。
3.ひじ・ひざの黒ずみケア商品8選
ひじの黒ずみケアに効果があるとされている商品を8つ紹介します。
炎症を鎮めターンオーバーを促す市販の塗り薬や肌荒れを緩和する医薬部外品、古い角質を洗い流すスクラブ、セラミドが含まれている保湿クリーム、皮脂膜の機能をサポートするオイルなどを集めました。
うまく組み合わせて黒ずみのお手入れに役立ててみてはいかがでしょうか
3-1.アースケア「アクシリオ アクアテクトゲル」
ひじ・ひざの黒ずみに悩む方には、水分と油分をバランスよく同時に与え保湿することで、ターンオーバー周期を整えることが重要です。
アクアテクトゲルは水分と油分をバランスよく同時に与えることができる高保湿なクリームです。
ひじ・ひざの黒ずみにスクラブや重曹を使われる方もいらっしゃいますが、敏感肌の人にとっては刺激になりやすかったり、肌の表面を削りすぎて、膝の黒ずみが更に悪化する可能性もあるので注意が必要。
ターンオーバーを整えるために保湿ケアをすることが重要です。
アクアテクトゲルは、グリセリンやアボカド油など16種類の保湿成分が入っているため、肌に「水分」と「油分」をバランスよく与えます。
高保湿・低刺激な保湿クリームで、ターンオーバーの乱れを改善します。
価格・容量 |
100g / 3,200円(税込) 今ならお試しセット800円が330円で買える!(送料無料) |
商品の特徴 |
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配合成分 |
水、BG、グリセリン、アボカド油、ぺンチレングリコール、ベタイン、アルギニン、スクワラン、オリーブ果実油、ホホバ種子油、マカデミア種子油、カニナバラ果実油、イチョウ葉エキス、カワラヨモギ花エキス、アルニカ花エキス、モモ葉エキス、キダチアロエ葉エキス、トゲキリンサイ/ミツイシコンブ/ウスバアオノリエキス、グリチルリチン酸2K、コメヌカスフィンゴ糖脂質、ヒアルロン酸Na、水添レシチン、リゾレシチン、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、カルボマー、水酸化Na、クエン酸、フェノキシエタノール、メチルパラベン |
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3-2.小林製薬株式会社 クロキュアEX【第3類医薬品】
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出典:SABON公式サイト
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容量 |
570g |
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PEG-6、PEG-32、硫酸Na、炭酸水素Na、炭酸Na、温泉水、シルク |
3-6.ニベア スキンミルク しっとり
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オープン価格 |
容量 |
200g |
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水、グリセリン、水添ポリイソブテン、シクロペンタシロキサン、ミネラルオイル、パルミチン酸イソプロピル、セチルPEG/PPG-10/1ジメチコン、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-3、トレハロース、ワセリン、アルギニン、加水分解ヒアルロン酸、セラミドNG、グリセリルグルコシド、ミツロウ、ポリソルベート65、クエン酸、硫酸Mg、フェノキシエタノール、メチルパラベン、香料 |
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ミネラルオイル、酢酸トコフェロール |
3-8.ロート製薬 ケアセラ AP フェイス&ボディ乳液
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容量 |
200ml |
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配合成分 |
水、グリセリン、BG、ワセリン、トリエチルヘキサノイン、ミネラルオイル、ペンチレングリコール、ステアリン酸ソルビタン、ポリソルベート60、ラノリン、セラミド1*、セラミド2*、セラミド3*、セラミド6II*、セラミドEOS*、カプロオイルフィトスフィンゴシン*、カプロオイルスフィンゴシン*、ジヒドロキシリグノセロイルフィトスフィンゴシン、コレステロール、ベヘン酸、塩化Na、塩化K、ピリドキシンHCL、セリン、オリゴペプチド-24、ジメチコン、セタノール、ステアリルアルコール、トコフェロール、カルボマー、EDTA-2Na、TEA、セテアレス-25、PEG-60水添ヒマシ油、ベヘニルアルコール、フェノキシエタノール |
4.ひじ・ひざの黒ずみを予防する方法
すでにできてしまった黒ずみをお手入れする方法はありますが、セルフケアで黒ずみが全くない状態にするのはなかなか難しいもの。
黒ずみができないように、そして、黒ずみが皮膚の奥まで行かないように、事前に予防することが大切です。
日々のお手入れと生活に気をつけるだけで黒ずみは防げます。
その方法をご紹介します。
- 皮膚への摩擦や圧迫をなるべく避ける
- 乾燥対策をする
4-1.摩擦や圧迫をしないように気を付ける
ひじを付くクセを直すだけでも、ひじの黒ずみは予防できます。
デスクワークなどでなかなか直らない場合は、頻繁にひじを付く部分にクッションを敷き、摩擦を減らしましょう。
肘当てやひじ置きクッションを活用してみてはいかがでしょうか。
その他、やわらかい素材の洋服や肌着を選ぶなど、身につけるものにも気を配りましょう。
例えば、コットン素材はふんわりとやわらかな肌触りが特徴です。
シルクもなめらかな肌触りで刺激が少なく、保湿性にすぐれています。
また、入浴時にはナイロンタオルやスポンジなどを避けるなど、肌に刺激を与えないように気を付けましょう。
最後に、カミソリや毛抜きなどの刺激も黒ずみの原因になります。
腕のムダ毛を処理するとき、ひじの部分に負担がかかっていないか確認しましょう。
4-2.乾燥対策をする
ひじの黒ずみを予防する方法として、ワセリンやスクワラン、セラミドなどの保湿成分が含まれているクリームを使ったお手入れもあります。
先程も説明した通り、一般的に肌のうるおいは、皮脂、天然保湿因子、細胞間脂質によって保たれています。
スクワランやワセリンは皮脂膜に近い成分で肌のうるおいを閉じ込めます。
手間は少しかかりますが、美容オイルやクリームなどを塗って、ラップパックやコットンパックをすれば、肌がふっくらやわらかくなります。
その他、乾燥が気になるときは保湿作用のあるサポーターを付けるなど、乾燥を防ぐ工夫をしましょう。
サポーターは、乾燥を防ぐだけでなく、摩擦からも肌を守ります。
5. よくある質問
5-1. ひじの皮膚が黒くなるのはなぜですか?
A. ひじが黒ずむ原因はいくつか考えられますが、主な原因は以下の2つです。
- 摩擦や圧迫
- 乾燥
摩擦や乾燥によって肌が刺激を受けると、メラニン色素が過剰に分泌されてしまったり、適切に排出されないまま肌に残ってしまったりすることがあります。
これによって肌が黒ずんで見えることがあり、いわゆる「肘の黒ずみ」に繋がるのです。
特に肘は、頬杖を付いたときの摩擦や圧迫、服との摩擦による刺激などを受けやすい事に加え、そもそも乾燥しやすい部位ですから、少しの刺激が大きな負担になります。
知らず知らずのうちに蓄積されたダメージが、肌のターンオーバーを乱し、ひじの黒ずみに繋がっているかもしれません。
本記事でも紹介していますが、適切な角質ケア・保湿ケアが大切です。
5-2. ひじの黒ずみを取るにはどうすれば良いですか?
ポイントは以下の2つです。
- スクラブなどで角質ケアをする
- 保湿クリームなどで保湿ケアをする
黒ずみのない綺麗な肘を取り戻すためには、まず古い角質を取り除く必要があります。
スクラブや重曹といった、角質ケア用のアイテムを使って、角質を取り除きましょう。
そして肌の適切なターンオーバー周期を維持するために、肌の保湿が必要になります。
保湿クリームを使って、肘の保湿に努めましょう。
5-3. ひじの黒ずみって、ニベアを塗り続けると薄くなっていくのでしょうか?
ニベアは保湿クリームですから、効果がないわけではありません。
ひじの黒ずみを改善するには、肌のターンオーバーを正常に戻す必要があり、保湿ケアが一役買うからです。
ただ2点、注意があります。
①保湿ケアをする前に、まず古い角質を取り除き、保湿アイテムの浸透を高めましょう。。
スクラブや重曹、ピーリング剤などを使って、角質を除去してから、ニベアなどの保湿ケア商品を使うと、更に効果的です。
②ニベアは主に「油分」を供給する役割を持ちますが、効果的な保湿には「水分」と「油分」を同時に供給することが重要です。
ニベアを使う前に化粧水などで、肘に水分を与えてもよいですが、正直面倒くさいですよね。
そんな時には、オールインワンタイプの保湿ジェルがいいでしょう。
1本で「水分」と「油分」の両方を供給できますから、手軽ですし効果もあります。
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まとめ
ひじの黒ずみを目立たなくさせるポイントは次の通りです。
- 生活習慣:ひじ、頬杖をつかない、タオルで擦らない
- スキンケア:スクラブなどで古い角質を落としクリームで保湿
- 美容医療:ケミカルピーリング、医療用の美白剤、レーザーなど
ひじの黒ずみのお手入れの基本は、角質ケアと保湿です。
市販品を使って日々のお手入れを心がけ、美しいひじを手に入れましょう。
なかなか直らないひじの黒ずみは、美容医療のカウンセリングを受けてみるのもあり。
最近では、大学病院の美容医療にも注目が集まっています。
相談する際は、自分の悩みをしっかりと伝えられるクリニックを選びましょう。