過去の自社調査の結果、51.5%の女性が足の毛穴が気になったことがあるとわかりました。
足の毛穴の黒ずみや赤いブツブツ、足を出す季節になると気になりますよね。放っておくと、悪化してより目立ってしまうことも。
これらの症状はなぜ起こるのでしょうか?
この記事を書いている私自身、中学生ぐらいから気になっていましたが、原因がはっきりわからずにいて、どんどんと毛穴の目立ちがひどくなっていました。今思えば、当たり前のことだったんですが、当時の私はなぜ自分の足の毛穴がこんなに目立つのか、原因に気づきませんでした…。
ですからこの記事では、足の毛穴が目立つ原因やケア方法をご紹介します。悪化しないように、ぜひ知っておいてくださいね。
1. 足の毛穴や黒ずみが目立つ原因は?
足の毛穴の黒ずみや赤いブツブツは、下記のような毛穴トラブルが原因として考えられます。
- ムダ毛処理や脱毛後のケア不足
- 毛包炎
- 炎症後色素沈着
- 埋没毛
- 毛孔性角化症(毛孔性苔癬)
それぞれの症状について、簡単に説明しますね。
1-1.「ムダ毛処理や脱毛後」のケア不足
自分でムダ毛処理をしている場合、カミソリや毛抜きを使っている方も多いでしょう。ただ、「剃る」「抜く」といった除毛方法による肌への影響も、少なからず皮膚や毛穴にダメージを与えています。
剃る
毛を剃る場合は、T字型のカミソリや電気シェーバーが使われることが多いです。短時間で広い範囲の毛をなくす方法ですが、角層まで削り取ってしまい、処理後に肌が乾燥してかゆみを伴う場合があります。
乾燥は、肌のバリア機能の低下を引き起こします。毛穴が目立ったり、更にひどい黒ずみに繋がる場合も考えられます。
もし自分でムダ毛処理などを行った場合は、保湿を徹底するように意識しましょう。保湿をすることは、角質を取りすぎてしまった部分を保護し、肌のバリア機能低下を防ぎます。
>>おすすめの保湿クリームはこちらで紹介しています
また、髭剃りの刃は、使っていると切れ味が悪くなったり、雑菌が繁殖します。切れ味の落ちた刃を使うと、以下のようなトラブルが起こるかもしれません。
- 毛が剃りにくくなって、必要以上に力を入れるようになり、肌に更なる負担をかける
- 切れ味が落ちて毛が刃に引っ掛かるため肌が引っ張られ、毛穴にダメージが起こる
刃は定期的に交換しましょう。
また、刃の交換をしないで雑菌が繁殖したまま使用すると、肌に雑菌が付着してニキビや赤みなど、炎症の原因になります。
抜く
毛を抜く方法には、毛抜きやテープなどがあり、抜くときに痛みを伴います。
毛抜きでの処理は、「埋没毛が起こりやすくなる」、「回数を重ねるごとに毛や毛穴周辺の皮膚が硬くなる」といった症状がみられることも。テープを使用する場合は、角層を一緒に剥がしてしまう場合があります。
つまり、毛抜きやワックスは毛穴に大きな負担をかけます。毛を抜いた後に保湿などをしてケアするのも1つの手ですが、なるべく「抜く」という行為は避けた方が賢明です。
自分で処理するときのポイント
毛の自己処理を行うときは、皮膚や毛穴へのダメージを少しでも減らせるよう、処理前後に下記のケアを心がけましょう。
・皮膚を温めて柔らかくしてから処理する
・剃る場合はシェービング剤を使用する
・ワックスやクリームなどの除毛剤は、狭い範囲でテストをしてから使用する
・処理後の皮膚に赤みがある場合は冷やす
・低刺激のローションやクリームで保湿する
・シェービング剤や除毛剤はしっかり洗い流す
毛の処理に使用する器具や皮膚は、清潔にしましょう。
毛は水分を含むと非常に柔らかくなります。したがってお風呂上がりが、ムダ毛処理をする最適なタイミングだといえます。
また、カミソリや毛抜きを使っている人は、なるべく電気シェーバーに変えた方が良いでしょう。肌にダメージを与えるリスクが少なくなります。
1-2.「毛包炎」による炎症
「毛包炎」は、毛穴にできた小さな傷や摩擦などにより、毛包(毛根を囲む組織)の入口から皮膚表面に近い部分が細菌に感染することで起こる炎症です。
毛包炎を発症すると、毛穴の周囲は赤みを帯びます。
また、毛穴に小さな膿疱(膿が溜まっている状態)ができたり、軽い痛みを伴ったりする場合もあります。毛包炎が進行して毛包の深部にまで炎症が及ぶと、膿が溜まった毛包周辺の皮膚は赤く盛り上がるため、より毛穴が目立ってしまうことに。
1-3.「炎症後の色素沈着」によるもの
外傷ややけどなど皮膚に炎症が起きた後、シミになったものを「炎症後色素沈着」といいます。
皮膚の表面には、4層で構成された表皮という組織があり、一番内側にあるのが基底層です。この基底層と毛穴の奥深くにある毛母という組織には、メラニンを作るメラノサイトが存在します。
毛穴周辺の皮膚に炎症が起きると、メラノサイトの増殖やメラニンの生成が促されるため、毛穴周辺が黒ずむ可能性があります。
1-4.「埋没毛」によるもの
傷ついた皮膚は修復過程で、毛穴をふさいでしまう場合があります。「埋没毛」とは、成長した毛が毛穴から出ず、皮膚の下に埋もれている状態のことです。
埋没毛が起きると、毛が皮膚から透けて見えることで毛穴が黒く目立つことも。また、化膿して炎症が起きる可能性があります。
1-5.「毛孔性角化症(毛孔性苔癬)」によるもの
毛孔性角化症とは、毛穴の位置に皮膚の色と同じか薄い赤色の角化性丘疹(皮膚表面の角質が分厚くなっている状態)を生じるもので、毛孔性苔癬とも呼ばれる疾患です。
原因は明らかになっていませんが、遺伝が関係していると考えられ、加齢とともに軽快していきます。毛孔性角化症は、毛穴に角質が詰まって角栓ができるため、毛穴が大きく開き、触れるとザラザラしています。下肢では、太ももの前側に見られる場合が多いです。皮膚が乾燥することで悪化する傾向があります。
関連記事:毛孔性角化症とは?
2. 【スキンケア】足の毛穴を消すための3つの方法
2-1. 足の「保湿」を徹底する
目立つ毛穴や黒ずみに悩んでいる方は、まず「保湿」のスキンケアを徹底してみましょう。
私たちの皮膚は4層からなっており、表皮の一番外側には、角層があります。角層は厚さ0.02mm程度の薄い膜ですが、外部からの異物侵入防止と、体内に必要な水分の蒸発抑制というバリア機能を持っています。
しかし、ムダ毛処理をする際のカミソリや毛抜きはもちろん、日頃の小さな傷や摩擦でさえも、皮膚にとっては大きな刺激になります。
その刺激は、肌の「バリア機能」の低下につながり、皮膚が外部からの刺激を受けやすい状態になってしまいます。そして、毛穴トラブル(毛穴の目立ちやブツブツ)につながるのです。
本来は、これらの毛穴の汚れも肌の「ターンオーバー」にしたがって排出され、黒ずんで見えることはありません。
ただ、肌の乾燥やホルモンバランスの乱れなどが起因してターンオーバーが正常に機能しなくなると、皮脂や汚れの垢などが剥がれることなく肌に残ってしまい、黒ずんで見えることがあります。
肌の乾燥を防ぎ肌状態を正常にする、そして肌の「バリア機能」を維持するためにも、保湿のスキンケアは必須です。
そもそも「ターンオーバー」って?
肌細胞は、表皮の最下層にある基底層で作られて徐々に表面へと押し上げられていきます。古い肌細胞はやがて角質となり、皮脂や汚れなどと混ざって垢として剥がれ落ちていきます。
この肌細胞の生まれ変わるサイクルのことを「ターンオーバー」といいます。
足の毛穴が黒ずんで見える原因の1つに「炎症後の色素沈着」がありました。これらの色素沈着にはメラニンが関係していますが、通常、垢が落ちるのと同時にメラニン色素も排出されていきます。
でもストレスやそれにともなうホルモンバランスの乱れ、寝不足や食生活の乱れなどによってターンオーバーが正常に機能しなくなると、メラニン色素が剥がれることなく肌に残ってしまい、黒ずんで見えることがあります。
足の毛穴に悩んでいる人におすすめの【保湿商品の選び方】
肌が乾燥していたり、様々な刺激で肌の「バリア機能」が低下していると、毛穴が目立ったり、肌のブツブツにつながったりしますから、日々のスキンケアで「保湿」を取り入れることが大切です。
足の毛穴に悩む人におすすめの保湿商品は、次の2つのポイントを満たしている商品です。
足の毛穴に悩む人が見るべき2つのポイント
- 「水分」と「油分」を同時に補給できるか
- オールインワンタイプか
肌に潤いを補給し、バリア機能を維持するためには、潤い成分の「水分」、蒸発を防ぐ「油分」をバランスよく補給することが不可欠。
いわゆる化粧水では「水分」しか補給できず、クリームでは「油分」だけしか補給できていないため、目的である「保湿」が達成できていません。
足の保湿のために化粧水やクリームを併用しても構いませんが、できるなら1度で済ませたいですよね。そこで大活躍なのがオールインワンタイプの保湿クリームです。
「水分」と「油分」を同時に補給できる商品がいくつかあるうえ、たった1回で保湿が完了するため、おすすめです。
足の毛穴に悩んでいる人におすすめの【保湿方法】
足の保湿をするとなれば、多くの方はお風呂上がりに保湿を行うと思います。その際に気を付けるべきポイントだけご紹介しますね。
①ゴシゴシと洗うことを避ける…
皮膚を清潔にすることは大切ですが、こすり過ぎや洗い過ぎは、角層が傷ついたり症状が悪化したりする可能性があります。
低刺激性のボディーソープや石鹸をしっかり泡立ててから優しく洗い、泡が残らないよう丁寧に洗い流してください。
②お風呂上がりはすぐに保湿する…
お風呂上がりは、肌の水分が肌の乾燥によるバリア機能の低下を防ぐため、速やかに保湿ケアをしましょう。
③水分と油分を補給して保湿する…
肌に潤いを補給し、バリア機能を維持するためには、潤い成分の「水分」、蒸発を防ぐ「油分」をバランスよく補給することが不可欠。バランスよく補給するには、オールインワンタイプの保湿ジェルがおすすめです。
2-2. 足の「紫外線対策」も万全に
紫外線を受けると、私たちの肌は「メラニン色素」(紫外線の影響を抑える働きのある色素)を生成します。紫外線を多く浴びると、メラニン色素が過剰に生成されることがあります。
本来であれば、メラニン色素は肌のターンオーバーにあわせて排出されますが、角層が紫外線による強いダメージを受けると、バリア機能は低下し、ターンオーバーが乱れることから、メラニン色素が肌に残ることがあります。(シミ・色素沈着に繋がる)
長時間直射日光に当たることは避け、外出時は日焼け止めの使用、帽子や長袖・長ズボンの着用といった紫外線対策を行いましょう。
足の毛穴に悩んでいる人におすすめの【日焼け止めの選び方】
日焼け止めを選ぶ際にも、いくつかのポイントがあります。特に足の毛穴にブツブツができていたり、赤みが見られる際は、なるべく肌に刺激を与えることなくUV対策をすることが必要です。
足のUV対策をする際に、見るべきポイントは以下の5つ。
日焼け止めの選び方
- SPF20~30で選ぶ
- 紫外線散乱剤100%で選ぶ
- ウォータープルーフ機能ありを選ぶ
- クリーム・ミルクタイプで選ぶ
- お試し商品があるものを選ぶ
「SPF値が高いほど、紫外線カット効果が高い」と考えられていますが、SPF30以上は紫外線カット効果はほとんど変わりません。むしろSPF値が高いほど肌への負担が大きくなるため、SPF20~30程度が、『紫外線』と『紫外線カット成分』両方のダメージから肌を守るちょうどよい数値なのです。
また、紫外線散乱剤100%も大切なポイント。紫外線カット成分には、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」という2種類がありますが、紫外線吸収剤は敏感肌には刺激になりやすいです。
紫外線カット効果はほどほどだけど、敏感肌にやさしい「紫外線散乱剤」が配合されている商品を選ぶのがおすすめです。
足の毛穴に悩んでいる人におすすめの【日焼け止め】
先ほども言及したように、日焼け止めの正しい選び方は、基本的には以下の6つのポイントです。
日焼け止めの選び方
- SPF20~30で選ぶ
- 紫外線散乱剤100%で選ぶ
- ウォータープルーフ機能ありを選ぶ
- クリーム・ミルクタイプで選ぶ
- お試し商品があるものを選ぶ
この条件を基準に選べば、紫外線による日焼けや赤み・かゆみを防ぐだけでなく、肌への刺激もマイルドにすることができます。
これらの条件に合う日焼け止めを紹介するために、人気の日焼け止め62商品のSPF数値や成分・形状などを徹底的に調査したところ、5つの条件をすべてクリアした日焼け止めは、以下の2商品しかありませんでした。
日焼け止め選びの際は、ぜひ参考にしてください。
商品名 | やさしいUVカットミルク | ちふれ・UVサンベール クリーム |
商品画像 | ||
SPF / PA | SPF25・PA++ | SPF30・PA++ |
紫外線カット成分の種類 | 紫外線散乱剤100% | 紫外線散乱剤100% |
ウォータープルーフ機能 | 〇 | 〇 |
使用感 | クリームに近いミルクタイプ | クリーム |
お試し商品 | 〇 550円(6回分)のお試しセットあり |
× |
容量・価格 |
税込2,800円(25g) |
税込605円(50g) |
2-3. 足の「ピーリング」を行う
足の毛穴の黒ずみが気になる方は、スペシャルケアとして自宅でのピーリングもおすすめです。
ピーリングとは、古い角質を取り除くケアのことです。角質が溜まってしまうと、毛穴が詰まり、黒ずみやくすみが目立ってしまいます。ピーリングによって古い角質を取り除けば、毛穴が詰まりにくくなり、「つるすべ美肌」に近づけます。
さらに、ピーリングは肌のターンオーバーにも効果的です。古い角質が除去されることで、新しい角質が生まれやすくなり、結果的に毛穴が目立ちにくくなります。
市販のピーリング剤は、肌への負担を考慮して濃度が低く設定されているため、敏感肌の方でも比較的安心して使用できるでしょう。
しかし、過剰なピーリングは禁物です。肌を傷つけてしまい、かえって毛穴が開いたり、肌が荒れて炎症を起こしたりする可能性があります。ピーリングは週に1回程度にとどめ、肌の乾燥を防止するためにも、ケアのあとはしっかりと保湿することが大切です。
参考:理学療法学Supplement「マッサージに血流の改善効果はあるのか」
参考:健栄製薬「【医師監修】肌のターンオーバーとは?乱れる原因や改善のためにできることを紹介」
3. 【日常生活】足の毛穴を消すための3つの方法
3-1. ムダ毛処理の方法を見直す
足の毛穴が黒ずんだり、ブツブツが生じたりする場合、自分のムダ毛処理が原因になっているケースは非常に多いです。
ムダ毛処理で毛穴トラブルが起こる3大原因
- カミソリや毛抜きでムダ毛の処理をしている
カミソリや毛抜きでムダ毛処理をしている方は、一度電気シェーバーに変えてみることをおすすめします。電気シェーバーは肌への負担がかかりにくく、毛穴周りにダメージを与えるリスクが少なくなります。また、T字カミソリなどと比べても替刃の交換時期のスパンが長く、刃を変える面倒も少なくて済みます。
刃の交換をしないで雑菌が繁殖したまま使用すると、炎症の原因になりますから、交換時期になったら、すぐに刃の交換を行いましょう。
どうしても電気シェーバーが使えない方は、シェービング剤や除毛剤をしっかりと使ってムダ毛処理をしましょう。
- ムダ毛処理に不適切なタイミングで処理をしている
毛が柔らかくて少ない人は、ムダ毛処理の際の肌への負担は軽くなりますが、毛が硬かったり濃かったりする場合は、タイミングを見計らってムダ毛処理をすることをおすすめします。
一番適しているのは、皮膚が温まり柔らかくなった入浴中や入浴後です。
- 処理後の保湿ケアをしていない
たとえ肌に優しいムダ毛処理を行っても、日々繰り返す中で角質層は薄くなっていきます。
角質層が薄くなると、肌内部に蓄えられる水分量は減り、さらに、水分の蒸散量が増えて、肌は乾燥状態になります。乾燥状態になると、バリア機能が低下して、肌を守る力が弱くなります。そうして肌のバリア機能が弱まり、様々な肌トラブル・毛穴トラブルに繋がります。
薄くなった角質層を守るために、ムダ毛処理をした後は、きちんと保湿をするようにしましょう。
3-2. リンパマッサージを取り入れる
足の毛穴を目立たなくするためには、スキンケアに加えて、リンパマッサージも取り入れてみましょう。
リンパマッサージによって血流やリンパの流れを改善することで、毛穴の目立ちを薄くする効果が期待できます。リンパマッサージにより血行が改善されると、ターンオーバーが促進され、古い角質が排出されやすくなります。その結果、毛穴の詰まりや黒ずみ、開きが目立たなくなり、透明感のある肌に近づけるのです。
さらに、リンパマッサージはむくみや冷えの改善に対する効果も期待できます。むくみや冷えは、血流やリンパの流れを滞らせ、毛穴トラブルを引き起こします。むくみや冷えが改善されれば、毛穴の状態も改善しやすくなるでしょう。
足のリンパマッサージは、足首からふくらはぎ、太ももにかけて、下から上に向かってゆっくりと揉みほぐすのが基本です。とくに、足の指や足の裏は、リンパ管が密集しているため、重点的にマッサージしましょう。
3-3. 生活習慣を見直す
足の毛穴トラブルを防ぐためには、日々の生活習慣にも気を配りましょう。
特にやりがちなNGポイントは以下の3つです。
「締めつけの少ない衣服」の着用
毛穴トラブルが起きているときは、ストッキングや細めのズボンなど、皮膚との摩擦が起きやすい衣服の着用は避けましょう。
「適度な運動」で代謝を整える
角層は、基底層で生成された細胞が増殖・分化してできたもので、古い角層から垢となり剥がれ落ちていきます。これはターンオーバーと呼ばれ、皮膚の健康維持に重要な仕組みです。
運動不足によって、老廃物の蓄積や血行不良が起きると、ターンオーバーは乱れやすくなります。ターンオーバーが乱れると、角層の状態が悪くなりバリア機能が低下するため、適度な運動を心がけましょう。
「十分な睡眠」で体調の管理
睡眠中は、肌にハリと潤いを与えたり傷ついた細胞の修復を行ったりするホルモンが分泌されます。ノンレム睡眠(深い眠り)のときに多く分泌されるため、睡眠時間は十分にとりましょう。
4. 足の毛穴を消すために効果的な保湿クリーム
足の毛穴の黒ずみやブツブツが気になる場合、皮膚に関する症状(毛孔性角化症など)を除くと、足の乾燥やバリア機能低下による原因がほとんどです。したがって「保湿」に力を入れることで、足の毛穴に関するトラブルを改善できる可能性があります。
ただ、化粧水を塗って「水分」だけを補給したり、クリームを塗って「油分」を肌に補給するだけでは、効果的な保湿とはいえません。肌の角質層に与えるべき「水分」と、水分の蒸発を防ぐ「油分」を同時に補給できるスキンケア商品を使うことで、はじめて足の毛穴トラブルに改善の余地が見え始めます。
だから、スキンケア選びが大切
足の毛穴に悩む人におすすめの保湿商品は、次の2つのポイントを満たしている商品です。
足の毛穴に悩む人が見るべき2つのポイント
- 「水分」と「油分」を同時に補給できるか
- オールインワンタイプか
肌に潤いを補給し、バリア機能を維持するためには、潤い成分の「水分」、蒸発を防ぐ「油分」をバランスよく補給することが不可欠。いわゆる化粧水では「水分」しか補給できず、クリームでは「油分」だけしか補給できていないため、目的である「保湿」が達成できていません。
足の保湿のために化粧水やクリームを併用しても構いませんが、できるなら1度で済ませたいですよね。そこで大活躍なのがオールインワンタイプの保湿クリームです。「水分」と「油分」を同時に補給できる商品がいくつかあるうえ、たった1回で保湿が完了するため、おすすめです。
4-1. バリア機能を維持する高保湿クリーム|アクアテクトゲル
「オールインワンジェルなんて持ってない」「足の保湿に使えるジェルが欲しい」という方は「アースケア アクアテクトゲル」がおすすめです。保湿に特化した全身に使えるオールインワンジェルで、足の保湿や毛穴トラブル改善に役立ちます。
実際にアクアテクトゲルを使用し続けた結果「4週間後に肌のうるおいがアップしたことが実証」されており、安心して使うことができます。
また、低刺激を保証する3つのテストを実施済み。
- パッチテスト
- アレルギーテスト
- スティンギングテスト
炎症やかぶれ、ヒリつき・かゆみの症状が出ないことを確認しているため(※)、肌への刺激をさけ、バリア機能を保持してくれます。
※スティンギングテストとは、化粧品を塗布時のピリピリといった刺激感の有無を確認するテストです。
※全ての人にアレルギーや皮膚刺激が起こらないわけではありません。
特徴 |
|
容量・価格 |
100g 3,200円(税込) 今ならお試しセット1,600円➡550円!(送料無料) |
配合成分 |
オリーブ果実油・マカデミア種子油・アボガド油・ヒアルロン酸Na・アルギニンなど |
4-2. スプレータイプの化粧水|ドゥーエ 保湿ミスト
商品の特徴 |
敏感肌用のスキンケアブランド、ドゥーエのスプレータイプの化粧水です。 本商品以外にも化粧水や乳液、クリームなどもあるので、肌にあえばライン使いするのも良いでしょう。 |
容量・価格 |
180g / 1,980円(税抜) |
配合成分 |
温泉水,BG,キシリトール,グリセリン,PEG-60水添ヒマシ油,窒素,クエン酸Na,クエン酸,ココイルアルギニンエチルPCA,トコフェロール,フェノキシエタノール |
4-3. カサつきや肌荒れに|ケアセラ APフェイス&ボディクリーム
商品の特徴 |
皮膚科学研究から生まれた機能性ボディケアシリーズのクリームです。 また、肌への優しさを考えた、弱酸性、低刺激性、パラベンフリーとなっています。 |
容量・価格 |
70g / 2,025円(税込) ※Amazon(2022/11/19時点) |
配合成分 |
サイトに表示なし |
4-4. プチプラ保湿ジェル|なめらか本舗 とろんと濃ジェル
商品の特徴 |
豆乳発酵液(肌を潤す保湿成分の1種)を使用した、オールインワンタイプの保湿ジェル。 1000円程度で購入できるのも嬉しいポイントです。 |
容量・価格 |
100g / 1,100円(税込) |
配合成分 |
水、BG、グリセリン、エチルヘキサン酸セチル、PEG-40水添ヒマシ油、豆乳イソフラボン、豆乳発酵液、(PEG-240/デシルテトラデセス-20/HDI)コポリマー、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマー、エタノール、カルボマー、カンゾウ根エキス、シクロデキストリン、ジメチコン、スクワラン、ソルビトール、ダイズタンパク、ダイズ種子エキス、プルラン、ペンチレングリコール、ポリソルベート60、ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)、水酸化Na、フェノキシエタノール |
4-5. うるおいを密封する|カルテHD モイスチュアクリーム
出典:Carte公式サイト
商品の特徴 |
肌の保水に大切なうるおい構造(角層ラメラ)にはたらきかける保水有効成分を配合。 過酷な環境下でも、長時間うるおいが持続します。 |
容量・価格 |
40g / 2,530円(税込) |
配合成分 |
配合成分;ヘパリン類似物質※、グリチルリチン酸ジカリウム※、精製水、1,3-ブチレングリコール、2-エチルヘキサン酸セチル、濃グリセリン、流動パラフィン、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)、トリエタノールアミン、ワセリン、L-セリン、L-テアニン、N-アセチル-L-ヒドロキシプロリン、dl-α-トコフェロール、天然ビタミンE、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、イソステアリン酸、エデト酸二ナトリウム、グリセリル-N-(2-メタクリロイルオキシエチル)カルバメート・メタクリル酸ステアリル共重合体、グリセリルグルコシド液、スクワラン、ステアリン酸、セトステアリルアルコール、フィトステロール、ベヘニルアルコール、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、メチルポリシロキサン、モノイソステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)、親油型モノステアリン酸グリセリル、フェノキシエタノール、メチルパラベン |
4-6. 製薬会社が開発した保湿クリーム|エクストラモイストクリーム
商品の特徴 |
配合された「ライスパワーNo.11」は、肌に水分を蓄える能力が認められた、天然物由来(お米のエキスや麹菌、酵母など)のエキス。 角質層のなかまで浸透することで、保湿に役立つセラミドの生成を促します。 機能性の高い低刺激処方の高保湿クリームをお探しの方におすすめです。 |
容量・価格 |
18g / 2,200円 |
配合成分 |
<有効成分> <その他の成分> |
4-7. 全身のケアにおすすめ|パルモアークリーム
出典:三宝製薬公式サイト
商品の特徴 |
リピジュアは保湿力が非常に高く角質からの水分蒸散を防ぎ、外界からの刺激から肌を守ります また、ヒアルロン酸は保湿効果を、スクワランは軽い感触でありながら保湿感を持続させます 無香料・無着色・パラベン無添加・弱酸性の刺激の少ない処方 |
容量・価格 |
オープン価格 容量: 100g(ジャータイプ) |
配合成分 |
水、PPG-15ステアリル、ベヘニルアルコール、グリセリン、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ステアレス-2、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、ペンチレングリコール、ジメチコン、ステアレス-21、プラセンタエキス、ピリドキシンHCl、ユビキノン、ヒアルロン酸Na、パルミチン酸レチノール、グルコシルセラミド、ポリクオタニウム-51、シア脂、グリチルリチン酸2K、スクワラン、ユーカリ葉エキス、トコフェロール、スフィンゴモナス培養エキス、コーン油、α-グルカン、BG、ジポリヒドロキシステアリン酸PEG-30、フェノキシエタノール |
5. 足の毛穴ケアに関してよくある質問
5-1. 足の毛穴はニベアやワセリンで消すことはできますか?
ニベアやワセリンを使い肌が保湿されること自体は、毛穴ケアに効果的です。足の毛穴や黒ずみが発生する原因の1つは「肌のバリア機能の低下」であり、肌に油分を補給することができるニベアやワセリンでも、バリア機能回復の効果が見込めるためです。
ただ、1点だけ注意してほしいのは「ニベアやワセリンは油分しか補給できない」という点です。
本記事でも、肌のバリア機能を維持・回復させる方法の1つとして「保湿」を取り上げていますが、「保湿」は肌に「水分」と「油分」を同時に補給することで初めて成立します。
「化粧水重視(水分だけを与える)」、「油分だけを与える」ケアは、肌の乾燥を加速させる恐れがあります。
もしニベアやワセリンで足の毛穴ケアをしたいのであれば、化粧水を使って「水分」を肌に補給してから使用するようにしましょう。
また、もっと簡単に終わらせたい場合はオールインワンタイプの保湿ケア商品がおすすめです。
5-2. 足の毛穴に悩んでいますが、尿素が効果的って本当ですか?
尿素は皮膚表面の角質をはがし、皮膚を柔らかくする性質があります。
そのため、毛穴の黒ずみには尿素が効果的だと言われています。
日常的に利用することで、色素沈着やターンオーバーの乱れが改善する可能性は考えられますが、医薬品や医薬部外品の場合は、用法・容量を守って使うことが必要です。尿素入りのボディクリームなども市販で売られていますから、もし気になるのであれば試してみてくださいね。
6-3. 毛穴は小さくできる?
大前提としてどれだけ肌が綺麗な人にも毛穴はあり、その大きさは遺伝的に決定されています。
そのため、毛穴を小さくすることはできません。
毛穴の大きさは変化しないのに、毛穴が目立つ主な理由は以下のとおりです。
- 過剰な皮脂の分泌により皮脂が毛穴に詰まり黒ずむ
- 乾燥や紫外線、加齢によってたるみが生じる
そのため、毛穴を目立たないようにするためには、本記事で紹介したように正しい洗顔や保湿をコツコツと継続的に行うことが大切です。
まとめ
足の毛穴が目立ち始めたら、悪化しないように適切なケアを行うことが大切です。無理に抜いたり、毎日剃ったりするなど、肌への刺激を与えすぎないように、くれぐれもお気をつけくださいね。
また、毛穴周辺にひどい炎症や強い痛みがある場合には、皮膚科を受診しましょう。「これぐらい」と思っていても、跡に残ってしまっては後悔することになりかねません。
どうかご自身のお体を大切に扱ってくださいね。