ニキビを放置すると危険⁉適切な対処法を紹介

日焼け止め以外のUV対策
    ニキビは一度できてしまうと跡が残ったり、再発が起こったりと、気になる肌トラブルのひとつです。今回、株式会社アースケアはアンケート調査を参考に、ニキビに悩む方への適切な対処法をご紹介いたします。

ニキビの悩みについて

まず初めに現状を把握するため、ニキビに悩んだことはあるのか、また悩んだときどのような行動を取ったのかを質問いたしました。

調査の結果、71.2%と多くの方が「ニキビに悩んだことがある」ことが明らかになりました。
また、ニキビに悩んだとき、「なにもしなかった」という回答が最も多く、続いて「皮膚科に行く」という行動を取った方が多いことがわかりました。

ニキビに悩んでいる方は放置せず、皮膚科に行くことを推奨します。
なぜなら、適切な治療をせず、放置した場合、炎症後色素沈着が残り、ニキビ跡になってしまったり、肌表面がくぼんだクレーターのようになってしまう可能性があるからです。
それらを治療する場合、保険適用外でレーザー治療などが必要となり、時間も費用もかかってしまいます。

ニキビは、「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」という病名があり、保険適用内で治療することができます。
そのためニキビが出来たその時に、きちんと治療することで、きれいに治すようにしましょう。

ニキビの原因

ニキビは大きく「思春期ニキビ」「大人ニキビ」の二つに分けることができます。

どちらも毛穴のつまりによって発生しますが、毛穴がつまる原因は異なっています。

1.思春期ニキビ

思春期ニキビは、ホルモンバランスによって、皮脂が過剰分泌され、毛穴に詰まることでできます。

ホルモンバランスによる皮脂の過剰分泌は、通常は20代前半から半ばまでには、落ち着くとされています。

2.大人ニキビ

一方、大人ニキビは大人ニキビは、不規則な生活や過労などなんらかの理由で体のリズムが乱れると発生しやすくなります。

さらに、肌の乾燥によるバリア機能の低下が、ニキビの要因となることもあります。

ニキビの改善方法

先述したように、ニキビが出来たその時に、きちんと治療して、きれいに治すことが大切です。

皮膚科での治療以外に、ご自身で気を付けていただきたいことは大きく3つあります。

1.栄養バランスの取れた食事

ビタミンやミネラル、タンパク質などの栄養をバランス良く取り入れた食事で、お肌の新陳代謝や再生が正常に行われるように保つことが大切です。

また、揚げ物など油分が多い食材を食べ過ぎないようにしましょう。

揚げ物などを食べ過ぎると、皮脂が過剰に分泌され、自然に排出される量を上回ってしまい、ニキビができやすくなるためです。

2.正しいスキンケア

正しいスキンケアのポイントは以下の二つです。

①やさしく洗顔する

洗顔の際、皮脂をしっかり落としたいからと、肌に摩擦を与えることはやめましょう。

ニキビに刺激を与えることで、症状を悪化させてしまう可能性があります。

また、

洗いすぎることで、皮脂がより分泌されてしまい、ニキビが悪化する可能性があります。

皮脂を取るために1日に何度も洗顔をすることも控えましょう。

②保湿をする

肌の乾燥は、角質層を厚くし、よりニキビができやすい肌状態になってしまいます。

油分だけでなくしっかりと水分も補給できるようなスキンケア用品を使用しましょう。

また、スキンケア用品は「ノンコメドジェニック化粧品」をおすすめいたします。

毛穴を詰まらせにくい化粧品であるということが証明されているため、ニキビが気になる場合は、「ノンコメドジェニック」と記載のある化粧品を試してみましょう。

※ニキビができない、ニキビを治すことが保証された化粧品ではありません。

3.紫外線対策を行う

紫外線も、肌の角質層を厚くし、ニキビのできやすい肌状態をつくります。

また、すでにあるニキビを悪化させてしまうため、ニキビがある場合でも、紫外線対策は必要です。

日焼け止めを使用して、紫外線対策を徹底しましょう。

日焼け止めを選ぶ時も、先述した「ノンコメドジェニック」と記載のあるものがおすすめです。

また、肌に刺激になりにくい「紫外線散乱剤」を使用した日焼け止めがおすすめです。

「紫外線吸収剤」が、紫外線を熱エネルギーに変換する際や、熱エネルギーを放出する際に、肌のうるおいも一緒に蒸発してしまい、肌が乾燥してしまうことがあります。

一方、「紫外線散乱剤」は、粉末状の散乱剤が物理的に紫外線をカットし、肌に刺激になりにくいです。

ニキビは皮膚科での治療で、できたにきびを治癒しつつご自身の生活習慣やスキンケアを見直すことで、肌を健やかに保ち、ニキビのできにくい肌をつくっていきましょう。

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