メイクの上からできる「日焼け止めの塗り直し法」シミ・シワ予防にも

日焼け止めの塗り直し方法
  • 最近シミ・そばかすが濃くなってきた
  • 日焼けした覚えがないのに、肌が黒くなってきた気がする
  • くすみがなくならず、常にくすんでいる

こんな症状があるならば、日焼け止めの「塗り直し」されることをおすすめします

日焼け止めにはこまめな塗り直しが必要です。

日焼け止めを選ぶ際に、まずはSPF値・PA値がひとつの目安になりますが、塗り直しをしないとその効果は得られていません。
せっかく日焼け止めを選んでいるのに、効果を得られないのはもったいないことです。

では、塗り直しはどうすればいいのか?
メイクをしていない時や手足の塗り直しは簡単です。
基本的には2~3時間おきに塗り重ねるだけ。

でも、「メイクをしている顔だとどうしたらいいのか」疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか

日焼け止めを取り扱う当社のお客様からも、「塗り直しはどうしたらいいの?」「メイクの上から塗っても大丈夫?」という質問を多くいただきます。

そこで、「日焼け止めを塗りなおす前提のメイク方法」と「日焼け止めの塗り直し方法」をお話します

「どれぐらいで塗り直せばいいのか?」
「どんな塗り方がいいのか?」
「メイクをしているときはどうすればいいのか?」
などの疑問にお答えしながら、日焼け止めの効果をしっかりと得ていただける方法です。

紫外線を防止することはシミシワの予防にもなります。
日焼け止めをうまく使って、若々しい肌を維持しましょう!


1.過ごし方別・日焼け止めを塗り直すタイミング

過ごし方 塗り直しの頻度<基本> おすすめのSPF/PA
オフィスワーク
自宅にいる
など、日常紫外線程度
3~4時間おき

SPF20~30程度
PA+~++
外に出ている事が多い
自宅にいても窓が多い
など、紫外線量も時間も多め
2~3時間おき SPF30程度
PA++~+++
できれば、ウォータープルーフあり
運動会やアウトドアなど
1日中外にいる場合
など、紫外線量も時間がかなり長い

2~3時間おき
汗をかいたとき
時間があるとき

SPF30~50
PA+++~++++
ウォータープルーフ必須

基本的には3時間に1回程度、メイクの上からでも日焼け止めは塗り直すことがおすすめです。
汗や水に耐水性がある「ウォータープルーフの日焼け止め」もありますが、この場合でも、塗り直しが必要です

日焼け止めは以下の2つの性質があることから、日焼け止めの効果が得られないのです。

【1】簡単に流れ落ちるから

①汗や水に弱い

日焼け止めの汗で流れ落ちる実験

「日焼け止めを塗って太陽を浴びると、何分で落ち始めるか?」という自社実験を行った結果、

  • 汗や水に強い「ウォータープルーフタイプ」の日焼け止めで、約20分で流れ始める
  • 普通の日焼け止めで、約4分後に浮きはじめ、10分程度で流れ落ち始める

という結果になりました。

②摩擦に弱い

「日焼け止めを塗った部分をタオルで3回擦すってどれぐらい落ちるか?」という自社実験によると、

  • 汗や水に強い「ウォータープルーフタイプ」の日焼け止めでも、摩擦には弱め
  • 普通の日焼け止めで、ほぼ落ちる

という結果になりました。

つまり、紫外線をカットするためには、どうしても2~3時間置きの塗り直しが必要だというわけです

【2】紫外線量は夕方にも強いから

15時でも紫外線は強いので、お昼以降にも日焼け止めは必須です。
朝に日焼け止めを塗って1日そのまま…なんて厳禁!

お昼の化粧直しの後でも紫外線は強いままということは、14時頃にはもう一度、塗り直しをしておきたいところです。

1日の紫外線量

では、生活している上で、実際にはどのように塗り直しをすればいいのでしょうか?

メイクをしていない時は、簡単ですね。
塗り足せばいいだけです。

メイクをしている場合には、塗り直しには工夫が必要です。
どのようにすればメイクを崩さずに日焼け止めが塗り直せるのか、塗り直しがしやすい「おすすめのメイク方法」とともにご紹介します

1-1.オフィスワークや自宅では、ポイントを押さえて塗り直す

  • 朝の通勤で外を歩くのは10分程度、帰宅は夜。朝とお昼のランチタイムに紫外線を15分ほど浴びる程度。
  • 自宅にいることが多く、外を歩くのは洗濯物を干すときやお買い物の15分程度。

こんな場合の目安は、塗り直しは3~4時間おき。
おすすめはSPF20~30程度、PA+~++の日焼け止めです。

塗りなおすタイミング

  • 昼休憩時に一度
  • お出かけ前に一度

これを目安に、1日に1~2度の塗り直しを行いましょう。

塗り直しの頻度 3~4時間おき おすすめのSPF/PA SPF20~30程度
PA+~++

おすすめメイク方法

「日焼け止め」か日焼け止めの機能がある「化粧下地」+「パウダー」

塗り直しを考えるなら、このシンプルなメイク方法がおすすめ。
落としやすく、メイク崩れもしにくいので、お直しもカンタン。

オフィスワークなど日常紫外線程度であれば、塗り直し方法は簡単です。

メイクをしている時の、日焼け止め塗り直し方法

軽くティッシュでオフ
不要な皮脂などを落とします
乳液かジェルを顔全体に広げた後、ティッシュオフ
浮いたり落ちかけている日焼け止めやメイク料をティッシュに取ります
化粧下地を朝よりも薄く塗る
余分な化粧下地をスポンジで取る
パウダーで顔全体を押さえる

1-2.外回りや通勤が長いなどの場合は、2~3時間おきに塗り直す

  • 半日~1日外に出ていることがある
  • 屋内にいても、窓の近くなど紫外線が当たる場所に長くいる

こんな場合には、1日中しっかりと日焼け止めの効果を発揮できる状況を作りたいところ。
塗り直しは2~3時間おき、おすすめはSPF30程度、PA++~+++の日焼け止めです。

塗りなおすタイミング

  • 朝に一度、昼前に一度、14時頃に一度の合計3回程度
  • 手足にもしっかりと日焼け止めを塗る・塗り直す
塗り直しの頻度 2~3時間おき おすすめのSPF/PA SPF30程度
PA++~+++
ウォータープルーフあり

おすすめメイク方法

「日焼け止め」か日焼け止めの機能がある「化粧下地」+日焼け止めの機能がある「パウダーファンデーション」で仕上げ

塗り直しを考えるなら、このメイク方法がおすすめ。
メイク崩れしにくくしておくと、紫外線カット効果も維持できます。

メイクをしている時の、日焼け止め塗り直し方法

軽くティッシュでオフ
不要な皮脂などを落とします
乳液かジェルを顔全体に広げた後は、ティッシュオフ
浮いたり落ちかけている日焼け止めやメイク料を、ティッシュに取ります
乳液を全体に塗る
日焼け止めか化粧下地を朝よりも薄く塗る
スポンジで余分なものを取り仕上げ
パウダーファンデーションを押さえて仕上げる

1-3.運動会などアウトドアの場合は、2~3時間おきにしっかりと塗り直す

  • 一日中、外で紫外線を浴びる状況
  • レジャースポーツやアウトドアなど、紫外線量も照り返しも多い状況

こんな場合の目安は、塗り直しは2時間おき。
おすすめはSPF30~50程度、PA+++~++++の紫外線カット効果が高い日焼け止めです。

塗りなおすタイミング

  • 朝、昼前、14時頃の合計3回以上
  • 汗をかいたら、塗り直す
  • 紫外線カット効果のある上着(ラッシュガード)や帽子も取り入れる
  • 手足にもしっかりと日焼け止めを塗る・塗り直す
塗り直しの頻度 2時間おき、汗をかいたとき、時間があるときなどこまめに おすすめのSPF/PA SPF300~50
PA+++~++++
ウォータープルーフ必須

おすすめメイク方法

「日焼け止め」+「パウダーファンデーション」

塗り直しを考えるなら、このメイク方法がおすすめ。
外で塗り直すために乳液を塗ったり鏡を見たりは、なかなか難しいところですよね。

ですから、さっと上からでも塗れるアイテムを用意しましょう。

メイクをしている時の、日焼け止め塗り直し方法

ティシュで軽くオフ
浮いたり落ちかけている日焼け止めやメイク料を、ティッシュに取ります
※可能なら、ここで乳液か、オールインワンジェルで保湿をする
日焼け止めを掌に広げて、顔全体を押さえる
鏡を見て部分仕上げ
パウダーファンデーションで押さえて仕上げる

1-4.【おすすめ】目元のシミ・シワ予防にここだけは時間がなくても、塗り直そう

「時間がなくて、なかなか塗り直しができない」
そんなときでも、「ここだけ」は塗りなおして欲しいと私が強く思っているポイントをご紹介します

顔はさらされている面が大きいので、紫外線を浴びやすいです。
特に鼻や額などは出っ張っているので日焼けもしやすいところですが、角質層に厚みがあるため、比較的、肌は上部です。

でも、この中でも「目元」は違います。
目元は乾燥しやすいことからもわかるように、角質層に厚みがなく、そのすぐしたには真皮があります。
つまり、目元はシミ・シワができやすい部位だということ

「紫外線にさらされやすく、シミ・シワもできやすい」
「シミ・シワができたら、なかなか消えない」
それが目元です。

ですから、ここだけは時間がなくても、ぜひ日中の塗り直しを行って欲しいところです。

目元の日焼け止め塗り直し方法

塗り直しの手順
目元に、乳液かジェルを顔全体に広げてティッシュオフ
浮いたり落ちかけている日焼け止めやメイク料を、ティッシュに取ります
乳液を目元に塗る
日焼け止めを「スタンプ塗り」で塗る
パウダーファンデーションを押さえて仕上げる
塗り直しを動画で紹介

汗をかいたときのメイク直し方法は?
  • 汗をかいたとき
  • 流れる汗をふくとき

どちらも日焼け止めが落ちます。
ですから、汗かく時季には「ウォータープルーフタイプ」の日焼け止めを使い、「汗をそっと押さえる」という拭き方をすること。

ゴシゴシ拭いたり、こするような動作は厳禁です。
そっと押さえて汗を吸い取らせるだけだと、メイクが崩れにくいのでぜひやってみてください。


2.日焼け止めの塗り直しに関するよくある質問

日焼け止めに塗り直しは必要だとわかった。
でも……

場合によっては必要ないんじゃない?」
「こんなときには、いらないよね?

そんな質問をよくいただきます。

この章ではよくある疑問にお答えします。
日焼け止めの塗り直しの参考にしてください。

2-1.Q.SPFやPAが高いから、塗り直す頻度は少なくていいですよね?

A.どんな日焼け止めであっても塗り直しの頻度は同じ。
2~3時間ごとに行うことが基本です。

日焼け止めはどんなもので、汗・水に弱く、拭き取りやこすれる摩擦で取れてしまいます。
これは、日焼け止めのSPF値・PA値に関わらずです。

そのつもりで、日焼け止めはきちんと塗り直しを行いましょう

2-2.Q.SPFのある化粧下地とファンデーションを使うと、カット効果が高くなりますよね?

A.「SPF20の下地とSPF30のファンデーションを使うと、SPF50と同等のカット効果になりますよね?」
と質問をいただくことがあります。

これは間違いです。
重ね塗りをしても効果は高まることはなく、この場合はせいぜいSPF30までの効果に過ぎません

ただ、下地とファンデーションの密着度合いによって、紫外線カット効果は変わります。
隙間なく肌にきちんと塗られているほうが、紫外線をカットできるからです。

形状による効果を正しく知り、きちんと日焼け止めの塗り直しを行いましょう。

2-3.Q.塗り直しをすると、肌に負担になる気がして不安です

A.紫外線カット成分は少なからず、肌への負担にはなります。
塗り直しをする・しないに関わらず負担になりますので、不要になったら、きちんと落とすようにしましょう。

もしあなたが敏感肌で、肌への負担を少しでも軽減したいのであれば、「敏感肌の日焼け止め選びに知るべき5つの条件と正しいUVケアの方法」をお読みください。
そこに敏感肌でも使える日焼け止めの選び方を説明しています。

日焼け止めの負担は、紫外線カット成分によって変わります。
あなたの肌に合うものを見つけてみてください

そして、しっかりと日焼け止めを塗り直し、紫外線をきちんとカットしましょう。

2-4.Q.室内にいるのだから、塗り直しはいりませんよね?

A.室内であっても、窓があれば紫外線は透過します。
ですから、日常を過ごす場所によっては、外と同様の紫外線対策が必要です。

ほぼ南向きの教室(校舎長辺は東西向き)において、真夏よりも秋の季節が、太陽の高度の影響で紫外線放射量は多い。
しかし、窓ガラスを閉めることで約3~5割カットできる。
引用:有害紫外線対策研究会「学校における有害紫外線の測定と対策について

残り7~5割の紫外線は、ガラスを透過してくるということです。
室内であっても、紫外線はゼロにはなりません

「室内にいても、日焼けする」
そのつもりで、家の中にいても日焼け止めを活用しましょう。

2-5.Q.曇りの日には塗り直しはいりませんよね?

晴れ・曇り・雨の日の紫外線量

A.紫外線は1年中、降り注いでいます。
ですから、天候に関係なく、1年中日焼け止めを使いましょう

曇りの日も、涼しい日も、日差しが気にならない秋も、ずっとです。
曇りの日では晴れた日の約65%、雨の日でも晴れた日の約20%の紫外線が地表に届いています。

そして、降り注ぐだけでなく壁や地表に当たって反射するため、反射する紫外線にも油断ができません
曇りの日でも、雨の日でも、きちんと日焼け止めは塗り直しましょう。


まとめ

汗や汗を拭いたり、こすれる摩擦で落ちてしまうから、日焼け止めの効果を得るにはこまめな塗り直しが必要です
せっかく日焼け止めを塗っていても、日焼けしてしまってはもったいないです。
ですから、基本的には3時間程度で日焼け止めは塗りなおすようにしましょう。

紫外線の悪影響を受けた肌は、このような肌トラブルを引き起こします。

日焼け

紫外線によりメラニン色素が活発化(黒色化)して、肌全体が黒くなる。

シミやくすみなどの色素沈着

紫外線による炎症がきっかけで、メラニン色素が過剰に生成される。
肌の新陳代謝が滞り、ターンオーバーなどの機能が乱れることで、肌表面に黒いメラニン色素があり続けることで起こる。

肌荒れ

繰り返し紫外線の刺激を受けていると、角質層が肥厚(分厚くなる)します。
すると、肌のバリア機能が損なわれ、水分が蒸散しやすくなり、ゴワつき・ザラつき・皮めくれといった肌荒れ症状が起こる。

ニキビ・ニキビの炎症悪化

紫外線により酸化した皮脂が、毛穴を刺激することもニキビの原因のひとつだと言われています。
また、紫外線を浴びると、ニキビの「炎症」が進んでしまい、ニキビの赤みや症状が悪化する。

小じわや深いシワ、たるみ

紫外線の熱や透過により肌表面は乾燥し、小ジワが増えることが。
また、UVーA波は、肌の奥”真皮”に到達するため、肌のハリを保っているコラーゲン線維やエラスチン線維をを破壊し、深い深いシワ・たるみの原因になる。

 

紫外線カットができれば、紫外線による老化症状が防げます。
エイジングケアの一環として、ぜひ日焼け止めの塗り直しを習慣化させてください。

また、日焼け止めの形状によって、その密着度が変わりますので効果に違いがあります

紫外線カット効果が高い形状は、
【効果高い】クリーム > ミルク > パウダー > スプレータイプ 【効果低い】
となります。

同じSPFであっても、塗りムラの出やすいパウダーと、しっかりと肌に密着するクリームとではその効果は異なります

もし、「日焼け止めを塗りなおしているのに、焼けてしまう」というなら、それは日焼け止めの効果をきちんと得られていないということ。
日焼け止めを塗っても日焼けする理由。6つの対策で焼けない肌へ」で形状の違いや、正しく日焼け止めを使う方法を説明しています。
この記事を読み、日焼け止めを正しく使ってみてください。

そして、しっかりと日焼け止めを塗り直し、今の若々しい肌を保ちましょう!

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