日焼け止めを塗っても日焼けする理由。6つの対策で焼けない肌へ。

日焼けしない日焼け止めの使い方

「日焼け止めを塗っているのに、日焼けするのはなぜ?」
その理由がわからず、私はずっと不思議に思っていました。

ちゃんと塗ったのに、また焼けちゃったな…
日焼けしやすいから仕方ないか…
長い時間、外にいた割にはマシかな…
安い日焼け止めだったからな…

なんとなく理由を作って自分を納得させていたことが、「実は違っていた」
私がこの事実を知ったのは、25歳の時です。

それを知ったときには衝撃を受けました。

「なんてもったいないことをしていたんだろう!」
「ちゃんと塗っていたら、ここのシミは無かったかもしれないのに!」
「日焼け止め代を無駄にしてしまった~」

ものすごく、本当にものすごく後悔しました。

もともと地黒であったことから、色白に憧れを抱いていたものの、「日焼けしやすいから仕方がない」と、諦めていました。
だから目をそらし、何も考えず、なんとなく日焼け止めを使っていました

なぜ、もっとちゃんとしなかったのだろう。
そんな後悔が強くあり、この記事を書くことにしました。

この記事では、

  • 日焼け止めを塗っても、日焼けをしてしまう理由
  • 焼けない日焼け止めを選ぶ方法

をご紹介します。

「日焼け止めを塗っているのに、なぜか日焼けをしてしまう」
そんな人は、疑問を解消する参考にしてくださいね。


1.日焼け止めを塗っていても焼けるのは、使い方の間違い

日焼け止めを塗っても、焼けてしまう。
それは、「正しく日焼け止めを使えていない」からです。

こんな使い方をしていると日焼けします。

  • 適当な量、チューブから出して塗る
  • 顔全体に、よく伸ばして塗っている
  • 朝に塗っただけ
  • どんなシチュエーションでも、同じ日焼け止めを使っている
  • 晴れた日や夏だけ日焼け止めを塗る
  • 日焼け止めだけしか、塗っていない

    この章では、そんな間違った日焼け止めの使い方を紹介します

    チェックリストに思い当たることがある人は、日焼けしてしまう理由を知っておきましょう

    1-1.日焼け止めの使用量を間違っている

    まず大切なのは、「日焼け止めの使用量」です。
    日焼け止めは塗ったとしても、使用する量が少ないと焼けてしまいます。

    「SPF」や「PA」などの紫外線カット数値の効果を得るには、「正しい量」が必要だからです。

    使用説明書に記載があれば、一度測ってみるなどして指定された量を使いましょう。
    おそらく大半の人が、「こんなに使わないとだめなの?!」と驚く量ですよ。

    もし量の記載がない場合には、目安は「1g」です。

    どんな日焼け止めもおおよそは、「1平方センチメートルあたり、0.2グラム」を塗ることを前提に、紫外線カット効果が設定されています

    SPFやPA値は、化粧品を1平方センチメートル当たり2mgずつ皮膚に塗って測定されます。

    引用:東京都健康安全研究センター「上手に選ぼう 日焼け止め化粧品

    これを顔全体に換算すると、約1グラム となります。
    つまり、最低これだけの日焼け止めを使わなければ、本来の紫外線カット効果は発揮されません。

    クリームタイプの日焼け止めだと、1gはこれぐらいの量になります。思っているよりも多いはずです。

    日焼け止めの適量
    当社の日焼け止め「やさしいUVカットミルク」だと、1gはこの量です
    サンプルサイズを活用しましょう
    お試しサイズ・サンプルなどは、1回~2回分であることが多いです。
    これは、だいたいの使用量を知っていただくために、このように設定されます。
    ですからもし、「使用量がイメージできない」「測るものがない」という場合には、サンプルをもらってきて、使ってみましょう。

    1-2.塗り直しを行っていない

    「朝、メイクの時に日焼け止めを塗って終わり」
    そんな日焼け止めの塗り直しをしていない人は、日焼けをします。
    ですから日焼け止めは、3時間おき程度で、必ず塗り直しを行いましょう

    日焼け止めの効果は、一日中続くものではありません。

    日焼け止めは皮膚の上にあってはじめて効果を発揮します。いったん塗った日焼け止め化粧 品もそのあと手や衣類に触れることによって、あるいは汗をかいたりそれをタオルやハンカチ で拭いたりすることによっても落ちてしまいます。落ちたと思ったときにすぐに重ね塗りする か、そうでなければ、2、3時間おきに塗り直し(重ね塗り)をすることをお奨めします。

    引用:環境省「紫外線 環境保健マニュアル2015

    どんな日焼け止めも、きちんと紫外線を防ぐ効果を期待できるのは、塗ってから3~4時間程度です。

    それは思っているよりも、汗や皮脂、こすっていることなどで日焼け止めが落ちているからです。

    私はこれを知らずに、「朝のメイク時に日焼け止めを塗っているからOK」だと思っていました…。
    日焼け止めは塗ったらOK。
    効果は一日中続くもの。
    だと、勝手に思い込んでいました。

    今思えば、なぜ疑問を持たなかったのか…その苦い経験もあり、16歳の娘には、「日焼けをなめんな!」と言って、塗り直しを口酸っぱく言っています。

    紫外線から肌を守り続けるためには、 日焼け止めを3~4時間ごとに塗り直すのが、日焼けをしない最良の方法です。

    【おすすめ】目元のシミ・シワ予防にここだけは時間がなくても、塗り直そう

    「時間がなくて、なかなか塗り直しができない」
    そんなときでも、「ここだけ」は塗りなおして欲しいと私が強く思っているポイントをご紹介します

    顔はさらされている面が大きいので、紫外線を浴びやすいです。
    特に鼻や額などは出っ張っているので日焼けもしやすいところですが、角質層に厚みがあるため、比較的、肌は上部です。

    でも、この中でも「目元」は違います。
    目元は乾燥しやすいことからもわかるように、角質層に厚みがなく、そのすぐしたには真皮があります。
    つまり、目元はシミ・シワができやすい部位だということ

    「紫外線にさらされやすく、シミ・シワもできやすい」
    「シミ・シワができたら、なかなか消えない」
    それが目元です。

    ですから、ここだけは時間がなくても、ぜひ日中の塗り直しを行って欲しいです

    目元の日焼け止め塗り直し方法
    塗り直しの手順
    目元に、乳液かジェルを顔全体に広げてティッシュオフ
    浮いたり落ちかけている日焼け止めやメイク料を、ティッシュに取ります
    乳液を目元に塗る
    日焼け止めを「スタンプ塗り」で塗る
    パウダーファンデーションを押さえて仕上げる
    塗り直しを動画で紹介

    1-3.形状に合った使い方・塗り方をしていない

    形状 特徴 注意点
    クリーム
    • 塗りムラテクスチャーが重め
    • 肌への密着度高め
    • 塗りムラ
    • 使用量少なくなりがち
    ジェル・ミルク
    • 軽い付け心地
    • 少量で伸びがいい
    • 塗りもれ
    • 使用量少なくなりがち
    スプレー
    • 軽い付け心地
    • 手が汚れない
    • 塗りムラ
    • 周りに飛び散る
    パウダー
    • 手軽に塗れる
    • 汗・皮脂に弱い
    • 塗りもれ
    • 落ちやすい

    日焼け止めには種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
    その形状の良さを生かせていないことが、日焼けの原因です。

    また、「塗り直しをしているのに、日焼けをする」という人はこのタイプが多いです。

    せっかく塗り直しをしているのに、

    • 使用量が少ない
    • ムラがある

    など、紫外線カットができていない可能性があります。
    それぞれの注意点を踏まえて、使い方の間違いを修正しましょう。

    1-3-1.クリームタイプは、塗りムラと使用量に注意

    スタンダードな日焼け止めであるクリームタイプは、テクスチャーがやや重めです。
    そのため、べたつきが苦手な方は、使用量が少なくなりがちです。
    汗かく夏は、特に、クリームの量は自然と少なくなってしまいます。

    また、密着性が高い分、塗り広げにくい形状でもあります。
    手や体などはとくに広がりにくく、塗りムラができやすいです。

    この場合、せっかく塗っているのに日焼けをしてしまうことに。

    • 全体的に塗れているか
    • ムラはないか
    • 適した使用量が使えているか

    この3点に注意をしましょう。

    1-3-2.ジェル・ミルクタイプは、軽いがゆえに使用量が少なくなりがち

    「べたつかず、白浮きしない」軽い付け心地が特徴のジェル・ミルクタイプは、とてもよく伸びますので、思っているよりも使用量が少なくなりがち

    また、このタイプを選ぶ人の傾向として、べたつきが苦手な人が多くいます。
    わざと使用量を減らす人も中にはいるようです。

    だから、塗っているのに日焼けをしてしまう残念なことに。

    • 伸ばしすぎていないか
    • 塗り漏らしていないか
    • 適した使用量が使えているか

    この3点に注意をしましょう。

    1-3-3.スプレータイプは、補助的な役割

    最近人気のスプレータイプの日焼け止めは、シューっと吹きかけるだけの手軽さがあるものの、塗りムラができます。
    ふきかけた量が見た目にわかりにくく、使用量も少なくなりがちです。

    このタイプだけしか日焼け止めを使っていないと、日焼けしてしまう可能性が。

    塗りムラ予防や塗り直し用として、メインの日焼け止めの補助的な役割として使いましょう

    また、スプレーなので周りに飛び散ることがあります。
    吸引してしまうと健康被害も心配されます。
    使用環境には特に注意が必要です。

    1-3-4.パウダータイプは、汗・水に弱い

    手軽に塗れるものの、落ちやすいのがその特徴です。
    とくに汗かく夏には、パウダータイプの日焼け止めに頼るのは、日焼けの元です。

    スプレータイプ同様に、塗りムラ予防や塗り直し用として、メインの日焼け止めの補助的な役割として使いましょう。
    また、パウダータイプの前には、きちんと日焼け止めを塗っておきましょう。

    1-4.日焼け止めのカット力が適していない

    シーンに合わせた日焼け止めの選び方

    日焼け止めは、その商品によって紫外線カット力が違います。
    だから、その日に合った商品を使わないと、日焼けします

    たとえば、「SPF10(日常生活程度)」で、海などのレジャーに出かけた場合。
    降り注ぐ紫外線量に対して、紫外線カット力が弱すぎて、日焼けをする可能性が高くなります。

    SPFとPAが紫外線カットの指標となる数値です。
    覚えておきましょう。

    ちなみに、敏感肌の人は肌に合う日焼け止めがない傾向が強く、「あれこれ選べるほど、肌に合う日焼け止めがない」というお悩みをよく聞きます。

    そんな人にはこの記事をおすすめします。
    敏感肌でも使える!顔用の日焼け止めを選ぶ5つの条件と厳選2商品
    我々のスタッフで、敏感肌の女性が書いたものですので、適した日焼け止め選びの参考になると思いますよ。

    SPFは、焼けない日焼け止めを選ぶ時の基準になるもの

    SPFは、その日焼け止めのUV-B波という紫外線をカットする効果を表す値です。
    UV-B波は、肌を黒く日焼けさせる紫外線ですので、日焼け予防にはSPF値を見ることは大切です。

    その測定は実際に人の肌(背中)に『1平方センチメートルあたり、0.2グラム』の日焼け止めを塗ります。
    そこに太陽光ランプを照射し、日焼け止めを塗った箇所と、塗っていない箇所の日焼けの程度を比較します。
    その程度の違いを現したのが、SPFの値です。
    1~50までで表記され、50以上の数値だと「50+」と表記されます。

    例えば、『SPF25』の日焼け止めは、何も塗らない肌が紫外線を1時間浴びて受けるダメージを、25分の1に軽減する効果があります。
    『SPF50』なら50分の1です。

    1-5.晴れの日や夏しか日焼け止めを使っていない

    紫外線は1年中、降り注いでいます。
    曇りの日も、涼しい日も、日差しが気にならない秋も、ずっとです。
    だから、「夏だけ」「晴れた日だけ」という日焼け止めの使い方をしていると、確実に日焼けをします

    図を見ると、紫外線量にはこんな特徴があります。

    • 紫外線の降り注ぐ量は、6月にピークを迎える
    • 4月~5月でも、7月~9月と、ほぼ同じ紫外線量
    • 12月~1月でも、ピーク月の約5分の1もの紫外線量がある

    紫外線が0になることは、ほぼありません。

    多少の違いはあっても、晴れの日も曇りの日も、暑い日も涼しい日もずっと日焼け止めは必要だとわかります。
    ですから、「塗る日」と「塗らない日」があると、日焼けをしてしまうわけです。

    1-6.乳液やクリーム代わりに、日焼け止めを塗っている

    「日焼け止めを、乳液やクリームの代わりに使う」という使い方をしている人がいます。
    この使い方は肌の乾燥を招き、日焼けの原因になります

    肌が乾燥する理由は2つあります。

    1つは、肌への保湿不足による乾燥です。
    日焼け止めには保湿力はほぼありません。
    いわば、化粧水だけのケアを毎日行っているのと同じで、肌の乾燥を招きます。

    乾燥している肌は、「角質層」の層が乱れてしまい、肌のバリアとしての機能も低下します。
    バリア機能が低下した肌は、外界からの刺激に弱く、紫外線も透過させやすいので、日焼けしやすい肌状態だと言えます。

    2つ目は、紫外線カット成分による乾燥です。

    日焼け止めの紫外線カット成分は主に、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」です。

    紫外線吸収剤は、紫外線を吸収して、熱などに放出することでカットします。
    この「紫外線を吸収する」ときに化学変化を起こすために熱っぽくなり、肌を乾燥させることがあります

    一方、紫外線散乱剤は、粉状の成分が多いことから、その性質上、水分を吸収しやすいために肌を乾燥させることがあります。

    こうした乾燥から、肌は日焼けをしやすい状態になっています。

    日焼け止めの前には”保湿”が必須です

    日焼けしやすい人や乾燥肌や敏感肌の人には、日焼け止めの前に”保湿”のスキンケアを行うことがおすすめ。
    顔の場合はいつものように、化粧水・乳液などでスキンケアを。
    体の場合も、ローションやクリームなどで、保湿をしておきましょう。

    乾燥した肌よりも保湿された肌だと、塗りムラが減ってなじみやすく、より紫外線カット効果がアップします。


    2.「もう焼けない!」日焼け止めを選ぶ5つのポイント

    使い方以外にも、日焼け止め自体の選び方を間違えると、日焼けをしてしまいます。

    また困ったことに、日焼けに似た症状を起こすこともあり、思っているよりも日焼け止め選びは慎重にすることが必要です。

    この章では、焼けないために日焼け止めを選ぶ5つのポイントをご紹介します。
    このポイントを押さえて、日焼け止めを選びましょう。

    2-1. あなたの肌に合う日焼け止めを選ぶこと

    日焼け止めは薬局やスーパーでも手軽に購入できるため、化粧品を選ぶよりも軽くみられがちな商品です。
    でも、日焼け止めも化粧品も同じです。

    肌に合うものを使わないと肌荒れを起こし、日焼けしやすくなります。
    きちんと、使用の前にはアレルギー反応を見るための『パッチテスト』を行い、肌に合っているかどうか事前に確認を行いましょう。

    また、怖いことに、肌に合っていない日焼け止めを使うと、日焼けに似た症状を起こすことがあります。

    • 皮むけ
    • 赤い炎症
    • 熱っぽさ

    などです。

    この時に、肌が敏感なタイプだと、「ああ、日焼け止めが肌に合わなかったんだな」とわかります。
    でも、肌が丈夫なタイプだと、「あれ、日焼けしたのかな」と勘違いをしてしまい、そのままにしてしまうことが。
    このままにしておくと肌が焼けるだけではなく、将来的にシワやシミなど老化や肌トラブルを招きます。

    ですから、これまで一度も肌に合わなかったことがないという方も、ぜひパッチテストは行ってください。

    パッチテストの方法

    1日目

    化粧品を二の腕に塗ります

    日焼け止めを上腕内側にぬります
    入浴後の清潔な肌におぬりください
    腕の内側に指で薄く10円玉大に塗り、自然に乾かします。
    その後は、テスト部位に触れないでください。

    2日目

    さらに24時間後観察し、テスト部位に何の異常もなければ使用OK

    約24時間後、ぬった部位をチェック
    異常がなければ、入浴後、再度、腕の内側にぬります
    時間は必ず守ってください。
    入浴前などに、テスト部位を観察します。(24時間後観察)その後入浴しても構いません。
    テスト中および2回目の観察時において発疹・発赤・かゆみ・水泡等の異常を感じたら、すぐにテストを中止し、洗い流してください。

    (異常があった場合は、皮膚科専門医の診察を受けてください)

    3日目

    さらに24時間後観察し、テスト部位に何の異常もなければOKです
    約24時間後入浴前などにもう一度観察してください。(48時間後観察)

     

    ※注意:生理中のテストは避けましょう
    生理中は肌の変化が大きく、反応の有無の確認が難しいです。
    パッチテストは、生理終了後1週間以上経ってから行ってくださいね。

    2-2.『SPFが商品本体に表記されたもの』を選ぶこと

    紫外線カット力を表す『SPF』は専門の機関にテストを依頼し、規定にのっとって実施されます。
    これにはそれなりの費用が発生しますので、それを惜しむあまり、テストをしていない商品があります。

    それが『商品本体にSPF値が表記されていない商品』です。

    たいていの場合、インターネット広告や説明文にはSPF表記があります。
    それを見て、「このSPFならいいな」と思い商品を買ったら、そのSPFが証明されているものと思いますよね。

    でも、すべてがそうではありません。
    中にはSPFの数値を謳っておきなら、実際にはテストがされておらず、謳われた数値のカット力はないかもしれない商品がまぎれこんでいます

    その見極め方は、「商品本体に表記があるかどうか」です。

    そこまできちんとチェックをして、欲しいSPF値がちゃんとある商品を購入しましょう。

    2-3.「オーガニック」や「自然派」など謳い文句にはこだわらないこと

    最近流行の「オーガニック日焼け止め」。
    中には、オーガニックであるがゆえに、紫外線効果が低いものや酸化の心配がある商品があります

    化粧品における「オーガニック」や「自然派」には定義がなく、日焼け止めの効果をより高める商品もありません。

    ですから、理由のないこだわりは持たずに選びましょう。

    2-3-1.紫外線カット成分が含まれていない場合は、紫外線カット効果がないも同然

    「オーガニック」であることを重視して、紫外線カット成分を使っていない商品があります。
    最近だと、ラズベリーシードオイルが「紫外線カット力がある」として取り上げられたらしく、我々の会社にもよく質問をいただきます。

    結論を言うと、紫外線カット効果はあるのかもしれませんが、それは原液での話です。
    数%しか入っていないであろう日焼け止めに、そこまでの紫外線カット力はないと言えます。

    厚生労働省「化粧品基準」 によると、紫外線カット成分でよく使われるのはこの成分です。

    • 酸化亜鉛
    • 酸化チタン
    • メトキシケイヒ酸オクチル
    • ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸オクチル
    • ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル
    • t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
    • オクチルトリアゾン
    • パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル

    以下の原料以外には、紫外線カット効果はほぼないと思っておきましょう。

    2-3-2.酸化しやすいオイルは、酸化の危険があり

    オリーブオイルやナッツオイル、ツバキオイルなどの植物油脂は、酸化しやすいオイルです。
    紫外線を受けると当然、油は酸化してしまいます

    酸化とは、「変質」と同義で、腐敗とも言えます。

    酸化したオイルを使うことは、肌荒れや炎症など、肌トラブルを引き起こします。
    避けておいたほうが賢明です。

    2-4.ウォータープルーフ機能のある日焼け止めを使うこと

    ウォータープルーフ効果とは、耐水性のことです。
    「汗や水に強い」という意味で、この機能がある日焼け止めは、流れ落ちが少ないため、日焼けしにくくなります。

    いくら日焼け止めを塗っていても、汗や皮脂で簡単に落ちます。
    夏だと、汗を拭く行為だけでも、かなり落ちてしまっているのです。

    我々が行った実験では、真夏の外で紫外線を浴びたとき、約10分で汗がにじんできて、15分~20分で日焼け止めが落ちました。

    「ウォータープルーフ機能あり」と記載のある商品を選びましょう

    2-5.紫外線散乱剤を使用した日焼け止めがおすすめ

    私は、日焼けしやすい人には「紫外線散乱剤」が使われている日焼け止めをお勧めします。
    紫外線散乱剤とは、主に、「酸化チタン」や「酸化亜鉛」です。

    ジェルタイプやミルクタイプの軽い仕上がりの日焼け止めには、主に紫外線吸収剤が使われます。
    一方、紫外線散乱剤は、ファンデーションやBBクリームなどによく使われます。

    紫外線散乱剤は、白浮きするため、日焼け止めとしては嫌われがちです。
    伸びも、あまりよくありません
    でも、白浮きするからこそ、散乱剤が使われた日焼け止めは汗落ちがわかる特長があります。

    落ちたら塗る。
    そうしていれば、ほぼ日焼けはしません。

    最近は化粧品製造の技術力も高まっているので、白浮きもおさえられつつ、塗り広げやすい商品も増えています。

    おすすめはこんな商品です。
    そういった商品をうまく使い、日焼けを防ぎましょう。

    PAは、シワ予防のために使いたい基準になるもの

    SPFともう一つ、紫外線カットの表記があります。
    UV-A波をカットする力を表した、PA値です。

    PA+   → UVA防止効果がある
    PA++  → UVA防止効果がかなりある
    PA+++ → UVA防止効果が非常にある
    PA++++ → UVA防止効果が極めて高い

    PA値がついた日焼け止めは、シワ予防になりますので女性にはおすすめです。


    さいごに

    正しい日焼け止めの選び方と併せて、「焼けない日焼け止めの使い方」のポイントをおさらいしておきましょう。

    • 使用説明に従い、日焼けをしない推奨量を使いましょう
    • 使う日焼け止めの形状に合った塗り方をしましょう
    • 3~4時間おきに塗りなおしましょう
    • シチュエーションに合った日焼け止め効果の商品を使う
    • 1年中、日焼け止めを使いましょう
    • 日焼け止めを塗る前には、しっかりと保湿をしましょう

    理由は1章でご紹介したとおりですね。
    正しく使って、日焼け止めの効果を万全に得ましょう

    そして、紫外線は一年中、365日、あらゆる角度から降り注いできます。
    ですから、塗り直しができない日や、特に外にいる時間が長い日には、日焼け止めと併せて以下の紫外線対策も行っておくと安心です。

    紫外線のダメージを避けるために最も効果的なことは、「紫外線を浴びないこと」です。
    しかし日常生活で私たちが紫外線を100%避けるのは不可能。紫外線防止用化粧品を活用すると同時に、

    • つばの広い帽子をかぶる
    • 日傘をさす
    • 長そでを着る
    • サングラスをかける

    できる限り「紫外線を浴びない」工夫もをしておきましょう。

    引用:日本化粧品連合会「紫外線防止の基本」より抜粋

    日焼け止めで紫外線をしっかりとカットすると物理的に紫外線をカットする、この両方を行い、日焼けを防ぎましょう!

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