「日焼けで皮がむけた時は、どうしたら良い?」
「日焼けで皮がむける原因は?防ぐ方法はある?」とお悩みではありませんか。
こちらの記事では、日焼けで顔や体の皮がむける原因から、対処法まで詳しく解説します。
また、日焼けによる皮むけの予防法も紹介しているので、今後、日焼けによる皮むけに悩まない対策を身につけることもできます。
ぜひ、この記事から日焼けによる皮むけの対処法だけでなく、正しい日焼け対策の知識を身につけ、夏の紫外線にも負けない美しい肌を目指しましょう。
“この記事でわかること”
- 日焼けで日焼けで皮がむける原因
- 日焼けの皮むけの正しい対処法
- 日焼けの皮むけの正しい予防法
1.日焼けで皮がむける原因
日焼けで皮がむけるのは、紫外線の影響でターンオーバーの周期が早くなることが主な原因です。
ターンオーバーとは通常約28日~48日間をかけて、古い表皮細胞が新しい細胞へ生まれ変わるサイクルのことです。
しかし、外的な原因によって表皮が傷つくと、この周期が乱れることがあります。
その原因の1つが紫外線です。
正しく日焼け止め対策を行わず、一度にたくさんの紫外線を浴びてしまうと、皮膚の表皮細胞がダメージを受けます。
すると、紫外線によるダメージを修復するために、ダメージを受けた表皮細胞を表面へ押し出そうという働きが強まり、ターンオーバーの周期が早まります。
これが、日焼けによって皮がむける主な原因です。
一般的に、紫外線を受けた表皮細胞は、約3~7日間ほどで剝がれ落ちるとされています。
2. 日焼けで皮がむける人とむけない人
2.1.2種類の紫外線(UVA,UVB)と日焼けの症状の違い
まず大前提として、日焼けを引き起こす紫外線は、波長の異なる「UVA(紫外線A波)」、「UVA(紫外線B波)」の2種類のタイプがあります。
したがって、同じ日焼けといっても、どちらのタイプの紫外線の影響をより多く受けたのかによって、その症状も異なります。
UVAを多く受けたときに起きる日焼けは、「サンタン」と呼ばれ、いわゆる「肌が黒くなる」タイプの日焼けです。
UVAはUVBに比べて波長が長く、肌の奥深くである真皮にまで到達し、肌の弾力を保つエラスチンやコラーゲンを変性させ、シワやたるみの原因にもなります。
さらに、肌内部に存在するメラノサイトを活性化させ、メラニンの生成を促したり、すでにあるメラニンを酸化させて黒くする作用も及ぼします。
やっかいなことに、波長の長いUVAはガラスを透過するため、室内でも日焼け止めはかかせません。
一方、UVBを多く受けたときに起きる日焼けは、「サンバーン」と呼ばれ、いわゆる「肌が赤くなる」タイプの日焼けで、このUVBによる日焼けが皮むけを引き起こします。
UVBは波長が短く真皮には到達しませんが、表皮細胞内のDNAに到達し、細胞を破壊します。
これが、日焼けによって肌が赤くなり、炎症を起こす原因です。
また、DNAが傷ついたままでは、がん化してしまう恐れがあるため、異物を取り除こうと肌のターンオーバーが促進されることが皮むけの原因なのです。
しかし、UVBの大部分は表皮の基底層にあるメラノサイトで生成されたメラニンによって吸収されます。
そのため、日焼けをして皮むけする人としない人の大きな違いは、皮膚のメラニン色素の量とその生成能力の差から生じるのです。
2.2.日焼けで皮がむける人とむけない人の主な違い
自社調査の結果、60.2%の女性が日焼けで皮むけしたことがあることがわかりました。
一般的に、メラニン色素の量が少ない色白の人は、メラニンの生成能力も低いため、日焼けをするとすぐに赤くなり、皮むけが起こりやすいです。
対して、メラニン色素量が多く、生成能力が高い人は、日焼けをしても赤くなりづらく、皮むけも起こりにくい傾向があります。
ただし、日焼けをしても皮むけや赤くなるといった症状がでないからといって、日焼け後のケアをしなくても良いわけではありません。
紫外線を浴びた時点で肌へのダメージが蓄積されているため、症状がなくとも保湿などのケアが大切になります。
3.【日焼け後】日焼けの皮むけの正しい対処法6選
日焼け後は、なるべく早く日焼けケアを行う必要があります。
日焼けの症状はピークを過ぎてしまうと、せっかくしたケアの効果が得られない可能性があります。
日焼け後のケアは、早ければ早いほど良いですが、遅くとも12時間以内に行うことが大切です。
日焼けで皮がむけた時の正しい対処法は以下の通りです。
“日焼けの皮むけの正しい対処法”
- 皮を無理にはがさない
- 日焼けした箇所をすぐに冷やす
- こまめに水分補給を行う
- しっかりと栄養・睡眠をとる
- 皮むけや炎症がひどい場合は皮膚科を受診する
- 保湿をして潤いを与える
それぞれの対処法を詳しく解説しますので、紫外線を浴びた際には少しでも早く実践しましょう。
3.1.皮を無理にはがさない
まず、日焼けで皮がむけてきた時に、皮を無理にはがすのはよくありません。
皮を無理にはがすと、肌を傷つけたり雑菌が入ったりする恐れがあります。
肌を傷つけ、雑菌が繁殖すると、炎症を悪化させる可能性があるため注意が必要です。
皮むけは見た目が気持ち悪く、ポロポロはがれてくるため気になりますが、自然に剥がれ落ちるのを待ちましょう。
3.2.日焼けした箇所をすぐに冷やす
日焼けで赤くなっている場合は、冷やして炎症を落ち着かせることが大切です。
日焼けは火傷と同じ状態で、熱を持ち炎症が生じています。
そのまま放置していると、水ぶくれになる恐れがありますので、以下の方法で冷やしましょう。
“冷やす方法”
- 保冷剤・氷を入れたビニール袋にタオルを巻いてからあてる
- 氷水で濡らし絞ったタオルをあてる
- 水風呂に浸かる
- タオルを巻いた上からシャワーをあてる
保冷剤や氷などの硬いものやシャワーを直接あてるのは、皮膚への刺激に繋がります。
また、長時間冷やすと凍傷に繋がるリスクもあるため、10分~15分を目安に冷やします。
刺激を与えない方法で早めに熱を冷まし、炎症を鎮静化させましょう。
3.3.こまめに水分補給を行う
日焼け後の皮むけを防ぐためには、体の中から水分が蒸発していくため、内側から水分を補給することも大切です。
肌に水分を与えるというと、化粧品による保湿を考えると思いますが、口から取り込んだ水分は血液を巡り、細胞間液を通じ、最終的に肌のバリア機能を担う角質層の水分として保持されます。
そのため、日焼けで皮がむけ、乾燥している肌には口からの水分補給もとても大切になります。
水分補給時には、水やスポーツドリンクが良いとされています。
利尿作用のあるコーヒー・お茶などカフェインが含まれている飲み物は控えましょう。
また、日焼けによる炎症を促進してしまう可能性があるアルコールの摂取はおすすめできません。
飲酒は控え、こまめな水分補給で潤いを与えましょう。
3.4.しっかりと栄養・睡眠をとる
日焼け後には、抗酸化作用がある食べ物を摂ったり、十分な睡眠で肌の修復を促したりしましょう。
日焼けによる肌トラブル予防に有効とされる栄養素は以下の通りです。
栄養素 | 食材 |
ビタミンC | 赤ピーマン・ブロッコリー・カリフラワー・キウイなど |
ビタミンE | 小麦胚芽・アーモンド・うなぎなど |
ビタミンB2 | レバー・海苔・アーモンドなど |
亜鉛 | 牡蠣・ジャーキー・煮干しなど |
上記の食材を中心にバランスの良い食事と、質の良い十分な睡眠を摂りましょう。
3.5.皮むけや炎症がひどい場合は皮膚科を受診する
日焼けが重症化すると、痛みや水ぶくれが生じたり、発熱やだるさなどの全身症状も引き起こします。
症状が重くなると「日光皮膚炎」という病名もあり、治療が必要な場合があります。
強い痛みや水ぶくれが生じているなど、症状がひどい場合は皮膚科を受診しましょう。
3.6.保湿をして潤いを与える
最後に、日焼けで皮むけした肌は、肌本来のバリア機能が低下しており、非常に乾燥しやすくなっているため、正しく保湿をする必要があります。
正しい保湿とは、肌へ水分と油分を同時に与えることです。
水分、油分を同時に与えることで、日焼けによる皮むけで失われた肌内部の水分を補いつつ、油分で肌の水分を保つことができます。
また、皮がむけると肌は敏感になりがちです。
普段使っているスキンケアでも、刺激や痛みを感じる可能性があります。
特に、化粧水にはアルコールが含まれている場合が多いため、刺激が強く染みる可能性が高いです。
そのため、日焼け後は、アルコール不使用や低刺激なスキンケアを選びましょう。
また、化粧品の成分による刺激以外にも、皮むけで敏感な状態の肌へ化粧水、美容液、乳液、クリームのように、たくさんの化粧品を使用することは、肌への摩擦を増加させてしまいます。
そのため、日焼けで皮むけした肌へは摩擦を最小限に抑えた保湿ケアが適切です。
つまり、日焼けで皮がむけた後の保湿ケアのポイントは次のとおりです。
- 水分・油分を同時に補える
- アルコール不使用かつ低刺激
- 使用する商品数が少なく摩擦が最小限
上記のポイントを全て抑えた、日焼けで皮むけした後の保湿ケアにおすすめなのが、低刺激で高保湿なアクシリオの「アクアテクトゲル」です。
アクアテクトゲルは日焼けで皮むけして、乾燥した肌に水分と油分、そして16種類の保湿成分を同時に与え、肌の潤いを保ちます。
- 化粧水
- 乳液
- クリーム
- 美容液
- ボディークリーム
- パック
- 化粧下地
また、高い保湿効果を追求した結果、上記の7つの化粧品の役割がひとつになり、これ1本で保湿ケアが完結します。
そのため、皮がむけてしまい、肌への摩擦を最小限にしたいときの保湿ケアにも最適です。
加えて、敏感肌の方を対象にヒリつき・かゆみなどの刺激を評価する試験である「スティンギングテスト」の他、「パッチテスト」「アレルギーテスト」済み*の商品であり、アルコールも不使用なので、日焼けによる皮むけで敏感になったお肌の保湿ケアにも安心してお使いいただけます。
今なら、550円のお試しセットから始めていただけるので、日焼けによって皮がむけたけれど、その後、正しい保湿ケアができていないという方は、ぜひ一度お試しください。
*すべての方にアレルギーや皮膚刺激が起こらないというわけではありません
4.【日焼け前】日焼けによる皮むけを防ぐ3つの対策法
ここまで、日焼けで皮がむけてしまった後の対処法についてお話ししてきましたが、ここからは、日焼けによる皮むけ3つの予防法をご紹介します。
“日焼けによる皮むけを防ぐ予防法”
- 日焼け止めの塗布を習慣化する
- 紫外線対策用品を使用する
- 紫外線が強い時間を避ける
それぞれの予防法を詳しく解説しますので、日頃から日焼けによって皮がむけないように心がけましょう。
4.1.日焼け止めの塗布を習慣化する
日焼けによる皮むけを予防するには、室内でも雨の日でも、日焼け止めを常に塗る習慣を身につけておくことが大切です。
日焼け止めの種類の解説でもお話ししましたが、波長の長いUVAはガラスを透過するため、屋外だけではなく、屋内や社内でも日焼け止めを塗る必要があります。
また、日差しが強い春から夏にかけては日焼け止めを塗るけれど、日差しの弱い秋、冬には塗らない人も多いかと思います。
実際、秋冬の紫外線量は減少しますが、紫外線は1年中降り注いでいます。ですので、日焼け止めは1年を通して使用することが望ましいと言えます。
ただし、日焼け止めを塗る習慣をつけても、紫外線カット効果のないものを使用しては意味がありません。
日焼け止めを選ぶ際に最も大切なポイントは、SPFとPA値をチェックすることです。
SPFとは「Sun Protection Factor(サン プロテクション ファクター)」の略で、皮むけの原因ともなるUV-B波を防ぐ効果を表す指標です。
SPF値を見ることで、紫外線の対策を何もしないときに、日焼けで赤くなるまでの時間をどれだけ伸ばせるかがわかります。
数字が高くなるほどUV-B波を防ぐ効果が高く、SPF値は1~50+まであります。
ただし、SPF値が高くなるほど肌への負担が懸念されますので、日常的に使用する日焼け止めのSPF値は25~30ほどで十分です。
また、PAはUV-A派に対する効果で、「+(プラス)」で表記され、「+」~「++++」の4段階で表されます。
PA++でもUV-Aに対する効果は、十分期待できます。
加えて、日焼け止めは汗や涙で流れ落ちてしまう可能性があるため、汗や水に強いウォータープルーフ機能がついたものが良いでしょう。
また、日焼け止めの選び方だけでなく、使い方もとても大切です。
正しい日焼け止めの塗り方のポイントは以下のとおりです。
“日焼け止めの正しい塗り方”
- ムラなく均等に塗る
- 耳や首、デコルテなど塗り忘れに注意する
- こまめに塗り直す(約2時間おき)
日焼け止めの塗り方や選び方をもっと詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてチェックしましょう。
▶日焼け止めを塗っても日焼けする理由。6つの対策とおすすめ商品で焼けない肌へ。
4.2.紫外線対策用品を使用する
紫外線対策で最も効果的なのは、肌へ紫外線を当てないことです。
以下では、そんな、紫外線対策に適したアイテムを紹介しますので、日頃から身に着け、できるだけ肌へ紫外線が当たらないように心がけましょう。
“紫外線対策用品”
- 日傘
- 帽子
- サングラス
- 手袋
- フェイスカバー
- ネックカバー
紫外線対策アイテムは、UVカットの加工やコーティングがされています。
長期間に渡り使用すると、UVカット効果が低下してしまう可能性があります。
例えば日傘や帽子なら2年以上、サングラスなら5年以上使い続けるのは避け、定期的に買い替えましょう。
4.3.紫外線が強い時間を避ける
日焼けを予防するためには、紫外線自体を避けることも大切です。
紫外線がピークを迎えるのは春~夏、そして時間帯だと10時~14時頃です。
紫外線が強い時間帯の外出を控え、朝早くや夕方に外出するようにしましょう。
また、日光が当たる場所を避け、日陰や屋内を通るように意識することも有効です。
5.日焼けの皮むけに関してよくある質問
日焼けの皮剥けに関してよくある質問にお答えます。
5.1.日焼けの皮むけはいつまで?何日で治る?
A.日焼けした後、元の肌に戻るまでの期間は、日焼けの種類によって異なります。
UVAによるサンタンの場合、3日後あたりから肌が黒くなり始め、数週間から数ヶ月で元の肌の色に戻るでしょう。
一方、UVBによるサンバーンの場合、日に当たってから2~3時間で赤みがではじめ、3日後あたりで症状が落ち着き、1~2週間で皮がむけはじめ元の肌へ戻るでしょう。
ただし、水ぶくれを伴うような症状が重い場合は、治るまでに3週間以上かかる場合もあります。症状がひどい場合は、皮膚科を受診してください。
5.2.日焼けの皮をむいてしまったら?
A.皮をむいてしまっても、ほとんどの場合は自然に回復します。
ただし、強い痛みを感じる場合などは、すぐに皮膚科を受診して、医師の診断をあおぎましょう。
5.3.日焼けで皮がむけて白くなるのはなぜ?
A.日焼けで皮がむけた後に白くなるのは、「海水浴白斑」と呼ばれる病気です。
メラニン色素の生成が行われるメラノサイトにダメージを受けることで、メラニンが作られなくなってしまった状態です。
時間が経過すれば症状が軽くなってきますが、なかなか治らない時は皮膚科を受診しましょう。
6.まとめ
日焼けで皮がむけた時は適切な対処を行い、長期的な肌トラブルを回避しましょう。
また、今後、日焼けによる皮むけをくり返さないためにも普段から日焼け止めを塗るなど、正しい予防を実施することも大切です。
ぜひ、この記事を参考にしていただき、正しい日焼け前後のケアを身につけ、紫外線に負けない美肌を目指しましょう。