花粉で肌荒れする原因と対処法|春の敏感肌を守るスキンケア方法

春になると、肌のかゆみ・赤み・乾燥・湿疹に悩まされることはありませんか?

花粉症の症状はそんなにひどくないのに、なぜか春になると肌が荒れる…

毎年この時期はスキンケアが効かない…

 そんなふうに感じている人は、花粉が原因で肌が荒れている可能性があります

実は、花粉が原因で起こる肌荒れは「花粉皮膚炎」とも呼ばれ、春先に急に肌が敏感になったり、赤みが出たりする人が多いのです。

厚生労働省の調査によると、花粉症の有病率は年々増えており、それに伴って、今までは大丈夫だったのに、花粉で肌が荒れるようになった方も多いのではないでしょうか。
参照:(厚生労働省 2024. 「花粉症予防行動に関する普及啓発について」『厚生労働省』

 外に出るだけで肌に花粉が付着し、気づかないうちに肌トラブルを引き起こしているかもしれません。

花粉で肌が荒れるなんて思わなかった!
スキンケアはちゃんとしているのに、どうして肌がこんなに荒れるの?

こうした悩みを抱える人のために、この記事では、

  •  花粉による肌荒れの原因
  • 肌トラブルを防ぐための正しいスキンケア
  •  日常生活でできる花粉肌荒れ対策

を詳しく解説していきます。

また、記事の後半では、花粉の時期にこそおすすめしたいスキンケアアイテムもご紹介します。

今年の春は、花粉に負けずに健やかな肌を守っていきましょう!

目次

1. 花粉で肌荒れする原因とは?

実は、花粉が原因で起こる肌荒れは「花粉皮膚炎」とも呼ばれ、アレルギー反応と物理的刺激が複雑に関係しています

では、なぜ花粉が肌に影響を与えるのか、そのメカニズムを詳しく見ていきましょう。

1-1. 花粉皮膚炎とは?

花粉症

花粉が肌に付着すると、体はそれを「異物」として認識し、免疫反応を起こします。

このとき、体内では「ヒスタミン」などのかゆみを引き起こす物質が放出され、以下のような症状が現れます。

  • かゆみ(無意識に触ってしまい、さらに悪化)
  • 赤みやヒリヒリ感(頬や鼻周り、目の周りに出やすい)
  • 湿疹やブツブツ(触るとザラザラしていることも)
  • 乾燥や肌のゴワつき(バリア機能が低下している証拠)

このような症状は、特に顔・首・手の甲など、花粉が付着しやすい部位に起こりやすいのが特徴です。

また、目の周りの皮膚は薄くデリケートなため、ヒリヒリ感や赤みが出やすくなります。

1-2. 花粉による摩擦ダメージ

体を拭くタオル

花粉が肌に付着するだけでなく、その上から摩擦が加わると炎症が悪化してしまいます

たとえば、以下のような日常の習慣が、無意識のうちに花粉肌荒れを悪化させているかもしれません。

  •  マスクの着脱時の摩擦 → 蒸れと乾燥を繰り返し、バリア機能が低下
  •  衣類や手で顔をこする → 付着した花粉がこすれ、肌に刺激を与える
  •  ゴシゴシ洗顔 → 肌のバリア機能を傷つけ、花粉の影響を受けやすくする

特にマスクは、花粉の侵入を防ぐ一方で、蒸れや摩擦によって肌荒れの原因にもなるため注意が必要です。

1-3. 花粉で肌荒れする人・しない人の違い

ビニール肌に悩む女性

同じ環境にいても、花粉で肌荒れする人としない人がいるのはなぜでしょうか?

その違いは、大きく2つの要因が関係しています。

① アレルギー感受性の違い

  • アトピー性皮膚炎や湿疹が出やすい体質の人は、花粉に対する免疫反応が強く出やすい
  • そのため、花粉が付着すると肌が過剰に反応し、炎症を引き起こしやすい

② バリア機能の違い

  • 普段から肌のバリア機能が低下していると、花粉による刺激を受けやすい
  • 乾燥や摩擦の影響で、角質層が薄くなると、花粉が侵入しやすくなり、炎症やかゆみを引き起こす

特に、冬から春にかけては乾燥が続き、バリア機能が弱まりやすい時期です。

そのため、「今まで花粉で肌荒れしなかったのに、最近肌が敏感になった…」と感じる方は、スキンケアの見直しが必要かもしれません。

1-4. こんな人は要注意!花粉肌荒れリスクが高い人の特徴

  • 毎年、春になると肌荒れしやすい
  • 肌が乾燥しやすく、つっぱる感じがする
  • 肌が乾燥、敏感になっているのにスキンケアアイテムを増やす
  • マスクを長時間つけることが多い
  • 鼻を頻繁にかむ

もし2つ以上当てはまるなら、花粉による肌荒れのリスクが高いかもしれません。

2. 花粉シーズンにやりがちなNGスキンケア

「肌荒れが気になるから、スキンケアを頑張っているのに、なぜか春になると悪化する…」

「しっかり洗顔もしているし、保湿もしているのに、なぜか肌がピリピリする…」

そんな悩みを抱えている方は、無意識のうちに花粉シーズンに逆効果なスキンケアをしている可能性があります

特に花粉が多く飛ぶ時期は、肌が敏感になりやすく、普段は大丈夫なスキンケアでも、肌荒れの原因になってしまうことも。

ここでは、多くの人がやりがちなNGスキンケアを紹介します。

「私、これやってるかも…」
と感じたら、次の章で紹介する正しいスキンケア方法をぜひチェックしてみてください!

NG① 肌が乾燥、敏感になっているのにスキンケアアイテムを増やす

「乾燥しているからから、導入液・化粧水・乳液・美容液・クリームと重ね塗りしてる!」
「肌が敏感になっているから、たくさん塗ればバリア機能が回復すると思っている」

これ、実はNG!

  • スキンケアアイテムを重ねるほど、肌に触れる回数が増え、摩擦ダメージが蓄積
  • 花粉が付着した状態で何度も塗り重ねると、肌に刺激を与え、炎症を悪化させる
  • 使うアイテムが多いほど、肌に合わない成分でトラブルが起きる可能性もある

NG② 花粉を落とそうとゴシゴシ洗顔をする

「外から帰ったらすぐ洗顔!しっかり花粉を落としたいから、ゴシゴシ洗ってる…」
「メイク落としも洗浄力が強いクレンジングでしっかりオフしてる!」

これ、実はNG!

  • 強い摩擦は肌のバリア機能を傷つけ、花粉の影響を受けやすくする
  •  洗浄力の強すぎるクレンジングを使うと、必要な皮脂まで落ちて乾燥が悪化
  •  洗顔後にすぐ肌がつっぱるなら、それはバリア機能が弱っているサイン!

NG③ 花粉症対策のために不織布マスクを長時間つけっぱなし

「花粉を吸い込まないように、朝から晩まで不織布マスクをつけっぱなし!」
「肌が荒れてるけど、マスクを外せないからそのまま…」

 これ、実はNG!

  • マスク内の蒸れで肌の水分が奪われ、バリア機能が低下
  • マスクの摩擦で肌が刺激を受け、赤みやヒリヒリ感が悪化
  • マスクの繊維に付着した花粉が擦れて、さらに肌荒れがひどくなる

NG④ 夏だけUV対策をしている

「まだ春だから、日焼け止めは塗らなくても大丈夫…」
「UV対策って夏だけすればいいと思ってた…」

これ、実はNG!

  •  春の紫外線量は3月から急激に増加し、5月には真夏と同じレベルに!
  •  花粉でダメージを受けた肌は、紫外線の影響を受けやすい
  • 紫外線と花粉のダブルダメージで、赤み・ヒリヒリ感がさらに悪化

3. 花粉による肌荒れを防ぐスキンケア3つのポイント

前のセクションでは、花粉の時期にやりがちなNGスキンケアをご紹介しました。

1つでも当てはまっていたという方は、これからご紹介する3つの正しいスキンケアのステップを実践してみてください。

  ① クレンジング・洗顔
  ② 保湿
  ③ 紫外線対策

では、それぞれのポイントを詳しく解説していきます!

3-1. クレンジング・洗顔

洗顔

NGケア:花粉を落とそうとシゴシ洗顔をする

このNGスキンケアをしてしまっている方は、クレンジングや洗顔の方法を見直すだけで、肌の状態が大きく変わるかもしれません!

肌についた花粉を落としたいからといって、ゴシゴシと洗顔をしてしまうと肌のうるおいに必要な皮脂まで剥がしてしまい、かえってバリア機能を弱め、花粉の影響を受けやすい状態になってしまいます。

クレンジング・洗顔の際は肌への摩擦を最小限に抑えながら、花粉や汚れをやさしくオフすることがポイントです。

肌への負担を最小限に、クレンジング・洗顔を行うのにおすすめなのが
ダブル洗顔不要のアースケアのダブルクレンジングゲル


ダブルクレンジングゲル


アースケアのダブルクレンジングゲルは、クレンジングと洗顔が一度に完了するため、複数のアイテムを使うことによる摩擦を防ぐことが出来ます

さらに、モチモチとしたゲルの構造が手と顔の肌のクッションとして機能し、洗顔時の肌に与える刺激を減らします。

また、以下の化粧品の安全性を評価する4つのテストをクリアしているため、花粉で肌が荒れてしまった、敏感肌の方にも安心してお使いいただけます。

  • 24時間閉塞パッチテスト
  • アレルギーテスト
  • スティンギングテスト
  • ノンコメドジェニックテスト

 ダブルクレンジングゲルの使用方法 

クレンジングは乾いた手と顔で行ってください。

  1. さくらんぼ1つ分のダブルクレンジングゲルを手に取ります
  2. ダブルクレンジングゲルを、メイクが落ちにくい目元、口元からなじませます。次に顔全体全体になじませます。(約20秒~30秒程度)
    このとき、肌が動かない程度のスピードでゆっくりと、優しくなじませていくことがポイントです。
    メイクが落ちにくい方はなじませてから20~30秒ほどおいていただくと落としやすくなります。

  3. ぬるま湯で、メイク汚れをすすぎ落します。

すすぐ時は、顔の上半分10回、下半分10回を目安に流していただくと洗い流しやすいです。

▼こちらの動画でも分かりやすく解説していますので、よろしければご覧ください!

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3-2. 保湿

手のひらで保湿する様子

NGケア:肌が乾燥・敏感になっているのにスキンケアアイテムを増やす

花粉で肌が荒れているときは、いつもよりスキンケアに時間やお金をかけたほうがいい」そう思っていませんか?

しかし、実は複数の化粧品を使ったり、成分重視のケアを行うことは非効率なんです。

なぜなら、化粧品が浸透する範囲の「角質層」は細胞で満たされているため、たくさんのアイテムを使っても全てを角質層まで浸透させることはできません

また、アイテム数が増えるほど肌に触れる回数が増え、刺激になります

さらに、使うアイテムが多いほど肌に合わない成分で肌荒れしてしまうリスクも高まります

肌のうるおいを保ち、バリア機能を高めるために本当に大切なのは、できるだけシンプルなケアで、肌に水分と油分を最適最適バランスで与えること

化粧品を選ぶときは効果があると言われている「成分」に目が行きがちですが、最も大切なのは、うるおいである水分を与え、油分で保つこと。

そんなシンプルでも効果的な保湿ケアにおすすめなのが、アクアテクトゲルです。

アクアテクトゲル

超敏感肌、乾燥肌の社長が2年以上の時間と30回以上試作品を経てたどりついたアクアテクトゲルには、肌のうるおいに必要な水分と油分が最適バランスの8:2で配合されています。

 また、保湿力を追求した結果、多くの方から「保湿はこれ1本で十分!」というお声をいただき、化粧水、乳液、美容液いらず、洗顔後1ステップでお手入れが完了します。

また、以下の化粧品の安全性を評価する4つのテストをクリアしているため、花粉で肌が荒れてしまった、敏感肌の方にも安心してお使いいただけます。

  • 24時間閉塞パッチテスト
  • アレルギーテスト
  • スティンギングテスト
  • ノンコメドジェニックテスト

アクアテクトゲルの顔のスキンケア方法

  1. アクアテクトゲルを手にさくらんぼ1つ半~2つ分程度手に取ります
  2. 指の腹にアクアテクトゲルを広げます
  3. 指の腹で顔の内側から外側に優しくなでるように塗布していきます
    このときに、肌が動かない程度の優しい力で塗布することがポイントです。

  4. 手のひらで顔全体を覆って肌になじませます

力を入れず、優しく手を当てるだけで大丈夫です。

▼こちらの動画でも分かりやすく解説しております!

アクアテクトゲル日中メイクの上からも保湿していただけます

そのため、外出先ではティッシュにアクアテクトゲルを付けてやさしく花粉を拭き取っていただくと、花粉対策と保湿を同時に行うことが出来ます。

「花粉の時期、どんな化粧品を試しても肌の調子が悪い」という方には、
ぜひ、シンプルでも効果的な保湿ケアをお試しください。

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鼻のかみすぎによる肌荒れ対策にも!

「鼻をかみすぎて、肌がガサガサに…」

そんなときは、ティッシュで鼻をかむ前に、アクアテクトゲルを少し塗るのがおすすめ

摩擦を軽減し、肌の乾燥を防ぎ、 ティッシュの繊維による刺激を和らげることができます。

すでに肌荒れ・炎症が起きている場合は…

「かゆみや赤みがひどくて、普通の保湿では追いつかない…」


そんなときは、抗炎症成分配合のスキンケアが役立ちます。


薬用メディフェクトゲル」なら、炎症を抑えながらしっかり保湿できます!

価格はアクアテクトゲルよりも少し高いですが、アクアテクトゲルの成分に抗炎症成分と保湿成分が配合されているため、花粉症の時期や、特に乾燥が気になる場所にお使いいただければと思います。


花粉シーズンの肌のゆらぎ対策としてもおすすめです!

▼薬用メディフェクトゲルについてもっと知りたい方はこちらの動画をご覧ください!

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3-3. 紫外線対策

紫外線を浴びる様子

NGケア:夏だけUV対策をしている

まだ日差しが強くない春は紫外線対策をしてないという方も多いのではないでしょうか?


しかし、UV対策も一年中行う必要があります

特に、紫外線量は3月から急激に増加するため注意

紫外線によるダメージの蓄積は肌のバリア機能を低下させ、花粉による肌荒れにも繋がってしまいます

そのため日焼け止めは一年を通して塗り続け、習慣化しましょう。

日焼け止め選びのポイントとして、花粉による肌荒れなどが起きやすい、敏感肌の方は、低刺激でウォータープルーフ機能の付いた日焼け止めがおすすめです。

アースケアの 「やさしいUVカットミルク」は、低刺激とウォータープルーフが両立されており、汗や皮脂でも落ちにくく、花粉で肌荒れしている方でも1年間を通して使いやすい日焼け止めとなっています
UVカットミルク

また、日焼け止め特有のベタつきが少なく、肌なじみがいいのもポイントです。

やさしいUVカットミルクの使用方法

  1. アクアテクトゲルでしっかり保湿をしたのち、やさしいUVカットミルクを1~2センチ、指に取ります。

  2. 額、ほほ、鼻、あごなど、数点におきます。指の腹でトントンと、やさしくたたきこみ、顔になじませます。その後、そのままお化粧をして終了です。

やさしいUVカットミルクはベージュ色をしているため肌なじみがよいです。

また、ファンデーションを吸着する効果もあるため、化粧下地としてもお使いいただけますよ

▼こちらの動画でやさしいUVカットミルクの使い方を詳しく解説しています!

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ただし、日焼け止めはウォータープルーフ機能が付いていても、汗や皮脂、摩擦で簡単に落ちてしまうため、2~3時間ごとの塗り直しが必要です。

かといって、日焼け止めの塗り直しの手間や、服やカバンに塗り直しした日焼け止めがついてしまうという問題があるため、塗り直しは簡単なことではないですよね。

塗り直しに最適な日焼け止めとしてオススメしたいのが、アースケアのオールシーズンUVスティックです。

オールシーズンUVスティック

おすすめポイント

  1. スティックタイプなので手を汚さず簡単に塗り直しできる
  2. 塗った部分が白浮きしない
  3. ウォータープルーフ機能がある
  4. 服やカバンに白くつかない
  5. 肌にやさしい

全身に使えるため、顔などの塗り直しや、手の甲などの露出した部分に使っていただくことがおすすめです!
メイクの上からでもご使用いただけますよ。

オールシーズンUVスティックの使用方法

  1. スティックを容器から5mmほど繰り出してください。

  2. 塗りたい部分の肌に直接フィットさせ、塗りムラのないように塗布してください。

このとき、やさしく撫でるように、2往復以上は塗布してください。

▼こちらの動画でオールシーズンUVスティックの使い方を分かりやすく解説しています!

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4. 日常生活でできる花粉肌荒れ対策

ここでは、毎日の生活でできる花粉肌荒れ対策を紹介します!


「私、これやってなかったかも…」と思うものがあれば、ぜひ今日から取り入れてみてください。

4-1. 花粉を家の中に持ち込まない工夫をする

「帰宅後、すぐに肌がかゆくなる…」
「室内でも肌荒れがひどくなる気がする…」

そんな場合は、家の中に花粉を持ち込んでしまっている可能性があります。
特に、服や髪の毛についた花粉が室内に舞い、知らないうちに肌に付着してしまうことも。

①玄関で花粉を落とす
・家に入る前に、服についた花粉を払う
・コートやジャケットは、玄関で脱いでから部屋に入る

② 室内干しを徹底する
・外干しした洗濯物に付着した花粉が、肌荒れの原因に!
・花粉シーズンは部屋干し or 乾燥機を使うのが◎

③ 空気清浄機を活用する
・HEPAフィルター付きの空気清浄機を玄関や寝室に設置
・室内の花粉を減らし、肌への刺激を最小限に

家の中の花粉を減らすだけでも、肌荒れの改善につながるかもしれません!

4-2. 衣類の素材や選び方を工夫する

洋服

実は、服の素材によって、花粉の付着量が変わることをご存知ですか?

① 花粉がつきにくい服を選ぶ
・ウールやフリースは、花粉が付着しやすいのでNG
・ポリエステルやナイロン素材のツルツルした生地の服を選ぶと、花粉が落ちやすい

② 静電気対策をする
・花粉は静電気によって衣類に付着しやすくなる
・柔軟剤や静電気防止スプレーを使って、花粉がつくのを防ぐ

服の選び方やケアを少し変えるだけでも、花粉の影響を減らせるかもしれません!

4-3. 肌荒れしにくいマスクの使い方を意識する

花粉対策にはマスクが必須ですが、不織布マスクは蒸れや摩擦で肌荒れの原因になることも。

対策1:インナーマスクをつける

不織布マスクの硬い生地は、肌との摩擦を起こしやすく、頬や鼻の赤み・かゆみの原因に。
そこで、マスクの下に肌当たりの良いインナーマスクをつけることで、摩擦を軽減できます。

 おすすめのインナーマスク素材

  •  ポリエステルやポリウレタン → 柔らかくフィットしやすい
  •  シルクやコットン → 吸湿性があり、肌にやさしい

また、耳にかけるタイプのインナーマスクなら、マスクのズレを防ぎながら肌を保護できます。

対策2:摩擦を起こさないマスクの着脱

マスクのつけ外し時に肌をこすってしまうと、摩擦による刺激で肌荒れが悪化してしまいます。

 マスクをつけるときのポイント

  • ワイヤー部分を真ん中で折り、鼻に当てたらやさしく押さえながら耳にかける
  • その後、ジャバラ部分をゆっくり広げて、肌の上で位置を調整しない

 マスクを外すときのポイント

  • 下にずらさず、紐を耳から外して、まっすぐ顔から離す
  • 摩擦を防ぐため、外した後はすぐに保湿するのがおすすめ

詳しいマスクのつけ方・外し方については、こちらの動画をご覧ください!

対策3:マスク内の蒸れを防ぐ

マスクの内側が蒸れると、肌がふやけてバリア機能が低下し、雑菌が繁殖しやすい状態になります。
肌荒れを防ぐために、マスクの中をできるだけ清潔に保つことが大切です。

 マスクの取り換えをこまめに行う

  • 午前と午後で新しいマスクに交換するのが理想
  • 汚れたままのマスクを長時間つけると、雑菌が繁殖しやすくなる

 蒸れをやさしく拭き取って保湿する

  • ティッシュやハンカチでやさしく押さえて汗をオフ(こすらない!)
  • その後、アクアテクトゲルで保湿すると、乾燥&蒸れによる刺激を防げる

「マスクをしていると、なんとなく肌がベタつくけど、実は乾燥していた…」
そんな方は、こまめな保湿で肌を守りましょう!

4-4. 食生活で肌のバリア機能を高める

栄養を表現するための野菜の画像

「スキンケアを頑張っているのに、すぐに肌が荒れてしまう…」
「最近、食事が偏っている気がする…」

肌のバリア機能を高めるためには、体の内側からのケアも大切!

① 肌のバリア機能を高める栄養素
・ビタミンA(レチノール):皮膚や粘膜を健康に保つ(卵・うなぎ・人参)
・ビタミンC:抗酸化作用で肌の炎症を防ぐ(柑橘類・キウイ・パプリカ)
・オメガ3脂肪酸:炎症を抑える働き(青魚・くるみ・亜麻仁油)

② 水分補給も忘れずに!
・体が乾燥すると、肌も乾燥しやすくなる
・こまめに水を飲み、肌のうるおいをキープ

食事を少し意識するだけでも、肌の調子が変わるかもしれません!

4-5. 良質な睡眠で肌の修復をサポート

実は、睡眠中に肌の修復が行われるため、睡眠不足は肌荒れの大敵!

 寝る前のNG習慣

  • スマホやPCのブルーライト → 睡眠ホルモンが減少し、眠りが浅くなる
  • カフェイン・アルコールの摂取 → 睡眠の質が低下

 良質な睡眠をとるための工夫

  • 寝る1時間前からスマホ・PCをオフにする
  • アロマやリラックス音楽で副交感神経を優位にする

「確かに、夜更かしした翌日は肌がゴワつく…」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しっかり眠ることで、肌が元気を取り戻しやすくなります!

5. まとめ

ここまで、花粉による肌荒れを予防・対処するスキンケアや日常の工夫を紹介しました。

しかし、花粉による肌荒れはアレルギー反応の一種であり、スキンケアや日常の工夫だけでは根本的な解決が難しいのが正直なところです。

そのため、医療機関でのアレルギー治療を行うことが大前提となります。

とはいえ、アレルギー治療を受けていても、バリア機能が低下していると花粉による肌荒れが起こる可能性が高いため、スキンケアや生活習慣の見直しも欠かせません。

花粉シーズンは肌にとって厳しい環境ですが、アレルギー治療+正しいスキンケア+花粉に触れない工夫を組み合わせることで、肌荒れを予防しやすくなります。

最後に、この記事で紹介した花粉による肌荒れを防ぐスキンケアのポイントをまとめましたので、ぜひご覧ください。

「今年こそ、花粉の時期でも快適な肌をキープしたい!」

そんな方は、今日からできる対策を取り入れてみてくださいね!

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この記事を書いた人

大阪の化粧品会社、株式会社アースケアに勤務。
日々、お客様の肌相談や健康肌づくりのためのスキンケアに関する情報発信を行っています。

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