日焼けした肌は、軽いやけど状態。
そのため、ヒリヒリと痛みを感じたり、ひどい日焼けになると水疱ができることがあります。
調査の結果、65.7%の方が日焼け後に肌トラブルが起きたことがあるとわかりました。
これだけでもツラい思いをするのですが、日焼けケアを間違うと、さらに悲惨なことに。
日焼けから回復した後に、シミやシワなどが大量発生することも。
そこで、この記事では私の経験上、一番効果のあった日焼け後の対策をご紹介します。
私は、生まれつき色白で、長年、日焼けに苦しんできました。
同じ日焼けをしていても、周りの人はちょっと赤くなるだけ。
私だけ炎症を起こして水疱ができたり、熱が出て、皮膚が突っ張って3日間寝たきりになったり。
過去には、日焼けケアを失敗したおかげで、肩はシミだらけです。
でも、これから紹介する日焼けケアを実践した結果、水疱ができることも、寝たきりになることもなくなりました。
もしあなたが日焼けしたなら、日焼け後のケアをぜひお試しください。そして、少しでも早く、シミやシワのない元のキレイな肌を取り戻してください。
1.日焼けとは?症状と原因
日焼けは、太陽光線に含まれる紫外線(UV)によって皮膚がダメージを受ける現象です。日焼けには大きく分けて、以下の2種類があります。
- サンバーン(Sunburn)
- サンタン(Suntan)
ここではこの2つの日焼けの症状と原因についてお話します。
1-1. 肌が赤くなる日焼け(サンバーン)
サンバーンはUVB(中波紫外線)による症状であって、日焼けした時に肌が赤くなる原因です。
症状としては皮膚の赤み、痛み、腫れ、時には水疱ができることもあります。
サンバーンは急性の日焼けで、短時間の強い紫外線曝露によって引き起こされた後、2〜3日経つと赤みが消えることが特徴です。
肌が炎症を起こしている状態で、皮膚が本来もつバリア機能が低下しているため、雑菌やホコリなどちょっとした刺激でもかゆみを感じてしまうこともあります。
1-2. 肌が黒くなる日焼け(サンタン)
サンタンはUVA(長波紫外線)による症状です。
赤くなる日焼けが消えた数日後に、肌が黒くなる日焼けをサンタンと言います。
皮膚の防御反応によってメラニン色素が増加し、皮膚が黒くなるのが主な症状です。この症状はサンバーンとは違い、時間をかけて徐々に現れます。
サンタンによって肌が黒くなると、消えるまでは数週間〜数ヶ月かかることが多いです。
2.日焼けのケアが必要な理由
2-1. 皮膚の修復を促進するため
日焼け後の皮膚は、紫外線によってダメージを受け、炎症を引き起こしています。
この炎症を早期に抑えるためには、冷却と保湿が重要です。冷やすことで炎症を抑え、保湿することで乾燥を防ぎ、皮膚の修復を助けます。ただし、痛みや水ぶくれなど、症状がひどい場合には、すぐに皮膚科に行くことを推奨します。
2-2. 水分補給が必要だから
日焼けをすると、肌はダメージを受けた肌をできるだけ早く排出しようとします。すると、肌の生まれ変わりであるターンオーバーの周期が短くなり、皮むけが起こります。
日焼けによって、皮がむけている状態では肌本来のバリア機能が損なわれ、水分が失われやすくなります。これを防ぐために、保湿剤を使用して皮膚の水分を保持し、内部からも水分補給を行うことが重要です。
2-3. 感染症を防ぐため
ダメージを受けた皮膚は、バリア機能が低下しているため、細菌やウイルスに対する防御力が弱くなっています。適切なケアを行うことで、感染症のリスクを低減し、健康な皮膚の維持が可能になります。
2-4. 長期的な肌トラブルを防ぐため
紫外線を浴びると、肌表皮の基底層にあるメラノサイト(メラニン形成細胞)で黒色メラニンが生成されます。この黒色メラニンを含む表皮細胞によってバリア機能を形成し、紫外線による肌へのダメージを未然に防ぎます。
本来、メラニンは紫外線による肌へのダメージを防ぐために必要な色素なのです。
しかし、肌のバリア機能が低下しターンオーバーが乱れていると、生成された黒色メラニンがターンオーバーによって排出されず、シミの原因となります。
また、紫外線を浴びた時点で肌はダメージを受け、乾燥などを感じやすい状態となるため、この状態を放置しておくとシワなどの長期的な肌トラブルの原因となります。
そのため、日焼け後の早期ケア、とくに保湿は、これらのトラブルを防ぎ、美しい肌を保つために重要です。
3.日焼けした肌にダメージを残さない日焼けケア3つのポイント
日焼けした時の対策を成功させるには、3つのポイントがあります。
3つのポイントを守って日焼けケアを行えば、肌へのダメージを軽減して、シミやシワなどのリスクを減らせます。
シミやシワを作らない日焼けした時の対策3つのポイント
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この3つのポイントを正しい順番で行いましょう。
詳しくご説明します。
3-1.ポイント①:日焼けケアは、1~12時間が勝負
日焼け後12時間以内に、日焼けケアを行いましょう。
日焼けが起きると、皮膚は赤くなって痛みます。
重度の日焼けでは、皮膚が腫れて水疱ができることもあります。
症状は紫外線を浴びて1時間という短時間で現れ始め、典型的には3日以内にピークに達します(通常は12~24時間後)。
引用:MSDマニュアル「日焼け」より
そのため、紫外線を浴びてから1~12時間以内に行う日焼けケアによって、その後の肌が決まります。
日焼け症状のピークを過ぎてしまうと、いくら日焼けケアをやっても効果は限定的に。
最悪でも、日焼け症状のピークを迎える12時間以内に、日焼けケアを行いましょう。
日焼けケアは、スピードが命です。
日焼け症状とは、以下の2つです。
- 肌の赤み
- ヒリヒリとした痛み
日焼けしたばかりの肌の赤みは自分では気づきにくいので、周りの人に確認するか、定期的に鏡でチェックしましょう。
痛みを感じる前に、日焼け症状に気づくことで日焼けケアの効果がアップします。
3-2.ポイント②:製品の特長や製品テストをチェック
日焼け後の肌は保湿してから、冷やすことが私はとても効果的だったので、この方法をおすすめします。そして、日焼けした肌に行う保湿は、スピードが大切ですので、保湿力が高く、1本で完結する保湿クリームを使うと手軽です。日焼けケアの基本は、最初に肌を冷やすことです。
日焼けは軽いやけどなので、冷やすことは効果的です。
そこに、「保湿すること」を加えると、さらに日焼けケアの効果はアップします。そのため、日焼けケアの順番は以下の通りです。
- まずは炎症を抑えるため日焼けした肌を冷やす
- 日焼けした肌を保湿する
日焼けした肌は、かなり乾燥しています。
紫外線のダメージによって、肌のバリア機能は低下しており、肌の水分は少なく、どんどん水分が蒸発しています。
肌の水分がなくなると、肌は敏感状態になり、少しの刺激が肌にダメージを与えます。
そのため、保湿で日焼けした肌に水分を与える必要があります。
ポイントは、乾燥を感じる前に保湿力の高い保湿クリームをたっぷり塗ってパックするようにして使うことです。
以下では、日焼け後に適した保湿商品の選び方について紹介していきます。
3-2-1.肌への摩擦が最小限か?
日焼けした肌を保湿することは、やけど状態を軽減する効果があります。
日焼けケアを成功させるためには、日焼けした肌を冷やすだけでなく、保湿することが必須です。
ただ、保湿する際に、ひとつ注意点があります。
通常、保湿というと、化粧水・乳液・クリーム・美容液などのいくつかの化粧品を使います。
これらの化粧品を使う際、いくつもの化粧品を塗り重ねるため肌に摩擦が起きることがあります。
健康な状態の肌なら、それほど気になりませんが、日焼け後の肌には要注意。
化粧品を塗る際に起きる少しの刺激が、日焼け後の肌には大きなダメージに。
したがって、摩擦を最小限にするのなら、保湿力が高く、1本で完結する保湿クリームが適切です。です。
保湿がひとつで済むので、肌への摩擦が減って、日焼け後の肌に無用に刺激を与えることがありません。
3-2-2.「スティンギングテスト済み」か?
日焼け後の肌は、とても敏感になっています。
そこで、敏感肌へのやさしさの参考になるのが「スティンギングテスト」です。
耳慣れない名前かもしれませんが、かなりの敏感肌の人に対して肌への影響を判定するテストです。
※すべての方にアレルギー・皮膚刺激が起こらないということではありません。
そのため敏感肌に適した化粧品を選ぶ有効な指標になります。
スティンギングテストとは
敏感肌の中でも特に刺激を感じやすい、選りすぐりの”超敏感肌”被験者の頬に化粧品を塗布して、感覚刺激(スティンギング)を評価する試験が、「スティンギングテスト」です。
低濃度の乳酸やメチルパラベンに対して感覚刺激を感じたり、濃度の違いを利き分ける事ができることを、何度かのテストを経て確認された人が被験者となります。
テストに参加させる事を躊躇するような敏感肌で行うので、結果がシビアで化粧品を良く見せようとするには不向きなテストです。
そのため主に、開発の指標として活用されます。
化粧品メーカーにとっては厳しい結果が出やすいために、製品でスティンギングテストを行うことは少ないです。
スティンギングテストの判定は皮膚科専門医が行います。
上記の理由から、日焼けで敏感な状態になっている肌に使う化粧品選びの参考になります。
3-2-3.保湿力が高いか?
日焼け後の肌は、かなり乾燥しています。
また、摩擦を最小限にするという観点からも、
保湿効果が高く、1本で完結するものが良いでしょう。
保湿力が高いのかを見分ける一つの手段として、「抗シワ評価試験(効能評価試験)」を参考にしましょう。
抗シワ評価試験とは、乾燥による小じわが目立たなくなる効果を評価する試験です。
つまり、一定以上の保湿効果があるといえます。
高保湿にこだわるのなら、抗シワ評価試験済みのものを選びましょう。
抗シワテストとは
「効能評価試験」とも言います。
日本香粧品学会の「新規効能取得のための抗シワ製品評価ガイドライン」に基いた試験で「有効性がある」と評価された化粧品は、「乾燥小じわを目立たなくする効果がある」と表示できるテストのことです。
参考:「日本香粧品学会の化粧品機能評価法ガイドライン策定の経緯」
3-3.ポイント③:保冷パックで日焼けした部位を冷やす日焼けケア
日焼け部位を保湿した後は、すぐに冷やしましょう。日焼けした部位を冷やすには、保冷パックが最適です。
保冷材は、常温に比べてかなり冷たいため、水と比べても冷却効果に優れています。
水と違い冷却時間が長いため睡眠時も冷やすことができます。
また、保湿した上から、冷やすことができるので、日焼けケアで必須の保湿と冷却を同時に行うことができます。
3-3-1.日焼けケアにおすすめ保冷パック
日焼けケアには、保湿もできて長時間すぐれた冷却効果を発揮する以下の保冷パックがおすすめです。
背中やお腹、太ももなど、日焼け部位が平面で広い日焼け部位を冷やすには、こういった大きな保冷パックが使いやすいです。
白元アース「アイスノンソフト」
冷却時間8~10時間です。
肩や首など、日焼け部位がデコボコした日焼け部位を冷やすには、やわらかく小さめが使いやすいです。
白元アース「アイスノン やわらかフィット」
冷却時間3~6時間です。
3-3-2.日焼けケアに保冷パックを使う際の注意点
日焼けした部位は、軽いやけど状態で非常に敏感になっています。
保冷パックの表面は、硬いビニールですので、柔らかいタオルで保冷パックをくるんでから、日焼けした部位にやさしくあてましょう。
日焼けによって敏感な肌に、保冷パックを直接あてると、その硬さが刺激になる可能性があります。
タオルをまいておくと、日焼け後の肌への刺激が軽減されます。
4.日焼けの続く期間はどれくらい?時期別の治し方について
日焼けは通常、軽度から中程度のものであれば数日から一週間程度で回復します。
日焼け直後の対処法としては、皮膚の温度を下げ、炎症を抑えるために日焼けした部分を冷やすことが重要です。
また、保湿クリームを使用した、保湿も重要です。
日焼けをしてから数日経過すると、皮膚の赤みや痛みが和らぎます。
この時期には、引き続き保湿を続け、日焼けした部分を刺激しないように注意します。
さらに、飲み物やビタミンなどのミネラルを多く摂取し、体内の水分を保持することも大切です。
一週間程度が経過すると、皮膚の表面が剥がれ落ち、新しい皮膚が現れます。
この段階でも保湿を怠らず、新しい皮膚を保護するために日焼け止めを使用することが大事です。
完全に治るまでには、個人差はありますが、約2週間程度が一般的です。
5.冷やす時間はどれくらい?おすすめのケアアイテムも紹介
日焼け後に肌を冷やす時間は「10分~15分」程度がおすすめと言われています。
冷やし続けると凍傷になる恐れもありますので、タオルなどで患部を覆いながら、保冷剤やアイスノンなどで冷却しましょう。
5-1. 日焼けケアにおすすめの保冷パック
日焼け後のケアに「冷却」は必須。
保湿もできて長時間すぐれた冷却効果を発揮する以下の保冷パックがおすすめです。
5-1-1.白元アース「アイスノンソフト」
画像引用:白元アース公式サイト
背中やお腹、太ももなど、日焼け部位が平面で広い日焼け部位を冷やすには、こういった大きな保冷パックが使いやすいです。
「冷気を下に逃がしにくい」断熱シートによる快適3層構造。ソフトな感触を保ちながら、長時間冷たさが続きます。
持続時間は12〜14時間です。
5-1-2.白元アース「アイスノン やわらかフィット」
画像引用:白元アース公式サイト
肩や首など、日焼け部位がデコボコした日焼け部位を冷やすには、やわらかく小さめが使いやすいです。
持続時間は3~6時間程度です。
5-2. 日焼け後はとにかく保湿|おすすめアイテム3選
先ほど述べた「日焼け後の保湿ケアのポイント」は以下の3つでした。
- 摩擦を最小限にできているか?
- 肌への刺激は少ないか?(低刺激な「スティンギングテスト済み」)
- 保湿力は高いか?(高保湿の「抗シワテスト済み」)
以上の条件を満たした、日焼けした肌をやさしく保湿するおすすめの保湿ケア商品は、以下の3つです。
また、化粧品が肌に合うかどうかを試すために、お試しセットが利用可能だと安心です。
アクシリオ「アクアテクトゲル」
アクアテクトゲルは水分と油分が8:2の黄金バランスで配合されており、肌に水分を与えながら同時に蒸発も抑えて、肌内部の水分を維持します。
写真のように、みずみずしいテクスチャです。
さらにアボカド油やオリーブ油などの16種類の保湿成分を配合。
保湿に必要のない香料や着色料、アルコールの成分は徹底カットしています。
無香料なので、小さなお子さんにも使いやすいです。
第一三共ヘルスケア「ミノン アミノモイスト ぷるぷるリペアジェルパック」
べたつかない、なめらかな質感のジェル美容液です。
寝る前の塗るマスクですが、朝でも使えます。
KOSE「プティメール アクアシーリング ジェル」
べたつきの少ないジェルで、使用後もサラサラとしています。
「フレッシュマリンフローラル」という香りが強めなので、顔に使うのに抵抗がありましたが、体には抵抗なく使えました。
6.日焼けダメージを感じたら、とにかく紫外線を避ける
日焼け症状が現れたら、まず紫外線を避けましょう。日陰や室内など、紫外線の当たらない場所に移動しましょう。
屋外は季節・天気を問わず、一年中紫外線が降り注いでいます。
出典:気象庁「日最大UVインデックス(解析値)の年間推移グラフ」より
そのため、日焼けの原因である紫外線から肌を守ることが大切です。
カーテンがすべて閉まっている屋内が、おすすめです。
7.保冷パックがない場合は、「水」で冷やす日焼けケア
保冷パックがない場合、日焼けした肌を冷やすことを優先しましょう。
水で冷やすと、同時に保湿できないので、日焼けケアの効果は落ちます。
でも、何もしないよりはマシです。
7-1.水道水やシャワーで冷やす日焼けケア
日焼けした部位を冷やすには、保冷パックが一番です。
でも、保冷パックがない場合は、水道水やシャワーで冷やしましょう。
水道水は常温なので、保冷パックほど冷却効果は期待できませんが、夏場であっても体温よりは低い水温です。
そのため、何もしないよりは、マシです。
ただし、日焼けした部位に直接シャワーをかけるのは止めましょう。
日焼けした部位は、非常に敏感になっており、肌にシャワーがあたることが刺激になります。
だから、日焼けした部位に、タオルやハンカチなどをあてて、その上からシャワーをかけましょう。
7-2.水風呂で冷やす日焼けケア
日焼けした部位が広範囲、もしくは、複数ある場合は、水風呂で全体的に冷やすのが効果的です。
例えば、肩、背中、太もも、ふくらはぎなど、複数の広範囲に日焼け症状が出た場合。
あまりに広範囲の日焼けだと保冷パックやシャワーでは、間に合いません。そのため、水風呂で全体を一気に冷やすといいでしょう。
バスタブにいつもより多めの水を入れて、肩までつかりましょう。
8.水で冷やす日焼けケア2つの注意点
シャワーや水風呂で日焼けケアをする際に、2つの注意点があります。
- 日焼けした肌に直接シャワーで水をかけない
- 冷却後すぐに、日焼けした肌に残る水分をふき取る
8-1.水を日焼け部位に直接あてることは避けましょう
日焼けした肌には、水が当たることが刺激になります。
そのため、日焼けした肌にシャワーなどで直接水をかけてはいけません。
日焼けしていない部位にかけるか、ハンカチやタオルを巻いて、その上から水をかけましょう。
8-2.水で濡らした肌は、できるだけ早く肌表面の水分をふき取りましょう
水での冷却が終わった後は、すぐに肌に残った水分をふき取りましょう。
肌に水分が残っていると気温と体温によって蒸発します。
このときに、肌内部の水分も一緒に蒸発して、さらに肌が乾燥します。
そのため、水で肌を冷やした後はすぐにふき取りましょう。
ふき取る際は、こすらず、肌にやさしく押し当てるようにして拭き取るのがポイント。
タオルでこすると炎症がひどくなったり、水疱の原因になってしまうことも。
ひどい場合は、跡が残りますので、気を付けましょう。
9.日焼け後の美白ケア2選
9-1.角質をケアする「ピーリング」
ピーリングとは、肌表面にある古い角質を柔らかくし、取り除く美容法です。
角栓除去はもちろん、ニキビ跡やシミ、色素沈着などさまざまな肌トラブルへのスペシャルケアとして用いられています。
▼ピーリング時の注意点
日焼け直後は使用せず、日焼けが落ち着いてから2週間後あたりを開始の目安にしましょう。また、ピーリングを頻繁に行うと肌に負担がかかるため、週に1~2回程度にしておきましょう。
ピーリング後は肌が敏感な状態になるため、いつもより入念に保湿ケアや紫外線対策をするように心がけましょう。
BCLクレンジングリサーチ ジェルピーリングb
BCLのクレンジングリサーチは、エステしたてのようなくすみのない新鮮肌を目指すスキンケアシリーズです。
AHA配合で不要な角質を取り除き、ツルツルの肌が期待できます。
無着色・アルコールフリーです。
ただし、香料が入っているので、匂いが苦手な方にはおすすめしません。
公式サイトより:BCL公式サイト
アースケア アクシリオ ピーリングゲル
アースケアのアクリシオは、低刺激な成分を厳選して作られた、保湿に特化したスキンケアシリーズです。
ピーリングゲルは、たっぷりの水分で古い角質をふやかし、肌に負担をかけずに取り除くためのアイテム。
フルーツ酸やスクラブなどは肌に刺激を与えるため、配合していません。
たっぷりの水分を含んだゲルが、古い角質をふやかしてすっきり取り除いてくれます。
余分な角質が取れた肌は水分の浸透力がアップするため、メイクのりのアップも期待できます。
使い方としては、まず適量(さくらんぼ2~3つ分)を顔に広げ、水っぽくなるまで1~5分程度待ちます。
その後、ポロポロと汚れが取れてくるまで大きな円を描くようにマッサージをしましょう。
マッサージが終わったら、さっぱりしたい方は水はぬるま湯で洗い流し、しっとりしたい方はティッシュなどで優しく拭き取ってください。
アクシリオ ピーリングゲルは、スティンギングテスト済みなので低刺激です。
無香料なので、匂いが苦手な人も安心。
肌に負担をかけずにピーリングをしたい方、しっかり保湿しながらケアしたい方に特におすすめです。
公式サイトより:アースケア公式サイト
9-2.肌の美白ケアを助ける食事
日焼けしてしまった肌を改善するためには、スキンケアはもちろん、お肌の内部から美白ケアをすることも大切です。
肌の新陳代謝を促して、メラニンの排出をサポートしてくれるポテンシャルがある食べ物は以下です。
おすすめの栄養素 |
多く含む食べ物 |
ビタミンA |
レバー |
ビタミンC |
アセロラ |
ビタミンE |
アーモンド |
亜鉛 |
牡蛎 |
10.日焼けケアについてよくある質問
日焼けした肌に起こりがちな症状など、日焼けケアに関するよくある質問にお答えします。
日焼けを残さないための参考にしてください。
Q1.日焼けすると、毛穴が赤くなったり、白いブツブツができます。どうすれば治りますか?
A.この記事で紹介した日焼けケアを行ってください。
毛穴が赤くなったり、白いブツブツができるのは、日焼けによる炎症が原因だと考えられます。
そのため、この記事で紹介した日焼けケアを行いましょう。
炎症がひどい場合は、日焼け以外の肌荒れを引き起こしている可能性があるので、医師に相談してください。
Q2.私は男性なのですが、女性と同じ日焼けケアでいいんでしょうか?もしくは、メンズコスメでアフターケアしたほうがいいですか?
A.男性でも女性と同じ日焼けケアでOKです。
男性と女性の肌は、水分や皮脂の量が違いますが、皮膚の構造は同じです。
そのため、男性が日焼けした場合でも、女性と同じ日焼けケアでOKです。
もし、メンズコスメを使う場合は、配合成分に注意してください。
男性は、スキンケアの経験が浅いために、肌がベトベトするのを嫌う傾向があり、そのため、メンズコスメには、メントールやアルコールによって清涼感を出すタイプがあります。
敏感な肌には、メントールやアルコールが配合されたメンズコスメを使うと肌の刺激になることがあります。
普通の肌状態なら、それほど問題ありませんが日焼け後の肌は敏感ですから、避けるほうが賢明です。
肌やさしいメンズコスメをお探しなら、「メンズスキンケアで、清潔感がある「好感」の持たれる肌に育てる方法」を参考にしてください。
Q3.日焼けケアに美白化粧品を使ってもいいでしょうか?
A.日焼けケアに美白化粧品をお使いすることはすすめられません。
日焼けして肌が黒くなると、早く肌の色を戻そうと、美白化粧品を使う人がいます。
でも、日焼けで黒くなった肌を美白化粧品で戻すことはできません。
美白効果の多くは、肌の色が黒くなる原因であるメラニンの発生を抑制するものです。
あくまで、これから発生するであろうメラニンを抑制する効果です。
だから、これから肌の色が黒くなることを抑える可能性はあります。
今あるメラニンを消す効果ではありません。
つまり、肌の色が黒くなったあとに、美白化粧品を使っても、美白効果はありません。
このように美白効果は、日焼けケアに役立たないので、おすすめしません。
Q4.日焼けケアにパックは効果ありますか?
A.パックにもいろいろなタイプのものがありますが、保湿効果の高いシートパックなら一定の効果はあるのではないでしょうか。
水分がたっぷり含まれたシートパックなら、保湿効果があるため、日焼けケアに使用しても問題ありません。
ただ、シートパックが乾くまで使用するのは止めましょう。
というのも、シートパックは乾燥すると肌にくっつくことがあります。
もし、寝てしまって、シートパックが肌にくっつくと剥がすのが大変です。
私も過去に一度やってしまった経験があり、シャワーで濡らしながら少しずつ剥がしました。
おかげで、肌はヒリヒリして、日焼けを完全するまで余計な時間がかかることに。
もし、パックするなら、保湿ジェルですることをおすすめします。
いつもより厚めに保湿ジェルを日焼けした部位に塗るだけで、パック効果を得られます。
これなら肌にくっつくこともありません。
日焼け後の肌には、保湿ジェルパックがおすすめです。
まとめ
日焼けケアのポイントは3つです。
シミやシワを作らない日焼けした時の対策3つのポイント
|
日焼けケアは、時間との戦いなので、『保湿』と『冷却』を同時に行うことがポイントです。
日焼け後の保湿には次の3つのポイントを満たす保湿商品がおすすめでした。
- 摩擦が最小限か
- 刺激が少ないか
- 保湿力が高いか
冷却には、保冷パックがおすすめです。
日焼けしたら、すぐに日焼けケアを行って、紫外線によるダメージを最小限に抑えましょう。
そうすることで、日焼け後の長期的な肌トラブルを防ぎます。日焼けした際には、ぜひこの記事を参考にし、肌を守ってください。