
最近は、男性でもスキンケアを行い、キレイな肌を手に入れることが一般的になってきました。
カネボウの調査によると、ビジネスシーンでは、男性の約60%が「清潔感がある」を重視しています。
女性から見た好ましい印象をもつ男性の要素は「清潔感がある」が80%を超えており、男性よりも肌の美しさを重視する傾向にあります。
女性の社会進出が目覚ましい昨今、男性以上に女性に好印象を与えるのは必須です。
逆に、肌に清潔感がないと判断されると多くの女性に不快感を与えることになります。
女性が男性に清潔感のない印象を受ける要素には、「肌」にかかわる要素が3割を超えています。
男性に対して「清潔感がない」と感じるとき
- 肌がベタついている・・・36.5%
- 肌がテカテカしている・・・33.9%
引用:株式会社カネボウ2018年4月「清潔感はビジネスマンの美徳」
個人的には、「清潔感」は、服装や靴など身の回りで判断されていると思っていたので、この結果は意外に思いました。
女性は、思っていた以上に、男性の「肌」を見ているんですね。
このように、男女ともに「清潔感」を肌で判断する割合が多いことで、メンズスキンケアの重要性が増しています。
そこで、本記事では、私が20年以上実践している「肌に清潔感をもたらすメンズスキンケア」を分かりやすく解説します。
実は、私は20代のころ、肌荒れに悩んでいました。
生まれつき肌が敏感で、幼いころから少しの刺激で赤くなったり、かゆみが生じていました。
思春期が終わったころから、顔の乾燥がひどくなり、粉が吹いて、皮膚が剥がれてポロポロと。
社会人になった頃には、症状がひどくなり、皮膚がフケのようにスーツに付いてしまい、非常に不潔な印象を与えていました。
営業職だったので、初対面で合う人が多く、非常に苦痛を感じていました。
「20代で、こんなに肌がボロボロだったら、これから年を取っていったらどんなに汚くなるのだろう」と絶望していました。
現在、 40代後半。
普通なら20代のころより肌が汚くなって当たり前です。
でも、20代の頃と比べると、今の方がずいぶんキレイな肌です。
きっかけは、24歳の化粧品製造会社への転職です。
化粧品製造会社に入社してから、スキンケアの知識、化粧品の製造開発を行った経験を活かして、20年以上メンズスキンケアを行ってきました。
その結果、20代のころより格段にキレイな肌を手に入れることに成功しました。
ぜひ、本記事を参考にして、あなたも清潔感のあるキレイな肌を手に入れてください。
特に、4章の具体的なメンズスキンケアは、私と同じように脂性肌・乾燥肌・敏感肌・ニキビなど、肌荒れに悩む男性におすすめです。
時間がない人は、4章だけでも参考にしてください。
目次
1.メンズスキンケアの基本は、「洗顔」と「保湿 」
スキンケアとひとくちにいっても、多種多様なやり方があります。
使用する化粧品も、「化粧水」・「ローション」・「乳液」・「保湿クリーム」・「美容液」と、あげればきりがありません。
「どうやってメンズスキンケアを行うのか?」
「どの化粧品が必要なのか?」
女性であっても迷うのに、ただでさえスキンケアや化粧品の知識が少ない男性は混乱しますよね。
何を隠そう、私も最初は大混乱しました。
でも、安心してください。
メンズスキンケアといっても、何も特別なことをする必要はありません。
大切なポイントは、たった2つです。
メンズスキンケア2つのポイント
- 「皮脂」や「汚れ」を落として、肌を清潔に保つ洗顔
- 「水分」と「油分」を補給して、肌のうるおいを持続する保湿
上記の「洗顔」と「保湿」を、できるだけ肌に刺激を与えずに行うことが大切です。
私はこの2つのポイントを守って20年間ケアを続けてきたおかげで、アラフィフの今の方がきれいな肌です。
ぜひ、あなたもこれから紹介するメンズスキンケアを実践してください。
2.メンズスキンケア「洗顔」の正しいやり方と注意点
メンズスキンケア、1つ目のポイントは「洗顔」です。
洗顔の目的は、肌を清潔に保つことです。
洗顔によって肌の余分な皮脂や汚れを落とすだけでなく、洗顔後、肌にうるおいを与える保湿を効果的に行うことができます。
そのためには、正しい洗顔のやり方と洗顔を行う適切な頻度。
そして、男性ならではの注意点を守る必要があります。
2-1.洗顔のやり方
肌には、皮脂や角質、空気中の汚れなどが溜まります。
洗顔が不十分だと、肌に残った皮脂や汚れがもとで炎症が起やすい肌状態になります。
炎症が起きると、ニキビや毛穴の黒ずみが増える原因に。
見た目もベタベタ・テカテカ肌になります。
特に、皮脂は肌荒れだけでなく、女性が不快感を感じる大きな原因になります。
改めて、女性が男性に清潔感のない印象を受ける要素をみると、、、
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どちらも皮脂が原因です。
そのため、不要な皮脂はできるだけキレイに落としたいものです。
また、洗顔が不十分だと、洗顔後に行う保湿効果を阻害します。
そのため、洗顔によってしっかりと汚れを落とす必要があります。
メンズスキンケアの洗顔法
- 洗顔料を手に取り、できるだけ肌をこすらず、指の腹で顔全体に塗り広げてください。
※乾燥や皮脂が少ない場合は、洗顔料を使う必要がありません。
その場合は、36度程度のぬるま湯で顔を洗ってください。 - すすぎは、36度程度のぬるま湯で肌をこすらずに洗い流しましょう。
髪の毛の生え際やヒゲについて洗顔料をしっかり落としましょう。 - 洗顔後は、タオルでしっかりと水分を拭き取りましょう。
※水分をふき取るときもタオルでこすってはいけません。タオルを押し当てるように水気を取りましょう。
2-2.洗顔の頻度
皮脂が多い場合は、洗顔料を頻繁に行う人がいます。
でも、メンズスキンケアの洗顔は、基本的に起床後・入浴中の1日2回でOKです。
皮脂がたくさん分泌されると、ベタベタとして気持ちが悪いので、洗顔したくなる気持ちは分かります。
ただ肌状態によっては、1日に何度も洗顔すると肌の刺激になります。
肌に刺激を与えることで、皮脂の分泌が増えると、ニキビや毛穴の開き、肌荒れなどを引き起こす可能性が高まります。
だから、やたらと洗顔することは控えましょう。
ただし、日焼け止めを使った際は、帰宅後、すぐに洗顔してください。
日焼け止めは、肌にとって異物なので肌への刺激になる可能性があります。
もし、どうしても洗顔したいなら、「ぬるま湯」で洗いましょう。
男性の肌は、メイクをしているわけではないので、ぬるま湯でもある程度の汚れは落ちます。
通常、肌に痛みを感じた場合、洗顔料を使わずにぬるま湯で洗顔します。
でも、痛みの原因によっては、ぬるま湯洗顔の方が肌に刺激を与える場合があります。
ぬるま湯洗顔の刺激に気づかずに、ニキビなど肌荒れになる場合があるのです。
以前、私は帯状疱疹になったことがあり、その際、顔に指を触れるだけで痛みを感じていました。
ぬるま湯洗顔をすると顔に激痛が走ります。
具体的には、指が顔に触れる行為そのものが痛いのです。
そんなときは、洗顔料を使うと、ヌルヌルのおかげでほとんど痛みを感じませんでした。
洗顔料のヌルヌルしたテクスチャーが指が肌に当たる刺激を軽減してくれたのです。
つまり、洗顔時の痛みには、
- 洗顔料の洗浄力による刺激
- 物理的な刺激
の2つがあります。
洗顔料が原因のときは、ぬるま湯洗顔。
物理的な刺激が原因の時は、洗顔料を使って洗顔がベストです。
もし、顔に刺激を感じてぬるま湯洗顔をした際に刺激を感じたら洗顔料を使いましょう。
3.メンズスキンケア「保湿」の正しいやり方と注意点
メンズスキンケア、2つ目のポイントは「保湿」です。
保湿の目的は、肌に水分と油分を補給して、うるおいのある肌状態を保つことです。
そうすることで、バリア機能がはたらき、ニキビ、毛穴の目立ち・黒ずみなど、肌荒れを防げます。
そのためには、「正しい保湿方法」と「保湿を行う最適なタイミング」が大切。
詳しく見ていきましょう。
3-1.保湿の方法とタイミング
メンズスキンケアの「保湿」の方法は、肌に適量の水分と油分、保湿成分を補給。
そして、その状態を維持することです。
水分と油分、保湿成分の3つをバランスよく補給することがポイントです。
3つをバランスよく補給できる高保湿の化粧品を使用しましょう。
保湿するタイミングは、2つあります。
- 洗顔後、入浴後
- 肌の乾燥
詳しく見ていきましょう。
3-1-1.洗顔後・入浴後は、できるだけすぐに保湿しましょう
洗顔後や入浴後の肌は、皮脂や常在菌が減っており、バリア機能が低下します。
バリア機能が低下すると、肌は無防備になり乾燥状態に。
特に入浴後は、高い体温や気温によって、さらに乾燥しやすい肌状態になります。
このような状態は、非常に肌に刺激を与えやすく、肌荒れの原因にもなります。
だから、洗顔後や入浴後は、できるだけ早く保湿しましょう。
洗顔や入浴のすぐ後は、タオルで水分をふき取ってもすぐに乾燥を感じることはありません。
個人差があるのですが、大体3~10程度で肌に突っ張りを感じます。
ちなみに、私は3分以内に突っ張りを感じます。
突っ張りを感じるということは、肌が乾燥しているので保湿するタイミングとしては手遅れです。
できるなら、突っ張りを感じる前に保湿してください。
3-1-2.乾燥を感じたらすぐに保湿しましょう
肌質や環境によって、肌の乾燥するタイミングは人によってさまざまです。
敏感肌や乾燥肌は、すぐに肌内の水分が無くなり、乾燥状態になります。
また、冷暖房の直風を受けたり、湿度の低い環境も肌の乾燥を促します。
外出時に紫外線を浴びることも乾燥肌の原因に。
そのため、肌に突っ張りやゴワゴワを感じたら、すぐに保湿しましょう。
男性の場合は、メイクをしていないため、塗りなおしも容易なので、保湿化粧品の重ね塗りがおすすめです。
持ち運びが容易で、簡単に塗れる保湿化粧品がおすすめです。
3-2.メンズスキンケアに使う保湿化粧品の注意点
洗顔と違い保湿する方法は、男女ともに同じです。
そのため、特に注意することはありません。
むしろ、「男性と女性の保湿法が違う」という誤解に注意する必要があります。
そのために不用意にメンズコスメを使うと、肌荒れの原因やデメリットが増える場合があります。
①「皮脂分泌が多い男性肌用」に作られたメンズコスメに注意
皮脂の分泌量を理由に作られたメンズコスメは、「油分が少ない傾向」にあります。
「男性は油分が多いから、保湿化粧品の油分も少なくていい」という考え方です。
確かに、男性の肌は女性と比べると、皮脂の分泌が多い傾向があります。
女性は年齢と共に減りますが、男性はずっと分泌され続けます。
でも、保湿するときは、洗顔した後なので、肌の油分が少なくなっています。
にもかかわらず、油分の少ないメンズコスメを使って保湿すると油分不足になります。
肌が油分不足になると、バリア機能が衰えて、肌内の水分が蒸発。
特に男性の肌は、水分蒸散量が多いので、肌は乾燥状態になります。
肌が乾燥状態になると、外界の刺激に弱くなるために、肌を守ろうとして皮脂が過剰に分泌されます。
油分の少ないメンズコスメを使うことで、さらに皮脂が過剰分泌される悪循環に陥ります。
だから、油分の少ないメンズコスメではなく、油分もしっかり配合された保湿化粧品を使いましょう。
②使い終わりがサッパリするメンズコスメに注意
男性の多くは、子供のころからスキンケアを行っていません。
そのため、スキンケアをし始めたころは、肌の上に化粧品がのっている状態を気持ち悪く感じます。
そこに、男性肌の特徴である皮脂がまざって、さらに不快感を感じます。
そのため、少しでも男性の感じる不快感を取り払うために、メンズコスメには「メントール」や「アルコール」を配合しているメンズコスメがあります。
メントールやエタノールは、揮発性の高さから、化粧品の使用後にスッーっとして爽快感を感じます。
これらの成分は、健康肌なら問題ありませんが、敏感肌や乾燥肌に使用すると刺激になって肌荒れの原因になる場合があるので注意が必要です。
③アイテム数の多い保湿化粧品に注意
保湿を目的とした基礎化粧品は、大量にあります。
- 化粧水
- ローション
- 乳液
- 保湿クリーム
- 栄養クリーム
- 美容液
- アイクリーム
など。
ポーラ文化研究所発表の「スキンケア化粧品の所有・使用状況と スキンケア化粧品の所有・使用状況と1週間のスキンケア状況」によると、女性が使う化粧品の平均使用個数は6.3個です。
メンズスキンケアは、女性と同じでいいといいましたが、正直、こんなにたくさんの化粧品を使うのは苦痛ではないでしょうか?
私は苦痛です。
面倒なことは大嫌いです。
女性は、スキンケアそのものを楽しむ人も多く、たくさん使うことで満足度が高まる傾向にあります。
一方、男性は、たくさんの化粧品を使うことに苦痛を感じる傾向にあります。
苦痛を感じるとメンズスキンケアが続かなくなります。
メンズスキンケアを止めると、美容効果がなくなり、今まで費やしてきた時間やお金が無駄になります。
また、たくさんの化粧品を使ったからといって、保湿効果が高いわけではありません。
たったひとつだけでも高保湿の化粧品はあります。
そのため、保湿ができる必要最低限のアイテムでスキンケアを行ったほうが賢明です。
すくないアイテム数でスキンケアが完了するメンズコスメを選びましょう。
個人的には、私も使用しているオールインワン化粧品がおすすめです。
ひとつで保湿ができるので楽チンです。
メンズコスメ選びに迷われる場合は、「メンズコスメの失敗しない選び方|脂性肌・乾燥肌・ニキビにおすすめ」を参考になさってください。
4.20代のころよりアラフィフの方がキレイな肌になるメンズスキンケア
ここからは、具体的に私が20年以上続けているメンズスキンケアについて、ご紹介します。
参考までに、20代のころの私の肌荒れは、
- 極度の乾燥肌による粉吹き、皮膚剥がれ
- 敏感肌のため、少しの刺激で赤み、かゆみ、にきびを発症
- おでこ、頬は、皮脂でベトベト、テカテカ
でした。
もし、あなたも同じ肌荒れに悩んでいるなら、これからご紹介するメンズスキンケアがお役に立つかもしれません。
4-1.当たり前すぎて気づかない!メンズスキンケアで一番大切なこと
メンズスキンケアに大切なことは3つです。
- 洗顔
- 保湿
- 低刺激
これらは、キレイな肌を手に入れるために欠かせない要素です。
でも、実は、これ以上に大切なことがあります。
それは、メンズスキンケアを継続することです。
メンズスキンケアは、止めると同時に美容効果が無くなってしまいます。
それまでの努力、時間、お金が無駄になります。
そのため、キレイな肌を手に入れるには、メンズスキンケアを続ける必要があります。
つまり、メンズスキンケアで一番大切なことは、「続けられるメンズスキンケア」を行うことです。
当たり前のことで拍子抜けするかもしれませんが、実は、この継続が一番難しいのです。
あなたにも身に覚えがありませんか?
私にはたっぷりあります。
続けたほうがが良いことは分かっているけど、いつの間にか止めたこと。
明日からやろうを繰り返して、いまだに出来ていないこと。
三日坊主で終わった経験。
どんなに素晴らしいメンズスキンケアでも三日坊主になっては、何の美容効果もありません。
そうならないために、続けられるメンズスキンケアを行いましょう。
4-2.続けられるメンズスキンケアは環境作りがポイント
メンズスキンケアだけではなく、すべてのことに言えるのですが、継続するのに必要なのは、努力や意志の強さではありません。
若かりし頃は、継続は、努力や意志の強さが必要だと思っていました。
そのため、努力が嫌いで意志の弱い自分は、何も続かないと自己否定の日々を送っていました。
でも、継続に努力や意志の強さなんて、あまりいらないんですよね。
もちろん、あるに越したことはないですが。
継続するために必要なのは、『継続する環境』です。
特に、できるだけ楽して続けたい私のような人間には必須です。
継続する環境を整えることで、、、
継続できる環境をつくる
↓
継続できる確率があがる
↓
成果の出る確率も上がる
↓
成果によるメリットを味わえる
↓
さらなる成果を求めて継続できる
逆に、継続できる環境がないと、
継続できない
↓
自己嫌悪・自己否定
↓
継続しない理由を無理やり作る
↓
時間とお金の無駄
↓
新しいことに挑戦しない
そのため、メンズスキンケアも『続ける環境作り』が大切です。
4-3.メンズスキンケアを続ける環境づくりのポイント
メンズスキンケアの続ける環境作りには、2つのコツがあります。
メンズスキンケアを続ける2つのコツ
- 日常の習慣の中にメンズスキンケアを組み込む
- 無駄のない順番で時間と手間をかけない
男性の多くは、メンズスキンケアの経験がそれほど多くありません。
そのため、メンズスキンケアそのものが面倒で、基本的にやりたくないのではありませんか。
だから、メンズスキンケアを日常の生活習慣に組み込みます。
すでに習慣化されている行動と組み合わせることで、継続率が飛躍的にアップします。
次に、メンズスキンケアを無駄のない順番で順番で行います。
たとえば、男性特有の行動であるヒゲ剃り。
ヒゲ剃りのタイミングを間違うと、メンズスキンケアをやり直す必要が出てきます。
そうなると、時間がかかり、同じことを繰り返す羽目に。
これもメンズスキンケアを止める理由になります。
そのため、無駄のない最短でメンズスキンケアを行う必要があります。
これからご紹介するメンズスキンケアは、起床後と入浴中の1日2回だけでOKです。
起床後は、30秒。
入浴後は、60秒で完了します。
1日当たりメンズスキンケアにかかる時間は1分半です。
さらに、起床後の歯磨き・洗顔、入浴と連動しているために、習慣化が容易です。
これなら続けられると思いませんか?
努力が嫌いで意志の弱い私でもできたので、きっとあなたなら大丈夫でしょう。
私は、20年以上、このメンズスキンケアのやり方を続けています。
というより、このメンズスキンケアだから、続けることができています。
おかげで、敏感肌&乾燥肌、粉吹き、皮膚剥がれ、ニキビ、ベトベト・テカテカ肌に悩んでいましたが、今では、すいぶんキレイな肌になりました。
ベトベト・テカテカだった肌もスッキリ。
ニキビも年に1~3個できる程度に。
毛穴の目立ちも黒ずみもありません。
20代の肌よりもアラフィフの今の方がプルプルしています。
これから、私が毎日実践しているメンズスキンケアの詳しいやり方をご紹介しますので、ぜひ、参考にしてください。
4-4.起床後のメンズスキンケア
“起床後のメンズスキンケアを行う順番”
- 起床後、一番最初に歯を磨く
- 洗顔をする
- ヒゲを剃る
- 保湿をする
起床後はスキンケアだけでなく、歯を磨いたり、ヒゲを剃ったりします。
それぞれをうまく組み合わせることで、メンズスキンケアを無駄なく効率よく行えます。
①起床後、一番最初に歯を磨く
朝起きて、一番に歯を磨きます。
これは、歯を磨くと口の周りに歯磨き粉がつきます。
もし、洗顔や保湿の後に歯磨きをすると、再度、口の周りを洗って保湿する必要があります。
そのような行為は面倒だし、無駄に洗顔や保湿することで肌への刺激にもなります。
一番最初に歯を磨いて、その後、洗顔をして、口の周りの歯磨き粉を一緒に落とします。
メンズスキンケアの一番最初に歯を磨くことで、わざわざ歯磨き粉を洗い流したり、保湿をしなおす手間も肌への刺激も減らせます。
歯は、朝一に磨きましょう。
②洗顔をする
洗浄力がマイルドな洗顔料で顔を洗いましょう。
起床後の肌には、肌に皮脂しかついていません。
外出をしていないので、花粉や空気中のゴミがないために、比較的、皮脂が落としやすい肌環境になっています。
乾燥した肌や皮脂の少ない肌に、強い洗浄力は必要ありません。
口の周りについた歯磨き粉と一緒に、皮脂もきれいに落としましょう。
乾燥した肌や皮脂が少ない肌は、ぬるま湯でもOKです。
③ヒゲを剃る
ヒゲを剃るなら、洗顔後がおすすめです。
私は、敏感肌なので、すぐにカミソリ負けしてしまいます。
散髪屋でヒゲを剃ってもらうと、100%出血します。
私のように肌が弱くなくても、ヒゲを剃る行為は肌にとって強い刺激に。
ヒゲを剃ると同時に角質を削り取ることになりますからね。
できるだけカミソリやシェーバーを肌にあてる機会や時間を減らしたものです。
ヒゲを剃るタイミングは洗顔後がベスト。
洗顔後にヒゲを剃ることで、ヒゲについた皮脂を落とせます。
睡眠中に分泌された皮脂は、ヒゲにもつきます。
ヒゲに皮脂がつくと、かみそりや電気シェーバーの刃にも皮脂がついて切れ味が落ちます。
切れ味が落ちるとヒゲが剃りにくくなって、カミソリや電気シェーバーを顔に当てる機会と時間が増加。
その分、肌の刺激になります。
だから、洗顔でヒゲの皮脂を落とした後に、ヒゲ剃りするのがおすすめなのです。
ちなみに、私は今までいろんな髭剃りを試してきました。
5枚刃のT字やブラウンやフィリップの電気シェーバーを試した結果、現在は、「パナソニックのラムダッシュ」に落ち着いています。
今までのヒゲ剃りの中では、一番、ヒゲ剃り後のヒリヒリが少なく、しっかりと剃れました。
私のようにヒゲ剃り後にヒリヒリする人には、おすすめです。
④保湿をする
洗顔後や髭剃り後の肌は非常に無防備な状態です。
そのため、できるだけ早く保湿しましょう。
洗顔後、皮脂が少ないために、肌の水分が蒸発しやすい状態です。
ポーラの調査「ポーラ化成が男性の肌を徹底調査」によると、女性と比べて男性は水分の蒸散量は2.5倍以上。
そのため、女性の肌より早く水分がなくなり、肌が乾燥してしまいます。
実は、女性の肌より男性の方が保湿が必要なのです。
肌の水分が蒸発して肌が乾燥状態になると、肌のバリア機能が弱まり、外界からの刺激に弱くなります。
刺激に弱い敏感肌は、シワ・シミ・ニキビなど肌荒れの原因になります。
そのため、洗顔後orヒゲ剃り後の保湿はすぐに行いましょう。
男性の保湿は、肌からどんどん水分が蒸発するために、スピードが命です。
4-5.入浴中のメンズスキンケア
“入浴中のメンズスキンケアを行う順番”
- 頭(髪の毛)を洗う
- 洗顔をする/体を洗う
- 湯船に浸かる
- 入浴後、保湿をする
私は、入浴時にスキンケアを行います。
その理由は、顔の周りが水で濡れても問題ないですし、塗りもれや洗い残しも防げるからです。
①頭(髪の毛)を洗う
基本的に、体は上から順番に洗います。
その方が洗い残しが防げるからです。
そのため、まず、最初に頭を洗います。
②洗顔をする/体を洗う
頭を洗った後は、ぬるま湯(36~37度程度の湯温)で顔を濡らします。
頭を洗った際に、塗れていれば、そのままでもOKです。
その後、洗顔料をとって、濡れた顔に塗り広げて洗います。
この際、洗顔料を髪の生え際までしっかり洗顔料で洗います。
髪の生え際は、意外と洗いにくい場所で、皮脂や汚れが溜まりがちです。
皮脂や汚れをそのままにしておくと、炎症やブツブツの原因になるので、しっかり塗り広げましょう。
顔全体に洗顔料を塗り広げたら、しっかり洗い流します。
洗い残しは、肌の刺激になるので注意が必要です。
③湯船に浸かる
洗顔後の肌は、皮脂が少ないために無防備で水分が蒸発しやすいですが、お風呂の中は湿度が高いので問題ありません。
湯船にゆっくり浸かって、1日の疲れを癒してください。
ただ、敏感肌の人は、お風呂に長く浸かり過ぎるのは肌に良くないので10分程度を目安にしましょう。
それ以上だと、肌がふやけてバリア機能が低下して、肌の乾燥や肌荒れの原因に。
④入浴後、保湿をする
お風呂の中は、湿度が高いので、洗顔後でも保湿しなくても問題ありません。
でも、お風呂がから出ると、肌の状況は一変します。
入浴後は、体温が上がっているために、ただでさえ水分の蒸散量が多い男性の肌が、さらに乾燥しやすい肌状態に。
そのため、すばやく体を拭いて、光のスピードで保湿してください。
ここでもスピードが重要な要素になります。
そのため、保湿化粧品は、手早く保湿できるオールインワン化粧品がおすすめです。
化粧水・ローション・乳液・保湿クリーム・美容液など、本来、複数の化粧品が必要な保湿効果をひとつで得ることができます。
ひとつしか使用しないので、時間もかからないので簡単です。
私も20年以上、ずっとオールインワン化粧品でケアしています。
私は、肌荒れに悩んでいたころ、本記事でご紹介したメンズスキンケアに最適な化粧品を探していました。
でも、当時はインターネットもそれほど普及しておらず、見つけることができませんでした。
そこで、自分の肌を使って研究・開発を重ねて、理想とする化粧品を作りました。
気が付けば、その化粧品を使い続けて20年以上経ちました。
おかげで、肌荒れはゼロになり、年齢の割には「キレイな肌だね」とほめてもらえます。
久しぶりに会った友人には、「いつまでも若々しいね」と言われます。
私が肌荒れから抜け出した経験を、「化粧品開発者が24年悩んでわかった「敏感肌が使える化粧品の選び方」」にまとめました。ご興味があれば、ぜひご覧ください。
まとめ
メンズスキンケアの基本は、「洗顔」と「保湿」です。
肌に刺激を与えずに、続けられるのがポイント。
メンズスキンケアのタイミングは、起床後と入浴中の1日2回でOK!
所要時間は1日で、たったの1分半。
起床後のメンズスキンケアは、
- 歯を磨く
- 洗顔する
- ヒゲを剃る
- 保湿
※乾燥肌や皮脂の少ない肌は、ぬるま湯で洗顔してもOKです。
入浴中のメンズスキンケアは、
- 頭(髪の毛)を洗う
- 洗顔する/体を洗う
- 湯船に浸かる
- 入浴後、保湿する
私は、これを20年間続けて、20代のころよりキレイな肌になりました。
おかげで、化粧品メーカーという職種で、女性ばかりの職場ですが、「社長、汚いな…」と思われていないはずです。
たぶん。
思われていても、ちょっとだけだと思います。
もし、20代のころのままなら、確実に目も合わせてもらえなかったと思います。
ぜひ、あなたも20年後も変わらず好感の持たれる清潔感あるキレイな肌を手に入れてください。
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