男性の敏感肌の原因や正しいスキンケア方法について徹底解説

敏感肌の男性用スキンケア方法

「乾燥して肌がピリピリする」
「髭剃りの後によく肌が赤くなったり、かぶれる」
そんな敏感な肌の悩みを抱える男性も多いのではないでしょうか。

「元々の肌質だから仕方がない」と諦めている人もいるかもしれませんが、敏感肌は日々のスキンケアを見直したり、生活習慣を整えたりすることで改善できることがあります

とくに男性は、スキンケアについて話す機会も少なければ、テレビCMや雑誌で見たイメージでケアをしてしまい、間違ったケアが定着してしまうことがよくあります。

そこでこの記事では、男性の敏感肌の原因や敏感肌をケアする上で注意すべきポイントなどを解説します。
また、敏感肌の男性におすすめのスキンケア商品も紹介するので、日頃どんなアイテムを使って肌ケアをしたら良いのか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。


1.男性の敏感肌とは?

ちょっとした刺激にも反応してしまい、頻繁に肌トラブルを繰り返す敏感肌。
敏感肌とは、下記のような症状が見られる肌状態のことを指します。

  • 紫外線で赤くなる
  • 髭剃りの後にかぶれる
  • 乾燥しやすい
  • ニキビ・吹き出物が出やすい
  • 季節の変わり目の肌変化が大きい
  • 化粧品を変えると肌が荒れる

これまで自身が敏感肌だと自覚していなかった人も、上記のうちいずれかが当てはまる場合は敏感肌である可能性が高いです。

「昔は肌が丈夫だった」という人でも、肌のコンディションは加齢や生活習慣などにより年々変化していくもの。
上記の項目に該当する箇所があった人は、日頃のスキンケアを見直して、敏感肌を悪化させないよう気をつけましょう

1-1.敏感肌の原因

男性が敏感肌になってしまう大きな原因のひとつに、「肌のバリア機能の低下」が挙げられます。

肌の表面には、角質層と呼ばれる薄い層があります。
角質層は肌を外部の刺激から守る役割があるほか、肌の水分量を一定に保つ「バリア機能」が備わっています。

正常な肌と、乾燥してバリア機能が弱った肌の違い
しかし、このバリア機能が何らかの理由で低下すると、肌が乾燥し外部からの刺激に敏感に反応してしまいます。

その結果、さまざまな肌トラブルを招いてしまうのです。

肌のバリア機能が低下してしまうのには、下記のようなことが原因として考えられます

1-1-1.髭剃り

カミソリや電気シェーバーを使った髭剃りは、男性の肌を傷める大きな要因です。
髭剃りによって気づかないうちに肌の角質まで剥いでしまうと、角質層が薄くなり肌のバリア機能が低下します。

毎日のように髭剃りを行っていると、肌は慢性的な乾燥状態になりやすく、男性の敏感肌を招いてしまうのです。

1-1-2.スキンケア不足

スキンケア不足は、肌のバリア機能を低下させてしまうことがあります

株式会社プラネット実施の「男性のスキンケアに関する意識調査」によると、スキンケアをしている男性は40.5%。
徐々に増えてきているものの、男性は女性よりもスキンケアに対する意識が希薄な人が多いことが分かります。

肌の水分量を一定に保つためにも必要なので、スキンケアが行き届いていないと肌は乾燥しやすくなり、敏感肌に繋がることがあります。

1-1-3.生活習慣の乱れ

生活習慣が乱れたり、ストレスや体調不良が続いたりするのも、肌のバリア機能が低下する一つの要因です。

生活習慣が乱れて代謝機能が低下すると、体内に老廃物が蓄積しやすい状態になります。
その状態が続くことで肌のバリア機能が低下し、肌環境を悪化させてしまうのです。

1-2.スキンケアの必要性

上記でお伝えしたように、男性の肌は日々の髭剃りやスキンケア不足などにより、想像以上に外部から刺激を受けている可能性があります。

そのため、日々のスキンケアをしっかりと行い肌の水分量を維持しないと、肌の乾燥状態が続き敏感肌を悪化させかねません。

ポーラ化成工業株式会社が行った調査によると、男性の肌は女性の肌より皮脂量が多く水分量が少ないため、女性よりも肌のバリア機能が低い傾向にあるようです

「化粧水や乳液といったスキンケア用品は女性が使うもの」というイメージを持っている男性も多いかもしれませんが、この調査結果からも分かるように、実は男性にこそスキンケアが必要なのです。

特に敏感肌の男性は標準よりもさらに肌の水分量が不足している状態のため、適切なスキンケアを行うことで肌を労わり、肌トラブルを回避することが大切です。


2.敏感肌の男性が注意するべきポイント

敏感肌の男性は日々のスキンケアやシェービングなど、項目ごとにしっかりとポイントを押さながらケアすることが重要です。

2-1.基本的なスキンケア

男性スキンケアは、基本的に「洗顔」「化粧水」「乳液」の3ステップで構成されています。
とはいえ、ただやみくもに化粧水を塗るだけでは肌が整えられません。

敏感肌の男性が肌をすこやかに保つには、各ケアを行う理由をきちんと理解し、正しいやり方を知ることが大切です。

具体的に見ていきましょう。

2-2-1.洗顔料

人の肌には、汗、皮脂、チリ、そしてホコリなどのようなさまざまな汚れが付着しています。
常に外気に触れている顔は特に汚れが付きやすく、そのまま放っておくと雑菌が繁殖し、肌トラブルの原因になります。

洗顔はそのような汚れのついた皮膚を清浄し、肌を清潔に保つ役割を担っています。

洗顔の正しいやり方については、下記の通りです。

【正しい洗顔方法】

1.手と顔を予洗いする
手にはたくさんの雑菌がついているため、まずは手を石鹸で清潔な状態にします。
さらに、顔をぬるま湯で予洗いすることで、肌の表面についたホコリや皮脂が落ち、洗顔料を使用した際に汚れ落ちが良くなります。

この時、熱いお湯を使用すると皮脂を過剰に洗い流し、乾燥の原因になります。
必ずぬるま湯で洗いましょう。

2.洗顔料を丁寧に泡立てる
次に洗顔料を適量手に取り、空気を含ませるように丁寧に泡立てます。
キメ細かい泡で洗顔することで肌の負担をやわらげ、スッキリ洗浄することができます。

「手で泡立てるのが難しい」という人は、泡立てネットや泡タイプの洗顔料を使用すると良いでしょう。

3.優しく肌を洗っていく
2で作った泡を、額、鼻、あご、両頬の5ヶ所に置きます。
次に円を描くように、顔全体をクルクルと優しく洗いましょう。

この時、手で顔をこすることがないよう気をつけてください。
ゴシゴシとこすると、洗顔後に肌が乾燥、皮脂の過剰分泌に繋がる可能性があります。

4.丁寧に洗い流す
最後にぬるま湯で泡を洗い流します。
フェイスラインや髪の生え際は洗い残しが起こりやすいので、しっかりとすすぎましょう。

以上が正しい洗顔方法です。
なお、洗顔のしすぎは逆に肌トラブルの原因になるので、1日2回を限度としましょう。

2-2-2.化粧水

洗顔で汚れを落としたら、次は化粧水で肌を保湿します。
化粧水は肌に水分を与え、皮脂の分泌を正常に整える役割を担っています。

洗顔後に肌が乾燥すると肌のバリア機能が低下し、さまざまな肌トラブルを引き起こしてしまいます。

バリア機能を整えるためにも、敏感肌の人こそ化粧水でしっかりと保湿しましょう。

【正しい化粧水の付け方】

1.適量を手に取る
まずは化粧水を適量手のひらに取ります。

適量が分からない場合は、化粧水のパッケージを確認してみてください。
肌の乾燥がひどい場合には、肌のコンディションに合わせて使用量を増やしましょう。

2.両手で温めて伸ばす
次に、化粧水を両手で温めて手のひらに伸ばします。
手のひらの体温で化粧水を温めることで、顔へ塗布した際に肌への浸透が良くなります。

3.顔全体に優しくなじませる
両頬、額、鼻など、顔全体に優しく化粧水をなじませましょう。
特に乾燥しがちな口周りや目元は入念になじませます。

顔を叩くようにして化粧水をつける男性もいると思いますが、そのような塗り方は肌の刺激になってしまうのでNGです。
ソフトタッチを意識して、化粧水をつけていきましょう。

2-2-3.乳液

化粧水で潤い補給をした後は、水分の蒸発を防ぐために乳液で蓋をします。
乳液には油分が含まれているため、化粧水後に塗布することで、化粧水で補った水分を肌に閉じ込めることができます。

【正しい乳液のつけ方】

1.適量を手に取る
化粧水と同じように、まずは乳液を適量手のひらに取ります。
使用量は商品によっても異なるのでパッケージを確認した方が無難ですが、基本的には10円玉大くらいを目安にすると良いでしょう。

2.顔全体に優しくなじませる
顔の中心から外側に向けて、優しく円を描くように乳液をなじませます。
特に乾燥しやすい両頬や口周り、目の周りには重ねづけするのがおすすめです。

皮脂によるベタつきが気になる部分は、最後に乳液をつけることで肌がテカリにくくなります。

敏感肌は水分と油分をバランス良く補うことが大切なので、今まで化粧水のみでスキンケアを完結していたという人は、今後乳液も必ず使用しましょう。

2-2.シェービング

男性が身だしなみを整える上で欠かせないシェービング。
毎日当たり前のようにカミソリを使用している男性も多いと思いますが、シェービングも肌にとって大きな負担になる行為です

シェービングは髭と一緒に肌の角層を削ってしまうことがあるため、やり方に注意しないと慢性的な肌荒れの原因になります。
特に敏感肌の人は、正しいシェービング方法についてきちんと理解を深めておくことで、いわゆる「剃刀負け」を防ぐことができます。

【敏感肌の人におすすめのシェービング方法】

1.肌の下準備を行う
シェービングによる肌のダメージを緩和するために、まずは肌を清潔な状態に整えます。

肌に汚れが溜まった状態だと刃の通りが悪くなり、手に余計な力が入りやすくなります。

結果、肌の角質層まで削ってしまい、肌にダメージを与えてしまうのです。
そうならないためにも、まずは洗顔料やスクラブで肌の汚れを優しく洗い落としましょう。

肌を綺麗にした後は、髭を柔らかくするためにシェービング剤を塗ります。
時間に余裕がある人は、蒸しタオルを使って肌を温めておくのもおすすめです。

2.優しく髭を剃っていく
肌の下準備が整ったら、早速カミソリで髭を剃っていきましょう。

まずは髭の生えている方向に向かって軽くカミソリを押し当てます。
その後、剃り残しが見られる箇所があれば逆からも剃りましょう。

3.しっかりと保湿する
シェービング後は肌が乾燥しがちなので、しっかりと保湿を行いましょう。
化粧水や乳液を塗ってしっかり保湿することで、シェービングによる肌トラブルを減らすことができます。

2-3.シャンプー

敏感肌の男性の中には、シャンプーの後に頭皮がかゆくなる、ふけが出るなど、シャンプーによる頭皮トラブルが気になる人もいるでしょう。

頭皮トラブルに悩んでいる場合は、頭皮の状態に合ったシャンプーに変えてみたり、正しい方法でシャンプーを行ったりすることで、厄介な頭皮トラブルを防げるかもしれません。

【敏感肌の人におすすめのシャンプー方法】

1.頭皮と髪の毛を予洗いする
まずは頭皮と髪の毛をぬるま湯で予洗いします。
約1分間予洗いをすることで、頭皮や髪の毛についた汚れの大半を落とすことができます。

シャンプーによる洗浄効果を高めるためにも、心がけてみましょう。

2.シャンプーを泡立て優しく洗っていく
次にシャンプーを十分に泡立てて、頭皮全体を優しくマッサージするように洗っていきます。

このとき、爪を立てずに指の腹を使うことを意識しましょう。
爪を立ててシャンプーをすると、頭皮に刺激を与え敏感肌を悪化させてしまいます。

3.ぬるま湯でしっかりすすぐ
シャンプーが終わったらぬるま湯で丁寧にすすぎます。
すすぎ残しはかゆみやふけの原因になるので、しっかりと洗い流すよう心がけましょう。

髪の生え際や耳の後ろなどは特に注意が必要です。

4.ドライヤーで髪の毛を乾かす
「すぐに乾くから」という理由でドライヤーを使用しない男性もいますが、敏感肌の人にとってこれはNG習慣です。

髪が長時間濡れたままになっていると頭皮に負担がかかり、トラブルが起きやすくなります。

シャンプーの後は髪の毛をタオルドライし、熱が一箇所に集中しないよう気をつけながら、丁寧にドライヤーで髪の毛を乾かしましょう。


3.敏感肌の対処・予防法

敏感肌の男性はスキンケアを見直すことももちろん大切ですが、それ以外にも、日常のちょっとしたことに気をつけるだけで敏感肌をケアできます。

最後に、スキンケア以外でできる敏感肌の対処法や予防法について紹介していきます。

3-1.乾燥や紫外線対策をする

乾燥や紫外線は、敏感肌の男性にとっては大敵です。

敏感肌は健康な肌状態と比べて、皮脂や水分量が少なくなりがち
乾燥が悪化することで肌のバリア機能がさらに低下し、外部からの刺激をより受けやすくなります。

また、バリア機能が低下している状態で紫外線を浴びると、微量を浴びただけでも肌の水分の蒸発を促進させ、乾燥を悪化させてしまいます。
ひどい場合には炎症や色素沈着を起こすケースも。

そのような事態を防ぐためにも、敏感肌の男性は日常で下記のような点に気をつけてみると良いでしょう。

  • エアコンの使いすぎに気をつける
  • 加湿器をつける
  • 部屋に濡れタオルを干す
  • 外食時などには窓際の席を避ける
  • 外出時に帽子やサングラスを装着する
  • 日焼け止めを塗る

敏感肌に悩みを抱えている男性は、ぜひ日常の中でできることから乾燥・紫外線対策を行ってみてください。

3-2.生活習慣を見直す

「敏感肌は生まれながらの肌質」と思っていても、実はその敏感肌は自身の生活習慣の乱れが原因である可能性もあります

生活習慣が乱れると肌のターンオーバーが乱れ、バリア機能が低下し、敏感肌になってしまいます。

敏感肌の男性は、下記のような生活習慣がないかチェックしてみてください

  • タバコを吸っている
  • コーヒーやエナジードリンクを頻繁に飲んでいる
  • 寝る時間が遅く睡眠不足気味
  • コンビニ食や、野菜を摂らない食事が多い
  • 仕事や家庭でストレスを抱えている
  • 飲み会で暴飲暴食してしまう
  • 仕事が忙しく、十分な休みが取れていない
  • 運動する習慣がほとんどない

思い当たる節がある人は、まずは可能な範囲でひとつずつ改善していきましょう。

バランスの良い食事や早寝早起きを心がけることでも、肌のバリア機能は整います。

また、ストレスなど心理的要因でバリア機能が低下している場合は、休日に近所でランニングをするなど、リフレッシュできる習慣を身につけるのも良いでしょう。

日々の生活習慣を少しずつ見直していくことは、健康できれいな肌を取り戻すための第一歩です。
無理のない範囲で、徐々に生活と肌を整えていきましょう。


まとめ

敏感肌の男性は髭剃りやスキンケア不足、また生活習慣の乱れなどが主な原因であり、以下のポイントに注意することが重要です。 

  • 敏感肌を刺激しないよう正しいスキンケアを行う
  • 敏感肌に適した化粧品を使用する
  • 乾燥や紫外線対策を行う
  • 規則正しい生活を心がける

敏感肌の男性は毎日コツコツとケアしていくことが大切です。
清潔感のある健康な肌を手に入れるために、まずは地道に頑張っていきましょう。