化粧品開発者が24年悩んでわかった「敏感肌が使える化粧品の選び方」

化粧品開発者が24年悩んでわかった「敏感肌が使える化粧品の選び方」

私は20代前半のころ、敏感肌に悩まされていました。
生まれつき肌が弱く、なにかにつけて赤くなったり、かゆみが出たり。

子供のころは母親の使っていた保湿クリームを塗っていました。
でも、ぜんぜん効果はありませんでした。

20歳を超えたころから、さらに肌が敏感になり、常に顔がヒリヒリ・カサカサしており、皮膚が剥がれてフケのように落ちていました
敏感肌はどんどんひどくなり、外に出るのも、人に会うのもおっくうでした。

そんな私も、現在は46歳になりました。
普通なら、20代のころより老化しているので、肌の状態が当時より悪くなっているはずです。

でも、現在の私の肌は、当時より格段にキレイです。
顔のヒリヒリもカサカサもありません。
皮膚が剥がれることもありません。

私の肌がキレイになったきっかけは、24歳の時に化粧品製造会社に就職したことです。
入社後に、化粧品研究や製造の部署に配置してもらい、自分の敏感肌を使って、化粧品の実験と開発をさせてもらったのです。
もし、化粧品会社に入社していなければ、私の肌は敏感肌のままだったでしょう。

いや、当時から20年以上たっているので、もっと悲惨な状況だと思います。
皮膚が剥がれるぐらいでは済んでいないでしょう。
そんなことを考えると、ゾッと背筋が寒くなります。

その後、自分で化粧品を製造・販売する会社を起業
敏感肌に適した化粧品づくりを行ったことで、肌状態はさらに良くなっていきました。
自分の会社では、私の経験を元にこれまで10万人を超える敏感肌の女性に使ってもらいました。

この記事では、私が24年間苦しんだ敏感肌から抜け出せた『化粧品の選び方』と、たくさんの女性に使ってもらった結果、得たことをまとめました。

結論から言うと、敏感肌で悩み続ける理由は、化粧品を選ぶ際に、『化粧品の成分』だけで決めるからです。
化粧品成分だけで、肌へのやさしさを判断することはできません。

『敏感肌でも使える化粧品選び』には、『化粧品の成分』よりも大切なことが4つあります。

“敏感肌でも使える化粧品選び”に大切な4つのこと

  • 肌に刺激を与えない化粧品を選ぶ
  • 敏感肌の悪循環を保湿で断ち切る
  • 化粧品を使うときの摩擦や物理的な刺激を抑える
  • 安全性テストを参考にする

これからこの4つについて詳しく説明します。
あなたが敏感肌でお悩みであれば、この選び方を参考にして苦しみから抜け出してください。


1.肌に刺激を与えない化粧品を選ぶ

刺激を与えないポイント

敏感肌に、『刺激』は大敵です。
なぜなら、敏感肌は肌のバリア機能が衰えており、外界からの刺激に弱くなっているからです。

少しの刺激がシミ・シワ・ニキビなど、肌荒れに繋がります。
そのため、少しでも肌に刺激を与えない化粧品を選ぶことをおすすめします。

私が考える肌にやさしい化粧品選びのポイントは2つあります。

  • 汗や皮脂に強いメイク料を使わない
  • 洗浄力がマイルドな、ダブル洗顔不要のクレンジングがおすすめ

詳しく見ていきましょう。

1-1.汗や皮脂に強いメイク料を使わない

落ちにくいメイク料

汗や皮脂に強いメイク料は、肌に吸着する力が強いので、落とすためには強い洗浄力が必要です。
中には、専用のリムーバーやクレンジングが必要なものがあります。

それほど落ちにくいものを落とすわけですから、その使用がどれだけ肌に負担がかかるかは想像に難くないでしょう。

さらに、メイクを落とした後も、肌に残ったリムーバーやクレンジングを落とすために、洗顔料を使って『ダブル洗顔』を行う必要があります。
万が一、肌にリムーバーやクレンジングが残ると敏感肌への刺激になるためです。

この際も、『落ちにくいメイクを落とせるクレンジング料』を落とすために、洗浄力の強い洗顔料を使う必要な場合があります。
使う洗顔料によっては、メイクを落とすときと同じように、強くこすったり、何度も洗う必要があるかもしれません。

  • 強い洗浄力のリムーバー、クレンジング、洗顔料の刺激
  • 洗う際に強くこすったり、何度も洗うことによる刺激

汗や皮脂に強いメイク料を使わなければ、このような刺激を受けることはありません。
キレイにメイクをしたい気持ちはわかるのですが、まずは、素肌の状態を整えるほうが先決です。

ですから、敏感肌ならば、汗や皮脂に強いメイク料を使わないでおきましょう。

1-2.洗浄力がマイルドな、ダブル洗顔不要のクレンジングがおすすめ

石けんの泡を持った手

敏感肌の場合、化粧水を使うとヒリヒリすることがあります。
こんなとき、多くの人は、「肌がヒリヒリしない化粧水」を探すのですが、結局、どんな化粧水を使ってもヒリヒリすることが多いです。
それは、化粧水を使ってヒリヒリする原因は、『化粧水』ではないことがよくあるからです。

よくある例は、クレンジングや洗顔が原因になっていることです。

クレンジングや洗顔の刺激によって肌に炎症を起こしたり、目に見えない小さなキズがついたりします。
そこに水分が触れると、しみてヒリヒリします。

バリア機能が衰えている敏感肌は、刺激に弱いので肌も傷つきやすいのです。

クレンジングや洗顔の刺激は、大きく3つあります。

  • 洗浄力の強さによる刺激
  • 洗う回数による刺激
  • スクラブ剤による刺激

一つずつ見てみましょう。

1-2-1.洗浄力のマイルドな、クレンジングや洗顔料を使う

肌を清潔に保つことは必要です。
でも、「過剰な強さの洗浄力」は、敏感肌に刺激になることがあります。

先ほどあげた汗や皮脂に強いメイク料を使わなければ、洗浄力の強いクレンジング料は必要ありません。
洗顔も、通常のクレンジング料や肌の上のゴミや皮脂を落とすのであれば、マイルドな洗浄力で十分です。

私の経験上、マイルドな洗顔料の目安は、洗顔をして5~10分後に突っ張りを感じないものといえます。
これを目安にして、洗顔料を選びましょう。

「石けん洗顔」は、脱脂力が強くて私には合わず

私は男性なので、化粧水は使っていませんでしたが、洗顔時にヒリヒリと刺激を感じていました。
この原因は、「洗浄力の強さによる刺激」でした。

20代のころは、洗顔石けんを使っていました。
固形石けんは、界面活性剤のかたまりで非常に脱脂力が強いため、私の肌にとって過剰な刺激となっていたようです。
石けん洗顔を変えたら、洗顔時のヒリヒリは無くなりました。

1-2-2.洗顔の回数を減らす

「顔を洗う」という行為そのものも、肌の刺激になることがあります。
細かいことを言えば、タオルで顔を拭く行為も同様です。
少なからず顔に「摩擦」を与えてしまうからです。

できる限り、洗顔料を使った洗顔の回数を減らしましょう。
できれば、クレンジングや洗顔などは、朝1回、夜1回の1日合計2回までにしておきたいです。

理想を言えば、『ダブル洗顔不要クレンジング料』を使い、クレンジングと洗顔を一度で済ませておきたいですね。
そうすることで、肌への刺激は半分になります。
敏感肌には最適といえるでしょう。

ダブル洗顔不要クレンジングを選ぶポイント

人気のあるダブル洗顔不要のクレンジングの中にはオイルが配合されたものがあります。
オイルの種類によっては水洗いでは落ちきらず、クレンジング成分や油分が肌に残ることがあります。

敏感肌にとって、クレンジング成分が肌に残ることは刺激になることも。
そのため、洗ったあとにぬるぬるが残る場合は、使用を止めるほうが賢明です。

1-2-3.スクラブの配合されていない洗顔を使う

洗顔料の中には、非常に細かい粒子が配合されているものがあります。
いわゆる、スクラブです。
塩や砂糖、米ぬか、海藻、くるみ、マイクロスクラブなどです。

古い角質を落とす効果があるとされている通り、このようなスクラブ剤は、敏感な肌に過剰な刺激を与えることがあります。

バリア機能が衰えていて刺激に弱い敏感肌にとって、炎症やキズができるリスクを高めるだけです。
だから、敏感肌には、スクラブ剤の入っていない普通の洗顔料をおすすめします。

スクラブ洗顔では、もれなくヒリヒリが
私は、仕事柄、いろいろな洗顔料や化粧品を自分の肌で試します。
もちろん、過去にスクラブの配合された洗顔も試しましたが、試した後は、決まって肌が赤くなり、ヒリヒリしました。

スクラブには種類があり、粒の大きさややわらかさが少しずつ異なりますが、どれもダメでした。

そのため、プライベートで使うことは絶対にありません。

2.敏感肌の悪循環を保湿で断ち切る

敏感肌の悪循環

敏感肌には、肌に刺激を与えないことの他に、もう一つ大切なことがあります。
それは、『保湿』をすることです。

東北大学名誉教授・田上八郎氏の『アトピー性皮膚炎と皮膚バリア機能』によると、「正常皮膚であっても乾燥した状態に置かれるとバリア機能の低下を起こし、実際、同一人で調べてみると、空気の湿った夏に比し乾燥した冬では角層機能は優位に低下する。」とあります。

また、同教授の著書『スキンケアの科学』(南山堂)によると、「手のひらや足底の正常な角層を削り取って、放置しておくと乾燥してザラザラして硬くなるので折り曲げたり、力を加えるともろくて簡単に割れる。」とあります。

正常な肌と、乾燥してバリア機能が弱った肌の違い
図のように乾燥によってバリア機能が弱った肌は敏感になり、悪循環に陥ってしまいます。

敏感肌はバリア機能が低下しているため、外界からの刺激に弱くなります。
バリア機能が低下すると、肌の水分量も減っていきます。
肌の水分が失われて乾燥することで、さらに、バリア機能が低下します。
バリア機能が低下することで、肌はどんどん敏感になっていきます。

このような肌の乾燥とバリア機能が低下する悪循環で、敏感肌の苦しみはずっと続きます
私も24年間、この悪循環にはまって、ずっと敏感肌に苦しめられました。

この悪循環を断ち切るには、肌の乾燥状態をうるおった状態に変える必要があります。

これ(乾燥した角層)をしばらく水につけておくと水を吸って膨れだし表面のザラザラ・ガサガサも消え、やわらかく曲げることもできるようになる。
 ~中略~
 年齢がいき表皮の増殖活動が低下し、角層の剥け落ちる時間が延長してくる中高年の人たちでは空気が乾燥する時期になると、かかとのひび割れをはじめ、手荒れが起きやすくなる。その人たちは、入浴するなり、手や足を湯につけていたりすると滑らかさや柔らかさを取り戻す。つまり、皮膚の表面の角層を柔らかで滑らかであるようにと保つ働きは、角層の水分保持によるものである。

出典:東北大学名誉教授田上八郎著『スキンケアの科学』(南山堂)

乾燥した肌は、保湿をすることでみずみずしくうるおいます。
うるおいを取り戻すと、肌の乾燥を防げます。

肌の乾燥を防ぐことで、肌はしなやかに強くなります。
つまり、保湿することで肌のバリア機能を回復できるのです。
これがまさに、好循環です。

でも、『保湿』と言うと、あまりにも当たり前すぎて、「私は毎日、保湿しているよ」と言う人がほとんどです。
でも、敏感肌で悩んでいる人の多くは、正しく保湿ができていません。

2017年7月に第一三共ヘルスケアが「20~60代の4,476名を対象に実施したアンケート調査」によると、59%の方が乾燥肌で悩んでいます。

たいていの人は、スキンケアで保湿を行っているはずなのに、約6割の人は乾燥に悩んでいます。
これは、「保湿をしているけど、肌がうるおっていない」という証拠です。
つまり、間違った保湿をしているのです。

化粧品の研究をした当初は、化粧水、乳液、保湿クリーム、美容液などによる保湿を行っていました。
有名ブランドや自分で試作したものをたくさん試しました。
でも、敏感肌は改善されませんでした。

結局、一般的なスキンケアには敏感肌の苦しみから救ってくれるほどの保湿効果がありませんでした。
そこで、原点に戻って、保湿を再考察しました。
その結果、効果的に保湿する3つのポイントにたどり着いたのです

私が試行錯誤してたどり着いた『効果的に保湿するポイント』は以下の3つです。

“効果的に保湿する3つのポイント”

  • 【1】肌に水分と油分、保湿成分の3つを補給
  • 【2】水分と油分(保湿成分)は、バランスよく補給
  • 【3】水分と油分(保湿成分)を同時に補給

2-1.効果的に保湿する3つのポイント【1】肌に水分と油分、保湿成分の3つを補給

効果的に保湿する3つのポイント【1】
ポイントは、肌に水分と油分、保湿成分の3つを補給すること

保湿と言うと、「<化粧水やローションなど水分だけを肌に補給すること」と考えている方がいます。
でも、これは保湿ではありません。
水分だけを与えると、過乾燥を引き起こし、肌の乾燥が促進されます。

過乾燥とは
肌の上にある水分は、気温や体温によって蒸発します。
この際に、肌中の水分も一緒に蒸発します。
つまり過乾燥とは、肌に水分のみ与えると、さらに乾燥状態になる現象のことです。 過乾燥とは

また、「乳液や保湿クリームなどで油分だけを肌に補給すること」を保湿と考えている人もいます。
でも、油分だけを与えることは保湿ではありません。

東北大学名誉教授の田上八郎氏『アトピー性皮膚炎と皮膚バリア機能』によると、「肌には約70%水分が必要」とされています。
水分が不足しているのに、油分だけを与えても肌はうるおいません

油分と同様、保湿成分だけでも保湿はできません。
保湿成分は、水分を肌にとどめる効果があります。
肌にどとめるべき水分が無ければ、いくら保湿成分を配合しても意味がありません。

大切なことなので、もう一度言います。
水分だけ、油分だけ、保湿成分だけを肌に補給することは、保湿ではありません。

正しくは、水分と油分、保湿成分のすべてを肌に補給することが保湿です。

乾燥した肌に水分を与えることで、肌がうるおいます。
そのままだと過乾燥を引き起こすため、油分と保湿成分を補給します。

水分と油分を補給することで、皮脂膜の代わりがつくられて、バリア機能が高まり、外界の刺激を受けにくい肌をつくるのです。

敏感肌は「水分不足」による悪循環に

私は生まれつき敏感肌でした。そして、乾燥肌でもありました。
そのため、肌が乾燥して敏感になると、いつもヒリヒリしました。

そんな時は、母親が使っていた油分たっぷりのアロエクリームを塗ってもらいました。
すると、少しはヒリヒリが落ち着きました。
油分の膜が、絆創膏代わりになるイメージです。

でも、汗や皮脂でクリームが落ちると、またヒリヒリしました。
敏感肌はぜんぜんおさまりませんでした。肌も乾燥したままです。

今ならわかります。敏感肌が悪化していった理由は、肌の水分不足だったのです。
肌が水分不足で乾燥しているから、肌が敏感だったのです。ですから、水分を補給する必要がありました。
でも、当時は、私も母親もそんな知識はなく、ひたすら油分だけを補給していました。
その瞬間はヒリヒリがマシになるものの、肌は乾燥したままだったのです。

おかげで化粧品会社に入るまで、20年以上、敏感肌で苦しむことになりました。
もし、水分も補給しておけば、違った未来があったことでしょう。

2-2.効果的に保湿する3つのポイント【2】水分と油分(保湿成分)は、バランスよく補給

効果的に保湿する3つのポイント【2】
ポイントは、水分と油分(保湿成分)をバランスよく補給すること

水分と油分(保湿成分)は、バランスよく補給しましょう
水分と油分、両方補給したとしても、バランスが適切でなければ保湿とは言えません。
水分が多すぎる、油分や保湿成分が多すぎる、このどちらも保湿できている状態ではないのです。

肌に適切な水分と油分、バランスの取れた量を補給することではじめて、保湿ができていると言えます。

2-1でお話したように、「肌には70%の水分が必要」とされているので、たっぷりと水分を補給することが重要です。
そしてその水分量に適した、保湿成分と油分のバランスが必要なのです。

水分不足の肌に水分を与える効果
水分と油分(保湿成分)のバランスについては、個人差があるものの、水分を多めにしたほうが保湿ができると思います。
これは私自身、いろんなバランスの化粧品を試した経験からいえることです。
そして、10万人以上に試してもらった結果、「油分が多いものより、水分が多い化粧品のほうが、敏感肌がうるおった」という報告が多く来ていました。

2-3.効果的に保湿する3つのポイント【3】水分と油分(保湿成分)を同時に補給

効果的に保湿する3つのポイント【3】
ポイントは、水分と油分(保湿成分)を同時に補給すること

水分と油分を補給する際に、多くの人はバラバラに補給しています。
水分補給で化粧水やローションなど。
そのあとに、油分補給で乳液や保湿クリームなど。

確かに、水分と油分を補給しているように見えます。
でも、このような方法は、顔の上で水分と油分を混ぜる行為です。

いくら私たちの指が高性能でも、顔の上で水分と油分を均一に混ぜることができるでしょうか?
残念ながら、顔の上で水分と油分をバランスよく塗り広げることは不可能です。

その結果、ある部分は水分が多く、別の部分は油分が多いというバランスの崩れた肌状態になります。
このように顔の上で水分と油分を均一に塗布することは非常に困難なため、別々の化粧品で補給する行為は効果的ではありません

効果的に保湿をするなら、最初から水分と保湿成分、油分がバランスよく配合されていて、同時に補給ができる化粧品がオススメです。

だから「水分と油分と保湿成分が、一度で補給できる化粧品」を作りました

通常のスキンケアだと、化粧水で水分補給した後、ひたすら乳液、保湿クリーム、栄養クリーム、美容液など、どんどん足していきます。
角層は、わずか0.02mmです。
「サランラップ程度の厚さしかないのに、いろんなものを上から上から塗っても、何も浸透していないんじゃないのか?」
「いろんな化粧品を顔の上で混ぜて、何の意味があるんだろう?」
当時の私は、化粧品を重ねて塗っていくこの行為が、非常に疑問でした。

たくさんの化粧品を塗り続けても、顔の上に層のようになって重なるわけではありません。
肌に浸透する一定量の化粧品を使った後は、全部が混ざって、肌の上には残らず空気中に蒸発するか手の平に残るだけです。

ちなみに私は、一度のスキンケアに最多6種類の化粧品を試したことがあります。
化粧品を使うたびに手に残るので、ティッシュで拭いて使うことになり、使用量のうち半分以上はティッシュのほうに残ってしまいました。
化粧水を使うときにコットンを使うと、顔に塗る量の何倍も、コットンに吸収されてしまいまいますよね。
万事、そんな感じだったのです。

そういった意味では、最初から全部一緒になっている化粧品であれば、無駄遣いをする必要がありません。
さらに、保湿効果も高まります。
まさに、一石二鳥です。

だから私は、自分が起業して化粧品を作るときには、一つで水分も保湿成分も油分も補給できる「オールインワンジェル」という形状を選びました


3.化粧品を使うときの摩擦や物理的な刺激を抑える

物理的な刺激に弱い敏感肌は、肌に刺激を与える行為はできるだけ避けましょう。
化粧品を肌に塗る行為も、やり方によっては敏感肌には刺激になることがあります。

物理的な刺激の例

  • 紫外線(日光)
  • 外気や風(冷気)
  • 温度(寒暖差)
  • 肌が受ける摩擦やこすれ(振動)
  • 熱、その他の汗をかくような刺激(精神的ストレスや運動など)
  • 物理的な圧力(マッサージ)
  • 軽いけが(掻き傷、火傷など)

これらが「刺激になっている」と意識をしているでしょうか?
痛みなどがない限り、気づいていないことも多いです。

化粧品を塗る行為も同様です。
たとえば、「乾いた状態でのマッサージ」や「硬くなったパフやチップを使う」、「過度なパッティング」なども刺激になりえます。

私たちが何気なく顔に触れる行為は、例え刺激を感じていなくても、肌への刺激になることもあります。
そのため、化粧品を正しく使い、肌へ刺激を与えないようにしましょう

逆を言えば、刺激を少しでも抑えることができれば、大きな美肌効果につながります。
まさに、『塵も積もれば山となる』です。

敏感肌は、物理的な刺激に弱いので注意しましょう

私の肌も物理的な刺激に弱く、散髪屋さんで顔を剃るとカミソリ負けどころか、100%出血します。
最近は、枕の跡もぜんぜん取れません。
のり付けしたYシャツを着ると、襟と首の接触する部分が赤く炎症を起こします。

このように、私の肌は物理的な刺激に弱いのですが、以前、そんな私の顔、左半分に帯状疱疹が出来ました。
帯状疱疹ができると肌が非常に敏感な状態になります。
まばたきをするだけでも刺激を感じます

この超敏感肌な状態で、朝、ぬるま湯で顔を洗った際、顔の左半分に激痛を感じました。
いつもは何の刺激を感じないのですが、帯状疱疹になったおかげで、肌の摩擦による刺激を実感しました。

私たちが何気なく顔に触れる行為は、例え実感がなくても、肌への刺激になっています。
化粧品を塗る行為も同様です。
日頃の何気ない肌への刺激にまで気を配ることも、敏感肌を改善するためには大切です。


4.安全性テストを参考にする

化粧品の安全性テスト

化粧品には、化粧品の刺激に関する安全性テストがあります。
主に4つです。

  1. 24時間閉塞パッチテスト(ヒトパッチテスト)
  2. アレルギーテスト
  3. スティンギングテスト
  4. ノンコメドジェニックテスト

    これらの評価は、肌にやさしい化粧品を探す際の一つの指標になります。
    ちなみに、敏感肌にとって一番参考になるテストは、『スティンギングテスト』です。

    ただ、一点注意があります。
    「安全性に関するテストをしたからといって、敏感肌でも刺激を感じない化粧品とは限らない」という点です。

    安全性テストを行った場合、下記のようにパッケージや容器に表記されています。

    • パッチテスト済み
    • アレルギーテスト済み
    • ノンコメドテスト済み
    • スティンギングテスト済み

    でもこれだけではテストをやっただけで、その結果は分かりません。

    例えば、「パッチテスト済み」と表記されていても、パッチテストの結果、刺激が認められている可能性があります。

    つまり、仮に肌に刺激があったとしても、テストをしたので「パッチテスト済み」と表記できます。
    大切なことは、「どのくらいの人でテストをし、どのような結果が出たか」というテストの結果です。

    だから、安全性テストの結果を知る必要があります
    しっかりとテスト結果が公開されている化粧品を使いましょう。

    テストは行う機関によって少しずつ異なる点もありますが、一般的には以下のような方法で試験が行われます。

    それでは、化粧品の安全性テストの中身について詳しく見ていきましょう。

    4-1.24時間閉塞パッチテスト(ヒトパッチテスト)

    パッチテスト
    化粧品を塗った人の皮膚に対する刺激性を評価する試験のこと

    ヒトパッチテストとは、人の皮膚に対する刺激性を評価する試験です。
    人への使用が安全かどうかを評価する試験ですから、皮膚科専門医の管理下で実施されます。

    化粧品の場合は主に、皮膚に化粧品をぬって、その上に絆創膏やガーゼなどを貼り、閉塞状態にします。
    その状態で、24時間経過後にはがして、1時間後と24時間~48時間後の刺激性を評価します。

    判定は皮膚科専門医が行います。

    4-2.アレルギーテスト

    アレルギーテスト
    化粧品を塗って休み、また時間を空けて、塗っては休みを繰り返すテストのこと

    皮膚に対する累積刺激性(連続刺激性)およびアレルギー性を評価する試験です。
    化粧品を塗って、その上に絆創膏やガーゼなどを貼って、閉塞状態にします。

    その状態で24時間経過後、はがして24時間の休薬期間を設けます。
    再度、同一部位に貼付します。
    これを3週間にわたり9回繰り返します。

    3週間の後、2週間の休薬期間を設けます。
    その後、違う部位に化粧品を塗ってその上に絆創膏やガーゼなどを貼って、24時間閉塞状態にします。

    24時間後に閉塞状態を解除して、1時間後および24時間後の皮膚の反応について観察します。

    判定は皮膚科専門医が行います。

    4-3.スティンギングテスト

    スティンギングテスト
    頬に化粧品を塗布して、感覚刺激(スティンギング)を評価するテストのこと

    敏感肌の中でも特に刺激を感じやすい、選りすぐりの”超敏感肌”被験者の頬に化粧品を塗布して、感覚刺激(スティンギング)を評価する試験です。

    低濃度の乳酸やメチルパラベンに対して感覚刺激を感じたり、濃度の違いを利き分ける事ができることを、何度かのテストを経て確認された人が被験者となります。

    参加させる事を躊躇するような敏感肌なので、結果がシビアで化粧品を良く見せようとするには不向きなテストです。
    そのため主に、開発の指標として活用がされます。

    このテストも、判定は皮膚科専門医が行います。

    化粧品メーカーにとっては厳しい結果が出やすいために、製品でスティンギングテストを行うことは稀です。
    そういった意味では、敏感肌にとってもっとも信頼できるテストといえます。

    4-4.ノンコメドジェニックテスト

    ノンコメドジェニックテスト
    その化粧品がコメドを誘発しにくいという証明をするためのテスト

    比較的皮脂腺の多い被験者の背中を利用して、化粧品を複数回繰り返し塗布し、 最終的に病理専門医が検査を行いコメドが形成されているかどうかを確認する試験です。

    コメドとは皮脂が毛穴の中に溜まってしまった状態を指し、ニキビの初期段階です。
    化粧品を使用することで、ニキビを悪化させたり、コメドをできやすくする懸念があります。
    化粧品原料中に含まれる油分がすべて、ニキビやコメドを誘発するとは限りませんが、「ノンコメドジェニックテスト」によって、その化粧品がコメドを誘発しにくいという証明ができます。

    テストをクリアできれば、ニキビができにくい処方の化粧品だといえます。

    乾燥により肌が硬くなっている状態は、毛穴の出口がふさがれやすいことからニキビもできやすい状態です。
    ニキビができにくい化粧品だとより安心です。

    化粧品メーカーの立場から見ると、スティンギングテストが目安になる

    私は化粧品の開発をしています。
    化粧品開発者の立場で、もっとも嫌なテストがスティンギングテストです。

    自分が開発した化粧品をスティンギングテストする際は、非常に緊張します。
    これは、化粧品開発をしている人なら、みんな共感してくれるでしょう。

    それほど、シビアなテストなのです。
    スティンギングテストを受けても、結果が悪かったために、テストを受けたこと自体を公表できない場合もあります。
    (幸運にも今のところ、私が開発した化粧品でスティンギングテストの結果が悪かったことはありません)

    逆に、化粧品を使う立場なら、これほどアテになるテストはありません。
    敏感肌の中でもかなり深刻な肌の人でテストを行っているので、低刺激で安心です。


    まとめ

    私が、24年苦しんだ敏感肌から脱出できた「化粧品の選び方」は以下の通りです。

    敏感肌を脱出した「化粧品の選び方」

    • 皮脂や汗に強いメイクをしない
    • スクラブの配合されていない洗顔を使う
    • 洗顔料のマイルドなダブル洗顔不要のクレンジングを使う
    • 効果的な保湿ができる化粧品を使う
    • 使う化粧品の種類を減らす

    以上を参考に、あなたの肌に合った敏感肌化粧品を見つけてください。

    毎日のヒリヒリから抜け出して
    敏感肌を「なかったこと」にする方法

    • 化粧品を使ったら肌がヒリヒリする
    • 今まで使っていた化粧品が合わなくなってきた
    • 季節の変わり目に肌荒れする

    このような症状は、敏感肌が悪化してきた証拠です。
    だから、今まで以上に、肌に刺激を与えないスキンケアを行いましょう。

    というと、多くの化粧品は「刺激の少ない成分」に注目します。
    でも、肌への刺激は成分だけではありません。
    成分を含めたあらゆる刺激を抑えるために、生まれたのが敏感肌用オールインワン化粧品『アクシリオ』です。

    低刺激の『アクシリオ』を使うと・・・

    • なめらかなゲル状だから摩擦を与えない
    • 3つの安全性テストで敏感になった肌にもやさしい
    • 刺激を与えないから、敏感肌でもエイジングケアができる
    • たった2ステップだから刺激をカット!コスパも ◎
    • うるおい効果がキメを整え、乾燥による小シワを目立たなくする※効能評価試験済み
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