2020年09月01日
季節の変わり目には、こんな肌荒れ相談が増えます。
このような「季節性」の肌荒れは、一般的な肌荒れ対策だけでは防げません。
というのも、次の2つが重なって、肌荒れが起こるからです。
この両方に「同時に」対策することが、季節の変わり目の肌荒れには必要です。
肌荒れに悩む方々から毎日ご相談を受ける中、季節の変わり目には、必ずこの2つの対策をご案内してきました。
意外とどちらかひとつの対策になってしまいがちなんですよね。
ですから、2つ同時に行うと肌荒れ解消につながる方が多いです。
そこで、季節の変わり目に必要な2つの対策を分かりやすくご説明します。
季節の変わり目に起こる肌荒れの原因を理解し、肌にあった対策を行いましょう。
そして季節の変わり目にも肌荒れしない健康な肌を育みましょう!
寒暖差・季節性の刺激による、季節の変わり目の肌荒れ対策
季節の変わり目特有の2つの要因が、この時期の肌荒れを招きます。
①寒暖差
季節の変わり目には、気温が不安定になります。
この気温の変化に体調のバランスを崩してしまい、肌荒れを招くことがあります。
私たちの体には、気温の変化にあわせて、「体温を調節する機能」が備わっています。
しかし、急に暑くなったり、寒くなったりが起こる季節の変わり目には、この調節機能がうまく働かなくなることがあります。
その結果、「体の冷え」や「睡眠不足」、「便秘」などの体調不良が起こり、その不調が、臓器のひとつである肌にも、「肌荒れ」となって現れるのです。
最近は、季節の変わり目の早い時期から冷暖房が稼働します。
こうして起こる、室内と室外の気温差も、体温調節機能を乱すひとつの要因です。
季節の変わり目には、次のような対策を取り、寒暖差が体に負担を与えないように気を付けましょう。
◇寒暖差の対策
②季節性の刺激物が、季節の変わり目の肌荒れを招く
季節の変わり目には、肌に対する刺激物が増えます。
上図のように、特に春と秋には、花粉の飛散量が増えます。
さらに春には、大陸からの季節風により黄砂・PM2.5等が大気中に充満します。
これらが肌に付着することで、刺激となり、肌荒れを起こすのです。
そのため、刺激物を肌につけないようにすることが、肌荒れ対策には欠かせません。
秋冬の油断が肌荒れを招くことも
紫外線は、一年中降り注いでいます。
しかし、季節によって紫外線量が変わります。
また、私たちの「紫外線対策の仕方」も異なります。
例えば、「紫外線量が減る秋冬は、日焼け止めを塗らない」という場合。
紫外線が強くなってくる春先に、紫外線のダメージを受けてしまいます。
一年を通して、紫外線対策を行い、季節の変わり目に肌荒れを防ぎましょう。
過敏な肌状態による、季節の変わり目の肌荒れ対策
季節の変わり目の肌荒れは、「肌が敏感な状態のとき」に起こります。
もし健康肌なら、寒暖差や季節性の刺激物があって、その影響は受けにくいもの。
ですから、季節の変わり目特有の「寒暖差」「季節性の刺激物」を避けるとともに、敏感な肌状態を抜け出し、刺激に負けない健康な肌をつくりましょう。
これが、季節の変わり目の肌荒れを防ぐ2つ目の対策です。
具体的には、次の3つのスキンケアを行いましょう。
①スキンケアを選ぶ基準は、「低刺激」と「高保湿」
現在、肌荒れが起こっている肌は、乾燥して、敏感な状態です。
そのため、スキンケアにおいては、次の2つが重要です。
敏感な肌のスキンケアに重要なポイント
◇洗浄力がマイルドなクレンジング・洗顔料で「低刺激」に
ダブル洗顔が必要なクレンジング・固形石けんは、洗浄力が強いです。
使用することで、肌のうるおいを守るために必要な成分(皮脂)まで洗い流し、肌のバリア機能を低下させます。
洗浄力がマイルドなクレンジングや洗顔料を使用しましょう。
「アクシリオ ダブルクレンジングゲル」をお使いであれば問題なしです♪
スティンギングテスト済みの低刺激です。
(全ての人に皮膚刺激が起こらないわけではありません)
◇基礎化粧品の数はできるだけ少なく、やさしくケアをして「低刺激」に
「化粧品を肌に塗る」という行為は、肌に刺激を与える行為です。
化粧品の数が増えれば増えるほど、肌を触る機会=刺激が増えます。
化粧水・乳液・クリームなど、基礎化粧品を2種類以上している場合には、その数をできるだけ減らしましょう。
そして、肌に触れるときにはゴシゴシこすらず、指の腹でやさしくやさしくなでるようにケアを行いましょう。
アクシリオはジェル状なので刺激も少なく、洗顔・保湿2つだけのシンプルケアなので、安心です。
◇水分と油分をバランスよく与えて「高保湿」に
きちんと保湿を行うカギは、水分と油分をバランスよく与えることです。
たっぷりの水分を与え、油分でその水分を維持します。
そのため、「化粧水(水分)だけ」「美容液やクリーム(油分)だけ」というケアをしている場合には、保湿不足になります。
「アクアテクトゲル」のように、水分と油分の両方を与えましょう。
と同時に、刺激を抑えられるよう、できるだけ数を減らしましょう。
なお、「高保湿」の目安はたとえば、「効能試験評価(抗シワ試験)済み化粧品」など。
乾燥小じわが改善するほど高保湿だと言えるのでおすすめです。
アクシリオだと、「アクアテクトゲル」と、モニターテストをしていただいた「フルラメラアイクリーム」がテスト済み商品です。
どうぞたっぷりお使いくださいね。
②一年を通して、同じスキンケアを行う
低刺激・高保湿のスキンケアは、年間を通して行うことがおすすめです。
「春には敏感肌用化粧品」や「夏にはさっぱり系」というように、季節によってスキンケアを変える必要はありません。
途中でスキンケアを変えてしまうと、リスクがあるからです。
◇途中でスキンケアを変えるリスク
肌荒れが起こっている乾燥肌・敏感肌であれば、数ヶ月かかることも。
年齢を重ねていれば、この周期はさらに長くなります。
さらに、スキンケアを変えるたびに、肌荒れのリスクが高まります。
アレルギーや刺激、保湿の程度が変わる恐れがあるからです。
どの季節であっても、肌荒れを起こさないために必要なスキンケアは変わりません。
徹底的に刺激を避け、しっかりと保湿を行うことは、敏感肌のためのスキンケアでは基本です。
一年を通して、「低刺激」と「高保湿」を基準にスキンケアを続けましょう。
③一年中、毎日、紫外線対策を行う
一年365日、季節や天気にかかわらず、紫外線対策を行いましょう。
紫外線対策というと、夏のイメージがあります。
でも実は、冬真っただ中の2月と、日によっては残暑が厳しい秋の紫外線量はあまり変わりません。
紫外線は、肌の表面に炎症を起こし、赤くするだけでなく、肌内部にもダメージを与えます。
こうした紫外線のダメージが、肌老化の8割を招くことが分かっています。
紫外線に対する油断が、季節の変わり目の肌荒れを招きます。
一年を通して紫外線対策を行い、肌荒れを防ぎましょう。
◇肌荒れ時の紫外線対策
季節の変わり目に起こる肌荒れ・原因と対策
各季節の変わり目に特有の原因と対策をご紹介します。
あなたの肌荒れが起こりやすい時季の原因を確認し、それぞれにあった対策を行いましょう。
◇夏から秋の変わり目
夏に受けたダメージが、肌荒れとして現れやすくなる時季です。
夏のダメージ例
肌を落ち着かせるために、刺激を抑え、しっかり保湿するケアを重点的に行いましょう。
季節性の刺激物としては、先にご紹介した図の通り、9月頃から、「ブタクサ・ヨモギ・カナムグラ」などの花粉飛散が始まります。
春と同様に、刺激物を肌にふれさせない対策を行いましょう。
◇秋から冬の変わり目
寒暖差による肌荒れが一番起こりやすい時季です。
衣服に気を付けるとともに、次のような対策で体の内側からも対策を行い、体を冷やさないようにしましょう。
秋のダメージ対策
また、暖房器具による室内、冷たい風が吹く屋外、ともに、空気も乾燥しやすくなります。
などの、保湿重視のスキンケアを行いましょう。
◇冬から春の変わり目
春先は、季節の変わり目の肌荒れが起こりやすい時季です。
大きな原因は、季節性の刺激物です。
2月ころから増え始める、次の刺激物に注意しましょう。
冬から春のダメージ例
これらの刺激物を肌に触れさせないことが大切です。
また、3月頃から紫外線量も増します。
この時期に紫外線対策を油断すると、肌荒れしやすくなります。
「一年中、毎日、紫外線対策を行う」でお話したように、年間を通して紫外線対策を行いましょう。
◇春から夏の変わり目
紫外線がいよいよ強さを増してきます。
日焼け止め・日傘・帽子などの基本の対策とともに、日焼け止めをこまめに塗り直したり、紫外線の強い時間帯の外出を避けるなど、紫外線対策を徹底しましょう。
急に暑さが増し、室内や電車・バスなどの公共交通機関でも冷房が動き始めます。体温調節ができるように、寒暖差に注意しましょう。
汗の量が増えるため、水分補給を意識的に行うことも大切です。
季節性の刺激物としては、イネ科の植物。
さらに、湿気が増えることでカビなどのアレルゲンが発生しやすくなります。
湿度調整も行い、刺激物を減らしましょう。
季節の変わり目に起こる肌荒れ対策・まとめ
季節の変わり目に肌荒れが起こったら、次の2つに対策しましょう。
具体的には、次の5つが大切です。
各季節ごとの原因にあわせて、対策を行ってください。
そして、季節の変わり目も健康な肌で過ごしましょう。
※この記事は手作り新聞123号に掲載したものです
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