電話受付時間:平日10:00?18:00
0120-474-198
アースケアが運営する愛用者専用の通販サイト
ウキウキ生活倶楽部
ページのトップへ戻る

知っておこう!キレイのトリセツ

2019年06月01日

あなたの頭皮は健康ですか?キレイな髪を保つ“ヘアケア”

汗をかき始めると増えるご相談が、「頭皮のかゆみ」です。
「シャンプーを変えたらかゆみが出てきた」
「年を重ねると、頭皮にかゆみを感じるようになった」
そんな話も聞きます。
髪の毛は見た目年齢にもかなり影響しますので、ほかにも、抜け毛や薄毛、髪のまとまり、ツヤ、ボリュームなど、髪の悩みと言えばさまざまあります。

でも、「どんなケアをしたらいいかわからない」という方が多くいらっしゃいます。
それというのも、“ヘアケア”をきちんと実行されている方は非常に少ないからです。
『ヘアケア』と聞くと、「トリートメントをして、ツヤのある髪をつくること」など、「『ヘアケア』は『髪の毛』にするもので、キレイに見せるために行うものだ」とお思いの方が多くおられます。
しかし、それは誤解です。
肌のためのスキンケアと髪のヘアケアの基本は同じで、土台を育みながら、美しさも育てていくものです。
今回はそんなヘアケアの基本をお話します。
これを知っておくと、頭皮のかゆみ・抜け毛・薄毛という悩みはもちろん、髪のパサつきや、乾燥、ツヤのなさ、切れ毛など、さまざまな髪の悩みに対応できます。
ぜひ知っておいてくださいね。

ヘアケアが必要な理由

ヘアケアとは、主に2つのアプローチを行うことです。
・毛髪が生まれる毛根や頭皮へのケア
・髪(キューティクル)へのケア

美しい髪を生み出し、保つための土台となる『頭皮』は、顔の皮膚と同じく、
・表皮
・真皮
・皮下組織
という構造です。

図のように、頭皮の毛根にある『毛球』で細胞分裂が行われて成長し、毛髪は生まれています。
毛球は、主に『毛乳頭』と『毛母細胞』からなっていて、これらの働きが毛髪の成長に大きく影響します。
このように、毛髪の成長には、頭皮の状態が大きく影響します。
ここは、顔の皮膚と同じですね。
だから、キレイな毛髪づくりを維持するためには、頭皮の肌状態を整える“毛根や頭皮へのケア”を行う必要があるわけです。
では、どんなケアが必要で、どんなケアが不必要なのか?
具体的に見てみましょう。

髪の状態を左右する“ヘアサイクル”とは?

髪は、ずっと伸び続けているわけではありません。
ある期間成長した後、自然に抜け、しばらくすると新しい毛髪が生えてきます。
このサイクルを『ヘアサイクル』といいます。

このヘアサイクルが乱れると、成長期が短くなってしまい、毛髪が十分に成長しないまま未熟な状態となり、脱毛してしまいます。
乾燥肌だと肌の細胞が未熟なまま成長し、水分を保てないのと同じ状態ですね。
だから、しっかりとした毛髪が生み出されるように、ヘアサイクルを正常に整える必要があります。

毛根や頭皮へのケア
「ヘアサイクルを整えるカギは“血流”」

ヒトの体を支えて生み出すのが“栄養”であるのと同じで、毛髪の成長にも、多くの細胞が関与しており、その活動を支えるためには、多くの栄養が必要です。
その栄養を運ぶのが、“血液”です。
毛髪の成長は、『毛乳頭細胞』から『毛母細胞』へ増殖のサインが出て、そのサインを受けた毛母細胞は、増殖・角化(生まれ変わり)を経て、毛髪になっていきます。
毛乳頭細胞は周辺の毛細血管から栄養をもらい活動するので、血行が悪くなると、栄養が不足し、増殖のサインも出ずらくなります。

その結果、ヘアサイクルに乱れが生じてしまいます。
また、年齢を重ねると、血管が細くなることで血流も悪くなることもあり、左記のような変化が生じやすくなります。

年齢と共に生じる髪の変化

  • 髪がパサつく
  • 髪がうねる
  • ツヤ・ハリがない
  • 髪が細くなる
  • ボリュームがなくなる
  • 抜け毛や薄毛が気になる

など。

こうなると、当然、髪の毛質も変化します。

髪の毛の構造

次に髪の毛の中身を見てみましょう。
毛髪一本一本は、海苔巻きみたいな構造をしています。
海苔巻きは、真ん中に具があって、その周りをご飯が囲んで、さらにその周りを海苔がぐるっと覆っていますよね。そういう構造です。(なんだか、微妙な例えですが・・・^^;)
具体的には、次の3つで構成されます。

■ メデュラ
髪の弾力を決めるといわれています。
■ コルテックス
髪のやわらかさ、しなやかさ、強さなどを左右する重要な部分です。
■ キューティクル
メデュラとコルテックスを保護しています。

このうち、特に注目したいのは『キューティクル』です。

毛髪の一番表面にあるので、髪のツヤや手触り、なめらかさなど、見た目の美しさや質感を大きく左右します。
見た目は、魚のウロコのような形で、透明で硬い細胞です。
これがウロコ状に重なりあって、ぐるりと毛髪の内部を包んでいます。
このキューティクルが傷つくと、内側にあるコルテックスがむき出しになったり、たんぱく質や水分が流出していきます。
その結果、パサパサの髪になったり、すぐに切れる弱い髪になったりします。
反対に、キューティクルが整っていれば、髪は強く、健康で、美しくいられます。
そこで大事になるのは、「このキューティクルをいかに傷つけず、健やかな状態をキープするか」です。
というのも、一度傷ついたキューティクルは、もう元には戻らないからです

『肌』と『髪』の一番の違い

頭皮も含めて、肌は傷をおっても再生しようとします。
肌荒れやニキビが起こっても、きちんとケアをすれば、また健康な状態に戻れる可能性が十分にあります。
これは、肌細胞が、日々生まれ変わりを行っているからです。
でも、毛髪は、生まれたときから死んでいます。
つまり、これ以上、新しくも強くもならない細胞が連なって形成されているのが『毛髪』なのです。
ですから、美しい髪を維持するためには、髪の表面を覆っているキューティクルを「どれだけ傷つけないか」が重要です。

キューティクルを傷つける4つのダメージ

【1】摩擦による刺激

  • 洗髪した髪をタオルでふく
  • クシやブラシで髪をとく
  • ヘアアレンジのために逆毛を立てる

髪同士や、髪と物体が触れ合うと、摩擦が生じます。キューティクルは強い細胞ですが、摩擦をうけると簡単にはがれてしまいます。特に、髪が濡れているときは、一番傷つきやすい状態!無理なブラッシングや、乱暴にタオルで髪を拭くのは避けましょう。
洗髪後は、タオルで髪をはさみ、水分を押し出すようなイメージでトントンとたたく方法がおすすめです♪

【2】熱による変質

髪は、“ケラチン”というたんぱく質のため、熱が加わると硬く変性する性質があります。特に、濡れた状態の髪はダメージを受けやすいので注意!
ドライヤーで髪を乾かすときには、同じ箇所に2秒以上温風をあてないようにし、ドライヤーを左右に振って動かしながら乾かしましょう。

【3】紫外線によるダメージ

紫外線は、熱と同じく、髪の細胞を変性させてしまい、髪をパサつかせたり、弱くします。また、頭皮にもダメージを与えます。髪を生み出す場所である頭皮がダメージを受けると、かゆみが出る、抜け毛が増える、健康な髪が生えにくくなる、など深刻な問題が起こります。帽子や日傘で、髪と頭皮を紫外線から守りましょう。

【4】ヘアカラーやパーマ

ヘアカラーやパーマを行うときには、キューティクルの奥にある、コルテックスに働きかける必要があります。薬剤を用いて、キューティクルを開き、髪の内部に作用させます。ですから、ヘアカラーやパーマを行うと、どうしても髪は傷みます。このようなヘアアレンジをした場合には、施術後のヘアケアを特に念入りに行いましょう。

それでは、4つの原因をできる限り避けながら、健康な毛髪を生み、育つヘアケアの具体的な方法を次のレッスンでご紹介しますね。

毛髪の抜け方からみる、頭皮の状態チェック

毛髪には寿命があり、寿命が尽きると自然と抜け落ちていきます。
これを『自然脱毛』と言います。
一方、なんらかの要因で自然ではない脱毛が起こることを『異常脱毛』と言います。
『自然脱毛』の毛根は、マッチの頭のような形で、白く乾いていることが特徴です。
『異常脱毛』は、毛根が委縮し、細くなった状態で抜け落ちます。

また数量にも差があります。
健康な自然脱毛だと1日50~100本程度の脱毛に対して、異常脱毛はその3倍となる150~300本ほどが抜け落ちてしまいます。
季節によっての差もあるものの、大量の脱毛は頭皮状態が良くない可能性が高いです。


ほかにも、
☑ 抜け毛が短い
☑ 抜け毛の根元・毛先が細い
☑ 切れ毛・産毛が多い
という点も、一度チェックしてみましょう。

※この記事は手作り新聞118号に掲載したものです

最新の記事

月別アーカイブ

閉じる