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知っておこう!キレイのトリセツ

2018年06月01日

知っておきたい肌のこと・夏、肌にダメージを与えるもの

日差しの強い日が多くなり、「帽子をかぶっていこう」「日焼け止めを塗ろう」と、紫外線対策をする気に自然となります。紫外線が肌へ悪影響を与えることはご存じの通りですから、できる限り、ダメージを軽減しておきましょう。

基本的な方法は、日焼け止めや帽子・日傘・サングラス・手袋など。そして、あともうひとつ、行っておきたいことがあります。それは、『保湿』です。

うるおいが持続された肌は、そのバリア機能で紫外線によるダメージを軽減します。
「ちょっとそこまでだから」と日焼け止めも何も塗らずに出かけている方は、お出かけ前にはアクアテクトゲルでさっと保湿しておくことをおすすめします。

さて、実は紫外線のほかにも、『夏』ならではの、肌にダメージを与えるものがあります。今回は、これについてお話したいと思います。

夏は、湿度が高いため、肌がうるおいを保持しやすいです。そのため、冬の乾燥によるダメージを軽減するための肌づくりをしておくチャンスの時季です。今、気を付けておきたいことを共有しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

知っておきたい
紫外線以外に、夏の肌にダメージを与えるもの

ダメージ要因①夏にかく汗

汗は『汗腺』から分泌されるもので、汗腺には『アポクリン汗腺』と『エクリン汗腺』の2種類があります。

『アポクリン汗腺』は、体の中でも一部の部位にだけあるもの。

一方『エクリン汗腺』は、体のあらゆる部分にあり、その数は200~300万個と大量です。
ここから出る汗は、体温調節の役割を果たしています。ちなみに、皮膚表面では『皮脂』と混じりあい、うるおいを保つ『皮脂膜』となります。

汗がダメージを与える理由①過乾燥

夏は体温が上がりすぎないよう、全身のエクリン汗腺から汗を出し、体温調節を行います。出した汗が蒸発するときに肌から気化熱を奪い、体温を下げてくれるのです。
つまり、体温が下がればすぐ汗はひき、自然と乾きます。

この『汗びっしょり→乾く→汗びっしょり→乾く・・・』が一日に何度も繰り返され、夏の間はそれがずっと続きます。これが肌にダメージを与えます。

たとえば、お風呂上がりにもこの現象と同じことが起こっています。

浴室の湿度や入浴により角質層に水分が与えられた状態で乾いた空間に出ると、角質層の水分は蒸発します。
このとき、肌内部の水分も一緒に蒸発してしまう『過乾燥』が起こります。だから、浴室から出たときに「肌が乾燥する」「つっぱりを感じる」という方は多いです。

大量の汗が乾くとき、この過乾燥が起こっているのです。

とはいえ、これが一度や二度なら大したことはありません。お風呂場は湿度も高いため、すぐに保湿をすれば問題なしです。
しかし、日中に乾燥した空間で、保湿もできないままに、1日に何十回、夏の間に何百回と過度な乾燥が繰り返されると、どうなるか?
健康肌の方なら、ダメージを受けてもすぐに回復します。しかし、乾燥肌や敏感肌、何かしら肌トラブルがある方はそうはいきません。
肌が過敏な方、乾燥しやすい方は回復がなかなか進まず、ダメージが蓄積します。

汗が肌にダメージを与える理由②水分と油分のバランス崩れ

本来は、『汗(水分)』と『皮脂(油分)』が混ざりあい、肌のうるおいを守る『皮脂膜(天然の保湿クリーム)』として働きます。
具体的にイメージするために、『汗:皮脂=2:1』が皮脂膜のちょうど良いバランスだとしましょう。夏の暑い日、体温調節のために大量に汗をかきます。このとき、汗と皮脂のバランスが『5:1』になってしまいます。すると、いつもよりも油分が少ない『皮脂膜』となり、その働きは弱まります。つまり、通常よりも、肌の水分が空気中に逃げやすく、乾燥しやすい状況になるのです。
適量の汗だとうるおいを守ってくれるのに、大量になるとうるおいが逃げやすい肌状態になるというわけです。

運動しない・日ごろ汗をかかない人は要注意
さらに気を付けていただきたい人がいます。それは、40歳以上で、運動をしない、日ごろ汗をあまりかかないという方です。
血管と同じで、汗腺も使わないと細くなります。

ただでさえ汗をかきにくい冬に、何も運動をせず、汗をかかないまま過ごしていると、汗腺は細くなり、汗を分泌しにくくなります。
そうすると、もともと汗腺の働きが活発な『顔』と『頭皮』に、夏の体温調節の汗が集中してしまうことがあります。

これは、顔と頭皮に、汗による過度な乾燥ダメージが集中してしまうということです。
夏の終わりに、「顔がピリピリする」「肌がごわごわする」「頭皮がしみる」「頭がかゆい」という方は、夏の汗によるダメージが深刻化している可能性があります

ダメージ要因②冷房とその風

「涼しい」という気持ちよさが、乾燥を感じにくくさせてしまうのですが、冷房が行き届いた密閉された空間は、湿度が20%台、またはそれ以下になることもざらにあります。

湿度が低い空間に長時間いることは、肌の乾燥を招きます。
キレイ肌づくりのために、自宅や職場には湿度計を置いて、湿度管理をしておきたいですね。

冷房の『風』による乾燥
もうひとつ気を付けておきたいのが、冷房の『風』です。
「冷えすぎないように、27度設定にしていますから大丈夫」とおっしゃる方がおられます。

確かに、気温を低くしすぎないのも乾燥を防ぐひとつの方法ではありますが、『27度の風』でも、直接肌にあてていれば、乾燥します。

温度よりも、『風が肌にあたるかどうか』が、肌の乾燥に関わるところなのです。風を直接肌に受けないようにしておきましょう。

汗でふやけた肌には、さらに注意が必要
前項の通り、『大量の汗が乾く』を繰り返すのは、肌にとって良いことではありません。
お風呂につかっていると、手が白くふやけてくることがありますよね。ふやけた肌を爪でカリカリと掻くとポロッと取れることがあります。このように、ふやけた肌の細胞はもろく、とても弱いものです。
大量の汗をかくと、このお風呂と同じことが肌に起こります。

冷房以外にも、扇風機やドライヤー、うちわも、当然、『風』です。
自転車に乗ったときに顔に受けるのも『風』です。

ふやけてもろく、弱くなった肌に直接あてることは、肌への刺激・ダメージをアップさせる行為です。
どれもこれも、汗をかいた状態で、汗を乾かすために使いたいものではありますが、使う際には、汗をやさしく拭き取った上で使うことをおすすめします。

ダメージ要因③『し過ぎる』ことの悪影響
汗をかくと洗い流したくなる夏。
毛穴には、汗を分泌する『汗腺』と共に『皮脂腺』があります。
そのため、汗をかくと皮脂も分泌され、それが混じりあってべたつきを生みます。

このべたつきこそが、肌のうるおいを守ってくれているのですが、夏の暑さから、一日に何度も「洗い流したい」と思うことがあります。
「べたつきを取るために洗い流す」を習慣化させてしまうと、その度に肌のうるおいを奪ってしまい、その結果、乾燥肌や脂性肌の状態を悪化させます。

ゴシゴシこすり過ぎるダメージ
ベタベタした肌は気持ちが悪いため、汗を拭くとき、顔を洗うとき、洗顔後の水分を拭き取るとき、ついついゴシゴシと肌を強くこすってしまうことはありませんか?
「していないよ」という方も、拭き取り方をチェックしておきましょう!

肌にやさしい拭き取り方

  1. タオルを顔にあてる
  2. そのまま動かさずに10秒待つ
  3. 終わり

いかがですか?
タオルを肌にあてた後、上下左右に動かしていませんか?実は、それこそが『ゴシゴシ』なんです。

汗でふやけて弱くなった肌をゴシゴシとこすってしまうと、目に見えないのですが、肌表面の細胞が剥がれてしまいます。
細胞が剥がれてしまうと、肌が過敏になります。刺激から肌を少しでも守ろうとする防御反応です。
過敏になった肌は、これまでは大丈夫だったことでも刺激に感じるようになり、その名の通り過剰に反応し始めます。
たとえば、汗、紫外線、ファンデーションを塗るスポンジ・メイクブラシの摩擦、花粉、食べ物、など。
このように、ゴシゴシ刺激を与え続けると、敏感肌になり、シミやシワなどの老化現象へと繫がります。くれぐれもお気をつけください!

洗顔をし過ぎるダメージ
「洗い過ぎは良くない」とよく言われる通り、過度な洗顔を日常的に行うことは、肌に悪影響を及ぼします。
洗顔料を使って1日に5回も6回も洗顔、となると、それは『洗いすぎ』です。
また、キュキュッと音が鳴るほど皮脂を取るのも『洗いすぎ』です。スッキリ洗い流すと気持ちがいいのはよく分かりますが、『気持ちよさ』と『今後の肌状態』を天秤にかけ、皮脂を落としすぎない=スッキリしすぎないように、ぐっと我慢を選んでいただきたいと思います。

しかし、こんな疑問もわいてきます。
「日中に1回ならどう?」
「皮脂を落としすぎなければ、何度洗ってもいい?」
何が「洗いすぎ」なのか、判断がつかないこともあります。
今一度、洗顔に関して整理してみましょう。

顔を洗う『目的』は?
顔を洗うのは、もちろん、「汚れを落とす」ためですね。
ですから、「その汚れが何か」によって、洗い方が変わります。
ひとつずつ見てみましょう。

『水~ぬるま湯』で落ちるもの

生活をしていると、空気中のホコリや雑菌などが、汗や皮脂が分泌された顔に付着します。
人肌程度のぬるま湯で洗うと、汗や顔に付着したほこりなどを落とすことができます。

 

『洗顔料』で落ちるもの

『メイク落とし』ほどの洗浄力は必要ない落としやすいタイプのメイク料や日焼け止め、皮脂、酸化した皮脂などを落とすことができます。
※使用する洗顔料の種類により、異なることがあります

大まかに見ると、こんな感じです。

「洗いたい!」と思った汚れが、汗やそれに付着したものであれば、水やぬるま湯で落とすことができます。

「ベタベタするからスッキリしたい」「メイクが汗で流れたから落としたい」という場合の汚れは、汗と混ざり合った皮脂やメイク料ですから、洗顔料かメイク落としが必要です。
こうした汚れを落としたい場合、一日に何回までなら、『洗いすぎ』にならないのでしょうか?
そのお話をする前に、そもそも『洗顔料を使って洗顔を行う』ことについて、触れておきたいと思います。

そもそも、洗顔料はなぜ必要?
『メイク落とし』や『クレンジング料』は、その名の通り、メイクを落とすためにあります。
では、石けんを含めた『洗顔料』は、何のために使うのでしょうか?

洗顔料で落とす汚れは、先に挙げたように、『メイク落としほどの洗浄力は必要ない落としやすいタイプのメイク料・日焼け止めや、皮脂、酸化した皮脂など』です。
そして、これらには、落としておかなければならない理由があります。
それは、『酸化への対策』です。

『老化予防』のために洗顔料が必要
肌が『老化』する大きな要因は、『紫外線』・『酸化』・『加齢』の3つだと言われています。

『酸化』とは、簡単に言うと、油分(細胞と細胞をつなぐ脂質や、肌の皮脂、化粧品の油脂など)と酸素が結びつくことです。『サビる』というと分かりやすいですね。
サビは伝播していくもののため、酸化したものを放置すると、肌が劣化や変質を起こし、いわゆる老化現象につながります。

『酸化』自体は、体内でも自然に起こっていることなので、これをどうにかすることはできません。
ですから、肌老化を防ぐためには、酸化した皮脂や化粧品の油脂を取り除くことが唯一の酸化対策となります。

そのため、ウキウキメイトの皆さまにも、ダブルクレンジングゲルを使って、しっかりと朝と夜の洗顔を行っていただいているわけです。(もちろん、肌が過敏なときや、乾燥しているときなど、洗顔料による洗顔のほうが刺激を与えると判断できるときは別ですよ。)

『洗顔の基本』となる考え方

  • 水・ぬるま湯洗顔ならば、やり方次第で問題なし
  • 洗顔料を使った洗顔は、酸化対策・気持ちよさがある。しかし、洗い過ぎは、皮脂の落としすぎや、刺激・摩擦が心配

だから、アースケアがおすすめする基本の洗顔は以下の通りです。

  • 基本は、朝晩2回の洗顔料を使った洗顔
  • メイクをしているなら、夜のメイク落とし1回追加
  • 日中は、水・ぬるま湯洗顔なら2回まで

洗いすぎるよりも、日中は「洗い足りない」ぐらいにとどめておく。そして、夜にしっかりと汚れを落とすことがベストです。

しかし、洗顔料によって変わることがある

ここまで、『洗顔料』とひとくくりにし、一般的な洗浄力を基準としてお話をしてきましたが、洗顔料には、さまざまな種類があります。

中でも、石けんや、石けん成分でつくられた洗顔料は、基本的に、皮脂を取る『脱脂力』が強いです。
ですから、こうした洗顔料を基準とした場合は、お伝えした通り『洗顔の基本』となる考え方にのっとっていただきたいと思います。

しかし、ダブルクレンジングゲルを使った場合は、話が変わります。
手前味噌ですが、ダブルクレンジングゲルは、適度な洗浄力と、その時々の肌状態に応じた洗浄力で洗えることから、濃いメイクのときも、汗をかいたからちょっと洗顔したいときも、またお子さまの洗顔にも使える、自由度の高い洗顔料です。

そのため、洗浄力を調整したアレンジ使いができます。
そうすると、日中にも洗顔料を使った洗顔を行っていただくこともできますよ^^

お話したように、洗顔には、肌状態や使う洗顔料・その使い方によって、良い面もあれば、悪い面もあります。
選択の基準となる情報と、商品の使い方をお伝えしていきますので、もっとも適していると思うことを、自身で選び取っていただければいいなと思います。

以上、夏に受けるダメージの数々、イメージしていただけましたか?

『夏ならではの』と言ったものの、一年を通して言えることも多いですね^^
どうぞ気持ちの良い夏をお過ごしください。

※この記事は手作り新聞114号に掲載したものです

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