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知っておこう!キレイのトリセツ

2017年09月18日

夏こそ『温める』常識外れのスキンケアが大事

夏の間、紫外線対策も保湿ケアもバッチリされていることと思います。
でも、しっかりスキンケアをしているのに、最近、こんなことで悩んでいる、気になっている、ということはないでしょうか?

  • 肌が乾燥する
  • 顔色が悪い
  • 肌がくすむ
  • ニキビがなくらない
  • シミが濃くなってきた

他にも

  • 食欲がない
  • 体がだるい
  • 朝起きると、足や肩が冷えている
  • 職場や学校・電車やバスの中で、寒いと感じることがある

あてはまることがあれば、その解決策がご提案できるかもしれません!

肌トラブルの原因は・・・?

今の時季にある肌の悩み・体の不調。

これらは、実は『冷え』が原因のひとつとなっていることがあります。
というのは、『一定以上の体温がないと、肌細胞は生まれ変わらないから』です。

どういうことか、詳しくお話します。

私たちの体は、無数の細胞でできています。
肌も、同じです。
無数の肌細胞で構成されたものが、私たちが日々お手入れをしている『肌』です。

これはよく考えるとおもしろいことです。

私たちは、「肌は自分の一部」のつもりでいますが、実は、『細胞』という、ある意味の生命体の集合で形作られているわけです。
だから、私たちがどんなに「キレイになるぞ!」と思っていたとしても、細胞がきちんと生きて、働いてくれないと、健康な体や肌は作れません

ここに体温が関わってきます。

実は、肌細胞は、どんな状態でもきちんと働くわけではないのです。
働くのに最適な温度というのがあって、人の場合は、36.5度~37度程で細胞が活性化します。

この状態であれば、消化や吸収・免疫の力がきちんと働きますし、肌細胞は活発に新陳代謝を行います。

肌細胞がきちんと働いていると・・・水分を保つ力が強い細胞で肌が構成されるので、

  • 肌が潤う
  • キメが整い、化粧ノリが良くなる
  • バリア機能が高まり、刺激に強くなる
  • 紫外線によるダメージを受けにくくなる
  • 皮脂の分泌量が正常になる
  • 肌が柔らかくなり、ニキビができにくくなる

さらに、古い肌細胞がきちんと排出されるので、

  • メラニン色素が排出され、シミができにくくなる
  • くすみがとれ、透明感が出る

こういったキレイ肌につながります。

ここで問題になるのは、36.5度よりも体温が低い場合です。
当然、細胞の働きがにぶくなります。
その結果、肌細胞の生まれ変わりは滞り、肌は乾燥しやすく、敏感になり、シミのもとであるメラニン色素も排出されにくくなります。

つまり、キレイ肌どころか、肌老化が進行してしまうのです。

「冷えは体に良くない」というのは、結構、常識のようにして知られていることです。
「肌に良くない」というのも、なんとなく想像できます。
でも、「なんとな~く」じゃありませんか?

さて、ここで質問です。あなたの『平熱』は何度ですか?

意外と知らない『平熱』の計り方

『平熱』って、日常生活の中でもよく使う言葉です。
健康状態のバロメーターになりますので、自分の平熱を知っておくことは大切です。

しかし、『平熱』には、「健康なときの体温」という程度の意味しかなく、明確な定義がありません。

しかも、さまざまな要因で変動するため、意外と『正しい平熱』を知らない人も多いです。

今回は、正しい平熱の測り方をご紹介しましょう。
まずは、体温のことを知っておきましょう。体温は、様々な要因で変動します。

時間によって変わる

人の体温は、早朝が一番低く、それから徐々に上がっていて、夕方に最も高くなります。
この触れ幅は、0.5~1度ほどありますので、計る時間によっても体温は変わります。

部位によって変わる

人の体は表面に近づくほど、外部の影響を受けやすくなります。
そのため、どの部分で測るかによって、体温は大きく異なります。
一般的に、体温測定がされる部位は「ワキ」「口(舌下)」「耳」「直腸」で、それぞれに平熱があります。

年齢や体質によって変わる
一般に、子供の体温は高く、年齢を重ねると低くなります。
また、筋肉量や体重・身長も、体温に影響を与えます。つまり、ひとりひとり、平熱が異なります。

正しい平熱の測り方

今回は、一番一般的な『ワキ』での測定方法をご紹介します。

測る前に気を付けること

  • 飲食や入浴・運動を行った直後の測定は避けましょう
  • 測定を行う前に、ワキの汗はしっかり拭き取りましょう
  • 体温計は斜め下からワキに挿しましょう
  • 体調の良い日に計りましょう

測り方

起床後・午前中・午後・就寝前の一日4回、体温を測り、それぞれの体温を、各時間帯ごとの平熱として覚えておきましょう。
正確さをさらに高める場合は、体調の良い日に何度か、同じ時間帯・同じ部位で計測します。
それぞれの値の平均値が、あなたの『平熱』です。

日本人の平熱は、平均で、36.5度から37.2度の間だと言われています。
細胞が活発に動く温度とほぼ同じですね。

まずは、今回ご紹介した方法で、体温を測ってみてください。
そして、もし、あなたの平熱が36.5度よりも低かったら・・・、肌トラブルや体調不良が起こりやすい状態です。
今すぐ『体を温める習慣』をあなたの生活に取り入れてみてください!

今日からできる!体を温める習慣

私たちの体は、内臓や筋肉が動くことで熱を発します。
この熱が、血液に乗って体全体に広がります。

この機能がきちんと働いていれば、体はすみずみまでポカポカするのですが、血行不良や筋肉の衰え、脂肪の増加、薄着などで外部熱を奪われることなどによって体は冷えてしまいます。

一度冷えやすくなった体は、そう簡単には温まりません。もちろん、お風呂に入ったり、温かい食べ物・飲み物を飲めば、体温は上がります。でも一時的なものでしかありません。ですから、日常生活の中に体を温める工夫を取り入れて、常に『温め続けること』がとても大切です。

それと同時に、体そのものを『冷えにくい体』に変えていきましょう。『温め続けること』が、今、感じている冷えに対する応急処置だとすると、『冷えにくい体作り』は、冷えの根本的な原因を解消することです。
この2つを同時に行うことで、体を上手に温めて、冬に備えてキレイ力を高めていきましょう。

今回のトリセツを参考にした、実際のケア方法はこちらからご覧いただけます→『夏こそ『温める』常識外れのスキンケア方法

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