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井上満喫ブログ

2023年08月01日

「自分がどんな『衰え』を一番恐れているか」134号

こんにちは。皆さん、お元気ですか?
前回は、自分の考えを突き詰めることは非常に重要なのに、「意外とやっていない人が多いなと感じる」と、お話しました。

私は今年50歳になったのですが、3年ほど前から、体力の低下を感じていました。
日常生活に支障はないのですが、ボクシングでマススパー(ヘッドギアをつけて、16オンスのグローブで行う軽いスパーリング)をすると、以前よりも疲れるのです。

さらに、パンチが相手にも当たりづらくなってきました。
これは体力が衰えることで、運動能力にも影響が出てきているのです。

そこで、ここ3年ほど、自分を題材にして、【老化】について考察しています。
老化といえば、頭や体の『衰え』です。
「自分がどんな『衰え』を一番恐れているか?」を突き詰めてみました。

「衰え」のデメリットについて考えた結果、最終的に出てきた答えが、「好奇心と行動力の低下」です。

「好奇心と行動力」は密接に関わっており、お互いを補完しています。
卵が先か?鶏が先か?と同じで、好奇心があるから行動して、行動すると好奇心が芽生えるといった具合です。
私は、個人的に「好奇心と行動力」を非常に重んじており、自分の武器であると認識しています。
ここが衰えるということは、「自分の考えを突き詰めて、そこに、まい進する」という私のポリシーにも影響してしまいます。

私は、自分で言うのも何ですが、かなり好奇心が強く、一度火が付くと周りが見えなくなって、一点に集中する特性があります。
その特性のせいか、モノ作りが非常に好きで、過去に、化粧品以外に、絵本・ビール・寝具・お香・日傘・アームカバーなどの製造にも携わってきました。
業界によって、表に出ていない情報があり、それに触れると興奮を覚えて、それまでにない商品を作ることに大きな喜びを感じます。

また、一見関連のない業界でも、実は深い部分で繋がっていることもあり、お互いの商品開発に活用できることもあります。
そして、膨大な知識に伴った経験をすることで本質的な知識が身につき、モノの正誤を見極めやすくなります。

先日も、消臭生地を使ったTシャツの開発を思い立ち、実際に検討しました。
皆さんもどこかで目にしたことがあると思いますが、体臭が消えるTシャツです。
最初は、Tシャツを製造している会社を訪れて打ち合わせをしたのですが、どうも生地に関する知識が少なく感じました。
これは、私が今まで色々な業界で情報収集してきた経験から感じたものです。
どう考えても納得できないエビデンスで、そこを確認しても満足のいく答えが得られませんでした。
そのため、生地を製造している会社に直接、問い合わせてみました。
さらに、一担当者ではなく、研究をしている人に直接聞きたい旨を伝えました。
目的に合致する生地を製造している3社に問い合わせた結果、しっかり対応してくれたのは1社だけでした。

ただ、3社とも見解は同じで、「消臭効果がゼロではない。でも、正直言って、体臭が消えるほどの効果はない」という解答です。
まあ、こういったことは美容業界でも多々あります。
まったくの嘘ではないけど、使う人の体臭問題を解決できるほどの効果はない、ということです。
これが分かったため、商品の開発は一時停止しました。
ただ、諦めたわけではなく、自分の納得できる素材ができれば再開します
だから、素材に関する情報収集は今後も続けます。

といった具合に、私は新しいことを始めるときに、その業界や素材について、徹底的に調べます。
少しでも引っかかったなら、その根元にある情報を取りにいきます。
そうすることで、間違った商品を世の中に出すことを防ぐことができるし、使用する人に喜んでもらえる商品を作ることができます。

私の場合は、この原動力が、「好奇心と行動力」です。
だから、これらが減少していくことで、間違った、価値のない商品を世に出すことを恐れています。
30歳頃からこの考えが芽生えて以来、少しでも関心があることは、一見仕事と関係のないことでも進んで挑戦してきました。
その思いは50歳になった今も変わりません。

ボクシングに17年間、週3回通い、今でも20~30代の若い人たちとマススパーをするのも、私にとっては「好奇心と行動力」の訓練です。
体のスペックでは、明らかに若い人に負けます。
だからと言って、止めてしまえば、「好奇心と行動量」が減少します。

  • 年齢によるデメリットを補うためにどうするか?
  • そのために日々の練習で何をするか?

といった、創意工夫をする機会が失われます。

だから今は、年齢によるデメリットの工夫を重ねて、60歳でも現在と同様に、若い世代とマススパーを続けることを目標にして取り組んでいます。
こういうことは、「仕事とは全く関係がない」と思われるかもしれませんが、私にとっては密接に関わっています。

運動は、肉体で行うために、衰えを可視化できます。
だから、具体的な対策が立てやすいです。
例えば、

  • 最近スタミナが落ちてきたから有酸素運動を増やそう。
  • スピードが落ちてきたから、もっと体の回転で打つように意識しよう。

など、対策そのものが目に見えるので成果を確認しやすくなります。
これが仕事にあると、簡単には可視化できません。
自分の「仕事に関するスキルがどれぐらいアップしてるのか?」なんて、自分では目に見えません。
そのため、対策をしていても、それが果たしてどれほどのスキルアップにつながっているのかも分かりません。
でも、衰えに対するプロセスは、同じはずです。
だから、私は運動で経験した対策を仕事のスキルアップにも活かしています。
そのおかげで、サンドバックを打っていても、いまだに新たな発見があります。
まぁ、こんなこと考えながらボクシングしている人はいないかもしれませんが。

こんな感じで日々、好奇心と行動力が減少するというデメリットに対策をしてきたのですが、3年ほど前に体の衰えを感じ、「このままではいかん!ボクシングだけでは足りない」と考えて、新たにゴルフをやり始めました。
ゴルフを選んだ理由は、「どうせやるならボクシングとは対極のスポーツをやろう!」と考えたからです。
ゴルフは、一人で道具を使って、その場からはほぼ動かず行い、年配の方が多いスポーツです。ボクシングは、一人で練習はするものの、動き続ける、体力のある若い人に有利なスポーツです。
正直言って、ゴルフは今まで何回かしたことはあるものの、楽しさは1㎜も分からず、周りから勧められてもまったく興味が持てなかったので、やりませんでした。
これもゴルフを選んだ一つの理由で、「逆に、まったく興味のないスポーツをやったらどうなるんだろう」とよく分からない好奇心が生まれたのです

私は、有言実行をモットーにしているので、嫌でも何でも一度やると決めたことは最低3年間、徹底的に努力すると決めています。
だから、決めた1週間後には道具を揃えて、スクールに週3回通い始めました。
そのため、1週間のうち、ボクシング3日、ゴルフ3日というハードスケジュールに。
さらに家でも、5分でも時間が空いていれば、ゴルフの素振りをやりました。
長いときは3時間ぐらいゴルフクラブをブンブンと振っていました。

その結果、半年後にどうなったかというと…。

左足が足底腱膜炎になりました
足底の筋肉は「足底腱膜」という膜に包まれています。 この足底腱膜が炎症を起こしたり、硬くなって柔軟性を失ったりした状態が足底腱膜炎です。これになりました。
歩く、走る、足を地面に着けるとき、足底腱膜が強く引きのばされますので、こういったタイミングで痛みが出る人が多いです。

右足をねん挫しました
若い世代とマススパーをしているときに、バックステップをした際、思いっきり右足首を捻りました。
左足が足底腱膜炎になって痛かったため、それを補おうと右足に負荷がかかりすぎた結果です。

腰痛が常態化しました
ボクシングもゴルフも腰を使うため、疲労による痛みが発症しました。
一言で言うと、年甲斐もなく頑張りすぎた結果、体が悲鳴を上げたということです。

で、どうしたかというと、ボクシングとゴルフの練習は続けています。
傷めてからかれこれ1年ほど経過したのですが、足底腱膜炎とねん挫は8~9割治ってきました。
完治までもう一歩です。

次回は、この続き。
完治まで私がどのような行動をしたかをお話します。

※この内容は、手作り新聞134号(2023年7~8月号)に掲載したものです

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