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井上満喫ブログ

2023年10月01日

「何か対策するなら、今までと同じ要素ではなく、違うアプローチを行いましょう」135号

こんにちは、皆さんお元気ですか。
前回は、自分の考えを突き詰めることは非常に重要だということ、そして、今年50歳の私がこの3年ほど、老化について考察していること。さらに、「自分がどんな『衰え』を一番恐れているか?」を突き詰めてみた結果、最終的には、「自分の好奇心と行動力が低下することを恐れている」ことが分かった、とお話しました。

さて、今回は、「一度やると決心したことは最低3年間、徹底的に努力する」と決めている私が、運動のやりすぎにより体を痛めたときにとった行動をご紹介します。
1週間のうち、ボクシングを3日、ゴルフを3日やるといハードスケジュールでさらに、家でもゴルフの素振りを2~3時間やり続けた私が痛めた箇所はこちら↓

● 左足が足底腱膜炎になった
● 右足をねん挫した
● 腰痛が常態化した

まず、「足底腱膜炎」の原因を調べました。
足底腱膜炎になったときに、ゴルフのインストラクターに確認すると、「普通の練習ではならない」と言われました。

つまり、たくさん練習をしたから足底腱膜炎になったのではなく、やり方(スイングフォーム)そのものが悪かったことが分かりました。
それからは、「量より質」の練習に切り替えました
また、長時間の運動をする場合は、時間を分けることにしました。たとえば、合計3時間やるなら、1時間ごとに休憩を挟み、3回行います。それまでは、ぶっ続けでやっていたのを、細切れにしました。

ボクシングでは、オーソドックス(右利き)から、サウスポー(左利き)に変えました。
これは、やってみて驚いたのですが、びっくりするぐらい体の使う部位が変わりました。

おかげで体への負担も減り、腰の痛みも軽減しました。
また、やり方を極端に変えたことで、今まで見えていなかった部分が見え始めて、ボクシングをする中で、これまで以上にたくさんの気づきや発見がありました

そして、オーバーワークをやめました。少しでも体に負担を感じたら、その部位を休めるような練習に切り替えました。

これまでは、集中して”量”をこなせば、それに比例して技術が上がってきました。
でも、今の年齢になるとその”量”に、体が耐えられなくなってきました。

若い頃は体も丈夫なので、量稽古は効果的です。
また、経験が少ないために、”質”を目指すのは非効率なこともあります。

でも、逆に、ある程度、年齢を重ねると、体の耐久力が落ちて、今までメリットだった”量”が負担になります。
代わりに、今までの経験を参考に、工夫を重ねて、”質”を高めることができます。

この経験は、仕事でも全く同じです。
私は比較的ハードワーカーで、今まで仕事をしていて疲れたことがありません。
誤解を恐れずに言うと、自分の好きなことしていて、人に喜んでもらえて、さらにお金までもらえるなんて、こんなに楽しいことはありません。
だから、一般的な遊び(飲みに行ったり、旅行に行くなど)より、仕事のほうが楽しいです。
それなのに最近、疲れることがあります。

先日も、ミーティングやインターン面接の予定がギチギチに詰まってしまい、9時から18時まで昼ご飯を食べる暇もなく、9時間連続で話し続けた日がありました。
今までなら、まったく疲れなかったのですが、この日は、帰宅後ソファーに座ったとき、「ちょっと疲れたな」とつぶやいた自分に驚きました。
確かに、ボクシングの練習後、「疲れた」と言ったことはありますが、仕事をしていて、しかも話してるだけで一切移動していない、体を動かしていないにも関わらず疲れる、というのは初体験でした。

後日、妻にこのことを言うと、「普通はそうやで。今までが異常な状態やと思う。」とため息交じりに言われました。
私は少し変わっているかもしれませんが、どうやら体と同じように、頭の耐久力も減少しているようです。

そして、これがボクシングやゴルフの経験と結びつきました。
だから今、仕事のやり方を変えています。
頭の耐久力がいる仕事は、どんどん若いスタッフに任せています。

その分、私は”質”を追求していこうとしています。その一環として、商品の質を上げるために、さらに、開発に注力することに時間を割こうと考えています。

で、商品について、あれこれ考えていると、また繋がりました。
「これってスキンケアにも同じことが言えるのではないか」と。

肌は若い時のほうが、健康で丈夫です。
いわゆる耐久力があります。
でも、年齢を重ねると耐久力がなくなってきます。
つまり、肌が弱くなってきます。

だから、いくつもの化粧品を使うことが、より肌の刺激になるのではないでしょうか。
多くの方は、肌の悩みが増えると、解決手段もそれに比例して増やします。

一見、正しく思えるのですが、実は、それが肌を傷めて、悩みを増やしているように感じます。
本当に必要なのは、今まで以上に刺激を減らすシンプルなスキンケアで、それが肌のためになるのではないか、と思います。
また、ただ減らすだけではなく”質”を上げる必要もあります。

では、”質”とは何か?
ここで言う”質”とは、保湿効果です。
じゃあ、保湿効果とは何によって得られるのか?

私見ですが、以下の3つの要素によって構成されていると考えています。
◎ 使用量
◎ 処方
◎ 成分

『使用量』とは、そのままの意味です。
一回あたりに使う、化粧品の量です。
たとえば、アクアテクトゲルは、水分と油分、保湿成分を肌に補給する目的で作られています。
不足する水分と油分、保湿成分をたっぷり補給するという当たり前のことを実現するため、乾燥した肌には多くの量が必要です。
使用量が少ないとその効果は半減します。使う人の肌に合った使用量を適切に使わないと、せっかくの効果が発揮しきれません。
ちなみに、目安の使用量は乾燥肌の私を基準にしています。

 『処方』とは、言い換えれば化粧品の作り方です。設計図の様なもので、これを基に化粧品は作られるため、その構造によって、保湿力は変わります。
一般の方には分かりづらい部分ですが、アースケアで言うと構造に特化した商品は、アイクリームです。
そのため、アクアテクトゲルと併用することで相乗効果を発揮します。

最後は、保湿成分です。
成分そのものの力によって、保湿効果を発揮します。
ただ、保湿成分に関しては問題がたくさんあります。
ほぼ効果がないものを、高い効果があるように見せているものがあまりにも多く、それを見極めるのは非常に困難です。
正誤の判断が一番難しい要素です。

今のところ、アースケアは成分に特化した商品を出していません。
その理由は、保湿の3要素のうち、以下の順番で保湿効果が優れていると考えているからです。

① 量
② 構造
③ 保湿成分

ただ、これは私が独立(アースケアを創業)してから24年間で経験した一般論です。
だから、人によっては、保湿成分がもっとも保湿効果を発揮する場合もあります。
こればかりは、すべてを試してもらわないと分からないのが本当のところです。

そう考えると、アースケアには保湿成分に特化した商品がありません。
つまり、”質”の一部が商品構成に組み込まれていません。

と考え始めて、実は3年ほど前から、保湿成分に特化した商品の開発を始めています。

保湿成分は正誤の判断が難しいと言いましたが、それは、「嘘ではないけど、それほど効果がない成分」がたくさんあるからです。
それをできるだけ、期待する効果に近いものを選定中です。
早ければ、今年中に発表できるかもしれないので、お楽しみに。

と、今回は、かなり右往左往しましたが、私が言いたいことをまとめると、「肌の状態が悪くなったときは、何かを足すのではなく、できるだけシンプルなスキンケアを心がける」 ということ。
そして、「何か対策するなら、今までと同じ要素ではなく、違うアプローチを行いましょう」 ということです。
参考になれば幸いです。

※この内容は、手作り新聞135号(2023年9~10月号)に掲載したものです

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