繰り返すニキビに使える?「ノンコメドジェニック」本当の効果を知る

繰り返すニキビに使えるノンコメドジェニックテスト済み化粧品

ニキビにおすすめだと言われる「ノンコメドジェニック化粧品」。
コメドができにくいことがテストで証明された商品には、商品やパッケージに、「ノンコメドジェニックテスト済み」と書かれています。

そんな化粧品を使いたい場合には、

「ノンコメドジェニックテスト済み」

この文言がある商品を選びましょう

というのも、同じ「ノンコメドジェニック」という言葉がついた商品にも、いくつかの種類があります。

同じ「ノンコメドジェニック」なのに、その効果も違うのです。
ですから中には、「思っていたものと違う!」と感じるものもあるかもしれません

そこで、市場に出ている「ノンコメドジェニック」について、

  • どんな種類があるのか
  • どんな効果があるのか

この2点について、この記事では説明いたします。

この記事を書いている私自身、思春期から大人になっても、ずっとニキビに悩まされていました。(冒頭の写真も、私です)
「なぜ治らないのだろう」とずっと悩んでいました。
でも今では、スキンケアアドバイザーという仕事柄、正しくケアができるようになり、ニキビはほとんどできません

ですから、同じようにニキビに悩む人が、使いたい化粧品をきちんと選べるようになればいいなと思います。
この記事がニキビに悩む人の手助けになれば幸いです。


1.ノンコメドジェニックとは

「ノンコメドジェニック」とは、「コメドができにくい」という意味です。

「コメド」は、毛穴に皮脂や角質などが詰まって膨らんだ状態=ニキビができる一歩手前やニキビの第一段階の症状を指します。
「コメドができにくい」ということは、ニキビができにくいということ。

そのため、ノンコメドジェニックを証明するテストを専門機関で行い、クリアした化粧品が「ノンコメドジェニック化粧品」と呼ばれます

「ノンコメドジェニック化粧品」には、パッケージや商品説明に、「ノンコメドジェニックテスト済み(ハイポジェニックテスト済み)」と書かれています。

ニキビの元となる「コメド」ができにくい効果がある化粧品は、ニキビやニキビ跡の予防になるのでとても嬉しい効果です。

ですから、「ノンコメドジェニック化粧品」は、いわゆる「白ニキビ」ができやすい人や、繰り返しニキビができる人にはぜひおすすめしたい化粧品です。

しかし、ただ単に「ノンコメドジェニック」という言葉だけで化粧品を選ぶと、思っているような効果が得られないことがあります

「ノンコメドジェニック」という言葉が書いてあれば、「テスト済み」だと思うのは間違いです。
実は中には、ノンコメドジェニックテストが行われていない商品もあります。

ですから、「ノンコメドジェニック」と記載があっても、期待できる効果が同一だというわけではありません
混同しないように、この章ではそれぞれの詳細をご説明します。

1-2.「ノンコメドジェニック処方」は、テストしていない場合もある

これは「コメドができにくい処方」で作られた化粧品です。
この表記だけの場合には、専門機関によるテストまでは行われていません

また、「ニキビができにくい成分を使った化粧品」を指している場合もあります
この場合は、商品によって何がニキビ予防ができるのかが異なりますので、効果については直接メーカーに質問していただくしかありません。

1-3.「ニキビができにくい処方」は、ノンコメドジェニックではないことも

ニキビは、毛穴が詰まった状態であるコメドにアクネ菌が繁殖することから始まります。
ですから、アクネ菌の餌となる「油分」を避ける化粧品を「ニキビ用」として謳っている場合があります

このような「油分が少ない化粧品」や「オイルフリー化粧品」を「ニキビができにくい処方」と称している商品もあります。

1-4.「薬用ニキビケア」は、「ノンコメドジェニック」とは異なる

医薬部外品の化粧品で、いわゆるニキビ用化粧品は、ニキビに効果があるとされる有効成分が配合されています
例えば、殺菌作用や抗菌作用のある「サリチル酸」などです。

殺菌などの効果で、ニキビを繁殖させるアクネ菌に作用します。
これは、「ノンコメドジェニックテスト済み化粧品」とは異なります。


2.ノンコメドジェニック化粧品を使う前に知っておきたい3つの注意点

コメドができにくいことが検証される「ノンコメドジェニックテスト」には、法的な規制など、決まった規定はありません。
テストを行う会社の判断にゆだねられている部分があります。
「ノンコメジェニックテスト済み」という同じ表記であっても、違うテストかもしれません。

ですから、できるだけテスト内容を公表しているメーカーだと安心です

チェックすべきは、以下の2つです。

  • 適切な検査が行われたか?
  • どんな結果が出たのか?

2-1.「適切な検査が行われたか?」をチェックする

ノンコメドジェニックテストの基本は、以下の内容です。
この内容を網羅しているテストであれば安心です。

対象 ヒト
人数 10名前後による検証
試験方法 脂腺性毛包が多数ある上背部で行う
期間 4週間
  • 対象
    海外や格安の場合にはウサギなどの動物で行われることがあります。
    テストは「ヒト」で行われていることが大切です。

  • 人数
    肌質による差もあるので、人数は多いほうが望ましいです。

  • 試験方法
    体の中でもコメドが形成されやすい部位できちんとテストが行われていることが大切です。

  • 期間
    短いものだと2週間テストもあります。
    しかし、人の体はおおよそ4週間で新陳代謝を行っているため、4週間のテストが行われてるとより検証結果に期待ができます

2-2.「どんな結果が出たのか?」チェックする

被験者の肌状態を4週間の間に、何回チェックされるのか?
また、どのようなスコアになったのか?
この2点をぜひ見ておいてください。

たとえば当社で行ったテストの場合には、合計14回の皮膚のチェックが行われました。
皮膚の変化を4週間の間、観察した結果、コメドができたかできなかったか、この過程がとられていると、テスト結果にも信憑性が持てます


3.当社商品のノンコメドジェニックテスト結果を公開!

「ノンコメドジェニックテスト」とはどういうものか?
なぜ、コメドができないことがわかるのか?

この章では、当社ではどのようにノンコメドジェニックテストが行われたのか。
その概要など、具体的なテスト内容をご紹介します。

被験者 被験者17名で開始し、1名が個人的な理由で辞退したため、16名で終了
実施期間 2019年6月3日から2019年7月1日
被検品 陰性対照は、無塗布
陽性対照は、ラノリン(軟膏)塗布
パッチテスト

1辺が約2センチ四方のコットンに被検品を塗り、閉塞性テープで固定する方法で貼付
のちに貼付するパッチの位置を正確にするために、ストリップのディスク上部と下部の下側にクリスタルバイオレットで点状にマークを付けた。
各被験者に対しは、色のついたマーク部位を入浴時に濡らさず、常に乾燥させておくよう求めた。

被検品・比較対象品を0.2ml/0.2g含むパッチを、無作為に割り付けた。
色分けした識別カードの形式で、各被験者の割付を記録し、試験全体を通してその記録を保持した。

1、3、5、8、10、12、15、17、19、22、24、26日目に、背部・肩甲骨上部にパッチを貼付た
48時間あるいは週末に72時間パッチを所定の位置に貼付し続けるよう被験者に依頼。被験者は処置の位置でパッチの乾燥を維持し、3、5、8、10、12、15、17、19、22、24、26、29日目に試験施設にてパッチを取り外した。

試験部位の判定

3、5、8、10、12、15、17、19、22、24、26および29日目のパッチ取り外しの際に、皮膚刺激評価を行った
試験部位において、刺激性が認められた場合、以下のNACDG皮膚刺激性基準を用いて、その部位のスコアリングを行った。

スコアリング

0 反応なし:正常な外見の皮膚
0.5+ 斑状紅斑:非常に軽度
1+ 硬結性紅斑:軽度
2+ 紅斑、炎症、小水疱:中程度
3+ 水疱痘または潰瘍:重度

毛包性生体組織の検査

29日目のパッチ取り外し直後に、試験部位のサンプリングを行った。
各試験部位の皮膚表面を拭いて清潔にし、乾燥させた。コード化されたスライドガラスにシアノアクリレート接着剤を滴下し、検査部位に軽く押しあて、その1分後に迅速に取り外し、毛包上の角質層を剥がしとった。

技術者が顕微鏡を用いて、処理済みサンプルを検査し、陰性対照群と比較して、以下の示すスコアリングを行った。
各被検物質および対照物質について、平均スコアを算出した。

0 なし:微小面皰なし(陰性対照群と同様)
0.5 軽微:対象領域の25%で微小な角質が生じている
1 軽度:毛包の半分で微小な角栓が生じている
2 中等度:中程度の大きさの角質が対象領域の大部分(75%)を占める
3 重度:大きな球状の微小面皰が全領域を占める

最終の評価

陽性対照群を用いた毛包生検のスコアリングと比較したところ、被検品(アクアテクトゲル)がノンコメドジェニック(面皰を引き起こさない)であることが臨床的に明らかとなった

塗布したもの 平均
アクアテクトゲル 0.00
無塗布部位 0.00
ラノリン塗布 2.75
毛包の生検・統計分析
陰性対照 陽性対照
アクアテクトゲル P>0.05 0.00

P<0.05は評価対象製品と、対照群との間の統計的な有意差を示す

参考:

除外基準

1)妊娠または授乳期中の女性
2)不適切な避妊手術を受けた者(妊娠の可能性がある女性のみ)
3)軽度の顔面痤瘡以外の疾患を呈する者
4)抗生物質および・または痤瘡治療薬を使用している者
5)定期的に全身投与または外用のステロイド薬、あるいは抗炎症剤や抗ヒスタミン剤を使用している者
6)化粧品、トイレタリーなどにアレルギーの既往歴がある者
5)インスリン依存状態、またはコントロール不要の糖尿病の者
6)皮膚感染や全身性細菌感染症の治療を受けている者
7)定期的な治療を要する喘息の既往歴がある者
8)判定の支障となる母斑、ほくろ、白斑、ケロイド、あるいは背部の皮膚に何らかの斑点を呈する者
9)進行性の皮膚ガンを呈する者
10)パッチ材料の成分や処理液に対して感受性が高いことを認識している者
11)パッチの反復投与試験で感作性またはその可能性を示す者
12)過去21日間に同じ試験施設で行われた別の試験に参加した者
13)パッチ適用前の10日間に予防接種を受けた者
※痤瘡:ニキビ

禁止および制限事項

1)試験期間中にアスピリンまたは非ステロイド性抗炎症薬を使用してはならない
2)試験期間中、試験部位に太陽光を故意に浴びることはせず、日焼け器具を使用してはならない
3)泳がないこと。または入浴時にパッチを濡らさないように注意すること
4)試験期間中に試験部位でセルフ・タンニング・ローションを使用しないこと


さいごに

コメドは毛穴が詰まっているため、触ると肌がざらざらした感じがしている状態です。

この毛穴が詰まった状態のままにしておくと、コメドは炎症を起こした「赤ニキビ」になります。
そして、その後は、化膿した「黄ニキビ」へと悪化し、適切なケアをしないとひどい「ニキビ跡」が残ってしまうことも。

ですから、ニキビの元となる「コメド」そのものができにくい効果がある化粧品を使うということは、ニキビやニキビ跡の予防になるのでとても嬉しい効果です

ただし、かならずニキビができない、というわけではありません。

そのため誤解のないように、「ノンコメドジェニックテスト済み」の表記と、「※すべての方にコメド(ニキビ)ができないわけではありません。」とは併記することが義務付けられています。

この作用を見ると、あくまでもニキビへの予防ではあるものの、ニキビができ始めた人や、繰り返し白ニキビができる人には、効果が期待できます

私自身も今はニキビに悩まされることもない肌を維持できていますが、もともとはニキビ肌です。
思春期ニキビから、20代前半は大人ニキビに悩まされていました。

ファンデーションを塗り重ね隠すメイク、一日に何度も洗顔する間違ったニキビケアなど、無知であったがために肌に負担ばかりをかけていました。
ですから、ニキビで悩まされている人には、ぜひ一度、「ノンコメドジェニック化粧品」でのケアを試してみていただきたいと思います

ちなみに、ニキビができにくくなるまでには、私の場合はまるまる1年かかりました。
スキンケアを1年は続ける気持ちで、あなたのお肌に合う、ノンコメドジェニック化粧品を選んでくださいね。

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