全身用保湿クリーム10選|かゆみ肌に、高保湿でうるおい補給を

全身に生じる強いかゆみは、日常生活に支障をきたすことも。
仕事は集中できないし、夜も寝られない。
そんな「かゆみストレス」から解放されるためには、かゆみへの対処法を知ることが大切です。

体がかゆくなる理由はさまざまですが、よくあるのが「皮膚の乾燥」です。

「乾燥肌」が原因で、肌がかゆいという人におすすめしたいのが、全身に使える「保湿クリーム」です
全身用保湿クリームには保湿成分が配合されているので、外から肌に潤いを与えられます。

この記事では全身保湿クリームの役割や、自分にぴったりなクリームの選び方、またおすすめ商品も紹介します。
体が乾燥している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。


1.全身用保湿クリームの役割

それではまず初めに、全身用の保湿クリームについて、ご紹介します。

  •  全身用保湿クリームの役割
  •  保湿クリームでできる乾燥肌への効果

上記の2点について深堀りしていきましょう。

1-1.全身用保湿クリームの役割

スキンケアで大切なことは「保湿」であると、誰もが一度は耳にしたことがあることと思います。
肌が乾燥すると皮膚のバリア機能が低下し、外部の異物が肌への刺激となりかゆみを引き起こすことがあります。

正常な肌と、乾燥してバリア機能が弱った肌の違い

しかし、顔はしっかり保湿しても、体は案外忘れがち。
体の乾燥を防ぐためにも、全身用保湿クリームを塗って皮膚に潤いを与えることが大切です。

乾燥の原因はさまざまにありますが、例えば、下のような理由が考えられます。

  • 冷房や暖房による空気の乾燥
  • 衣類の摩擦
  • 紫外線のダメージ
  • 生活習慣の乱れ
  • 長時間の入浴などによる保湿成分の減少
  • 加齢による影響

全身用保湿クリームは、乾燥した皮膚の水分を補ってくれます。
そうして、肌のバリア機能を補うことで、低下した機能の回復が期待できます。

1-2.保湿クリームでできる乾燥肌への効果

たとえば「肌が乾燥している」ことの要因としてあげられる一つに、「アトピー性皮膚炎」があります。
アトピー肌の人こそ「保湿が重要」だとよく言われます。

それは、「乾燥」への対策が「保湿」であり、うるおった肌は、かゆみ等がおさまる可能性が高いからです。

日本皮膚科学会によるとアトピー性皮膚炎とは、「増悪・寛解を繰り返す、瘙痒のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者の多くはアトピー素因を持つ」と理解されています。
バリア機能が低下している状態に加え、アレルゲンやストレスなどさまざまな環境的な要因によって起こるそうです。
一般的な症状は、かゆみや湿疹です。

気管支喘息やアレルギー性鼻炎・結膜炎等を合併しやすい疾患といえる。
(中略)
アトピー性皮膚炎が急性・慢性の炎症でその症状は湿疹であること、その発症や悪化には素因に加えて多くの因子が関与すること、本症の皮膚は乾燥しバリア機能の低下など性状に異常があることなどに基づいてアトピー性皮膚炎の治療は次の3点から組み立てられる。

1)原因・悪化因子の検索と対策
2)スキンケア(皮膚機能異常の補正)
3)薬物療法

治療にさいしてこれらの3つはどれも同等に重要で、それぞれの症状に応じて適切に組み合わせる。

引用:アトピー性皮膚炎の概要と基本的治療〜厚生労働科学研究「アトピー性皮膚炎治療ガイドライン2005」を中心に〜

前述の「アトピー性皮膚炎治療ガイドライン」にもあるように、アトピー性皮膚炎の治療は、原因を探し薬物療法とともに保湿などのスキンケアが大切です
アトピー性皮膚炎の方は医師に相談すると共に、全身用保湿クリームを使って低下した皮膚のバリア機能を整えてあげましょう。

同じように、乾燥によるかゆみ対策としても、保湿クリームによるスキンケアをおすすめします。


2.全身用保湿クリームの選び方

全身用保湿クリームは、市販の商品だけでもたくさん販売されています。
初めて購入する人は、どれを選んだらいいのか迷ってしまうことがあるかもしれません。

何を基準に全身用保湿クリームを選べばよいのかこの章でご説明しますので、参考にしてください。

2-1.配合されている保湿成分で選ぶ

全身用保湿クリームを選ぶとき、配合されている保湿成分をチェックしましょう。
保湿することが目的なので、特に保湿成分やうるおい成分として何が配合されているのかは、よく成分表を見てみましょう。

例えば、ヒアルロン酸、NMF(天然保湿因子)、スフィンゴ脂質、セラミドなど。
これらは私たちの角質層にもともとある成分なので有名です。

長く使われてきた歴史もあるので、化粧品で補うのも安心の成分です。

2-2.テクスチャーにこだわってみる

全身用保湿クリームは、体につけるもの。
付け心地も考慮したいポイントですよね。
ベタつきを不快に感じてしまい、結局は保湿クリームを塗ることをやめてしまっては、元も子もありません。

保湿クリームには、ミルクやジェルなど軽くて伸びのよいタイプの全身用保湿クリームもあります。
ドラッグストアなどでお試しがある場合は、1度手の甲などに塗ってテクスチャ―を確認してみましょう。

毎日使うものだからこそ、自分が心地良いと感じるものがおすすめです。
テクスチャーの好みは個人差がありますから、使い勝手も含めてこだわってみてくださいね。

2-3.アトピー肌や敏感肌は、肌への優しさを考慮する

アトピー肌や敏感肌の人は普段から、なるべく肌に負担のかからない化粧品や体のケア商品を選ぶように心がけていると思います。

全身用保湿クリームも同じように、肌への優しさを考慮しておきたいところです。
肌に合うかどうか、事前にパッチテストを行い確認しましょう。

また、体用の保湿クリームには香りのする商品が多くあります。
香料が天然由来の香りならよいのですが、合成香料の場合は乾燥した肌に刺激を与えることがあります。

「化粧品成分オンライン」は、合成香料について以下のように説明しています。

香料は、化粧品に香りをつける成分の総称で、複数の成分が混ざっている場合もあり、成分名の情報が明らかでないため、香料そのものの安全性は不明です。

引用:化粧品成分オンライン

好きな香りの全身用保湿クリームを心地よく使いたい人もいると思いますが、アトピー肌や敏感肌の場合は香料の原料をしっかり確認しましょう。

最後に「弱酸性」「低刺激」「敏感肌用」「自然派」「無添加」「オーガニック」などという表記に惑わされないよう注意が必要です。
例えば、保湿クリームのパッケージに「無添加」とひとこと書いてあるだけだと、何が無添加なのかわかりません。

謳い文句で判断するのではなく、配合されている成分を確かめた上で選びましょう。

2-4.顔にも使える全身用保湿クリームが便利

顔と体の保湿を1本で済ませたいという人は、「顔にも使える」と明記されている全身用保湿クリームを選びましょう。
体の部位ごとに保湿クリームを使い分ける必要がないので、とても便利です。
そのような明記がない保湿クリームは、首から下の部位に使うものと考えてください。

化粧品メーカーのカネボウの公式サイトに、ボディ用の化粧品について以下のような記載がありました。

ボディ用の化粧品を顔にお使いになることは、おすすめしません。化粧品は、顔やからだなど、それぞれの部位ごとに目的に合わせた効果を発揮できるよう成分、感触、香りなど様々な観点から最適なものが作られています。

引用:カネボウ公式サイト「よくいただくご質問

顔と体に同じ保湿クリームを塗りたい場合は、ぜひ覚えておいてください。

2-5.市販で購入できるプチプラブランドも人気

保湿クリームと聞くと高価なイメージがありますが、プチプラでも優れた保湿剤が配合された全身用保湿クリームもあります。

後ほど紹介する商品の中に、ドラッグストアやコンビニエンスストアで買えるプチプラの全身用保湿クリームもありますので、なるべく費用が抑えたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
値段を気にしなくてよいからこそ、たっぷり使えるという魅力があります。


3.全身用保湿クリームのおすすめ10選

それでは次に、おすすめの全身用保湿クリームをご紹介します。

ただ、人のお肌は千差万別ですから、誰もが使える化粧品というものもありません。
合う人も、合わない人もいます。

ですからまずは、試供品を購入してパッチテストをしてから、体に使われることがおすすめです。

パッチテストとは
かぶれ(アレルギー性接触性皮膚炎)や、成分的なアレルギーなどがないかどうか、確認するテストのこと。
新しい化粧品・ヘアケア製品・口腔商品を使う前には、ご自身の肌でこのパッチテストを行うことをおすすめします。

3-1.ニュートロジーナ インテンスボディエマルジョン

250ml 

ニュートロジーナボディケアシリーズの「超乾燥用」クリームです。
保湿成分として99%純グリセリンを配合しており、医療現場でも使われているほど信頼度が高いそう。

純度の高いグリセリンは高い水分保持力があり、角質層までうるおいを与えてくれます。

肌によくなじむので、塗った後すぐに服を着ることも可能。
お風呂上がりや忙しい朝のボディケアにもぴったりです。
価格もリーズナブルで、全身に使っても約2ヶ月分は持つそうです。

3-2.ロート製薬 ケアセラAPフェイス&ボディクリーム

70g 

全身用保湿クリームですが、顔にも使えます。
7種類のセラミドが保湿剤として配合。

パラベンフリー、無香料でパッチテスト済み。
敏感肌の人にもおすすめの弱酸性です。
香りがないので男性やお子さんでも使いやすいです。

ただし、テクスチャーは重めでコクがあり、肌すべりが良くないのでマッサージには向きません。
少し手のひらで温めるようにしてから全身につけると、よく伸びます。

3-3.ノブ スキンクリームD

150g 1,650円(税込)

保湿成分としてワセリンが配合されており、心地の良い使用感となっています。
低刺激の全身用保湿クリームなのも魅力的。

ワセリンというと、ベタッとするイメージがあるかもしれませんが、この保湿クリームはよく伸びてベタつきません。
他にもスクワランやヒアルロン酸Na、ベタインなどの保湿成分が配合されており、肌をしっとりうるおしてくれます。

香料、着色料も不使用。
パッチテスト、アレルギーテスト、ノンコメドジェニックテスト済みです。

顔用と明記されていませんが、顔に使っても問題ありません。

3-4.ジョンソン・エンド・ジョンソン プレミアムローション

200ml 

ジョンソンの定番、ベビーオイル(ミネラルオイル)が配合されており、1日中続くうるおいと香りで心身をケアします。
プレミアムローションには、「シルキーベリー」「モイストムスク」「スムースローズ」の3種類があります。

ちなみにこの商品は、
当メディアでもとりあげたことがあります。
スタッフ間で人気があったのは、ダントツで「モイストムスク」でしたよ。

※参考「いい香りのボディクリームはどれ?ジョンソンとボディショップを比較

3-5.無印良品 保湿ミルク

200ml 590円(税込)

200mlで590円(税込)の、プチプラボディミルクです。
低価格ながら、保湿成分のリピジュア(R)とヒアルロン酸が配合されています。
オリーブ果実油もしっとり肌へと導いてくれるそうです。

軽いテクスチャーで伸びがよく、さらっとしているので全身にたっぷり使えます。
香料、着色料、鉱物油、アルコール、パラベン不使用の弱酸性。

ホワイトカラーのシンプルなデザインも、魅力の一つと言えます。
男女問わず使えるでしょう。
少し物足りない感がありますので、かかとやひじなど、かさつきが気になる部分には重ねづけをおすすめします。

3-6.ちふれ ボラージクリーム

1,000円(税抜)

プチプラメーカーを代表するちふれの全身用保湿クリームは、皮膚保護成分ボラージオイルを配合した薬用保湿クリームです。

肌荒れ防止成分にはグリチルレチン酸ステアリル、油性エモリエント成分にはワセリンとスクワランを配合。
乾燥によるかゆみが起こる前に、予防として使うのがおすすめです。

また、保湿成分にはヒアルロン酸、チョウジエキス、シソエキスが配合。
濃密なクリームですが、伸びはよいです。
全身におしみなく使えるでしょう。

顔に使用する際は、化粧水や美容液で整えたあと、真珠粒大程度を手にとって顔全体になじませましょう。
メイク前のベタつきが気になる方は、量を調節してください。

3-7.ローラメルシエ ホイップトボディクリーム アンバーバニラ

300g 6,600円

ホイップトボディクリームは、手に取った後手の温度で少し温めるようにしてから全身に伸ばすと、肌なじみがよくなります。
比較的、軽いテクスチャ―で、肌をみずみずしく仕上げてくれます。

入浴後のマッサージにも使えます。
膝やひじ、くるぶしなど乾燥が気になる部分には重ねづけしましょう。

3-9.ロクシタン シアバター

10ml 1,200円(税抜)

ロクシタンのロングセラーです。
シアの実からとれるシアバターは、肌や髪に不可欠なオレイン酸が豊富で、全身に使えます。

100%自然由来の植物性バームなので、敏感肌の人や赤ちゃんも使えるくらいやさしいです。
見た目は固形ですが、36度で溶け始めるため、シアバターを手のひらにとって温めるとクリーム状になります。

高い保湿力は肌を乾燥から守り、一日中うるおいが続きます。
全身だけでなく、髪や爪、かさつくリップなどにも使えるので、1つ持っておくと便利かもしれません。

3-10.花王 キュレルクリーム

※CurélクリームF
90g

全シリーズにセラミドが配合されていますが、キュレルクリームにはプラスでアラントインが配合されています。
花王が開発したセラミド機能成分とユーカリエキスが角質層へ浸透し、保湿します。

キュレルシリーズにはフェイス用のラインナップもありますが、こちらのクリームは顔にも使えるので便利です。

4.全身用保湿クリームの正しい使い方

保湿クリームを塗るときは、以下のポイントに気をつけてください。

  • 塗るタイミング
  • 塗り方
  • 季節ごとの使い分け

塗るタイミングは、入浴後すぐ。
入浴後皮膚乾燥と入浴中塗布化粧品の保湿効果」によると、『(保湿剤を)無塗布の対照側では入浴で急速に角層水分量が増加したのち急速に減少し出浴10分を過ぎると入浴前値程度になった。
保湿化粧品を塗布すると浴後1〜60分までの間のすべての測定値で無塗布と比較し角層水分量が有意に増加した』そうです。

入浴後10分の間に皮膚が急速に乾燥するので、体を拭いたらすぐに保湿剤を塗りましょう。

塗り方は全身用保湿クリームの説明に従いますが、皮膚への負担を抑えるためにも、強くこすらないように気を付けてください。
乾燥が気になる部位にはローションタイプで水分を与えてから保湿クリームを塗るのがおすすめです。

なお、医師に外用薬を処方されている場合は、保湿剤を使ってもよいか相談した上で使いましょう。


まとめ

全身のかゆみは、乾燥により肌のバリア機能が低下することで、起こりやすくなります。
かゆみが起こる前に保湿をして、予防しましょう。

今回は、主に3つのポイントを考慮して全身用保湿クリームを選んでみました。

  • 保湿効果の高さ
  • 使いやすいテクスチャ―
  • 通販でも手に入る購入のしやすさ

体が乾燥している人は、ぜひ参考にしてくださいね。