保湿しすぎによる毛穴の目立ち・ニキビ・肌荒れ・湿疹の対処法

乾燥肌の基本のスキンケア

肌をみずみずしく、うるおった状態にするための「保湿」。
でも、「保湿をしすぎる」ことで、毛穴の目立ち、ニキビ、肌荒れ、湿疹などが起きる場合があります。

本来、肌をうるおいを与える保湿をしすぎても肌トラブルは起きません。

肌トラブルが起きる原因は、「保湿のしすぎ」ではなく、「間違った保湿のしすぎ」です
肌をキレイにするための保湿が、肌トラブルを引き起こすなんて皮肉な話です。

そこで、この記事では、「間違った保湿のしすぎ」による肌トラブルの原因から、その対処法を紹介します

「間違った保湿のしすぎ」による肌トラブルを防いで、あなたの肌に合った「正しい保湿」を知り、みずみすしいキレイな肌を取り戻してください。


1.「間違った保湿のしすぎ」による肌トラブル対処法

間違った保湿のしすぎによる肌トラブル 対処法
毛穴が目立つ 保湿スキンケアの見直し
ニキビ ノンコメドジェニック済み化粧品の使用
肌荒れ 保湿スキンケアの見直し
湿疹 パッチテストを行う

間違った保湿のしすぎによる肌トラブルは、主に以下の4つがあります。

間違った保湿のしすぎによる肌トラブル例

  1. 毛穴が目立つ
  2. ニキビ
  3. 肌荒れ
  4. 湿疹

    これら間違った保湿のしすぎによる肌トラブルに合った対処法を行うことが大切です。
    詳しく見ていきましょう。

    1-1.毛穴が目立つ対処法

    保湿のしすぎによる毛穴が目立つ原因は2つあります。

    ①間違った保湿のしすぎ
    ②洗顔のしすぎで保湿効果の低下

    ①間違った保湿のしすぎ

    一般的に、毛穴が目立つ原因は、「毛穴が大きくなること」だと考えている人が多くいます。
    でも、これは間違いです。

    毛穴は、大きくも小さくもなりません

    正しくは、毛穴の目立つ原因は、毛穴の周りの肌にあります。
    資生堂の『ヒト頬部毛穴の目立ちと肌状態』によると、毛穴の目立つ肌の特徴は2つです。

    • 水分の蒸散量が多い
    • 皮脂の分泌が多い

    毛穴の目立つ肌の見た目は皮脂でベトベトしているのに、肌内は乾燥している状態です。
    このような肌を「インナードライ肌」と呼びます。

    インナードライ肌の場合、見た目や感覚的には「ベトベト(ベタベタ)」するので、油分を重視していないスキンケアをしている人が多い傾向にあります

    皮脂が多いので、油分よりも水分補給を重視してしまいがちです。
    このため化粧水やローションで水分だけを補給する偏ったケアをしてしまいます。

    でも、水分補給だけのケアを保湿とは言えません。
    なぜなら、水分だけではうるおいを保つことができないからです

    毛穴の目立つ肌は、肌の水分が蒸発しやすいので、水分補給だけしてもどんどん乾燥します。
    皮脂が分泌される頃には、肌内部のはカラカラです。

    水分補給だけを「保湿」だと思って、水分補給だけの保湿をしすぎると余計に肌が乾燥する可能性がありnます
    だから、「水分」だけでなく、「油分」も一緒に補給するスキンケアに変更しましょう

    ②洗顔のしすぎで保湿効果が低下

    毛穴が目立つ肌は、 「皮脂の分泌が多い」という特徴があります。
    そのため気になる人は、少しでも皮脂を取り除こうと、洗浄力の強い洗顔料を使ったり、洗顔回数が多い傾向にあります

    でも、強い洗浄力や洗顔時に生じる摩擦は、肌に刺激を与えます。
    肌に過剰な刺激が加わると、肌を守るために、さらに皮脂の分泌量が増えます。

    こうなると完全に悪循環に陥って、いつまでも皮脂の分泌が減りません。

    さらに、洗顔料によって肌へ刺激が与えられると肌のバリア機能は低下するため、肌の乾燥状態を促進します。
    肌が乾燥しやすい状態だと、いくら保湿しても肌内の水分がどんどん蒸発していきます

    本来、洗顔は肌を清潔にするほかに、その後に行う保湿の効果を高める役割があります。
    肌の上についた汚れ、ゴミ、皮脂などを取り除くことで、保湿による水分と油分の補給を円滑に行えます

    でも、強い洗浄力の洗顔料や洗顔のしすぎは、肌に刺激を与えて、保湿できない肌状態にします。
    だから、洗顔を行う際は、マイルドな洗浄力の洗顔料で、洗顔の回数を抑えましょう。
    洗顔の回数は、一日1~2回が適切です

    1-2.ニキビ対処法

    間違った保湿のしすぎでニキビができる原因は、油分重視の保湿を行っていることです。
    保湿する際に、油分たっぷりのクリームを使うことで、肌がオイリーになり、ニキビができる懸念材料になります。

    この場合は、保湿する際に、クリームの使用量を減らしましょう。
    もしくは、油分の少ない化粧品を使いましょう。

    自分のニキビ肌に適切なクリームの使用量は油分の少ない化粧品が判断できないなら、ノンコメドジェニックテスト済み化粧品がオススメです。

    ノンコメドジェニックテストとは

    比較的皮脂腺の多い被験者の背中を利用して、化粧品を複数回繰り返し塗布し、 最終的に病理専門医が検査を行い、ニキビの元である「コメド」が形成されているかどうかを確認する試験がノンコメドジェニックテストです。

    コメドとは皮脂が毛穴の中に溜まってしまった状態を指し、ニキビの初期段階です。
    化粧品を使用することで、ニキビを悪化させたり、コメドをできやすくする懸念があります。

    化粧品原料中に含まれる油分がすべて、ニキビやコメドを誘発するとは限りませんが、「ノンコメドジェニックテスト」によって、その化粧品がコメドを誘発しにくいという証明できます。

    テストをクリアできれば、「ノンコメドジェニックテスト済み」という表記ができ、ニキビができにくい処方の化粧品だといえます

    1-3.肌荒れ対処法

    保湿しすぎで肌荒れが起きる原因は2つあります。

    ①保湿しているつもりで、実は保湿ができていない
    ②化粧品の使いすぎ

    詳しく見ていきましょう。

    ①保湿しているつもりで、実は保湿ができていない

    保湿しているのに、肌荒れが起きる原因は、肌が乾燥している場合が多いです。
    つまり、保湿ができていません

    保湿とは、水分と油分をバランスよく肌に補給して、その状態を継続することです。
    水分だけ、油分だけ、一時的に肌がうるおう状態を保湿とは言いません。

    このようなケアをいくら行っても、保湿ができません。
    そのため、肌荒れも予防できません。

    保湿しているのに肌荒れができるなら、現在の保湿スキンケアを見直しましょう。
    本当に保湿ができる方法は後述しています。

    ②化粧品の使いすぎ

    肌荒れは、肌への過剰な刺激もその原因のひとつです。
    保湿を行いたいがために化粧品を使いすぎることで、肌荒れを引き起こす場合があります

    特に、乾燥肌は少しでも肌を保湿しようと、化粧品をたくさん人がいます。
    化粧水、ローション、乳液、保湿クリーム、栄養クリーム、美容液など。

    ポーラ文化研究所の「スキンケア化粧品詳細調査」によると肌ケアに熱心な人では最近1週間で平均8.2個を使用しています。

    化粧品を使う際、肌に摩擦が生じることがあります。
    肌への摩擦は、刺激になります。
    肌への刺激は、肌荒れの原因に。

    少しでも肌にうるおいを与えようとたくさんの化粧品を使って保湿することが、肌に過剰な刺激を与えて肌荒れを引き起こす場合があるわけです。

    化粧品を使う目的は、肌を正しく保湿すること。
    そのためには、水分と油分をバランスよく補給することで、一般的な化粧品だと2個のアイテムでそれはかないます。

    ですから、3個以上の化粧品を使っている場合は、取捨選択をして本当に必要な化粧品だけの使用をおすすめします

    1-4.湿疹対処法

    保湿しすぎで湿疹ができたら、それは化粧品に含まれる成分に対して「アレルギー反応を起こしている可能性が高い」です。

    化粧品を使用する前にパッチテストを行いましょう
    なぜなら、アレルギー反応は、固有の体質によるものなので、実際に試してみないと分からないから。

    藤田医科大学医学部アレルギー疾患対策医療学 教授 松永佳世子氏の「化粧品等のアレルギー原因成分確認方法のガイダンス」でも、パッチテストが推奨されています。
    そして、アルブチンによるアレルギーが一番多かったと報告されています。
    アルブチンは、美白効果のある医薬部外品有効成分です。

    女性にとっては、非常に魅力的な美白成分ですが、アレルギーが気になる場合は避けたほうが良いかもしれません。


    2.保湿しすぎても問題が起きない正しい保湿スキンケア

    正しい保湿スキンケアのポイントは、以下の通りです。

    • 洗浄力はマイルドで、洗顔はやさしく
    • 保湿するタイミング
    • 保湿する方法
    • 保湿効果
    • 必要最小限の化粧品を使ったスキンケア

    2-1.洗浄力はマイルドで、洗顔はやさしく

    洗顔の目的は、肌についたほこりやメイク汚れ、不要な皮脂などを落とすことです。
    肌を清潔にすることで、その後の保湿効果も高まります。

    しかし、強い洗浄力や洗顔のしすぎは肌に必要な保湿成分を失うことにもつながります。
    その後の保湿効果も低下します。

    洗浄力のマイルドな洗顔料で、肌に必要な保湿成分を落としすぎないようにしましょう。

    また、洗顔のしすぎで、肌に過剰な刺激を与えないことも大切です。

    洗顔はまず手の汚れや油分をきちんと落としてから、やさしく洗います。
    すすぎはぬるま湯で行い、洗顔料が肌に残らないようすみずみまで洗い流します。
    その後、清潔なタオルで肌に押し当てるようにして水気を拭き取りましょう。

    2-2.保湿するタイミング

    洗顔後と入浴後は、すぐに保湿しましょう。

    洗顔後と入浴後は、そのまま放置しておくと、気温や体温によってどんどん肌に付着した水分が蒸発していきます。
    その際、肌内部の水分も蒸発するために、さらに乾燥してしまいます。

    そのため、すぐに保湿ケアを行う必要があります。
    洗顔後と入浴後は、肌が乾燥する前にしっかり保湿しましょう。

    2-3.保湿する方法

    保湿する際は、清潔な手のひらで保湿化粧品を使いましょう
    敏感肌や乾燥肌にとっては、コットンの繊維刺激になることもあるので、手のひらで直接なじませるのが良いでしょう。

    保湿する際にパッティングをする人がいますが、肌への過剰な刺激になるので止めましょう。
    パッティングをしても肌への浸透力が上がらないので、意味がありません。

    保湿は、清潔な手のひらでやさしく肌を包み込むように行いましょう

    2-4.保湿効果

    保湿する際には、「水分」と「油分」をバランスよく補給することを心がけましょう
    もし、水分と油分のバランスが分からなければ、最初から同時に補給できるオールインワンジェルを使ってもいいかもしれません。

    保湿効果の高さを見分けるひとつの指標として、「抗シワ評価テスト済み」の化粧品を選びましょう。
    商品パッケージや説明に、「効能試験評価済み」や「抗シワ試験済み」と書かれています。

    乾燥による小ジワを目立たなくする保湿効果があるので おすすめできます。

    2-5.必要最小限の化粧品を使った保湿スキンケア

    保湿しすぎで、肌荒れが起きる原因は、化粧品の使い過ぎです。
    つまり、保湿のしすぎではなく、化粧品を使用する際に生じる摩擦が原因。

    だから、保湿を控えるのではなく、肌に与える刺激を最小限に抑える必要があるわけです
    肌への刺激を最小限に抑えるためには、必要最小限の化粧品で保湿スキンケアを行うといいでしょう。

    保湿スキンケアには、肌をやさしく清潔にして、その後の保湿効果を高める洗顔と、水分と油分をバランスよく補給する保湿が必要です。

    保湿スキンケアを最小限の化粧品で行うなら、ダブル洗顔不要クレンジングと、高保湿オールインワンジェルの2つがおすすめです。


    まとめ

    保湿は、肌にとって悪いことではありません。
    間違ったケアが肌に悪いのです。

    保湿のしすぎで、毛穴が目立つ、ニキビ、肌荒れなどが起きる原因は、以下の3つです。

    1. 間違った保湿
    2. 間違った洗顔
    3. 化粧品の使いすぎ

    水分だけ、油分だけ、水分と油分のバランスが悪い保湿は止めましょう。
    強い洗浄力、洗顔回数を増やして、肌に刺激を与えないようにしましょう。

    洗顔は、肌を保湿する準備だと認識しましょう。
    最小限の化粧品で、水分と油分をバランスよく補給しましょう。

    こうして間違った保湿を止めて正しく肌を保湿し、うるおいのあるみずみずしい肌にしていきましょう。

    コメント