高い化粧品を使っても意味がない?高い化粧品をやめた理由とプチプラの選び方

高い化粧品

化粧品を選ぶ際、値段が高ければ高いほど、良い効果が期待できると思われがちです。私も前までは同じように思っていました。

一方で、高い化粧品でも意味がないという意見もあります。そこで、この記事では、化粧品の値段と効果には関係があるのかについて詳しく解説します。

ぜひ参考にしてみてください。

目次

1. 高い化粧品は本当に意味があるのか?

化粧品

「高い化粧品を使用すれば肌が劇的に改善される」「化粧品は高ければ高いほど効果がある」という思いを持つ人が多いです。実際には化粧品の価格と効果はどのように関係しているのでしょうか?

化粧品の価格構成

化粧品の価格は、さまざまな要因によって決まります。

    1. 原料費
    2. 生産費用
    3. 開発費用
    4. パッケージ費用
    5. マーケティング・広告費用
    6. 販売費用

      この中でも効果に直接影響を与えるのは、主に原料費です。特に、高品質な成分を使用することで、保湿力や肌の改善が期待できることがありますが、他の要素に関しては直接的に化粧品の効果には結びつきません

      例えば、1,000円のクリームと、20,000円のクリーム。原料費だけで20倍の価格差が出ることは、まずありえません。仮に、原料費だけが20倍だったとしても、その分効果が20倍高くなるとは限りません。

      上記の説明からも、化粧品の価格と効果は比例しているわけではないことがわかります。

      他にも、化粧品に関しての誤解はいくつかあります。

      • 高級・有名ブランドだから効果がある
      • 有名人が使っているから効果がある

      多くの方がこれらの誤解をしてしまっています。

      2. 化粧品の価格が高くなる理由

      化粧品の価格が高くなる理由にはさまざまな要素がありますが、特に注目すべき要因は次の三つです。

      1. 原料の質

      化粧品

      化粧品の価格に大きな影響を与えるのは、使用される原料の質です。厳選された高品質な原料を使用すると、化粧品自体の価格も上がってしまいます。

      原料名が同じでも、商品によってその質は異なっています。先ほども説明したように、原料費以外にも化粧品の価格に影響する費用があるため、必ずしも化粧品は高いほど原料費がかかっているとは限りませんしかし、あまりにも安価な化粧品は、原料の質が低い可能性があります。

      2. 開発費用の増加

      開発

      新しい成分や技術を開発する際には、巨額の時間と資金が必要です。新規成分の開発には、多くの実験や臨床試験が行われ、これに伴うコストは最終的な製品価格に反映されます。また、化粧品に使われる成分が消費者にとって安全であることを保証するためにも、高額な費用がかかります。

      3. マーケティング・ブランド戦略

      広告

      化粧品業界は、広告費用が高いことが特徴的です。化粧品業界は流行の移り変わりが早く、競争が激しいためです。消費者の購買意欲を高めたり、ブランド認知度を向上させたりするために、女優やインフルエンサーを起用したCMやSNS広告に多額の投資をするメーカーもあります。

      これらの要素が相まって、化粧品の価格は大きく影響を受けているのです。

      3. 化粧品の本当の効果とは?私が高い化粧品をやめた理由

      「高い化粧品を使えば、肌が若返る」「注目の新成分で肌が劇的に変わる」と信じている方が多いです。

      しかし、化粧品は医薬品、医薬部外品に比べて、効果・効能が緩やかであるものを指します。どんなに高価な化粧品でも、肌を内側から劇的に変えることはできません

      化粧品の役割はあくまで『保湿』だと考えるべきです。

      化粧品の効果

      例えば、化粧品の広告では「新成分〇〇配合」といったフレーズをよく見かけます。これらを目にすると、「これを使えば美しい肌がすぐに手に入るのでは?」と期待してしまいがちです。

      しかし、実は化粧品の効果として科学的に認められているのは、「保湿による肌のうるおい」だけなのです。

      例えば、多くの高価な化粧品が「このクリームを塗るだけでハリがアップ!」などと直接的な効果を謳っていますが、その多くは「うるおいによる見た目の変化」を指しています。

      つまり、どれほど高価な化粧品でも、肌を内側から根本的に変えたり、シワやたるみをすぐに解消したりすることはできません。

      化粧品の本当の役割を正しく理解し、「肌をうるおすために使うもの」と考えましょう。

      だから、私は高い化粧品をやめた

      高い化粧品のデメリット

      私自身、前までは、化粧水や乳液、美容液、パックなど全て高い化粧品(デパコス)で揃えていました。

      高い化粧品をライン使いした方が効果があると思っていたからです。

      多くのお金を費やしましたし、色々なアイテムを使うので毎日とにかくスキンケアに時間がかかっていました。

      しかし、化粧品や肌について勉強し始めるようになり、化粧品の役割は『保湿』ということを知りました。

      つまり「『保湿』が正しくできるアイテムであれば、スキンケアとして十分」ということに気づき、今は自分の肌に合ったシンプルな保湿ケアを続けています。

      シンプルなケアのおかげで、スキンケアにかけるお金も減りました。また、使用する化粧品が少ない分、スキンケアの時間が短くなり、朝や夜の自由な時間が増えたのも嬉しいポイントです。

      手軽でシンプルなケアでトラブルのない肌を保っていて、友人に肌を褒めてもらえることもあるので、「高い化粧品を過信していた時間やお金が勿体なかったな」と感じています。

      (私が使っているおすすめのスキンケアについては、また後で紹介します。)

      ちなみにファンデもやめた

      ファンデーション

      前までは何となく「ベースメイクをした方がいい、しなければならない」と思い込んでおり、デパコスをいろいろ試してきましたが、思い切ってファンデーションもやめました

      もともとは肌がきれいでもなかったので、初めは勇気がいりましたが、ファンデを使用する頻度を少しずつ減らしていき、今は完全に使用していません。

      肌補正ができる日焼け止めだけを塗っています。

      脱ファンデして、節約できるようになっただけでなく、すっぴん肌がとてもきれいになった実感があります。

      日焼け止めしか塗っていないのですが、「ファンデーション何使ってる?」と聞かれることもあり、ちょっと肌に自信がついてきました。

      どれくらい節約できる?

      節約

      「スキンケア+ベースメイク」にかかる費用について、「今まで愛用していたアイテム」と「今愛用しているアイテム」で比較してみました。

      今まで
      スキンケア
      • 化粧水:4730円
      • 乳液:7150円
      • クリーム:9900円
      • 美容液:14300円
      • パック:7920円
      • オールインワン:6500円
      ベースメイク
      ※コンシーラーは今も同じなので省略
      • 日焼け止め:6490円
      • 下地:7700円
      • ファンデーション:17600円
      • 日焼け止め:2800円
      合計金額 75790円 9300円

      それぞれのアイテムの量が異なっているので単純に比較できませんが、今は以前の約8分の1のコストに抑えられています

      ちなみに、今までの使っていたデパコススキンケアの中でも、比較的安価なものを選んで上のような値段になります。(実際はもっとお高いシリーズを使ったこともあります…)

      高ければ高いほど良いと思っていたのですが、結局、肌にもお財布にも、シンプルケアが一番合っています。

      もちろん、肌に合う・合わないは人それぞれだとは思いますが、シンプルケアに換える勇気がない方も、一度は試してみていただきたいです。

      4. 基礎化粧品の選び方と注意点

      ここまで、

      ・高い化粧品ほど効果があるわけではない
      ・科学的に認められる化粧品の効果は『保湿』
      ・シンプルケアがおすすめ

      ということを説明してきました。

      ここでは、基礎化粧品の選び方のポイントと注意点を紹介します。

      自分の肌質を理解する

      手のひらで保湿する様子

      化粧品を選ぶ際には、自分の肌質を理解しておくと安心です。肌質には以下のようなタイプがあります。

      • 脂性肌:肌内部の水分や皮脂が多い状態。べたつきやすい。
      • 乾燥肌:肌内部の水分・皮脂が少ない状態。粉っぽい、カサカサしている。
      • インナードライ肌:肌内部の水分が少ないが、表面は皮脂が多い状態。べたつきやすく、脂性肌と間違いやすい。
      • 敏感肌:バリア機能が低下して、刺激に反応してトラブルが起きやすい・起きている状態。

      遺伝的に肌が強い方は、どのようなスキンケアをしても荒れにくいかもしれませんが、肌トラブルが起きやすい方は、特に慎重にスキンケアを選びましょう。

      ミニサイズ・試供品を試す

      化粧品が合わずに、肌トラブルが発生したり、悪化したりすることもあります。そのため、まずはミニサイズや試供品から試してみるのがおすすめです。

      通常サイズよりも価格が低く、万が一肌に合わなかったり気に入らなかったりしても、損する費用を抑えることができるためです。

      パッチテストを行う

      パッチテストをする

      新しい化粧品を使う前に、パッチテストを行うことをおすすめします。

      肌に馴染むかどうか、また刺激がないかを確かめるために、少量を腕の内側に塗ってみましょう。特に、敏感肌の方はこのステップを忘れないようにしてください。

      信頼できる購入先を選ぶ

      化粧品を購入する際は、信頼できる店舗やオンラインショップを選ぶことが重要です。

      公式サイトやドラッグストアでは、正規品が手に入るため、安心して購入できます。逆にフリマサイトなどは安全性が低いため、おすすめできません。

      ※化粧品を選ぶ際の注意点

      注意

      化粧品を選ぶ際に、口コミを参考にする方が多いと思います。同じ肌悩みや肌質の方の意見は、とても参考になります。

      しかし、口コミの中にはサクラ(偽物)が含まれていることもあるため、鵜吞みにしないよう注意しましょう。

      シンプルなケアを実現するおすすめの化粧品

      ダブルクレンジングゲル・アクアテクトゲル

      私が現在も使っているのが「アクアテクトゲル」という保湿ゲルです。高保湿・低刺激でシンプルケアにおすすめです。

      正しい『保湿』とは、肌に水分と油分をバランスよく与えて、うるおいを保つことです。

      アクアテクトゲルは、超敏感肌・乾燥肌をうるおった健やかな状態にするため、肌に最適なバランス(8:2)で水分・油分が配合されています。

      なので、前までは化粧水や乳液、クリーム、美容液、パックを使用していましたが、そのステップをアクアテクトゲル1本で終わらせることができています。節約・時短になるだけでなく、肌に触る回数(刺激)も減らせるのも嬉しいポイントです。

      同じスキンケアシリーズのW洗顔不要「ダブルクレンジングゲル」も気に入って使っています。

      特別価格550円のトライアルセット

      よくある質問

      高い化粧品は本当に効果があるの?

      高価な化粧品の効果は、必ずしも価格に比例するわけではありません。成分の質や製造プロセス、個人の肌質など、様々な要因が影響します。また、広告費用や販売費用なども価格設定に大きく関与しているため、価格だけでは効果を判断できません。

      プチプラ化粧品でも十分な効果は望めるの?

      プチプラコスメの中にも、高品質な成分を使用した製品が多数存在します。そもそも、科学的に認められている化粧品の効果は『保湿』効果です。正しい『保湿』を行える化粧品であれば、価格に関係なく「効果がある」と言っていいでしょう。

      まとめ

      化粧品の価格と効果には必ずしも相関関係があるわけではありません。

      原材料の質だけでなく製造過程、広告費用・販売費用などさまざまな要因が価格設定に影響を及ぼしているため、高価格だからといって製品の効果が保証されているわけではないのです。

      価格だけにとらわれずに、自分の肌に合う製品を選び、理想的な美肌を手に入れましょう。

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      高い化粧品

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      この記事を書いた人

      会社名 : 株式会社アースケア
      所在地 : 〒560-0085 大阪府豊中市上新田2丁目21番5号
      設立  : 2000年2月
      代表者 : 代表取締役社長 井上 龍弥
      資本金 : 1,000万円
      事業内容: 化粧品・健康食品の企画・開発・製造販売、インターネット通信販売

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