化粧崩れナシ!メイクの上から保湿する方法とおすすめの商品を紹介

化粧の上から保湿

お出かけ中に、時間が経つと気になってくる乾燥。

お友だちや恋人と過ごしていると、乾燥が気になるけど、メイクが崩れてしまうから保湿を控えてしまいます。

または、メイクの上から保湿してもいいのか、肌に悪くないのかも分からずに、控えていました。

でも、年齢を重ねると目元の乾燥がひどくなり、瞬きをするとバリバリと音を立てそうなくらいに、日中の乾燥は激しくなりました。

そこで自己流で、ミスト化粧水で日中の化粧の上から保湿しましたが思ったようにうるおわず、またメイクが崩れてしまいとても悩みました。

お友達や恋人の前で、メイク崩れの顔は見せたくありません。

しかし、

『化粧の上から保湿=ミスト化粧水』

という思い込みが、日中の化粧をしているときの乾燥を悪化させていました。

化粧の上から保湿するには、ミスト化粧水よりももっと良い商品や方法があったのです。

ここでは、職場やお買い物、デート中など外出先で化粧を崩さずに、化粧の上から保湿できる商品や方法をご紹介します。

私と同じように、日中・化粧をしているときに乾燥してお困りの方、この記事を参考に化粧の上から保湿してくださいね。

目次

1.化粧の上からでも保湿したいなら、ジェルや乳液を使おう

ジェル化粧品や乳液は、その形状と配合されている成分によって、オイルが配合されているメイクの上からでも保湿ができるからです。

化粧の上から保湿となるとミスト化粧水を思い浮かべる方も多いと思います。
私もそうでした。

でもその思い込みが、化粧の上から保湿できず、メイクが崩れてしまう理由の一つだったのです。

化粧の上から保湿するなら、ジェル状の化粧品や乳液がおすすめです。

1-1.ミスト化粧水では水分だけしか与えられない

保湿とは、肌に水分と保湿成分と油分を与えることです。

ミスト化粧水は、ほぼ水分だけしか肌に与えられません。

水分だけを与えた場合、その水分は蒸発するばかりか肌の水分も一緒に蒸発していきます。(この状態は「過乾燥」と呼ばれます)

私がミスト化粧水を使っていた時、振りかけた直後は気持ちいいのですが、しばらく経つとミストを振りかけた前よりも乾燥が気になりました。

おそらく「過乾燥」が起こっていたのだと思います。

乾燥を感じるたびにミスト化粧水を使っていると、振りかけるたびにメイクは崩れて、やがてメイク直しをする気力が無くなってきます。

夕方には、ほぼすっぴんのような状態になっていたこともしばしばでした。

しかし、ジェルや乳液は「水分」と「保湿成分」と「油分」全てが含まれています

とくにジェル状の化粧品はそのバランスがいいので、一度の保湿で、乾燥を感じない時間は長くなります。

メイク直しの回数も少ないので、メイクが崩れにくいのです。

1-2.ジェルや乳液に配合されている界面活性剤が効果的

ジェルや乳液に配合されている界面活性剤の働きでメイク料のオイルとまじりあい、水分や保湿成分が肌に届きます。
 
界面活性剤は、水と油を均一に混ぜるために使用する成分だからです。

ジェルや乳液は、油性成分だけでなく水性の成分も入っています。

水と油を混ぜて乳化した状態を安定化させるために、界面活性剤が使われています。

クレンジングや洗顔料では、メイクや皮脂汚れ、残ったクレンジング剤などの油分をなじませて落とすために、界面活性剤が使われています。

悪者扱いされることの多い界面活性剤ですが、基礎化粧品やクレンジング・洗顔料を作る上では欠かせない重要な成分です。

また、自然界や私たちの体内にも存在する成分であり、日本製の化粧品に使用されている界面活性剤は、一つ一つ安全性を調査しながら選ばれています。

界面活性剤成分にアレルギーがない場合は、安心して界面活性剤入りの商品を使いましょう。

化粧水よりも、乳液の方が界面活性剤の配合量は多いです。

そのため、油分の上に塗ると化粧水よりはなじみやすいです。

1-3.ジェルや乳液の『肌の上にとどまる形状』が効果的

オイルやウォータープルーフ機能の化粧の上からミストを吹きかけても、メイクに含まれているオイルによってはじかれてしまいます。そして、顔から垂れてしまいます。

しかし、ジェルや乳液はその形状から化粧の上から塗っても、垂れることはありません。

その場所にとどまり、じっくりと肌に水分と保湿成分を与えます

化粧の上からでも保湿はできます
そして、肌に悪くありません

化粧の上からでも、水分と保湿成分を与えられれば、保湿できます。

化粧の上から保湿ができるのは、ファンデーションやチークなどの粒子よりも、水の粒子の方が小さいためです。

またファンデーションの粒子と粒子の間には隙間があるため、その間をすり抜けて、水分は肌に浸透します。

メイク料が毛穴から肌に侵入するのではないか?と心配されている方も、安心してください。

メイク料の粒子は水よりも大きいため、化粧の上から保湿をしても水分と一緒に肌に侵入することもありません。

だから、化粧をしているときに乾燥を感じたら、どんどん保湿しましょう。

乾燥したままで放置する方が、メイクがよれたり、肌トラブルを招きます。

肌に浸透する条件

肌に浸透する条件は、1)分子量500以下 2.水にも油にも溶ける です。

正常な皮膚の場合は、分子量500が皮膚を透過するかしないかのボーダーになります。

分子量とは、分子を作っている成分元素の、原子量を全部足したもの、です。

例えば、水(H2O)の分子量は、

Hの原子量は1.01
Oの原子量は16.0
なので、1.01×2+16.0≒18.0

となります。ちなみに、ヒアルロン酸は分子量100万前後、コラーゲンは30万前後と言われています。

参照:ナノ粒子の皮膚浸透性と安全性

2.私のポーチに入っている化粧の上から保湿できる商品

「化粧の上から保湿=ミスト」と思い込んでいた私の、今のポーチやかばんに入っている商品は、次の3つです。

ポーチに入れられたり、買い物やデート時の小さい鞄に入っていても邪魔にならない大きさのものを重宝しています。

2-1.アクシリオ アクアテクトゲル 20g

アクアテクトゲル20g

アクアテクトゲルのおすすめポイント

  1. メイクの上から保湿できる
  2. 水分と油分をバランスよく同時に補える
  3. 16種類の保湿成分配合
  4. 3つの肌テスト済

    水分だけを与えたとしても、水分が蒸発しててしまったり過乾燥になってしまったりします。

    アクアテクトゲルは水分と油分をバランスよく同時に補うことで、肌バリアをサポートします。

    水性ジェルタイプの保湿クリームを顔に塗ると、スッと水分が浸透します。

    化粧の上から保湿したときも、うるおいの持続性がいいです。

    アルコールフリーなので、アルコールが苦手な方・敏感肌の方にもお勧めできます。

    20gサイズはポーチに入れても邪魔になりません。

    塗った後のツヤやテカリが気になる場合は、その上からファンデーションなど塗ることができます。

    下地を塗りなおさなくても、ファンデーションがきれいにつくので、メイク直しにもピッタリです。

    今ならお試しセット(敏感肌用の洗顔料も付)が550円でご購入できます

    ■お試しセットの量で十分な「保湿効果」を実感!

    口コミ

    3つの安全性テスト済みでアトピー肌や敏感肌でも使用しやすい保湿ジェルです。

    アクアテクトゲルがおすすめの人

    • メイクの上から保湿したい人
    • 粉拭き、かゆみ、肌荒れに悩んでいる人
    • 少量から試してみたい人

      \メイクの上から保湿できる(初回550円)!/

      2-2.無印良品 乳液・敏感肌用 しっとりタイプ 50ml 

      無印良品 乳液・敏感肌用 しっとりタイプ 50ml

      250円(税込み)2020年1月17日調べ

      ジェル状に比べると少し柔らかい乳液ですが、ミストよりも保湿ができます。
      ジェルが苦手な方はこちらの乳液がおすすめです。

      お手ごろな価格、店舗やインターネットでも簡単に購入できるところも魅力的です。
      50mlは、ポーチには少し大きいかもしれませんが、

      カバンに直接入れてもしっかりふたが閉まるので、漏れてしまうことはありません。

      公式サイト:無印良品

      2-3.無印良品 乳液・敏感肌用 高保湿タイプ 50ml 

      無印良品 乳液・敏感肌用 高保湿タイプ 50ml

      350円(税込み)2020年1月17日調べ

      「しっとりタイプ」より、もっと保湿された感のもちが長いです。
      「しっとりタイプ」で物足りない方は、この「高保湿タイプ」がおすすめです。

      公式サイト:無印良品

      3.ジェルや乳液で化粧の上から保湿する方法

      化粧をしている上からジェルや乳液を塗るだけで、保湿することができます。

      でも、普段の朝や夜のお手入れのように塗ると、キレイに見せるために行ったせっかくのメイクがよれてしまいます。

      そのため、メイクをしているときは、塗り方を一工夫します。

      2つの方法をご紹介しますので、時と場合に合わせて使い分けてみてください。

      3-1.『顔全体』を保湿する方法

      適量を掌全体に広げ、その掌で肌を覆うように塗っていきます。

      ジェルや乳液を肌にのせるようにします。
      掌に薄く伸ばし、そっと肌を押さえるだけで十分です。

      3-2.『部分的』に保湿をする方法

      指先にちょこっとジェルや乳液をつけて塗るのがポイントです。

      アイメイクをしているときは、メイクがよれないよう特に少量で保湿します。

      指を滑らすとメイクがよれやすいため、トントンとやさしく叩くようにして広げます。

      口元は、口紅を塗り直す前に保湿。
      面積の広い頬は、指の腹全体で伸ばしましょう。
      目元・口元など、部分的に乾燥が気になるときにおすすめの方法です。

      私の保湿方法

      私は、空調がきいている部屋にいると、目元と頬骨あたりの乾燥、そしてドライアイがとても気になります。そのため、『顔全体』の保湿をしてから『部分的』の保湿をします。

      目の下に乳液やジェルを塗ると、ドライアイが少しましになることもあります。
      ドライアイでお困りの方は、一度お試しください。

      4.化粧の上から保湿するときの2つの注意点

      化粧の上からしっかり保湿する場合は、次の2点を注意してください。

      4-1.保湿スティックだけでは保湿できないから避けよう

      保湿スティックは、ほとんど油分でできています。
      油分を塗ることで乾燥を感じにくくなりますが、水分を補給することはできません

      保湿とは、水分と油分を適量与えることです。

      保湿スティックを使いたい場合は、界面活性剤入りの化粧水か乳液で水分を与えたあとがベストです。

      4-2.ウォータープルーフ機能のあるメイクの場合、3~4時間後から保湿しよう

      ウォータープルーフ機能のあるメイク料を使用した場合、メイクしたあとすぐでは保湿することはできません。

      ウォータープルーフ機能が水分をはじくためです。

      皆さんが使っているファンデーションや日焼け止めの多くは、ウォータープルーフ機能つきだと思います。
      一度確認してみてください。

      ただし、ウォータープルーフ機能も1日中続くわけではありません。
      メイク後、3時間後ごろから皮脂や汗でメイク料が落ち始めます。

      そのため、メイク後3~4時間後からなら化粧の上から保湿することで、肌に潤いを与えることができます。

      なお、化粧の上からもしっかりと保湿をしたい場合は、ウォータープルーフ機能のないメイク料を選びましょう。

      よくある質問

      メイクの上から保湿するとき、どんな商品がおすすめですか?

      最もおすすめするのは「ジェル」や「乳液」です。

      よく言われる「ミストタイプ」はおすすめしません。肌に水分しか与えられず、保湿のために必要な「油分」が少ないからです。

      振りかけた直後は気持ちよくても、乾燥の根本的な解決にはなりません。むしろ「過乾燥」を引き起こし、メイク直しの回数が増えることも。

      一度の保湿で長時間の保湿効果を得られるジェルや乳液を使用しましょう。

      40代がメイクの上から保湿するとき、気を付けるべき点はありますか?

      40代や50代の方で化粧後の乾燥が気になる方は、テクスチャーがしっかりとした保湿商品を使用しましょう。肌に含まれる水分量が少なくなっているため、「水分」と「油分」をしっかりと供給する必要があります。

      水分だけを供給する「ミストタイプ」ではなく、ジェルや乳液等を選びましょう。

      目元や口元の乾燥には、バームなどが効果を発揮します。

      化粧・メイク後の保湿をする際、注意すべき点はありますか?

      化粧の上からしっかりと保湿するためには、以下の2点に気を付けましょう。

      ①保湿スティックは避ける
      ②ウォータープルーフ機能があるメイクの場合、3~4時間の時間をあけて保湿する

      保湿スティックはほとんどが油分で構成されています。保湿に必要なのは「水分」と「油分」です。

      また、ウォータープルーフ機能のあるメイク料を使用した場合は、ある程度の時間をあけましょう。水分を弾いてしまうためです。

      この2点に気を付けて保湿を行いましょう。

      まとめ

      化粧の上から保湿をする場合は、ジェルか乳液タイプを使うのがおすすめです。

      ミスト化粧水では、水分だけしか与えられずかえって乾燥したり、何度も振りかけることでメイクが崩れてしまうからです。

      またスティックタイプはほとんどが油分で、水分を与えることができません。

      水分と保湿成分と油分が配合されている、ジェルか乳液タイプを使いましょう。

      そして、ジェルタイプか乳液タイプで保湿する場合は、

      • 顔全体⇒掌に伸ばして、その掌で顔を覆う
      • 目元、口元⇒指の先にのせて、ポイントに塗る

      というように塗ると、メイクもよれずに保湿することができます。

      ウォータープルーフ機能のメイク料や日焼け止めを使っている場合は、メイク後3~4時間後だとメイク料が皮脂や汗で落ちていくので保湿することができます。

      化粧した上から保湿したい場合は、以上のことに気を付けましょう。

       

      この記事を書いた人

      スキンケアアドバイザー歴14年目。母も叔母も祖母もシミ・ソバカスに悩んでいる家系で、普段から紫外線対策は入念に行う。また頭髪にも悩みがあるため、頭皮や髪の毛のお手入れ方法情報も日々収集中。日本化粧品検定1級・日本化粧品検定協会認定コスメコンシェルジュ。

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