肌の凸凹を治す方法3選|メイクで隠す方法やニキビ跡・クレーター肌の治療法も解説

「肌のデコボコが目立って、鏡を見るたびに落ち込む」
「色々なスキンケアを試したけど、肌のデコボコが治らない」

肌のデコボコが目立ってしまうと、すっぴんに自信が持てず、毎日のメイクも心から楽しめないという人がいらっしゃるかもしれません。

肌のデコボコは一時的な肌トラブルとは違い、肌そのものが傷ついていることから、治すまでにそれなりの時間と労力が必要です
しかし、正しいスキンケア方法を続けることで、元の肌を取り戻すことも不可能ではありません。
また、メイク方法によっては目立たなくすることもでき、気持ちを上向きにすることもできることと思います。

この記事では、肌のデコボコの原因や、肌のデコボコを治すための方法について詳しく解説します。
また、肌のデコボコをメイクで隠す方法や、おすすめのスキンケアアイテムについても紹介するので、肌のデコボコに悩みを抱えている人はぜひ参考にしてください。

目次

1.肌のデコボコの原因

厄介な肌のデコボコは、男女問わず悩みを抱える人が多い肌トラブルのひとつです。
肌がデコボコしてしまう原因にはさまざまなことが考えられますが、代表的な原因としては下記の3つが挙げられます。

  • ニキビ跡
  • 肌の乾燥
  • 肌のたるみ

それぞれ具体的に見てみます。

1-1.ニキビ跡・クレーター

肌がデコボコしてしまう原因の中で、もっとも多いのが「ニキビ跡」によるものです。
ニキビ跡とは、ニキビが治った後でも肌にデコボコしたクレーターが残る、赤みやシミなどの色素沈着が残る、といった状態のことを指します。

ニキビは多くの人が一度は経験するであろう日常的な肌トラブルですが、なぜ跡が残るニキビと、そうでないニキビがあるのでしょうか。
それは、ニキビを治す際に肌にダメージを与えたかどうかが大きく関係しています

肌は全部で3層からなっていて、外側に近い部分から「表皮」「真皮」「皮下組織」に分けられます。

ニキビができた際、炎症しているのを放置したり、無理に潰してしまったりすると、肌の内部で細菌が繁殖し、真皮層や皮下組織にまでダメージを与えてしまうことがあります。

真皮層や皮下組織が負ったダメージは治りにくく、ニキビが治った後もその箇所のへこみが修復せず、それがニキビ跡となりデコボコ肌を作り出す原因となってしまうのです

デコボコ肌を防ぐにはそもそもニキビを作らないようにする、そしてニキビが跡に残らないように正しくケアをすることが重要です。

関連記事:ニキビ肌に悩んだ私がおすすめする「ニキビ跡の治し方」徹底解説
関連記事:思春期ニキビはいつまで続く?よく効くスキンケア方法や治し方を紹介

1-2.肌の乾燥

肌の乾燥も、デコボコ肌を生み出す大きな原因のひとつです。

適切な水分量を維持し潤いに満ちた肌は、ハリがあり毛穴があまり目立ちません。
しかし、肌が乾燥し水分量が下がると、肌全体が垂れ下がり、毛穴のたるみが目立つようになります

乾燥状態の肌は水分の蒸発を防ぐために、必要以上に皮脂を分泌します。
皮脂分泌が続いている肌は常に毛穴が開きっぱなしの状態になるため、それが原因で毛穴がたるみ、肌がデコボコに見えてしまうのです。

もともとの肌質が乾燥肌の人や、インナードライ肌の人は、乾燥による皮脂の過剰な分泌により肌がデコボコになってしまうケースが多いです。
また、クレンジングや洗顔を行う際に、ゴシゴシと顔をこすってしまう人も同じ理由で肌のデコボコが目立ちやすくなります。

肌の乾燥が原因でデコボコ肌になっている人は、日頃から肌の保湿ケアを入念に行うことが何よりも大切です。
保湿力の高いスキンケアアイテムを使うことで毛穴が閉じやすくなり、デコボコが目立たないキレイな肌を取り戻しやすくなります。

関連記事:乾燥肌の原因とは|正しいスキンケア方法や対策法を徹底解説

1-3.肌のたるみ

年齢を重ねるにつれ、人の肌はコラーゲンやヒアルロン酸といった、肌のハリや弾力を維持するために必要な成分が減少していきます。
これらの成分が減少した状態の肌は皮膚がたるみ、それが原因でデコボコ肌を生み出すケースがあります。

毛穴は本来丸い形をしていますが、加齢などが原因で肌がたるんだ状態が続くと、細長く開いた状態に変形し、肌のデコボコが目立つようになります

加齢によるたるみが原因で肌のデコボコが気になっている人は、日頃から保湿ケアを入念に行うことはもちろん、肌のハリや弾力を取り戻すようなスキンケアを重点的に行うことが大切です。

また、紫外線を浴びることも肌のコラーゲン量などを減少させる一因となります。
肌のたるみを悪化させないためにも、外出時には必ず日焼け止めを塗るようにするなど、徹底した日焼け対策を行うことも忘れないようにしましょう。

2.肌のデコボコを治すには、肌の取り扱い方を変える

「肌のデコボコを治したい」と焦るあまり、間違ったケアを行ってしまうと、逆に肌の状態を悪化させてしまうかもしれません。
肌のデコボコを治すためには、上記で説明したデコボコ肌の原因をしっかりと理解し、正しいケアを行うことが大切です。

デコボコ肌を治す代表的な方法としては、下記の3つが挙げられます。

  • 適切なスキンケアを心がける
  • 生活習慣を見直す
  • 皮膚科で治療してもらう

それぞれ具体的に見ていきましょう。

2-1.適切なスキンケアを心がける

上記でもお伝えした通り、真皮層や皮下組織がダメージを受けたことでできる肌のデコボコは、短期間のスキンケアで劇的な変化を得るのは難しいかもしれません。
しかし、毎日根気よく正しいスキンケアを続けることで、肌のデコボコを目立たなくする効果は十分に期待できるでしょう。

デコボコ肌を改善するためのスキンケアは、クレンジング、洗顔、保湿のそれぞれのパートで、それぞれ注意する点や正しいケア方法が異なります。
適切な方法をしっかりと理解するためにも、ひとつずつ詳しく解説していきます。

肌にやさしいクレンジング方法を実践する

きちんとメイクを落としきらないと、ファンデーションなどが毛穴に詰まりデコボコ肌を悪化させる原因になります。
肌のデコボコを改善するためには、クレンジング時に下記のような点に気をつけましょう。

  • ポイントメイクは、専用のクレンジング剤でさっと落とす
  • 過度に洗浄力が高いクレンジング剤は避ける。もしくは、洗浄力が弱くても落ちるメイク料に変える
  • クレンジングオイルは多めに使うことを意識する
  • オイルとメイクを馴染ませる際、必ずやさしく肌に触れることを実践する
  • すすぎはオイルを乳化させてから行う
  • すすぎにはぬるま湯(体温程度)を使う

クレンジングは肌への負担をできるだけ軽減させることで、角質の蓄積や過度な皮脂分泌を防ぎやすくなります。

肌にやさしい洗顔方法を実践する

洗顔のやりすぎやこすり過ぎ、洗浄力の強い洗顔料の使用などは、肌の乾燥を招きます。
洗顔時には下記のポイントに注意することで、デコボコ肌対策を行いましょう。

  • 洗浄力の強すぎる洗顔料は避ける
  • 保湿成分が配合されている洗顔料を選ぶ
  • 熱いお湯ではなくぬるま湯(体温程度)を使う
  • 洗顔料を丁寧に泡立て、肌の上で泡を転がすように顔を洗う
  • すすぎ残しがないよう、しっかりと泡を落としきる

洗顔もクレンジング同様、常に「やさしくなでる」というソフトタッチで肌を取り扱いことを意識して、肌への摩擦負担を軽減させましょう

2-2.生活習慣を見直す

スキンケアを頑張るなら、ぜひ不規則な生活習慣を改善しましょう。
肌のデコボコを治すには、身体の内側からのケアを行うことも高い効果が見込めます。

バランスの取れた食事

ハリのある健康的な肌を目指すには、3食栄養バランスの取れた食事を摂ることが必要不可欠です。
基本的には「五大栄養素」と呼ばれる、炭水化物・脂質・タンパク質・ミネラル・ビタミンを満遍なく摂取できるような食生活を送ることが効果的です。

また、過度な皮脂分泌が原因で肌のデコボコが目立ってしまっている人は、揚げ物やスナック菓子など、脂っこい食事を好む傾向にあります。
血中の脂肪や糖質が増えるとその分皮脂分泌が盛んになり、毛穴が目立つことに。
「脂っこい食事が多いな」という人は控えると、肌のデコボコを目立たなくする効果があるかもしれません。

適切な睡眠時間と睡眠の質

「睡眠不足は美容の大敵」と言われるほど、睡眠は美肌にとって非常に重要な要素です。
十分な睡眠は肌のターンオーバーを整える効果が期待できるので、毎日しっかりと睡眠を取り、潤いのあるキレイな肌を目指しましょう

できれば毎日午後10時〜午前2時の間にはベッドに入り、寝る一時間ほど前からは携帯やパソコンなどは触らず、いわゆる「ブルーライト」をなるべく目に入れないようにするのも効果があるとされています。

また、胃の中に食べ物が入った状態で寝ると睡眠が浅くなるため、夕食は寝る2〜3時間前までには済ませると翌日の体もラクですよ!

適度な運動

ウォーキングやジョギングなど、適度な運動習慣を身に付けることで、全身の血流が良くなり、肌を元気にする効果が期待できます。
さらに運動により発汗を促すと、毛穴に詰まった余分な皮脂が排出されやすくなるため、毛穴の開きなどによる肌のデコボコが目立ちにくくなります。

また、運動には肌荒れの大きな原因となるストレスを発散させる効果も期待できます。
日頃から適度な運動習慣を心がけることで、肌だけでなくメンタル的な面でプラスが見込めます。

「気持ちがいい」程度に汗をかくことはおすすめです。

2-3.皮膚科で治療してもらう

セルフケアで肌のデコボコが治らない場合は、皮膚科で専門的な治療を受けるのも一つの手段です。

皮膚科にかかった場合、肌の状態やかかった病院によって、その治療方法はさまざまです。
ですから、いくつかの病院で診断を受けて、信頼がおけると感じる病院を探してみてください

肌のデコボコの程度が軽度であった場合は、肌に直接塗る外用薬や、ビタミン剤などの内服薬が処方されるケースが多いようです。

外用薬・内服薬での治療が難しそうな場合は、レーザー治療など、外科的な要素を含む治療を行う場合もあります。
具体的には、下記のような治療方法が挙げられます。

【レーザーディープピーリング】
レーザー治療の一種で、肌にレーザーを照射することでコラーゲンの産生を活発化させ、デコボコ肌を平坦化させる治療方法です。
患者の肌の状態に合わせて、レーザーの出力設定などを調整します。

【フラクショナルレーザー】
レーザーを照射することで皮膚の収縮作用を高め、肌の引き締め効果や皮膚細胞の再構築効果が期待できる治療方法です。
ニキビ跡による肌のデコボコの軽減に効果的とされています。

【ダーマペン】
ペン先に複数の微細な針がついている機器を肌に当て、皮膚に小さな穴を開けることで肌の再生作用を促す治療方法です。
デコボコ肌の治療のほか、皮膚の若返りや小じわ治療を目的として施術を受ける人も多いようです。

【マイクロ手術療法】
レーザー治療やダーマペンでの治療を行っても肌のデコボコが改善しない場合は、皮膚移植や縫合術といった、マイクロ手術療法と呼ばれる治療に移行することもあります。

レーザー治療などを続けても肌状態の改善が見られなかった場合は、一度かかりつけの医師に相談してみるとよいでしょう。

これらの治療方法は多少の痛みを伴うケースが多く、治療後は数日のダウンタイムを取る必要もあります。
痛みに弱い人や、施術に不安を感じる人は、事前に医師にしっかり相談した上で、自分に合った治療方法を選択するようにしましょう。

参考:はなふさ皮膚科「ニキビ跡の治療

3.肌のデコボコをメイクでカバーする方法

デコボコ肌をメイクで完璧にカバーすることは難しいです。

しかし、下記3つのベースメイクにより、デコボコを目立ちにくくすることができます。

・化粧下地(プライマー)
・ファンデ―ション
・フェイスパウダー

それぞれ詳しく解説していきます。

3-1.化粧下地(・プライマー)

肌のデコボコを目立ちにくくするには、デコボコしている箇所に化粧下地を塗って、肌を平らに整えることがポイントです。

下地の塗り方

調査の結果、48.8%の方が化粧下地を手で塗っていることが明らかになりました。

化粧下地は手指でも塗ることもできますが、ムラなく塗れる「パフ」や「メイク用スポンジ」の使用がおすすめです。
優しくポンポンと肌に塗っていきましょう。

この際、顔全体に下地を満遍なく塗ってしまうと、厚化粧のような印象になってしまいます。
デコボコが目立つ部分を中心に下地をのせ、そのほかの部分は余った下地を伸ばす程度が自然な仕上がりになります。

また、化粧下地を塗る前にしっかりと保湿ケアを行い、日焼け止めをつけておくことも忘れないようにしましょう。

アディクション シルキーバームプライマー

アディクション プライマー

20g/4,620円(2024/05/30の価格)

毛穴の凹凸をふんわりと光でカバーし、まるでシルクのようななめらかな肌へ。
塗布時はとろけるように潤い、肌に密着するとさらさらとしたシルキータッチへと変化する、やみつきとなるテクスチャーの化粧下地です。

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クレ・ド・ポー ボーテ ヴォワールマティフィアンリサン

クレドポーボーテ 下地

40g/7,700円(2024/05/30の価格)

みずみずしく軽い付け心地で、瞬時に毛穴や凹凸を均一に整え、毛穴の目立たないなめらかな肌に仕上げる化粧下地です。
日中もうるおいを保ち、使うたびに毛穴の目立たない端正な肌へと導きます。

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3-2.ファンデーション

「パウダーファンデーション」や「リキッドファンデーション」はカバー力が高く、毛穴に入り込みやすいため、肌のデコボコを目立ちにくくするのに効果的です。
さらに保湿成分が配合されているタイプを選ぶと、乾燥による毛穴の開きもカバーできます。

ファンデーションを塗る際は下地と同様、必ずメイク用のスポンジなどを使うようにしましょう。

ファンデーションをスポンジに取り、デコボコしている箇所を軽く叩くようにして肌に乗せていきます。

気になるポイントを隠せたら、最後に顔全体にファンデーションを馴染ませましょう。

下地がキレイに塗れていれば、ファンデーションは薄めでもしっかりと肌に密着します。

厚塗り感やメイクヨレを防止するためにも、ファンデーションはなるべく少量使用を心がけましょう。

デコボコの度合いによっては、ファンデーションを塗ると、かえってデコボコが目立ったり、崩れると汚く見えたりすることがあります。その場合は、ファンデーションを塗らず、下地とパウダーで仕上げましょう。

カネボウ メルティフィール ウェア[レフィル]

カネボウ ファンデーション

11g/4,950円(2024/05/30の価格)

層内に広がる光が、自身がもつ肌の色や質感と合わさり、肌との一体感と生命感のある仕上がりの、生肌印象パウダーファンデーション。

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3-3.フェイスパウダー

仕上げにフェイスパウダーで肌のデコボコをカバーしていきます。
フェイスパウダーは肌のへこみの影を飛ばす効果が期待できる、光沢が出るタイプを選ぶのがおすすめです。

フェイスパウダーを使用する際は、専用のパフで肌全体に優しくパッティングしていき、余分についてしまったパウダーはブラシなどで軽く落としましょう。
パウダーを多くつけてしまうと、厚塗り感が出てしまうので注意してください。

フェイスパウダーはメイク崩れの防止に効果的なので、キレイな肌をキープするためにも必ず使用しましょう。
いつものメイクにほんの一手間加えるだけで、肌のデコボコが目立たなくなります。

コスメデコルテ ルース パウダー

コスメデコルテ フェイスパウダー

20g/6,050円(2024/05/30の価格)

肌の上で光を調合し、5つの質感が素肌そのものを美しく魅せ、上品で澄んだ仕上がりが持続する光フェイスパウダーです。
計算された唯一無二の自然なソフトフォーカス効果で、毛穴・凹凸をカバーします。

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4.肌のデコボコをメイクで隠す際は「保湿」も考えよう

これまで述べてきたように、デコボコした肌やニキビ跡が目立つ肌(いわゆる「クレーター肌」)は、自然に治るということはほぼありません。

肌そのものが傷ついているため、いくら高級な美容液を使ったとしても、凸凹となった肌のクレーターを治すということは難しいです。

少なくとも現状では、スキンケアでクレーターを治すことは不可能なため、本当に根本から直したい場合は、皮膚科や整形外科に行くべきでしょう。
ただ、お金や時間がかかるので、「普段のメイクでデコボコ肌を隠したい」という人も多いでしょう。

デコボコ肌を隠すためのメイク道具については上で説明した通りですが、「綺麗に隠す」ことを徹底する場合、「保湿」のスキンケアが非常に重要になってきます。

4-1.  なぜ「保湿」が重要なのか

メイクで肌のクレーターを隠す場合、「保湿」が重要になる理由は、次の2つです。

 

保湿ケアが重要な理由

  1. 「ニキビ」が今の状態からさらに増えるのを防ぐ
  2. 「クレーター肌」を隠すための、化粧のりが良くなる

    ■1, 「ニキビ」が今の状態からさらに増えるのを防ぐ

    繰り返しますが、肌がデコボコしてしまう原因の中で最も多いのが「ニキビ跡」によるものです。

    重症のニキビ跡を作らないためには、まずは軽傷のニキビの状態から炎症を抑えていくことが肝心。

    ニキビの原因は「皮脂の過剰分泌」です。皮脂が過剰に分泌されると、毛穴に皮脂や古い角質が詰まり、ニキビや吹き出物に繋がります。

    皮脂が過剰に分泌される原因はいくつかありますが、そのうちの1つが肌の乾燥、つまり「保湿不足」です。

    特に、洗浄力の強い洗顔商品などを使うと、洗顔直後はさっぱりしますが、肌の表面から必要以上の油分を取り除いているため、油分が不足している状態に。

    肌のバリア機能が低下し、乾燥がどんどん進行します。

    それを察知した体が、皮脂を大量に分泌してしまうのです。

    肌の乾燥を防ぎ、皮脂を正常に分泌させるためには、肌に適切なタイミングで「水分」と「油分」を補給する必要があります。

    ■2, 「クレーター肌」を隠すための、化粧のりが良くなる

    ファンデーションを塗ったとき、毛穴やデコボコの無い、なめらかな肌を演出するはずが、カサカサと粉を吹いたようになった記憶はありませんか?

    これは「粉吹き肌」と呼ばれる症状で、こちらも「乾燥」が原因であることが多いです。

    肌のバリア機能が低下し、角質が剥がれかけて、ガタガタになってしまっている状態が、「粉吹き肌」に繋がります。

    肌の表面がガタガタになっていると、化粧のりも悪化してしまい、せっかくメイクでデコボコ肌を隠そうとしても上手くいきません。

    これらの理由から、「デコボコ肌をメイクで隠したい!」と思っている方には、ぜひ「保湿」を徹底することもおすすめします。

    特に肌のダメージが既にある状態のため、オールインワンタイプのものを使うと、肌に余計なダメージを与えることもなく、「デコボコ肌」を隠すためのメイクも上手く実行できるでしょう。

    4-1. デコボコ肌には【低刺激×高保湿のオールインワンゲル】がおすすめ

    デコボコ肌に刺激を与えると、悪化する可能性があります。
    刺激を最小限に抑えるためには、スキンケア製品の個数を減らすことが重要です。

    「化粧水や乳液、クリーム、美容液など、複数の製品を使用する方がお肌に良い」と考える方が少なくありません。
    しかし、スキンケア製品を顔に塗布する際、肌には少なからず刺激(摩擦)が生じてしまいます。
    スキンケア製品の数が多ければ多いほど、顔に触れる回数が増えてしまうため、デコボコ肌を改善するどころか、悪化させてしまうことも。

    そこでおすすめなのが「アクアテクトゲル」です。

    アクアテクトゲルは、保湿に最適な水分と油分のバランスである、「水分:油分=8:2」を実現した高保湿ゲルクリームです。
    化粧品や乳液、クリームなどのステップがこれ一本で完了するため、肌に触れる回数、つまり刺激を減らすことができます。

    また、低刺激を保証する3つのテストを実施済みで、ダメージを受けた肌にもお使いいただけます。

    1.パッチテスト
    2.アレルギーテスト
    3.スティンギングテスト
    ※スティンギングテストとは、化粧品を塗布時のピリピリといった刺激感の有無を確認するテストです。
    ※全ての人にアレルギーや皮膚刺激が起こらないわけではありません。

    よくある質問

    Q、肌のデコボコ(クレーター肌)や「ニキビ跡」はセルフケアでも良くなることはありますか?

    基本的に、スキンケアだけで肌のデコボコを治すことは、非常に難しいと思われます。

    一方で例えば、ピーリング(※)などの治療法を試す際は、市販されているので購入可能です。

    石鹸や美容液、洗い流すタイプのピーリングとして市販されています。

    ※ピーリング…薬剤を用いて皮膚表面の余分な角質を除去することで、肌のターンオーバーを促す施術のこと

    適切なアイテムを選べばセルフケアも可能ですが、市販されているピーリングは化粧品に分類されているので、皮膚科などで使用されるピーリングとは成分も濃度も違います。

    効き目や肌にかかる負担にも違いがあるため、その点を念頭に置いてセルフケアをおこないましょう。

    まとめ

    肌のデコボコは治すまでに根気が必要な肌トラブルではありますが、日頃から適切なケアを行うことで、元の肌を取り戻すことも不可能ではありません。

    私の20年の美容アドバイザー経験から見ると、「こすっている」ことが一番多いように思います。
    これは慣れが関係しているため、本人はなかなか気づかないことですので、自分のケアが人から見てどうなのか、家族や周りの意見を聞いてみるのもいいと思います。

    この記事を最後まで読んでくださった方は、きっとお悩みも深いのではないでしょうか。
    ぜひ客観的な意見を聞きながら、よりよい効果を得ていただけるような、肌の取り扱い方をしていただければと思います。

    厄介なデコボコ肌は人によって症状の程度は違えど、日常の中でいかに正しいケアを続けていくかが重要なポイントです。
    今回紹介した内容を参考にしながら、ぜひデコボコのないキレイな肌を目指して、日々の適切なケアを習慣化させていただければと思います。

    この記事を書いた人

    化粧品開発やスキンケアアドバイザー歴22年目。自身のオイリー肌・ニキビ肌が改善したことからスキンケアに目覚める。3児の母でもあり、”0歳からのスキンケア”を実践している経験豊富さから、記事内容は幅広い。日本化粧品検定1級・薬機法医療法遵守広告代理店認証YMAAマーク取得者。

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