「肌のハリを取り戻す方法はある?」「肌のハリ・弾力不足が気になる…」とお悩みではありませんか?
肌のハリを取り戻すためには、原因にあわせて適切な対策を行うことが、一番のポイントです。
この記事では、肌のハリ・弾力がなくなる原因4つと肌のハリを取り戻す方法7選をご紹介します。
あなたのハリ不足の原因と原因別の対策を知り、自分に合う方法でハリツヤのある肌を手に入れましょう。
“この記事でわかること”
- 「即効性のある張りを取り戻す方法」の真実
- ハリ・弾力不足が起こる原因4つ
- 肌のハリを取り戻す方法7選
- あなたのハリ不足原因と対策がわかるチェックリスト
1.「即効性」は罠!?「肌の張りを取り戻す方法」の真実
肌のハリを取り戻す即効性のある化粧品や美容成分について言及されることがありますが、実は肌のハリに対して、特定の美容成分を重要視する必要はありません。
化粧品の効果で認められている「ハリ」とは、「肌がうるおうことによって得られるハリ」です。
しかし、「保湿をすることによって」という説明を飛ばして、「この化粧品を塗れば、ハリが出る」とストレートに謳っている化粧品が多くあります。
その際、説得材料としてよく用いられていると感じるのが、「新成分●●」や「美容成分100%」などの『配合成分』です。
このようなフレーズを聞くと、なんだかすごい効果がありそうだと期待してしまいます。
ただし、よく考えると、化粧品である以上、これらの商品が果たす役割は「保湿」です。
例えば、これらの成分が「肌を内側から持ち上げる」などの特別な作用をするはずがないのです。
試しに、ウェブや雑誌で、ハリへの効果を謳っている化粧品の広告を見てみてください。
特別そうな成分名の近くに、次のように「※」印が記載されているはずです。
例1) ●●成分※がハリのある若見え肌に導きます ※保湿成分 |
例2) ※保湿 |
つまり、『化粧品の使用者が期待する効果』と、『実際の化粧品の効果』にズレがあるのです。
化粧品の使用者が期待する効果 | ハリを解消する特別な効果(肌の内側から持ち上げる、コラーゲンを再生するなど) |
実際の化粧品の効果 | 保湿効果 |
さらに、このズレは、以下の2つの問題を招きます。
1.「特別な効果」を期待した結果、使用者は即効性を求めがち
→保湿によるハリアップには時間がかかる。そのため、効果を得る前にガッカリしてスキンケアをやめてしまう
2.「ハリが出るかどうか」を基準に選ぶため、「保湿ができるかどうか」のチェックが甘くなる
→保湿がきちんとできないと、肌のハリを取り戻せない
ハリを解消するのは「保湿」の効果である。
だから、「保湿できるかどうか?」を基準に化粧品を選ぶ。
この事実をきちんと理解しておけば、ちゃんと意味のあるハリ対策を行えます。
また、ハリやたるみを解消するために『コラーゲン線維を増やす』と宣伝している化粧品や、『コラーゲン配合』化粧品を使っても、肌のコラーゲン線維は増えません。
一番の理由は、そもそもコラーゲン線維がある真皮には届かないからです。
ですから、広告には次のように書かれています。
コラーゲン(※1)が肌の奥(※2)まで浸透してハリを取り戻します
※1保湿
※2角質層
上記のように、効果はやっぱり「保湿」なんですね。
コラーゲン配合の化粧品は、真皮のコラーゲン線維を増やすためではなく、『角質層を保湿する』というスタンスで活用するのが正解です。
うるおい不足で失ったハリを取り戻すためには、美容成分よりも、保湿を重視しましょう。
2.肌のハリ・弾力を取り戻す方法7選
ここからは、肌のハリを取り戻す方法として、以下の6つの方法をご紹介していきます。
-
保湿重視のスキンケアに見直す
-
365日紫外線対策で真皮を守る
-
肌のハリを取り戻すサプリメントで、食事を補助する
-
肌のハリを取り戻す食べ物を積極的に摂取する
-
睡眠不足を解消し、快眠を得る
-
肌のハリを取り戻すにはマッサージよりストレッチ
-
コラーゲン線維を傷つけないお手入れ習慣を身に着ける
肌のハリ・弾力不足を改善するには、原因に合わせ適切な対策を行うことが大切です。
肌のハリを取り戻す方法をそれぞれ詳しく解説していきますので、日頃の生活の中でできることから始めましょう。
2-1.保湿重視のスキンケアに見直す
肌の乾燥による潤い不足が原因で起こるハリの低下には、基礎化粧品でしっかりと保湿を行う対策が効果的です。
その際に大切なことは、「保湿力」を基準に選ぶことです。
保湿がきちんとできなければ、ハリは取り戻せません。
ポーラ研究所は、このような「肌を見たときに感じるハリ」を「視覚的ハリ」と定義し、「肌のうるおいをアップさせれば、視覚的なハリが向上する」と発表しています。
肌をうるおし、肌細胞自体をふっくらとさせることで、しぼんだように見えた肌がハリを取り戻すのです。
基礎化粧品でしっかりと保湿を行い、ふっくらしたハリを取り戻しましょう。
参考元:ポーラ化成工業株式会社
2-2.365日紫外線対策で真皮を守る
コラーゲン線維やエラスチン線維を破壊するとされているUV-A波は、1年間ほぼ一定の量で降り注いでいます。
よって、以下のような紫外線対策を、一年中万全に行いましょう。
・日焼け止めを塗る
・日傘をさす
・帽子をかぶる
・サングラスをする
・マスクをつける
肌のハリに関わる真皮を守るコツは、紫外線対策を二重・三重で行うことです。
上記のような紫外線対策を、複数組み合わせて行いましょう。
どの紫外線対策も、それひとつで肌を守りきることはできません。だからこそ、二重・三重の対策で備えましょう。
また、万が一「うっかり日焼けをしてしまった」という場合には、日焼けケア3つのポイント│12時間以内に行うべき日焼け対策を参考にしてください。
2-3.肌のハリを取り戻すサプリメントで食事を補助する
紫外線を浴びると、体内に発生した活性酸素が、肌のハリを担っているコラーゲン線維を破壊します。
この活性酸素は、抗酸化作用のある栄養素の摂取で抑えられます。
抗酸化作用が特に強い栄養素を積極的に摂って、コラーゲン線維やエラスチン線維のある真皮を守りましょう。
“<抗酸化作用が特に強い栄養素>”
- ビタミンC
- ビタミンE
- ベータカロチン
また、肌の材料となるタンパク質も欠かせません。
サプリメントを利用するのもひとつの方法ですが、毎日の食事からとるほうが、複合的にバランスよく摂取できます。
コラーゲン入りのドリンクやサプリメントも、直接的な効果は期待できません。
口から摂取したコラーゲンが、そのまま、肌のコラーゲン線維になるわけではないからです。
コラーゲンはたんぱく質の一種です。
摂取したコラーゲンは、体内の消化酵素によって、アミノ酸やペプチド(複数のアミノ酸が結合したもの)に分解され、吸収されます。
その後、体の各部位に必要なタンパク質に再度作り替えられます。
つまり、「サプリメントやドリンクでコラーゲンを摂取する」=「タンパク質の材料を体内に増やす」ということです。
肌のコラーゲン線維を必ず増やすわけではありません。
栄養(材料)不足によってハリの低下が起こっているのであれば、プラスになります。
この効果を理解して、サプリメントは、補助的に活用するのがおすすめです。
2-4.肌のハリを取り戻す食べ物を積極的に摂取する
前述「2-3.肌のハリを取り戻すサプリメントで食事を補助する」でお伝えした通り、肌のハリを取り戻すには、食べ物も重要です。
紫外線を浴び体内に発生してしまう活性酸素は、抗酸化作用のある栄養素の摂取で抑えられます。
抗酸化作用が特に強い栄養素を含む食べ物には、以下があります。
ビタミンC | アセロラ・赤ピーマン・ゆず・いちご・キウイ・さやえんどう・ブロッコリー など |
ビタミンE | アーモンド・くるみ・ひまわり油・オリーブオイル・たらこ・きなこ・落花生 など |
ベータカロチン | 豚レバー・鶏卵・うなぎの蒲焼・ホタルイカ・シラス干し・プロセスチーズ・シソの葉・カットわかめ など |
フルーツやナッツ類、そして、肉・魚・乳製品が、抗酸化作用が強いとされています。
まずは、1日3食栄養バランスの摂れた正しい食生活を送りましょう。
参考元:ヒロオカクリニック
2-5.睡眠不足を解消し快眠を得る
健やかな肌づくりに、睡眠は欠かせません。
眠っている間に分泌される成長ホルモンによって、健康な肌細胞が生み出されるからです。
そのために、「眠り始めてから最初の3時間」は必ずぐっすり眠ることを目指しましょう。
この3時間に、成長ホルモンの分泌が特に活発になるからです。
私は、一時期、なかなか寝付けなくて困っていたのですが、次のことに気を付けるようになって、最近はすっかり快眠です。参考になさってください。
● 部屋の湿度・温度を調節する
夏場は高めの温度設定で朝までエアコンをつけ、薄手の長袖・長ズボンで冷えを防ぎます。
あわせて、喉と肌の乾燥を防ぐために加湿器を稼働させます
● 眠たくないときにベッドの上に寝転がらない
「ベッドは眠る場所だ」と脳に覚えさせるイメージです
● ベッドの上に何も置かない(スマホや本・エアコンのリモコンなど)
近くに物があるだけでも、睡眠中に意識が向いてしまうことがあります。
● 眠る1時間ほど前から、部屋の照明を落とす
光刺激は、脳を活発化させます。
眠る前には光の量を減らすと、脳への刺激が減って眠りやすくなります。
2-6.肌のハリを取り戻すにはマッサージよりストレッチ
筋肉を鍛えるには、筋肉を動かすのが一番です。その際、手で顔を触り力を入れる「マッサージ」はおすすめしません。
指や手で外側から力を加えて筋肉を動かしても、鍛える効果は低いです。
しかも、マッサージがコラーゲン線維やエラスチン線維、筋肉を傷つけ、たるみを招くおそれもあります。代わりに、『ストレッチ』がおすすめです。
筋肉の力で筋肉を動かすのでムリがありません。また、コラーゲン線維やエラスチン線維がある真皮を傷つける心配もありません。
よって、効果があり、かつ、安全なたるみ解消法と言えます。
顔全体をストレッチできる「あいうえお体操」
<ほうれい線のたるみ対策>
1)口をタコのようにして、グ~ッと前面に突き出します。そのまま3秒間ストップ!
2)ノドの奥が見えるくらい大きく全開にします。そのまま3秒間ストップ!
●1+2を1セットとして20セット繰り返します。
●1と2の大きな動きでハリと弾力がUP!
<フェイスラインのたるみ対策>
1)頭を後ろに倒して、天井を見ます。口を大きく開けてそのままの状態で5秒間ストップ!
2)1の状態のまま舌を天井に向かって突き出します。そのまま5秒間ストップ!
●1+2を1セットとして5セット繰り返します
●二重アゴと首のシワに効く!
<目元のたるみ対策>
1)右目を大きく開けて、左目をギュッととじます。そのまま5秒間ストップ!
2)左目を大きく開けて、右目をギュッととじます。そのまま5秒間ストップ!
●1+2を1セットとして、10セット繰り返します。
●目の周りの血行が良くなるから、目のクマ改善にも期待大!
朝晩のお手入れの後や、夜眠る前など、ストレッチをする時間を決めると習慣化しやすくおすすめです。
2-7.コラーゲン線維を傷つけないお手入れ習慣を身に着ける
コラーゲン線維やエラスチン線維は、物理的な刺激でも傷つきます。
朝晩のスキンケアで肌を触る際はもちろん、日常生活で行うさまざまなシーンで、できるだけ肌に刺激を与えないように気を付けましょう。
“真皮を傷つけやすい行為”
- 目をゴシゴシこする
- メイク落としや洗顔の際に力を入れてマッサージをしている
- スキンケアをするときに力を入れてマッサージをしている
- 拭き取りタイプのメイク落としを使用している
- タオルで顔をゴシゴシふいている
- メイクをするときにパフやブラシ・チップを強く肌に当てている
- 頬杖をよくついている
普段、何気なくしていることをひとつ変えるだけでも、コラーゲン線維・エラスチン線維のある真皮を守れます。
真皮を傷つけやすい行為に心当たりのある方は、早速改善に取り組みましょう。
3.肌のハリ・弾力がなくなる原因4つ
肌のハリ・弾力がなくなる原因は、主に以下の4つがあります。
- 乾燥
- 紫外線
- 生活習慣
- 加齢
ここからは、それぞれの原因により、どのように肌のハリ・弾力不足が起こるのかを解説していきます。
まずは、肌のハリ・弾力がなくなる原因を正しく理解しましょう。
3-1.乾燥による肌の潤い不足
乾燥による潤い不足で、肌のハリが低下することがあります。
潤いのある肌からは、成熟した健康な肌細胞が生まれます。
一方、乾燥した肌から生まれる肌細胞は未熟で、形も大きさもバラバラです。
こんな肌細胞が肌表面に並ぶと、キメが乱れ、影ができ、肌全体がしぼんだような印象になります。
例えるなら、健康な肌は、空気がたっぷり入った風船が並んでいる状態です。
一方、乾燥した肌は、空気が抜けて小さくなった風船が並んでいます。
キレイに並ぼうとしても、ひとつひとつ大きさも形もバラバラなので、うまくいきません。
そうすると、次のような「ハリ不足」の状態が目立ち始めます。
・毛穴が目立つ
・顔全体が下がった印象を与える
・化粧ノリが悪くなる
・乾燥による小じわが目立つ
・光をうまく反射できずツヤがなくなる
・ひとつひとつの細胞に影ができて肌が暗く見える(くすみ・元気がない)
上記のように、肌の乾燥でハリ不足が起こると、「毛穴」「シワ」「くすみ」といった肌悩みも引き起こすため、乾燥は美肌の大敵とも言えます。
参考元:RENATUS CLINIC
3-2.紫外線による光老化
肌のハリ・弾力を司っている真皮を、最も傷つけるのは「紫外線」です。
まず皮膚は、肌表面から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層にわかれていますので、それぞれの役割を見ていきましょう。
「表皮」…肌の一番外側にある部位。紫外線や乾燥など外的な刺激から肌を守り、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)を行う。
「真皮」…表皮の下にある部位。コラーゲン線維・エラスチン線維・ヒアルロン酸等で構成されており、肌のハリ弾力の元や水分保持を行う。
「皮下組織」…真皮の下にある部位。脂肪細胞で主に構成されており、体温保持や外的な衝撃から守る働きがある。また、毛細血管を通じ皮膚に栄養を与える働きを行う。
上記のように、真皮が肌のハリ弾力には、大きく関わっていることがわかります。
真皮は、表皮のまだ下の層ですが、紫外線の種類の中には、真皮までダメージを与えるものもあるのです。
紫外線にはUV-A波とUV-B波の2種類があります。このうち、UV-A波は、真皮にまで届き、コラーゲン線維やエラスチン線維を破壊します。
しかも、夏に増え、冬になると少なくなるUV-B波と違って、UV-A波は1年間ほぼ一定の量で降り注いでいるので注意が必要です。
参考元:凛クリニック銀座
3-3.生活習慣によるターンオーバーの乱れ
肌のハリには、以下のような生活習慣が悪影響を与えている可能性があります。
・喫煙
・過度のアルコール摂取
・睡眠不足
・運動不足
・バランスの悪い食事
生活習慣の乱れは、肌の生まれ変わりであるターンオーバーの乱れにも繋がるとされています。
表皮の一番下の層からは、新しい細胞が生まれます。生まれた細胞は、どんどん上に押し上げられていき、肌表面まで到達すると垢となって剥がれ落ちます。
この表皮のターンオーバーは、通常28日間で繰り返されていると言われています。
しかし、生活習慣の乱れで、ターンオーバーの周期が乱れると、本来、垢となって剥がれ落ちる古い角質が肌に蓄積されます。
古い角質が蓄積されると、肌のゴワつきを感じたり、ツヤがなくなったりして、肌のハリ不足を感じるのです。
さらに、古い角質が溜まると、化粧水や乳液といったスキンケアの成分が、浸透しにくくなる可能性もあります。
スキンケアが適切に行えないと肌の乾燥をまねき、真皮のコラーゲン線維・エラスチン線維の生成に影響を与えることも考えられます。
また、ハリ弾力を司っている真皮でも肌の生まれ変わりは行われており、その周期は、3~5年かかるとされています。
この真皮の生まれ変わりまで乱れて働きが弱まってしまうと、ハリ弾力不足をより進行させてしまうのです。
参考元:美容皮膚科タカミクリニック、有楽町高野美容クリニック、凛クリニック銀座
3-4.加齢による真皮や筋肉の衰え
真皮や筋肉は、肌を支える土台です。この土台が加齢により衰え、上部の肌組織を支えられなくなることで、肌のハリ弾力不足やたるみが起こります。
まず、真皮には「コラーゲン線維」と「エラスチン線維」という線維があります。
その名のとおり、糸状をしています。
真皮では、この 2つが網のように張り巡らされ、バネの役割を果たしています。
ベッドのマットレスに使われている『スプリング』のイメージですね。
コラーゲン線維とエラスチン線維が、真皮の中でスプリングのように働いて、指で押したら押し返してくるような弾力や、ピンとした若々しいハリを作っているのです。
ところが、このコラーゲン繊維とエラスチン繊維が加齢によって減少することで、次第にバネの役割を果たさなくなります。
筋肉も同様に、主に加齢によって衰えます。
その結果、真皮や表皮を支えられなくなり、弾力がなくなり、たるみが起こるのです。
4.あなたのハリ不足原因と原因別の対策をチェック!
こちらでは、自分が一体どのような原因でハリ不足となり、どんな肌のハリを取り戻す方法が有効なのか見ていきましょう。
原因を確かめるためのチェックリストを掲載していますので、自分が該当しないか確認してください。
4-1.「乾燥」
乾燥が原因でハリ不足になっている場合には、以下のようなサインが見受けられます。
“乾燥肌チェックリスト”
□肌がカサカサしている
□化粧のノリや伸びが悪い
□赤みやかゆみがある
□洗顔後や入浴後に肌がつっぱる
□肌の表面がざらついている
□肌が白く粉を吹いたようになる
□肌がひび割れたようになる
□皮が剥けるまたはポロポロ落ちる
上記に当てはまる場合は、肌が乾燥している可能性が高いと言えます。
この場合には、「2-1.保湿重視のスキンケアに見直す」方法がおすすめです。
まずは、肌の乾燥の改善を目指し、しっかりと保湿を行いましょう。
また、乾燥肌について、もっと詳しく知りたい方は、乾燥肌の特徴とは│乾燥タイプ別の対策方法をご紹介にて、詳しく解説していますので併せてご覧ください。
参考元:品川美容外科
4-2.「紫外線」
紫外線による光老化が原因で、ハリ不足になっている場合、肌に以下の特徴があります。
“光老化チェックリスト”
□肌がとても乾燥しやすい
□シミが濃いまたは厚みがある
□シミがあり色ムラがある
□褐色肌である
□肌が黄ばんでいる
□肌のごわつきを感じる
□シワが深くて長い
上記のような肌の特徴が感じられなくても、「普段から紫外線対策をしていない」という方は、要注意です。
今後、ハリ不足だけでなく上記のような肌の特徴が現れる可能性があります。
この場合は、「2-2.365日紫外線対策で真皮を守る」方法が有効です。
また、紫外線が肌に与える影響や対策について詳しくは、紫外線が肌に与える影響と、日焼けダメージから身を守る対策で詳しく解説しています。
肌老化の8割は、紫外線とも言われています。シミなどのハリ不足以外の肌悩みにもつながりますので、1年中紫外線対策は万全に行いましょう。
参考元:プライベートスキンクリニック
4-3.「生活習慣」
肌のハリに生活習慣が影響していないかは、以下に該当しないかチェックしてください。
“生活習慣チェックリスト”
□夜更かしすることが多い
□寝つきや寝起きが悪い
□食事が不規則である
□甘いものが好き
□タバコを吸う
□ストレスを感じる
□イライラすることが多い
□冷暖房の効いた部屋にいることが多い
□ダイエットとリバウンドを繰り返している
□若い頃によく日焼けをした
□メイクを落とさず寝てしまうことがある
食生活に問題を感じる場合は、「2-3.肌のハリを取り戻すサプリメントで食事を補助する」方法、「2-4.肌のハリを取り戻す食べ物を積極的に摂取する」方法を実践しましょう。
寝つきや寝起きが悪かったり、眠りが浅い場合などは、「2-5.睡眠不足を解消し快眠を得る」方法がおすすめです。
また、他にも禁煙やストレスの解消など、悪い生活習慣を改善できるように取り組んでください。
参考元:しわ・たるみ改善Labo
4-4.「加齢」
30歳を越え加齢によるハリ不足が出てくると、以下のような肌の変化を感じます。
“加齢肌チェックリスト”
□頬が痩せこけて見える
□頬の毛穴が目立つ
□顔の影を感じる
□目の下のクマが目立つ
□フェイスラインがぼやけてきた
□ほうれい線が目立ってきた
加齢によってハリ不足が起こっている場合には、「2-6.肌のハリを取り戻すにはマッサージよりストレッチ」を行うこと。そして、「2-7.コラーゲン線維を傷つけないお手入れ習慣を身に着ける」ことがおすすめです。
ハリ不足を改善し、肌のハリを取り戻すためには、日々の積み重ねが大切です。
早速、ストレッチや正しいお手入れ習慣を身につけてください。
参考元:シンシアガーデンクリニック高崎院
5.肌のハリを取り戻す化粧品|「選び方」と「おすすめ商品」
5-1.「選び方」
まず、ハリを取り戻すためには、「いかに保湿ができるか」を基準に、基礎化粧品を選びましょう。
どんな成分が配合されていたとしても、保湿力が低ければ、ハリを取り戻せません。
次の条件をクリアする化粧品なら、高い保湿効果が期待できます。
“保湿力の高い化粧品の条件”
- 使用後、すぐにつっぱらない
- たっぷりの水分を与えられる
- 水分を維持するための油分・保湿成分も与えられる
上記を満たす化粧品で、保湿を続け、うるおい不足で低下したハリを取り戻しましょう。
また、化粧品の場合、価格と効果は比例しません。おおざっぱにまとめると、化粧品の価格は次の6つで決まります。
“化粧品の価格を構成するもの”
- 原料代
- 製造費
- 開発費
- 容器代
- 広告費
- 販売費
原材料以外は、保湿効果に直接かかわりません。高価に関係するとすれば「原料代」です。
例えば、1,000円のクリームと、20,000円のクリーム。原料代だけで20倍の価格差が出ることは、まずありえません。
仮に、20倍が原料代だとしても、保湿効果が20倍高くなるとは限りません。
化粧品は、他の消費財の価格構成と比較して「広告費」の占める割合が大きい事は有名ですよね。
ですから「高価な化粧品なら、ハリを取り戻せる」ということではないのです。
何度も申し上げますが、重要なのは価格ではなく、保湿成分・水分・油分の3つがバランスよく含まれていること。
肌を潤す「水分」と、蒸発を防ぐ「油分」を同時に与えることで、初めて効果的な保湿が完了します。
5-2.「おすすめ商品」|アースケア「アクシリオ アクアテクトゲル」
肌のハリを取り戻すためにおすすめしたい化粧品は、アースケアの「アクシリオ アクアテクトゲル」。
水分・油分・保湿成分を同時に与えるトリプル浸透で、効果的な保湿効果が期待できます。
オールインワンタイプなので、化粧水・乳液・クリーム…と別々の化粧品を重ねる必要がなく、肌への余計な負担も軽減することができます。
また、低刺激を保証する3つのテストを実施済み。
- パッチテスト
- アレルギーテスト
- スティンギングテスト
炎症やかぶれ、ヒリつき・かゆみの症状が出ないことを確認しているため(※)、安心して使うことができます。
※全ての方に症状が出ないわけではありません。
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6.肌のハリを取り戻したい人からのよくある質問
肌のハリを取り戻したい人からの、よくある質問にお答えしていきます。
肌のハリに関する疑問を解決し、より効果的なケアを行いましょう。
6-1.リフトアップ美顔器は肌のハリに即効性がありますか?
リフトアップ美顔器が、肌のハリに即効性があるとは限りません。
家庭用美顔器の主な機能は、マッサージです。
「2-6.肌のハリを取り戻すにはマッサージよりストレッチ」でお話した通り、筋肉は、外側から力を加えて筋肉を動かしても、鍛える効果は低いとされています。
また、美顔器によるマッサージが、真皮や筋肉を傷つけ、たるみを招くおそれもあります。
美顔器を使用する際には、以下に該当しないかをチェックした上で使用してください。
- 強い力を与える
- 同じ個所に繰り返し摩擦や圧力を与える
上記に該当する場合は、美顔器の使用を控え、顔のストレッチを行うことをおすすめします。
6-2.肌のハリは何歳からなくなりますか?
肌のハリは20代から徐々になくなっていき、50代には20代の70%まで減少するといわれています。
肌のハリがなくなっていく理由の1つは、代謝が落ちていくことです。
肌のハリをもたらすコラーゲンは、糖化や酸化を起こします。糖化や酸化を起こした古いコラーゲンは、壊され新しいコラーゲンに作り替えることが可能です。
ところが代謝が落ち、古くなったコラーゲンが肌に残りやすくなると肌のハリが失われていきます。
代謝は20代から徐々に落ちていき50代には20代の70%まで落ちます。
そのため、40代50代になると肌のハリ低下を実感する人が増えていきます。
参考元:大塚製薬
6-3.肌のハリ対策は何歳から始めるべきですか?
肌のハリ対策を始める年齢は、早ければ早いほど良いです。
肌の一番表面にある『表皮』は、一番良い状態なら、28日周期で生まれ変わります。
一方、真皮の生まれ変わりの周期は3~5年です。
一度傷ついてしまったものを回復させるより、傷つけないよう予防する方が、何倍もラクでカンタンです。
ですから、早いうちから予防を行い、衰えのスピードを遅らせることが、一番効果的なハリ対策です。
この記事でご紹介した対策を、毎日の習慣として続けてみてください。
6-4.肌のハリを取り戻すには美容皮膚科に通うべきですか?
肌のハリを取り戻すために、必ず美容皮膚科に通う必要があるとは言えません。
ただし、美容皮膚科では、肌のハリツヤアップのために、以下のような治療が受けられます。
- ヒアルロン酸注入…ヒアルロン酸を注入し注入した部分を盛り上げハリを出す方法
- ケミカルピーリング…古い角質を取り除きターンオーバーを正常に戻す方法
- 水光注射…ビタミンCやプラセンタなどを配合したヒアルロン酸を注入する方法
- フラクショナルレーザー…極小レーザーを照射し皮膚に穴をあけ自然治癒力を促す方法
上記のように、美容皮膚科では、医療機器や医療技術を用いた治療が受けられます。
ただし、美容皮膚科での治療は、高額な費用がかかりがちです。
まずは、こちらの記事で紹介した肌のハリを取り戻す方法を参考に、自宅でできるケアから始めてみるのがおすすめです。
参考元:銀座美容外科クリニック
6-5. 肌のハリ・弾力を取り戻す食べ物は?
前述「2-3.肌のハリを取り戻すサプリメントで食事を補助する」でお伝えした通り、肌のハリを取り戻すには、食べ物も重要です。
まずは肌の材料となるタンパク質。
肉・魚・卵・大豆・乳製品などの良質なタンパク質を摂取しましょう。
タンパク質はコラーゲンの生成や肌細胞の修復に必要な栄養素です。
例えばコラーゲンには、アミノ酸の一つトリプトファンが全く含まれていないので、コラーゲンだけ食べていても、タンパク質の再合成がうまくいかず、肌への効果が薄れてしまいます。
また、紫外線を浴び体内に発生してしまう活性酸素は、抗酸化作用のある栄養素の摂取で抑えられます。
抗酸化作用が特に強い栄養素を含む食べ物には、以下があります。
ビタミンC |
アセロラ・赤ピーマン・ゆず・いちご・キウイ・さやえんどう・ブロッコリー など |
ビタミンE |
アーモンド・くるみ・ひまわり油・オリーブオイル・たらこ・きなこ・落花生 など |
ベータカロチン |
豚レバー・鶏卵・うなぎの蒲焼・ホタルイカ・シラス干し・プロセスチーズ・シソの葉・カットわかめ など |
フルーツやナッツ類、そして、肉・魚・乳製品が、抗酸化作用が強いとされています。
まずは、1日3食栄養バランスの摂れた正しい食生活を送りましょう。
参考元:ヒロオカクリニック
まとめ
肌のハリ不足の原因は、「乾燥」「紫外線」「加齢」だけではなく、日頃の「生活習慣」も関わってきます。
そんなさまざまな原因で起こるハリ不足に対しては、この記事でご紹介した肌のハリを取り戻す方法を取り入れることがおすすめです。
生活習慣を正したり、紫外線対策を行ったりすることは、少し意識してみるだけでも改善できます。
また、日頃のスキンケアを見直すことは、いつも使っている化粧品を変えれば良いだけなので、早速取り入れやすいです。
自分がどのような原因でハリ・弾力がなくなってしまったのかを理解した上で、是非、できる対策からはじめていきましょう。
そして、ハリ・弾力のあるうるツヤ肌を手に入れてください。
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