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井上満喫ブログ

2020年03月01日

私が「フルラメラアイクリーム」を作った理由

皆さん、お元気ですか。
こんにちは、井上です。
つい先日、私は「フルラメラアイクリーム」という、目元専用のクリームを完成させました。
でもこの話をする前に、「アクアテクトゲルだけで、スキンケアが完了する」と言っているにも関わらず、「なぜアイクリームを作ったのか?」ここをお話させてください。

これまでウキウキメイトから、「目元がカサカサするから、アイクリームを作ってください」という要望を、よくいただいてきました。
そのたびに、「アクアテクトゲルを重ね塗りしてください」とお伝えしていました。
抗シワ試験をクリアしたアクアテクトゲルは、「目周りの乾燥小じわが改善した」という結果が出るほど保湿力が高いので、目元用としても、十分な保湿効果が期待できるからです。

目の周りをケアする「アイクリーム」は、2014年末頃から注目され、今となってはスキンケア用化粧品の定番になりつつあります。
私が化粧品業界に入った1997年頃は、化粧品メーカーが売り上げを稼ぐために、無理やり『目元専用化粧品』と呼んでいた記憶があります。
そのため、当時のアイクリームは、名称が違うだけで、ただの保湿クリームでした。

それから20年以上が経過して、

  • アイクリームは変わったのか?
  • 相変わらず、アイクリームはただの保湿クリームのままなのか?
  • アイクリームをわざわざ使う価値があるのか?
  • 価値があるとしたら、アイクリームにはどんな効果があるのか?

を、まずは検証してみましょう。

アイクリームの目的

アイクリームを使う目的は、目の周りの悩みを解決するためです。
目の周りの悩みは、大きく分けると4つあります。

  • シワ
  • しみ
  • クマ
  • たるみ

どれも30歳頃から気になる悩みです。
特に目の周りは目立つのでなおさらです。
アイクリームを求める気持ちは分かります。
では、アイクリームは、これらの悩みを解決できるのでしょうか?
アイクリームに効果があると期待して、悩み別に原因と解決法を探っていきます。

アイクリームは、目の周りのシワに効果があるのか?

シワの原因は、大きく分けると2つです。
まず一つは、「乾燥」。
肌が乾燥すると小さなシワができやすくなります。
チリメンジワと呼ばれるものです。
果物が乾燥すると表面に細かなシワができますよね。
逆に、みずみずしい果物は、表面がパンっと張っています。

もう一つは、「使用頻度」です。
人は表情を作るときに、どうしても顔にシワができます。
これを「表情ジワ」と言います。
表情ジワは、何度も繰り返し同じ部分にできるため、その部分にシワが定着します。
そして、どんどん深くなっていきます。
特に、目の周りは使用頻度が多く、しかも皮膚が薄いためシワのできやすい環境と言えます。

小さなシワに対しては、保湿をすることで効果を発揮します。
厚生労働省もその効果を認めており、アクアテクトゲルで取得した『乾燥による小じわを目立たなくする』という効果があります。
ですから、抗シワ効果のあるアクアテクトゲルやアイクリームを使えば、小じわに対する効果が期待できます。

アイクリームは、シミに効果があるのか?

シミの原因は、メラニン色素によるものです。
だから、多くの美白成分は、メラニンを抑制する働きを持たせています。
このような美白成分には、これから生み出されるメラニン色素を抑制する効果があります。
メラニン色素が作られにくくなる、ということです。
これからできるであろうシミを減らしたいなら、美白成分が配合されたアイクリームでいいと思います。

ただ、今あるシミを消すことはできません。
それは「今あるメラニン色素には効果がない」からです。
今あるシミを消したいなら、ハイドロキノンなどの漂白効果がある美白剤を使うか、レーザー治療しか今のところは選択肢がありません。
ただし、ハイドロキノンは刺激も強く、使用後には紫外線対策を万全にする必要があります。
目の周りは特に肌が敏感なのでリスクも増します。

余談ですが、以前からよくお話しているとおり、私自身は美白化粧品全般をおすすめしません。
確かに、シミは嫌かもしれませんが、私たちの体を紫外線から守る大切な防御機能です。
もし、メラニン色素を産生する機能がなくなったら、私たちは太陽の下で活動することなんてできません。
このような大切な機能を、見た目のためにわざわざ抑制することは、とても体に良いとは思いません。
特に乾燥肌や敏感肌の方は、美白成分の配合されたアイクリームをはじめ美白化粧品は、使わないほうがいいと思います。

アイクリームに、目の下のクマを消す効果はあるのか?

目の下のクマに関する実験やエビデンスは意外と少なく、いまだ分からないことが多くありますので、数少ない実験結果をもとに検証していきます。
『目の周りのくまに対する皮膚科学的検討とその対処法について』というレポートを参考にすると……

目の下のクマの原因は、

  • メラニンの増加
  • たるみによって生じる影
  • 血流の停滞

メラニンの増加は、前述のシミでお話した通りです。
たるみに関しては、次の項でお話します。
となると、「アイクリームが血流の停滞に効果があるのか?」ということになります。
残念ながら、化粧品に、血流の停滞を改善する働きはありません。
ですから、血流を改善したいなら、アイクリームに頼るより、食べ物や運動、睡眠をたっぷりとるなどの生活環境を改善したほうが効果的でしょう。

以上のことから、アイクリームによる血流の停滞によって生じる目の下のクマの改善は期待しないほうがいいでしょう。

アイクリームに、たるみの改善効果はあるのか?

たるみの原因を簡単に言うと、筋力の低下によって引き起こされます。
加齢とともに筋力が低下して、目の下の脂肪が前に出て、膨らんでしまいます。
これが、たるみの正体です。
ちなみに、目の上はくぼみます。
ご年配の方は目の上がくぼみ、目の下が出ていますが、これは加齢による自然現象で、肌トラブルではありません。
たるみは筋力の低下が原因なので、アイクリームにたるみを改善する効果はありません。
化粧品の効果にも筋肉に作用する効果は認められていませんし、ありません。
たるみを取りたいなら、アイクリームよりも眼輪筋のトレーニングがおすすめです。
筋肉の維持は、日々鍛えるしかありません。

● アイクリームの効果まとめ

アイクリームに期待できる効果
・保湿によるシワへの効果

アイクリームに期待してはいけない効果
・血流を促進させて目の下のクマを消す
・目の下のたるみを改善する

※個人的には美白効果は推奨しませんので、効果からは除外させてもらいました
目の周りは、皮膚も薄く、皮脂膜も弱く、非常に敏感です。
白斑事件の例があるので、目の周りは他の部位よりも、安全を重視したほうが賢明です。
そうなると、アイクリームに期待すべき効果は『保湿のみ』ということになります。

私が着目したのは、『目の周り』という特別な部位への効果に対してです。
確かに、目の周りの皮膚は薄く、よく動きます。
皮膚が薄いということは、水分を保持する力が弱く、皮脂(油分)の分泌も少ないため、皮脂膜が薄くなります。
また、よく動くために皮脂膜もはがれやすいです。
こうなると、外界の刺激に弱く、バリア機能も衰え、水分も蒸発しやすくなります。
非常に乾燥しやすい部位ということです。

さらにいうと、いつも露出していて、紫外線も当たりやすいです。
だから乾燥肌や敏感肌の方が、「アクアテクトゲルにプラスアルファのケアをしたい」という気持ちを持つのも当然かもしれない、そう考えて、アイクリームの本格的な開発に乗り出すことにしました。

保湿効果の特許を持っている工場との出会いから生まれたアイクリーム

実は、開発をしようと思い立つ3年ほど前に、保湿効果の特許を持っている製造企業と出会っていました。
そのときに、特許技術を使った化粧品を試しに作ってみたのですが、すさまじい保湿力でした。
「これ以上の保湿効果を化粧品で持たせることは、不可能だろう」というぐらいのものでした。
ただ、大きな弱点がありました。

非常にべたつき、使用感が最悪だったのです。
このときは、スキンケアアイテムとして考えていたので、「これを顔に塗るのは抵抗あるな」という使用感でした。
そもそも私は化粧品開発の際に使用感よりも効果を重視するのですが、それでも使いにくい使用感でした。
普通の人なら、まず使いたくないと思うでしょうね。

あと、大きな問題がひとつ。
特許技術なので、特許料がかかります。
また、一般的な化粧品とは違う特殊な製法で作るので、非常に手間がかかります。
この2つの理由から、非常にバカ高いのです。
とてもスキンケアでガンガン使えるレベルではありませんでした。
以上の理由から製品化は見送ったのですが、「何とかデメリットを克服して製品化できないかな〜」と、頭の片隅にはずっとありました。
それほど、高い保湿効果が魅力だったからです。

そんな中、アイクリームの開発を思い立ったときにふと気づいたのです。
アイクリームなら、目元だけの使用なので、使用感の悪さも幾分かは抑えられます。
また、使用量も少ないので、価格も抑えられるはず。
そこに気が付き、やっと前に進められました。
スキンケアとしては使いにくいですが、アイクリームとしてはベストな使用感です。

早速、連絡を取り、化粧品として90%は完成していたので、残り10%保留している開発をこの2年の間、進めてきました。
それがようやく日の目を見て、『アクシリオ フルラメラアイクリーム』という商品として作ってみました。

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