2017年09月17日
こんにちは、井上です。
前回の『オイルフリー』化粧品を使う人の3つの誤解』の続きです。
『油分の酸化』について、お話ししますね。
「油分は酸化して肌に刺激を与える」
よく耳にする内容です。
実際、このウワサは本当です。
化粧品の油分は『酸化』します。
そして、その結果、肌に刺激を与えることがあります。
『酸化』は、スキンケアの中でもとても大切なことなので、しっかりと覚えてくださいね。
また、老化とも密接に関わることなので、知っておいて損はありません。
ということで、まず、『酸化』について詳しく説明します。
『酸化』と肌の関係
『酸化』とは、酸素と物質がくっついて、変質することを言います。
カンタンに言うと、『サビる』ことです。
身近なものでは、
こういうのも、全部、酸化の影響です。
この酸化が、人の肌の上で起こると、
このような、様々な肌トラブル・急速な老化を招きます。
健やかでキレイな肌をつくるために、酸化はできるだけ避けたい現象なのです。
肌の上で酸化する2つの油分
化粧品に配合されている油脂分(オイルなど)は、時間がたつと、酸化していきます。
毎日使っている化粧品の油分も、酸化している可能性は高いです。
あともうひとつ、化粧品の油分以外に、酸化を招くものがあります。
それは、『皮脂』です。
実は、私たちの皮膚から分泌されている皮脂も、時間の経過に従って、酸化します。
もしかすると、これらの酸化が、肌トラブルの原因となっているかもしれません。
でも、これまでに何度かお話ししたとおり、化粧品に油分は必要です。
油分がなければ肌は水分を保てず、そのせいで乾燥が常態化すると、肌トラブルを招きます。
では、どうすればいいのでしょうか?
実は、化粧品には『酸化しやすい化粧品』と、『酸化しにくい化粧品』があります。
また、皮脂の酸化による悪影響も、日ごろのちょっとした注意で防ぐことができます。
肌の上で起こる油分の酸化への具体的な対策を次回にはお話しします。
どうぞお楽しみに。
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