ピーリングはごわつきやくすみにアプローチする人気の角質ケアですが、敏感肌・乾燥肌の方はピーリング選びに注意が必要です。この記事では、ピーリングのデメリットやおすすめの角質ケアについて詳しく紹介します。
とにかく早く乾燥肌・敏感肌でも使用できるケアを知りたいという方は、「5. 敏感肌・乾燥肌にも人気のピーリング」「6.肌のごわつきが気になる方におすすめのスキンケア」からチェックしてみてください。
1. ピーリングとは?
ピーリングは、肌の表面に溜まった古い角質を取り除く施術です。ピーリングで肌の再生(ターンオーバー)を促進させることで、くすみや毛穴詰まりが改善され、明るく滑らかな肌が期待できると言われています。ピーリングには様々な種類があります。
薬剤ピーリング
グリゴール酸、アミノ酸、サリチル酸、レチノールなど、薬剤を肌に塗布するタイプのピーリングです。美容クリニックで行う施術は「ケミカルピーリング」とも呼ばれ、エステや市販化粧品と比べ、ピーリング剤の濃度が高いです。
ウォーターピーリング
美容器具を用いて、古い角質や汚れを振動で浮かす方法です。「毛穴洗浄」とも呼ばれます。
スクラブ
細かい粒子を含んだスクラブで、皮膚表面をこすり、物理的に古い角層を剥がします。
2. 敏感肌・乾燥肌の特徴とは?
敏感肌の特徴
敏感肌は、さまざまな外部要因に対して過敏に反応しやすい肌質です。主な特徴としては、以下のような点が挙げられます。
- 赤みや炎症: 敏感部位が刺激を受けると、すぐに赤くなったり、炎症を伴うことがあります。
- かゆみ: 肌が乾燥したり、刺激を受けたときにかゆみを感じやすくなります。
- ザラザラ/ごわごわした手触り: 表面が滑らかでないことが多く、触れるとザラザラした感触があります。
これらの特徴から、敏感肌の方々は日々のスキンケアにおいて慎重になる必要があります。
敏感肌と乾燥肌の関係
敏感肌はしばしば乾燥肌と重なり合っています。乾燥肌は水分不足によるものであり、その乾燥が敏感肌をさらに悪化させる原因となります。つまり、乾燥によるバリア機能の低下が、敏感肌を引き起こすのです。バリア機能が薄くなると、外部の刺激に対して肌が無防備になり、さらなるトラブルが生じる可能性が高くなります。
3. 敏感肌・乾燥肌はピーリングをしないほうがいい理由
敏感肌・乾燥肌の方には、一般的なピーリングはおすすめできません。なぜピーリングが向いていないのでしょうか?
角質が薄いから
敏感肌・乾燥肌はすでに角質が薄く、もろく、外部からの刺激を受けやすい状態です。ピーリングは古い角質を取り除くことを目的としているため、さらなる角質の減少を招いてしまいます。
バリア機能が低下するから
ピーリングを行うことで、皮膚のバリア機能がさらに低下し、肌がより敏感な状態になる可能性があります。これは、肌の防御力を損なってしまうため、様々な肌トラブルを引き起こす原因となります。
成分や摩擦自体が刺激になるから
ピーリング剤には、刺激が強い成分が含まれていることが多く、それが敏感肌・乾燥肌にとっては大きなトラブルの元になり得るのです。また、スクラブなどを利用すると、物理的な摩擦が刺激になります。
4.敏感肌・乾燥肌がピーリングをするとどうなる?
ピーリングは、肌の古い角質を剥がすことで新しい肌の再生を促すスキンケア技術です。しかし、皮膚のバリア機能がすでに弱い敏感肌・乾燥肌にはデメリットが多く存在します。もしピーリングを行うとどのようになるのでしょうか。
あかみやかゆみ(肌荒れ)
ピーリングを行うことにより、まず考えられるのが肌荒れです。角質が剥がれたり、過剰に刺激を受けたりすることで、炎症が引き起こされ、赤みやかゆみが生じることがあります。敏感肌・乾燥肌はもともとバリア機能が低下しているため、こういった刺激に対する耐性がさらに弱まってしまうのです。
乾燥の悪化
次に、ピーリングによって肌が乾燥しやすくなる点も見逃せません。皮脂や水分を保持する必要な角質まで取り除かれることで、肌の保湿力が低下します。これにより、潤いが失われ、乾燥が進んでしまうリスクが高まります。
紫外線感受性の増加
ピーリングを行った後の肌は、紫外線の影響を受けやすくなります。これは肌の表面が薄くなり、バリア機能が弱まるためです。日常的な紫外線ダメージは、肌の老化や色素沈着を引き起こす原因ともなり得ます。
注意すべきポイント
このように、ピーリングは一見肌に良い効果をもたらすように思われますが、実際には多くのリスクを伴います。乾燥肌や敏感肌の方は、特に注意が必要であり、必要に応じて専門医の相談を受けることをおすすめします。
5. 敏感肌・乾燥肌にも人気のピーリング
ここまで紹介してきたように、一般的なピーリングは刺激が強いため、敏感肌・乾燥肌の方におすすめできません。しかし、アクシリオの「ピーリングゲル」は敏感肌・乾燥肌の方にも人気がある商品です。
フルーツ酸などの刺激の強い成分で角質を落とすのではなく、ゲルの特性をいかし、たっぷりの水分で古い角質をふやかして取り除きます。
以下の4つの安全性テスト済みです。
- 24時間閉塞パッチテスト済み
- アレルギーテスト済み
- スティンギングテスト済み
- ノンコメドジェニックテスト済み
※すべての方に皮膚刺激や皮膚トラブルが起こらないということではありません。
肌に負担をかけない、新発想のピーリングです。
6. 肌のごわつきを改善する習慣
肌のごわつきには、特に日常的な生活習慣が大きく影響しています。ここでは、肌を健康に保ち、ごわつきを改善するための具体的な生活習慣をご紹介します。
栄養バランスを考えた食生活
肌の健康は、食事内容と深い関わりがあります。特に重要な栄養素を意識して取り入れることで、肌の状態を改善することができます。
- ビタミンB群:特にB2やB6は、肌のターンオーバーを助ける効果があります。これらはナッツ類や全粒穀物、肉類に豊富に含まれています。
- タンパク質:肌の修復に欠かせない栄養素であり、魚、大豆製品、卵などから意識的に摂取しましょう。
- 必須脂肪酸:オメガ3脂肪酸を多く含む青魚や亜麻仁油は、肌の水分保持をサポートします。
十分な水分補給
肌の乾燥防止には、水分補給が不可欠です。こまめに水を飲むことを目指しましょう。特に寒い季節には、温かい飲み物を選ぶことで、体を温めながら水分を補うことができます。
質の良い睡眠の確保
肌のターンオーバーは、睡眠中に活性化します。十分な睡眠時間を確保するためには、規則正しい生活リズムを心がけ、毎日同じ時間に寝起きすることが大切です。これは肌の再生を助け、乾燥やごわつきを軽減する効果があります。
ストレス管理
ストレスは肌に対して悪影響を与える主要な要素です。ストレスが多いと自律神経が乱れ、肌のターンオーバーが滞ることがあります。趣味やリラクゼーションの時間を持つことが、ストレスを軽減するために非常に重要です。自分自身を大切にし、心の健康を保ちましょう。
適度な運動
運動は血行を促進し、老廃物の排出を助けるため、肌にも良い影響があります。ジョギング、ヨガ、ストレッチなど、自分に合った運動を続けることで、新陳代謝を活性化し、肌の状態を改善しましょう。
優しいスキンケアの実践
日々のスキンケアも、肌のごわつき改善において重要です。洗顔・クレンジングでは、「必要以上に肌の皮脂を取りすぎない」「摩擦・刺激を与えない」ことが重要です。また、洗顔・クレンジングの後は、「水分と油分をバランスよく同時に補給する」ことで、肌にうるおいを与えましょう。
次の章でおすすめのスキンケアを紹介します。
肌のごわつきが気になる方におすすめのスキンケア
肌の乾燥やごわつき、くすみが気になる方には、超敏感肌・乾燥肌の開発者が「健康肌」を目指すために作ったアクシリオがおすすめです。
ダブルクレンジングゲル
|
アクアテクトゲル
|
どちらとも、香料・着色料・アルコール不使用で、4つの安全性テスト済み(※)なので、安心して使用できます。※24時間閉塞パッチテスト・アレルギーテスト・スティンギングテスト・ノンコメドジェニックテスト※すべての方に皮膚刺激や皮膚トラブルが起こらないということではありません。
敏感肌・乾燥肌の方にもおすすめです。2つがセットになって、特別価格550円(税込・送料無料)でお試しできます。
よくある質問
敏感肌とはどんな肌?
敏感肌は、さまざまな外部要因に対して過敏に反応しやすい肌質です。赤みや炎症、かゆみ、ザラザラした手触りなどの特徴があり、日々のスキンケアには慎重に取り組む必要があります。敏感肌は乾燥肌と密接に関係しており、バリア機能の低下が主な原因とされています。
ピーリングで乾燥肌や敏感肌が悪化するリスクとは?
刺激の強いピーリングにより、肌荒れの発生、肌の乾燥悪化、紫外線への感受性の増加など、さまざまなデメリットが生じる可能性があります。特に、乾燥肌や敏感肌の場合は、ピーリングによってさらに肌への負担が大きくなるため、注意が必要です。
敏感肌におすすめの肌ケア方法は?
敏感肌の方には、水分と油分をバランスよく補給できる高保湿スキンケアが推奨されます。低刺激でシンプルなアイテムだけを使用することで、刺激を最小限に抑えましょう。生活習慣の改善や温泉療法の活用も効果的です。
関連記事:顔用のおすすめ保湿クリーム20選|敏感肌向けや乾燥肌向け・プチプラ商品までご紹介
角質ケアの重要性と正しい方法は?
一般的に角質ケアを目的とするピーリングは、酸などの刺激の強い成分や、スクラブなどによる物理的な摩擦により、古い角質を除去するため、敏感肌・乾燥肌の方は注意が必要です。敏感肌・乾燥肌は、肌に負担がかからない角質ケアを行いましょう。
ピーリングをしすぎると、ビニール肌になりますか?
過剰なピーリングによって、ビニール肌になる可能性が高いです。ビニール肌とは、一見ツヤツヤして見えますが、実際には角質が薄く、もろくなった危険な肌荒れ状態です。刺激の強いピーリングで、角質を除去する事で、肌のターンオーバーが早まりすぎてしまい、未熟な角質が表面に現れます。このことにより、肌のバリア機能が低下し、シミ・シワ・ニキビなどを引き起こします。
関連記事:ビニール肌とは?【診断シート付】原因や治し方、おすすめスキンケアを紹介!
まとめ
この記事では、敏感肌・乾燥肌の特徴や、ピーリングをする際のリスクについて詳しく解説しました。敏感肌・乾燥肌の方にとって、ピーリングに含まれる刺激の強い成分や、摩擦は厳禁です。ピーリングをする場合は、肌に負担のかからない方法を選びましょう。また、健康的な生活習慣・スキンケアを心がけることで、潤いのある健康的な肌を保つことが重要です。