「たっぷりの泡を作って洗顔する」
「泡がクッションの役割だから、泡立ては時間をかけても、しっかりとやる」
そんな当たり前のことをしなくてもいいのが、「泡立てない洗顔料」です。
泡立てないから時短にもなるし、出先や旅行先でも手間がかからず便利。
また、肌状態によっては泡立てない洗顔料のほうが合う人も。
実は当社が作っている洗顔料も、泡立てないタイプ。
敏感肌や乾燥肌の人から、「洗顔後なのにつっぱらない!」「刺激がなくていい」という感想をもう20年も前からいただいています。
最近はドラッグストアでも見かけるようになった、ひそかに人気の「泡立てない洗顔料」。
この記事では、そんな泡立てない洗顔料のおすすめ商品を肌別でご紹介します。
当社の商品も紹介しますので、いろいろな商品を比較してみて、「よさそうだな」と思うものを、ぜひ実際に試してみてください。
1. 「泡立てない洗顔料」のメリット3つ
さて、最近話題の「泡立てない洗顔料」ですが、使うことでどんなメリットがあるのでしょうか?
本記事では、後ほどおすすめする商品の使用感を、分かりやすく伝えるために、実際に洗顔実験を行っています。
今回は、その実験を通して感じた「泡立てない洗顔料」の3つのメリットを紹介します。
「泡立てない洗顔料」3つのメリット
- 時短になる
- すすぎ洗いがしやすい
- 肌が乾燥しにくい
1-1. メリット①:時短になる
洗顔料を泡立てる必要がないため、洗顔を時短できます。
出先や旅行先でも、泡立てる手間がかからないため、非常に便利です。
単に「時短」と聞くと、「泡立てるタイプより洗顔の効果が落ちるのではないか?」と考える方もいますが、それは違います。
泡立てずに使うことを前提として、きちんと洗浄力は保持されているため、泡立てる洗顔料よりも効果が落ちるわけではありません。
洗顔の時間を少しでも短くしたい方や、手間を減らしたい方には嬉しいポイントです。
1-2. メリット②:すすぎ洗いがしやすい
泡立てないタイプの洗顔料には、水切れの良いジェルタイプの商品もあります。
そういった特徴をもつ商品の場合、すすぎ洗いが簡単に終わります。
洗顔料のすすぎ残しは、肌の炎症などのトラブルを引き起こす原因の1つです。
使っている洗顔料の成分が肌表面に残っていると、それが皮膚への刺激となり、炎症を起こしたり、雑菌の繁殖に繋がることもあります。
少しでもすすぎやすい洗顔料を選ぶことが大切です。
ただし、このメリットは実際に使ってみないと実感できないので、新しく洗顔料を選ぶ際は、サンプルなどのお試しができる商品を選ぶと良いでしょう。
1-3. メリット③:肌が乾燥しにくい
泡立てる洗顔料の「泡立つ成分」は界面活性剤です。
個人差がありますが、肌質や肌状態によっては乾燥やつっぱり感を招くこともあるようです。
界面活性剤には脱脂力があり、その効果が強すぎると、肌のうるおいを守る油分を過剰に落としてしまいます。
泡立ちを良くするにはどうしても配合量が多くなりがちですから、商品によっては乾燥に繋がることも納得できますね。
肌の状態が敏感だったり、肌トラブルに悩んでいる最中であれば、泡立てないタイプを使う方がベターかもしれません。
2. 洗顔料を選ぶポイント3つ
洗顔料には様々な種類があります。
今回のテーマである泡立てる・泡立てない洗顔料はもちろん、洗浄力やダブル洗顔不要のクレンジングゲルなど、多岐にわたります。
1人1人の肌悩みによって、選ぶべき洗顔料は異なりますが、「どうやって洗顔料を選べばいいか分からない」という方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、洗顔料を選ぶ際に参考になるポイントを3つ紹介します。
商品選びのときは、ぜひ参考にしてください。
2-1. ポイント①:肌テストを参考にする
洗顔料が肌にどれだけ優しいかを判断する際、肌テストが参考になります。
特に「スティンギングテスト」は、敏感肌の人を対象に、かゆみやヒリヒリなどの刺激(スティンギング刺激)を感じるかを評価した感受性テストであり、「低刺激」かどうかを判断する際の有効な指標になります。
テストを通過したからといって、全ての方にアレルギーや皮膚刺激が起こらないわけではありませんが、敏感肌の方が商品を選ぶ際には、1つの参考にはなるはずです。
2-2. ポイント②:洗浄力がやさしいものを選択する
洗顔料を選ぶときに気を付けたいのは、「皮脂をとり過ぎない洗浄力」を持つ商品を選ぶこと。
オイリー肌などに悩む人にありがちですが、洗浄力の強い商品を使って皮脂を過剰に取るケアは、肌の防御反応を働かせ、更なる皮脂分泌を招くことがあります。
一度この悪循環に陥ると、オイリー肌が悪化する可能性も。
皮脂は肌の「バリア機能」として働いているので、肌の乾燥などにも繋がることがあり、取りすぎによるデメリットは非常に大きいです。
ですから、顔の皮脂をとり過ぎない洗顔料を選びましょう。
洗浄力を確かめるには、「お試しできる商品を選ぶ」「ダブル洗顔不要のクレンジングを選ぶ」などの方法が挙げられます。
特に、クレンジングと洗顔が一度に行える「ダブル洗顔不要のクレンジング」は、洗浄力がマイルドなものが多いのでおすすめです。
2-3. ポイント③:肌を刺激しやすい成分は避ける
エタノールなどのアルコール成分や、薬用化粧品の殺菌成分や抗菌成分、メンズ用に良く配合されるメントール系の成分などは、刺激を感じる人が一定数います。
特に敏感肌の人は気を付けたい所であり、購入前には成分表をチェックすることが大切です。
他には、「スクラブ」なども刺激の一つです。
スクラブ入り化粧品の中には、「天然原料を使っているから安全」「使っているうちに溶けてなくなるから低刺激」と誤解されがちですが、肌に摩擦を起こしますので、人によっては刺激となることがあります。
スクラブ剤の目的は、物理的な力による角質の除去です。
毛穴や角栓が気になる方が使いがちですが、天然成分であっても物理的な力が発生するので肌への刺激になることが。
たとえ使っているうちに溶けたとしても、溶けるまでは物理的な刺激を与えています。
物理的な力による過剰な刺激は、肌を傷つけることになるため、避けるようにしましょう。
3.話題の泡立てない洗顔料おすすめ5選
泡立てない洗顔には「ジェルタイプ」が多く、商品それぞれで洗浄力の強さが違いますが、洗浄力の違いは見た目ではわかりません。
そこで今回は、実際に洗顔実験を行い、洗顔後の水分・油分量を計測しました。
肌の水分量は、洗顔後、水分をふき取り1分後に計測。(3回計測してブレを確認しています。)
様々な洗顔料を使ってきた経験をもとに、実験結果や使用感を考慮し、おすすめの「泡立てない洗顔料」を5つ抜粋しました。
洗浄力が弱めのものは、敏感肌や乾燥肌に。
洗浄力が強いものは普通肌や脂性肌に、適しています。
ほかにも、「ノンコメドジェニック済み」であれば、ニキビ肌におすすめできます。
こうした肌別の選び方を商品ごとにまとめていますので、選ぶ際の参考にしてください。
3-1. 550円からお試しできる|ダブルクレンジングゲル
ダブルクレンジングゲル おすすめポイント
- メイク落としと洗顔がこれ1つ
- 洗顔後の油分量低下が低めで、ヒリヒリ感もなく低刺激
- 水切れのいいジェルなので、すすぎ洗いがカンタンです
- オイルフリーだから、まつエクもOK
- 無香料なので使いやすいです
アクシリオのダブルクレンジングゲルは、メイク落としと洗顔が一度にできる「ダブル洗顔不要」のクレンジングゲル。
使う商品の数やスキンケアの過程そのものが物理的に減りますから、その分肌への摩擦が減少し、肌への負担を軽減することができます。
実験の結果からも分かるように、肌の皮脂をとり過ぎず、マイルドな洗浄力で洗顔(メイク落とし)ができるので、オイリー肌に悩んでいる方におすすめです。
また、低刺激を保証する3つのテストを実施済み。
- パッチテスト
- アレルギーテスト
- スティンギングテスト
炎症やかぶれ、ヒリつき・かゆみの症状が出ないことを確認しているため(※)、肌への刺激をさけ、バリア機能を保持してくれます。
※スティンギングテストとは、化粧品を塗布時のピリピリといった刺激感の有無を確認するテストです。
※全ての人にアレルギーや皮膚刺激が起こらないわけではありません。
敏感肌や、肌トラブルを抱えている方にもおすすめできる洗顔料です。
値段 |
【初回限定】20g / 550円 100g / 2,800円 |
無香料 |
〇 |
パッチテスト済 |
〇 |
アレルギーテスト済 |
〇 |
スティンギングテスト済 |
〇 |
ノンコメドジェニックテスト済 |
〇 |
使用感 |
洗顔後の油分量低下が低め |
▶洗顔実験の結果を見たい方はクリック
▶全成分を知りたい方はクリック
水、DPG、デシルグルコシド、ラウリン酸ポリグリセリル-10、マルチトール、ヒアルロン酸Na、セイヨウオトギリソウ花/葉/茎エキス、カミツレ花エキス、トウキンセンカ花エキス、フユボダイジュ花エキス、ヤグルマギク花エキス、ローマカミツレ花エキス、BG、カルボマー、トコフェロール、ペンテト酸、エチドロン酸、AMPD、フェノキシエタノール、メチルパラベン |
■泡なしの洗顔でスッキリ!さっぱり!
ごっちさま(38歳) 徳島県板野郡在住 愛用歴1ヶ月
初回限定で550円(税込)でお試しができます。
※低刺激のオールインワン保湿クリーム付
- 自分の肌に合うか不安だから、まずはお試しから始めたい
- 敏感肌(乾燥肌)だから、低刺激の洗顔料を使いたい
上記のような方は、ぜひダブルクレンジングゲルを手に入れてみてくださいね。
\初回550円で手に入る!/
3-2. きめ細かいジェルで汚れを落とす|マイルドクレンジングジェル
dプログラムのマイルドクレンジングジェルは、肌をいたわりながら汚れを落とすジェルタイプのメイク落とし。
キメの細かいなめらかなジェルがとても気持ちよいです。
値段 |
125g / 2,750円(税込) |
無香料 |
〇 |
パッチテスト済 |
〇 |
アレルギーテスト済 |
〇 |
スティンギングテスト済 |
– |
ノンコメドジェニックテスト済 |
〇 |
使用感 |
洗顔後の油分量低下が低め |
▶洗顔実験の結果を見たい方はクリック
▶全成分を知りたい方はクリック
水,BG,ジメチコン,シクロメチコン,グリセリン,ジイソステアリン酸PEG-12,PEG-60水添ヒマシ油,キシリトール,PEG-6,PEG-32,ヒドロキシエチルセルロース,エリスリトール,ジイソステアリン酸PEG-8,カルボマー,水酸化K,メタリン酸Na,トコフェロール,フェノキシエタノール |
3-3. 洗浄力強めでスッキリ|スムージングジェルウォッシュ 洗顔料
ルナソルのスムージングジェルウォッシュは、強めの洗浄力で、スッキリとした汚れ落ちが特徴。
洗い上がりに少しツッパリ感があるかもしれません。
また、香り付きなので、苦手な方は避けた方が良いですが、そこまで強くはない香りです。
値段 |
150g / 3,520円(税込) |
無香料 |
– |
パッチテスト済 |
– |
アレルギーテスト済 |
– |
スティンギングテスト済 |
– |
ノンコメドジェニックテスト済 |
– |
使用感 |
洗浄力強め |
▶洗顔実験の結果を見たい方はクリック
▶全成分を知りたい方はクリック
水、マンニトール、トレハロース、ソルビトール、アルギニン、トロメタミン、ハイビスカス花エキス、シソ葉エキス、水溶性コラーゲン、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、ヒドロキシエチルセルロース、ミリスチン酸、ラウレス-21、ラウレス-6カルボン酸、BG、EDTA-2Na、フェノキシエタノール、香料 |
3-4. 肌への摩擦がない滑らかジェル|おうちdeエステ 洗顔ジェル
ビオレのおうちdeエステ 洗顔ジェル(なめらかタイプ)は、少し皮膜感があるものの、肌への摩擦がない滑らかなジェルです。
30秒程度なじませるだけでOKですし、伸びの良いジェルタイプなので、忙しい朝におすすめです。
ただ実験の時には、「角栓クリア処方」によるものか、洗顔後ヒリヒリ感が感じられたので、普通肌や健康肌の人にしかおすすめしません。
ほのかな香りがします。
値段 |
150g / 698円(税込) |
無香料 |
– |
パッチテスト済 |
– |
アレルギーテスト済 |
– |
スティンギングテスト済 |
– |
ノンコメドジェニックテスト済 |
– |
使用感 |
伸びの良いジェルタイプで忙しい朝に便利 |
▶洗顔実験の結果を見たい方はクリック
▶全成分を知りたい方はクリック
水、ソルビトール、トロメタミン、トレハロース、アルギニン、マンニトール、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、ヒドロキシエチルセルロース、ラウレス-21、ミリスチン酸、ラウレス-4カルボン酸、EDTA-2Na、水酸化K、フェノキシエタノール、香料 |
3-5. パウダー入りのジェルが角質を落とす|スムースジェルウォッシュ
エリクシールのスムースジェルウォッシュは、なじませて洗い流す洗顔料。
パウダー入りのジェルが、不要な角質を吸着して落とします。
値段 |
105g / 1.980円(税込) |
無香料 |
– |
パッチテスト済 |
– |
アレルギーテスト済 |
〇 |
スティンギングテスト済 |
– |
ノンコメドジェニックテスト済 |
– |
使用感 |
– |
▶全成分を知りたい方はクリック
水,グリセリン,DPG,イソペンチルジオール,PEG/PPG-14/7ジメチルエーテル,エタノール,加水分解コーンスターチ,(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー,BG,キサンタンガム,結晶セルロース,アミノプロピルジメチコン,セリン,ココイルメチルタウリンNa,グルタミン酸,ヒアルロン酸Na,グリチルレチン酸ステアリル,水溶性コラーゲン,PPG-13デシルテトラデセス-24,ジメチコン,ビスPEG-18メチルエーテルジメチルシラン,タルク,(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー,クエン酸Na,水酸化K,エチルセルロース,クエン酸,ピロ亜硫酸Na,EDTA-2Na,BHT,トコフェロール,フェノキシエタノール,香料,酸化鉄 |
4.泡立てない洗顔料の疑問を解消するQ&A
泡立てない洗顔料に興味はあっても、「本当に汚れは落ちる?」「泡じゃないから肌に負担になるんじゃない?」という疑問があるかもしれません。
使ったことがないと、不安もありますよね。
そこで、この章では、そんな泡立てない洗顔や、泡立てない洗顔料以外についての疑問にお答えします。
Q1.泡立てなくて、肌に負担はない?
A.はい、ありません。
「泡がクッションの役割になる」のと同じように、「ジェル」や「石鹸成分のぬるぬる」などもクッションの役割を果たしてくれます。
正しく使えば肌に負担となる摩擦はおきません。
Q2.本当は泡立てる洗顔料のほうがいいの?
A.「時短」と聞くと、「手抜き」や「一時的に使うもの」という印象があるかもしれません。
しかし、「泡立てない洗顔料」は手抜きでもなく、泡立てる洗顔料よりも効果が落ちるわけではありません。
あくまでも、「洗浄力をどう使うか?」の違いです。
泡をクッションとして洗顔をするか、そのままの形状をクッションとして使うか、それだけの違いなので、どちらがいいということもありません。
どちらもすぐれた洗顔料です。
Q3.泡がないのに毛穴の汚れは落ちる?
A.「泡が毛穴に入り込んで汚れを落とす」という話もありますが、実際は、泡という形状や洗浄剤の力で汚れを落としています。
泡そのものが洗浄剤の働きでできるものですし、どちらにせよ汚れが落とせるように設計されていますから、汚れ落ちは泡でも洗浄剤でも大差はありません。
ですから、泡が無くても毛穴や肌の汚れはきちんと落ちます。
Q4.泡立てる洗顔料を泡立てずに使うのと、泡立てない洗顔料は同じ?
A.いいえ、違います。
泡立てる洗顔料は、泡立てて使うことが前提。
必要があるのに泡立てずに使ってしまうと、肌への摩擦を起こし、肌へダメージを与える可能性があります。
泡立てる洗顔料は、メーカーの説明に従い、きちんと泡立てて使いましょう。
Q5.泡で出てくる洗顔料だと、時短になりますよね?
A.はい時短になります。
時短目的で洗顔料を選ぶなら、泡で出てくるタイプの洗顔料でもいいですね。
泡で出てくるタイプのメリットは、泡立てなくてもいいから時短・泡が均一に出るので汚れ落ちがいつも同じ、という点です。
そしてデメリットは、防腐剤と洗浄剤が多くなる傾向があるので刺激を感じる可能性があるという点です。
泡ででてくるタイプを使って「刺激を感じる」という場合にはこのタイプではない洗顔料を選ぶほうがいいと思います。
Q6.拭き取りタイプの洗顔でも、同じ効果じゃないの?
A.拭き取りタイプの洗顔料は、洗浄剤の力や保湿成分の力で落とすものなど、いくつか種類がありますが、その大半は「ふき取る」という物理的な力によって汚れを落とします。
ふき取る際に生じる「摩擦」が肌への負担になることが考えられます。
ですから、洗い流して汚れを落とす泡立てない洗顔料とはまったく別の効果です。
ちなみに、拭き取りタイプは洗浄力が少ない分、肌の皮脂を落とす力が弱いと考えられます。
ただし、ふき取る際の摩擦は強力。
摩擦に強い肌であれば、問題なく使えるかもしれません。
興味がある人は、「拭き取り化粧とは?初めてでも失敗しない拭き取り化粧水を選ぶための2つの視点」の記事を参考にしてください。
5.美肌のために知っておきたい、洗顔のポイント
洗顔はその日一日の肌状態を左右する大切な事です。
それは、肌の余分な皮脂や汚れを落として清潔にすると、洗顔の後に行う保湿の効果が高まるから。
そこで、洗顔をするときの大切なポイントをご紹介します。
毎日やっていることだから、間違ったままやってしまうと肌トラブルに繋がりかねません。
一度、まっさらな状態に立ち、洗顔のポイントをおさえておきましょう。
5-1.お湯の温度は、人肌(36度程度)で洗う
洗顔するときの水温は、人の体温程度(36度までぐらい)がおすすめです。
熱いお湯は必要以上に皮脂を溶かしてしまいます。
さらに、角質層の細胞同士のつながりまで溶かしてしまうので、肌の乾燥を招きます。
熱いお湯の洗顔を続けることで、肌がゴワゴワしてきたり、毛穴の開きが目立ってきたり、と乾燥による肌トラブルが顕著になることも。
また逆に、冷たい水で洗うことも控えたいことの一つ。
冷たいと、皮脂汚れや泡切れが悪くなり、肌に汚れが残ってしまう原因になりかねません。
そのため、肌へ悪影響のない、体温ぐらいのぬるま湯で洗顔を行うのが適切です。
5-2.洗顔しながらマッサージはせずに、さっと洗い流す
洗顔料を顔全体に広げたら、それで終了。
すぐにすすぎ洗いを行いましょう。
洗顔料やメイク落としを塗り広げた状態でマッサージをする人もおられますが、洗浄剤を長く肌にのせておくのは、肌に必要な皮脂などを落としてしまい乾燥を招きます。
顔全体に丁寧に塗り広げたら、すぐに洗い流しましょう。
まれに「マッサージ用」と書かれている洗顔料があります。
その場合には、マッサージ時間を考慮して洗浄力が調整されていると考えられます。
おそらくパッケージにマッサージの目安時間がかかれていると思いますので、それを守るようにしましょう。
5-3.こすらないように、洗顔料をまんべんなく塗り広げる
「汚れを落とそう!」とゴシゴシ。
「毛穴の中の汚れをかきだそう!」とゴシゴシ。
こんなゴシゴシ洗いは不要です。
洗顔料は顔全体に、まんべんなく塗り広げれば汚れを浮かせたり、溶かしたりして落とします。
洗浄力は肌に載せるだけでOKなんですよ。
大切なポイントは、「まんべんなく」塗り広げること。
モレやムラのないように、汚れを落としたい箇所すべてに、洗顔料を塗り広げるように使いましょう。
5-4.すすぎ洗いは鏡を見ながら、丁寧に行う
たっぷりの水を手にとり、洗顔料を塗り広げた部分を洗い流す。
このときに、鏡を見て、すすぎ残しがないか確認しながら、丁寧に行いましょう。
すすぎ洗いは、洗いすぎても乾燥の元ですし、洗わなさすぎるのも汚れ残しの元となります。
どちらも避けたいところです。
ですから、感覚で行うよりも、鏡を見ながらチェックするのがベスト。
洗顔料が残っていないか、目で確認しながら、丁寧にすすぎ洗いを行いましょう。
5-5.タオルは新しいものを使い、拭くよりも押さえるのが◎
洗顔後の肌は水分を含んでいるので、とてももろい状態です。
そんな状態のときにゴシゴシこすると、肌細胞は壊れます。
タオルで水分を拭き取る際は、そっと押さえるだけにしておきましょう。
また、使うタオルもできるだけ、パイルが立っているふわふわとした新しめのタオルが理想的です。
いくら優しくタオルを使っても、古くてゴワゴワのタオルでは、やはり摩擦の元。
タオルのフワフワっとしたループの柔らかさを保持できるのは、一般的には「洗濯30回~40回まで」が目安とされています。
高級ホテルでは、洗濯30回がタオル交換の目安だそう。
タオルの柔らかさが失われているものを「顔用」として使うのはおすすめできません。
顔だけでも、新しいタオルを使うことをおすすめします。
4-6.肌が乾燥しているときは、洗顔料を使うのはお休みする
洗顔料の洗浄力は、ときには皮脂の落としすぎを招きます。
肌の乾燥が気になる日や季節は、洗顔料を使わずにいるのも一つの手段です。
そんな時には、人肌程度のぬるま湯(34~36度までぐらい)で、洗い流すようにしましょう。
これだけで、最低限の汗や皮脂は落とせます。
美肌のためには、肌状態に応じて、洗顔料を使う・使わないを選択する方法がおすすめです。
いわゆる「プチ肌断食」というものですね。
詳しい方法はこちらで紹介していますので、ぜひ活用してください。
肌断食の効果|毛穴やニキビなど、9つのウソとホントを徹底検証
まとめ
泡立てない洗顔料の便利なところは、
- 時短になる
- すすぎ洗いがしやすい
- 乾燥しにくい
という3点を実験で感じました。
「泡立つ成分」は、界面活性剤です。
泡立ちをよくするためにはどうしても、配合量が多くなりがちですから、肌質や肌状態によっては乾燥を招くこともあるようです。
「洗顔後につっぱる」
「洗顔で乾燥を改善したい」
という肌悩みのある方や、
「もっと手軽に、洗顔をしたい」
「うまく泡立てられないから、肌に負担になっている気がする」
という方には、泡立てない洗顔料をぜひ使ってみていただきたいです。
この記事を参考に、あなたの肌に合いそうな泡立てない洗顔料を見つけてくださいね。