最近SNSで話題になっている「ベビーオイル洗顔」ですが、魅力がある一方で、ベビーオイル洗顔がよくないという声もみられます。そこでこの記事では、その魅力と注意点を徹底解説します。簡単で手軽な反面、肌トラブルの心配もあるベビーオイル洗顔の効果的な使い方と、向き・不向きの肌質を知って賢く活用しましょう。
1. ベビーオイル洗顔が話題になっている理由
ベビーオイル洗顔が話題になっている理由は様々です。ここからは、ベビーオイル洗顔が人気を集めている理由について紹介します。
手軽でコストパフォーマンスが良いから
ベビーオイルは、300mlで700〜800円ほどと非常にリーズナブルです。この手軽な価格帯は、多忙なワーママや学生にも利用しやすく、気軽に試せるアイテムとして人気を得ています。また、ドラッグストアやインターネットで簡単に手に入れることができるため、入手のしやすさも大きな利点です。
赤ちゃんでも使えるから
赤ちゃんで使えるという意味で「ベビーオイル」と名前が付けられています。「赤ちゃんでも使える商品は安全で低刺激」という考えのもと、乾燥肌や敏感肌の方でも使用できると認識している方が多いです。
SNSで話題になったから
「#ベビーオイル洗顔」というハッシュタグで広がる口コミや体験談は、実際に試した方々の生の声が豊富です。「毛穴が目立たなくなった」「肌がしっとりした」といったポジティブな意見が多く寄せられており、これがさらに認知度を高めています。反対に「ニキビができた」という声もありますが、これらの声が議論を呼ぶことで、興味を持つ人が増加しています。
様々な使い方ができるから
ベビーオイルは洗顔以外にも、マッサージやヘアオイル、ハンドケアなど、幅広い用途があります。この多用途性も、人気の一因となっています。特に、美容に関心のある方々にとっては、コストパフォーマンスが高く、いろいろな目的で使用できるアイテムとして非常に便利です。
以上の理由から、ベビーオイル洗顔はSNSを中心に急速に広まり、多くの人々が実際に試している注目の洗顔法となっています。
2. ベビーオイル洗顔が肌に良くないと言われる理由
近年、ベビーオイル洗顔が注目を集める一方で、その効果に疑問を持つ声も少なくありません。特に肌トラブルを抱える方々からは「ベビーオイル洗顔はよくない」との意見が多く上がっています。その理由を探ってみましょう。
汚れやメイクが十分に落ちないから
ベビーオイルは主成分がミネラルオイルであり、界面活性剤(洗浄成分)を一切含んでいません。そのため、汚れやメイクをしっかり落とすことが難しいのです。汚れやメイクが十分に落ちないと、以下のようなトラブルが起きてしまいます。
- ニキビ: ニキビの原因は主に皮脂の過剰分泌による毛穴づまりです。ベビーオイルでの洗顔では、過剰な皮脂やメイクが肌に残ることがあり、ニキビが悪化する場合があります。
- 毛穴づまり: 不完全な洗浄が続けば、毛穴に汚れが蓄積し、角栓が形成されます。これがさらに悪化すると、炎症を引き起こすニキビへとつながります。
洗い流しにくいから
ベビーオイルは「オイル」、つまり油性なので、水を非常にはじきやすいという特徴があります。
これにより、ベビーオイルを洗い流す際、時間がかかってしまったり、落とすためにゴシゴシと力を入れてしまったりして、結果的に肌に刺激を与えてしまうことになります。
摩擦が起こりやすいから
ベビーオイルを含め、オイル系のクレンジング・洗顔は、クッション性が全くないため、肌と手との間に摩擦が生じやすいです。また、先ほど説明したように、ベビーオイルは汚れやメイクを落としづらいため、ついついゴシゴシとこすってしまいがちです。
このような摩擦は、肌のバリア機能を低下させ、肌トラブルを発生させる原因となります。
ダブル洗顔の必要があるから
「ベビーオイル洗顔を行った後、W洗顔(オイルクレンジングの後に洗顔を行う)必要がある」という意見があります。
しかし、それでは非常に手間がかかってしまいますし、肌に触れる回数(摩擦)も増えてしまい、肌トラブルの原因につながります。
肌に優しいかは明確でないから
ベビーオイルが人気な理由の一つに「赤ちゃんでも使えるから」という意見を紹介しました。しかし、メーカーが「赤ちゃんでも使える」と主張しているからといって、必ずしも安全で低刺激な商品であるとは限らないのです。
実際に、「赤ちゃんでも使える」(と記載のある)商品を使用しても、肌に刺激を感じてしまったという敏感肌・アトピー肌の方もいらっしゃいます。
このように、ベビーオイル洗顔には肌に良くないとされる理由がいくつか存在します。肌の状態や体質に応じて使い方を考慮することが重要です。
3. ベビーオイル洗顔が向いている人・合わない人
ベビーオイル洗顔は、肌へのやさしさで多くの支持を得ていますが、すべての肌タイプに合うわけではありません。特に次のような肌質の方はリスクが高く、注意が必要です。
ベビーオイル洗顔が向いている人
界面活性剤が肌に合わない人
石油系界面活性剤は肌への刺激が強いですが、他の界面活性剤の中にはそうでないものもあるため、「界面活性剤は肌に悪い」というわけではありません。
どのような界面活性剤も肌に合わないという方は、ベビーオイル洗顔を試してみてもいいかもしれません。
メイクを全くしない人
ベビーオイルは汚れやメイクを落としにくいですが、便利でコスパもいいため、メイクを全くしない方や、朝の洗顔には悪くはない選択かもしれません。
ベビーオイル洗顔が合わない人
メイクをする人
ベビーオイル洗顔だけではメイクをきちんと落とすことができない可能性が高いです。メイクをしっかり落とすためには、ベビーオイルだけでは不十分なのでW洗顔が必要となり、逆に肌に負担をかけてしまうことがあります。
脂性肌の人
脂性肌の人は過剰な皮脂分泌が特徴で、毛穴が詰まりやすい傾向があります。ベビーオイル洗顔を行う場合、残った皮脂や汚れが原因で、ニキビができることがあります。したがって、脂性肌の中でもニキビができやすい方は、ベビーオイルの油分が毛穴に蓄積し、症状が悪化する可能性があるため、避けた方が賢明です。
混合肌の人
混合肌の方も特別な注意が必要です。通常、Tゾーンは油っぽく、頬は乾燥しているため、ベビーオイル洗顔の成分が合わない場合があります。乾燥している部分には水分が必要ですが、油分が多い部分にオイルが蓄積すると、毛穴の黒ずみや角栓を引き起こす恐れがあるので、特に気を使う必要があります。
注意すべきこと
ここでは、ベビーオイル洗顔が向いている人・向いていない人を紹介しましたが、ベビーオイルが肌に合うかどうかは人それぞれです。ベビーオイルが向いている人で紹介した方でも、アレルギー反応や肌トラブルが起こらないとは限りません。
もし、ベビーオイル洗顔を試す場合は、必ずパッチテストを行い、肌への影響を確認してから使用しましょう。
4. 正しいベビーオイル洗顔のやり方と注意点
ベビーオイル洗顔は人気のあるスキンケア方法ですが、実践する際にはいくつかの注意事項が必須です。もし、ベビーオイル洗顔をやるのであれば、これからご紹介する手順を参考にしてください。
正しいベビーオイル洗顔の方法
- 準備 – 初めに、手をしっかり洗って清潔に保つことが最も重要です。不衛生な手で洗顔を行うと、肌に不要な刺激を与えてしまったり、感染症のリスクが高まります。
- オイルを手に出す– 十分な量のベビーオイルを手のひらに取り、軽く温めましょう。。
- オイルをなじませる – オイルを優しく肌に「置く」ようにして、その後、軽く押すようにして全体に広げます。特に小鼻や額など、毛穴が気になる部分には丁寧に馴染ませることが大切です。
- ティッシュオフ – オイルが肌に馴染んだら、ティッシュを使ってポンポンと優しく押さえながらオフします。目元を拭う際は、オイルが入らないように特に注意を払いましょう。
- 洗い流す – 約38度のぬるま湯で洗い流します。オイル感をしっかりと取り除き、清潔なタオルで軽く水分を拭き取ってください。
- 保湿する – 洗顔の後には保湿をして肌を整えましょう。肌に水分と油分をバランスよく与えることがポイントです。
注意点
- 十分な量を使用する
ベビーオイルは伸びにくく、量が少ないと肌に摩擦を与えやすいため、十分な量を使用しましょう。 - 摩擦を減らす
洗顔中に肌を摩擦から守ることが重要です。特にオイルを落とす際には、肌をこすりすぎないように心掛けることで、負担を軽減できます。 - 長時間洗顔しない
落ちにくさが気になるからといって、長時間ベビーオイル洗顔するのは避けましょう。落ちにくさが気になるのであれば、界面活性剤配合(石油系以外)の洗顔料を使用しましょう。
これらのポイントを踏まえて、ベビーオイル洗顔を安全に行いましょう。
5. ベビーオイル洗顔よりおすすめの洗顔料
ここまでベビーオイル洗顔のメリット・デメリットなどを紹介してきました。簡単にまとめると、ベビーオイル洗顔のメリットは「肌にやさしい」ということ、デメリットは「汚れが落ちにくい」ということでした。
洗顔は汚れを落とすためのケアなので、そこが苦手なベビーオイル洗顔は基本的には推奨できません。また、汚れが落ちにくいということは、洗顔の回数が増え、摩擦の増加にもつながります。
洗顔で最も大切なポイントは、「刺激を与えず、肌のうるおいを奪わない洗顔を心がけること」です。
そこでおすすめなのが「ダブルクレンジングゲル」というクレンジング・洗顔料です。
ダブルクレンジングゲルは超敏感肌・乾燥肌の社長が、「うるおいのある健康的な肌」を目指すために作ったクレンジング・洗顔料です。
いくつかの特徴について紹介します。
汚れをしっかり落としつつ、肌のうるおいを奪わない
ベビーオイルには界面活性剤が含まれていないため、汚れが落ちにくいという特徴があります。
一方、ダブルクレンジングゲルには、安全性が高く、「必要な汚れは十分に落としつつ、肌のうるおいは取り過ぎない」という特徴をもったグルコシド系の界面活性剤が配合されています。
そのため、肌への負担を最小限に、洗顔を行うことが可能です。
弾力のある、なめらかなゲルで摩擦を抑える
ダブルクレンジングゲルは、名前の通りゲル状のクレンジング・洗顔料です。
オイルとは異なり、弾力のあるゲルが、肌と手の間のクッションの役割を果たします。
この弾力と、ヌルヌルとしたゲル特有の質感によって、肌への摩擦を抑えることができます。
洗い流しやすく、負担が小さい
ベビーオイルのデメリットとして、オイル(=油分)のため、水をはじいてしまい、洗い流しが難しい点があげられます。
しかし、ゲルは肌馴染みがよく、水で洗い流しやすい形状です。
水ですすぐと、ダブルクレンジングゲルがスルッと流れ落ちるため、肌への負担を抑えることができます。
ダブル洗顔の必要がない
ダブルクレンジングゲルは、「メイク落とし」と「洗顔」の役割を果たす、ダブル洗顔不要のクレンジングです。これまで2回必要だった「洗う」という行為が1回で済みます。
▼具体的なクレンジング方法は動画で紹介しています。
手間が省ける上に、肌への刺激が半分になるのも、敏感肌にとって大きなメリットです。
また、アルコール・香料・着色料は不使用で、4つの安全性テスト済み(※)なのも安心して使用するための判断材料になります。
※24時間閉塞パッチテスト・アレルギーテスト・スティンギングテスト ※すべての方に皮膚刺激や皮膚トラブルが起こらないということではありません
W洗顔不要で、肌へのうるおいを残しつつ、必要な汚れを落とす。そんな理想を追求した、ダブルクレンジグゲルを試してみたいと思われた方は、ぜひ、まずはお試しセットをご使用いただき、お肌に合うかご確認ください。
▼お客様の声(IZUKOさま)
よくある質問
ベビーオイル洗顔は肌にダメージを与えるの?
ベビーオイル洗顔は肌にダメージを与える可能性があります。洗浄力が弱く、毛穴の詰まりや乾燥を引き起こすことがあり、特に脂性肌や混合肌、肌トラブルのある方はリスクが高いので注意が必要です。また、「赤ちゃんでも使用できる」という商品のすべてが低刺激で安全とは限らないため、敏感肌・乾燥肌・アトピー肌の方も注意が必要です。
ベビーオイル洗顔でニキビができやすい肌質とは?
脂性肌や混合肌の方、ニキビができやすい肌質の人は、ベビーオイル洗顔でニキビができやすい傾向にあります。オイルが毛穴に詰まりやすく、過剰な皮脂分泌を招くことがニキビの原因となります。また、敏感肌や肌トラブルのある人も注意が必要です。自分の肌質を理解し、合わない場合は使用を控えることが大切です。
ニキビ肌方向けのクレンジングは「ニキビができやすい敏感肌におすすめ洗顔30選|ドラッグストアで買えるプチプラ商品多数紹介」でも紹介しています。
ベビーオイル洗顔の正しい使い方は?
ベビーオイル洗顔を行う際は、手を洗って清潔に保つことが重要です。適量のオイルを手に取り、優しく肌になじませ、ティッシュでオフした後に洗い流すのがポイントです。洗顔後のスキンケアも大切で、水分・油分をバランスよく肌に与える高保湿アイテムを使用して、バリア機能を守ることをおすすめします。肌の反応を確認しながら、自分に合った頻度で使用するのが良いでしょう。
ベビーオイル洗顔はどんな人に向いていないの?
脂性肌や混合肌の人、ニキビやアトピー、敏感肌などの肌トラブルのある人は、ベビーオイル洗顔によってかえって症状が悪化する可能性があります。また、濃いメイクをする人も、オイルだけではメイクが落ちきらず、二度洗顔が必要になるため、向いていない可能性があります。自分の肌質を考慮し、慎重に使用することが重要です。
ベビーオイル洗顔は角栓の原因になりますか?
なる可能性があります。ベビーオイル洗顔は、汚れを落としづらく、毛穴づまりの原因になるためです。メイクや過剰な皮脂汚れなどを落とし、その後にしっかりと保湿を行うことで、角栓は予防・改善できます。