唇の乾燥がひどい人必見!原因と対策、おすすめリップケア完全ガイド

唇の乾燥がひどい

このブログでは、唇の乾燥の原因や対策方法について詳しく解説しています。乾燥する原因や、乾燥を引き起こすNG習慣、乾燥によって起こりうるトラブルなどを分かりやすく説明しています。また、唇の潤いを保つために、おすすめ商品や適切なリップケアも紹介しています。

先におすすめ商品や適切なリップケアを知りたい方は「5. おすすめのリップケア」をご覧ください。

目次

1. 唇が乾燥する原因

唇は非常に敏感でデリケートな部分であり、乾燥しやすい特性を持っています。ここでは、唇が乾燥する主な原因について詳しく解説します。

乾燥しやすい構造

肌と唇の皮膚表面の構造は異なっている

薄い角質層

唇の表面は他の肌に比べて角質層が薄く、水分を保持する能力が低いです。このため、外的要因にさらされると、特に乾燥した気候や強風の影響を受けやすく、水分が失われる速度が速くなります。

保湿機能の欠如

唇には皮脂腺や汗腺がないため、自然な水分供給の機能が欠けています。このため、外部環境の影響を受けやすく、乾燥が常に発生しやすくなるのです。

外的な要因

紫外線を浴びる様子

紫外線の影響

唇はメラニンの含有量が少ないため、紫外線からの保護が不十分です。特に日差しが強い季節には、唇が焼けてしまい、乾燥やひび割れを引き起こすことがあります。「肌はUV対策をいているが、唇は何もしていない」という方が多いですが、唇も紫外線ダメージを受けるため、対策が必要です。

摩擦の影響

唇は日々摩擦が与えられやすいです。例えば、食事や歯磨き、うがいなどをした後、口元を拭きます。さらに口紅などのメイクをした場合は、唇をクレンジングする必要があります。このような行為を行う際、唇に摩擦が起こり、乾燥が悪化してしまうのです。

内的な要因

不健康

水分不足

全身の水分量が減少すると、唇も影響を受けます。脱水状態が続くと、唇や肌全体が乾燥しやすくなります。特に寒い季節や、エアコンの利いた室内にいるときは、意識的に水を摂取することが重要です。

栄養不足

食生活の乱れも唇の乾燥につながります。特にビタミンB群やビタミンCなどの栄養素が不足すると、唇の健康が損なわれ、乾燥や裂け目ができやすくなります。バランスの良い食事を心がけることが、唇の健康(うるおい)を保つために必要です。

ストレス

慢性的なストレスや緊張は、体内の水分バランスを崩す原因となります。ストレスは免疫機能を低下させるだけでなく、体内の水分を減少させる要因にもなります。そのため、リラックスする時間を持つことが、唇の乾燥対策としても重要です。

このように、唇が乾燥する原因は多岐にわたります。次のセクションでは、唇の乾燥を促進する避けるべき習慣について考えていきます。

2. 唇のひどい乾燥を引き起こすNGな習慣

乾燥した唇

唇はデリケートな部分で、日常のちょっとした行動が乾燥を悪化させてしまうことがあります。ここでは、唇の乾燥を引き起こす可能性のある代表的なNG習慣を解説します。

唇をこする行為

無意識のうちに唇をこする行為は、摩擦によって唇の皮膚を傷つけ、バリア機能を低下させます。特に食事後や考え事をしている時にこの行動が見られます。唇をこするのではなく、やさしく押さえるように心がけましょう。

唇を舐める行為

唇が乾燥していると感じて舐めることで、一時的には潤ったように感じますが、実際には唾液が蒸発することでさらに乾燥が進む恐れがあります。乾燥を感じた際には、リップクリームでしっかりと潤いを補いましょう。

口呼吸

口を開けて呼吸をしていると、唇が特に乾燥しやすくなります。特に睡眠中はこの傾向が強まりますので、鼻呼吸を意識することが大切です。夜間はマスクを着用することで、唇の湿度を保つ助けになります。

不適切なリップ製品の使用

自身の肌質に合わないリップクリームや口紅を使用することは、かえって唇のダメージを招く原因になります。特に化学成分や香料が多い製品は注意が必要です。自分の肌の特性を理解し、その時の唇の状態に合った製品を選ぶように心がけましょう。

以上のNG習慣を見直し、改善に努めることで、唇の乾燥を防ぎ、健康的な潤いをキープすることが可能になります。

3. 唇のひどい乾燥によるトラブル

唇の乾燥によるトラブル

唇の乾燥は見た目だけでなく、健康面でもさまざまな問題を引き起こす可能性があります。このセクションでは、乾燥した唇が引き起こす代表的なトラブルについて詳しく説明します。

口角炎

乾燥した唇は口角にひび割れを引き起こし、その結果「口角炎」が発生することがあります。この状態では、特に唇の両端が乾燥してしまい、皮膚が裂けて炎症を起こすことがあり、痛みや不快感を伴うことがあります。寒い季節や風が強い日には、症状が悪化しやすいため、注意が必要です。

口唇炎

唇全体が炎症を起こす「口唇炎」は、乾燥した唇に菌が侵入することで悪化します。この状態になると、赤みや腫れが現れ、ひりひりする痛みやかゆみが生じることがあります。適切なケアを行わないと、症状がさらに重くなる恐れがあります。

亀裂・出血

唇が乾燥すると、皮膚の状態が悪化し、亀裂が生じることがあります。これにより小さな亀裂でも痛みを感じることが多く、しばしば唇を触ってしまう原因になります。亀裂が進行すると出血に至ることもあり、見た目に影響するだけでなく、感染のリスクも高まります。

アレルギー反応

唇が乾燥すると、肌のバリア機能が低下し、アレルギー反応が起こりやすくなります。特に食物アレルギーや化粧品に敏感な人は、症状が悪化することがあります。唇のかさぶたや腫れは、特に注意が必要です。

ウイルス感染

乾燥した唇はバイ菌やウイルスに対する免疫力を低下させます。そのため、ヘルペスウイルスなどの感染症にかかるリスクが高まります。特に免疫系が弱っている場合やストレスがかかっていると、感染の危険性が増すため、日頃から唇をケアすることが不可欠です。

4. 唇のひどい乾燥を対策するには

子どもの唇の乾燥を防ぐためには、日常生活の中での適切なケアが非常に重要です。ここでは、効果的な対策をいくつかご紹介します。

保湿をこまめに行う

唇を保湿する様子

敏感な唇には、リップクリームやリップバームを使った定期的な保湿が欠かせません。特にお風呂上がりや食事後など、唇が乾きやすいタイミングにしっかりと保湿してあげることが大切です。具体的なケア方法は「5. おすすめのリップケア」をチェックしてください。

NG習慣をやめる

唇は非常に繊細であることを日々意識して、丁寧に扱う必要があります。「2. 唇の乾燥を引き起こすNGな習慣」で紹介したような行為を復習しておきましょう。

  • 唇をこする
  • 唇を舐める
  • 口呼吸をする
  • 不適切なリップを使用する

UV対策を行う

日傘や帽子で紫外線を対策

唇も紫外線の影響を受けるため、UV対策がかかせません。外出時にはUVカット機能のあるリップクリームを使ったり、日傘や帽子で顔周りを紫外線から守ったりすることが効果的です。また、万が一、太陽の光が強い晴れた日や夏場に紫外線を浴びた後は、アフターケアとして保湿をしっかり行いましょう。

(関連記事:唇の日焼けを正しくケアする方法│予防法も実践しましょう

バランスの取れた食事を心掛ける

栄養バランスのとれた食事 写真

唇の健康を維持するには、栄養バランスの取れた食事が欠かせません。ビタミンB群や亜鉛が豊富に含まれる食品を積極的に取り入れましょう。以下の食材を日常的に食事に加えることがポイントです:

  • ビタミンB1:豚肉、大豆、ほうれん草
  • ビタミンB2:レバー、卵、うなぎ、納豆
  • ビタミンB6:マグロ、カツオ、鶏肉
  • 亜鉛:牡蠣、うなぎ、赤身の肉

水分補給を意識する

唇の乾燥を防ぐには、こまめな水分補給が不可欠です。日中は定期的に水を飲むことを習慣づけて、体内から潤いを保つよう心掛けましょう。外出時も水筒等を持ち歩いておくことで、必要な時に気軽に水分を取れる環境を整えるのも良い方法です。

5. 乾燥におすすめのリップケア

「リップバーム」と「リップクリーム」との違い

リップクリームとリップバームの違い

唇の保湿に使用される、リップクリームとリップバームの違いはいくつかあります。それぞれの特徴から、違いを見ていきましょう。

リップクリームの特徴

  • スティックタイプのものが多い
  • その形状から片手でも手軽に塗れる
  • クリームなので滑らかな塗り心地をしている
  • 塗れる量が少ないため保湿効果が続きにくい

リップバームの特徴

  • チューブタイプや小さな容器に入っているジャータイプが多い
  • ジャータイプは指先で塗り伸ばす必要があり、やや手軽さに欠ける
  • こっくりとしたテクスチャーで唇への密着性が高い
  • 塗る量が調整できるので、保湿効果が続きしやすい

リップクリームとリップバームの主な違いは、「形状による手軽さ」と「保湿効果の持続性」です。状況によって使い分けてみると良いでしょう。(参考記事:リップバームとは│リップクリームとの違いやおすすめを紹介します

以下では、リップクリームとリップバームの良いところどりをしたアイテムを紹介します。

高保湿「やさしいリップバーム」がおすすめ

やさしいリップバーム

「やさしいリップバーム」は超乾燥肌・敏感肌の開発者が、敏感肌でも安心して使えるように作ったリップです。やわらかいテクスチャーなので、唇に塗る際も刺激なく塗り広げられます。そのまま塗っても、指に取って塗ってもOKな使いやすいチューブタイプになっています。

  • 13g :チューブタイプ(スクリューキャップ)
  • 使用目安:約1~2か月分
  • 価格:1,500円(税込)
  • 第三者機関による安全性テスト済み(アレルギーテスト・スティンギングテスト)
  • 無香料・無着色

    商品の詳細をチェック

    正しいリップケア【基本編】

    やさしいリップバームで唇をケアする様子

    以下の手順で唇をケアしましょう。(やさしいリップバームを使用)

    1. 唇の汚れは、やわらかいティッシュペーパーなどで、あらかじめ拭き取ります。
    2. チューブから中身を少し出し、唇のシワに沿って【タテ向き】に塗り広げます。
    3. もの足りない場合は塗り足すか、こまめに塗り直してください。

    ポイントは、タテ方向に、こすらずやさしく塗ることです。

    正しいリップケア【特別編】

    リップのスペシャルケアをする様子

    時間に余裕がある日や、特に唇が乾燥する日、特別な日の前日などは、スペシャルケアを行いましょう。(やさしいリップバームを使用)

    1. 唇の汚れは、やわらかいティッシュペーパーなどで、あらかじめ拭き取ります。
    2. いつもよりも多めの量を出し、唇全体に【タテ向き】にたっぷり塗り広げます。
    3. 唇の上からラップを乗せ、軽く押さえて密着させ、約3分放置します。

    「アクアテクトゲル」とのダブル使いがおすすめ

    唇に触れる様子

    ここまで、紹介してきたリップクリームやリップバームは、唇に油分をしっかり補給してくれます。通常は、唇は体内の水分が補われるため、油分を補給するだけで潤います。しかし、乾燥がひどく、リップクリームやリップバームを使用しても改善しない場合は、水分も補給する必要があります。

    そこでおすすめなのが、「アクアテクトゲル」とリップクリームやリップバームを併用したケアです。併用することで保湿効果をさらに向上させることができます。

    アクアテクトゲル

    アクアテクトゲル

    アクアテクトゲルは超敏感肌・乾燥肌の開発者が作った、低刺激・高保湿のゲルです。顔だけでなく、体、そして唇にも使用することができます。アクアテクトゲルで水分を、リップバームで油分を補給すると、うるおいが続きやすい唇をつくることができます。

    商品の詳細をチェック

    以下の手順でケアをしてください。

    1. 唇の汚れは、やわらかいティッシュペーパーなどで、あらかじめ拭き取ります。
    2. アクアテクトゲルを手に取り、唇をなでるように塗り広げます。
    3. チューブから中身を少し出し、唇のシワに沿って【タテ向き】に塗り広げます。
    4. もの足りない場合は塗り足すか、こまめに塗り直してください。

    効果的なアイテムを使用して、正しいケアを行うことで美しい唇をキープしましょう。

    よくある質問

    唇が乾燥する主な原因は何ですか?

    唇には角質層が薄く、皮脂腺や汗腺がないため自然な保湿機能が低いです。また、紫外線からの保護が不十分で、体内の水分不足や食生活の乱れ、ストレスなどが原因となる場合もあります。

    唇の乾燥を悪化させるNG習慣には何がありますか?

    無意識に唇をこすったり舐めたりすること、口呼吸、合わない化粧品の使用、ストレスのたまった生活リズムなどが、唇の乾燥を悪化させる可能性があります。

    唇の乾燥によるトラブルにはどのようなものがありますか?

    口角炎や口唇炎、亀裂や出血、アレルギー反応、ウイルス感染のリスクなど、様々な健康面での問題が生じる可能性があります。

    唇の乾燥対策として何が大切ですか?

    リップクリームによる保湿、唇をなめる行動の禁止、UV対策、バランスの取れた食事、適切な水分補給などが重要です。

    まとめ

    唇の乾燥は、薄い角質層や自然の保湿機能の欠如、紫外線の影響、体内の水分不足、不規則な食事、ストレスといった様々な要因が原因となっています。また、唇をこする、舐める、口呼吸など、日常的な習慣も乾燥を悪化させる可能性があります。乾燥した唇は口角炎やアレルギー反応、さらにはウイルス感染のリスクも高まるため、適切なケアが重要です。保湿、UV対策、バランスの取れた食事、水分補給などの対策を実践することで、健康的で潤いのある唇を保つことができるでしょう。

    この記事を書いた人

    大阪の化粧品会社、株式会社アースケアに勤務。
    日々、お客様の肌相談や健康肌づくりのためのスキンケアに関する情報発信を行っています。

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