2021年03月01日
「一生懸命スキンケアをしているのに、なぜか肌状態は良くならない」というお話をお聞きすることがあります。その場合、間違ったスキンケアをしているかもしれません。
これはアクシリオを使っていただいていても起こります。特に、肌悩みがなかなか改善されない人は、ケア方法そのものが間違っている可能性があります。
今回は、間違ったスキンケアとは具体的にどのようなものかをご紹介します。
ご自身のスキンケアに当てはまるかどうかチェックしながら読んでみてください。
間違ったスキンケアの実例
①肌悩みに合っていないケア
一口にスキンケアと言っても、目的は人によってさまざまです。やみくもにケアをしても、肌悩みに合っていなければなかなか改善しないばかりかかえって状態が悪化することもあります。
たとえば次のようなスキンケアでは、期待するような効果は見込めません。
花王株式会社のインターネット調査では、二十~四十九歳の女性のうち、「自分の肌質や肌タイプには合わない方法(手順や使用法)のお手入れをしていたことがある」と答えた人は、4割以上にのぼりました。
また、「顔の肌質や肌状態について十分理解した上で、スキンケア選びができている」と答えた人は3割にとどまっており、自分の肌質や肌悩みを理解しないままスキンケアをしている女性が多いことが明らかになりました。
スキンケアは医薬品ではないので明確な「改善」「治療」の効果はありませんが、肌トラブルの起きにくい肌を作る手助けとなる強い味方です。
そのため、それぞれの肌悩みに合わせたアイテム・方法でケアすることが大切です。
②ネット情報を鵜呑みにしている
ネットや広告、雑誌類は専門家ではない人が作っていることもあり、過剰な表現や間違った情報が含まれることがあります。
また、消費者の購買意欲を掻き立てるため、わざと不安を煽ったり、目を引くような言い回しをするケースも少なくありません。
たとえば「化粧品」において、次のような表現は、根拠のない情報または違反表現にあたります。
目に付いた情報を全て鵜呑みにするのではなく、正しい知識を持ってあくまで自分の肌に合うものを選びましょう。
③過剰なケア
美しい肌を手に入れようとケアをやりすぎるとかえって肌には良くないことが。
皮脂の取り過ぎや肌への刺激は、ニキビや乾燥、毛穴汚れなど肌トラブルの原因になります。
また、スキンケア自体が物理的刺激になる場合もあるため、たくさん使えば良いというものではありません。
過剰なケアをしている自覚があるならば、回数を減らす、使用アイテム数を減らすなど、シンプルなスキンケアに切り替えることも一つの手段です。
④若い頃からスキンケアが同じ
私たちの肌は、年齢とともに水分量と皮脂量が減少し、ターンオーバーの乱れによって肌のキメが荒くなります。
また、脂性肌からインナードライへと肌質が変化したり、女性の場合は生理周期や産後で変化したりすることも。
このような変化があるにもかかわらず気付いていない、または変化を感じているのに特に対策をしていない場合、正しいスキンケアはできません。
スキンケアは、あくまで今の肌状態に合わせることが大切。変化を把握するため、毎日の顔写真の記録や生理周期や肌変化をメモする肌日記をがおすすめです。
また、現状を把握する目安として、肌質診断を受けてみたり水分油分チェッカーを使うという手も。
⑤紫外線対策をしていない
スキンケアの基本は、このの3つです。洗浄(洗顔)や保湿はしていても、「春夏以外は日焼け止めを塗っていない」という人も意外に多いです。
紫外線は、ビタミンDの合成など人体に必要な役割を持っていますが、肌の炎症やシミ・ソバカスの生成、シワ・たるみの促進といった光老化の原因にもなります。
また、紫外線は夏場だけでなく年中、曇りや雨の日も降り注ぎます。 そのため、日頃から日焼け止めを塗る、サングラスをかける、日傘を使用するなどの紫外線対策を心がけましょう。
⑥スキンケアのやり方が間違っている
どこかで聞いた情報をもとに自己流でケアをしている場合、やり方が間違っている可能性が。よくあるのは、こんなケース。
「汚れをしっかり落としたい」「肌の奥までしっかり浸透させたい」と思っても、このような方法では、肌に負担をかけてしまいます。また、熱いお湯や水圧の強いシャワーで直に洗顔することなども、敏感肌にとっては好ましくありません。
正しいスキンケアは後述しますので、ぜひ比較してみてください。
間違ったスキンケアを続けると…
肌質に合っていなかったり過剰なケアをしていたりと、間違ったスキンケアを続けていると、肌悩みはなかなか改善されないことがあります。それどころか、肌の状態の悪化や老化、新たな肌トラブルなど、将来の肌にも影響を与える可能性があります。
では、間違ったスキンケアを続けるとどうなるのでしょうか?
ここでは、考えられる肌への影響を紹介します。
シワやシミの原因に
念入りにスキンケアをしようと強い力でこすったり叩いたりすると、角質層にダメージが加わるため、シワやシミの原因になることがあります。
よくあるのは、次のようなケア方法。
スキンケアも肌に触れるときも「やさしく」が基本です。なるべく刺激を与えないように、力を込めずに肌に触れましょう。
特に、肌が乾燥しているときは物理的刺こま激にも敏感になっているので、肌の取り扱いには、くれぐれもご注意ください。
肌荒れやビニール肌の原因に
肌に負担をかけるスキンケアや、不十分な紫外線対策により、肌のバリア機能が低下することも。
バリア機能が低下すると、肌は刺激を受けやすい状態となり、乾燥や摩擦による肌荒れを起こしやすくなります。
また、洗顔のしすぎや毛穴ケアのやりすぎなど過剰なケアにより、ここ数年でよく聞く「ビニール肌」になる可能性も考えられます。
ビニール肌とは、ビニールをはったようなつやのある肌のこと。一見キレイに見えますが、実は肌のキメが失われている状態です。
未熟な角質がむき出しになっているため放置しているとシミやシワ、ニキビなどの肌トラブルを招きます。
ニキビや毛穴の原因に
正しくケアをしないと、毛穴が詰まってニキビができたり、パックやパッティングにより
毛穴が開いたりすることもありえます。
ニキビが気になるとき、皮脂を取り除いて肌を清潔にしようとつい洗顔に力が入りがち。
しかし、過剰な洗顔は肌を乾燥させるため、かえってニキビを悪化させてしまうことがあります。また、毛穴の開きや黒ずみが気になるからといって、毎日毛穴パックをしたりピンセットで角栓を引き抜いたりすると、肌はダメージを受けます。
なかなか難しいのですが、神経質になって過剰なケアをしないことが大切です。
肌状態の変化の原因に
肌質は基本的には変わりませんが、肌状態はずっと同じということはほとんどありません。多くの場合、年齢や季節で変化が見られます。
特に女性は、生理周期や産後などでも肌状態が大きく変化するでしょう。
しかし、極端なケアを続けていると、理想的とされる普通肌を通り越して他のトラブルを招くことも。
たとえば、皮脂を取り除きすぎる、保湿をしないなどの誤ったケアにより、脂性肌の人でも乾燥肌やインナードライになるおそれがあります。
肌質の変化によるトラブルを防ぐためには、次の章で紹介する正しいケアを参考にしましょう。
正しいスキンケアをするためには
間違ったケアは、肌悩みの改善を妨げるだけではなく、悪化させる恐れがあります。
しかし、スキンケア方法は学校で習うものではなく、インターネット上には誤った情報も含まれるため、正しいケアを知らない人も多いのではないかと思われます。
そこで次に、スキンケアの基本となるポイントを3つ紹介します。
肌のターンオーバー・バリア機能を知る
健やかな肌づくりを目指すにあたって知っておきたいのが、肌の「ターンオーバー」と「バリア機能」です。
私たちの肌は、【表皮・真皮・皮下組織】の三層からできており、このうち一番外側にある表皮は、肌の水分蒸散の防止や外部刺激からの保護といった機能(バリア機能)を持っています。
また、ターンオーバーとは肌細胞の生まれ変わりのこと。表皮の一番奥にある基底層で生まれた細胞は分裂を繰り返した後、約2週間で表面の角質層まで押し上げられます。さらに2週間後には垢として剥がれ落ちるのを、ずっと繰り返しています。
このターンオーバーの周期は約28~56日と年齢や個人差によって異なり、早かったり遅かったりすると美しく健やかな肌とは言えません。
ターンオーバーが適切な周期で行われることによって、バリア機能が保持され、キレイ肌につながるのです。
つまり、ターンオーバーの周期から考えると、ケアをしてもすぐに肌をキレイにすることは難しく、地道なケアが必要なのです。
肌状態を確認する
前述したように、年齢や季節、生理周期などさまざまな要因によって肌状態は変化するものです。そのときに合ったスキンケアができるように、思い込みを捨てて今の肌状態を確認しましょう。
主な肌状態と特徴は、一般的に次のように言われています。
この中で、「普通肌」は最もトラブルが起こりにくい理想的な肌状態とされています。自分の肌状態に合ったケアをして、健やかな普通肌を目指しましょう。
なお、「インナードライ肌」は、一見うるおっている、またはべたつくように見えるため「普通肌」や「脂性肌」と勘違いする人も少なくありません。勘違いしたままケアをしないよう、思い込みには十分注意しましょう。
季節ごとに変化をつける
空気の乾燥や気温の変化、紫外線の量など、肌をとりまく環境は季節によって大きく変化します。
また、冬と春は乾燥や環境変化により、肌状態が悪化しやすいことも報告されました。
そのため、「自分は乾燥肌だから」「このスキンケアが一番良い」と決めつけないことがとっても大切です。
わからないときは、私たちアドバイザーにぜひご相談くださいね。
※この記事は手作り新聞125号に掲載したものです
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