2024年09月01日
365日紫外線が降り注ぐことは知っていても、秋や冬にはついつい手抜きになりがちな紫外線対策。
今回は、ポイントを押さえた紫外線対策をマスターしましょう。
秋の紫外線は、春と同じ
「涼しい=紫外線量が少ない」と誤解されがちですが、秋の紫外線量は、図のとおり、春と同じぐらいだとわかります。
紫外線は、
などの悪影響を与えます。
健康肌を維持するためにも、きちんと対策をしましょう。
秋の紫外線対策のポイント
①角度に注意
夏は、太陽は真上から照りつけます。
その位置は約78度で頭から全身に太陽を浴びています。
一方、秋は、約55度に位置が変わり、冬に向けてさらに低い位置に太陽は移動します。
図のように、思っているよりも低い、斜めから日がさします。
そのため、日差しや紫外線量が弱まっていても、実際には防御ができていないこともあります。
◎ 日傘をさす位置を変える
◎耳の裏や首、顔と首の境目や
こめかみ部位など、横からの紫外線対策
◎ 二の腕裏側など、アームカバーで対策
◎ UVカットサングラス・眼鏡の活用
などがおすすめ。
涼しくなっても紫外線量が弱まっても、無防備だと日焼けしますので、ぜひ秋の対策もお忘れなく行ってくださいね。
②日焼け止めを塗る部位
皮膚からは「汗」や「皮脂」が分泌されるため、日焼け止めを塗っても、時間とともに流れ落ちます。
皮脂は、「皮脂腺」が発達している部位に分泌が多くなります。
最も多いのは頭皮で次いで、額・鼻などのいわゆる「Tゾーン」です。
逆に腕や足は皮脂腺が少ない部位です。
そして、汗が出る「汗腺」には、ほぼ全身に分布する「エクリン汗腺」と、特定の部位に存在する「アポクリン汗腺」の2種類があります。
このうち、エクリン汗腺では、「汗をかいたな」と感じなくても1日約1リットルもの汗が分泌されます。
一般的に、胸や背中のような体幹部のほうが、腕などの末梢部よりも汗の量が多いのです。
つまり、汗をかいた気がしていなくても、汗で日焼け止めが落ちやすい部位だということ。
「顔」もひとくくりにせずに、汗や皮脂の多い額や鼻などだけでも塗り直すと効果的です。
涙がでやすい方は、目元も塗り直し部位と思っておくといいですよ。
汗をかいていない日も、実際には汗は出ていますので、塗り直しを心がけましょう。
③おすすめは『脱ファンデ』
日焼け止めの顔への塗り直しが一番行いやすいのは『脱ファンデ』です。
つまり、ファンデーションを塗らずに、やさしいUVカットミルクを塗って過ごすという選択をすること。
どんな商品でも、日焼け止めと同様、紫外線カット成分の効果は2~3時間です。
そのため、紫外線からきちんと肌を守るなら、2~3時間ごとに、紫外線カット効果のあるものを塗り直しする必要があります。
でも、ファンデーションを使っていると、その上から日焼け止めを塗り直すのは至難の業です。
どうしてもよれて、汚くなってしまいます。
塗り直しがしやすいように、『紫外線カット効果のあるパウダーファンデーション』や、『日焼け止めパウダー』もありますが、これも万全ではありません。
パウダー状のファンデーションは、化粧下地などで整えられた肌に塗って初めて、肌に吸着します。
きちんと肌に均一に吸着してこそ、見た目にも美しく、本来の紫外線カット効果を発揮します。
ですから、本来は一度、すべてを落として、下地から塗りなおす必要があります。
このように、紫外線カット効果のあるパウダー類が、肌にきちんとつかなければ、当然、紫外線から肌を守ることもできません。
そこで、やさしいUVカットミルクの出番です。
やさしいUVカットミルクは、紫外線散乱剤特有の白さを和らげるためだけに、少量の顔料を配合しているだけなので、重ねても、ヨレや崩れが気になりにくいです。
重ね塗りをしても、『厚塗り感』 がでません。
伸びの良いクリーム状なので、下地が不要。
パウダーファンデーションや日焼け止めパウダーのような粉状のものを重ねるのと違い、まだらになったり、はがれ落ちも起こりにくいです。
だから、紫外線カット効果が維持できるよう、2~3時間ごとの塗り直しが、きちんとできます。
さらに、日中の保湿ケアがしっかりできる
日中の塗りの直し際に、ぜひ併せて行っていただきたいのが、アクアテクトゲルの塗り直しです。
例えば、スタッフの場合、
①朝、やさしいUVカットミルクでベースメイクを終える
②昼、余分な皮脂を軽くティッシュオフし、アクアテクトゲルを塗る
やさしいUVカットミルクを再度、塗る
というのが日常のスキンケアです。こうすると、日中も失いがちなうるおいをしっかり補うことができます。
「日中にも保湿をしたいけど、ファンデーションが崩れるからできない」というご相談は、アースケアによく届きます。
まさにこの問題が、やさしいUVカットミルクなら解消できるのです。
※使い方は使用説明書をご覧ください。
実際に、やさしいUVカットミルクでベースメイクを始められた方から、
「前よりも乾燥が気にならないし、乾燥したらアクアテクトゲルを塗ればいい」
「やさしいUVカットミルクを塗り直しても、仕上がりが自然」
というお声をいただきます。
脱ファンデすると、毎日がシンプルに!
化粧崩れに悩むことがなくなります。
そして、日中の保湿がしっかりできます。
また、パウダーを何度も重ねる必要がありませんので、肌のうるおいが保たれやすくなります。
その結果、化粧崩れ自体が起こりにくくなります。
肌状態や肌の悩みは人それぞれですから、無理にすることでは決してないと思います。
中には、「やさしいUVカットミルクだけでは、肌トラブルが隠せない」や「やさしいUVカットミルクは、肌の色が合わない」といったお声も伺います。
やさしいUVカットミルクをファンデーション代わりに使用することが、全ての方にとってベストな選択肢だとは思いません。
けれど、思い切って一度やってみたら、
「周りの目が気になっていたけど、何も言われなかった」
「最初は抵抗があったけど、お手入れの楽さに病みつきになった」
など、案外、あっさり新しいベースメイクに慣れてしまうことも多いです。
ぜひ一度、お試しください!
※この記事は手作り新聞141号に掲載したものです
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