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2024年07月01日

夏の毛穴ケアの常識は「うるおいをキープする」こと

暑くなると目立ってくる「毛穴」。
汗や皮脂分泌が増えるとともに、「なんだか毛穴が気になる」「こんなに毛穴汚れてたっけ？！」と気になることが。

そこでついつい「毛穴の汚れを落とす洗顔」や「毛穴パック」に手を出しがちですが、これは毛穴を余計に目立たせてしまうNG行為です。
毛穴が気になる人におすすめするのは、「うるおいを残す」こと。

そこで今回は、夏の毛穴が気になる人に向けた最適スキンケアをご紹介します。

ケアのポイントは以下の３つです。

• 不要な皮脂・汚れはきちんと落とす
• 紫外線対策を万全にする
• 肌に必要なうるおいをキープする

毛穴はどうして目立つの？
肌は、無数の『角質細胞』で構成されています。この角質細胞が水分をたっぷり含んだ状態なら、肌全体が健康で、ふっくらと膨らみます。
逆に、水分不足で未熟な状態なら、大きさも形も不ぞろいな角質細胞で構成されます。

つまり、『毛穴が目立つ』ということは、水分不足の未熟な細胞で角質が構成されている、ということ。

長期間この状態が続くと、毛穴の周りの肌は痩せてしまい、その分、肌の『くぼみ』が目立ってしまうのです。
これを毛穴の『開き』と言います。

つまり、毛穴の『開き』とは、毛穴自体が開いたり閉じたりしているのではなく、毛穴の周りの肌が『ふっくら』しているのか『縮こまって』いるのかによってくぼみの大きさが変わることを言います。

『黒ずみ』・『白い固まり』も、毛穴が開いていることで引き起こされます。
ですから、毛穴の目立ちが気になるなら、まず次の方法で、毛穴の周りの肌をふっくらする、うるおいのある状態を作りましょう。

①不要な皮脂・汚れはきちんと落とす

いらない皮脂・汚れを落とすことはスキンケアの基本であるとともに、この後に行う、保湿の効果を高めることにつながります。いらないものがある表面にいくら保湿をしても、浸透しませんよね。
だから、毛穴が気になる肌には、毎日の洗顔をきちんと行いましょう。

また、『肌にゴワツキがある』『キメが粗い』という場合には、ピーリングゲルがおすすめです。古い角質をやさしく落としてくれます。

②紫外線対策を万全にする

毛穴が目立つ肌は水分不足です。
だから、肌のバリア機能も弱まっているため、刺激に対して過敏に反応しがちです。

毛穴の目立ちも大きくなったり、バリア機能を補完するために皮脂腺の働きを活発化させたりし、敏感な肌状態が常態化したりします。

夏の刺激の代表は、『紫外線』です。紫外線を受けた肌は軽いやけどを起こします。
すると肌内部では、さらに乾燥を促進させたり、炎症を起こしたり、修復のために栄養素を使ったりと大忙しになります。

こうなると、なかなか肌の回復にエネルギーが使えなくなってしまいます。
ですから、毛穴が気になる肌には、万全の紫外線対策を行いましょう。

③肌に必要なうるおいをキープする

角質細胞は、水分が保持されているとふっくらとした肌を形成します。
毛穴を目立たせないためには、『毛穴を目立たせないために保湿をする』という視点が必要です。
「乾燥するから」「かさつくから」保湿をするのではありません。

つまり、べたついていても、テカっていても、毛穴の黒ずみが気になっていても、「だから、保湿する」という視点です。
毛穴やテカリが気になる人の多くが、「保湿を控える」と思います。夏の暑い時季なら、なおさらです。

そうしても毛穴の悩みは解消されなかったことでしょう。
それは、必要なことは「保湿」だからです。

毛穴が気になる人ほど、「毛穴を目立たせないために、保湿をする」ことを実践してみてください。

毛穴ケアで大事なことは『焦らないこと』！

肌は、健康な状態でも28日周期で生まれ変わるとされています。
乾燥した肌や敏感肌の場合は、その2～3倍かかることもあります。

ですから、アクアテクトゲルや薬用メディフェクトゲルを1度塗って、肌が変わることはありません。
保湿を続けることで、少しずつ肌全体の水分量が増え、次第にふっくらと膨らんだ肌細胞で肌が構成されるようになるのです。

いつまでたっても毛穴の目立ちがなくならない！」 と焦ってしまうかもしれませんが、そこはぐっとガマンです。
根気よくアクアテクトゲルや薬用メディフェクトゲルで保湿を続けましょう。

※この記事は手作り新聞140号に掲載したものです