2024年10月15日
アースケアの井上華鈴(いのうえかりん)です!
今回のウキメルのラインナップは次のとおりです。
● ステロイド外用薬を使うときの3つのポイント
● アクアテクトゲルとの併用方法
● まとめ
● 10月18日20時〜 インスタ&YouTubeライブを実施します
先週は、ステロイドの基礎知識についてお話しました。
薬を上手く使って、
などを改善していただくために、本日は「ステロイド外用薬を使うときの3つのポイント」と「アクアテクトゲルとの併用方法」についてお話します。
という方は、ぜひご覧いただき、今後のケアの参考にしていただければと思います。
ステロイド外用薬を使うときの3つのポイント
1.使用量と使用頻度
薬は、用法用量を守ることが大前提です。
肌に悪いという先入観から、自己流で「使用量を少なくする・頻度を減らす」と、本来の効果がでません。
逆に、早く治ってほしいため、「使用量を多くする・頻度を増やす」と、副作用が出てしまい、悪化する可能性があります。
アクアテクトゲルなどの化粧品と違い、薬は医薬品です。
医師の指導の下、指導された通りの用法用量を守ることで安全に使用できます。
「自己流で使っていたかも…」と心当たりのある方は、今後は自己流の使い方はせず、
医師から伝えられた使用量・使用頻度を厳守するようにしてください。
とはいえ、使用量や使用頻度を詳しく教えてくれない医師もいます。
また、専門的な知識を持っている医師と素人の私たちでは知識の差があるため、認識のすり合わせを行う必要があります。
そのため、ステロイド外用薬を処方された際には、使用量や頻度のすり合わせを行ってください。
◆FTUとは
ステロイド外用薬の場合、使用量の目安としてFTU(フィンガーチップユニット)と呼ばれる単位が使われることもあります。
FTUは大人の人差し指の先から第一関節まで薬を乗せた量で、チューブタイプ(口径が5mm程度)の軟膏やクリームでは、1FTU=約0.5gに相当します。
ローションタイプの場合は、1円玉大が1FTUの目安です。
※どのチューブでも1FTUが約0.5gになるわけではありません。絞り出した量が約0.5gになるのは25gや50gの大きいチューブです。
チューブのサイズによって、グラム数が変わってきますので、何回絞りだす必要があるのかも確認ください。
2.薬をやめるタイミング
これも医師に確認すべき重要ポイントです。
処方される薬によって、使用をやめるタイミングが異なることがあります。
そのため、薬の使用を中止するタイミングも必ず確認してください。
症状が治まるというのも、曖昧な定義です。
など、こちらも詳しく聞くようにしてください。
たまに予防としてステロイド外用薬を使用される方がいらっしゃるのですが、医師から予防用として処方されたもの以外は、医師の指示に従い、使用を中止してください。
赤みや酒さなど、いらぬ肌トラブルを引き起こす可能性があります。
お医者さんが全部教えてよ!と思う方もいらっしゃると思います。
もちろん、詳しく教えてくれる医師の方もいらっしゃいますが、教えてくれない医師も多いです。
自分の身は自分で守るではないですが、自分の肌は自分で守るしかないため、
用法用量はもちろんのこと・不安なことなどがあれば、些細な事でも医師に聞きまくってくださいね。
せっかくお金を払って、時間をつくって病院に行っているんです。
気になることや聞きたいことは全部聞いて、元を取るくらいの気持ちで行きましょう!
3.効果の想定
薬の効果も、医師が想像している効果と、私たちが想像している効果に差異がある場合があります。
例えば、アトピー性皮膚炎の場合、ガイドラインに記載のある治療の最終目的は以下のとおりです。
しかし、私たちは薬を使ったら、症状が全くなくなる・肌がつるつるできれいになることを想像しがちだと思います。
実際、私もそのイメージで通院していました。
ステロイド外用薬は、あくまで炎症を抑えるという対症療法のため、根本的な解決にはなりません。
このように、効果のイメージが異なっていると、本来は薬の効果は出ていても、自分のイメージと違うがゆえに、効果がないと判断し、使用をやめてしまう。
使用をやめると、症状が再発するという悪循環自己判断でやめるのではなく、医師と相談して、
別の薬を処方してもらう、使用方法を再度確認するようにしてください。
また、ステロイドのみを使用していたために、効果を感じられなかった可能性があります。
手荒れなど肌トラブルを根本的に改善するには、正しい保湿も必須です。
アクアテクトゲルとの併用方法
ステロイド外用薬は、あくまで炎症やかゆみなどを抑えるという対症療法です。
根本的な解決はできません。
根本的な解決には、肌をうるおす必要があります。
正しい保湿で肌をうるおすことで、低下していたバリア機能が正常に戻り、刺激に強い肌を作ることができます。
そうすることで、手荒れや肌荒れなどを起こしにくい、健康な肌になります。
実際に、アトピー性皮膚炎のガイドラインでも保湿剤との併用が推奨されています。
しかし、皮膚科から処方される保湿剤は、ワセリンなど油分主体のものが多いです。
油分だけでは、あなたの肌をうるおすことはできません。
正しい保湿とは、水分・油分・保湿成分を一度に与え、そのうるおいを維持することです。
もし、皮膚科から保湿剤として油分の多いものを処方されている場合は、ぜひアクアテクトゲル/薬用メディフェクトゲルと併用し、水分も与えてあげてください。
「薬で炎症やかゆみなどの症状を抑える+アクアテクトゲルなどで正しく肌をうるおす」で、根本的にトラブルを解消しましょう!
アクアテクトゲル/薬用メディフェクトゲルとの併用は、ステロイドを処方した医師や薬剤師から併用を禁止されている場合以外は、併用いただいて問題ございません。
薬によっては、化粧品との併用の仕方に指定があることがございます。
そのため、以下の2点を医師にご確認ください。
指定がない場合は、以下を参考にご使用ください。
まとめ
医師の指示を守って使用すれば、ステロイド外用薬は安全にお使いいただけます。
医師と相談しながら、肌の状態を観察しながら、ぜひ薬も上手く使ってくださいませ。
もし医師に聞くことを覚えられないという方は、ぜひこちらを保存して、必要な情報を手に入れられるようにしてください。
アースケアのお客様でもスタッフでも、手荒れや肌トラブルは薬とアクアテクトゲルを上手に使用して、改善された方が多いです。
用法用量をきちんと守って、安全に効率良く、あなたの肌を健やかなものにしてください。
ウキウキクイズ💡
先週は「Q. 子供にステロイドを使っても大丈夫?」というクイズを出題しました。
答えは、①大丈夫です。
お子様も医師の指示のもとお使いいただければ、問題ございません。
そのため、ステロイド外用薬を処方された際も、用法用量を守って安心してお使いくださいませ。
ただ、あくまで対症療法のため、一緒に保湿もしてあげてくださいね。
さて、今週のクイズは
Q. 手荒れなどで、ステロイドがよく処方される理由はなんでしょう?
①ステロイドしか、効果が認められている薬がないから
②世界中で何十年も使用されており、知見が多い
③すでにステロイドでの治療が確立されており、研究があまり進んでいない
A. 答えはこちらから
今週のYouTube
ライブ後、笹団子を食べる3人。
とーっても食レポがお上手なので、ぜひ皆さんご覧くださいませ🍀
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