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読んで学ぼう!メールマガジンバックナンバー

2022年12月27日

2022年の最後に、スキンケアを見直すチェックリスト

アースケアの稲谷生芽(いなたにいぶき)です!

お詫び
先週配信したウキメルの件名に誤りがありました。
「3日でガサガサ唇をプルプル唇にしたケア方法」ではなく、
正しくは、「アクアテクトゲルだけでは物足りない時のケア方法」でした。
誠に申し訳ございませんでした。

今回のウキメルのラインナップは、以下のとおりです。

●今週のお手入れポイント
スキンケアを見直すチェックリスト

●第7回ホントの美容知識
食品でのスキンケアは、食物アレルギーの元

今週のお手入れポイント
スキンケアを見直すチェックリスト

はやいもので、今回のウキメルが、2022年最後の配信です。

今年はどんな1年でしたか?
私は、新たに挑戦することも色々あって、とても充実した1年でした^^

今年の出来事を振り返るのとあわせて、ぜひスキンケアについても見直しましょう。
今回は、スキンケア見直しチェックシートをお送りします。
YES、NOで、答えながら、読み進めてくださいね。

年末年始を経て、2023年も好調なお肌で過ごしましょう(*^_^*)

Q.肌は、常にしっとりしている?
しっとりイメージ画像
YES
保湿ケアが適切に行われている証拠です。
ぜひ、そのまましっとりした肌を保つようにスキンケアを行ってくださいね。

NO
カサつきなどの乾燥を感じる時は、いつでしょうか?

対策としては、「カサつきを感じる前に、保湿する」のが重要です。
もし、乾燥を感じるのが日中の場合は、小さいサイズのアクアテクトゲルをポーチや、ポッケに入れておき、手を洗ったついでに、パール大の少量で保湿するようにしてみてくださいね。

乾燥を感じる部分が、目元の場合は、朝、アイクリームを仕込むのもおすすめです。

フルラメラアイクリームの詳細はこちら

Q.保湿ケアは、朝晩以外にも行う?
イメージ画像
YES
時間帯に縛られず、肌が乾燥したら、乾燥する前に保湿するというケアが出来ています。
素晴らしいです。

NO
朝晩のケアだけで乾燥を感じない場合は、問題ありません。
乾燥を感じるという場合は、保湿頻度を増やすのがおすすめです。

どうしても日中の保湿ができない場合は、
夜の保湿を、お風呂後、寝る前などとこまめに行ったり、
朝の起床時にゲルパックするなど、
可能な範囲で肌のうるおいを補いましょう。日中の乾燥も感じにくくなります。

スリーピングパックの詳細はこちら
朝イチゲルパックの詳細はこちら

Q.メイク落とし&洗顔後の肌はしっとりしている?
イメージ画像

YES
肌のうるおいを守りつつ、不要なものはオフするという理想の洗顔ができています。
ぜひ、そのまま続けましょう。

NO
メイク落とし&洗顔後に、肌のつっぱりを感じる場合は、「洗いすぎ」の可能性があります。
まずは、洗顔方法を見直しましょう。

  • 使用量は適切か
  • メイク落としや洗顔に時間をかけすぎていないか
  • 使用している水の温度は38度以下か
  • 洗う時、流すとき、拭くとき、肌をこすっていないか

上記を見直しても、つっぱりが改善されない場合は、使用する洗顔料を見直しましょう。
ダブルクレンジングゲルは、洗顔嫌いだった私が、唯一使い続けられるものなので、メイク落としや洗顔でお悩みの方はぜひ一度お試しください。

ダブルクレンジングゲルの詳細
ダブルクレンジングゲルを使った洗顔方法
ダブルクレンジングゲルを使ったメイク落としの方法

Q.肌の調子が悪くなるのは、どんな時?
肌荒れ時との肌比較

1年を振り返って、どんな時期に肌の調子が悪くなりましたか?

私は、ウキメル(https://earthcare.co.jp/motto/mail/page10495.html)でもお伝えしたとおり、8月末から9月にかけて肌荒れしていました。
私の場合、春は花粉症、夏は体調を崩しやすい(夏に弱い)ため、自分の中の注意期間です…。
思い当たる原因がいくつかあるので、それらを対策して、来年もまた同じ時期に肌荒れするかを観察します^^

このように、今年肌が荒れた時期や環境を振り返り、対策してみることで、肌の調子を予防することができるため、ぜひ、一度お肌の年表を振り返ってみてくださいね。

そして、来年1年は、今年より健やかなお肌で過ごせるように、一緒にケアを続けましょう。

第7回”ホント”の美容知識
食品でのスキンケアは、食物アレルギーの元

SNSを担当していて思うのですが、美容界隈は、過激なことを言うほどバズり(注目され)やすいです。

それが、事実で、有益であれば、すごい!となるのですが、根拠のない美容知識を信じて行動に移してしまうと、悲劇を生んでしまう可能性があります。

今回お届けする話も、知らずに行動に移してしまうと、悲劇を生む可能性のある話なので、最後までお読みいただければ嬉しいです。

実は超危険、食べ物でパック

肌に塗られがちな食材

年末年始、時間もあるし、家にある手軽な食品でパックしてみませんか?

肌がツヤツヤになること間違いなしです^^
例えば、お家にあるヨーグルト、はちみつを肌に直接塗るだけです!

毛穴が気になる方は、食用のオリーブオイルをのせて、クルクルするだけで、毛穴汚れがキレイになりますよ!

こう聞くと、食べて安全なものだから、肌にも塗って良いに決まっている。
何よりも、家にあるもので手軽にできるから、やってみようかな。と思います。

その上、ヨーグルトは、肌の常在菌に働きかけて~~~とか、
はちみつは、抗菌作用はあるので~~~とか、
なるほどなるほど、と思ってしまいますよね。

しかし、食品を肌に塗ることは、とっても危険な行為です。
具体的には、食物アレルギーを引き起こす可能性があります。

肌によかれと、コツコツとはちみつでパックしていただけで、ある日、フレンチトーストにかかっていたはちみつを食べると、目がパンパンに腫れたり、湿疹がでる、気絶するなどのアレルギーが発症すると考えると…怖すぎます。

なぜ食物アレルギーを引き起こすのか

近年、肌から食品を摂取することで、アレルギーになる「経皮感作型アレルギー」が注目されています。

過去、小麦由来のタンパク質を配合した石けんを使用し、約2000人の人が小麦アレルギーを発症し、社会問題となりました。

原因は、肌から小麦に由来するタンパク質を吸収したことでした。

アレルギーを引き起こした流れは以下のとおりです。

肌から、小麦由来のタンパク質を吸収
⇒肌が異物と判断し、抗体ができる
⇒小麦を食べると抗体が反応し、アレルギーが出るようになってしまった。

食べるには安全なのに、肌に塗るとだめな理由

食べ物は、胃で消化され、必要な栄養素を各臓器で吸収されます。
胃で消化する際の胃酸は、その名の通り、強力な酸性です。
不純物も、消化し、吸収・排出されます。

しかし、肌はどうでしょうか。

弱酸性です。
肌の内部を外部の細菌から守るために、常にバリア機能を働かせています。

胃では問題なく消化吸収できる成分であっても、肌のバリア機能からすれば異物と判断され、排除するために抗体が作られるのです。

最後に

他にも、乳児期のアトピー性皮膚炎は、食物アレルギーを発症するリスクが高いとされています。

アトピー性皮膚炎の場合、肌のバリア機能が低いため、肌を通して食物の成分(アレルゲン)を吸収してしまい、それが食物アレルギーを引き起こしているのではと考えられています。

対策として、新生児期からの保湿剤塗布によりアトピー性皮膚炎の発症リスクが3割以上低下することが証明されています。

アトピー性皮膚炎を予防できるということは、その先にある食物アレルギーも予防できるのではと詳しい研究が進められています。

(アトピーやアレルギーは、研究途中であり、遺伝要因や環境要因、様々な原因や悪化因子が関係すると言われています。あくまで1つの想定されるメカニズムで、このメカニズムだけが食物アレルギーを引き起こしているとは言いきれません。)

今回、色々と調べていて思ったことは、肌のバリア機能って本当にすごいということ。

バリア機能を正常に保つことは、肌の美しさだけでなく、健康にもつながります。
バリア機能を正常に保つためには、保湿が必須。
アクアテクトゲルで、肌のうるおった状態を保ちましょうね。

つい、美容目的で、色んな成分を肌から吸収することにフォーカスされがちな美容業界ですが、何でもかんでも吸収すれば良いわけではないということを改めて学習しました。

ちなみに、肌から成分を吸収することでアレルギーを引き起こす食物(成分)や、量などの詳しい実験は行われていないようです。

肌が本来持っている機能の素晴らしさと、それを知らずに肌に食物もスキンケアに用いるリスクを把握しておくことが、自分の体や肌を守ることに繋がります。

年末年始も安定した肌状態で、過ごせますように^^

参考:
加水分解コムギ末を含有する医薬部外品・化粧品の使用上の注意事項等について
化粧品と経皮感作型アレルギー
世界初・アレルギー疾患の発症予防法を発見
アレルギー疾患の手引き《2022年改訂版》
接触皮膚炎診療ガイドライン 2020

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