- 肌荒れが起こると、不安や疑問が次々わいてきますよね。
- どうして肌荒れしたんだろう?
- いつ元の肌に戻るんだろう?
- これからどうしたらいいんだろう?
そのすべての答えは「肌荒れの原因を知ること」にあります。
そこでこの記事では、あなたの肌荒れの原因特定をお手伝いします。
私は、かれこれ15年以上、スキンケアアドバイザーという仕事をしています。
その間、肌荒れでお悩みの方のご相談を受け、一緒に原因を考えてきました。
また、私自身も、5年ほど前から肌荒れで悩むようになり、懸命に原因を探りました。
この経験から分かった肌荒れの主な原因は次の7つです。
肌荒れの主な原因
- 肌質や肌状態に合わないスキンケア
- 紫外線
- 環境
- 物理的な刺激
- 生活習慣
- 体内
- アレルギー
これから、それぞれの具体例と、原因に沿った対策をご紹介します。
あなたに当てはまるかどうかをチェックして、肌荒れ対策を行ってください。
この記事の目標はただひとつ。
あなたが一日も早く肌荒れをなくし、元の健康な肌を取り戻すことです。
ぜひ参考にして、今日からのスキンケアに取り入れてください。
そして、肌荒れのないキレイな肌を取り戻しましょう!
1.肌荒れの原因:肌質や肌状態に合わないスキンケア
「肌にいい」と思って行っているスキンケアが、肌荒れの原因になる。
実は、このパターンはとても多いです。
私たちの肌は、一人ひとり異なるからです。
そのため、世間で「肌にいい」と言われているスキンケアが、必ずしも自分に合うとは限りません。
あなたの肌質や肌状態にあわせて、スキンケアの方法を変える。
これが、肌荒れを解消し、健やかな肌を保つ秘訣です。
次の原因を確認し、あてはまる部分はスキンケアを見直しましょう。
1-1.化粧品の複数使いが肌荒れ原因に
「使用する化粧品の数が多い」と、肌荒れの原因になったり、肌荒れを悪化させることがあります。
特に、以下の人は注意しましょう。
- 敏感肌の人
- 普段は敏感肌ではないけど、現在、肌荒れ中の人
「化粧品を肌に塗る」という行為は、肌に刺激を与える行為です。
化粧品の数が増えれば増えるほど、肌を触る機会が増えます。
つまり、肌に対する刺激が多くなるのです。
化粧水・乳液・クリームなど、基礎化粧品を2種類以上している場合には、その数をできるだけ減らしましょう。
スキンケアの役割は「肌に水分を与えて、油分でそれを維持する」ことです。
そのため、基礎化粧品の数に関わらず、「水分」と「油分」の両方を与えられれば、健康な肌を保てます。
例)化粧水・乳液・美容液・クリームの4つを使用している場合は、「化粧水」と「クリーム」の2つに減らせます。(図1)
1-2.保湿不足が肌荒れ原因に
朝晩きちんとスキンケアを行っていても、「保湿が足りない」ということは意外と多いです。
もしあなたが、毎日スキンケアをちゃんとしているのに、次に当てはまる場合は、あなたの肌に対して保湿が足りないおそれがあります。
- 肌がカサカサする
- 化粧品に刺激を感じる
- 少し物が触れるだけでヒリヒリやかゆみを感じる
- ニキビができる
- 肌がくすむ
- シミ・シワが気になる
保湿が足りず、肌が乾燥すると、バリア機能が低下し、あらゆる刺激に弱くなります。
当然、肌荒れを招いてしまいます。
反対に、肌がうるおうと、刺激に強くなり、肌荒れを防げます。
肌がうるおうと
- 紫外線や花粉・黄砂などの刺激を防ぐ
- 物理的な刺激に強くなる
- 乾燥した空気に水分を奪われにくくなる
- 体の内側の影響が、肌に現れにくくなる
きちんと保湿を行うカギは、水分と油分をバランスよく与えることです。
例えば、「化粧水(水分)だけ」「オイルやクリーム(油分)だけ」というケアをしている場合には、水分と油分をそれぞれ追加しましょう。
また、朝晩に限らず、何度も保湿することも大切です。
- 日中や夕方など、一日に何度も保湿する
- 肌荒れが起こりやすい部位に、何度も重ね塗りをする
等も効果的です。
しっかり保湿をする方法
- 水分と油分をバランスよく与える、高保湿の化粧品を使用する
- 一日に3回以上保湿をする
- 肌荒れが起こりやすい箇所に重ね塗りをする
保湿方法を見直して、肌をしっかりとうるおしましょう。
一番のおすすめは、高保湿のオールインワンジェル
「肌への刺激を最小限に抑えて、しっかり保湿」
一番のおすすめは、高保湿のオールインワンジェル
肌への刺激を最小限に抑えて、しっかり保湿するために。
高保湿のオールインワンジェルによるスキンケアをおすすめします。
基礎化粧品が1つになるので、肌への刺激を最小限に抑えられるからです。
さらに、ここで大切なのは「高保湿」であることです。
いくら1本になっても、しっかり保湿ができなければ、肌荒れ改善にはつながりません。
オールインワンジェルなら、水分と油分を同時にバランスよく与えられるため、1本でしっかり保湿ができます。
肌荒れでお悩みの方にいつもおすすめしているのは、アクシリオのアクアテクトゲルです。
アクシリオ アクアテクトゲル肌荒れ中のケアにアクアテクトゲルが最適な理由1本でしっかりうるおう なめらかなジェルタイプ 何度でも保湿できる |
- 化粧品の減らし方が分からない
- 高保湿の化粧品が見つからない
という方は、ぜひお試しください。
「アクシリオ アクアテクトゲル」
「日中はメイクをしているから保湿できないわ」という方は、「化粧崩れナシ!メイクの上から保湿する方法とおすすめの商品を紹介」を参考になさってください。
1-3.スキンケアで起こる摩擦が肌荒れ原因に
1-1でお話した「基礎化粧品を使うこと」以外にも、肌荒れを招く刺激があります。
それが摩擦です。
- 敏感肌の人
- 普段は敏感肌ではないけど、現在、肌荒れ中の人
の方は、次の行為の中で摩擦が起こっていないか、振り返ってみてください。
- 顔を洗う
- 顔を拭く
- メイクをする
- マッサージをする
1-4.やりすぎ洗顔が刺激を与え、肌荒れ原因に
- メイク落としや洗顔料の洗浄力が強い
- 強くこする
- 何度も洗う
このような「洗いすぎ」は、肌の皮脂(うるおい成分)を取りすぎ、乾燥させます。
その結果、肌荒れを招く場合があります。
- 敏感肌の人
- 普段は敏感肌ではないけど、現在、肌荒れ中の人
例えば、次の洗顔料は洗浄力が強いです。
洗浄力が強いもの
- ダブル洗顔が必要なクレンジング
- 石けん素地100%の固形石けん
このような洗顔料を使用している場合は、洗浄力がマイルドなものに切り替えましょう。
おすすめは、洗浄力がマイルドで、「メイク落とし」と「洗顔」が1つで終えられるタイプの洗浄剤です。
1つで終えられるので、洗うときの刺激を徹底的に抑えられます。
ダブル洗顔や、固形石けん | 洗浄力がマイルドな 「洗顔」と「保湿」がひとつで終えられる洗浄剤 |
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一番のおすすめは、洗浄力がマイルドで、
「メイク落とし」と「洗顔」が1つで終えられるタイプ
1回で終えられるため、肌への刺激は最小限になります。
アクシリオ ダブルクレンジングゲル
<肌荒れ中にダブルクレンジングゲルを使うメリット> ●なめらかなジェルタイプ |
肌荒れ中に起こりやすい次のような症状も起こりにくいです。
- 顔を洗うとヒリヒリする
- 洗った後につっぱる
これも、ダブルクレンジングゲルが肌荒れ対策に活用される大きな理由のひとつです。
1-5.肌に合わない化粧品が肌荒れ原因に
基礎化粧品・メイク用品ともに、肌に合わない化粧品を使い続けると、肌荒れが起こります。
ときには、アレルギー反応(赤み・湿疹・かゆみなど)の症状を、「ただの肌荒れ」と勘違いしてしまう場合もあります。
塗った部位すべてに赤みやかゆみなどの症状がある場合は、アレルギー反応です。
すぐに使用を控えましょう。
「7. 肌荒れの原因:アレルギー」でさらに詳しく解説します。
2.肌荒れの原因:紫外線によるダメージ
紫外線は、肌の表面だけでなく、肌の内部にまで達し、肌細胞にダメージを与えます。
1年を通して降り注いでいるため、季節を問わず、紫外線対策が必要です。
- 日差しが弱くなる冬場に油断する
- 紫外線量が増え始める季節の変わり目に、うっかり紫外線対策を忘れる
このような積み重ねが、肌荒れの原因になります。
一年365日、季節や天候に関わらず、紫外線対策を行いましょう。
ロレアルの研究によると、肌老化の約8割が、紫外線によって引き起こされることが分かっています。
それくらい、紫外線が肌に与える影響は大きいです。
また、「少しぶつけた」「かぶれた」という小さな刺激でも、紫外線を受けることで悪化し、肌荒れに発展することもあります。
肌荒れを防ぐためには、徹底した紫外線対策がとても効果的です。
肌荒れ時の紫外線対策
- デフォルトは箇条書きリスト。
- 帽子や日傘・サングラスなど、物理的にも紫外線を防ぐ
3.肌荒れの原因:環境
肌は体の一部。
体は、日々変化する環境に取り巻かれています。
そのため、私たちを取り巻く環境が肌荒れの原因となることがあります。
- 花粉・PM2.5・黄砂
- 排気ガス
- 気温差
- 空気の乾燥
- ストレス
花粉・PM2.5・黄砂・排気ガス。
これらの刺激が、肌に触れないように徹底しましょう。
マスクや眼鏡などで、物理的に防ぐのと同時に、肌についた刺激物をできるだけ早く落とすことも大切です。花粉や黄砂の時期は、帰宅後すぐに洗顔をしましょう。
気温差は、特に季節の変わり目の肌荒れの原因になりやすいです。
衣服や空調を調節し、体が冷えないようにすることが大切です。
空気の乾燥は、空調や加湿器を利用して、40~60%の湿度を保ちましょう。
湿度が高まれば、肌のうるおいが守られ、良い肌状態を維持できます。
4. 肌荒れの原因:物理的な刺激 ・摩擦
日々の生活の中で起こる小さな刺激。
積み重なったそのダメージが、肌荒れの原因になることがあります。
例えば、次のような行為があります。
- 洗顔後に、タオルで顔をふくとき
- 寝返りを打つときに、布団・枕が顔にあたる
- パフやブラシなどのメイク道具で、こすったり、力を入れて使う
- 無意識のうちに肌を触るクセ
毎日繰り返すことだからこそ、ひとつ摩擦を減らせると、肌への負担を大きく減らせます。
- タオルや寝具などの肌にふれるものは、やわらかい素材にする
- 顔をふくときはゴシゴシせず、肌にやさしくあてる
- スキンケアやメイクなどで、肌に触るときに、力を入れない
- できるだけ肌に触れないようにする
「肌に触れるものすべてが刺激になる」と考えて行動すれば、刺激と摩擦は大幅にカットできます。
5.肌荒れの原因:生活習慣
毎日繰り返すあたりまえの行動が、肌荒れを招いている場合があります。
まずは、次のことに心当たりがないかをチェックして、日々の行動を振り返りましょう。
- 睡眠不足
- 不規則な生活
- タバコ
睡眠は、時間よりも、質が大切です。
短くても、ぐっすりと深い眠りをとれれば、健康な肌を生み出せます。
特に、眠りについてから最初の3時間に深い眠りをとることが効果的です。
生活のリズムを整えるのが難しい場合も、まずは睡眠の質を高めることから始めましょう。
生活習慣の整え方は、「生活が不規則な人にこそオススメ!本当に効果的だった肌荒れケア9選」も併せてご覧ください。
喫煙は、肌への悪影響が実証されています。
スモーカーズフェイスという言葉が生み出されるほどです。
肌のことを考えるなら、禁煙がおすすめです。
スキンケアは、一度、基本に立ち返り、シンプルにしましょう。
化粧品の数や方法が多いほど、肌への刺激は増え、お手入れ方法は複雑になります。
その結果、正しくスキンケアができず、肌に負担をかけてしまいます。
「洗顔・保湿・紫外線対策」の3つが、スキンケアのすべてです。
この3つを、できるだけ少ないアイテム・少ない手順で行えば、スキンケアの効果を得られます。
6.肌荒れの原因:体内
肌は体の一部です。
そのため、体調が崩れると、健康な肌細胞が生まれなくなります。
その結果、肌荒れになることが。
生活習慣とあわせて、ご自身の体調を見つめ直してみてください。
- ホルモンバランスの乱れ
- 代謝低下
- 便秘
- 冷え
- 睡眠不足
- 栄養不足
体調を整えるためには、生活習慣を見直しましょう。
なかでも、次の3つに対策すると、派生してその他の不調の改善につながります。
- 質の良い睡眠
- 栄養
- 冷え対策
具体的には、
- 脳への刺激を抑えるため、眠る30分前までにスマホやパソコンをオフにする
- 肌の材料であるタンパク質とビタミンを積極的にとる
- 毎晩必ず湯船につかって体を温める
このような小さな工夫の積み重ねが、健やかな体をつくります。
できることから取り入れましょう。
日常的に行える対策は、「生活が不規則な人にこそオススメ!本当に効果的だった肌荒れケア9選」を合わせてご覧ください。
7.肌荒れの原因:アレルギー
肌荒れを招く主なアレルギーは以下の通りです。
- 化粧品成分に対するアレルギー
- 物質(金属など)に対するアレルギー
- 寒暖差アレルギー
- 食物アレルギー
など
このうち、顔の肌荒れに多いのは、化粧品成分によるアレルギーです。
基本的に、肌に触れた箇所すべてに症状が現れるのが特徴です。
そのため、アレルギー物質を肌から離せば、肌荒れを抑えることができます。
症状がでたら、すぐに使用を控えましょう。
化粧品の場合は、洗い流して、肌から落とします。
それでも症状が治まらない場合は、専門の医師の診断を受け、何に対するアレルギーなのかを特定することをおすすめします。
アレルギーの見分け方や対処法は、「【完全版】化粧かぶれの治し方|治るまでの期間や対処法を写真付きで紹介」もご参照ください。
まとめ
肌荒れの原因は、主に次の7つです。
- 肌質・肌状態に合わないスキンケア
- 紫外線
- 環境
- 物理的な刺激
- 生活習慣
- 体内
- アレルギー
肌荒れは、複数の原因が組み合わさって起こる場合も多いです。
今回ご紹介した原因のうち、心当たりのあるものがあれば、そのすべてに対策を取りましょう。
それが、肌荒れ対策のポイントのひとつです。
一日も早く元の健康な肌を取り戻されることを願っています。