「乾燥した頭皮の保湿方法が分からない」
「最近、頭皮がカサカサする。乾燥しているから保湿したい」
「頭皮の保湿にオススメの商品が知りたい」
頭皮も肌の一部。
だから、顔のように、頭皮も乾燥を感じたら保湿剤を塗れば保湿できそうな気がしますよね。
でも頭皮と顔は違います。
顔の肌が乾燥した場合は、保湿剤を塗ることは効果的です。
頭皮の場合、保湿ローションやオイルを使ってもあまり効果がありません。
なぜなら、顔とちがって頭皮は乾燥しにくい部位だからです。
それよりも大切なことが3つあります。
頭皮を保湿する3つの方法
- 頭皮の洗い方
- シャンプーの選び方
- 普段の過ごし方
頭皮を保湿したいなら、上記の「頭皮を保湿する3つの方法」を実践してください。
そして、快適で健康な頭皮を取り戻しましょう。
また当社では、敏感肌・乾燥肌に悩んでいる方に向けた「オールインワンタイプの保湿ジェル」を販売しています。
※本記事は成人の方を対象としています。
>>赤ちゃんの頭皮の乾燥については、こちら
赤ちゃんの頭皮が乾燥する理由と保湿の方法│3児子育て経験から徹底解説
目次
- 1.頭皮にローションやオイルを塗っても意味がない理由と、洗い方が重要な理由
- 2.頭皮を保湿するには「洗い方」が重要
- 3.頭皮の保湿におすすめのシャンプー(リンス・トリートメント)の選び方について
- 4.頭皮の乾燥に、人気のシャンプー12選
- 4-1.FUN AZUM モイスト&ダメージリペア シャンプー
- 4-2.NILE | NILE スキャルプシャンプー
- 4-3.oggi otto インプレッシブPPTセラムSS
- 4-4.mixim POTION | EXリペアシャンプー
- 4-5.Jelaime | ジュレーム iP タラソリペア 補修美容液シャンプー
- 4-6.LUFT | ルフト ケア&デザインシャンプー
- 4-7.TSUBAKI プレミアムモイストシャンプー
- 4-8.クリアフォーメン|メンズスカルプシャンプー
- 4-9.ミュリアム 薬用スカルプシャンプーA
- 4-10.ボタニカルシャンプー モイストRB
- 4-11.いち髪 THE PREMIUM エクストラダメージケアシャンプー
- 4-12.キュレル薬用シャンプー
- 5.保湿状態を保つ普段の過ごし方
- まとめ
1.頭皮にローションやオイルを塗っても意味がない理由と、洗い方が重要な理由
頭皮にローションやオイルを塗るよりも、「頭皮を保湿する3つの方法」が重要なのです。
なぜなら、頭皮は皮脂が多く分泌され、「皮脂膜」が作られやすい場所だからです。
皮脂膜は天然の保湿クリームと言われ、頭皮にうるおいを保ちます。
だから、ローションやオイルを塗る必要はありません。
1-1.頭皮は乾燥しにくい場所です
頭皮は皮脂を分泌する器官(皮脂腺)の数が、額(Tゾーン)の約2倍、背中の約5倍もあり、身体の中で最も皮脂の分泌量が多い場所です。
皮脂腺から分泌された皮脂は、汗(水分)と混じり合って『皮脂膜』が形成されます。
『皮脂膜』とは、皮膚の表面や毛穴にいる常在菌の持つリパーゼという酵素が、皮脂と汗などの水分を乳化させて作ったものです。
油分と水分が混ざり合ったもの、いわゆる天然の乳液やオイルのようなものです。
この皮脂膜が頭皮の表面を覆い、水分の蒸発を防ぎ、外から有害な物質が侵入するのも防いでいます。
さらに、頭皮には髪の毛があります。
髪の毛は、物理的刺激から頭皮を守るはたらきがあります。
また、紫外線が直接届きにくくなります。
頭皮自体は他の部位に比べてバリア機能や保湿機能が低いのですが、毛髪やローション・乳液と同じ働きをする皮脂膜によって外気の乾燥や紫外線の影響から保護されていて、水分量やうるおいが保たれています。
だから、乳液や保湿ローションで補う必要はありません。
1-2.うるおっている頭皮環境を壊す行為
皮脂が多く分泌されてうるおっている頭皮にも関わらず、刺激によってターンオーバーが早まり、乾燥したりフケが出たり、かゆみが生じます。
それは、頭皮環境を壊す行為を行なっているからです。
頭皮を壊す行為とは、以下のような行為です。
乾燥の原因・頭皮を壊す行為
- 頭皮の皮脂を奪う洗い方
- 頭皮のうるおいを奪うシャンプーを使っている
- 頭皮のうるおいが逃げる普段の過ごし方
このような行為は、頭皮の状態を悪い方向に導きます。
健康な皮膚は角層の構造が整い、生まれ変わりの周期(ターンオーバー)も適正に行われ、小さな刺激ならば影響を受けにくい状態です。
しかし、上記のような行為によって頭皮環境が壊され乱れると、本来の状態に戻ろうとしてターンオーバーの周期が早まり、フケや乾燥につながります。
乾燥してフケやかゆみでお困りの方は、ローションやオイルを試すよりも、まず無料でできる頭皮を保湿する方法をお試しください。
そして、頭皮環境を整えましょう。
頭皮を保湿する方法は、3つあります。
無料でできる!
頭皮を保湿する3つの方法
- 頭皮を保湿する洗い方
- 頭皮状態にあったシャンプーの選び方とリンス・トリートメントの使い方
- 保湿状態を保つ普段の過ごし方
それぞれ詳しく説明します。
2.頭皮を保湿するには「洗い方」が重要
洗い方を間違うと、頭皮のうるおいを洗い流して乾燥させてしまいます。
頭皮を保湿する洗い方を確認してみましょう。
2-1.頭皮を保湿する7ステップ
頭皮を保湿する洗い方とは、適切な洗い方をすることです。
今の洗い方は、本来うるおっているはずの頭皮を乾燥状態にさせてしまっているかもしれません。
頭皮が乾燥している方は、頭皮がうるおう洗い方を実践してください。
頭皮を保湿する洗い方とは、次の7ステップです。
1 | ブラッシングをして髪の毛のもつれをとりましょう | |
2 | 予洗いをして、汚れを落としましょう | |
3 | ポンプタイプの1プッシュは、大体3~5ml 髪の毛の長さにあったシャンプーを使いましょう |
|
4 | シャンプーは手のひらで泡立てましょう | |
5 | シャンプーは頭皮→髪の毛の順に広げていきましょう | |
6 | 10リットル~15リットルのお湯で、十分にすすぎましょう | |
7 | リンスやトリートメントは頭皮にはつけないようにしましょう |
ステップ1.ブラッシングをして髪の毛のもつれをとりましょう
頭皮や髪の毛を洗うとき、いきなり濡らすのではなく、軽くブラッシングしましょう。
ブラッシングで、抜ける髪の毛やホコリを浮かして、予洗いでその浮いた汚れを洗い流します。
また、髪の毛を洗う前にブラッシングをすることで、髪の毛や頭皮の負担を減らせます。
髪の毛の長い方は、いきなり水に濡らすと髪の毛が絡まってしまう場合があります。
塗れた状態で絡まると、毛同士がこすりあうので傷みます。
さらに絡まりをほぐそうとして引っ張ると頭皮が傷みます。
汚れを浮かす以外に、髪の毛や頭皮が傷みにくい状態にすることも目的です。
髪の毛が短い方は、髪の毛を濡らしても絡みにくいでしょう。
しかし、ワックスやスプレーなど整髪剤を使用している方は注意が必要です。
いきなり濡らすよりも、ブラッシングすることで固まった髪の毛をほぐしたり、整髪剤を落とすことができます。
そのあとの予備洗いやシャンプーがしやすくなります。
1.髪の毛の長い方は、毛先から根本に向かって順番にブラシをかけてください。いくつかの毛束に分けて少しずつとかしましょう
- えりあしや後頭部も忘れずにブラッシングしましょう
- 頭皮にブラシをゴリゴリ当てるのではなく、「当たっているかな?」程度の力加減にしましょう
2.頭頂部もしっかりブラッシングしましょう
(音が流れます。音量にご注意ください)
ステップ2.予洗いをして、汚れを落としましょう
ブラッシングが終わったら、予備洗いをしましょう。
この予備洗いで、頭皮や髪の毛の汚れはあらかた落ちます。
この後のシャンプーの使用量が減り、頭皮の皮脂の洗い過ぎを防ぎます。
【予備洗いの方法】
ぬるめのお湯(38〜40度程度)で髪の毛と頭皮を濡らしていきましょう。
髪の毛に意識がいきがちですが、「頭皮」もしっかり濡らしましょう。
時間をかけて丁寧に。
約1〜3分ほど頭皮と髪の毛をまんべんなく濡らして、ブラッシングで浮き上がった汚れを洗い流しましょう。
下を向いて襟足から頭頂部に向かって洗い流してから、次に上を向いてフェイスラインから頭頂部に向かって流すと、頭皮と髪の毛全体の汚れを洗い流すことができます。
1 | 襟足から頭頂部に向かって | |
2 | フェイスラインから頭頂部に向かって |
ステップ3.ポンプタイプの1プッシュは大体3~5ml 髪の毛の長さにあったシャンプーを使いましょう
予備洗いがしっかり出来たら、いよいよシャンプーです。
シャンプーが少ないと十分に洗うことができません。
しかし、シャンプーの使う量が多ければ良いということでもありません。
シャンプーの量が多いと簡単に泡立つので、気が付かないうちに毎日の使用量も多くなりがちです。
でも使用量が多いと、洗い残しがないようすすぐのが大変です。
また、シャンプーが頭皮に残っていると、トラブルの原因になり頭皮環境を壊してしまいます。
シャンプーは適量を使いましょう。
使用量の目安
ポンプタイプの容器に入っているシャンプーの1プッシュは、約3ml~5mlになります。
髪の長さ | シャンプー量 |
ショート | 半プッシュ~1プッシュ |
ボブ | 1プッシュ |
ミディアム | 1~2プッシュ |
ロング | 2プッシュ |
※使用するシャンプー剤や髪の毛量によって、適正量は変わってきます。上記を目安にシャンプーを使いましょう。
ステップ4.シャンプーは手のひらで泡立てましょう
シャンプーは、髪の毛で泡立てるのではなく、まず手のひらで軽く泡立てましょう。
シャンプーをそのまま髪の毛につけて泡立てると、頭皮をゴシゴシ擦ったり、髪の毛同士が摩擦によって傷ついてしまうためです。
ステップ5.シャンプーは、頭皮→髪の毛の順に広げていきましょう
手のひらでシャンプーを泡立てたら、爪をたてるのではなく、指の腹で揉み込んでマッサージするように頭皮に塗り広げていきましょう。
ブラッシングと予備洗いをすることで髪の毛の大半の汚れは落ちます。
そのため、シャンプーは頭皮の汚れを落とすことが目的です。
また、頭皮を洗うようにすると、自然と髪の毛にもシャンプーがいきわたります。
頭皮:髪=8:2の意識で洗いましょう。
もし髪の毛が長い場合は、髪の毛は頭皮を洗った残りの泡で洗いましょう。
頭皮の汚れやベタつきが気になったり、爪が長い場合は、シリコン製などの頭皮洗浄用ブラシを使いましょう。
シャンプーの広げ方
1 | まず襟足から徐々に上に向かって、後頭部へ広げていきます。 毛量が多い後頭部は特に汚れが溜まりがちです。後頭部には多めにシャンプーを広げるように意識しましょう。 |
|
2 | 次に耳の上の側頭部から、頭頂部に塗り広げましょう | |
3 | 額の生え際やこめかみから、頭頂部へ向かって塗り広げましょう |
ステップ6.10リットル~15リットルのお湯で、十分にすすぎましょう
シャンプーの使用量についてのところでも触れましたが、シャンプーを十分に洗い流すことは頭皮環境にとって重要なことです。
シャンプーが残ったままになると、頭皮のトラブルの原因になるためです。
シャンプー6ml(1~2プッシュ)を使った場合、十分にシャンプーをすすぐには、次の湯量を目安にしましょう。
短髪(頭髪が20cm未満、肩につかない) | 約11リットル (シャワーで流す場合 1.5~2分) |
長髪(頭髪が20cm以上、肩以上) | 約15リットル (シャワーで流す場合 2~2.5分) |
※シャワーの湯量 日本の平均 1分間6.5~8.5リットル
市販シャンプー6mlを用い22人の被験者の先発を行い、洗髪廃液の界面活性剤残量濃度が0.5ppm以下になった時点を十分なすすぎとして、必要な湯量を検証した。その結果、頭髪が20cm未満(肩につかない短髪)で必要湯量は11.3+-3.24L。頭髪が20cm以上(肩以上の長髪)では14.8+-2.80Lと有意な差があった。また洗髪廃液の界面活性剤残量濃度が0.5ppm以下に達するよりも被験者が「十分にすすげた」という感覚を得るまでに必要とされる湯量は約1L多いことを示し、「十分にすすげた」という感覚が信頼できるものであると結論づけた。
※本多容子、緒方巧。基礎看護技術「洗髪」に置けるすすぎの研究ー効果的なすすぎの方法の検討(第2報)
ステップ7.リンス・トリートメント剤について
リンスもトリートメントも、髪の毛を整えたり、傷んだ髪の毛をコーティングして修復するために使います。
頭皮には不要なもののため、リンスやトリートメントを使用する際は、頭皮につけないようにしましょう。
リンスとトリートメントの違いは、トリートメントの方が有効成分が濃く、乳化粒子が細かく、頭髪内部に浸透しやすくなっていることや、頭髪の状態を整える成分がより多く配合されている点が挙げられます。
ご自身の髪の毛の状態に合わせて、リンスやトリートメントを選びましょう。
例えば、ボリュームがない、薄毛に困っている場合、髪の毛を柔らかくするソフトニング効果やサラサラ効果の高いものは、ボリュームが減ったような感じになってしまいます。
2-2.髪の毛を洗う時の注意点
頭皮を保湿する洗い方の注意点は3つあります。
注意点1.お湯の温度は、38~40℃
シャンプーの時のお湯の温度は38〜40度を目安にしてください。
熱すぎるお湯は、皮脂を溶かし、必要以上に洗い流してしまいます。
また、熱いお湯は髪の毛のキューティクルを開き、タンパク質も流してしまいますので、髪の毛にとっても良くありません。
38〜40度を目安にして、熱すぎるお湯はやめましょう。
注意点2.シャンプーは時間に余裕のあるタイミングで、夜に行いましょう
頭皮が保湿できる洗い方は、髪の毛の長さによって異なりますがある程度の時間が必要です。
ゆっくりと時間が取れるタイミングで行なってください。
また、朝と夜どちらかを選ぶなら、夜がおすすめです。
朝洗ってしまうと、頭皮や髪の毛を守る皮脂が洗い流されて、無防備な状態で1日を過ごすことになります。
頭皮が無防備な状態のため、冷房や暖房の風、紫外線などの外的刺激を受けて、頭皮のうるおいを奪います。
一方、夜に洗うと、寝ている間に皮脂が頭皮や髪の毛にいきわたります。
翌朝、頭皮や髪の毛には皮脂がいきわたっていて、乾燥や外的刺激から守ってくれます。
注意点3.洗いすぎに注意。1〜3日に1回の頻度で頭皮や髪の毛を洗いましょう
今、シャンプーはどれくらいの頻度で行っていますか?
1日2回以上洗っている方は、頭皮や髪の毛の汚れ具合に対して洗い過ぎているかもしれません。
洗いすぎると、頭皮のうるおいを守る皮脂が洗い流されます。
そして、頭皮のうるおいが逃げていくのです。
『皮脂が毛穴に詰まって、毛の成長を阻害する』と言われ、シャンプーの回数を増やす、または強力な洗浄が必要あるとの考え方もありますが、医学的分野ではこのような考えはありません。
また、皮脂や頭皮と毛成長の関係についてのデータや知見を見ても、皮脂が毛成長を阻害するということは言い難いです。
データ1
Maibachらは1968年に男性型脱毛症頭皮の男性11人と、毛剃りを行なった非男性型脱毛症頭皮の男性11人の頭皮の皮脂を吸い取り、その量を測定した。その結果、2群間に頭皮の皮脂量に統計学的に優位な差はなかった。
さらに、頭皮の皮脂を拭き取ってその1時間後に皮脂を吸い取り、1時間の皮脂産生量を測定した。その結果においても、1時間の皮脂産生量に有意な差はなかった。
以上のことから、Maibachらは男性型脱毛症において頭皮の皮脂産生量は増えていないと結論づけている。
※Maibach HI,et,al.Scalp and forehead sebum production in male pattern alopecia. In:Baccaredda-Boy A,et al. eds. Biopathology of Pattern Alopecia. Karger Publishers:1968データ2
BirchらはSebtape(CuDerm社、アメリカ)を用いて41人の女性型脱毛症の女性患者、29人の多毛症の女性患者、30人の正常女性の前額の皮脂分泌量を測定した。その結果、女性型脱毛症と多毛の有無で皮脂分泌に有意な差はなかった。さらに毛髪密度と皮脂分泌量に有意な相関はなかった。この結果からも毛成長に皮脂量が影響するとの結論は導き出すことができなかった。
※Birch MP,et al. Female pattern hair loss, sebum excretion and the end-organ response to androgens. Br J Dermatol 2006
データ1とデータ2から、男性も女性も皮脂が毛成長に影響を及ぼすことはなく、必要以上に皮脂を取らなくてもよいことがわかります。
また、洗髪後の頭皮の不快感等を調べた実験によると、季節による差を考慮しながら1〜3日に1回程度の洗髪を行うのが適当です。
夏やそれ以外で汗をたくさんかく場合も、1日1回でおさめましょう。
どうしても気になる方は、お湯で洗い流す程度にして、シャンプーの使用は控えましょう。
頭皮と頭髪の汚れの指標として頭皮のトリグリセリドと遊離脂肪酸の量と頭部の不快感の程度を7人の被験者について1週間にわたり検証した。その結果、頭皮のトリグリセリドと遊離脂肪酸はシャンプーにより減少し、シャンプー後次第に頭部のかゆみ、脂質の量ともに増加することを示した。さらに不快感の程度から、健康な生活を送るためには3日以内の洗髪が勧められるとした。
※加藤圭子、深田美香、洗髪援助に関する実験的検討ー頭部の皮脂と自覚症状について、鳥取大学医療技術短期大学部紀要2000
3.頭皮の保湿におすすめのシャンプー(リンス・トリートメント)の選び方について
3-1.シャンプーは洗浄剤の種類で選びましょう
シャンプーを選ぶとき、キャッチコピーにひかれてシャンプーを購入される方は多いと思います。
しかし、シャンプー選びで一番重要なのは、洗浄成分である界面活性剤を、ご自身の頭皮状態に合わせて選ぶことです。
洗浄剤が頭皮状態にあっていないと、皮脂を洗い過ぎてしまい、頭皮のうるおいを逃していきます。
シャンプーは、頭皮状態にあった洗浄剤の種類で選びましょう。
シャンプーの洗浄剤の種類は、大きく分けて4種類あります。
洗浄剤の種類
- アミノ酸系
- 高級アルコール系
- 石けん系
- ベタイン系
それぞれの特徴をみていきましょう。
アミノ酸系
アミノ酸系シャンプーとは、洗浄成分(界面活性剤)にアミノ酸系の成分を使用しているものです。
他のシャンプー類に比べ高価ですが洗浄力が弱めで低刺激のため、頭皮が敏感な方やトラブルがある方におすすめです。
また、アミノ酸シャンプーは、アミノ酸がたくさん配合されているものを使いましょう。
アミノ酸がたくさん配合されているかは表示成分をみるとわかります。
ラベルの成分表示の上位(3番目~5番目)に次のような成分が書かれていたら、アミノ酸成分を多く含んでいることになります。
ココイルグリシンK、ココイルグルタミン酸、ラウロイルグルタミン酸、グルタミン酸TEA、ヤシ油脂肪酸・・・など。
高級アルコール系
ラウリル硫酸Na・ラウレス硫酸Naなど、高級アルコール※を原料とした洗浄剤で、石油系界面活性剤などとも言われます。
洗浄力が強い、泡立ちがよい、原価が安い、などの特徴があります。
汚れが多くてもよく泡立つなどの理由で、シャンプーの界面活性剤としてよく使われます。
しかし、洗浄力・脱脂力が強いため、普通肌の方は問題なく使えますが、頭皮が乾燥気味の方は避けた方が良いです。
※高級アルコールの高級とはいい意味ではありません。成分表記の低級、中級、高級の分類上の表記です。
石けん系
石けんシャンプーとは石けん素地や脂肪酸カリウムなどの成分が主成分となります。
優れた洗浄力を発揮しますが脱脂力が強いため、頭皮の皮脂がよく落ちて髪の毛もパサつきやすいです。
低刺激ですが、頭皮が乾燥しやすい方や髪の毛の長い方には、不向きです。
また、しっかり落としていないと石けんカスが残りフケなどの原因になります。
念入りにすすぎを行いましょう。
そして、石けんシャンプーはアルカリ性です。
地肌と毛髪を弱酸性に戻す必要があるため、専用のものかお酢やクエン酸入りのリンスを使いましょう。
ベタイン系
「ベタイン」とは、 砂糖大根(ビート)由来のアミノ酸系保湿成分のことで、 天然由来の洗浄成分です。
両性界面活性剤(水に溶けるとプラスとマイナスのイオン両方の性質を帯びる。)に分類される洗浄成分です。
洗浄力は控えめですが、泡立ちはアミノ酸系よりも良いです。
安全性が高く、低刺激で、化粧品にも使われるほど保湿力が高いため、頭皮トラブルや乾燥でお悩みの方にはおすすめです。
また、毛髪の補修を行い整える能力を兼ね備えているためコンディショニング効果があります。
ただし、ベタイン系の洗浄成分がメインに使われているシャンプーは、アミノ酸系シャンプー同様に高価です。
なお、サブの洗浄剤として使われることも多いです。
その際は、メインの洗浄成分をチェックしましょう。
表1:洗浄成分の種類と特徴
洗浄成分の種類 | 特徴 | 洗浄力 | 刺激 |
アミノ酸系 | ・アミノ酸から作られる合成界面活性剤 ・頭皮への負担が少ない ・洗浄力は弱い |
△ | ◎ |
高級アルコール系 | ・市販のシャンプーで最も多い ・鉱物油や動植物油脂などから作られる合成界面活性剤 ・泡立ちに優れる ・地肌に残るとトラブルを起こしやすい |
◎ | △ |
石けん系 | ・脂肪酸ナトリウムなどから作られる合成界面活性剤 ・毛穴の汚れまでしっかり落ちる ・石けんカスが頭皮や髪に残りやすいのでよく洗い流すことが必要 |
◎ | ◯ |
ベタイン系 | ・安全性が高く、低刺激 ・保水性も高い ・泡立ちはアミノ酸系よりも良いが、高級アルコール系よりは弱い |
◯ | ◎ |
表2:洗浄成分の種類と適正と見分けるキー成分
洗浄成分の種類 | 頭皮・体質・髪の状態と適性 | 成分表で見分けるキー成分 |
アミノ酸系 | ・頭皮が乾燥気味の人 ・頭皮トラブルがある人 |
名前の頭に ・ココイル~ ・コカミド~ ・ラウロイル~ がつくもの |
高級アルコール系 | ・頭皮がオイリーな人 ・刺激が強いので肌の弱い人には不向き |
ラウリル硫酸Na ラウレス硫酸Na |
石けん系 | ・普通からオイリーな人 ・パサつきや軋みが出やすい ・髪の長い人には不向き |
脂肪酸エステル 脂肪酸ナトリウム |
ベタイン系 | ・頭皮が乾燥気味の人 ・頭皮トラブルがある人向き ・ダメージ毛、敏感肌人向き |
名前の最後に 「~ベタイン」 とつくもの |
頭皮が乾燥気味の人、頭皮トラブルがある人は、洗浄剤がアミノ酸系のシャンプーかベタイン系のシャンプーがおすすめです。
洗浄力が優しくて、頭皮への負担や刺激が少ないためです。
3-2.それでも頭皮の乾燥やフケが気になる方には保湿クリームで応急処置がおすすめ
- やさしい洗浄成分のシャンプーを使っても頭皮の乾燥やフケが気になる方
- 応急処置で保湿したいという方やさしい洗浄成分のシャンプーを使っても頭皮の乾燥やフケが気になる方
上記の方には、水分と油分のバランスが良い高保湿ジェルの「アースケア アクアテクトゲル」がおすすめです。
頭皮にはローションや乳液と同じ働きをする皮脂膜があります。
それらが水分量や潤いを保つため、本来乳液や保湿ローションで補う必要はありません。
また、頭皮は他の部位に比べてバリア機能が低いため、水分と油分のバランスを崩すことせず、シャンプーの見直しなどから行うことがおすすめです。
アクアテクトゲルは水分と油分をバランスよく同時に与える高保湿ジェルです。
油分を与えすぎることで頭皮の環境を悪化させないよう、応急処置にはアクアテクトゲルがおすすめです。
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4.頭皮の乾燥に、人気のシャンプー12選
先ほど紹介した洗浄剤の種類に合わせて、人気のシャンプーを紹介します。
洗浄成分の種類と適性は以下の表を参考にしてください。
自分の頭皮が乾燥気味なのか、洗浄力が優しめが良いのかなど、自分の頭皮状態に合わせて選ぶようにしましょう。
アミノ酸系 |
・頭皮が乾燥気味の人 |
高級アルコール系 |
・頭皮がオイリーな人 |
石けん系 |
・頭皮が普通からオイリーな人 |
ベタイン系 |
・頭皮が乾燥気味の人 |
4-1.FUN AZUM モイスト&ダメージリペア シャンプー
濃密なセラミド泡で、髪と地肌に潤いをもたらしてくれるシャンプーです。
アミノ酸系なので、頭皮が乾燥気味な方や、頭皮トラブルがある方に。
洗浄成分の種類 |
アミノ酸系 |
頭皮・体質・髪の状態と適性 |
頭皮が乾燥気味の人 |
容量・値段 |
450ml / 1,595円(税込) |
▶全成分を知りたい方はクリック
成分 |
水、ラウラミドプロピルベタイン、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、ラウロイルメチルアラニンNa、グリセリン、ココイルメチルタウリンNa、サピンヅストリホリアツス果実エキス、グルコシルセラミド、白金、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、加水分解ハチミツタンパク、加水分解シルク、加水分解ケラチン(羊毛)、加水分解コンキオリン、加水分解コラーゲン、ジラウラミドグルタミドリシンNa、リンゴ酸、シスチン、グルタミン酸、ロイシン、アルギニン、セリン、トレオニン、アスパラギン酸、プロリン、グリシン、バリン、アラニン、フェニルアラニン、イソロイシン、チロシン、リシン、ヒスチジン、メチオニン、レシチン、ウィタニアソムニフェラ葉エキス、フユムシナツクサタケエキス、オタネニンジン根エキス、アマチャヅル葉エキス、カンゾウ根エキス、オウレン根エキス、ワサビノキ種子エキス、コメヌカ油、ポリクオタニウム-47、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-7、コカミドメチルMEA、コカミドMEA、クエン酸、PPG-7、BG、オレイン酸ポリグリセリル-10、リン酸2Na、炭酸水素Na、エタノール、安息香酸Na、メントール、EDTA-2Na、フェノキシエタノール、香料 |
4-2.NILE | NILE スキャルプシャンプー
アミノ酸活性剤を使用しており、頭皮に優しい洗浄力を実現。
頭皮への影響も考慮し、5種のアミノ酸洗浄成分の配合と、ノンシリコン処方で頭皮をサポートします。(ノンシリコンシャンプーは、一般的に刺激が少なく、頭皮トラブルを起こしにくくなると言われています)
ラフランス、カリフォルニア、ハーブトニックの3つのフレグランスがありますので、自分のお気に入りをぜひ探してみてください。
洗浄成分の種類 |
アミノ酸系 |
頭皮・体質・髪の状態と適性 |
頭皮が乾燥気味の人 |
容量・値段 |
300ml / 2,680円(税込) |
▶全成分を知りたい方はクリック
成分 |
水、ラウロイルメチルアラニンNa、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、グリセリン、BG、コカミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルヒドロキシスルタイン、香料、ココイルグリシンK、ラウロイルアスパラギン酸Na、ココイルグルタミン酸Na、ココイルグルタミン酸2Na、コカミドDEA、ジグリセリン、アカツメクサ花エキス、アセチルテトラペプチド-3、ピロ亜硫酸Na、ヤナギラン花/葉/茎エキス、プラセンタエキス、ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド、加水分解アナツバメ巣エキス、ヒト遺伝子組換ポリペプチド-11、ヒト遺伝子組換オリゴペプチド-1、ヒト遺伝子組換ポリペプチド-3、セイヨウキズタ葉/茎エキス、オランダガラシ葉/茎エキス、アシタバ葉/茎エキス、ローズマリー葉エキス、ビワ葉エキス、チャ葉エキス、ローマカミツレ花エキス、アルニカ花エキス、オドリコソウ花エキス、セイヨウアカマツ球果エキス、アロエフェロックス葉エキス、ノイバラ果実エキス、グリチルリチン酸2K、カンゾウ根エキス、センブリエキス、ゴボウ根エキス、ニンニク根エキス、シャクヤク根エキス、トウキ根エキス、クララ根エキス、オタネニンジン根エキス、マグワ根皮エキス、ワレモコウエキス、酵母エキス、コメ発酵液、ポリクオタニウム-10、PPG-3カプリリルエーテル、キサンタンガム、加水分解水添デンプン、PEG-20水添ヒマシ油、ラウリルグリコールカルボン酸Na、メントール、グリコシルトレハロース、メチルパラベン、デキストラン、クエン酸、EDTA-2Na、エタノール、フェノキシエタノール、安息香酸Na |
4-3.oggi otto インプレッシブPPTセラムSS
個人個人の髪悩みに応じて商品が選べる「oggi otto」。
なかでも「インプレッシブPPTセラムSS」は、細毛やダメージ毛の方向けのシャンプーです。
洗浄成分の種類 |
アミノ酸系 |
頭皮・体質・髪の状態と適性 |
頭皮が乾燥気味の人 |
容量・値段 |
250ml / 3,850円(税込) |
▶全成分を知りたい方はクリック
成分 |
配合成分:加水分解コラーゲン・加水分解ケラチン・加水分解ダイズタンパク・加水分解シルク・加水分解ゴマタンパクPGプロピルメチルシランジオール・加水分解カゼイン・加水分解コキオリン・グレープフルーツ果皮油・イランイラン花油・ニオイテンジクアオイ油・バニラ果実エキス・レモングラス油 |
4-4.mixim POTION | EXリペアシャンプー
ホホバオイルの原料を使用し、頭皮に油分を補給してくれるシャンプーです。
天然ローズの香りがします。
洗浄成分の種類 |
アミノ酸系 |
頭皮・体質・髪の状態と適性 |
頭皮が乾燥気味の人 |
容量・値段 |
440ml / 1,540円(税込) |
▶全成分を知りたい方はクリック
成分 |
水、ラウロイルメチルアラニンNa、コカミドメチルMEA、ラウラミドプロピルベタイン、コカミドプロピルベタイン、ココイルメチルタウリンNa、ラウラミドプロピルヒドロキシスルタイン、ホホバ種子油、ケラチン(羊毛)、オリーブ油脂肪酸セテアリル、オリーブ油脂肪酸ソルビタン、アラビアゴム、ポリクオタニウム-10、ニオイテンジクアオイ油、ココイルグルタミン酸Na、コカミドMEA、ココイルグルタミン酸TEA、ココイルグルタミン酸2Na、ミリスチルベタイン、クエン酸、EDTA-2Na、塩化Na、水酸化K、安息香酸Na、フェノキシエタノール、香料、ジヒドロキシプロピルアルギニンHCl、PPG-7 |
4-5.Jelaime | ジュレーム iP タラソリペア 補修美容液シャンプー
IPコラーゲンとは、加水分解することで分子を小さくしたコラーゲン成分のこと。髪内部の補修効果に役立ちます。
また、3種類のアミノ酸系成分を使用。優しい洗い上がりを実現しています。
みずみずしくさわやかなシトラスホワイトフローラルの香り。
洗浄成分の種類 |
アミノ酸系 |
頭皮・体質・髪の状態と適性 |
頭皮が乾燥気味の人 |
容量・値段 |
480ml /968円(税込) |
▶全成分を知りたい方はクリック
成分 |
水・ココイルグルタミン酸TEA・オレフィン(C14-16)スルホン酸Na・コカミドプロピルベタイン・PPG-2コカミド・ココアンホ酢酸Na・グリセリン・PCA-Na・アスパラギン酸・アセチルグルタミン・アセチルグルタミン酸・アセチルヒドロキシプロリン・アラニン・アルギニン・イソステアロイル加水分解コラーゲンAMPD・イソロイシン・グリシン・グルタミン酸・シトルリン・セリン・トレオニン・バリン・ヒスチジン・ヒバマタエキス・フェニルアラニン・プロリン・マコンブエキス・マルチトール・リシンHCl・BG・EDTA-2Na・PCA・イソステアリン酸PEG-50水添ヒマシ油・エタノール・クエン酸・ココイルメチルタウリンNa・ジラウロイルグルタミン酸リシンNa・スクワラン・ポリクオタニウム-10・ラウロイルサルコシンNa・ラウロイルメチルアラニンTEA・乳酸Na・フェノキシエタノール・メチルパラベン・安息香酸Na・香料 |
4-6.LUFT | ルフト ケア&デザインシャンプー
出典:LUFT公式サイト
毛髪専用アミノ酸保湿剤や8種のボタニカル成分、ヒートケア成分、5種類のセラミドなど、ダメージ別にアプローチするケア成分を贅沢に配合。使うたびに美しい髪へ導きます。
香りには、優しく香るフローラルを元に、カシス・ピーチ・オスマンタス(金木犀)の香りをプラス。リラックスできる香りです。
洗浄成分の種類 |
アミノ酸系 |
頭皮・体質・髪の状態と適性 |
頭皮が乾燥気味の人 |
容量・値段 |
500ml / 3,960円(税込) |
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成分 |
ココイル加水分解コラーゲンK,ココイル加水分解ケラチンK(すべて洗浄成分),加水分解シルク,加水分解ケラチン,加水分解コラーゲン,加水分解コンキオリン,加水分解ダイズタンパク(すべて保湿成分),ココイル加水分解コラーゲンK(洗浄成分),PCA-Na,乳酸Na,アルギニン,アスパラギン酸,PCA,グリシン,アラニン,セリン,バリン,プロリン,トレオニン,イソロイシン,ヒスチジン,フェニルアラニン(すべて保湿成分),アルガニアスピノサ核油,サルビアヒスパニカ種子油,ホホバ種子油,マカデミア種子油,ヒマワリ種子油,キノア種子油,バオバブ種子油,イヌラクリスモイデ花/葉エキス(すべて保湿成分),γ-ドコサラクトン(保湿成分),セラミドN,セラミドAP,セラミドAG,セラミドNP,セラミドEOP(すべて保湿成分) |
4-7.TSUBAKI プレミアムモイストシャンプー
サロントリートメントの技術から発想を得た革新の浸透テクノロジーで、美容成分を髪の芯までたっぷり浸透させます。 パサつく髪に悩んでいる方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
ただ、成分にラウリル酸が含まれるため洗浄力が強く、人によっては刺激を感じる場合も。
肌が弱い方には不向きです。
フローラルフルーティーの香りです。
洗浄成分の種類 |
高級アルコール系 |
頭皮・体質・髪の状態と適性 |
頭皮がオイリーな人 |
容量・値段 |
490ml / オープン価格 |
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成分 |
水,ラウレス硫酸Na,コカミドプロピルベタイン,ジステアリン酸グリコール,グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド,(プロピルトリモニウムクロリドアクリルアミド/ジメチルアクリルアミド)コポリマー,ポリクオタニウム−10,塩化Na,ツバキ種子油,ジラウロイルグルタミン酸リシンNa,スクワラン,ローヤルゼリーエキス,ダイズ種子エキス,硫酸Na,ラウリン酸PEG−2,DPG,ラウリン酸,ジメチコノール,サリチル酸,クエン酸,EDTA−2Na,ラウリルトリモニウムクロリド,ラウリル硫酸Na,BG,トコフェロール,フェノキシエタノール,安息香酸Na,香料,黄5,黄4 |
4-8.クリアフォーメン|メンズスカルプシャンプー
30代の男性の頭皮と毛髪のことを考え抜き開発されたシャンプー。男性の頭皮のために5種の補給成分を贅沢に配合。
こちらも高級アルコール系のシャンプーですので、頭皮がオイリーな方向けですが、やや洗浄力は強いと考えて良いです。
肌が弱い方には刺激が強いかもしれません。
洗浄成分の種類 |
高級アルコール系 |
頭皮・体質・髪の状態と適性 |
頭皮がオイリーな人 |
容量・値段 |
350g / 643円(税込) |
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成分 |
水、ラウレス硫酸Na、ジステアリン酸グリコール、ジメチコノール、コカミドプロピルベタイン、ヒマワリ種子油、糖脂質、タウリン、サルビアヒスパニカ種子油、リシンHCl、アルギニン、グリセリン、BG、クエン酸、コカミドMEA、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、カルボマー、塩化Na、トコフェロール、ドデシルベンゼンスルホン酸TEA、硫酸TEA、水酸化Na、EDTA-2Na、安息香酸Na、フェノキシエタノール、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、香料 |
4-9.ミュリアム 薬用スカルプシャンプーA
うるおいなど必要なものはそのままに、しつこい脂肪汚れはすっきり落とします。
数種類の洗浄成分を効果的に配合して髪と頭皮への刺激を軽減。
石けん系は、優れた洗浄力を発揮しますが脱脂力が強いため、頭皮の皮脂がよく落ちて髪の毛もパサつきやすいです。
低刺激ですが、頭皮が乾燥しやすい方や髪の毛の長い方には不向きです。
洗浄成分の種類 |
石けん系 |
頭皮・体質・髪の状態と適性 |
頭皮が普通からオイリーな人 |
容量・値段 |
250g / 1,464円(税込) |
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成分 |
グリチルリチン酸2K、リシノレイン酸グリセリル、海藻エキス(4)、海藻エキス(1)、ゲンチアナエキス、POEスルホコハク酸ラウリル2Na液、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンNa液、ラウリン酸アミドプロピルベタイン液、ジイソステアリン酸PEG、PEG-6、ヤシ油脂肪酸N-メチルエタノールアミド、POE(20)ヤシ油脂肪酸ソルビタン、ジステアリン酸PEG-1、DL-リンゴ酸、クエン酸Na、塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース、DPG、1,2-ペンタンジオール、濃グリセリン、POEヤシ油脂肪酸グリセリル、ラウロイル水解シルクNa液、加水分解ローヤルゼリータンパク液、キラヤエキス、紅茶エキス、BG、カワラヨモギエキス、チョウジエキス、グリセリン脂肪酸エステル、ユーカリ油、ラベンダー油、ノバラ油、スペアミント油、メントール、グリセリンエチルヘキシルエーテル、EDTA-2Na |
4-10.ボタニカルシャンプー モイストRB
安全性の高く、低刺激な商品が多いベタイン系。
中でも「ボタニカルシャンプー モイストRB」は、自然由来の植物成分を配合し、地肌ケアと保湿ケアを両立するシャンプーです。
洗浄成分の種類 |
ベタイン系 |
頭皮・体質・髪の状態と適性 |
頭皮が乾燥気味の人 |
容量・値段 |
250g / 1,464円(税込) |
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成分 |
水、グリセリン、コカミドプロピルベタイン、ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルアラニンNa、ラウラミドプロピルベタイン、ラウロイルサルコシンNa、ラウレス-4カルボン酸Na、ココイルグルタミン酸Na、トウミツ、スフィンゴ糖脂質、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、加水分解野菜タンパク、シラカンバ樹液、ガラクトミセス/シラカンバ樹液発酵液、グリチルリチン酸2K、ブドウ種子エキス、テルミナリアフェルジナンジアナ果実エキス、アンズ核油、酒粕エキス、オリーブ葉エキス、加水分解コラーゲン、加水分解ヒアルロン酸、セラミドNG、リンゴ酸、アルギニン、水添レシチン、フィトステロールズ、水添リゾレシチン、BG、DPG、ポリクオタニウム-10、デシルグルコシド、セテアレス-60ミリスチルグリコール、PEG-30フィトステロール、PPG-4セテス-20、PEG-40水添ヒマシ油、コカミドMEA、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、ベヘントリモニウムクロリド、ジステアリルジモニウムクロリド、EDTA-2Na、エタノール、塩化Na、トコフェロール、フェノキシエタノール、安息香酸Na、香料 |
4-11.いち髪 THE PREMIUM エクストラダメージケアシャンプー
特に摩擦に弱いダメージ毛のことを考えた、指通りよく洗える“ふわ密泡”処方を採用。しっかり補修しながら、ベタつかず、つるんとした、艶のあるしっとり髪に導きます。
洗浄成分の種類 |
ベタイン系 |
頭皮・体質・髪の状態と適性 |
頭皮が乾燥気味の人 |
容量・値段 |
480ml / 816円(税込) |
▶全成分を知りたい方はクリック
成分 |
水、ラウラミドプロピルベタイン、ラウロイルメチルアラニンNa、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、PPG-2コカミド、グリセリン、サッカロミセス/コメヌカ発酵液エキス、酒粕エキス、セバシン酸ジエチル、コメヌカエキス、コメ胚芽油、チャ種子油、(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解シルク、クエン酸、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ポリクオタニウム-10、セテアレス-60ミリスチルグリコール、ポリクオタニウム-7、BG、EDTA-2Na、安息香酸Na、香料、カラメル |
4-12.キュレル薬用シャンプー
健やかな頭皮のために必須の成分「セラミド」を守りながら、皮脂や汚れをスッキリ落とし、フケ・かゆみを防ぎます。
きめ細かい豊かな泡立ちで、赤ちゃんにもお使いいただけるのが特徴。
弱酸性・無香料・無着色です。
洗浄成分の種類 |
ベタイン系 |
頭皮・体質・髪の状態と適性 |
頭皮が乾燥気味の人 |
容量・値段 |
480ml / 816円(税込) |
▶全成分を知りたい方はクリック
成分 |
グリチルリチン酸ジカリウム*、水、ラウレス硫酸Na、ラウリルヒドロキシスルホベタイン液、アルキルグリコシド、POE(16)ラウリルエーテル、PPG、塩化トリメチルアンモニオヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロース、安息香酸塩、ヤシ油脂肪酸エタノールアミド、ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸Na、無水クエン酸、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液、POE・POPジメチコン共重合体、エタノール、エデト酸塩、水酸化ナトリウム液、オレンジ油、水酸化ナトリウム、ユーカリ油 |
5.保湿状態を保つ普段の過ごし方
洗い方を修正しても普段の過ごし方を間違えると、頭皮のうるおいは逃げていきます。
5-1.ドライヤーで乾かすのは頭皮と髪の毛の根本から
シャンプー後や汗を大量にかいて頭皮が濡れた時は、余分な水分は素早く取りのぞきましょう。
必要以上に頭皮が濡れていると、かえって皮膚のバリア機能が低下し頭皮の保湿に悪影響です。
例えば、赤ちゃんのおむつかぶれは、おむつの中で汗や尿の水分により肌がふやけておこるトラブルです。
また、多湿な状態は菌がすみやすい環境のため、細菌が増えやすくなります。
においの原因になったり、他のトラブルが起こる可能性もあります。
シャンプー後、髪の毛の水気を切ってタオルドライし、ある程度水分が取れたところでドライヤーで乾かします。
髪の毛の乾かし方
1)タオルで髪の毛を挟むようにして、大体の水分を取ります。
2)手ぐしを入れながら、頭皮と根元にドライヤーの風を当てます。
3)頭皮と根元が乾いたら、そのさきの髪を乾かします。
4)髪の毛が8割ほど乾いたところで、終了です。
完全に乾くまでやると、頭皮に熱風を当て過ぎてしまうので、潤うはずの頭皮環境が悪化し乾燥していきます。
ドライヤーの熱風の吐き出し口から髪の毛は、20cm程離しましょう。
5-2. 外出するときには、帽子をかぶったり、日傘を使うようにしましょう
使う帽子は木綿や麦わら帽子など、通気性の良いものを選んでください。
頭皮が蒸れてしまっては、頭皮に悪影響です。
汗をかいたら、頭皮を乾かすために帽子は脱ぎましょう。
紫外線などの外的刺激は、頭皮のうるおいを奪います。日傘などを使って、なるべく紫外線を防ぐようにしましょう。
もちろん紫外線対策は、頭皮だけでなく、肌の保湿にも効果的です。おすすめの日焼け止めに興味がある方は、こちらをご覧ください。
5-3. 頭皮に負担の少ない髪型にしましょう
頭皮状態が良好であれば、ロングでもショートでも髪型が頭皮の負担になるということはありません。
ただし、長い間、極端なロングヘアにしているのは毛穴に負担がかかります。
適度に切って、頭皮や毛穴の負担にならないようにしましょう。
また、逆毛をたてたり、スタイリング剤を毎日大量に使ったりすることを繰り返せば、頭皮環境にはマイナスです。無理に作ったヘアスタイルのせいで頭皮の血流が阻害されたり、髪や頭皮を痛めてしまうことも多いです。
頭皮に負担をかける髪型は、結婚式やパーティなど、短時間だけにしておきましょう。
なお、パーマやカラーは薬剤(アルカリ性)をつけて髪の毛を化学処理することになります。
その薬剤が頭皮に付着すると、頭皮が刺激を受ける場合があります。
パーマやカラーをされる場合、可能なら、事前に薬剤でパッチテストを行いましょう。
パッチテストが難しい場合は、ヘアスタイリストと相談して、頭皮に負担にならない髪型や薬剤の付け方にしていきましょう。
まとめ
頭皮は本来、とても乾燥しにくい場所です。
そこが乾燥している場合、保湿ローションやオイルを塗る前に
- 頭皮を保湿する洗い方
- 頭皮状態にあうシャンプーの選び方
- 保湿状態を保つ普段の過ごし方
を試してみてください。
どれも今すぐできる方法なのでおすすめです。
ぜひ今日から実践してみてください。