「アミノ酸シャンプー」とは│成分の比較や選び方まで解説

フケやかゆみなど頭皮トラブルにお悩み人は、
「シャンプーを変えたいけれど、どういうものがいいの?」
「アミノ酸シャンプーがいいと聞くけれど髪にいいのかな?」
そんな疑問をお持ちかもしれません。

今回は、「髪にやさしい」と評判のアミノ酸シャンプーの成分や特徴、選び方をご紹介します。

実は当メディアを運営する株式会社アースケアのシャンプーも、アミノ酸系の洗浄成分を配合しています。
乾燥肌や敏感肌の愛用者の方が多いため、頭皮などにもやさしい成分で構成しようとした結果、アミノ酸系シャンプーになりました。

そんなアミノ酸シャンプーについて、この記事では、頭皮の仕組みやトラブルが生じる原因なども含めてまとめました。
頭皮のこと、シャンプーのことをよく知っていただいて、なりたい髪にぴったりのシャンプー選びの参考になれば幸いです。

目次

1.アミノ酸シャンプーとは

アミノ酸シャンプーとは、その名のとおり「アミノ酸系洗浄成分」を配合したシャンプーのことです。
人間の筋肉や皮膚、髪、爪などを作っている「タンパク質」は、多数のアミノ酸が集まって構成されていて、そんな人間の体を構成しているのがアミノ酸です。

アミノ酸シャンプーのことはあまり知らなくても、
「アミノ酸については何となく知っている」
「よく耳にする」
という人も多いかもしれません。

タンパク質を構成しているアミノ酸には、実にさまざまな種類があり、とくに身体を構成しているアミノ酸は20種類あるといわれています。

では、アミノ酸シャンプーとは、一体どのようなシャンプーなのでしょうか。
詳しく調べてみました。

1-1.アミノ酸シャンプーの洗浄成分

シャンプーの洗浄成分には、「界面活性剤」と呼ばれる成分が用いられています。

界面活性剤には、
・親水性(水になじむ)
・親油性(油になじむ)
の2つの働きを持ち、そのままだと混ざりにくい水と油を混ぜることができる性質があります。

皮脂のような油汚れになじみ、水と一緒に洗い落とせるため、洗浄成分として洗剤やシャンプーなどさまざまなものに配合されています。

シャンプーの洗浄成分として用いられる界面活性剤には、高級アルコール系・石鹸系・アミノ酸系など多くの種類があります。
その中でアミノ酸系の界面活性剤を含むシャンプーが、一般的にアミノ酸シャンプーと呼ばれています。

界面活性剤について

「界面活性剤って、身体にとって良くないんじゃないの?」
と思っている人がおられます。

しかし、界面活性剤は油汚れを落とすのになくてはならないもの。
乳化剤としてアイスクリームやバターなどにも含まれており、「界面活性剤=身体に悪い物」ではありません。

とはいえ、シャンプーに含まれる界面活性剤の種類によっては、洗浄力が強すぎて頭皮や髪に必要な皮脂まで落としてしまう可能性があることは確かです。

1-2.アミノ酸シャンプーの洗浄効果

アミノ酸系界面活性剤を洗浄成分としたシャンプーは、他の洗浄成分と比べてマイルドな洗い上がりが特徴です。

乾燥やかゆみ、フケなど頭皮のトラブルを抱えている人、髪が傷んでパサつきやうねりなどに悩んでいる人におすすめできます。
アミノ酸シャンプーがなぜ頭皮や髪にいいのか、詳しくチェックしていきましょう。

頭皮・髪に優しい理由

頭皮を含め、肌には本来あるべきうるおいを保つ天然保湿因子(NMF)、うるおいをとどめる細胞間脂質、水分の蒸発を防ぐ皮脂の3種類の保湿成分があります。

一般的なシャンプーは洗浄力が強いため、頭皮を守るために必要なそれらの成分まで落としてしまうことがあります。
一方、アミノ酸シャンプーは洗浄力がマイルド。
頭皮や髪に必要なうるおいを残したまま洗い上げます。

また、洗浄成分が強い一般のシャンプーは弱アルカリ性のものが多いのですが、本来肌は弱酸性のため、シャンプーのアルカリの度合いが高ければ高いほど肌にとっては刺激となります。
その点、アミノ酸シャンプーは弱酸性。
肌に優しく、髪にとってもダメージになりにくいのがポイントです。

2.頭皮のことを知ろう

頭皮の仕組みを理解し、トラブルが生じてしまう理由を知ることが、頭皮ケアの第一歩です。
かゆみやフケなど頭皮トラブルの対策についても把握しておきましょう。

2-1.頭皮の仕組みについて

顔や手など他の部位の皮膚と同じように、頭皮も皮膚が生まれ変わるサイクル(ターンオーバー)があります。

表皮の一番奥にある基底細胞で細胞分裂が生じ、新しい細胞が「有棘層(ゆうきょくそう)→顆粒層(かりゅうそう)→角質層」へと押し上げられます。
その際、古くなった細胞がはがれ、目立ちにくいフケとなります。

頭皮には、前述したようにうるおいの素である天然保湿因子(NMF)、うるおいを肌にとどめる細胞間脂質、肌を覆って水分蒸発を防ぐ皮脂があります。

ターンオーバーが正常に行われている場合、肌は外部の刺激を受けにくく、この3つのうるおい成分もバランスよく保たれています。

ですが、紫外線やシャンプーに配合されている強い成分などによって頭皮が刺激を受けると、ターンオーバーが乱れてバリア機能が低下し、乾燥が進みます。

それだけではなく、フケやベタつきなどのトラブルも生じてしまいます。

また、頭皮は汗腺、皮脂腺ともに多く、汗や皮脂が大量に分泌されています。
これらは実は、頭皮や髪を紫外線や乾燥から守り、水分を保つ大切な役割があるのです。

しかしながら皮脂が過剰に分泌されると、皮膚に常在している真菌がそれをエサに繁殖し、頭皮トラブルの原因となることがあります。

2-2.頭皮トラブルについて

かゆみやフケ、においなどの頭皮トラブル。
なぜそのようなトラブルが生じるのか正しく知っておかないと、自分に合わないシャンプーを選んでしまいかねません。

シャンプーを変える前に、頭皮トラブルが起きる原因やどう対策したらいいのかを確認しておきましょう。

「かゆみ」

シャンプーの洗浄成分である界面活性剤は、しばしば頭皮にとって刺激となり、接触皮膚炎(かぶれ)を起こすことがあるという説があります。

接触皮膚炎の主な症状のひとつに、かゆみがあります。
かゆみが生じると、かいてしまいたくなるもの。
しかし、かゆいところを何度も爪先でかいてしまうと、頭皮がさらに傷つき、皮膚炎が悪化してしまう可能性もあります。

「配合成分を見直す」や「指でゴシゴシこするようにシャンプーしない」、「かゆみを抑える薬を使う」などの対策が必要です。

「フケ」

フケの正体は、肌のターンオーバーによってはがれ落ちる古い細胞のかけらで、誰にでも生じるものです。

しかし、「脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)」という頭皮のトラブルによって、フケができやすくなることがあります。
頭皮のうるおい不足、猛暑などが原因で皮脂が過剰に分泌され、その皮脂をエサに皮膚に常在している真菌が増殖。
刺激物質である脂肪酸を発生させます。

この刺激によって頭皮が荒れ、さまざまなトラブルを起こすことを脂漏性皮膚炎といいます。
そして、頭皮が荒れることで、目立つフケがたくさん出るようになるのです。

脂漏性皮膚炎によるフケはベタベタしていますが、うるおいが不足して肌のバリア機能が低下するとターンオーバーが乱れ、カサカサしたフケが出ることもあります。

頭皮のうるおいを守り、すこやかな状態に保つことが大切です。

「乾燥」

頭皮の乾燥がひどくなる理由には、意外にも前述の「脂漏性皮膚炎」が挙げられます。

真菌が刺激物質である脂肪酸を出し、頭皮のターンオーバーを早めることで、フケとして角質がはがれていき、頭皮のバリア機能が低下。
うるおいが失われていくからです。

ほかにも紫外線や乾いた空気なども、頭皮の乾燥を悪化させます。

「ベタつき」

シャンプーの洗浄成分や指との摩擦により頭皮に必要なうるおいが奪われると、残ったうるおいを守ろうとして皮脂は過剰に分泌されます。

皮脂が増えてしまうと脂漏性皮膚炎が悪化し、乾燥やフケなどさまざまな頭皮トラブルを招きます。
「頭皮がベタつくから」といって何度もシャンプーしたりゴシゴシと強くマッサージしたりするのはNG。
頭皮に必要なうるおいを残しながら、丁寧に洗うことが重要です。

「におい」

これも脂漏性皮膚炎のメカニズムによるものが大きいとされています。
皮膚に常在している真菌は、真菌は皮脂の脂肪酸を分解して別の脂肪酸を生じさせます。

この脂肪酸が強いにおいを放つため、頭皮のにおいが気になるようになります。

頭皮のにおいを防ぐには、ただ皮脂を落とすのではなく、脂漏性皮膚炎を悪化させないよう頭皮そのものを正しくケアすることが必要です。

ほかにも、頭皮には皮脂腺や汗腺が多いため分泌物が多く、皮脂や汗などのにおいが気になることが多くあります。

3.アミノ酸シャンプーと他のシャンプーとの違い

シャンプーは洗浄成分によって、泡立ちや洗浄力に差があります。
この章では、それぞれの成分の持つ洗浄力、頭皮への優しさなどの特徴についてご紹介します。

3-1.洗浄成分の比較

シャンプーの洗浄成分には、大きく分けてアミノ酸・高級アルコール・石鹸・ベタイン・タンパクがあります。
効いたことがあるものもあれば、聞きなれない成分もあるかもしれません。
洗浄力や頭皮への刺激の強弱など、細かく比較していきましょう。

アミノ酸

アミノ酸洗浄成分は、他の洗浄成分と比べて洗浄力は穏やか。
なので、頭皮や髪にとって刺激になりにくいのが特徴です。
また、頭皮や髪に必要なうるおいを残すため、しっとりとした洗い上がりが好きな人におすすめです。

高級アルコール

一般的なシャンプーに配合されている高級アルコール系洗浄成分は、洗浄力が強く、泡立ちがいいのが特徴。
たっぷりの泡でしっかり洗い上げたい人におすすめです。

ただ、洗浄力の強さが頭皮にとって刺激となる可能性があります。
汚れと一緒に必要なうるおいも落としてしまうことがあるため、頭皮や髪のカサつきが気になることもあります。

 

石鹸

石鹸の洗浄成分は、泡立ちは弱いものの洗浄力が強く、肌残りも少なく、汚れをしっかり落とせるのが特徴です。
微生物によって分解されるので、環境に優しいのもポイント。
しかし、石鹸の洗浄成分が持つアルカリ性が髪のキューティクルを開いてしまい、髪がきしんでしまうこともあります。
アルカリに傾いた髪を本来の弱酸性に戻すには、弱酸性のリンスと組み合わせるのがおすすめです。

ベタイン

赤ちゃん用のシャンプーに配合されている洗浄成分ベタイン。
植物由来の洗浄成分で刺激が少なく、頭皮や髪に優しいのがポイントで、頭皮の乾燥が気になる人、頭皮トラブルがある人に向いています。

ただし洗浄力もマイルドなので、整髪料をたくさん使う人、汚れをしっかり落としたい人にあまり向かないことも。

タンパク系

タンパク質でできた洗浄成分で、シルクやコラーゲンと呼ばれている成分がこれにあたります。

アミノ酸同様に頭皮や髪と同じ成分でできているので刺激になりにくく、優しく洗い上げます。
シャンプー時に失われがちなタンパク質を補えるので一石二鳥ともいえます。

洗浄力はマイルドで、しっとりとした洗い上がりが好きな人におすすめです。

3-2.「アミノ酸シャンプー」と「アミノ酸配合シャンプー」の違い

一見わかりにくいのですが、「アミノ酸シャンプー」の他に「アミノ酸配合シャンプー」というものもあります。

「アミノ酸シャンプー」の場合、洗浄成分としてアミノ酸のみ使われています。
しかし「アミノ酸配合シャンプー」は、他の洗浄成分とアミノ酸洗浄成分の両方が配合されています。

アミノ酸洗浄成分そのものは頭皮や髪に優しくても、他の洗浄成分が刺激になってしまうことがあるので気をつけましょう。

4.アミノ酸シャンプーの成分の種類

「アミノ酸シャンプー」とひと括りに言っても、アミノ酸系の洗浄成分にはグルタミン系、アラニン系など複数の種類があり、使用感や泡立ちなどに違いがあります。

アミノ酸の洗浄成分の特徴、洗浄力や泡立ちの違いなどについて、詳しく説明します。
パッケージの成分表示をチェックする前に知っておくといいでしょう。

4-1.アミノ酸洗浄成分:グルタミン酸系

昆布やチーズ、トマトなどに含まれているグルタミン酸。
調味料のうまみ成分としても用いられています。

グルタミン酸系の洗浄成分は、保湿力が高く、しっとりとした指通りのいい髪に仕上がるのが特徴です。

ココイルグルタミン酸Naやココイルグルタミン酸TEAの他、ラウロイルグルタミン酸Na、ラウロイルグルタミン酸TEA、ステアロイルグルタミン酸Naなどがこれに該当します。

4-2.アミノ酸洗浄成分:アラニン系

海苔やしじみ、レバーなどに含まれているアミノ酸、アラニン。
アラニン系の洗浄成分は、なんといっても泡立ちの良さが特徴です。

グルタミン酸系よりも洗浄力が強く、時間をかけずにシャンプーできるので、忙しい人にぴったりです。

ココイルメチルアラニンNa、ラウロイルメチルアラニンNaなどが配合されているものがこれにあたります。

4-3.アミノ酸洗浄成分:グリシン系

睡眠の質を高めるとして、近年サプリメントによく用いられている成分グリシン。

グリシン系の洗浄成分は、アミノ酸シャンプーの中で洗浄力の高さと泡立ちの良さにすぐれています。
頭皮を傷めずにしっかり洗いたい、という人はグリシン系洗浄成分配合のものを選ぶと良さそうです。

ココイルグリシンNa、ココイルグリシンTEA、ココイルグリシンkなどがこれに該当します。

4-4.アミノ酸洗浄成分:タウリン系

タコやイカなどに含まれているアミノ酸、タウリン。
栄養ドリンクに配合されていることでも知られている成分です。

このタウリン系洗浄成分を配合したシャンプーは、ふんわりサラサラに洗い上がるのが特徴。
髪をふんわりボリューミーに仕上げたい人にぴったりです。
さっぱりした洗い心地もポイントです。

ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルタウリンNaなどがこれにあたります。

4-5.アミノ酸洗浄成分:サルコシン系

卵黄やハム、豆類などに含まれているサルコシン。
サルコシンを洗浄成分にしたシャンプーは泡立ちの良さがポイントです。
グルタミン酸系と比べると洗浄力も強めです。

代表的な成分として、ココイルサルコシンNaやココイルサルコシンTEA、ラウロイルサルコシンNaなどがあります。

4-6.アミノ酸洗浄成分:アスパラギン酸系

アスパラガスに含まれているアミノ酸、アスパラギン酸。
疲労回復を目的とした栄養ドリンクやサプリメントに配合されています。

アスパラギン酸を洗浄成分としたシャンプーは洗い上がりや泡立ちがよく、刺激が少ないので頭皮ストレスを軽減します。

ラウロイルアスパラギン酸Naやアシル(C12、14)アスパラギン酸TEAが配合されているものがこれに該当します。

4-7.洗浄力の比較

他のシャンプーと比べて洗浄力がマイルドなアミノ酸シャンプー。
しかし、種類によって洗浄力に若干の差が生じます。

アミノ酸系洗浄成分の中で、洗浄力が強いのはグリシン系。
アスパラギン酸、アラニン系、タウリン系は、グリシン系よりマイルド。

グルタミン酸系とサルコシン系はマイルドだと言われています。

4-8.泡立ちの比較

泡立ちにおいても、同じアミノ酸シャンプーながら若干の違いがあります。

泡立ちの良さから順に挙げると一般的には、
アラニン系>サルコシン系>アスパラギン酸系>グルタミン酸系>タウリン系
となります。

ただ、同じ洗浄成分を使っても、他の配合成分によって泡立ちが変化することがあります。
上記はあくまで目安と考えておくといいでしょう。

5.アミノ酸シャンプーの選び方

アミノ酸シャンプーにも、一般的なシャンプーにも、それぞれの良さがあります。

「何となく良さそうだから」という理由で選ぶのではなく、洗浄力の強弱や洗い上がりなど、自分に合うものを選ぶことが大切です。

5-1.洗浄力で選ぶ

アミノ酸シャンプーの洗浄力は、比較的マイルドです。
頭皮トラブルに悩んでいて刺激の少ないシャンプーを探している人、敏感肌の人ならアミノ酸シャンプーが無難です。

「仕事柄、整髪料をたくさん使うので、しっかり落としたい」
「髪をしっかりスタイリングしたいので、つい整髪料をたくさん使ってしまう」
「頭皮がベタつきやすいのでしっかり落としたい」
という人は、一般的なシャンプーを選ぶのがおすすめです。

5-2.洗い上がりで選ぶ

シャンプーに配合されているシリコンには、髪のキューティクルをコーティングして保護し、指通りを良くする働きがあります。
髪が傷んでいる人、しっとりなめらかな洗い上がりが好きな人に向いています。

ノンシリコンシャンプーは、ふんわり軽やかな洗い上がりが特徴。
サラサラな髪に仕上げたい人はノンシリコンシャンプーがおすすめです。

5-3.その他で選ぶ

「毎日使うものだから、なるべく価格を抑えたい」
「バスタイムが楽しくなるような素敵な香りのものがいい」
など、シャンプーに求めるものは洗浄力や洗い上がり以外にもたくさんありますよね。

洗浄成分や洗い上がりはもちろん、好きな香りや続けやすい価格などで選んでみるのもいいでしょう。

5-4.市販のアミノ酸シャンプーの効果

アミノ酸シャンプーには、市販品もあればサロン専売品もあります。

サロン専売品は、市販品より配合されている成分が多いのが特徴だと言われています。
しかし明確な定義はありませんので、一概には言えません。

髪質や傷み具合などによって細かく分かれており、それにあわせて配合成分が異なるのもサロン専売品の特徴のひとつかもしれません。
髪がパサついているか、ダメージはあるかなど、悩みにあわせて選ぶことができます。

また、市販品と比べてサロン専売品は価格が高い傾向にあります。

アミノ酸シャンプーを選ぶときは、髪悩みの解決・予算なども考えて探すといいでしょう。

6.アミノ酸シャンプーのメリット・デメリット

ここまで読んで「アミノ酸シャンプーはいいものだから使ってみよう」と思った人もいることでしょう。

アミノ酸シャンプーとはどういうものか、改めてそのメリットとデメリットをまとめてみました。
その両方をきちんと把握してからシャンプーを選んでくださいね。

6-1.アミノ酸シャンプーのメリット

頭皮や髪を構成する成分のひとつであるアミノ酸。
そのアミノ酸からなる洗浄成分を配合しているため、頭皮や髪に優しいのがメリットのひとつです。

洗浄力がマイルドなので、必要なうるおいを落とし過ぎないのもポイント。
肌と同じ弱酸性なので刺激が少なく、フケやかゆみなどの頭皮トラブルに悩んでいる人におすすめです。

6-2.アミノ酸シャンプーのデメリット

アミノ酸シャンプーのデメリットは、他のシャンプーと比べて洗浄力が弱いため、ベタベタした皮脂や整髪料などのハードな汚れが落ちにくいこと。
頭皮がベタつきやすい、整髪料を大量に使う、という人にはあまりおすすめできません。

まとめ

アミノ酸シャンプーには、

  • 頭皮や髪と同じアミノ酸が含まれていて刺激になりにくい
  • 洗浄力がマイルドなので必要なうるおいを残す
  • しっとりとした洗い上がりになる

という大きな特徴があります。

フケや乾燥、かゆみなどの頭皮トラブルに悩んでいる人におすすめしたいです。

まだ使ったことがない方や、フケ・乾燥、かゆみで合うシャンプーが見つからないという人は、アミノ酸シャンプーをぜひ一度お試しくださいね。

この記事を書いた人

化粧品開発やスキンケアアドバイザー歴22年目。自身のオイリー肌・ニキビ肌が改善したことからスキンケアに目覚める。3児の母でもあり、”0歳からのスキンケア”を実践している経験豊富さから、記事内容は幅広い。日本化粧品検定1級・薬機法医療法遵守広告代理店認証YMAAマーク取得者。

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