肌断食とは、「スキンケアやメイクを何も行わない美容法」のことです。
毛穴の目立ちやニキビなどへの効果が期待されており、また、簡単でお金がかからないために、多くの人の関心を集めています。
一方、
「肌断食をしても、美容効果が得られなかった」
「肌断食のせいで肌荒れがひどくなった」
という声も聞きます。
肌断食は、本当に毛穴やニキビに効果があるのでしょうか?
一般的に、肌断食で期待される効果は以下の9つです。
- 摩擦によるダメージを減らせる
- お金が節約できる
- 時間が節約できる
- 毛穴が目立ちにくくなる
- 角栓が少なくなる
- 肌の乾燥予防と改善
- ニキビ肌の予防と改善
- 肌の治癒力が高まる
- シミが目立ちにくくなる
これらには、肌に悪い(ウソ)だけではなく、良い面(ホント)もあります。
ウソが含まれている「肌断食」はおすすめしません。
肌断食のウソは、美容効果が得られないだけではなく、肌荒れを引き起こしてしまいます。
肌断食のホントだけを取り入れた「プチ肌断食」だと、肌荒れ予防が期待できます。
肌断食のウソを見抜いてホントを知れば、きっとあなたのキレイ肌作りに活かしていただけます。
そこでこの記事では、肌断食の効果をスキンケアの観点から、ひとつずつ検証します。
なお、肌断食のホントだけを活用した「プチ肌断食」は、具体的に紹介しています。
敏感肌や乾燥肌で肌断食をしようと思っている人は、とくに参考にしてください。
1.肌断食とは
肌断食とは、メイクや基礎化粧品などスキンケアを止めることです。
スキンケアを止めることによって、「肌を休ませて肌本来の持つ機能を回復することが目的」とされています。
つまり、日常のメイクやスキンケアが肌の負担になっているという前提で考えられた美容法です。
ただし、決まった定義がない美容法なので、その方法論は様々です。
一つ確実なことは、「医師の診断を受けながら行う必要がある」ということ。
肌に何もケアをしないのですから、人によってはかなり肌状態が悪くなることがあります。
そのまま何もしないことを継続していていいのか悪いのか、素人には判断ができません。
ですから、本当に肌断食を実行する場合には、皮膚科医にアドバイスをもらいながら、肌断食を行うことをおすすめします。
この章では、以下の2つを詳しく解説します。
- 肌断食(おすすめできません)
- プチ肌断食(やり方によってはおすすめ)
1-1.「肌断食」
通常の「肌断食」は、一切のメイクやスキンケアを行いません。
肌に何も使わない方法です。
かなり極端な方法である肌断食は、医師の管理下でなければ、肌にも精神的にも負担が大きいのでおすすめしません。
肌断食の方法例
方法 | 内容 |
メイク | ファンデーション、マスカラなど、すべてのメイクの使用禁止 |
洗顔 | 水での洗顔のみ。洗顔せっけんや洗顔料などの使用禁止 |
洗顔後 | 何もしない。化粧水や保湿クリーム、美容液などの使用禁止 |
期間 | 24時間、365日 |
1-2.「プチ肌断食」
「プチ肌断食」は、必要最低限の化粧品のみを使う美容法です。
一定の範囲内でのスキンケアは行います。
プチ肌断食は、何もしない肌断食に比べると肌ケアの選択肢も多く、継続しやすいですが、決まった方法がありません。
そのために、やり方次第で効果が変わります。
プチ肌断食の方法例
方法 | 内容 |
メイク | クレンジングを使わなくても落ちるメイク料に限定 |
洗顔 | 無添加せっけんだけ使用可能 |
洗顔後 | 乾燥する場合のみ、ワセリンやホホバ油の使用可能 |
期間 | 夜だけ・週末だけなど、限定的 |
1ー3.肌断食のメリットを取り入れた「プチ肌断食」がおすすめ
肌断食には、メリットとデメリットがあります。
やるならば、メリットだけを取り入れて、デメリットを排除したプチ肌断食がおすすめです。
おすすめプチ肌断食には3つのポイントがあります。
プチ肌断食3つのポイント
- メイクのやり方
- スキンケアの方法
- 紫外線対策
>>プチ肌断食のポイントである「最低限のスキンケア」におすすめな保湿オールイワンジェルはこちら
2.肌断食に期待する効果ウソとホント
一般的に言われる肌断食の効果には、ウソとホントがあります。
肌断食の効果 | ウソorホント |
摩擦によるダメージを減らせる | 〇 |
お金が節約できる | 〇 |
時間が節約できる | 〇 |
毛穴が目立ちにくくなる | × |
角栓が少なくなる | × |
肌の乾燥予防と改善 | × |
ニキビ肌の予防と改善 | × |
肌の治癒力が高まる | × |
シミが目立ちにくくなる | △ |
肌断食を行う目的は人それぞれです。
一般的に肌断食には9つの効果があるといわれています。
1.摩擦によるダメージを減らせる
2.お金が節約できる
3.時間が節約できる
4.毛穴が目立ちにくくなる
5.角栓が少なくなる
6.肌の乾燥予防と改善
7.ニキビ肌の予防と改善
8.肌の治癒力が高まる
9.シミが目立ちにくくなる
そこで、次は、肌断食それぞれの効果をできるだけ客観的な意見を交えて検証していきます。
肌断食の9つの効果が、本当に発揮できていれば問題ありません。
でも、スキンケアの観点から見ると、おかしい部分がいくつかあります。
2-1.摩擦によるダメージを減らせる【ホント】
肌断食によって、「摩擦によるダメージを減らせる」のはホントです。
ここでいう摩擦は、化粧品を使用する際に起きるものです。
化粧品を肌に塗る際に、指で肌をこする動作が必要となります。
この際に、少なからず肌に刺激を与えることがあります。
物理的な刺激に弱い肌だと、少しの摩擦でも、肌が赤くなる・炎症を起こすなどし、肌トラブルを招くことがあります。
化粧水のような水系の化粧品は、伸びはよくて広がりやすいですがクッション性がないために刺激になることが。
逆に、クリームのような油系の化粧品は、クッション性はあるものの伸びが悪いために何度も塗る必要があるため、これも刺激になることが。
肌断食は、化粧品を使いません。
そのため、化粧品を肌に塗る行為がゼロになります。
肌への刺激もゼロです。
以上の理由から、肌断食によって摩擦によるダメージを減らすことが可能です。
2-2.お金が節約できる【ホント】
肌断食によって、「お金が節約できる」のはホントです。
メイクや基礎化粧品など、スキンケアにはお金がかかります。
日本化粧品工業連合会が出した「化粧品統計」によると、2017年の年間に使用する化粧品代の平均は、34,840円でした。
総理府統計局の家計調査年表から抜粋した二人以上の世帯における年間平均化粧品支出金額は、全国平均では2002年には35,454円を記録しましたが、2004年から2年間で約3,000円減少し2006年には32,000円台になりました。その後、再び上昇、下降を繰り返し、2017年は34,380円となっています。
引用:化粧品工業連合会「化粧品統計」より
肌断食は、メイク・スキンケアを一切行わないので、化粧品が必要がありません。
そのため、今まで使っていた化粧品代をまるまる節約できます。
2-3.時間が節約できる【ホント】
肌断食によって、「時間が節約できる」のはホントです。
サンケイリビング新聞社の「『スキンケア・メイクについて』調査レポート」を参考にすると、朝のスキンケアは約5分、朝のメイクは約10分、夜のスキンケアは約10分、一日のメイク、スキンケアに使用される時間は約25分です。
肌断食は、メイク・スキンケアを一切行いません。
そのため、これまでメイク・スキンケアにかけていた時間(約25分)を、まるまる節約できます。
2-4.毛穴が目立ちにくくなる【ウソ】
肌断食によって、「毛穴が目立ちにくくなる」は、ウソです。
肌断食すると毛穴の目立つ可能性が高くなります。
特に、敏感肌や乾燥肌は注意が必要です。
「毛穴が目立ちにくくなる」と言われる根拠
肌断食で毛穴が目立ちにくくなると言われている根拠は、「毛穴パック」や「スクラブ入り洗顔」など肌への刺激が強いケアを行わないためです。
ですから、肌断食を行わずとも、こうした刺激の強いケアを止めればいいだけです。
毛穴が目立つ人は、少しでも黒ずみや角栓を取ろうとして、毛穴パックやスクラブ入り洗顔を使う傾向にあります。
でも、刺激の強い毛穴ケアは、一時的にキレイになったとしても、根本的な改善にはなりません。
それどころか、毛穴パックやスクラブ入り洗顔を使うことで、肌への刺激となり毛穴が目立つことにつながります。
そのため毛穴パックやスクラブ入り洗顔を止めることで、毛穴の目立ちを防ぐことに繋がるわけです。
だから刺激の強い毛穴ケアを止めればいいだけです。
スキンケアすべてを止める肌断食を行う必要はありません。
つまり、肌断食そのものに毛穴が目立たなくする効果があるとは言えません。
敏感肌や乾燥肌で肌断食を行うと、毛穴が目立つ可能性アップ
逆に、肌断食をすることで、毛穴が目立つ可能性がアップします。
毛穴が目立つ理由は、毛穴が広がるからではありません。
毛穴は大きくなったり引き締まったりしません。
毛穴の大きさは、一定です。
毛穴そのものではなく、毛穴の周りの肌が原因です。
毛穴の周りの肌がすり鉢状になっています。
すり鉢状になっている肌には、2つの特徴があります。
- 肌の水分が蒸発しやすい乾燥状態
- 皮脂の過剰分泌
参考:資生堂「ヒト頬部毛穴の目立ちと肌状態」
どちらも、乾燥肌が原因です。
何もしなくても肌がみずみずしい健康肌なら問題ないかもしれません。
でも、バリア機能が低下した敏感肌や乾燥肌なのに肌断食をすると、肌の乾燥が促進される可能性が高くなります。
その結果、肌の乾燥は進み、皮脂の分泌量も増えて、さらに毛穴が目立つようになります。
毛穴の目立ちが気になるなら、肌断食は止めましょう。
毛穴を目立たなくしたいなら、肌断食ではなく、「プチ肌断食」がおすすめです。
2-5.角栓が少なくなる【ウソ】
肌断食で「角栓が少なくなる」のはウソです。
化粧品を使わないことで、角栓が少なくなる事実はありません。
「角栓が少なくなる」と言われる根拠
肌断食を始めると、ファンデーションなどメイク料の余計な汚れや皮脂が毛穴に詰まることがなくなります。 この角栓が詰まる現象は、好転反応だと言えます。 このように肌断食で一時的に角栓ができるものの、その後、ターンオーバーを繰り返すことで角栓が目立たなくなることが期待できます。 |
ネット上ではこのように言われているようです。
肌断食で角栓が少なくならない理由
肌断食でファンデーションが毛穴に詰まらなくなるのは本当です。
これは、ファンデーションを使わないので当然だと言えます。
だからといって、今までファンデーションが詰まっていた毛穴に皮脂が詰まって角栓になるのはおかしいです。
そもそも、角栓とは、スムーズに排出されない皮脂が毛穴に詰まり、そこにはがれにくくなった角質細胞や産毛が混ざってできた小さな固まりのことです。
つまり、角栓ができるには、「皮脂がスムーズに排出されない肌質」と、「はがれにくくなった角質細胞や産毛」が必要です。
ファンデーションの使用を止めることで、「皮脂が排出されない肌質」になったり、「はがれにくくなった角質細胞や産毛」が生えやすくなるわけではありません。
肌質と角質細胞、産毛とファンデーション使用の有無とは無関係です。
また、角栓ができる状況は好転反応ではありません。
そもそも承認された医薬品以外で好転反応の説明を行うことは、薬機法における、医薬品的な効能効果の標ぼうの禁止に該当し禁止されています。
厚生労働省の資料「健康食品情報の冷静な受け止め方 Q&A」にも、「好転反応に科学的根拠は無い」としています。
さらに、ターンオーバーを繰り返すことで角栓が少なくなるエビデンスはありません。
以上のことから、肌断食に「角栓を少なくする効果」はないと言えます。
【毛穴を小さくしたい人向けのプチ肌断食】は、角栓を目立たなくすることも期待できます。
2-6.肌の乾燥予防と改善になる【ウソ】
肌断食は、「肌の乾燥予防と改善になる」のはウソです。
化粧品を使わないことで、肌の乾燥予防と改善はできません。
肌の乾燥予防と改善ができると言われる根拠
クレンジングや洗顔は、肌本来が持つ保湿成分を洗い流します。 その結果、肌の水分と油分のバランスが整い肌の乾燥が改善される可能性が高いです。 |
ネット上ではこのように言われているようです。
肌断食で肌の乾燥予防と、改善効果がない理由
クレンジングや洗顔が肌本来の持つ保湿成分を洗い流すのは事実です。
だからといって、「クレンジングや洗顔をしなければいい」という考え方は極端です。
肌本来の持つ保湿成分を洗い流さないために、洗浄力がマイルドなクレンジングや洗顔料に変更すれば解決します。
肌断食をする必要はありません。
敏感肌や乾燥肌で肌断食すると、肌が乾燥する可能性が高くなる
敏感肌や乾燥肌は、肌内の水分が少なく、バリア機能が衰えています。
そのため、肌の水分が蒸発しやすく、乾燥した状態です。
このような肌質で肌断食を行うということは、乾燥した状態を放置することになります。
乾燥した状態を放置すると肌はかたく、脆くなります。
こうなると、肌はさらに敏感になり、乾燥して、、、というように悪循環に陥ります。
敏感肌・乾燥肌に適した保湿化粧品は、実は少ない?!
毎日のスキンケアは本当に必要な化粧品だけを使用しましょう。
化粧品の種類を減らすことで、肌への刺激を減らせます。
しかし保湿に効果的な化粧品も、実は少ないのが現状です。記事末部で紹介しているオールインワンタイプの保湿ジェルなどが理想ですが、なかなか見つかるものではありません。
2-7.ニキビ肌の予防と改善になる【ウソ】
肌断食は、「ニキビ肌の予防と改善になる」はウソです。
化粧品を止めても、ニキビ肌の予防や改善効果はありません。
ニキビ肌の予防と改善ができると言われる根拠
ニキビができてしまう原因として、長時間のメイクで毛穴にニキビの原因菌が増殖してしまうことや、皮脂の過剰分泌があげられます。 肌断食によって、ニキビの原因菌が増殖しにくくなり、やりすぎなスキンケアが原因で過剰分泌されていた皮脂も正常になるので、ニキビ予防に一役買います。 |
ネット上ではこのように言われているようです。
肌断食にニキビ肌の予防と改善効果がない理由
長時間のメイクで毛穴にニキビの原因菌が増殖するなら、メイクをしている時間を減らすか、メイクだけを止めればいいだけです。
肌断食をしてスキンケアまで止める必要はありません。
また、過度の洗顔が皮脂の過剰分泌に繋がるなら、洗顔の回数を減らしたり、洗浄力のマイルドな洗顔料に変えたりすれば解決します。
そもそも、ニキビの原因は主に、毛穴に皮脂が溜まり、ふさがった毛穴の中で皮膚にいる菌(アクネ菌)が増殖し、炎症が起こることによります。
アクネ菌は、誰の皮膚にもいる菌で通常は無害な菌ですが、皮脂が多いところで過剰に増加すると、ニキビの原因になります。
そのため、ニキビに効果的なのは、「皮脂分泌の抑制」、「毛穴詰まりの改善」、「アクネ菌の抑制」です。
肌断食をしても、これらニキビの改善効果は望めません。
以上の理由から、肌断食にニキビ肌の予防と改善効果はありません。
2-8.肌の治癒力が高まる【ウソ】
肌断食で「肌の治癒力が高まる」のはウソです。
化粧品を使わないことで、肌の治癒力が高まる事実はありません。
肌断食で肌の治癒力が高まるといわれている根拠
「スキンケアによって保湿しすぎると、本来は古くなってはがれ落ちる角質層も残ってしまい、肌が新しく生まれ変わるのを妨げてしまう」そうです。 スキンケアを休むことで肌がもともと持っている治癒力が高まり、肌の状態を向上させることができます。 |
ネット上ではこのように言われているようです。
肌断食で肌の治癒力が高まらない理由
保湿し過ぎても、古い角質層は残りません。
むしろ、保湿することでバリア機能が高まりターンオーバーが正常化が期待できます。
ターンオーバーが正常だと、角質層の生まれ変わりもスムーズになります。
治癒力に関しては、もともと持っている肌の治癒力が高ければ、スキンケアをする必要はありません。
肌の治癒力(回復力)が足りないのを補うために、スキンケアをします。
肌の治癒力が低いのに、スキンケアを止めてしまうと、肌は回復できずにどんどん衰える可能性すらあります。
以上の理由から、肌断食で肌の治癒力が高まる効果はありません。
むしろ、肌が衰える可能性が高まることが危惧されます。
2-9.シミが目立ちにくくなる【半分ホント・半分ウソ】
肌断食で「シミが目立たなくなる」のは、半分ホントで半分ウソです。
化粧品を使わないことで、シミが目立ちにくくなる要素とシミが増える要素が混在しています。
肌断食でシミが目立ちにくくなる根拠
シミは、過度なマッサージや刺激でもできてしまうと言われています。 肌断食をすることで朝晩のスキンケアによる摩擦や刺激がなくなり、肌のターンオーバーも正常になるので、シミへの効果が期待できます。 |
ネット上ではこのように言われているようです。
肌断食でシミが目立たなくなる理由と目立つ理由
シミの原因の一つは、化粧品による「肌への摩擦」です。
だから、化粧品を使わず、肌への摩擦がゼロになると、シミのできる可能性が低くなります。
肌断食によって肌への摩擦を無くすことが、シミを目立たなくする効果はあります。
一方、シミの原因は、摩擦だけではありません。
もっとも大きなシミの原因は、「紫外線」です。
肌断食は化粧品を使わないので、紫外線による刺激をモロに受けてしまいます。
日傘や帽子などで紫外線の害を軽減することはできますが、地面や建物からの照り返しを防ぐことはできません。
そのため、肌断食で日焼け止めを使わないことは、シミの増加につながります。
シミを作らない・目立たせたくないなら、外出時に日焼け止めは必須です。
また、シミが排出されるためには、正常なターンオーバーが必須です。
ターンオーバーを正常化するためには、肌がしっかりと保湿されてバリア機能が働いている必要があります。
もともと肌がうるおっている健康肌なら問題ありませんが、敏感肌や乾燥肌は保湿する必要があります。
保湿を行わないとターンオーバーが正常化しないので、いつまでもシミが残ったままになります。
以上の理由から、肌断食によって、シミが目立たない可能性が少しだけありますが、紫外線の害やターンオーバーの乱れによるシミが目立つ可能性の方が高いと言えます。
個人的には、シミが気になるなら、外出時には日焼け止め、毎日の保湿をおすすめします。
3.敏感肌や乾燥肌には、肌断食の効果だけ取り入れた「プチ肌断食」がおすすめ
もともと肌が丈夫な健康肌であれば、一切のスキンケアを行わない「肌断食」を行っても問題ないかもしれません。
何もしなくてもキレイなので、メイクもスキンケアも必要ない可能性があるからです。
でも、もともとの肌の機能が弱くなっている敏感肌や乾燥肌には、「肌断食」はすすめられません。
一切スキンケアをしなくなることで、肌の機能が衰えて、肌荒れや老化現象が早まる可能性が高くなるからです。
そこでこの章では、敏感肌や乾燥肌でもできる「3つのプチ肌断食」をご紹介します。
肌断食のいいとこ取りをした方法なのでおすすめです。
<敏感肌や乾燥肌にも役に立つ、肌断食の効果>
|
この効果をいいとこ取りしつつ、必要最低限のスキンケアを行うプチ肌断食がおすすめです。
行っていただきたいプチ肌断食の方法は、この3つです。
敏感肌や乾燥肌でもできる「3つのプチ肌断食」
- メイクをプチ肌断食
- 毎日のスキンケアをプチ肌断食
- 外出時の紫外線対策にプチ肌断食
それぞれを見てみましょう。
3-1.メイクをプチ肌断食
①使うメイクの種類を減らしましょう
アレコレ使うのではなく、本当に必要な最低限のメイクに絞り込みましょう。
使う種類が減れば減るほど、摩擦軽減が期待できます。
②使うメイクの量を減らしましょう
メイクをベタベタ塗るのではなく、できるだけ少なく薄く塗りましょう。
そうすることで、毛穴の詰まりや酸化の心配が減ります。
③メイク料は、落としやすいものにしましょう
汗や皮脂に強いメイク料は避けましょう。
このようなメイクを使うと、専用のリムーバーや、洗浄力の強いメイク落としが必要になります。
汗や皮脂に強いメイクを落とせる洗浄力は、肌への刺激になります。
そのため、一般的なメイク落としで落とせる程度のメイク料を使いましょう。
3-2.毎日のスキンケアをプチ肌断食
毎日のスキンケアは本当に必要な化粧品だけを使用しましょう。
化粧品の種類を減らすことで、肌への刺激を減らせます。
ただ、そのために美容効果まで減っては意味がありません。
最小限の化粧品で、最大の美容効果を得ることが大切です。
①洗顔
メイク落としと洗顔がひとつなったダブル洗顔不要クレンジングを使いましょう。
洗顔が一度で済むので、肌への摩擦を減らすことができます。
あなたの肌に合ったダブル洗顔不要クレンジングの選び方は、この記事「洗顔がいらない!自分に合ったダブル洗顔不要クレンジングの選び方」で紹介していますので、参考にしてください。
②保湿
高保湿のオールインワンジェルをおすすめします。
スキンケアがひとつで済むので、肌への摩擦を減らすことができます。
「効能評価試験済み」のオールインワンジェルなら、一定以上の保湿効果があると言えます。
3-3.外出時の紫外線対策にプチ肌断食
外出時には、紫外線対策を徹底しましょう。
日焼け止めを使わないメリットより、紫外線による肌へのデメリットの方が大きいです。
そのため、外出時には日焼け止めが必須です。
ただ、紫外線カット力が強い紫外線は、肌への刺激になる可能性があるので、高機能な日焼け止めは避けましょう。
①外出時には、日焼け止めを使いましょう
紫外線は、肌にとって大敵です。
そのため、外出時には日焼け止めを使いましょう。
ただし、必要以上に高機能な日焼け止めを使う必要はありません。
日常的な紫外線なら、SPF20~25程度、PA++で十分です。
肌にやさしい紫外線吸収剤不使用のノンケミカルの日焼け止めをおすすめします。
参考:「日焼け止めで赤くなる敏感肌向け・合わない理由と選び方5つの条件」
②物理的に紫外線をカットしましょう
紫外線カット効果の高い日傘・アームカバー・帽子などを使いましょう。
日傘・アームカバー・帽子などは、肌に負担をかけません。
特に、肌に弱い方に最適です。
これらのアイテムを賢く使って、紫外線を防ぎましょう。
日傘は、私が開発したものがありますのでご紹介します。
その名も「美白日傘」と言って、見た目はかわいくありませんが、機能性に特化した自慢の商品です。
日傘選びの参考にもなるので、「完全遮光(遮光率・UVカット率100%)晴雨兼用、遮熱の折りたたみ「美白日傘」」このサイトはぜひチェックしておいてください。
4. 「プチ肌断食」のスキンケアにおすすめの商品
「これから肌断食を始めたいけど、何から始めれば良いか分からない…」という方におすすめの商品が、オールインワンタイプの保湿ジェルです。
いくら肌断食をするといっても、いきなり化粧品をゼロにすることはおすすめしません。
まずはプチ肌断食をして、最小限の化粧品で最大の美容効果を得ることに集中しましょう。
そこでおすすめのオールインワンタイプ。
1本で「水分」と「油分」を肌に補給してくれるので、他の化粧品は不要です。
肌に与える物理的な負担が減り、プチ肌断食のスタートをきることができます。
今回紹介しているアクアテクトゲルは、洗顔に使える低刺激ゲルも付属したセットで、550円のお試しキャンペーン中。
プチ肌断食のスタートで迷っている方は、まずは試してみてはいかかでしょうか。
特徴 |
|
役割 |
化粧水・美容液・乳液・クリーム・パック・化粧下地・ボディークリーム |
うるおい成分 |
オリーブ果実油・マカデミア種子油・アボガド油・ヒアルロン酸Na・アルギニンなど |
値段・容量 |
※20gのアクアテクトゲルと20gの洗顔クレンジングがセット |
「プチ肌断食」の実践例
方法 |
内容 |
メイク |
クレンジングを使わなくても落ちるメイク料に限定する |
洗顔 |
低刺激のクレンジングゲルや無添加せっけんを使う |
洗顔後 |
乾燥する場合のみ、ワセリンやホホバ油の使用可能 |
期間 |
夜だけ・週末だけスキンケアを抑えるなど、限定的に肌断食を実践する |
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まとめ
化粧品をまったく使わない肌断食は、健康肌なら問題ありません。
ただし、医師の診断を全くあおがずに素人判断で行ったり、敏感肌や乾燥肌には、肌断食は肌荒れや老化を早める可能性が高くなるのですすめられません。
敏感肌や乾燥肌には、「プチ断食」をおすすめします。
肌断食のような「何もケアしない」という極端なケアではないため、医師の診断が必要な状況にはなりにくく安心です。
また、本当に必要なメイクやスキンケアを行うことで、肌への摩擦を最小限に抑えることができます。
無駄なお金や時間も節約できます。
もし、あなたが敏感肌や乾燥肌なら、肌断食をする前にこの記事を参考に「プチ肌断食」をお試しください。