スチーマーは肌に悪い?効果や注意点、正しい使い方などを徹底解説!

スチーマーは肌に悪い

フェイススチーマーは美容好きに人気がありますが、使い方を間違えると肌トラブルの原因にもなりかねません。このブログでは、スチーマーについての基本的な知識から、正しい使用方法、さらには肌トラブルとの関係まで、スチーマーに関する様々な情報を紹介しています。美しい肌を手に入れるためのヒントが満載ですので、ぜひご覧ください。

もし、スチーマーを使用する場合、使用後に正しい保湿を行わなければ、肌状態はむしろ悪化していまいます。正しい保湿について知りたい方は先に「【スチーマー使用後は必須】乾燥を防ぐ保湿とは」をチェックしてください。

目次

スチーマーとは?肌への効果と注意点

スチーマーを使用する様子

スチーマーの基本概要

スチーマーは、肌や髪に水分を供給するための美容機器で、温かい蒸気を生成して放出します。主に顔に使用されるこの機器は、保湿効果や血行促進を促し、肌の質感を向上させることが期待されています。スチーマーを使うことで、しっとりとした健康的な肌を手に入れることが可能です。

スチーマーがもたらす肌への良い影響

スチーマーの使用には、以下のような肌に対する有用な効果があります。

  • 保湿効果: スチーマーをあてている間は角質層に水分が浸透します。これにより、肌がふっくらとし、ツヤ感が向上します。
  • 毛穴のクリーニング: メイクを施した状態でスチームを使えば、毛穴の内部の汚れが浮き上がるため、クレンジングがスムーズに行えます。
  • 血行を促す: 温かい蒸気が血液の循環を改善します。
  • 心身のリラクゼーション: スチームの心地良い温度は、ストレスを軽減し、心身のリラクゼーションに効果をもたらします。

スチーマーを使用する際の注意点

スチーマーの使用に関する注意

スチーマーは多くのメリットを持っていますが、不適切な使用方法によっては逆効果になる可能性もあります。以下のポイントを考慮して、安全に使用することが求められます。

使用時間を調整する

スチーマーは長時間の使用を避けるべきです。長時間の使用は、肌の水分や油分を奪う原因となり、逆に乾燥や敏感肌を引き起こす恐れがあります。

顔との距離を保つ

スチーマーを使用する際は、顔との距離を適切に保つことが不可欠です。近すぎる場合、高温の蒸気が肌にダメージを与えることがあります。理想的な距離は20cm以上が推奨されています。

使用後は必ず保湿ケアを

スチーマーの使用後は、必ず保湿ケアを行うことが重要です。スチーマー後は肌内部の水分まで蒸発し、肌が乾燥するためです。

肌状態の確認を忘れずに

赤みや炎症がある肌やニキビができている場合は、スチーマーの使用を控えるべきです。蒸気がかえって肌の状態を悪化させる可能性があるためです。

これらの点に注意しながらスチーマーを利用することで、肌の健康を維持し、さらに効果的なスキンケアを実現しましょう。

スチーマーが肌に悪いと言われる理由

スチーマーは美容に役立つアイテムとして広く使われていますが、その使用法によっては肌にさまざまな問題を引き起こす可能性があります。

あまり意味がないから

表皮の断面

「スチーマーを使用すると、肌内部まで水分がいきわたる」と考える方もいらっしゃいますが、実際は肌の角質層までしか水分は浸透しません。

角層層は、表皮の最表面にあり、厚さは平均で約0.02ミリメートルと非常に薄い膜です。したがって、いくらスチーマーを使用したとしても、皮膚の角層層が吸収できる水分量には限りがあり、過剰な水分は肌に浸透せず、無駄になってしまいます

肌トラブルを悪化させる可能性があるから

肌トラブルに注意すべき肌質

ニキビや敏感肌、乾燥肌に対しては注意が必要です。

ニキビ

スチーマーを使用することで、肌の表面が保湿される一方で、ニキビを抱えている肌に直接的な刺激を与えることもあります。特に、すでに炎症を起こしているニキビに対しては、スチームが刺激となり、悪化させる原因となることがあります。炎症を起こしたニキビにスチームを当てることは、逆に発疹や腫れを引き起こし、見た目にも問題を残すことがあります。

敏感肌

敏感肌の人は、さまざまな外部刺激に過敏に反応する傾向があります。スチーマーの長時間使用や高温のスチームは、肌のバリア機能を損なう恐れがあり、結果として敏感肌をさらに悪化させることにつながります。肌が刺激を受けると、赤みやかゆみを引き起こしやすくなるため、特に注意が必要です。(参考記事:敏感肌とは│敏感肌の症状や原因、根本的な対処法について徹底解説

乾燥肌

一見、スチーマーは乾燥肌に良さそうですが、実際には正しい使い方をしないと逆効果になることがあります。スチーマーの使用により、肌の水分バランスが崩れ、乾燥が進行してしまうこともあります。これは、スチームが肌の表面を湿らせる反面、正常なバリア機能を損ない、外部からの水分が逃げやすくなるためです。特に、冬場やエアコンの効いた室内での長時間使用には注意が必要です。

スチーマーで肌トラブルが起こる原因

スチーマーは肌に良い影響を与えるアイテムとして知られていますが、その使用方法によっては逆効果になることもあります。このセクションでは、スチーマーを使用する際に考慮すべき肌トラブルの原因について詳しく説明します。

水の質

スチーマーに注入する水道水やミネラルウォーターには、塩素やミネラル成分が含まれています。これらがスチーマー内部に残ると、水垢を引き起こす可能性があります。また、塩素はお肌に刺激を与えることがあり、特に敏感肌の方には好ましくありません。おすすめは精製水の使用で、これにより快適なスチーム体験が得られます。また、古い水を入れっぱなしにして使うことは避けましょう

過乾燥

肌の過乾燥

スチーマー使用後は、肌が潤ったと感じるかもしれません。しかし、使用中は一時的に湿度が高まるものの、水分はすぐに蒸発してしまいます。スチーマーによる水分が蒸発する際に、肌内部の水分も一緒に蒸発させる「過乾燥」を引き起こします。結果として、元々肌に存在する天然の保湿因子まで失われ、乾燥をはじめとする肌トラブルを引き起こします。

長時間の使用

スチーマーを長時間使用することで、逆に肌の水分を奪うことがあります。過剰なスチームは肌の保護バリアを減少させ、外的刺激に対して敏感に反応しやすくなるのです。このため、適切な使用時間を設定し、必要以上のスチームを避けることが大切です。

アロマオイルの使用

アロマ

最近では、アロマオイル機能付きのスチーマーが多く販売されていますが、全てのモデルがアロマオイルに適しているわけではありません。対応していないスチーマーでアロマオイルを使用することで、肌のトラブルや喘息などの呼吸器系の問題を引き起こす可能性があります。また、使う人の体質や精油成分によっては、アロマオイル自体に対してアレルギー反応が出ることがあります

特に敏感肌や乾燥肌の方は、スチーマーの使用に慎重にならなければなりません。スチーマーの使用が、逆に肌を乾燥させることもあります。炎症やかゆみなどの症状がある時は、スチーマーの使用を控えた方が良いです。自分の肌の状態をしっかり確認し、適切に使用する判断が求められます。

正しいスチーマー使用方法のポイント

前述の「スチーマー使用の注意点」とかぶる部分もありますが、「正しい使用方法のポイント」を確認しておきましょう。

商品の使用説明に従う

スチーマーは商品によって、機能がかなり異なっています。使用方法以外にも、使用時間や頻度、アロマ機能など、商品の使用説明をチェックして、従うようにしてください。

短時間だけ使用する

商品によりますが、使い始めはスチーマーの使用時間は5分程度を推奨します。特に乾燥肌の方は、短時間の利用がおすすめです。長時間の使用は逆に肌を乾燥させてしまうことがあるため、適度な時間を意識して使いましょう。

スチーマーから離れて使用する

スチーマーを使用してる様子

スチーマーを使用する際は、スチームと肌の距離が非常に重要です。必ず20cm以上離れて使用するよう心がけましょう。近づけすぎると、火傷のリスクが高まり、肌の水分が過剰に奪われる可能性があります。正しい距離を保つことで、スチームを均一に肌に届けることができ、健康的な肌を維持する手助けになります。

使用頻度を見直す

スチーマーを初めて使用する方は、最初の1〜2週間は週に2〜3回のペースで始めることをおすすめします。肌が慣れてきたら、少しずつ頻度を増やしてみて、自分の肌状態に応じて調整することが重要です。無理をせず、肌への負担を考慮した使い方を心がけましょう。

必ず保湿ケアを行う

保湿をする様子

スチーマーを使用した後は、必ず保湿を行いましょう。クレンジング・洗顔前にスチーマーを使用する場合は、クレンジング・洗顔後、1分以内に保湿をしてください。クレンジング・洗顔後にスチーマーを使用する場合は、スチーマー使用後、1分以内に保湿をしてください。

これらのポイントに注意することで、スチーマーの効果を最大限に引き出し、健やかな肌を保つことができます。自分の肌にぴったり合った方法を見つけて、楽しみながらスキンケアを続けてください。

【スチーマー使用後は必須】乾燥を防ぐ保湿とは

前述のように、スチーマーを使用した後は、肌内部の水分まで蒸発してしまう過乾燥を防がなければなりません。そのために、スチーマー使用後は正しい保湿を行いましょう。正しい保湿とは、水分・油分をバランスよく補給すること。

おすすめの高保湿ゲル

高保湿 スキンケア

超敏感肌・乾燥肌の開発者が作った「アクアテクトゲル」がおすすめです。これ1本で化粧水~美容液までのスキンケアのステップを完了することができ、肌への負担(摩擦)を抑えます。

“おすすめポイント”

  • 肌に最適なバランス(8:2)で水分・油分を補給
  • 16種類の保湿成分を贅沢に配合
  • アルコール・香料・着色料不使用
  • 敏感肌・乾燥肌・赤ちゃんも使用可

スチーマー使用後の保湿にもおすすめですが、アクアテクトゲルがあれば、肌にたっぷりの水分を補給し、うるおいを維持できるため、スチーマーいらずの肌を作ることができます。

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スチーマーだけでなく日頃の習慣も大切

スチーマーは肌のケアにとても効果的なツールですが、その効果を最大限に引き出すためには、日常生活の習慣が非常に重要です。ここでは、スチーマーに頼るだけでなく、肌の健康を維持するための基本的な生活習慣をご紹介します。

栄養豊富な食事を意識する

栄養バランスのとれた食事 写真

美しい肌を保つためには、栄養のバランスが整った食事が欠かせません。特に、抗酸化物質が豊富な野菜やフルーツ、良質なタンパク質源となる鶏肉や魚、そしてコラーゲンを含む食品を意識的に摂取しましょう。加工食品や添加物の多い食材は避けることで、肌の状態が向上することが期待できます。

良質な睡眠を確保する

肌の健康には質の良い睡眠が不可欠です。睡眠中に肌細胞が再生されるため、十分な睡眠時間を確保することが重要です。就寝前は1〜2時間リラックスする時間を作り、入浴で体を温めてから就寝することで、より良い睡眠が得られます。

ストレスを適切に管理する

日常生活においてストレスを完全に排除することは難しいですが、効果的にストレスを解消する方法を見つけることが必要です。趣味を楽しんだり、リラックスできる環境を整えることで、ストレスを軽減し、心身の健康を保つ助けになります。

やさしいクレンジング・洗顔を行う

シンプルでやさしい洗顔をする様子

肌をきれいに保つためには、クレンジング・洗顔にもこだわる必要があります。強力な洗浄力のアイテムを使ったり、強くこすったりすることは避けて、肌に必要な皮脂や水分を保つよう心がけましょう。やさしく洗い、適度な頻度での洗顔を維持することで、肌の健康がサポートされます。(マイルドなクレンジング・洗顔料をチェック

紫外線対策を徹底する

紫外線は肌に対する大きなリスク要因です。紫外線を浴びることで肌の老化が進行することを避けるために、一年中、晴の日でも曇りの日でも日焼け止めを使用することが推奨されます。外出時だけでなく、室内にいるときや天候に関わらず、常に紫外線対策を行うことが大切です。

これらの習慣を日常に取り入れることで、健康的で美しい肌を手に入れることができるでしょう。

よくある質問

スチーマー使用時に気を付けるべきことは?

スチーマーを使用する際は、水の質、使用時間、アロマオイルの使用、保湿ケアに注意を払う必要があります。使用時間は5分以内が推奨され、肌の状態に合わせて適切に使用することが大切です。また、使用後は必ず保湿ケアを行い、肌の水分を逃がさないようにしましょう。

スチーマーはニキビや敏感肌、乾燥肌にも影響があるの?

はい、スチーマーの使用によってニキビの悪化、敏感肌の刺激、乾燥肌の悪化などが起こる可能性があります。炎症のある肌や敏感な肌の方は、スチーマーの使用には十分注意が必要です。

スチーマーの正しい使用方法とは?

商品によって使用方法は異なっているため、使用説明を確認してください。一般的に、スチーマーを使用する際は、肌から20cm以上離して使用し、5分以内の短時間で行うことが重要です。また、クレンジングの前や日々のスキンケアの前に使用すると効果的で、使い始めは使用頻度を週2-3回程度に抑えることがおすすめです。使用後は必ず保湿ケアを行い、肌の水分を逃がさないようにしましょう。

スチーマーって本当に必要?

いいえ。日々のスキンケアで十分です。スチーマーはあくまで補助アイテムです。むしろ、スチーマー使用後の保湿を怠ると、肌内部の水分まで蒸発するため、肌状態を悪化させる可能性もあります。スチーマーより重要なことは、水分・油分を肌にバランスよく与える保湿ケアです。

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まとめ

スチーマーは肌に多くのメリットをもたらす美容機器ですが、使用方法次第では逆効果になる可能性もあります。正しい使用方法を理解し、使用後は必ず保湿を行いましょう。同時に、栄養バランスの良い食事、質の良い睡眠、紫外線対策、ストレス管理、適切な洗顔など、日頃の生活習慣を整えることでさらに効果的なスキンケアが期待できます。

この記事を書いた人

大阪の化粧品会社、株式会社アースケアに勤務。
日々、お客様の肌相談や健康肌づくりのためのスキンケアに関する情報発信を行っています。

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